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No.32A
終わるハイスクールライフ

【シナリオデモ1開始】
地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴「100.9.10、航海日誌…」「俺達は凱さんの招きに応じてオービットベースへ行く事になった」「あそこに行くのは半年振りだがその間に地球圏の空気はどんどん悪くなっている」「プラントと地球は戦争になりラダムとイバリューダーとは三つ巴の状態が続いている」「そして、火星の後継者が武装蜂起しあちこちでバイオネットやテロリストが暴れまわっている」「それらの対処として大河長官は俺達を集めて再びヴェルターを結成するのだろう」「それへの参加を依頼された時、俺は何と答えればいいのだろうか…。正直に言って俺は迷っている」「俺はこの世界がどこに向かっているかをわかっていない」「このまま戦う事にはためらいを覚える。俺は戦うのなら、その意味を見つけてからにしたい」「甲児達はどうしているのだろう…。こういう時には無性にあいつらの笑顔が見たくなる…」

関東エリア
Gアイランドシティ/市街地
恭子(買い物してたら遅くなっちゃった…。近道して帰ろう…)(…でも、この道…街灯が少なくて不気味なのよね…)
???(ゴーゴン)「………」
恭子「きゃあああああああっ!!」

関東エリア
陣代高校/教室
ミナト「はい…慶野授業はここまで」「宿題をやってこなかったボス君と相良君は明日、補習のプリントを提出すること」
宗介「…了解です」
ボス「ちぇ…ミナトさん、知り合いなんだから、少しは手加減してくれてもいいのによ…」
隼人「今のあの人はナデシコの操舵手のミナトさんじゃねえ…」「陣代高校の数学教師のハルカ・ミナト先生だ」
さやか「しかし、驚いたわよね。ネルガルを辞めたミナトさんが陣代高校の先生になるなんて…」
甲児「まあ、ダンナがあの調子じゃミナト先生も苦労するだろうな」
ミナト「聞こえてるわよ、甲児君」
甲児「っと、すんません、ミナト先生!」
ミナト「心配しなくても大丈夫よ。ウチのダンナ様はどんな時でも最高なんだから」
弁慶「はあ…そうなんすか…」
ミナト「あなた達も出動があってたいへんだけど、学生の本分を忘れないでね」「それじゃ、また明日ね」
竜馬「…うらやましいな、白鳥さんが…」
隼人「リョウ…本音がもれてるぜ」
甲児「あ~あ、シラけちまったぜ。雪谷食堂で飯でも食って帰ろうぜ」
宗介「千鳥と俺はパスさせてもらう」
ボス「もしかして、デートか…!?」
かなめ「あたしとソースケが? 冗談はやめてよね、ボス君!」「放課後、生徒会の用事があるのよ。会長さんに呼ばれてね」「それに帰りはキョーコの家に寄っていこうと思うから」
さやか「そういえば、キョーコ…今日は欠席だったわね」
ヌケ「珍しいですね…。いつも元気なキョーコさんんがお休みだなんて」
かなめ「うん…だから、ちょっと様子を見に行こうと思うの」
ムチャ「遅くなるなら気をつけた方がいいぜ。今、街には『ぽに男』が出るからな」
かなめ「ぽに男…?」
隼人「半人半獣のバケモノの話だ。口裂け女や人面犬と同じような都市伝説の類だろうな」「そいつは『ぽに』と泣く事から『ぽに男』と呼ばれているそうだ」
弁慶「俺も聞いた事がある。若い女性が襲われるらしいからな、気をつけてくれよ」
かなめ「何だ…結局、チカンじゃない。そんなのが出たら走って逃げるから大丈夫よ!」
甲児「まあ、そうだな。それに頼りになるボディガードも付いている事だし」
宗介「問題ない。それが俺の任務だ」
さやか「でも、その場合…チカンの方がシャレにならない事になりそう…」
隼人「過剰防衛に銃刀所持違反か…。気をつけるべきは宗介の方だろうな」
宗介「了解した。…撃退は素手で行えばいいのだな。これでも格闘術の心得はある」
かなめ「は~…そういう問題じゃないんだけどね…」

