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No.33A
忍び寄る黄金の影

【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕

劾「ルキーニ…こんな所に呼び出して何の用だ?」
ルキーニ「情報屋のやる事は一つだけだ。あんたに情報を渡したい」
劾「最近は押し売りもするのか?」
ルキーニ「私はその情報を理解できる人間に伝えたいだけでね。しかも、今日はタダだ」
劾「お前がタダとはな…どんな裏があるんだ?」
ルキーニ「おいおい、裏なんてないさ。…あんたと同じマシンに乗っているジャンク屋…ロウとか言ったか…」「あいつ、死ぬぞ」
劾「………」
ルキーニ「ロウ・ギュールに強敵が迫っている。アンタなら…いや、アンタ以外助けられないだろう」
劾「どういう事だ? なぜ、お前がロウを助けようとする」
ルキーニ「最近、奴の事を知ってね。色々調べているうちに情が移ってしまったのさ」
劾「…お前の目当てがあの男とは思えん。大方、ロウを狙っている者の方がお前の標的なのだろう」
ルキーニ「………」
劾「お前は自分の操作した情報で人の人生を操るのが好きだからな」「ところが、今回はそんなお前でもどうにもならない相手がロウに関わってきた…」「そんな所か?」
ルキーニ「…まあ、そう思ってくれてもかまわん。納得したのなら、あのジャンク屋を助けに行くんだな」
劾「なるほどな…お前を怒らせた人間はかなりの力を持ってるようだ」
ルキーニ「何…?」
劾「ロウが狙われるとしたらレッドフレームが原因だろう」「ならば、ブルーフレームを駆る俺も標的になると考える方が自然だ」「そして、お前の目的は俺とロウを一つにして、その人間と戦わせる事か」
ルキーニ「………」
劾「俺達が勝てば、お前はその人間が悔しがる様を楽しみ…」「俺達が負ければ、俺という邪魔者を片付ける事ができるというわけか」
ルキーニ「ククク…まったく君はいつでも私を不愉快にさせてくれるよ」
劾「それはお互い様だ」
ルキーニ「いいだろう。君は好きに行動するがいい。どうせ選択権はないのだからな」
〔第3軍ユニット離脱〕
劾「情報屋ケナフ・ルキーニ…食えない男だ…」

地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴100.9・15、航海日誌…」「大河長官からの依頼を断った俺達は当分の間はトレイラー稼業を続ける事になった」「ヴェルターとして戦った時間と独りで世界を巡り歩いた時間は俺に色々な事を教えてくれた」「それを無駄にしないためにも俺は戦うために自分の心を100%の状態にしたい」「とりあえず、スペースマンの戦いは生きる事だ」「大口の契約をふいにした俺達はロウさん達と合流してジャンクの回収をする事にした…と」

