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No.35
熱砂に吹く風


サブタイトル
「熱砂に吹く風」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

バルトフェルド「ダコスタ君、退艦命令を出せ」
ダコスタ「しかし!」
バルトフェルド「勝敗は決した。残存兵をまとめて、ジブラルタルまで後退しろ」
ダコスタ「…わかりました」
〔敵ユニット離脱〕
バルトフェルド「君も脱出しろ、アイシャ」
アイシャ「そんな事するくらいなら死んだ方がマシね」
バルトフェルド「君もバカだな…」
アイシャ「何とでも」
バルトフェルド「では…付き合ってくれ!」
カトル「まだ、戦うというのか…!」
キラ「バルトフェルドさん!」
バルトフェルド「まだだぞ、少年!」
キラ「もうやめてください! 勝負はつきました! 降伏を!!」
バルトフェルド「言ったはずだぞ! 戦争には明白な終わりのルールなどないと!」
カトル「では、ナチュラルとコーディネイター、どちらかが滅びるまで戦いは続くというのか!?」
バルトフェルド「それしかなかろう…互いが敵である限り!」
ムウ「やるしかないぞ、キラ、カトル!」
カガリ「ためらうな、キラ! ためらえばやられるのはこっちだ!」
キラ「僕は…僕は!!」
[イベントデモ「キラ、SEED覚醒」]
<戦闘開始>

<カトルvsバルトフェルド>

バルトフェルド「最後に聞かせてくれ、砂漠の王子。君はなぜ連合についたんだい?」
カトル「僕はそんなつもりはない。ただ、現地の人々を苦しめるザフトを止めるために戦っている!」
バルトフェルド「ガンダムパイロットの君が随分と視野の狭い事だ」「アフリカを解放すれば、君の戦いは終わるというのかい?」
カトル「戦う覚悟はできている! そして、倒すべき敵が誰なのかも理解したつもりだ!」

<キラvsバルトフェルド>
バルトフェルド「少年! 君と語り合った時間は実に楽しかったよ!」
キラ「やめてください、バルトフェルドさん! もう勝負は…!」
バルトフェルド「それでもやるのさ! それがこの戦いの結末だからな!」
キラ「そんな結果を僕は…僕は…!」

<カガリvsバルトフェルド>
カガリ「砂漠の虎! 決着をつけるぞ!」
アイシャ「あの時のお嬢さんね。ドレス…ステキだったわよ」
バルトフェルド「それに君とのケバブ談義、実に楽しかったよ!」
カガリ「お前ら! 生命のやり取りの場でふざけるな!」
バルトフェルド「確かに君の言う通りだな。そういう出会いをしてしまった事は悲しい事だよ」

<バルトフェルド撃破or3PP・勝利条件達成>
※※3PPの場合、セリフ追加※※
キラ「バルトフェルドさん!」
バルトフェルド「少年! 見せてもらうぞ、君の答えを!」
〔バルトフェルド、キラへ隣接〕
〔キラに爆発〕

キラ「くっ…!」
ミリアリ「ストライクのパワー、危険領域に入ります!」
カトル「キラ君!」
〔キラ、分離〕
〔バルトフェルド、キラへ攻撃〕

[イベント戦闘「キラvsバルトフェルド」]
〔バルトフェルドに爆発〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※

バルトフェルド「ぐっ…!」
アイシャ「アンディ!」
〔敵ユニット撃破〕
キラ「僕は…僕は…!」「殺したくなんかないのに!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ開始】

