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No.31
姫と道化、女王と勇者

【シナリオデモ1開始】
地球圏エリア
アークエンジェル/格納庫
ナタル「キラ・ヤマト…人命救助も立派だが我々のおかれた状況も考慮してほしいな」
キラ「………」
ムウ「そう言うなよ、副長。俺だって目の前に救命ポッドが来れば反射的に拾っちまうさ」
マリュー「ザフトと連合軍の戦闘エリアで救命ポッドが発見された以上…」「中にはザフトの人間が乗っている可能性もあります。各自、気をつけてください」
マードック「それじゃ開けますぜ…」
〔ハッチの開閉音〕
キラ「え…?」
ラクス「ありがとう…ご苦労さまです」
ムウ「…軍人…じゃないよな?」
ナタル「…え、ええ…」
ラクス「あら? あらあら? まあ…これはザフトの艦ではありませんのね…」
ムウ「すまない、お嬢さん…。名前を聞かせてくれないかな?」
ラクス「これは失礼しました。私…ラクス・クラインですわ」
ハロ「ハロ! ラクス! ハロ!」
ラクス「これは友達のハロです」
マリュー「はあ…」
ムウ「クラインね…。かのプラント現最高評議会議長もシーゲル・クラインといったが…」
ラクス「あら? シーゲル・クラインは父ですわ。ご存じですの?」
ナタル「では、この少女は…」
マリュー「シーゲル・クラインの娘…。何てものを拾ってしまったの…」
キラ「この子が…」
ラクス「よろしくお願いいたします」

地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴「100.9.8、航海日誌…」「俺達はプロフェッサーからの依頼を果たすためにアークエンジェル行きの補給物資を受け取りに向かっている」「だが、この一週間、宇宙は一人の少女の存在に揺れている」「プラントの歌姫といわれるラクス・クラインが消息不明になったというニュースのためだ」「事実上、地球各国とプラントは国交を断絶した状態だが…」「宇宙で仕事をする俺達の間では彼女の歌声は何度か耳にする機会があり隠れたブームになっている」「当然のごとくプラントでは大人気で彼女が評議会議長の娘ということもあり色々な所に引っ張りダコらしい」「今回の一件もユニウスセブンの追悼式典の下見の際、戦闘に巻き込まれての事だったそうだ」「おそらくアルテミスでザフトの部隊が後退したのは彼女の捜索のためだろう」「ザフトと地球は戦争をし、俺自身はどちらも支持する気はないが彼女の安否は気がかりだ」「彼女のあの歌声をまた聞きたいものである…と」

地球圏エリア
ヴァルストーク/ブリッジ
アカネ「…その話って本当なの、ガレント!?」
ガレント「確かな筋からの情報だ。ラクス・クラインは地球連合軍所属のアークエンジェルに保護されており…」「先日の戦闘でアークエンジェルは彼女を人質にしてザフトの部隊を後退させたそうだ」
アカネ「何よ、それ! いくら戦争だからって、やっていい事と悪い事があるよ!」
ミヒロ「何か、ヤだな…。私達、そのアークエンジェルに荷物を届けなきゃならないのよね…」
ガレント「ああ連中をかばう気はないが状況は随分と切羽詰まっていたらしい」「アークエンジェルを迎えに来た大西洋連邦のアルスター事務次官の艦も目の前で撃沈されたって話だ」
カズマ「アルスター事務次官だと…!」
ミヒロ「うそ…フレイさんのお父さんが…」
カズマ「アルテミスにフレイはいなかった…。もし、アークエンジェルに乗って脱出していたとしたら…」
シホミ「…目の前でお父様が亡くなるのを見せられた事になるわね…」
ミヒロ「フレイさん、かわいそう…」
アカネ「…アークエンジェルのやり方も許せないが、ザフトもやってる事がメチャクチャだよ…」
ホリス「中立コロニーのヘリオポリスもザフトの手によって破壊されてますしね」
ガレント「だが、それは連合軍が中立のヘリオポリスで兵器開発を行っていたからだとも言えるな」
カズマ「要するにどっちもどっちってやつだ。この間の草壁の言葉じゃないが、全て腐ってやがるぜ…」
ミヒロ「お兄ちゃん…火星の後継者の人の言っている事が正しいと思うの?」
カズマ「そうじゃない、ミヒロ…。それに正しければ何をやってもいいっていう考え方も無しだ」「腐っていると思えば、それを直せばいいだけの話だ。戦争以外の方法でな」
アカネ「トレイラー心得、腐ったミカンは周囲を腐らせる、だが、お前達はミカンじゃない…だね」
ミヒロ「…そんな心得、あったっけ…」
ホリス「それに微妙にシチュエーションに合っていませんね」
アカネ「と、とにかく! 一度受けた依頼は果たさないわけにはいかないからね!」「とっとと補給物資を受け取ってアークエンジェルに届けようよ!」
シホミ「はいはい…。…それで、ガレント…火星の後継者の情報は何か入った?」
ガレント「それがどうも妙な話でな…。連中らしき組織もラクス・クラインの消息を追っているらしい」
カズマ「火星の後継者がプラントの歌姫をか?」
アカネ「あいつら…ゲキ・ガンガーを卒業してラクスの歌のマニアになったのかな?」
シホミ「もしかして、ジョージ・グレンへの恩返しをするつもりかしら…」
ホリス「木連の人間はジョージ・グレンに恩義を感じているそうですからね」「事実、連合軍内でも木連の人間は今回のプラントとの戦争に否定的だと聞きます」
カズマ「とりあえず、ナデシコに連絡だ。ヘタをすればアークエンジェルが火星の後継者に襲われる事になる…」
〔レーダー反応〕
キャレット「ジャンク屋ギルド所属ノ 輸送艦ガ 接近シテイマス」
ホリス「…補給物資を積んだ艦が来たようですね」
カズマ「ドッキングを頼む、ホリス。もしもの事を考えて、俺達もアークエンジェルへ急ごう」

