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No.34A
よみがえる墓場の名刀

【シナリオデモ1開始】
地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴100.9.20、航海日誌…」「俺達はロウさんに付き合ってグレイブヤードへ向かう事になった」「無論、俺自身もグレイブヤードには大いに興味がある」「失われた技術や文化と聞いて心が躍らぬわけがない」「レッドフレームを狙うヒイロ達の意図はわからないが、今は目の前のワクワク感の方が大事だ」「ロウさん流の面白い生き方に俺達も便乗させてもらうとする…と」

地球圏エリア
ホーム/ブリッジ
樹里「でも、ホリスってよくグレイブヤードの事、知ってたよね」
ミヒロ「ホリスはウチの知恵袋だもん。頼りになるよね」
プロフェッサー「その知識量には毎度驚かされるわ。彼の脳内のデータベースを一度閲覧してみたいわね、ふふふ」
リーアム「プロフェッサーが言うと冗談に聞こえませんね…」
ロウ「でも、不思議な男だな、あいつって…」「連合大学卒のインテリなのにブレス艦長の所に働かせてくれって押しかけてきたんだろ?」
カズマ「今から3、4年ぐらい前かな。あの時は俺も驚かされた」「その頭脳や交渉術もすごいが操艦技術も一級品だったしな」
プロフェッサー「ふうん…そんな話を聞かされたら益々興味がわいてくるわね」
ロウ「しかし、情報に関しちゃやっぱりトレイラーにはかなわないな」
カズマ「その有無は死活問題だからな。情報収集はビットで待機のガレントのメインの仕事になっている」
リーアム「ですが、情報は多いとかえって不便なものなのですよ」
ミヒロ「どういう意味?」
リーアム「情報は自然に蓄積されていきます」「中には最新の情報もあるでしょうし、古くなって価値を失った情報もあるでしょう」
ロウ「そうだな…。革命戦争が終わったころから比べれば世界も随分と変わっちまったもんな」
リーアム「しかし…今、価値がない情報も後々利用できる場合もあります」「今回のレッドフレームの剣はこれに当たりますね」
ロウ「なるほど…情報ってのはそう考えるとジャンクとも似てるな」
樹里「そう?」
ロウ「探し出して修理して使う所なんて同じじゃねえか」
リーアム「ですから、ホリスのように知識や情報を収集しておくのは重要な事ですね」
カズマ(知識の収集う…。『知の記録者』…ザ・データベース…)(大河長官の話ではアリア達は、この半年間一度も目撃されてないと聞く…)(ゴライオンやカインは俺達にザ・データベースへの警告を残した…。やはり、奴らは敵なのだろうか…)(もしかして、パピヨンさんの言っていた災いとはアリアの事かも知れないな…)

地球圏エリア
ヴァルストーク/ブリッジ
ガレント「…そうか、グレイブヤードに行くか。ホリスの奴もとんでもない所を持ち出したもんだ」
シホミ「とんでもない所?」
ガレント「ワシとブレスも何度かグレイブヤードには行った事があるが、あそこの『鬼』には手を焼いたもんだ」
ホリス「『鬼の腕』のガレントさんが恐れるとは、その『鬼』というのはよほどの危険人物のようですね」
ガレント「まあ、それも十何年も前の話だ。さすがに奴も、もうあそこを離れているだろう…」「気をつけろ、お嬢。あのグレイブヤードは軌道を外して大気圏間際で安定している」「お目当てのお宝を探していたら重力に引き込まれたなんてなったらただじゃ済まないからな」
シホミ「ありがとう、ガレント。ロウさん達にも伝えておくわ」
ガレント「そういや、例のアークエンジェルだが大気圏に突入したのはいいがサハラ砂漠に落ちたらしいぜ」
ホリス「ザフトの勢力圏のど真ん中ですか…。それは不運でしたね」「おまけにザフトのアフリカ方面指揮官はあの『砂漠の虎』ですからね」
アカネ「誰それ? 有名人?」
ホリス「アンドリュー・バルトフェルド…通称、砂漠の虎…」「ずばぬけた用兵術と大胆な采配であっという間にアフリカを制圧したザフトの名将ですよ」
アカネ「逆転の切り札が風前の灯だなんて連合軍も終わりかな…」
ガレント「まあ、ワシらには戦争の行方なんざ関係ないがな」「連合とザフト、どちらが勝ってもロクな事にはならんさ」
シホミ「…そうかも知れませんね…」
アカネ「考えてみればバカみたいだよね。ラダムやイバリューダーっが来てるのに地球人同士で戦ってるなんてさ…」
ホリス「そういう業から抜け出せないのが人間という生物なのかも知れませんね…」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