地球圏エリア
ヴァルストーク/格納庫
樹里「やっぱり、ヴァルストークの格納庫は広いわね」
ミヒロ「うん…これならジャンクがいっぱい積めるよ」
ロウ「そりゃいいや。このままトレイラーを廃業してジャンク屋をやるか?」
カズマ「………」
ロウ「冗談だって、カズマ。お前が生粋のトレイラーだってのはみんな知ってる事だからな」
樹里「そうよね。カズマの上はもう何代もトレイラーやってるんだから」
カズマ「じゃあ、ロウさんはどうしてジャンク屋をやってるんだ?」「ロウさんぐらいのメカニックの腕があれば、どこでも雇ってくれると思うが…」
ロウ「ジャンク屋をやってる理由か…。そういや、まともに考えた事ってねえな…」
樹里「もう! いいかげんなんだから!」
ロウ「そりゃ全く理由がないわけじゃないぜ。メカが好きで、自由が好きで、宇宙が好きで…」「そして、ジャンク屋は面白いからな。これが一番の理由だな」
カズマ「じゃあ、ジャンク屋以上に面白いものが見つかったら、それをするのかい?」
ロウ「多分な。まあ、今の所は思いつかないけどよ」
カズマ「そうか…」
アカネ「で、あたし達に手伝いを頼むって事は今度の現場は相当大きいの?」
樹里「そりゃそうよ。何て言ったってザフトと連合軍の第先頭の跡地だもの」
カズマ「通称『低軌道会戦』…。目的地はあの宙域か」
リーアム「その戦闘でハルバートン提督率いる連合軍の第8艦隊は壊滅したものの…」「例のアークエンジェルは地球へ降下したそうです」
樹里「そういえば、あのラクス・クライン…ザフトに帰ったんだってね」
ホリス「それについては面白い噂を聞きましたよ」「ラクス・クラインをザフトへ帰したのはアークエンジェルの一部乗員の独断だそうです」
カズマ「もしかして…」
ホリス「ええ…犯人の名はキラ・ヤマト君というそうです」
カズマ「そうか…。あいつ…あいつなりのやり方でラクス・クラインを守ったんだな」
アカネ「へえ…それにしても随分と思い切った事をしたんだね、そいつ…」
リーアム「彼女はシーゲル・クラインの娘であり、プラントの人間にとって一種のカリスマですからね」「連合軍にとって、彼女の利評価値は計り知れないものがありました」
ミヒロ「でも、そのキラっていう人…逃がしちゃったんだ」
樹里「いいじゃないの。いたいけな女の子が戦争の道具になるなんて良くないもの」
ロウ「戦争をしたいんならやりたい奴だけでやればいいんだよ」「関係ない人間まで巻き込むのは勘弁してほしいもんだぜ」
カズマ「………」
ミヒロ「また何か考えてるの?」
カズマ「まあな。その戦争という現実に俺達自身が何ができるんだろうかってな…」
アカネ「それにしてもあのアークエンジェルって艦、すごいね」「第8艦隊が壊滅したっていうのに逃げ延びるなんて」
ホリス「連合軍の虎の子の新造艦ですからね。第8艦隊も命懸けで守り通したのでしょう」
ミヒロ「でも、不思議ね…。連合軍にはネルガルの戦艦もあるのにどうして新しい艦を造ったの?」
ホリス「軍にとってネルガルは決して協力的な企業ではないですからね」「トカゲ戦争の時もネルガルのバックアップあってこそヴェルターは軍を出し抜けたわけですし」
リーアム「あそこの会長の考えている事はそれこそロウと同じぐらい私には理解不能ですよ」
ホリス「それで連合軍としては自分達が主導で新兵器を開発しようとしたわけです」
ロウ「オーブを脅してアークエンジェルとあのモビルスーツを造らせたのはそういう事情があったってわけか」
ホリス「確かにあの艦と機体は強力です。量産されれば連合軍も劣勢をひっくり返せるかも知れませんね」
カズウマ「劣勢ね…。連合がザフトに勝てば、地球が平和になるわけでもないだろうにな…」
ホリス「そういえば、その低軌道会戦でもう一つ興味深い話がありますよ」「何でも、あのストライクですがモビルスーツ単独で大気圏突入を果たしたそうです」
ロウ「マジかよ、それ!?」
アカネ「それって、そんなにすごいの?」
ホリス「ええ、これまでの機体の場合、大気圏突入には専用の輸送手段を必要としましたから」
ロウ「革命戦争のガンダム達だってシャトルや突入ポッドを使ったっていうしな」
ホリス「ストライクのやった事はアカネさんがイブニングドレスでワルツを踊るぐらいすごおい事です」
樹里「よくわかんないよ、それ…」
ホリス「では、別の例を。アカネさんが、その小さい胸を…」
アカネ「馬鹿ホリス! あんたの例えって、あたしに恥をかかせるためのものなの!?」
ホリス「おや…そういうプレイはお嫌いのようですね」
アカネ「馬鹿! もう知らない!」
〔扉の開閉音〕
リーアム「いいのですか? アカネさん、行ってしまいましたけど」
ホリス「ふむ…どうにも愛情がうまく伝わらなかったようですね」
樹里「あれって愛情の表現なの?」
リーアム「う~ん…この人もよくわからない思考回路です…」
カズマ「しかし、あのザフトに奪われた4機とストライクの性能はすごいな」
ホリス「特筆すべきはあのPS装甲ですね。あれは機動兵器の防御システムとしては画期的なものです」
樹里「ねえ、ロウ! レッドフレームも、そのPS装甲を装備できないかな」
ロウ「難しいだろうな。あの技術が入ったとしてもありゃ相当エネルギーを食うぜ」
ホリス「さすがですね、ロウさん。PS装甲の弱点に気づきましたか」
ロウ「まあな。アルテミスではあれを装備した機体とも戦ったしな」「宇宙でのエネルギー切れは深刻だ。できれば、ビームサーベルもライフルも使用したくないってのが本音だ」
ミヒロ「でも、ビーム兵器の方が実弾よりもパワーはあるよ」
ロウ「そこだ悩み所だな」「ビーム兵器のように強力で、ビーム兵器のようにエネルギーを食わない武器か…」
カズマ「そんなものがあったらヴァルホークだって欲しいぜ」
〔モニターの開く音〕
シホミ「そろそろ目的地に着くわよ。みんな、準備をして」
ミヒロ「はぁい!」
プロフェッサー「先に言っておくわよ。おそらくジャンクを狙っているのは私達だけじゃないと思うわ」「戦闘になる事も充分に考慮してね」
ロウ「わかってるって! だがよ、誰が相手だろうとお宝を手に入れるのは俺達だぜ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「忍び寄る黄金の影」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