地球圏エリア
ヴァルストーク/格納庫
マリーン「えーっ!? 荷物を運ぶのってプロフェッサーのジャンク屋じゃないんですかぁ!?」
シホミ「連絡の行き違いがあったみたいですね。私達はヴァルストークファミリー…」「プロフェッサーから依頼を受けた者です」
マリーン「あ…どうも。荷物の管理担当のマリーンって言います」
ホリス「しかし、軍以外の組織から戦闘中のアークエンジェルに荷物のお届けだなんて妙ですね…」「もしかして、ズバリ…! あなた、オーブの人では?」
マリーン「え…ど、どうして、そんな風に…!?」
ホリス「自国で開発した艦とモビルスーツの実戦データを集めに来たとか?」
マリーン「え…その…私も荷物の管理を依頼されただけなんでぇ…よくわかんないんですぅ!」
ホリス「ふむ…さっきから目をしきりにパチパチさせてますね…。隠し事をしている証拠ですかな?」
マリーン「え…これはそのぉ…コンタクトが乾いただけで…」
アカネ「いい加減にしな、馬鹿ホリス! 依頼人を怯えさせてどうするのよ!」
マリーン「あは…あはは…」
シホミ「ご安心を、マリーンさん。私共は犯罪行為の手伝いでなければ依頼人の事情は問いませんから」
カズマ「それに荷物の運搬は俺達、トレイラーの十八番だ」「このヴァルストークなら相手が連合の最新艦だろうと追いついてみせるさ」
マリーン「…でも、あれのデータも集めてこいって言われてるのよね…」
ホリス「うん? 何か言われましたか?」
マリーン「え、いえ! 何でもないです!」
カズウマ「プロフェッサーさんに用があるなら大丈夫。ロウさん達も、ジャンクの回収が済み次第こちらに来るそうだから」
マリーン「あ…そうなんですか! じゃあ、荷物の方はお願いしまぁす!」
シホミ「…わかりました。では、客室の方へご案内します」
〔扉の開閉音〕
キャレット「………」
ミヒロ「どうしたの、キャレット?」
キャレット「一瞬 コノコンテナカラ 動体反応ガ アッタノデスガ…」
アカネ「中の荷物が落ちたんじゃないの? 気にする事ないよ」
キャレット「ソウデスネ…」
???(ギムレット)「危ない、危ない…。目的地に着くまでは大人しくしていないといけませんね」「待っていてください、歌姫ちゃん。もうすぐ迎えに行きますからね…」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現〕
ナタル「あの艦…トレイラーのものか?」
ムウ「お…ヴァルストークか」
マリュー「大尉は彼らを知っているの?」
ムウ「まあな。あいつらとはトカゲ戦争の頃からちょっとした縁があったんでね」
シホミ「アークエンジェル、応答願います」「こちらはトレイラーのヴァルストークファミリー代表シホミ・アーディガンです」
マリュー「こちらはアークエンジェル艦長、マリュー・ラミアス大尉です。そちらの用件は何です?」
シホミ「アークエンジェルへの補給物資を預かってきました」「詳しくは私達と同行している依頼人より聞きください」
ナタル「補給物資だと?」
ムウ「それが本当なら色々と助かるな。何せこっちは出港以来、ずっと逃げ回っているようなものだからな」
ナタル「しかし、ワナかも知れません」
ムウ「こちらを沈める気があるならこんな手の込んだやり方をする必要もねえさ」
マリュー「大尉の言う通りね…。…わかりました、本艦へのコンタクトを許可します」
ホリス「では、お邪魔します」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