樹里「あれがグレイブヤードね」
〔カーソル、グレイブヤードを指定〕
プロフェッサー「気をつけてね、ロウ、カズマ。グレイブヤードは大気圏間際を危ういバランスで漂っているんだから」
ロウ「了解、了解! まずは様子見に行ってくるぜ」
カズマ「さて…ガレントの言う『鬼』が出るか、蛇が出るか…」
〔レーダー反応〕
ミヒロ「お兄ちゃん! ロウさん! 何か来るよ!」
〔敵ユニット出現〕
ロウ「ザフトのジンじゃねえか」
ホリス「あれ…おかしいですね…。私の情報ではグレイブヤードは地球からの移住者…」「つまり、ナチュラルが住んでるとの事でしたのに…」
カズマ「もしかして、あれがガレントの言う『鬼』なのか?」
???(蘊・奥)「…お前達は何者だ? ここに何の用がある?」
ロウ「いやあ…実は『剣』が欲しくてさ」
???(蘊・奥)「なるほど…略奪者というわけだな」
ロウ「いや、略奪者なんてそんな…」
???(蘊・奥)「問答無用!」
〔???(蘊・奥)、ロウへ隣接〕
〔剣を振るう音〕
〔ロウに爆発〕

ロウ「うわああっ!」
〔ロウ、グレイブヤードへ移動〕
〔ロウに爆発〕
〔味方ユニット離脱〕

樹里「ロウーッ!」
カズマ「何て腕だ…! ザフトの重斬刀であれだけの切れ味を出すとは!」
???(蘊・奥)「ほう…ワシの太刀筋が見えるとは少しはできるようだな?」「お前も見ての通り、このナマクラでも魂を込めればあの程度のことはできる」
ミヒロ「あ、あの人の動き…ナチュラルのものじゃないよ!」
カズマ「この男がガレントの言っていたグレイブヤードの『鬼』なのか…!」
???(蘊・奥)「………」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2終了】

地球圏エリア
グレイブヤード
ロウ「いてて…撃墜されたふりして何とかグレイブヤードに入り込んだはいいが、中はまるで迷路だぜ」「それに何だよ、このスペースは…。朽ち果てたスクラップ置き場…まるで墓場だぜ」
???(蘊・奥)「なるほど、墓場か…。まったくもって、その通りだ」
ロウ「お、お前はさっきのジンの…!」
蘊・奥「身構えずともよい…。刀は納めている」
カズマ「蘊・奥さん…ここにあれがあるのか?」
ロウ「カズマ! お前、どうしてここに!?」
樹里「私達もいるよ!」
カズマ「事情を話してわかってもらったんだ。俺達は略奪者じゃなくて剣を探しにきただけだってな」
蘊・奥「ガレント・カベリナリオの紹介でブレスフィールド・アーディガンの息子ならワシも礼を尽くさねばならん」
ロウ「ジイさん…あんた何者だ?」
蘊・奥「ワシの名は蘊・奥(うん・のう)。このグレイブヤードの墓守だ」
ロウ「墓守って…本当にここは墓場なのかよ」
蘊・奥「お前も見ての通りだ。ここは過ぎ去った時間や技術が眠る場所だ」「そして、お前が欲しがっているものも既に死んでいる」
リーアム「あれは…!?」
樹里「日本刀…!? 10メートル以上あるよ…!」
蘊・奥「ガーベラ・ストレート…脈々と受け継がれた刀鍛冶の技の集大成だ」
ロウ「そう、あれだよ! 俺が欲しいのはあれなんだよ!」
カズマ「…駄目だ、ロウさん…。あのガーベラ・ストレートをよく見てくれ…」
ロウ「え…」
蘊・奥「見ての通りだ。あの刀は既に朽ち果てヒビ割れておる」
カズマ「蘊・奥さん…あのガーベラ・ストレートに何があったんです?」
蘊・奥「…このグレイブヤードは時代の流れにより使われなくなった技術をもった人間達の住処だった…」「だが、ワシらは死にゆく定めだとしてもワシらが生きてきた証は残しておきたかった…」「だから、持てる技術をここに残し、ワシはそれを守る墓守となった」
ロウ「あのスクラップ、本当はその残された技術だったのか」
樹里「でも、ひどい…あちこち誰かに荒らされたみたい…」
蘊・奥「全ては略奪者の仕業だ。奴らは、このグレイブヤードを荒らしまわった…」「ワシはガーベラ・ストレートで奴らを迎え撃ったのだが、その代償があれだ」
カズマ「ガーベラ・ストレートはその時の戦いで死んでしまったのか…」
蘊・奥「タカの目の息子よ。お前達はここで帰るしかあるまい、残念じゃろうがな」
ロウ「いや…帰らないね」「壊れてるからって放って帰るのは俺の性に合わねぇ。あの刀、直せばいいって話だろ?」
蘊・奥「直すだと!? あれを精錬するのにどれだけの高い技術と手間が…!」「それにあれを創った技術者はもういないのじゃぞ!」
ロウ「技術はこのグレイブヤードに残されてるんだろ。なら俺が再現すればいいって事だ」
蘊・奥「貴様…人の話を!」
カズマ「蘊・奥さん、俺もロウさんに賛成だ」「親父が言ってた、思い出は大事な物だって…。技術だって同じ事だと思う」「だから、忘れちゃならないし亡くしちゃならない…。そのためにやれる事をやるべきだ」
蘊・奥「………」
ロウ「剣を操るのはあんたの専門らしいな。だったら、れの使い方はあんたに習えばいい」
蘊・奥「貴様…」
ロウ「隠居決め込むには早過ぎるぜ。あんただってその方がいいだろ?」
蘊・奥「小僧…お前…」
ロウ「乗るかい、ジイさん?」
蘊・奥「お前…相当の『バカ』らしいな」
ロウ「決まった! それじゃあ…契約成立だぜ!」
カズマ「俺達も忙しくなりそうだな、ミヒロ」
ミヒロ「うん!」