樹里「すごい数のジャンク…!」
プロフェッサー「それだけ戦闘が激しかったって事ね」
ロウ「さてと…それじゃ始めるとするか!」
〔レーダー反応〕
8「待て。所属不明機が接近中だ」
〔敵ユニット出現〕
ロウ「何だよ…同業者か?」
リーアム「やっぱり、我々と同じようにジャンク目当てで集まってきましたか」
カズマ「ロウさん…あいつらと戦うのか?」
ロウ「心配するな、カズマ。ジャンク屋同氏は早い者勝ちのルールがあるからな」「とりあえず、あいつらとどっちが先にお宝を見つけるか勝負といくぜ!」
〔味方機の周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

アカネ「何がジャンク屋のルールよ! あいつら、攻撃してきたじゃない!」
ロウ「何だよ、あいつら!? ギルドに所属してねえモグリか!」
宇宙海賊「モグリも何も俺達はジャンク屋じゃねえんだよ!」「ま…お宝を狙ってるってのはお前らと同じだがよ!」
樹里「うわ…いかにも悪役のセリフ!」
カズマ「あいつら…宇宙海賊か!」
ロウ「おい、お前ら! お宝ってのは何の事だよ!?」
宇宙海賊「決まっているぜ! お前のその赤いモビルスーツの事だ!」
リーアム「あいつらの狙いはロウのレッドフレームですか!」
プロフェッサー「…妙な話ね。あいつら、最初からレッドフレームを狙っていたみたいよ」
ロウ「そんな事はどうでもいいぜ!」「ジャンク屋は落ちてるものは使うが人様のものを盗んだりはしねえ! 奴らに海賊との違いを教えてやるぜ!」
カズマ「じゃあ、俺はトレイラーと宇宙海賊の違いを教えてやるか!」「自分達の目的のために他人の生命を奪うような奴は本物のトレイラーの敵だってな!」
<戦闘開始>

<カズマvs宇宙海賊>

カズマ「生きるために、自分の信じるもののために戦う人間いるっていうのに!」「自分の欲望を満たすために人の生命を奪うような奴らは許せないんだよ!」

<ロウvs宇宙海賊>
ロウ「ジャンク屋VS宇宙海賊だ! ルール無用のケンカ殺法でいくぜ!」

<敵全滅or3PP・味方援軍1&第3軍増援1出現>
宇宙海賊「つ、つええ! こいつらハンパじゃねえ!」
※※敵全滅の場合のセリフ※※
ロウ「おい、そこのお前! 仲間を回収して、とっとと帰りやがれ!」
※※3PPの場合のセリフ※※
ロウ「おい、お前ら! そろそろ帰らねえとこっちも容赦しねえぞ!」
宇宙海賊「くそっ! ジャンク屋とトレイラーが相手だから楽勝だと思ったのによ!」

カズマ「フ…生命までは奪いはしないさ。これに懲りたら、真っ当な仕事を探すんだな」
※※敵全滅の場合のセリフ※※
劾「待て…。そいつには聞きたい事がある」
※※3PPの場合のセリフ※※
劾「待て…。そいつらには聞きたい事がある」
※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット出現〕
宇宙海賊「あ、あいつは!」
プロフェッサー「ブルーフレーム…サーペントテールの叢雲劾ね」
ロウ「また会ったな、劾」
カズマ「こいつらに何か用か?」
劾「…こいつらと同じような連中が先日、俺達へ仕掛けてきた」
ロウ「バカな奴らだぜ。サーペントテールにちょっかい出すなんてよ」
劾「どうやら、何者かが高額の報酬で俺やお前達を襲わせたらしい」
カズマ「劾とロウさんがターゲットって事は…」
〔レーダー反応〕
ミヒロ「お兄ちゃん! 何か来る!」
〔第3軍ユニット出現〕
カズマ「ウイングゼロ! ヒイロか!」
ヒイロ「………」
カズマ「それと龍の腕のガンダム…あの五飛とかいう奴か」
五飛「………」
宇宙海賊「い、今の内に逃げるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
ロウ「待ちやがれ! てめえらには、まだ聞きたい事がある!」
ヒイロ「ターゲット確認」
〔ロウの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