ヨーロッパエリア
サハラ砂漠
マリュー「色々ありがとう、カトル君…」
カトル「いえ…砂漠の虎との戦いは僕の意志で始めた事ですから」
ナタル「だが、君とその配下の者も協力でザフトのアフリカ戦線は停滞する事になった」「軍として民間のゲリラである君達に感謝したい」
カガリ「礼を言われるまでもない。砂漠での戦いは私達の方がスペシャリストだからな」
ムウ「さすがはゲリラ達の勝利の女神だ。言ってくれるね」
カトル(僕は結果的に連合軍に協力する事になった…)(今の世界で僕のした事は本当に正しかったんだろうか…)
キラ「カトル君…」
カトル「お別れだね、キラ君。君に会えてよかったよ」
キラ「僕もだよ…」
マリュー(キラ君…地球に降りてから色々あったみたいだけど、少し落ち着いたみたいね…)
ムウ(サイの彼女のフレイって子を奪ったとか何とかあったからな…)(ついでに増長して一時は手がつけられなかったが、やっと以前の坊主に戻ってきたぜ)
カガリ「私はアークエンジェルについていくぞ!」
キラ「え…」
カガリ「あんた達より情勢に詳しいし、補給の問題やら何やらあった時には力になってやれるしな」
マリュー「それはかまわないけど…」
カガリ「無論、あんた達の目的地であるアラスカまでは行く気はないがな。それでルートはどうするつもりなんだ?」
ムウ「ま…太平洋を横断していくのが無難だろうな」
マリュー「そうね…。それにキラ君やトール君達にはオーブを見せてやりたいし…」
カガリ「オーブに寄るのか!?」
ムウ「坊主たちはあそこの出身だからな。素通りしたんじゃ、後々まで恨まれそうだぜ」
マリュー「あそこは中立国である以上、連合軍の我々が立ち寄る事は許可されないでしょうけど…」「交渉だけはしてみるつもりよ」
カガリ「………」
キラ「カガリ…君もオーブの出身なの? ヘリオポリスでも見かけたし…」
カガリ「ち、違う…! 私は…その…」
カトル「………」
セイナ「カトル…お前宛に通信だ。デュオ・マックスウェルとかいう奴からだ」
カトル「デュオ? 彼も地球に来ているのか…」

ヨーロッパエリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴100.10.9、航海日誌…」「サハラ砂漠に落ちた俺達はノイ・ヴェルターに合流した」「ロウさん達も『面白そうだ』の一言で俺達に協力してくれる事になった。あの人らしい理由だ」「ノイ・ヴェルターはGGGアメリカで3人の新テッカマンとアキさん、ルネ達を仲間に加えた」「俺達の当面の任務は火星の後継者の情報収集と…」「GGGアメリカでバイオネットに奪われたQパーツの捜索だそうだ…」
〔扉の開閉音〕
ユミ「カズマ君! そろそろミーティングの時間だよ!」
カズマ「っと、ユミかよ! ノックぐらいしろよ!」
ユミ「ごめんね、急いでたんで忘れちゃった」
カズマ「ったく、こんなのが新テッカマンだなんて世も末だぜ…」
ナターシャ「聞き捨てならないセリフだね」
ダービット「そうそう、お笑い担当で選ばれたユミと俺達といっしょにされちゃ困るぜ」
ユミ「ひっどーい、ダービットさん!」
アニタ「一々ダービットの軽口に反応しないの」
ゴリアテ「その通りだ。ダービットはそうやって女の子を口説くのが得意だからな」
ハヤト「ユ、ユミちゃん、気をつけてね」
ユミ「大丈夫よ、ハヤトさん。あたしにはDさんがいるんだから」
ハヤト「Dさんって…GGGアメリカで会ったっていうい謎の人…?」
ユミ「そう! あたしの憧れの人よ!」
カズマ「お前ら、仲がいいのは結構だがよ! 6人で人の部屋に押しかけてきて勝手に盛り上がってじゃねえよ!」「日誌を書き終わったらブリッジに行くから先に行ってろ!」
ナターシャ「遅れんじゃないよ、カズマ」
ユミ「じゃあ後でね、カズマ君!」
〔扉の開閉音〕
カズマ「…アキさんをチーフとする新スペースナイツには3人の地球製テッカマンがいる」「ナターシャがテッカマンベスナー、ダービットがテッカマンゾマー、ユミがテッカマンイーベルだ」「連中にはブルーアース号に乗ったサポートメンバーがそれぞれ付き、連携で戦うそうだ」「ゴリアテがベスナーの、アニタがゾマーの、ハヤトがイーベルのと言った具合にだ」「アキさんの話では連中は東京で咲いた早咲きのラダム樹に取り込まれた人間なんだそうだ」「そして、アキさんは地球製テッカマンを完成させるための実験台として自らもラダム樹に取り込ませた」「アキさんは行方不明のDボゥイさんの代わりにラダムと戦う気なのだろう」「しかし、新テッカマン…特にユミの奴はDボゥイさんとはえらく雰囲気が違う」「その明るさを買われてテッカマンに選抜されたらしいが…」「あいつの志望動機ってのがブレードに憧れてというのは何とも言えない」「俺達はDボゥイさんが生きてる事を秘密にしておく事にしたが、あの人はこの先、どうする気なのだろう…」
〔モニターの開く音〕
ルネ「いい加減にしな、カズマ。ミーティングにも出ないで何やってんだよ」
カズマ「っとすまねえ! 日誌を書くのに夢中になっちまった」
ルネ「フン…相変わらずやる事が遅いんだよ。これだから民間人といっしょに行動するのはイヤなんだ」
カズマ(ルネの超人的な力はその身体がサイボーグであるためだと聞いた)(そして、それにはバイオネットが関わっており、それゆえルネは奴らを追う事に執念を燃やしているそうだ)
ルネ「とりあえず、もうミーティングは終わったよ。それより出撃の準備をしな」
カズマ「何かあったのかよ!?」
ルネ「ミスリルの輸送機が砂漠で撃墜されたんだとさ」
カズマ「相手はザフトの砂漠の虎か!?」
ルネ「そいつならアークエンジェルに倒されたそうだよ」
カズマ「アークエンジェルが…? すげえじゃねえかよ!」
ルネ「地元のゲリラも協力したって話もあるけどね」
カズマ「結局、誰が輸送機を落としたんだよ…!?」
ルネ「それを確かめにいくんだよ。輸送機が撃墜された地点はここから遠くないらしいからね」「あんたもとっとと出撃の準備をしな」
カズマ「了解だ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ2開始】