地球圏エリア
グレイブヤード
樹里「あれから一週間…。ロウは蘊・奥さんと剣のケイコ…」
アカネ「カズマとミヒロはヴァルホークでカーベラ・ストレートの打ち直しか…」
リーアム「ヒマな私達はジャンクの回収というわけですね」
ホリス「でも、ここを眺めているだけでワクワクしてきますよ。まさにお宝の宝庫ですね」
アカネ「高く売れるの?」
ホリス「そういう意味でのお宝ではないですうね。ですが、ここはまさに人類の英知の博物館のようなものです」「素晴らしい…! ここは文化財として、このままの形で保護するべきです!」
樹里「テンション高いね、ホリス…」
ホリス「ええ! これほどの感動と興奮はシホミさんとプロフェッサーさんにサンドイッチされても味わえませんね!」
アカネ「馬鹿ホリス! そんなにお姉ちゃんが好きならブリッジに戻ってなよ!」
ホリス「おお、怖い…。じゃあ、リーアムさん…私達は向こうのブロックを調査しましょう」
リーアム「樹里もアカネさんもお気をつけて」
アカネ「馬鹿ホリス…」
樹里「もうちょっと素直になったら?」
アカネ「誰がよ?」
樹里「決まってるじゃない、アカネさんよ」
アカネ「す、素直って何によ!?」
樹里「ホリスの事に決まってるじゃない。…好きなんでしょ?」
アカネ「あ、あたしはマッチョが好きで…あいつはヒョロヒョロのインテリのヒョーロクダマで…それで…その…」
樹里「ふんふん、それで…?」
アカネ「あ、あたしの事より樹里! あんた、ちょっとは自分の方を何とかしなよ!」
樹里「え…な、何の話…?」
アカネ「とぼけちゃって…。ロウの手伝いに行きなよ。喜ぶよ、あいつ」
樹里「でも、私が行ってもできることないし…。あったとしても、きっと私が行っても足手まといになるだけだもの…」
アカネ「物事を悪い方に考えるのやめなよ、樹里の悪いクセだよ」「トレイラー心得、笑う門には福来る、スマイルは0円、だよ!」
樹里「う、うん…」
???(北辰六人衆)「………」
アカネ「あ、あんた…何…!? いつの間にグレイブヤードに入り込んだのよ!?」
???(北辰六人衆)「女…我々と来てもらうぞ」
樹里「え…?」