関東エリア
雪谷食堂
甲児「…何か退屈だよな、最近…」
さやか「日本が平穏なのはいい事じゃない。私達の出撃も週に1回ぐらい…それも小規模なものしかないし」
甲児「俺だって世界が戦争していればいいなんて思っちゃいないさ」
竜馬「だが、日本は直接の戦場になっていないが各地ではプラントと地球の激戦が続いているらしい」
隼人「戦場は地球だけじゃねえ。宇宙の方も全域で戦闘が行われてるって話だ」
弁慶「しかし、ザフトの開発したあのニュートロンジャマーってのは厄介なもんだな」「世界中が一気にエネルギー不足になっちまったしよ」
竜馬「弓教授や早乙女博士が光子力エネルギーとゲッター線を発電施設に提供していなかったら…」「日本もパニックになっていただろうな」
ボス「でもよ、それでも省エネだって事で色々と影響は出てるぜ」「おかげで楽しみにしていた文化祭も今年は無期延期になっちまった」
甲児「何て言えばいいんだろうな…。その…退屈とはちょっと違うんだ…」「こう…フラストレーションがたまるんだよな、最近…」
竜馬「…何となくわかるな…。ヴェルターで戦っていた時にはなかった感覚だ…」
隼人「要するに、もどかしいんだろうな…今の微妙な平穏が」
ヌケ「よくわからないんだけど…」
ムチャ「かっこつけてないでもっと簡単に説明してくれよ!」
竜馬「いや…俺はわかるよ」「世界は危機に包まれているのに俺達は日常の中にいる…」「その焦りと苛立ちが俺達の中にあるんだろうな、きっと…」
九十九「はい、ラーメン8つ…お待たせ!」
さやか「白鳥さん! 何やってるんですか!?」
九十九「見ての通り、バイトだよ。いつまでも家でゴロゴロしてるわけにはいかないからね」
隼人「…ここにも不完全燃焼のお人がいたか…」
甲児「あ~あ…アキトさんのラーメン、もう一度、食べたいぜ…」
九十九「テンカワ君か…」

関東エリア
陣代高校/生徒会室
かなめ「え…あたし達がチカン退治を!?」
林水「その通りだ。君達も『ぽに男』の噂は聞いているだろう?」
宗介「確か半人半獣のバケモノとか…」
林水「…間違ってはいないな。では、その名前の由来については?」
かなめ「『ぽに』と鳴くからだって聞いてます」
林水「それでは50点だ。ぽに男の呼び名は彼の行為に由来する」
宗介「行為?」
林水「そうだ。ぽに男の目的は遭遇した女性のヘアスタイルをポニーテールにする事だ」
かなめ「…そんな事して楽しいんですか?」
林水「フェティシズムというのは他人には理解しがたいものだよ」「だが、被害にあった女性からすればたまったものではない」「何しろ針金と接着剤を使って無理やり髪型をポニーテールに固定するのだからな」
かなめ「そこまでいくと確かに凶悪ですね。…わかりました、何とかしてみます」
宗介「では、会長閣下…銃器の使用の許可を」
かなめ「ちょ、ちょっと、ソースケ!」
宗介「相手の素性がわからない以上、最大限の準備をして作戦に当たるべきだ」「戦術の常識だぞ」
林水「その辺りは安全保障問題担当・生徒会長補佐官である相良君の判断に任せる」「もし、官憲が何か言ってきたら陣代高校生徒会会長…この林水敦信が一切の責任を取ろう」
かなめ(まただ…。このパターンはきっとロクでもない事になるに決まってる…!)
宗介「了解です。全力をもって任務を遂行します」
林水「なお、人員配置、各種要綱も全て君達に一任する」
かなめ「はあ…せっかく平穏な日々が続いていると思ったのに…」
林水「なお、最新の被害は昨夜出ている。…君達のクラスの常盤恭子君がその被害者だ」
かなめ「そんな…キョーコが…!?」