地球圏エリア
アークエンジェル/格納庫
ムウ「はじめまして…ってのもおかしな話だな」
アカネ「そうだね、フラガ大尉。今までも何度も大尉には危ないところを助けられているもんね」
ムウ「それはお互い様だな。何はともあれば、こうして会えたのは嬉しいもんだ」
カズマ「会った早々、こんな話もあれだけど…ラクス・クラインを人質にしたって話、本当なのかい?」
ムウ「参ったな…。さすがはトレイラーだ…耳が速い」
カズマ「そんな事はどうでもいい。真相を教えてくれないか?」
ナタル「軍規に当たる以上、それはできない」
ムウ「副長…」
ナタル「それに民間人が軍のやり方に口をはさむのはやめてもらおう」
カズマ「…別にそんな気はない…。ただ、俺は真実を知りたいだけさ」
ナタル「お前達は荷物の運搬に来たのだろう? ならば、その職務を速やかに済ませてもらおう」
カズマ「わかったよ…。その態度で何が起きたかだいたい理解できたしな」
ナタル「貴様…」
ムウ(あのお姫さんを人質として使ったのは副長の独断だったが…)(やはり、彼女の中でもモラルの葛藤はあったんだろうな…)
カズマ「もう一度言っとくぜ、軍人さん。俺はあんた達のやり方に口をはさむ気はない…」「俺は俺の生き方を自分で決めたい…。そのために、この世界をもっと知りたいだけだ」
ナタル「………」
ムウ「名前…まだ聞いてなかったな…」
カズマ「カズマ・アーディガンだ」
ムウ「お前の言いたい事はわかった。だが、俺も言わせてくれ」「俺達はそうしなければ生き残れなかった。だから、そうしたまでだ」
カズマ「…ありがとう、大尉。その目を見れば、好き好んでやった事じゃないってのはわかるよ」「そっちの副長さんにも突っかかるような言い方をした事は謝るよ」
ナタル「いや…こちらも軍人として民間人に対する不適切な言動があった事を陳謝する」
キラ「あ、あの…あなたがカズマさんですか?」
カズマ「俺に何か用か?」
キラ「…僕、キラ・ヤマトと言います。フレイからあなたの話を聞きました」
カズマ「フレイの友達か…。彼女もこの艦に乗っているんだな」
キラ「ええ…。でも、お父さんが目の前で亡くなって…それで…」
ムウ「ショックは大きかっただろうな…。親父さんが来る事、随分と喜んでいたし…」
カズマ「………」「…彼女に会わせてくれないか? 俺も以前に彼女と同じような目に合った事があるんだ…」
キラ「お願いします…。もう…ずっと部屋に閉じこもったままで誰にも会おうとしないんです」
ムウ「副長…まさか、やめろなんて言わないよな?」
ナタル「…いいだろう。ただし、時間は30分だ」
キラ「ありがとうございます…!」
カズマ「俺からも感謝するよ、副長さん。ありがとうございます」
ナタル「れ、礼を言われる事ではない…。乗員のメンタルケアも私の職務の一環だからな」

地球圏エリア
アークエンジェル/通路
キラ「すいません…。お仕事の途中なのにわざわざ時間を作ってもらって…」
カズマ「そんなに恐縮するなよ。歳だって同じぐらいなんだからさ」
キラ「………」
カズマ「キラって言ったよな…。なあ…お前、もしかして、フレイとの間に何かあったのか?」
キラ「え…?」
カズマ「そのさ…俺がどうこう言うよりお前が側にいてあげた方がフレイのためになるんじゃないか?」
キラ「フレイには…サイがいるから…」「それに僕はコーディネイターだから…」
カズマ「お前…」
キラ「彼女のお父さんはザフトに殺されて…だから、彼女はコーディネイターを許せなくて…僕は…」
カズマ「何言ってんだよ、お前! しっかりしろよ!」
キラ「え…」
カズマ「そりゃブルーコスモスみたいにコーディネイターを差別したがる連中もいるさ…」「だけど、お前自身が自分の事を差別してそうづるんだよ…!?」「人と人との関係ってのはコーディネイターもナチュラルも関係ないはずだろ…!?」
キラ「…ありがとう、カズマ…」
カズマ「そうそう、その調子だ。人間、暗い顔してるとロクな事、ないからな」
ラクス(顔グラは真っ黒)「きゃあっ!」
カズマ「何だ、この悲鳴は!?」
キラ「ラクス…? この声…ラクスの部屋からだ!」
カズマ「ラクス・クライン…! 彼女に何かあったのか!?」