ロウ「うわっと!」
カズマ「何をするんだ、ヒイロ!」
ヒイロ「攻撃目標…P02、P03。破壊する」
ロウ「な、何っ!?」
五飛「その赤と青のモビルスーツ、消えてもらうぞ!」
劾「お前達もあの連中と同じ人間に雇われたのか?」
五飛「俺が求めるのは報酬ではない! この世界の未来だ!」
カズマ「どういう事だ、ヒイロ! お前も誰かに雇われたのか!?」
ヒイロ「そうではない。俺は自分の目的のために戦っている」
カズマ「何…!?」
ヒイロ「下がっていろ、カズマ。お前はターゲットに含まれていない」
カズマ「そうはいくかよ…! ロウさんも凱も俺の知り合いだ」「それが仕掛けられてるのを見て黙っていられるか…!」
劾「その必要はない、カズマ。お前は下がっていろ」
カズマ「劾…」
劾「こいつらの目的が俺達なら俺達が片をつける」
ロウ「気が合うな、劾。俺も同じ意見だぜ」「それにカズマ…あっちの羽のガンダムはお前の昔の仲間なんだろ?」「だったら、お前が戦う事はねえ。そこで見物してな」
五飛「ほう…貴様、中々の胆力だな」
ロウ「まあな。度胸と悪運に関しちゃちょいと自身ありだ」
カズマ「しかし…」
劾「俺に二度同じ事を言わせるな」
カズマ「ちっ…そのセリフを言われちゃ何も言えないぜ…」「姉さん! ヴァルストークも一旦後退だ!」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕

樹里「ロウ!」
ロウ「心配するな、樹里! 相手はあのガンダムだがこっちには劾もいるんだ」「それにこいつらをとっちめて俺達を狙っている野郎ってのを突き止めないとな!」
ヒイロ「いくぞ…」
劾「ミッション開始」
〔劾、気力上昇〕
ロウ「来やがれ! ジャンク屋の戦い方ってのを見せてやるぜ!」
〔ロウ、気力上昇〕

<ロウvsヒイロ>
ロウ「月で爆弾をいっしょに探したヒイロって奴だろ! どうして、俺達を狙うんだ!?」
ヒイロ「お前個人には何の恨みはない。だから、生命まで奪うつもりはない」
ロウ「冗談じゃねえ! このレッドフレームは俺の生命も同然だぜ!」

<ロウvs五飛>
ロウ「やめろ! …って言って聞くようなタマじゃねえようだな!」
五飛「俺の達した正義のためにその呪われた機体には消えてもらう!」

<劾vsヒイロ>
ヒイロ「この男…やるな…!」
劾「プリベンターの『告死天使』か。その力…噂以上だな」

<劾vs五飛>
五飛「世界の未来のため、そして、俺の信じる正義のためその機体は落とす!」
劾「そうか…。お前達に支持を出した人間がおぼろげながら見えてきたぞ」

<ヒイロor五飛撃破or第3軍増援1出現の3ターン後PP・味方援軍2&敵増援1出現>
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

※※ヒイロ撃破の場合のセリフ※※
ヒイロ「戦闘続行は不可能か」
※※五飛撃破の場合のセリフ※※
五飛「やるな…! それでこそ俺が出てきた意味があるというものだ!」
ヒイロ「五飛…お前は退け。後は俺がやる」
※※第3軍増援1出現の3ターン後PPの場合のセリフ※※
五飛「やるな…! それでこそ俺達が出てきた意味があるというものだ!」
ヒイロ「………」