かなめ「ねえ、ソースケ…ここって南の島…?」
宗介「いや…」
かなめ「楽しい連中のリゾートはどこに行ったの?」
宗介「さあな…」
かなめ「それにしても暑いよね…。どこかにオアシスか何かないの?」
宗介「ない…」
かなめ「いくら暑いからってもうちょっとまともにしゃべりなさいよ! …うえ! ぺっぺっぺ!」
宗介「大口を開けると口に砂が入るぞ」
かなめ「もう遅いわよ…」
宗介「俺達の目的地のベルデ岬諸島は美しい景観を持つまさに楽園だ」「そこにはミスリルの補給基地がある。俺が君を連れて行きたかったのはそこだ」
かなめ「そりゃ、この地獄の砂漠に比べればどこでも楽園よ…」「いきなり、日本で飛行機に乗せられてアフリカの上空で撃墜されて…」「あんたの誘いに乗ったあたしがバカだったわよ…」
宗介「君を誘ったのは大佐殿の意志だ。千鳥とゆっくり話をしたいそうだ」
かなめ「大佐殿ってテッサよね…。…だったら思わせぶりな誘い方しないでよね…」「何が二人っきりよ…。思いっきり意識したあたしがバカみたいじゃない…」
宗介「何か言ったか?」
かなめ「何でもないわよ!」
宗介「そして、輸送機が撃墜されたのはまったく想定外の出来事だった。これは君に詫びるしかない」
かなめ「まあ、それはいいわよ。とりあえず生命が助かった事がめっけもんだから」
宗介(…輸送機を狙ってきた相手は一撃では撃墜せず、まるで俺達に脱出する時間を与えていたかのようだった)(これはあまりにも不自然だ。だとしたら、敵の狙いは…)
かなめ「で、そのベルデ岬ってのまで後どれくらいなの?」
宗介「俺達がパラシュートで降下した地点は幸いにも砂漠の西部だ。目的地までは1000キロほどだ」
かなめ「…もう突っ込む気もないわよ。でも、ソースケ…あんた、あんまり暑そうじゃないね」
宗介「この手の場所は慣れている。昔、住んでいた時もあるからな」
かなめ「あんたの子供の頃の話か…。いい機会だから、聞かせてよ」
宗介「…大した話ではない。あれは俺が8歳の頃だ…」
かなめ「ちょっと待って! あんた、そんな歳から戦争してたの!?」
宗介「それ程珍しい事ではない。俺に戦い方を教えてくれた男は俺の3つ上だった」
かなめ「はあ…ついていけんわ、やっぱ…」
宗介「伏せろ、千鳥!」
〔宗介のいる地点の近くに爆発〕
かなめ「な、何なのよ!?」
宗介「この一帯はザフトの地上部隊と地元のゲリラが戦っているエリアだ。その戦闘が始まったのかも知れん」
かなめ「でも、あたし達には関係ないじゃない! ね、事情を話して保護してもらおうよ!」
宗介「いや…それ以外の可能性もありえる。そして、それは…」
〔敵ユニット出現〕
かなめ「うわ! 出た!」
宗介「走るぞ、千鳥! 奴らの狙いは俺達だ!」
かなめ「え…!?」
宗介「輸送機を落としたのは君の誘拐が目的だったんだ! 俺達は日本からずっと狙われていたらしい!」
かなめ「そ、そんな事、言っても…」
宗介「来るぞ!」
〔宗介のいる地点の周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

かなめ「きゃあっ!」
宗介「くっ…手持ちの武器弾薬は無しか…!」
かなめ「ぜ、絶体絶命じゃない!」
〔味方ユニット出現〕
宗介「サンドロック…! カトルか!」
カトル「宗介にかなめさん! ミスリルの輸送機から脱出したのは君達だったのか…!」
宗介「あの連中の狙いは千鳥だ! ここは頼む!」
カトル「わかった! 君達は避難するんだ!」
セイナ「ふふ…あの時の彼と彼女か。こんな所で会うなんてよくよく縁があるみたいだね」
カガリ「知り合いなのか、セイナ?」
セイナ「まあね。とても仲良しとは言えないけど…」
カトル「そちらの武装集団へ。君達の追っている者は非武装であり一人は民間人だ」「正当な理由のない以上、君達のしている事を見逃すわけにはいかない」
ザイード「ガンダムサンドロック…。ゲリラ組織『明けの砂漠』の王子か…」
〔カトルの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

カトル「話し合いの余地はないか…!」
カガリ「カトル! あいつらは何者なんだ!?」
カトル「わからない。だけど、僕にとっても彼らは戦うべき敵のようだよ」
カガリ「私も付き合うぞ! 『明けの砂漠』の一員としてな!」
セイナ「ふうん…アークエンジェルがオーブに寄るのが嫌で残ったのにかい?」
カガリ「そ、それはだな!」
カトル「話は後だよ! まずは彼らを守る事が先だ!」
ザイード(しかし、標的の護衛がカシムとはな…。俺がこの任務に選ばれたのはそのためか…)
<戦闘開始>