地球圏エリア
グレイブヤード
北辰六人衆「フフフ…ジャンク屋にトレイラー、お前達の仲間は我が預かった…」
樹里「ロウ…」
ロウ「てめえ、樹里を放しやがれ!」
アカネ「ごめん、カズマ…。ドジ踏んじゃったよ…」
カズマ「しっかりしろ、チイ姉! 必ず助けだすから!」
北辰六人衆「フフフ…まさか、この地に我々の邪魔をしてくれた者共がいたとはな」
ロウ「てめえ…火星の後継者か!」
北辰六人衆「我らは影…。そして、光と影は表裏一体…決して、その真は語らず…」
蘊・奥「貴様! 今度は女子を人質に取ったか!」
リーアム「では、グレイブヤードを荒らした者とは…!?」
蘊・奥「そうだ! 奴らがこの地を襲った略奪者だ!」
北辰六人衆「ご老人…あれを渡してもらおう」
蘊・奥「断る! あれは死んだ男に託されたものだ!」「あの男と約束した以上、貴様達のような悪漢に渡すわけにはいかぬわ!」
北辰六人衆「ならば、この女二人は殺す」
樹里「きゃ、きゃああああっ!!」
ロウ「樹里ーっ!」
蘊・奥「…待て!」
北辰六人衆「フフフ…ユニットを渡す気になったか」
ホリス「ユニット?」
蘊・奥「人の生命には代えられん…。…あの男も許してくれよう…」
???(デュオ)「…その必要はねえよ、ジイさん」
北辰六人衆「何奴!?」
デュオ「おせえよ! 時代劇野郎!」
〔銃声〕
北辰六人衆「ぬおっ!」
カズマ「今だ! チイ姉、樹里! 逃げろっ!!」
ホリス「アカネさん! こっちです!!」
アカネ「う、うん!」
北辰六人衆「く…不覚…!」
樹里「ロウーッ!」
ロウ「もう大丈夫だ、樹里! …野郎、ここまでやったんだから覚悟はできてるだろうな!」
デュオ「ジャンク屋の言う通りだ。神妙にお縄をちょうだいしな」
北辰六人衆「馬鹿な…! このグレイブヤードの周辺は我らが抑えたはず!」「デュオ・マックスウェル! なぜ、貴様がここにいる!?」
デュオ「外の連中は俺の相棒が相手をしてるさ。覚悟しな、火星の後継者…!」
カズマ「デュオ…! デュオなのか!」
デュオ「久しぶりだな、カズマ。やっぱり生きてやがったか」
カズマ「フ…死神のダチがあの世に行っちゃシャレにならないからな」
〔爆発音〕
〔画面、爆発〕
〔画面、振動〕

ロウ「おわっと!」
デュオ「ちっ…さすがのあいつも一人じゃ限界か!」
北辰六人衆「くっ!」
樹里「あいつ、逃げるよ!!」
北辰六人衆「こうなれば、このグレイブヤードを破壊し、ユニットを手に入れるまでだ!」
〔空を舞う音〕
デュオ「カズマ、手伝え! 奴を追うぜ!」
カズマ「ああ! 手を貸すぜ、デュオ!」
ロウ「ジイさん! 俺も奴を追う! 樹里達を頼む!」
蘊・奥「待て、小僧! お前には先にやることがある!」
ロウ「何…?」
蘊・奥「奴らを倒すのなら、あれを使え! 今から最後の仕上げだ!」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「よみがえる墓場の名刀」


【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

火星の後継者「くっ…奴め! たった一機で我々とここまで渡り合うとは!」
トロワ「数との戦いはお手の物だ」
火星の後継者「ええい! 北辰六人衆は何をしている! こうなれば全部隊を投入するぞ!」
〔敵ユニット出現〕
火星の後継者「どうだ!? いかに貴様の火力でが強大でもこれだけの数の相手はできまい!」
トロワ「問題はない。死神の前に幽霊が来たようだ」
〔味方ユニット出現〕
火星の後継者「や、奴が…復讐鬼が来たか!」
???(アキト)「………」
トロワ「心配するな。お前の事はネルガルの会長から聞いている」「俺はお前の邪魔をする気はない。やりたいようにやれ」
???(アキト)「………」
トロワ「火星の後継者…せん滅する」
<戦闘開始>

<敵13機以下or2PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

デュオ「またせたな、トロワ!」
トロワ「デュオ…北辰六人衆はどうした?」
デュオ「残念ながら逃がしちまった! 今から追い込みをかけるぜ!」
北辰六人衆「おのれ、プリベンターめ…! 我らを追ってきたか!」
カズマ「相変わらずやってるな、デュオ、トロワ」
デュオ「まあな。せっかくの再会だ…お前の元気な所を見せてもらうぜ」
カズマ「調子のいい事を言ってくれるぜ。自分の仕事を手伝わせたいだけのくせによ!」
デュオ「ちぇ…そういう所にうるさいのはブレス艦長にそっくりだぜ」
ミヒロ「お兄ちゃん…しゃべり方が昔みたいになってる…」
トロワ「話なら後にしろ。奴を逃がすわけにはいかない」
デュオ「了解だ! 死神と殺し屋のデスマッチといくぜ!」
北辰六人衆「おのれ…我らの殺人術の粋、味わわせてくれる!」

<カズマvs北辰六人衆>
カズマ「こいつ…アルテミスで会った火星の後継者の特殊部隊か!」
北辰六人衆「冥土の土産に教えてやる。我らは北辰六人衆! 貴様達を地獄へ誘おう!」