関東エリア
白鳥家
九十九「…ただいま…」
ユキナ「随分と早かったのね、お兄ちゃん…!」
ツクモ「ユ、ユキナか…。帰りが遅くて怒られるのはわかるがその逆はいいんじゃないか?」
ユキナ「何言ってるのよ! さっき、リョウさんから電話があって全部知ってるんだから!」
九十九「…そうか…。じゃあ話が速い…」「雪谷食堂でのバイト…今日で辞めさせてもらったよ…」
ユキナ「どうしちゃったの、お兄ちゃん…アキトさん達が亡くなってからお兄ちゃん、ヘンだよ…」「あんなに熱血だ、根性だって言ってたのに無気力になって何やっても長続きしなくなっちゃって…」
九十九「………」
ユキナ「ミナトさんが頑張って働いているから何とかウチはやっていけるけどこんなのよくないよ!」
九十九「…それはわかっている…」
ユキナ「ねえ…秋山さんに頼んで連合軍で働いたら?」
九十九「軍人はもうやりたくない…。火星の後継者の話を聞いた今、それだけは譲れない…」
ユキナ「じゃあ、また漫画家のアシスタントか、スナックの呼び込みすれば?」
九十九「…アレはお兄ちゃんには向いてない…」
ユキナ「あれもしたくない、これもやりたくないじゃ、どうしようもないじゃない!」「お兄ちゃんのバカッ! お兄ちゃんなんかミナトさんのおムコさんに相応しくないわよ!!」
九十九「お兄ちゃんだってこれでも考えているんだよ!」
〔扉の開閉音〕
ユキナ「ちょっと! どこ行くのよ、お兄ちゃん! お兄ちゃんてばーっ!!」

関東エリア
Gアイランドシティ/病院
かなめ「…大丈夫なの、キョーコ?」
恭子「うん…心配しないで、カナちゃん。ママがびっくりしちゃって病院に運んだだけだから」
宗介「しかし、常盤…君の髪型はいつものままでポニーテールにはなってないが…」
恭子「きっと、あたしが悲鳴をあげたからぽに男は驚いて逃げちゃったんだと思う」
かなめ「やっぱり、半人半獣のバケモノだった?」
恭子「うん…暗くてよくわからなかったけどすごい迫力だった…」「あたし、悲鳴をあげた後、怖くて気絶しちゃったもの…」
宗介「やはり…こちらも相応の装備で行くしかないな…」
恭子「もしかして、相良君とカナちゃん…ぽに男を捕まえるの?」
かなめ「安心して、キョーコ…。絶対にカタキはとってあげるから…」「ソースケ! 甲児君達に集合をかけて! 今夜、ぽに男をとっ捕まえるわよ!」
宗介「了解だ」

関東エリア
陣代高校/校庭
かなめ「人員点呼! 番号!」
甲児「1!」
ボス「2、3、4!」
さやか「5!」
竜馬「6、7、8!」
かなめ「みんな、よく集まってくれたわね」
甲児「気にするなって。どうせ俺達、ヒマだったから…」
さやか(だ、駄目よ、甲児君!)
隼人(かなめの目を見ろ。今回は本気だぜ、あいつ…)
竜馬「宗介はどうしたんだ? 姿は見えないが…」
かなめ「あいつは特殊装備を用意しているわ。それまでにあたし達は、ぽに男を発見するわよ」
弁慶「でもよ…チカンを見つけるって言ってもこの人数じゃ限界があるぜ」
かなめ「そこは抜かりはないわ! ボス君、例のものを!」
ボス「あいよ、隊長! 俺様の秘密兵器を提供しちゃうぜ!」
甲児「何だよ、そりゃ…? 何かのレーダーみたいだけど…」
ボス「ヌフフ…これは俺様が開発したポータブル受信機の端末よ」
ヌケ「送信機が拾った映像をこいつが映し出すんです」
甲児「なるほど! こいつが監視カメラになるってわけか!」
竜馬「やるなあ、ボス! …でも、どうしてかなめさんはそんなものがあるのを知ってたんだ?」
ムチャ「以前にボスが女子更衣室に送信機をセットしていたところを見つかっちゃったんですよ」
さやか「呆れた! ノゾキのためにこんなものを開発したの!?」
かなめ「さやか…腹は立つだろうけど我慢して。今はぽに男を発見することが何にも勝る優先事項だから」
隼人「しかし、受信機はこれでいいとして送信機は街のあちこちに仕掛けるのか?」
かなめ「そこは大丈夫! 猿頭寺さんに頼んでサテライトサーチの映像をこっちに回してもらうようにしたから!」「ちゃんと大河長官の『承認!』ももらっているわよ」
弁慶「そ、そこまでするのかよ…!」
甲児「どうやら今日のかなめ…本気も本気…超本気のようだぜ…!」
竜馬「そして、宗介が用意する特殊装備とはやはり…」
〔レーダー反応〕
ボス「かなめ隊長! 不審な人物を4丁目の公園に発見! ターゲットと思われます!」
かなめ「よし…各員出撃! これより『ぽに男捕獲作戦』を決行するわよ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「終わるハイスクールライフ」