<ザイードと戦闘or3PP・味方援軍1出現>

セイナ「あの赤い指揮官機、やるね…!」
カトル「ええ…。あの指揮官の下、武装ゲリラとは思えないほどよく統制されている…!」
ザイード「………」
宗介(この陣形…それに戦術…。似ている…)
かなめ「どうしたの、ソースケ? あの赤いASが気になるの?」
宗介(そんな事があるはずはない…。ザイードはあの戦いで死んだはずだ…)
かなめ「何黙ってるのよ! こういう時は気休めでもいいから励ましぐらい言いなさいよ!」
宗介「気休めの精神論は不要だ。援軍が来た」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
かなめ「ナデシコとヴァルストーク!」
カトル「来てくれたんだね、デュオ!」
デュオ「まあな。お前に安全なルートを教えってもらったお礼もしなくちゃなんねえしな」「ついでにミスリルの連中も拾ってきたぜ」
宗介「M9…SRTか!」
クルツ「よう、ソースケ! あんまり遅いんで迎えに来てやったぜ!」
マッカラン「ウルズ1からウルズ7へ。『天使』を保護しつつ友軍艦へ退避! お前の機体も持ってきている!」
宗介「マッカラン大尉殿も来ているのか…!」
かなめ「ウルズ1って事はマオさんよりも偉い隊長さん?」
マオ「そういう事。テッサがスペシャルゲストを丁重にお迎えしろってね」
宗介「わかった…! 千鳥、走るぞ!」
かなめ「う、うん!」
ルリ「各機は宗介さんとかなめさんを保護。カトルさん達を援護しつつ、敵を迎撃してください」
クルツ「了解だ、ルリちゃん! かなめちゃんの水着姿を拝むためにも気合入れていくぜ!」
サブロウタ「へえ…この戦いの後にはそんなボーナスが待ってるとはね」
ダービット「そりゃやる気も出るってもんだぜ!」
リョーコ「くそっ…女ったらしのロン毛がまた一人増えやがったか…!」
ザイード「ミスリルとノイ・ヴェルターとやらか。…どうやら、あの方にも出撃を願う必要があるな」

<味方援軍1出現の次PP・味方援軍2出現>
〔味方ユニット出現〕
カズマ「アーバレストって事は宗介か!」
宗介「ウルズ7、これより戦闘を開始する」
クルツ「遅れて来た分、働けよ!」
ザイード「あの白いAS…」
???(ガウルン)「そうだ。あれが愛しいマイ・ハニー、カシムのクソASさ」
ザイード「………」
???(ガウルン)「昔馴染みだからって情にほだされてるんじゃねえだろうな、ザイード」
ザイード「私は理想や情のために犬死する馬鹿者を大勢見てきました。生命を無駄遣いするのは御免です」
???(ガウルン)「いい心がけだ。だが、勝ち組に入りたけりゃ腕を見せてもらわねえとな」
ザイード「了解です」
〔ザイード、宗介へ隣接〕
〔宗介に爆発〕

かなめ「ソースケ!」
宗介「こいつ、速い…!」
ザイード「………」
〔ザイード、前進〕
宗介「あいつ…こちらを誘っているのか?」
カトル「アーバレストと一対一で戦うのを希望している…?」
クルツ「面白しれぇ! やっちまえ、ソースケ!」
マッカラン「ウルズ7! 敵の指揮官機はお前に任せる」「だが、何らかのワナの可能性もある。充分に気をつけろ」
宗介「ウルズ7、了解…!」
〔宗介、ザイードへ接近〕
宗介「何を考えっているか知らんがこちらもお前に確かめたい事がある」
ザイード「………」
???(ガウルン)「どうだい? 昔の戦友と殺し合いをする気分は」
ザイード「特には…。任務ですので…」
???(ガウルン)「つまらん返事だぜ。じゃあ、俺の方が盛り上げ役を送ってやるぜ」
〔敵ユニット出現〕
カトル「あれは…!」
トロワ「ベヘモス…。あれが量産されていたか…」
イーベル「な、何なの、あれ!? 怪物!?」
サブロウタ「ハーリー、データを回せ!」
ハーリー「あの機体の名はベヘモス! カテゴリーはASです!」
樹里「うそぉ! あんな大きいのにASなの!?」
ガイ「お、おい! 機械獣かデスブラック獣人の間違いじゃねえのか!」
ルリ「あのASには特殊な装置が詰まれています。各機は注意してください」
凱「ラムダ・ドライバか…!」
ルネ「恐るべきは、あれを量産し、使いこなせる人間を養成している組織が存在している事だね…!」
セイナ「………」
カガリ「どうした、セイナ!?」
セイナ「あれにはちょっと因縁があってね。見てると嫌な気分になるのさ」
トロワ「………」
クルツ「急げよ、ソースケ! あのバケモノには例のカラクリがあるからな!」
マオ「そうなると頼りになるのはあんただけだからね! 頼むよ、ソースケ!」
宗介「了解だ…!」
ザイード「カシム…お前では俺には勝てん」