地球圏エリア
アークエンジェル/船室
〔扉の開閉音〕
キラ「ラクス! 大丈夫!?」
ラクス「あ…キラ様…」
ギムレット「おやおや…お姫様のナイトの登場ですかな?」
カズマ「こいつ…何者だ!?」
ギムレット「いけませんねえ。トレイラー君は自分の荷物の管理ができないのですか?」「もっとも私の場合、コンテナに勝手にもぐりこませていただいたのですけどね」
カズマ「こいつ…荷物にまぎれて艦に侵入したのか…!」
ギムレット「では、自己紹介を。私の名はギムレット…バイオネットの一員です」
キラ「バ、バイオネットって…国際犯罪組織の…」
カズマ「貴様の狙いはラクス・クラインか!」
ギムレット「その通り。君達のあのメガネちゃんのおかげですんなりと侵入する事ができましたよ」「ではm、歌姫はいただいていきます!」
キラ「そんな事はさせない…!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ギムレット「な、何と!?」
カズマ「やるな、キラ! いいタックルだったぜ!」
ギムレット「いけませんねぇ。不意を突かれたおかげでうろたえてしまいましたよ…」
キラ「ラクスには…もう誰も指一本、触れさせない…!」
ギムレット「信じられませんね…。サイボーグである私の反応速度を上回ったというのですか」「どうやら、あなたはコーディネイター…それもかなりのレベルの作品のようですね…!」
キラ「僕は…僕は…モノじゃない!」
カズマ「キラ! ラクス・クラインを連れて逃げろ! こいつは俺が止める!」
キラ「う、うん! ラクス、こっちへ!!」
ラクス「わかりました、キラ様」
〔扉の開閉音〕
ギムレット「いけませんねえ、トレイラー君。普通の人間である君ではとても私の相手にはなりませんよ」
カズマ「生身で勝てるとは思ってないさ。だが、時間稼ぎにはなる…!」
ギムレット「では、一撃で仕留めてあげましょう。姫とナイトを迎えにいかなければなりませんからね…!」
〔扉の開閉音〕
???(ルネ)「…そうはいかないよ!」
ギムレット「ギョギョギョ! まさか、あなたは!?」
ルネ「消えな、ギムレット!」
〔機関銃の銃声〕
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「姫と道化、女王と勇者」


【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現〕
〔警報〕

ナタル「艦内への侵入者はどうした!?」
カズイ「え、え~と…GGGから来た人が撃退したようです!」
ナタル「『ようです』とはどういう事だ!? 報告は簡潔かつ明瞭にしろと教えたはずだぞ!」
カズイ「は、はい!」
トール(そんな事、言ったってよ…。俺達、人手不足でブリッジを手伝ってるだけなのに…)
ミリアリア(いきなり軍人みたいになれって言われても無理よ…)
サイ「艦長! 艦内のGGGのエージェントから連絡が入りました!」「侵入者のバイオネットは宇宙に逃亡したとの事です!」
アカネ「マリーン! あんたの持ってきた荷物に侵入者が紛れ込んでたらしいよ!」
マリーン「え…そ、そんな事言われても…私も…そのぉ…」
シホミ「…ここまで来たら隠し事は無しにしましょう、マリーンさん」「宇宙は死と隣り合わせ…隠し事のためらいが生死を分ける事もありえます」
ホリス「スペースマンは互いの信頼が大事です。さあ、マリーンさん…真実を!」
マリーン「スペースマンの心得を言われたってオーブ育ちに私にはわかんないわよ!」
シホミ「なるほど…。あなたはやはりオーブの方でしたか」
マリーン「あ…」
ルネ「ギムレットめ、また逃げたか…!」
ギムレット「いえいえ…今日は私も本気です。是非とも歌姫ちゃんをお誘いせねばなりませんから」「そのための用意もしてきました。さあ、ショータイムの始まりです!」
〔敵ユニット出現〕
ルネ「あいつ! メカノイドまで用意していたのか!?」
ギムレット「それだけじゃありませんよ。次はバックダンサーの登場です」
〔敵ユニット出現〕
ミリアリア「所属不明機、多数出現!」
ナタル「バイオネット…。ここまでの戦力を持つとはただの犯罪組織ではないな…!」
〔味方ユニット出現〕
ムウ「あの機体…カズマか!」
カズマ「ピエロ野郎…! よくも俺達を利用してくれたな!」
シホミ「アークエンジェルへ。だまされたとはいえ、侵入者を運んだのは私達のミスです」
カズマ「トレイラーの誇りに懸けてラクス・クラインは俺達が守る!」
ルネ「フン…民間人が言ってくれるじゃないのさ…」「だけど、あいつはあたしの獲物だ! いくよ、光竜、闇竜!」
〔味方ユニット出現〕
トール「GGGのビークルロボ、発進しました!」
ミヒロ「氷竜? ううん、違う! 氷竜でも炎竜でもない…!」
アカネ「雷龍と風龍でもないよな? じゃあ、あれは…」
光竜「あたし達、氷竜兄ちゃん達の妹です! あたし、光竜です!」
闇竜「私は闇竜です。ヴァルストークの皆様の事は麗雄博士達からお聞きしています」
カズマ「へえ…GGGの新しいビークルロボか。フ…二人共、かわいいな」
光竜「えへへ…誉められちゃった! あたし達、かわいいんだってさ、ルネ姉ちゃん!」
ルネ「無駄話は後にしな。今日こそはギムレットをつかまえるよ!」
カズマ「あんたは?」
ルネ「あたしはルネ・カーディフ…。シャッセールの人間だ」「言っておくよ、トレイラー。協力するのは勝手だがこちらの邪魔はするな」
アカネ「いきなりケンカ腰…!?」
カズマ「了解だ、お嬢さん。だが、そっちも俺達の邪魔はしないでくれよな」
ルネ「チッ…」
ギムレット「待っててちょうだいね、歌姫ちゃん。今、迎えに行きますからね」
<戦闘開始>