【戦闘マップ開始】
華「い、いや…こ、来ないで…!」
???(ぽに男)「ぽに…ぽに…」
華「誰かーつ! 助けてーっ!!」
かなめ「逃げて、華ちゃん!!」
甲児「見つけたぜ、チカン野郎!」
???(ぽに男)「ぽに!」
かなめ「半人半獣のバケモノ…その姿、拝ませてもらうわよ!」
ぽに男「ぽに…!?」
さやか「な、何なの、これ…!?」
隼人「確かに半人半獣のバケモノだな。マスクをかぶっただけだが…」
甲児「その下は黒のコートってのがいかにもチカンだぜ…!」
かなめ「こ…こ…こ……」
さやか「かなめ…?」
かなめ「こんなマヌケ野郎のためにあたしはGGGに協力を依頼したっていうのーっ!?」
ぽに男「ぽに、ぽに…」
かなめ「とっ捕まえてさらし者にしてやる! みんな、お願い!!」
隼人「待て! 動くな!」
〔空を舞う音〕
ボス「うわっと!」
竜馬「投げナイフだと!? ヘタに動いていたら当たっていたぞ!」
ぽに男「ぽに! ぽに!」
甲児「あ、あいつ…見た目以上に危険な奴のようだぜ!」
ぽに男「ぽに…ぽに…」
竜馬「伏せろ! 何か飛んできたぞ!」
〔マップ上に爆発〕
甲児「今度は爆弾かよ! こいつ…ただのチカンじゃねえぜ!」
ぽに男「ぽに…!」
弁慶「野郎、逃げる気かよ!」
隼人「待て、ベンケイ! うかつに追うのは危険だ!!」
〔敵ユニット出現〕
さやか「ゾ、ゾンダーロボ!?」
竜馬「バカな! Zマスターを倒した今、全てのゾンダーは活動を停止したはずなのに!」
ボス「でも、あれはどこからどう見てもゾンダーだぜ!」
甲児「あのぽに男…ゾンダーだったのか!」
隼人「だろうな。これまでの異常な行動もゾンダー化によるストレスの発散だろうぜ」」「それに奴の頭部を見ろ!」
〔カーソル、EI-02を指定〕
かなめ「馬の頭! やっぱり、あれはぽに男よ!!」
〔EI-02、かなめがいる地点へ接近〕
華「こ、こっちに来る!」
甲児「くそっ! チカンの逆ギレかよ!」
〔味方ユニット出現〕
かなめ「ボン太くん!」
ボン太くん「ふも!」
かなめ「ここは任せろって言ってるのね。わかったわ!」
華「い、いや…」
さやか「華ちゃん?」
華「ボン太くん、怖いよぉ!!」
〔カーソル、後退〕
弁慶「行っちゃったぜ、あの子…」
さやか「去年の文化祭のボン太くん、トラウマになっちゃってたみたいね…」
ボン太くん「ふもっふ!」
<戦闘開始>