<デュオvs北辰六人衆>
デュオ「北辰六人衆のおっさんよ! あんたらの殺人術は地球圏に持ち込み禁止だぜ!」
北辰六人衆「デュオ・マックスウェルめ…! 先程の礼だ…冥土へと送ってくれる!」
デュオ「お断りだ! 死神が死神に連れていかれちゃシャレにならねえしな!」

<トロワvs北辰六人衆>
トロワ「………」
北辰六人衆「くっ…この男の中の虚無は我でも読めん!」

<???(アキト)vs北辰六人衆>
???(アキト)「………」
北辰六人衆「復讐人か…! 愛しい女の夢を見ながら冥土へ旅立て!」

<北辰六人衆全滅・味方援軍2&第3軍増援1出現>
〔最後の北辰六人衆、HP回復〕
北辰六人衆「我は滅せず!」
デュオ「ちっ! しぶとい野郎だぜ!」
北辰六人衆「かくなる上は、ここを突破する…!」
カズマ「あいつ、逃げる気か!」
ロウ「待ちな! お前の相手は俺がするぜ!」
〔味方ユニット出現〕
樹里「ロウ! 今まで何やってたのよ!」
ロウ「こいつの仕上げだ。だが、間に合ったようだな」
カズマ「ガーベラ・ストレートが完成したのか!」
ロウ「ああ! 宇宙に一本しかない名刀だ!」
北辰六人衆「ほう…貴様、実剣を使うか…。ならば、我が木連式抜刀術で刀の錆にしてくれる!」
コウ「こいつ…」
デュオ「気をつけろ、ジャンク屋! そいつの居合は並じゃねえぞ!」
蘊・奥「うろたえるな、小僧!」
ロウ「ジイさん…」
蘊・奥「お前には教えられる事は全て教えた! それを思い出せ!」
ロウ「忘れるもんかよ…! あんだけシゴかれたんだからな!」
蘊・奥「刀を腕で振り回すな! 身体全体を使うのじゃ…軸をズラすでないぞ」「その剣は重さで斬るのではない。研ぎ澄まされ刃に力を余す事無く集中させるのだ」「それができれば全てのものを一刀両断できる!」
ロウ「へ…基本はわかったぜ。後は実戦で勝負だ!」
北辰六人衆「現世との別れは済んだか! 滅!!」
ロウ「うおおおおっ!!」
〔ロウ、北辰六人衆へ攻撃〕
[イベント戦闘「ロウvs北辰六人衆」]
〔北辰六人衆に爆発〕
北辰六人衆「ば、馬鹿な!」
〔敵ユニット撃破〕
樹里「やったーっ! ロウ、すごーいっ!!」
蘊・奥「見事! 真っ直ぐな振りじゃったぞ!」
ロウ「へへ…免許皆伝ってところだな」
デュオ「ありがとよ、ジャンク屋。そいじゃ、脱出した野郎をとっ捕まえるとするか」
〔レーダー反応〕
トロワ「待て、デュオ。この反応…ザフトが来たぞ」
〔第3軍ユニット出現〕
アカネ「どうして、こんな所にザフトが来るのよ!?」
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

デュオ「ちっ…ドサマギで火星の後継者は逃げやがったか!」
???(アキト)「………」
〔味方ユニット離脱〕
カズマ「アキトさんも行っちまったか…」
シホミ「ザフトの指揮官へ」「こちらはトレイラーのヴァルストークファミリーです」「我々はジャンク回収の依頼を受け、この宙域で作業をしています。そちらに敵対する意思はありません」
ミハイル「こちらはザフト特務隊のミハイル・コーストだ」「既にそちらの武装は確認されている。大人しく投降しない場合、攻撃を開始する」
アカネ「だから、戦う気はないって言ってるじゃない!」
ホリス「無駄ですよ、アカネさん。向こうは最初からこちらに仕掛ける気のようですから」
デュオ「ザフトさんよ…それじゃまるで火星の後継者の援護に来たみたいだぜ」
ミハイル「………」「そちらの敵対意思は確認した。これより攻撃を開始する」
カズマ「やっぱり、その気か!」
ロウ「どいつもこいつも破壊で物事を解決しようとしやがる…! そんな野郎は俺が相手になってやるぜ!」
ミハイル「フン…任務とはいえトレイラーとジャンク屋の相手とはな」「私の相手に相応しい病はプリベンターのガンダムぐらいか…」「いいだろう、退屈な患者だが、これよりオペを開始する…」

<カズマvsミハイル>
カズマ「この機体…ジンのカスタム機か!」
ミハイル「次世代の推進システムを搭載したハイマニューバ型だ」「この鋭利なメスで貴様達という病を処置してくれる!」