<ギムレットと戦闘or2PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
カズマ「ガンバレル付きのメビウス…フラガ大尉か!」
ミリアリア「カタパルト接続! エールストライク、スタンバイ! システム・オールグリーン!」「進路クリア…ストライクどうぞ!」
キラ「キラ・ヤマト…ガンダム行きます!」
〔味方ユニット出現〕
ミヒロ「あのモビルスーツ、ロウさんのレッドフレームにそっくり!」
ホリス「あの機体…ザフトに奪われずに済んだ連合の新型のようですね」
カズマ「キラ…お前が乗っているのか?」
キラ「うん…」
ムウ「珍しいな。坊主が自分から出撃するなんて言い出すのは」
キラ「僕もあの子を…ラクスを守りたいんです…」
カズマ「キラ…」
キラ「彼女を戦場で拾って、色々あって人質にしてしまって…」「でも、僕は思うんです! 彼女は戦いに巻き込んではいけないって…!」
ラクス「キラ様…」
ナタル「いいのですか、艦長?」
マリュー「バイオネットの狙いがラクス・クラインである以上、我々も戦うしかありません」「フラガ大尉、キラ君。トレイラー、GGGと協力しつつバイオネットの撃退を!」
キラ「はい…!」
ギムレット「いけませんねぇ。本当にナイト気取りで戦場まで出てくるなんて…」「では、キツいお仕置きをして現実の厳しさを教えてさしあげましょう!」

<ギムレットHP50%以下or味方援軍1の次PP・味方援軍2出現>
ギムレット「いけませんねぇ。これは長引きそうです」
ルネ「ギムレット! なぜ、ラクス・クラインを狙う!?」
ギムレット「いけませんねぇ。ジャンヌ・ダルクちゃんはもっと社会の事を勉強しないと」「あの歌姫ちゃんの社会的影響力は無視できないものがありますからね」「ですから、我々で保護してプラントへお返ししようと思います」
カズマ「高額の身代金と引き換えにか!」
ギムレット「その通り! さすがはトレイラー君、お金に関しては勘が働くようですね」
カズマ「ありがとうよ。誉め言葉として受け取っておくぜ」
ギムレット「ちなみの彼女の売り先はプラント以外にもありますからその場合は競売という事になりますね」
キラ「そんな事…させるもんかっ!!」
ギムレット「いけませんねぇ。突っ込むだけでは物事は駄目ですよ」
〔敵ユニット出現〕
マリュー「伏兵!?」
ナタル「レーダー手は何をしていた!?」
カズイ「そ、それが…何の反応もありませんでした!」
マリュー「そんなバカな…! バイオネットはミラージュコロイド級の技術を持っているというの!?」
ギムレット「これくらいの手品は私共も用意しているのですよ」
ルネ「そうかい…。だが、こっちもこれだけだと思わない事だね…!」
〔敵ユニット撃破〕
???(ビッグボルフォッグ)「ホログラフィックカモフラージュ解除」
〔味方ユニット出現〕
ビッグボルフォッグ「ルネ隊員、ただ今、到着しました」
ミヒロ「ビッグボルフォッグだーっ!」
ビッグボルフォッグ「お久しぶりです、ミヒロさん。そして、私だけではありませんよ」
〔味方ユニット出現〕
凱「いくぞ、バイオネット! ガオファイガーの力、見せてやる!」
〔凱、MAP兵器「ガトリングドライバー」使用〕
〔敵ユニット撃破〕

シホミ「あれは…ガオガイガー?」
アカネ「でも、胸のライオンがないよ!」
凱「久しぶりだな、ヴァルストークのみんな!」
カズマ「凱さん…! 本当に凱さんなのか!?」
凱「生きていたか、カズマ。それでこそスペースマンだ」「俺も物質昇華からよみがえった! 超進化生機融合体エヴォリューダーとして!」
ホリス「超進化生機融合体…」
シホミ「エヴォリューダー…」
カズマ「すごいぜ、凱さん! やっぱり、あんたは規格外の男だ!」
凱「そして、これが新たなファイティング・メカノイド、ガオファイガーだ!」
ホリス「ギャレオンはいなくとも勇者の王は健在ですね」
ギムレット「いけませんねぇ。まさか、あなたまで出てくるとは」
凱「覚悟しろ、バイオネット! バイオネットの野望は俺達が叩き潰す!」
カズマ(叢雲劾のクールなハート、ダイゴウジ・ガイの暑苦しいハート、そして、獅子王凱の熱いハート…)(『ガイ』って男はどいつもこいつも俺を燃えさせてくれるぜ…!)

<カズマvsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ、トレイラー君。君は荷物の運搬だけしていればいいのですよ」
カズマ「商売ってのは信用第一なんだよ。お前を放っておいてはウチの信用に傷がつく」「だから、不良品は即刻回収! そのまま処分させてもらう!」

<キラvsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ、ナイト君。コーディネーターのくせにナチュラルに味方するなんて」
キラ「そんな事はあなたに関係ない…! 僕は…僕は大事なものを守るために戦うんだ!」

<ムウvsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。そんなオモチャで遊んでいたらケガをしますよ」
ムウ「ガンバレルがオモチャかどうか自分の身体で確かめてみな!」「ピエロのジャグラーよりもうまく扱ってみせるぜ!」

<凱vsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ、あなたも。せっかく素晴らしい力があるのにそんなつまらない事に使うなんて」
凱「黙れ、ギムレット! この身体は人々の平和を守るために与えられたものだ!」「エヴォリューダーの力、その身で受けてみろ!」

<ビッグボルフォッグvsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。あなたの追跡能力はさすがにそろそろ腹が立ってきましたよ」
ビッグボルフォッグ「バイオネット・ギムレット。器物損傷、強盗、傷害、営利誘拐、その他の全59犯の重大犯罪で…」「お前を拘束します!」
ギムレット「さすがはパトカータイプのビークルロボですね。ますます腹が立ってきましたよ」

<光竜vsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。あなたは黒い子のお姉ちゃんなんだからもっとおしとやかでないと」
光竜「イ~っだ! お前みたいな悪い奴の言う事なんか聞くもんか!」
ルネ「ギムレット! あんたとの腐れ縁も今日で終わりにさせてもらうよ!」
ギムレット「かわいいなあ、ジャンヌ・ダルクちゃん 元々は我らバイオネットのプロトタイプでありながら、寝返るなんていけませんねぇ」
ルネ「黙れ! あたしのこの身体はお前達を叩き潰すためにあるんだ!!」

<闇竜vsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。あなたは白い子の妹ちゃんなんだからもっといい子でないと」
闇竜「私達に指示を出すのはルネさんです。悪人のいう事に耳を貸すプログラムは私達に搭載されていません…!」

<ギムレット撃破・味方援軍3&敵増援1出現>
ギムレット「いけませんねぇ、これは。今日のところは出直すとします」
ルネ「逃がさないよ、ギムレット!」
ギムレット「おや、いいのですか? ラクス・クラインを狙っているのは私達だけじゃないのですよ」
凱「何っ!?」
ギムレット「ほら…来ましたよ」
〔敵ユニット出現〕
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

カズマ「火星の後継者か!」
アカネ「あいつら…本当にラクス・クラインを狙ってたんだ!」
ギムレット「では、さようならです。次に会う日までごきげんよう」
〔ギムレット、後退〕
〔味方ユニット出現〕

マリーン「逃がさないんだから!」
アカネ「あの作業ポッド、マリーンが乗ってるの!?」
マリーン「あいつが来たのは私の責任…! だったら、私が何とかしなきゃ!」
〔マリーン、ギムレットへ隣接〕
アカネ「ムチャだよ! 戻って、マリーン!」
ギムレット「うるさいハエですね。邪魔ですよ」
マリーン「きゃああああっ!」
〔味方ユニット撃破〕
カズマ「マリーンさんっ!!」
ギムレット「はい、さようなら」
〔敵ユニット離脱〕
アカネ「マリーン! 応答して、マリーン!」
マリーン「だ、大丈夫…! 脱出してます!」
凱「まずいぞ! あの位置では!」
〔ステルンクーゲル、マリーンのいる地点へ接近〕
マリーン「う、うわ…来たあっ!」
アカネ「マリーン!!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

マリーン「赤のフレーム! あれってP02!?」
〔ロウ、マリーンのいる地点へ移動〕
ロウ「ふう…間一髪、間に合ったか」
8「漂流者の無事を確認」
マリーン「もしかして! あなた、ロウ・ギュール!?」
ロウ「あ、ああ…そうだけど?」
マリーン「きゃあーっ! もしかして、これって運命の出会い!?」
樹里「何よ、あの女の子! いきなり馴れ馴れしい!」
リョーコ「おい、ジャンク屋! コックピット内でイチャついてんじゃねえぞ!」「火星の後継者を叩き潰すのを手伝え!」
ロウ「言われなくてもわかってるぜ! こいつらを片付けなきゃジャンク集めもできないからな!」
マリュー「あの艦…特別問題調査委員会のナデシコね」
ナタル「艦長、今の内に後退を!」
マリュー「しかし…」
ナタル「火星の後継者の目的がバイオネットの言う通りにラクス・クラインだとしたら…」「これ以上、この宙域にとどまるのは危険です!」
マリュー「…わかりました。ストライクとメビウスを回収し、本艦はこの宙域を離脱します!」
キラ「カズマ…ありがとう」
カズマ「礼なんて要らないさ。バイオネットと戦ったのはアフターサービスみたいなものだ」
キラ「うう、そうじゃない。僕を…励ましてくれた事だよ…」
カズマ「そうか…。じゃあ、ついでにもう一つだけ言わせてもらうぜ」「お前に力があるんなら守ってやれよ。ラクス・クラインもフレイもな」
キラ「うん…」
カズマ「フレイ、聞こえるか! お前にもメッセージだ!!」「宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ…、そして、生命の大切さ…! それを忘れるな!」「お前はまだ生きている! だったら、強く生きろよ!!」
キラ「ありがとう、カズマ…」
ムウ「すまない、シホミ艦長。後は任せる!」
シホミ「了解です。今の内に離脱をどうぞ」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕

火星の後継者「いかん…! プラントの歌姫が行ってしまう!」
ロウ「おっと、待ちな!」
〔ロウ、ステルンクーゲルへ隣接〕
ロウ「この前はユリカさんをおかしな遺跡に閉じ込めて、今日は誘拐…」「とことん腐った奴らだぜ、火星の後継者ってのはよ! 俺が相手をしてやる!」
マリーン「そうよ! やっちゃえ!!」
ロウ「わ! やめろ! 変なところをいじるな!」「ビームライフルを持った手にパワーを送ったら暴走しちまうだろうが!」
火星の後継者「おのれ! 我らの戦いの邪魔をする者は排除する!!」
ロウ「こうなりゃヤケだ!!」
〔ロウ、ステルンクーゲルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ロウvsステルンクーゲル」]
〔敵ユニット撃破〕
マリーン「やったあっ!!」
ロウ「8! 今のは何だ!?」
8「ビームサーベル用に供給されるはずだった荷電粒子とエネルギーがアーム外装部に帯電して…」
マリーン「それで!?」
8「結論…」「『新必殺技』」
ロウ「必殺技か、そいつぁいいや!」
ガイ「うおおおおっ! 必殺技ならば、俺が命名してやろう! その名も…」「必殺! シャイニング…」
サブロウタ「はいはい…。空気読んでね、そこ」
カズマ「ガイさん! それにロウさんも! 喜んでる場合じゃないぜ!」
ロウ「ああ、わかってる! こいつらはこれより先に進ませはしないぜ!」
凱「ルネ! 俺達もナデシコに協力するぞ!」
ルネ「今からじゃギムレットの追撃は無理か…。仕方ないね」
ルリ「では、皆さん…。速やかに火星の後継者を鎮圧してください」

<ロウが戦闘>
マリーン「やっちゃえ、ロウ・ギュール!」
ロウ「どうでもいいから静かにしてろ! 気が散るじゃねえか!」
マリーン(ふふふ…最初はどうなるかと思ったけど何とか目的達成できそうね)(さあ、P02のデータ、取らせてもらうわよ)

<敵15機以下・味方援軍4出現>
〔味方ユニット出現〕
???(アキト)「………」
光竜「あれって…噂の幽霊ロボット!?」
闇竜「こちらでも確認したけど間違いありません」
ビッグボルフォッグ「その形状から『ブラックサレナ』というコードで登録されています」
シホミ「ブラックサレナ…黒百合…。花言葉は『呪い』…」
ガイ「アキトーッ!! やっぱり、お前も来たか!」
凱「アキトだと…!? あいつ…生きていたのか!」
ルリ「本人はアキトさんである事は認めていませんが…」
???(アキト)「………」
リョーコ「アキト…お前が何も言いたくねえんならそれでもいい…」
カズマ「でもな…俺達はあんたの仲間だ。たとえ、どんな事になろうともな」
ロウ「それだけは忘れんなよ!」
???(アキト)「………」