<宗介vsザイード(1回目)>
ザイード「相変わらずだな。足の運び方にクセがある」
宗介「ザイード…! お前、ザイードなのか…!?」
ザイード「久しぶりだな、カシム」
宗介「あの日、俺とカリーニン少佐がキャンプを離れている間に仲間は全てガウルンにやられたと思っていたが…」「生きていたのか、ザイード!」
ザイード「…俺があの襲撃をかわせたのは偶然のようなものだ」
宗介「やめろ、ザイード! 俺はお前とは戦いたくない!」「お前は俺にとってたった一人の…」
ザイード「許せ、カシム。俺は勝ち組でいたいんだ」

<宗介vsザイード(2回目)>
ザイード「お前はいい兵隊になったな、カシム。だが、無駄だ…お前では俺には勝てん」「お前の戦い方は全て俺が教えてやったものだからな」
宗介「ザイード…!」
ザイード「誰でのせいでもない。戦場ではよくある事だ。お前ならわかるな、カシム?」
宗介「だが、俺は…! お前が千鳥を狙うのなら俺はお前を倒す!」

<ザイード撃破・敵増援2出現>
ザイード「カシム…お前はいい兵隊になったな…」
宗介「ザイード…脱出しろ!」
ザイード「もう予備弾装も使い尽くした…。お前の…勝ち…だ…」
〔敵ユニット撃破〕
宗介「ザイード…」「うわあああああああああっ!!」
ガウルン「ハハハハハハハハ! カシム! いい声で鳴いてくれるぜ!」
〔敵ユニット出現〕
宗介「お前は…ガウルン!」
かなめ「あ、あいつ…ハイジャック事件の時にいた傷の男!」
凱「あの男…生きていたのか!」
ルネ「ガウルン…国際指名手配されてるA級テロリストか!」
ガウルン「どうだ、カシム? 俺プロデュースの感動の再会はよ」
宗介「ザイードを雇ったのは貴様か!」
ガウルン「まさか、あのキャンプの生き残りがお前とイワン以外にいたとはな」「あいつの経歴を知った時にはこの俺も、いもしねえ神様に感謝したぜ」
クルツ「あの野郎…わざわざソースケに昔の知り合いをあてたってのかよ!」
カズマ「まさに外道! 根性が捻じ曲がってやがるぜ!」
ガウルン「結構な誉め言葉をありがとうよ。さて、では前座を倒したカシムは俺が相手をしてやろう」
宗介「ガウルン、貴様あああっ!!」
〔宗介、気力上昇〕
ガウルン「来いよ、カシム。だが、そのメチャクチャな精神状態でラムダ・ドライバを使えるかな?」
宗介「黙れ! あんな不安定なシステムなどなくても貴様を倒す!」
ガウルン「せいぜい楽しませてくれよ、仲間殺しのカシム!」
〔ガウルン、気力上昇〕
〔ガウルン、精神コマンド「集中」使用〕


≪敵増援2出現後≫
<毎PP>

〔ガウルン、精神コマンド「集中」「覚醒」使用〕

<ガウルンと戦闘or敵増援2出現の2ターン後PP・味方援軍3&第3軍増援1出現>
ガウルン「ハハハハ! 楽しいな、カシム! もっと踊ってくれよ!」
〔ガウルン、回復〕
〔ガウルン、精神コマンド「熱血」「必中」使用〕