<EI-02HP50%以下or2EP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ボス「ゾンダーお得意の融合メカ部隊かよ!」
かなめ「あ、あいつら…こっちに来るよ!」
竜馬「くそっ! これではベイタワー基地に俺達のマシンを取りに行く事もできないぞ!」
九十九「うろたえるな、みんな!」
弁慶「あれ…白鳥さんか!?」
ボス「雪谷食堂のバイトを辞めて何やってんだよ!」
九十九「僕が時間を稼ぐ! その間に機体に乗り込むんだ!」
甲児「時間を稼ぐってどうやって!?」
九十九「見ていてくれ、甲児君! マジン・ゴーッ!!」
〔味方ユニット出現〕
弁慶「うおっ! 水の中からマジンが出てきたぜ!」
竜馬「いつの間に音声スターターを取り付けていたんだ…!」
さやか「でも、白鳥さんの機体って、確かテツジンか、ダイテツジンじゃなかったかしら…」
甲児「まさか、白鳥さん…あのセリフを言いたいためだけにマジンを…」
かなめ「どうでもいいから、みんなも急いでよ!!」
???(ギムレット)「いけませんねぇ。『ささやかれた者』をお迎えにきたのに次々と邪魔が入る…」「これは私も出なければなりませんね」

<敵4機以下or4EP・味方援軍2&敵増援2出現>
〔味方ユニット出現〕
甲児「待たせたな、白鳥さん、ボン太くん!」
竜馬「行くぞ、ゾンダー! 今度は俺達が相手になってやる!」
甲児「マジンカイザーはメンテ中だがマジンガーZは充分に現役だ! 久々に暴れさせてもらうぜ!」
かなめ「いいぞ、甲児君、リョウ君! やっちゃえ!!」
???(ギムレット)「いけませんねぇ、ハシャぎ過ぎは。はしたないですよ」
かなめ「え…あんた、何者!?」
ギムレット「はじめまして。私はバイオネットのギムレット…」「あなたをお迎えにあがりましたよ、千鳥かなめさん」
かなめ「バ、バイオネットって! ロボットを使う犯罪組織の!?」
ギムレット「ご存知なら話が早い。早速ですが私といっしょにきていただきます」
かなめ「く、来るな! この誘拐魔!!」
ボン太くん「ふも!」
〔ボン太くん、かなめのいる地点へ移動〕
〔機関銃の銃声〕

ギムレット「ギョギョギョギョ! こりゃいけませんねぇ!」
かなめ「あ、ありがとう、ボン太くん!」
ボン太くん「ふもっふ!」
ギムレット「風変わりなナイトの登場ですか…」「では、こちらもそれ相応のものを使わせてもらいましょう」
〔敵ユニット出現〕
竜馬「あれは大河長官が言っていたバイオネットのメカノイドか!」
甲児「じゃあ、こいつらもゾンダーではなくバイオネットって事かよ!」
ギムレット「その通り。この程度のレプリカを造るなど我々にとってたやすい事ですからね」「こうなれば、あなた達を片付けて『ささやかれた者』を連れ去る事にしましょう」
隼人「『ささやかれた者』…つまり、奴の狙いはかなめか…!」
ボン太くん「ふも、もふ、もふも、ふもっふ!」
九十九「了解だ、ボン太くん! 君の最愛の人を守るために私も全力で戦おう!」
かなめ「ちょ、ちょっと、白鳥さん! 何言ってるのよ!」
甲児「白鳥さん…ボン太くんの言葉、本当にわかったのか?」
さやか「まあ当たらずも遠からずじゃないの。『最愛の人』のあたりとか…」
ボン太くん「ふも!」
さやか(それって肯定? それとも否定?)