<デュオvsミハイル>
デュオ「あんた、ザフトのミハイル・コーストだろ?」
ミハイル「ほう…私の名声も少しは知られているようだな」
デュオ「聞いてるぜ! 元医者で戦いを患部とか病気に例えるんだってな!」「あいにく、俺は死神なんでね。医者の天敵ってわけだぜ!」

<トロワvsミハイル>
ミハイル「戦場という患部に現れる敵という名の病…。これよりオペを始める…!」
トロワ「病んでいるのは、どうやらお前の方だな…」

<ロウvsミハイル>
ミハイル「何だ、この男の攻撃は…! セオリー無視のがむしゃらか!?」
ロウ「これが俺のやり方だ! 行儀よくやってちゃ、とてもじゃねえが本職相手には勝てねえからな!」

<ミハイル撃破・勝利条件達成>
ミハイル「この私がオペレーションミスとは! …ジャンク屋、トレイラー、そして、プリベンター!」「機会があれば、この借りは必ず返すぞ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
ロウ「捨て台詞とはみっともねえな!」
トロワ「デュオ…」
デュオ「ああ、ザフトが裏で火星の後継者を支援してるってのはどうやら本当らしいな…」
蘊・奥「ご苦労だった、小僧。ガーベラ・ストレートもとりあえずは使えるようになったな」
ロウ「へへへ…次は奥義でも教えてくれるかい?」
蘊・奥「バカもんが! やっと基本ができたような奴が何が奥義だ!」「基本の中に奥義ありだ! 今日からお前は毎日素振り1満開だ!」
ロウ「ハははは! ありがとうよ、ジイさん! 感謝してるぜ!」
樹里「ちょっと待ってよ、ロウ! どこ行くのよ!」
ロウ「出撃が遅れたついでだ。そこらのジャンクを回収してくるぜ!」
〔味方ユニット離脱〕
樹里「もう! ガーベラ・ストレートが完成したからってハシャぎ過ぎよ!」
蘊・奥「…プロフェッサー殿、小僧が戻るまでの間、こちらに来てはもらえぬだろうか?」
プロフェッサー「何か御用かしら?」
蘊・奥「うむ…あなた方に渡したいものがあるのだ…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

地球圏エリア
グレイブヤード
プロフェッサー「何かしら、渡したいものって?」
蘊・奥「これじゃ…」
ホリス「何でしょう? 何かにユニットのようですが…」
樹里「GGって書いてあるけど…」
アカネ「グレートガンダム? ゴールドガンダム? ガンダムガンダム?」
ミヒロ「絶対違うと思う…」
デュオ「もしかして、ジイさん! それって火星の後継者が欲しがっていたものかよ!?」
蘊・奥「その通りだ。ワシはこれをグレイブヤードに流れ着いたある男から預かったのだ」
プロフェッサー「その男って?」
蘊・奥「わからん…。何者かに追われてケガをしており、すぐに息を引き取ったからな…」「ただ、自らの事は何やらの『友の会』と名乗った」
ホリス「血生臭い事件の割りに随分とソフトなお名前ですね」
蘊・奥「さらにその男は、これは人類の英知が詰まった大切なユニットだと言っていた」
デュオ「なるほどね…。それほどのもんなら火星の後継者が狙うのも不思議じゃないな」
蘊・奥「小僧…お前もこれを欲しがるか?」
デュオ「興味ねえな。俺達の任務は火星の後継者を追う事だし、そいつは個人の持ち物だ」「それにあんたがこれを渡したいのはあのジャンク屋だろ?」
樹里「え…ロウに?」
蘊・奥「ワシは死んだ男にこれを託された時、悪用されぬために信義に値する男に渡すと約束した」
カズマ「じゃあ、ロウさんがそれに足る男と認めたわけか?」
蘊・奥「いや、そうではない。人類に英知でもなければあのバカはやっていけんと思ってな」
樹里「何それーっ!?」
蘊・奥「だが、確かにこれは役に立つ。ワシもこのユニットのおかげでモビルスーツの操縦ができたのだからな」
カズマ「なるほど…ジンの動きはこのGGユニットのサポートがあったためなのか」
トロワ「推論型のコンピュータか…」
ホリス「ふむ…ロウさんの持っている8のようなものなのでしょうね」
カズマ「そして、火星の後継者もこれを狙っている以上、ここに置いておくのは危険だな」
プロフェッサー「わかった、蘊・奥。そのGGユニットは、こちらで預からせてもらうわ」
蘊・奥「くれぐれも悪用されんようにな。あのバカにもそう伝えてくれ」
樹里「ふふ…何だかんだ言ってもロウの事、認めているんですね」
カズマ「フ…かわいい弟子だものな」
リーアム「たいへんです、ロウが!」
プロフェッサー「どうしたの、リーアム…!?」
リーアム「ロウが何者かと交戦しています! そして、その機体は…」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