カズマ「もうやめろ、ヒイロ! お前は何のために戦ってるんだ!?」
ヒイロ「カズマ…それは自分の目で確かめろ」
カズマ「ヒイロ…」
〔レーダー反応〕
キャレット「コノ宙域ニ 何者カガ 接近! コレハ…!?」
〔敵ユニット出現〕
アカネ「ラダムか!」
ホリス「あれは、もしかして!?」
異星人テッカマン「………」
カズマ「テッカマンか…!」
アカネ「でも、Dボゥイやエビルとは形が違うよ…!」
ホリス「外宇宙から来たという新たなラダムの艦隊のテッカマンなのでしょう」「そして、おそらくあのテッカマンの中身は地球以外の星の人間と思われます」
カズマ「異星人テッカマンというわけか…!」
五飛「邪魔が入ったか…!」
ヒイロ「ここは後退するぞ、五飛」
カズマ「待てよ、ヒイロ! ラダムの撃退を手伝えよ!」
ヒイロ「…お前達ならやれる」
〔第3軍ユニット離脱〕
ミヒロ「ヒイロさん…!」
カズマ「相変わらず、あいつの考えてる事はわからん…」
ロウ「劾、お前は帰るなんて言わないよな?」
劾「タイミングを逸したからな。戦うしかあるまい」
シホミ「各機はラダムを迎撃! 異星人テッカマンには注意を!」
カズマ「来い、ラダム! Dボゥイさんの無念は俺が晴らす!」

<異星人テッカマンと戦闘or敵増援1出現の次PP・味方援軍3出現>
異星人テッカマン「!」
ミヒロ「お兄ちゃん! あのテッカマン、ホームを狙ってる!」
カズマ「まずい! ホームの機動性じゃ回避は無理だ!」
〔異星人テッカマン(A・分離)、プロフェッサーへ隣接〕
樹里「こ、こっちに来たーっ!」
ロウ「駄目だ! 間に合わねえ!!」
〔味方ユニット出現〕
〔ブレード、気力上昇〕

ブレード「うおおおおおっ!!」
〔ブレード、異星人テッカマン(A)へ隣接〕
[イベント戦闘「ブレードvs異星人テッカマン(A)」]
異星人テッカマン「!」
カズマ「テッカマンブレード! Dボゥイさんなのか!」
ミヒロ「生きていたんですね、Dボゥイさん!」
ブレード「………」
アカネ「ま、まさか…Dボゥイまでアキトみたいな事になってるの…!?」
カズマ「返事をしてくれ、Dボゥイさん! 俺だ! カズマだ!」
劾「やめろ、カズマ…戦場での無駄口は死ぬぞ」
カズマ「しかし…!」
シホミ「劾さんの言う通りよ。まずはラダムの迎撃を優先しなさい」
カズマ「わかったよ、姉さん…。…Dボゥイさん! 話は後で聞かせてもらうぞ!」
ブレード「ラダム…貴様達は俺が倒す…!」

<ブレードvs異星人テッカマン>
ブレード「お前達も、その心をラダムに食われたか…」「ならば、俺がお前達を倒す! それが俺の使命であり、俺がしてやれる唯一の事だ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ブレード「………」
アカネ「さあ、Dボゥイ…あの戦いの後どこにいたか話を聞かせてもらうよ」
ブレード「………」
〔味方ユニット離脱〕
カズマ「Dボゥイさん!」
ホリス「…追っても無駄ですね。テッカマンのスピードにはとても追いつけません」
シホミ「Dボゥイさん…あなたは…」
ロウ「結局、俺達を狙っている連中についても手がかりは無しか」
樹里「でも、あの羽のガンダムのパイロットって月であったムッツリ君だよね…」
ロウ「あいつが金で動くとは思えねえな」
カズマ「ああ…だが、人質をとられて仕方なくという風にも思えなかった…」
劾「ロウ・ギュール…おそらく俺達を狙っている奴はまた仕掛けてくるだろう」
ロウ「ありがとうよ、劾。お前に言うのも野暮だろうがそっちも気をつけろよ」
劾「…誰であろうとこちらに仕掛けてくる者は叩き潰すまでだ」
カズマ「フ…いかにもあんたらしいよ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
???
???(ミナ)「P02とP03に仕掛けただと?」
???(ギナ)「ああ、そうだ。あれが派手に動けば我々の計画も面倒な事になる」
???(ミナ)「そのために私の客人を使ったか」
???(ギナ)「だが、余計な邪魔が入ったようだ。次は私が出よう」
???(ミナ)「………」
???(ギナ)「案ずる事はない。私のダンスはものの数分で終わる」「フフフ…ASTRAYは一機だけでいいのだ」
〔扉の開閉音〕
???(ミナ)「………」
???(リリーナ)「お止めしないのですか?」
???(ミナ)「その必要はない。P02とP03は存在してはならない機体であるのは事実だ」
???(リリーナ)「ウズミ代表はヘリオポリスの件で辞任されたとか…」
???(ミナ)「アスハにはいずれ代表の座を辞してもらうつもりだった。手間が省けたというものだ」
???(リリーナ)「しかし…!」
???(ミナ)「フフフ…仕方ないだろうな。中立であるオーブが連合に加担し兵器を造っていたのだからな」「ウズミは知らなかったとはいえ、その責任を取らざるを得ないだろう」
???(リリーナ)「…その全てはあなたの指揮の下に行われていたというのに…」
???(ミナ)「必要だからしたまでだ。オーブと、そして世界のために」
???(リリーナ)「………」
???(ミナ)「そして、あなたはその世界の行く末を私と見るためにここにいるのだろう?」「リリーナ・ピースクラフト」
リリーナ「………」