<敵全滅・勝利条件達成>
カズマ「片付いたか…」
ホリス「部隊構成を見る限りでは単独の実行部隊のようですね」
サブロウタ「幹部や指揮官がいないんじゃ締め上げても大した情報は得られないだろうな」
???(アキト)「………」
凱「行くのか、アキト…」
???(アキト)「………」
凱「お前が単独で戦う理由…それは…」
???(アキト)「…復讐だ」
〔味方ユニット離脱〕
ルリ「アキトさん…」
カズマ「俺達の知っているアキトさんはもういない…」
凱「黒衣の復讐鬼…。アキトに何があったんだ…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
ヴァルストーク/ブリッジ
カズマ「久しぶりだな、凱さん」
凱「そっちこそな、カズマ。…その顔、随分と色々な経験をしたようだな」
カズマ「フ…やめてくれよ。ガキを甘やかすとロクな事にならないぜ」
ホリス「それで凱さん…そちらのお嬢さんを正式に紹介していただけませんか?」
ルネ「………」
凱「何だ、ルネ…。まだ挨拶をしてなかったのか?」
ルネ「任務中だったんだ。そんなヒマはないよ」
アカネ「何かふてぶてしい態度だね…」
凱「すまないな、アカネ。…彼女はルネ・カーディフ・獅子王…」「本来はフランスの対特殊犯罪組織シャッセールの所属だが今はGGGに出向になっている」
ミヒロ「え…獅子王って事は凱さんの妹?」
凱「いや…俺のイトコ、つまり雷牙おじさんの娘だ」
ルネ「…あの男の話はしなくていいよ」
アカネ「どこに行くのよ?」
ルネ「光竜と闇竜と先にオービットベースに戻ってる。凱はそいつらと昔話をしてな」
〔扉の開閉音〕
アカネ「何よ、あいつ…」
ミヒロ「ちょっと怖い人みたい…」
凱「ごめんな、ミヒロ…。ルネは少しだけ愛想の悪い所があるんだ」「それにギムレットを逃がしたんで気が立ってるみたいだ」
シホミ「あのバイオネットのメタルサイボーグの事ですね」
凱「ルネはシャッセールにいた時からバイオネットを追っていたんだ」
カズマ「凱さん…一つ聞きたい事がある。彼女…生身でもバイオネット相手に一歩も退けをとってなかったが…」「もしかして、彼女も…」
凱「カズマ…それについては今は触れないでくれ。いつか話す日は来る…」
カズマ「わかったよ。凱さんの言う通りにする」
アカネ「それで凱とGGGもあのバイオネットを追っていたの?」
凱「いや…バイオネットの追跡はルネの任務だ」「俺とビッグボルフォッグは遊撃隊として状況に応じて活動しているんだ」
シホミ「氷竜さん達やバイクさんはどうしています?」
凱「半年前の戦いで氷竜達も物質昇華されかかったが、何とか一命を取り留める事ができた…」「だが、その損傷は予想以上にひどく、まだオービットベースで調整中なんだ」
アカネ「そうか…。まだ、あいつらはリハビリ中か…」
ミヒロ「でも、大丈夫だよ…。だって、みんなは…」
カズマ「勇者だからな…だろ?」
凱「マイクは元気にやっている。アメリカの雷牙おじさんの所でディスクX量産の手伝いをしている」
カズマ「護とゴライオンは宇宙へ…スペースナイツはラダムの研究、GGGも健在…」「そういえばデュオ達は何をしているんだ?」
凱「俺も連絡はとってないが長官の話ではプリベンターとして活動しているそうだ」
ミヒロ「じゃあ、甲児さん達は?」
凱「Gアイランドで学校に通いながら日本の守りに就いているよ」
シホミ「ほらほら、二人共…凱さんは任務の最中なのだからあまりお引止めしないの」
凱「その事なんだが…」「さっき大河長官とも話したんだが、一度、みんなもオービットベースに来てもらえないだろうか?」
カズマ「…もしかして、ヴェルターを再結成するのか?」
凱「…そうする事が必要な時が来ているのかも知れないな…」
アカネ「あれ? そういえば、マリーンは?」
ホリス「さっきまでロウさん達のところにいましたが、自分の小型艇で帰っていきましたよ」
シホミ「彼女…いったい何が目的だったのかしら…」

地球圏エリア
輸送船/ブリッジ
マリーン「…と言う訳でASTRAYのOSは改良次第では充分にナチュラルに対応できます」「なお、ストライクはどうやらコーディネイターが操縦しているようです」
エリカ「P02だけでなくストライクの戦闘データも取れるとはお手柄でしたね」
マリーン「稼働状況を確かめに行っただけなのに戦闘が始まったのはラッキーでした」「バイオネットが入り込んでいたのは予想外でしたけど…」
エリカ「ふふ…コンタクトも似合うわよ。この際、メガネはやめたら?」
マリーン「とんでもない! おかげで正体がバレそうになって大変だったんですから!」「でも、あのプロフェッサーさんとチーフは知り合いなんですよね…」「どうして、P02のデータの提供を直接お願いしなかったんですか?」
エリカ「それは既にお願いしてあるわ。もっとデータが熟成されたら送ってくれるって話よ」「ご苦労だったわね、ジュリ。すぐに本国に戻って」
マリーン「了解です! 戻ったら、今度はテストパイロットとして頑張ります」
エリカ「マユラとアサギも待ってるわよ。期待しているわ」
〔モニターの閉じる音〕
マリーン「ふう…もう変装もいいわね。コンタクトも外してっと…」
ジュリ「ふふ…ロウ・ギュール…ちょっとかっこよかったかな…」

太陽~木星エリア
火星の後継者/本拠地
草壁「…ラクス・クラインの拉致は失敗したとの事だ」
ヤマサキ「残念ですね」「ザフトが彼女を取り返す前ならどさくさに紛れて、こちらが掠め取る事もできたでしょうに…」
草壁「しかし、あの少女の存在が遺跡の制御とどう関係するのだ?」
ヤマサキ「それはおいおい説明しますよ。私の理論が正しければ彼女の歌声は私達にも甘い夢を見せてくれるはずです」
草壁「甘い夢…?」
ヤマサキ「ええ…それこそが遺跡を制御する唯一にして完璧な方法…」「ですが、まだまだ不確定要素は多い。やはり、あれも完全に解析するには協力者が必要になります」
草壁「わかった…。それについては当てがある。彼らに助力を頼もう」
ヤマサキ「…おやすみなさい、眠り姫。そして、あなたの甘い夢で私達を導いてくださいね…」
ユリカ「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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