<甲児vsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。噂のマジンカイザーがメンテ中なら大人しくしているべきですよ」
甲児「うるせぇ、ピエロ野郎! 元祖スーパーロボットのマジンガーZの力、見せてやる!」

<さやかvsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。美しいお嬢さんがそのように暴れては」
さやか「誉められて悪い気はしないけどやっぱり悪党は許せない! 覚悟しなさいよ!」

<ボスvsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。あなたのようなコメディキャラは戦闘に相応しくありませんよ」
ボス「うるせぇ! 俺とボロットは戦闘もお笑いもいつだって本気だぜ!」

<竜馬or隼人or弁慶vsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。そうもくっついたり離れたりとは節操がないですよ」
弁慶「そうは言っても、これがゲッターの持ち味だからな」
隼人「リョウ、あのピエロにゲッターの力を教えてやれよ」
竜馬「いくぞ、バイオネット! 俺達のコンビネーションをその身で受けてみろ!」

<九十九vsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。木連が地球と戦争を続けていれば我々の仕事もやりやすかったというのに」
九十九「戦争を望み、悪事を繰り返す者! 天に代わって、この白鳥九十九が相手になろう!」

<ボン太くんvsギムレット>
ギムレット「いけませんねぇ。その…」
ボン太くん「ふも! ふもふ、もふ!」
ギムレット「色々と言いたい事がありますがその愛らしさは罪です!」

<ギムレット撃破・味方援軍3&敵増援3出現>
ギヌレット「ギョギョギョ。宇宙に続いて連続で失敗とはいけませんねぇ」「どうも誘拐はうまくいきませんね」
〔敵ユニット離脱〕
甲児「よっしゃ! あの誘拐魔は撃退したぜ!」
〔レーダー反応〕
さやか「待って、甲児君! 新たな敵の反応よ!」
〔敵ユニット出現〕
ボス「今度は機械獣だぜ!」
ヌケ「へ~…バイオネットって何でも持ってるんですね」
ムチャ「そんな金があるんなら犯罪なんてしなけりゃいいのに!」
九十九「闇あるところに光あり! 悪あるところに正義ありだ!」「いくぞ、みんな! バイオネットを叩き潰すんだ!」
甲児「お! ノッてきたな、白鳥さん!」
竜馬「久しぶりだな、こういう白鳥さんを見るのも」
〔味方ユニット出現〕
鉄也「助太刀に来たぞ、兜!」
甲児「鉄也さん達か!」
さやか「ジュンさん! ビューナスAの新しいバージョンも完成したんですね!」
ジュン「ええ、そうよ。今日からは私も戦うわ」
ローリィ「ジュンだけじゃないわ」
ロール「私達もいるわよ!」
九十九「あの女性達は?」
さやか「彼女達はローリィとロールさん。光子力研究所でお父様の助手をしているのよ」
甲児「ちなみに二人は双子なんだぜ!」
ローリィ「そして、これが私達の機体…」
ロール「ミリオンαよ。みんな、よろしくね」
甲児「どうだ、バイオネット! これだけのメンバーがそろえばお前らなんて物の数じゃないぜ!」「いくぜ! 一気に大掃除だ!」
???(ゴーゴン)(フフフ…戦え、機械獣達よ。そして、この俺に魔神達の力を見せるのだ…)

<鉄也が戦闘>
鉄也(妙だな…。バイオネットが機界獣を使用した例は今まで聞いていない)(まさか、こいつら…バイオネット以外の組織のものか…!)

<ジュンが戦闘>
ジュン「このビューナスAはさやかさんの使っている機体のリニューアルバージョンよ」「パワーも段違いにアップしている事を教えてあげるわ…!」

<ローリィが戦闘>
ロール「行きましょう、お姉さま! ミリオンαと共に!」
ローリィ「ええ、ロール! 私達の双子のコンビネーション、見せてやるわよ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
鉄也「どうだ、ローリィ?」
ローリィ「やはり、この機械獣…バイネットのAI制御とは違うようです」
さやか「それって、つまり…!?」
ジュン「奴らとは別の組織が機械獣を使ったという事ね」
甲児「もしかして、Dr.ヘルが生きていたのか!?」
ロール「その可能性もないとは言えないわね。とりあえず残骸を持ち帰って調べてみましょう」
???(ゴーゴン)(フフフフ…Dr.ヘルを倒した時よりさらに力を増したようだな)(俺のナイフや爆発物もかわすとは油断ならん奴らだ)(そして、やはり恐るべきはあのマジンガーZをも上回るマジンカイザーの存在!)(あの最強の魔神さえ押さえれば勝機は我らにありだ!)
ボン太くん「ふも…?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