地球圏エリア
ヴァルストーク/ブリッジ
ミヒロ「Dボゥイさん…私達の呼びかけに応えてくれなかったね…」
アカネ「とにかくアキに連絡しないと! スペースナイツは今、北米のGGGにいるんだよね!?」
シホミ「やめなさい」
アカネ「何でだよ、お姉ちゃん!? あいつが生きていた事を知ればアキだって喜ぶのに!」
シホミ「カズマ…その理由はわかるわね?」
カズマ「…多分、今のDボゥイさんは放浪して時の俺と同じなんだろうな…」
ミヒロ「お兄ちゃん…」
シホミ「彼の中の傷が怒りと悲しみを呼び、それが彼をすさませているのでしょうね…」
カズマ「俺が言うのもおかしな話だが、待ってやろうぜ、Dボゥイさんを…」
アカネ「でも、あいつ…独りでラダムと戦う気なんだよ! そんなの無理に決まってるよ!」
カズマ「ノアルさんに聞いた事がある…。スペースナイツに来たばかりのDボゥイさんはあんな風だったって…」
シホミ「彼は強い人よ…。だから、きっと戻ってくるわ…自分の中の心と向き合って…」
カズマ「Dボゥイさん…」
ロウ「あのテッカマン、お前達の知り合いだったのか…」
カズマ「彼の名はDボゥイ…そして、あれがラダムの支配を脱したテッカマン…ブレードだ」
樹里「ブレード?」
アカネ「テッカマンはそれぞれに名前を持っているんだよ。ブレードとか、エビルとか、ダガーとか…」
ロウ「ブレードか…。あいつのイメージにぴったりだな…」「ブレード…剣…そうか!!」
樹里「ど、どうしたのよ! 急に大声出して!」
ロウ「レッドフレームの武器だよ! ビームより強くて、ビームよりも省エネの武器だ!」
カズマ「レッドフレームに剣…ビームサーベルじゃない実剣を持たせるのかい?」
ロウ「ああ、そうだ。だが、ザフトのモビルスーツの重斬刀とは違うぜ!」「相手を殴るんじゃなくてモビルスーツの走行を切り裂くような剣を鍛えるんだ!」
ホリス「ふむ…そうなると剣というより刀と言うべきでしょうね。では、これをご覧ください」
〔データのロード音〕
カズマ「これは?」
ホリス「ジャパニーズブレード…日本刀と呼ばれる武器です」
樹里「きれい…まるで美術品みたい…」
ロウ「だが、こいつは俺のイメージ通りの武器だ…!」
アカネ「じゃあ、モビルスーツが持つようなサイズの刀を作るの?」
ロウ「ああ! 宇宙のどこにもない俺だけの一本をな!」
ホリス「ですが、日本刀の鍛造は想像以上に難しいものですよ」「今では、その技術を持っている人はほとんどいないそうです」
アカネ「何とかならないの、ホリス? こういう時こそ、あんたの無駄な知識の出番でしょ」
ホリス「その通り…! ちゃんとデータが取ってありました」
カズマ「グレイブヤード?」
ホリス「昔、地球から多くの技術者が移住したという居住衛星です」「そこなら日本刀を鍛える技術が残されている可能性があります」
カズマ「じゃあ決まりだな」
樹里「次の目的地はそこね。そんなすごいところならお宝もいっぱいありそうだし!」
ロウ「待ってろよ、レッドフレーム! お前のために最高に一本を鍛えてやるぜ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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