ロウ「片腕のない機体って事はこいつがヘリオポリスで見つけた右腕の持ち主…」「ゴールゴフレームか!」
???(ギナ)「…踊れ…」
〔ロウの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

ロウ「こいつやる気かよ!?」
8「注意。相手の胸はこちらの数段上」
ロウ「そんなのは見ればわかるぜ!!」「くそっ! こっちは戦闘後でエネルギーがもう無いってのによ!」
???(ギナ)「どうした? もう踊れないのか…」
〔味方戦艦出現〕
樹里「ロウーッ!」
???(ギナ)「下賤な者が私とデュエットできるはずもないか」「死ね」
ロウ「くそおおおおおおっ!!」
〔???(ギナ)、ロウへ隣接〕
〔衝撃音〕
〔スパーク音〕

???(ギナ)「私の太刀を止めただと…!?」
ロウ「へ…ジイさんの特訓の成果が出たぜ!」
???(ギナ)「だが、エンドロールだ。落ちろ」
〔ロウに爆発〕
ロウ「うわっ!」
〔ロウ、大気圏へ接近〕
リーアム「いけません、あのままでは!」
8「大気圏へ降下中。エネルギー残量0。軌道修正不可能」
???(ギナ)「さらばだ、P02…。ASTRAYは私のP01だけでいいのだ」
〔敵ユニット離脱〕
ロウ「くそ…ここまでか…」
〔プロフェッサー、ロウへ隣接〕
樹里「ロウ! ホームの陰に入って!」
ロウ「お、おい! ホームごと地球に落ちちまうぞ!」
プロフェッサー「何とかなるわよ」
リーアム「そうそう。ロウの面倒を見てくれと蘊・奥さんにも頼まれましたし」
樹里「ロウだけで行かせないわよ」
ロウ「へ…バカ野郎…」
〔光の放射音〕
〔画面、黄色く発光〕

【戦闘マップ3終了】

【戦闘マップ4開始】

〔味方戦艦出現済み〕
カズマ「リーアムさん! ホームの資材の運搬、終わったぜ!」
リーアム「お疲れ様でした。これで作業は全て完了です」
樹里「ホーム…壊れちゃったね…」
プロフェッサー「大気圏突入能力もないのにムチャをしちゃったんだもの…。さすがのロウでも修理は無理ね」
ロウ「すまねえな、ホーム…。俺を助けるために無理させちまってよ…」
デュオ「で、シホミさんよ…。俺達もジャンク屋を追って砂漠のど真ん中に落ちたわけだが…」「救助の要請はしたのかい?」
シホミ「ええ…予定ではそろそろこちらに到着するはずよ」
ホリス「どうやら来たようです」
〔味方戦艦出現〕
ルリ「お待たせしました、皆さん。お元気でしたか?」
カズマ「ナデシコか…。新生ヴェルターもアフリカに来ていたんだな…」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
プラント最高評議会
パトリック「…アフリカ戦線の状況は以上です、議長」
シーゲル「国防委員長…他にも何か報告があるのではないかね?」
パトリック「どういう意味でしょうか?」
シーゲル「君が特務隊を動かした件は私の耳にも入っている。出撃の目的を聞かせてもらおう」
パトリック「単なるパトロールですので、議長のお耳に入れるほどの事ではないと判断しました」
シーゲル「では、単刀直入に言おう。火星の後継者とは手を切るのだ、パトリック」
パトリック「………」
シーゲル「確かに木連への協力はジョージ・グレンの志を継いだものであり私も承認した」「だが、火星の後継者はあまりにも危険だ」「いずれは彼らはプラントまでもその目的のために戦火に巻き込むだろう」
パトリック「だが、うまく使えば戦力になる。奴らの中に根強く残っている地球への憎悪を利用すれば難しい話ではない」
シーゲル「パトリック…!」
パトリック「シーゲル! これは戦争なのだ! 利用できるものは全て使い、我々はナチュラルに勝たねばならん!」
シーゲル「君の言う勝利とは何だ?」
パトリック「コーディネイターによる世界の統治…。そのためならナチュラルを滅ぼす事もためらうつもりはない」
シーゲル「………」
パトリック「もう後戻りはできんぞ、シーゲル。向こうが我々を根絶やしにする気なら受けて立つまでだ…!」「私はそのためなら手段を選ぶつもりはない…!」
シーゲル(コーディネイターとナチュラル…そのどちらかの全滅…。この戦い…終わりはそれしかないのか…)