関東エリア
Gアイランドシティ/公園
隼人「結局、あの馬頭のロボットはバイオネットのもので、ぽに男は関係なかったという事か…」
甲児「それで、その当のぽに男はどこに行ったんだ?」
竜馬「奴ならボン太くんがとらえて向こうで説教をしている」
ボン太くん「ふも…」
ぽに男「ぽに…?」
ボン太くん「ふもっふ」
ぽに男「ぽに? ぽに?」
ボン太くん「ふもっふ、ふもっふ」
ぽに男「ぽにぃ…」
ボン太くん「ふもっふ…」
かなめ「得体の知れない問答でわかりあいな!」
〔叩く音〕
〔画面、振動〕

ボン太くん「ふも…」
九十九「素晴らしい…素晴らしいぞ、ボン太くん!」
かなめ「あの…白鳥さん?」
九十九「言葉はなくとも想いは通じる…。そして、悪とも心を通わせるそのまっすぐさ…」「君こそ正義の戦士だ、ボン太くん!」
ボン太くん「ふも…」
宗介(顔グラは真っ黒)(否定する。俺はただの一兵士だ)
九十九「そうか、ボン太くん…君は悩める私に道を示してくれるのだな?」
ボン太くん「ふもふ、ふも」
宗介(顔グラは真っ黒)(そのようなつもりはないが…)
九十九「そうか…やはり、そうか! 君は私に愛する者達のために戦えと言っているのだな…!」
ボン太くん「ふもふ、ふもっふ」
宗介(顔グラは真っ黒)「それは個人の自由で他人である俺が干渉すべき事ではない…)
九十九「ありがとう、ボン太くん。君の言葉で決心したよ…私は再び戦おう…!」
ボン太くん「ふも、ふも、ふもも…」
宗介(顔グラは真っ黒)(問題ない。よくわからんが…)
かなめ「…会話、通じてるのかな…」
ミナト「いいんじゃないの? 本人が納得したみたいだから」
かなめ「ミナト先生…!」
九十九「ミ、ミナトさん…これは、その…」
ミナト「話はユキナちゃんに聞いたわ。雪谷食堂のアルバイト…辞めちゃったんだって?」
九十九「…はい…」
ミナト「でも、いいじゃない。やっと決心がついたんでしょ、戦う事の?」
九十九「気づいていたのですか…」
ミナト「そりゃもちろん。毎日、ニュースを見る度に思いつめた顔してるんだもの」「正義を愛するあなたが黙って見ていられるはずないもんね」
九十九「しかし、自分は…」
ミナト「わかってるわよ。それでもためらっていたのは残される私達を気遣ってくれてたのね」「…でも、心配しないで。私って、守られるより守ってあげるタイプだから」
九十九「ミナトさん…」
ミナト「大丈夫よ。ちゃんとユキナちゃんと二人であなたの帰りを待ってるから」
九十九「ありがとう…。白鳥九十九…地球とあなたを守るために再び戦います…!」
ぽに男「ぽに! ぽに!」
ボン太くん「ふも! ふも!」
かなめ「…頼むから、空気読んで…。感動したのはわかったけどあんたら、全てぶち壊しよ…」
竜馬「だが、これで一件落着だな」
甲児「宗介もご苦労さん。…お前、アーバレストよりそっちの方が楽しそうだな」
宗介「………」
ぽに男「ぽに!?」
弁慶「ボン太くんの中から目つきの悪い男が出てきた事に驚いてるらしいぞ」
隼人「とりあえず、こいつを警察に突き出せば事件は解決だな」
かなめ「半人半獣のバケモノ退治だと思って気合入れたのに…出てきたのはただの馬のかぶりものとはね…」
宗介「だが、油断はならない。この周辺には下半身が虎の男がいる」
甲児「ははは! 何だ、そりゃ? 今度はどんなチカンだよ!」
弁慶「ポニーテールの次は頭を虎刈りにでもするのか?」
さやか「『ぽに男』の次は『とら吉』か…。イマイチね…」
かなめ「あんたねえ…冗談言うのならもう少し考えなさいよね」
ボス「そろそろ帰ろうぜ。腹も減ってきたしよ!」
かなめ「みんな、お疲れ様! じゃあ、今日は解散!!」
宗介「………」