ヨーロッパエリア
ナデシコB/ブリッジ
デュオ「しかしよ、カズマ…お前とあんな所で再会するなんて思いもしなかったぜ」
カズマ「フ…腐れ縁ってやつか? それとも運命の神が俺達の再会を見たかったのかもな」
デュオ「どうでもいいけどよ…。その気取ったしゃべり方、似合ってねえし、笑えるだけだぜ」
カズマ「!」
ミヒロ「デュオさん…言っちゃった…」
アカネ「あたし達…ずっと笑わないように気をつけてたのに…」
ホリス「私はやっと最近、吹き出すのを我慢できるように我慢できるようになりましたよ」
カズマ「み、みんな…そんな風に思ってたのかよ!」
シホミ「いいのよ、カズマちゃん…男の子なんだから背伸びするのも必要な事だし…」「男の子が誰でも通る道…ハシカみたいなものだんだから」
カズマ「ね、姉さん…」
シホミ「私…カズマちゃんの成長が嬉しくてお赤飯炊こうかと思ったのよ」
カズマ「や、やめてくれっ! もうそれ以上、言わないでくれ!!」
デュオ「どうせブレス艦長の真似だろ。俺は親父を超えるんだっていきがっちゃってよお…」
ミヒロ「…やっぱり無理だよ、お兄ちゃん…。戦闘中も格好つけるのにいっぱいいっぱいだし…」
カズマ「く、くそおおおおっ! せっかくイメチェンして大人の男になたってのによ!」「これだから昔のダチってのはタチが悪いぜ!!」
デュオ「まあ、そう怒るなって。あのトロワを笑わせるぐらいの芸にはなってたぜ」
トロワ「………」
ミヒロ「よくわかんない…」
カズマ「くそ…。ここまで笑わせるんならやんなきゃよかったぜ…」
サブロウタ「ま…気にすんなって。充分、笑いがとれたみたいだしな」
ハーリー「さすがサブロウタさん! イメチェンに関しては先輩ですね」
ルリ「それでカズマさん…ノイ・ヴェルターに参加する意思は固まりました?」
カズマ「………」
ルリ「大人の男性はそんな風にスネたりしませんよ」
カズマ「すんません…。もうほんと、勘弁してください…」
トロワ「ノイ・ヴェルター…それが再結成されたヴェルターか」
デュオ「俺とトロワも今日からノイ・ヴェルターに参加するぜ」「レディ・アンから大河長官に話もいってるだろうし…」「この状況じゃ火星の後継者だけを追ってりゃいいってわけじゃねえしな」
凱「カズマ…この一ヶ月の時間はお前の中に何を残した?」
カズマ「俺は…」
デュオ「スカしてねえで直球で行けよ!」
カズマ「っせえな! 言われなくてもわかってるぜ!」「決めたぜ、みんな。俺達もノイ・ヴェルターで戦おう」
シホミ「それでいいのね、カズマ?」
カズマ「ああ…よくわかったよ。地球圏のどこに行っても戦いばかりだってな…」「誰かが戦わなけりゃ平和も未来も来ないんだよ、今の地球はよ」
アカネ「その誰かにあたし達がなるんだね?」
カズマ「ああ、そうさ。理由は後からでもついてくる!」「ロウさんじゃないが俺も理由を考えるのやめた! 自分の思うままにやるぜ!!」
ミヒロ「それそれ! やっぱりお兄ちゃんは勢いで全て押し切らなきゃ!」
アカネ「あははは! やっと馬鹿カズマが戻ってきたよ!」
カズマ「親父の真似は後回しだ。まず俺は俺としてやる事をやるぜ! …いいいよな、ホリス?」
ホリス「OKです。それでこそ高みを目指すトンビです」
凱「よろしく頼むぞ、カズマ。それにヴァルストークのみんなにデュオとトロワも」
デュオ「ああ…俺もカズマと同じくバカに徹してみるさ」
トロワ「それも悪くないな。俺も乗らせてもらおう」
ルリ「では、シホミ艦長…」
ハーリー「こちらの書類にサインをお願いします。契約条件その他が記載されています」
シホミ「うふふ…用意がいいのね。私達がいつか依頼を受ける事を見越しておいたみたい」
ハーリー「えへへ…正解です」
カズマ「よろしく頼むぜ、ルリ艦長! 今の俺は砂漠より熱く燃えてるからな!」
ルリ「…そのセンス…進歩してないみたいですね…」
【シナリオエンドデモ終了】


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