関東エリア
雪谷食堂
竜馬「…結局、白鳥さんはどうするんだって?」
ユキナ「軍には入りたくないって言ってたからGGGに行くんじゃないかな」
ボス「でもよ、俺達と同じように日本を守る任務に就けば家を出る必要はないのによ」
ユキナ「それについて何か考えがあるみたい。だから、宇宙に行くんだって」
弁慶「まあ、確かに日本は他の地域に比べれば平穏だからな」
隼人「フ…あの人の事だ。やると決めたら、とことんまでやらなきゃ気が済まないだろうさ」
甲児「よし…決めた!」
さやか「どうしたの、甲児君?」
甲児「俺も白鳥さんに続くぜ! 学校を休んででも平和のために戦うぜ!」
ボス「ほん、本気かよ、兜!?」
甲児「ああ…。確かにプラントと戦争する気はねえけどよ…」「ラダムやイバリューダーや昨日のバイオネットみたいに戦うべき相手はたくさんいるからな!」
竜馬「甲児君…俺も君と同じ気持ちだ。…この世界に対して、俺も微力ながら何かをしたい」
隼人「フ…リーダーがその気になったら俺達も続かなきゃならねえな」
弁慶「へへ…この半年で休養は充分だ! やるぜ、俺達も!」
さやか「私も行くわよ、甲児君!」
ヌケ「ボ、ボス…って事は…」
ボス「当ったり前だ! 男、ボス様が黙ってるわけねえぜ! 俺達も戦うぞ!」
ムチャ「やっぱり、そうなるんですね…」
鉄也「早速やってもらいたい事がある」
甲児「鉄也さん…! Gアイランドシティに来てたのかよ!」
鉄也「来月にパリで開かれる国連の臨時総会の防衛をお前達にも手伝ってもらいたい」
隼人「今後の地球の在り方を検討する会議か…」「確かに良からぬ事を考える連中の標的になりそうだぜ」
甲児「もちろんOKだぜ、鉄也さん! パリでもどこでもすぐに行くぜ!!」
鉄也「フ…それを聞いたら安心だ」「オヤジ、ラーメン大盛り一つ! 味濃いめ、メン固めで頼むぞ」
かなめ「…と向こうは盛り上がってるけどあんたはどうするの?」
宗介「俺はミスリルの兵士だ。勝手な判断で動くわけにはいかない」
かなめ「あ~あ…ヴェルターが解散してからあたしも特別隊員見習いから解放されたけど…」「弓教授にお願いしていっしょにパリに行かせてもらおうかな」
宗介「…南の島はどうだ?」
かなめ「へ…?」
宗介「来月の連休、俺と南の島へ行こう。二人だけで、他の奴は抜きだ」
かなめ「ほ…本気で言ってるの?」
宗介「ああ、旅費は心配しなくていい。前々から折を見て君を誘うつもりだった」
かなめ「ちょ…それは…あ…その…あの…」
宗介「気が進まないか?」
かなめ「そ…そういうわけじゃないけど…」
宗介「どうする。やはり、やめておくか?」
かなめ「…変な事しない?」
宗介「変な事しないぞ」
かなめ「…危なくない?」
宗介「危なくないぞ」
かなめ「ちゃんと寝る所、ある?」
宗介「あるぞ」
かなめ「い、いいわよ…。どうしてもって言うんなら付き合ってあげても…」
宗介「そうか…では、決まりだな。手配は俺の方で任せてくれ」
かなめ(そうよね…。ちょっとした冒険ぐらいのつもりで…)(でも…どうしよう…。もし…もしも…ソースケが…)
【シナリオエンドデモ終了】


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