宗介「くっ…!」
ハーリー「あれがラムダ・ドライバの力…」
ゾマー「メチャクチャだぜ! バケモノぶりはあっちのデカブツ以上だ!」
ロウ「くそっ! 地球に着いた早々にこんなバケモノと戦う事になるとはよ!」
凱「テクノロジーは違ってもあれはGストーンと同じだ…!」
ルネ「あいつのドス黒い欲望や執念があれだけの力を生み出してるのか!」
デュオ「何してやがる、宗介! お前もラムダ・ドライバを使えよ!」
宗介「さっきからやっている! だが…!」
凱(駄目だ…。あのザイードという男の死で宗介の精神は混乱している…!)(あんな状態ではラムダ・ドライバを使うのは無理だ…!)
ガウルン「どうした、カシム! もっと俺と遊んでくれよ…ザイードを殺った時のようによ!」
樹里「あの人…怖い…」
イーベル「もうやだ! 何なのよ、あの人!?」
ベスナー「こ、このままでは…あの一機に全滅させられる事もありえる…!」
アキ(いけない…! 戦闘経験の浅いユミ達は完全にガウルンに飲まれている…!)(このままでは本当に全滅もありえる!)
〔レーダー反応〕
キャレット「コノエリアニ 何物カガ 接近! コノ反応ハ ラダムデス!」
アカネ「このタイミングで!」
〔第3軍ユニット出現〕
アキ「テッカマンランス!」
ガウルン「あん? ラダムか…」「せっかくのデートを邪魔するとは無粋な奴らだぜ!」
ランス「フン…まがい物とその仲間か。ソードめ…こんな連中に遅れを取るとはな」
アキ「ユミ、ナターシャ、ダービット! ランスはこちらを狙ってくるわ! 迎撃の用意を!」
ランス「遅い! お前達は皆殺しだ!!」
〔ベスナーの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

ベスナー「くうっ!」
ゾマー「くそっ! テロリストには訳のわかんねえバケモノはいやがるし、おまけにラダムも登場かよ!」
イーベル「あ、あたし達…勝てるの!?」
アキ「勝てるのじゃなくて勝つのよ! それが私達の使命なのだから!」
イーベル「チーフ…」
アキ「ユミ! 何のためにテッカマンになったのかを思い出しなさい!」
イーベル「あたしがテッカマンになった理由…それは…!」
Dボゥイ「そうだ! 心を強く持て!」
イーベル「あれは…!?」
Dボゥイ「戦う心を忘れるな、人の心を持ったテッカマン!」
イーベル「Dさん! どうしてここに!?」
アキ「!」
ランス「来たか!」
[イベントデモ「テックセッター(B)」]
Dボゥイ「ペガス! テックセッタアアアアアアアッ!!」
ブレード「テッカマンブレードッ!!」

〔味方ユニット表出〕
アキ「Dボゥイ!!」
イーベル「ブレード…! Dさんがテッカマンブレードだったんだ!」
ランス「来たか、裏切り者ブレード! それでこそ、この私が来た意味があったというものよ!」
ブレード「黙れ、ランス! 俺は貴様達を叩き潰すために戦う!」
ランス「フン…この数ヶ月の間、我らから逃げ回っていた貴様にできるかな?」
ブレード「………」
アキ「Dボゥイ…」
ブレード「確かに俺は逃げていた。だが、それは貴様達ラダムからではない…!」「俺が逃げていたのはテッカマンの宿命と俺自身からだ! だが、その弱い心はもう葬った!」「俺は戦う! それが父さんが俺に託した使命であり俺からミユキへの弔いだ!」
ベスナー「あれがテッカマンブレード…」
ゾマー「たった一人でもラダム獣と戦う白き魔人…!」
イーベル「Dさん! あたしも戦います! テッカマンとして!」
ガウルン「うるせえんだよ、どいつもこいつも! 俺とカシムのデートを邪魔するんじゃねえ!!」
リョーコ「どうすんだよ、ルリ! あいつを止めなけりゃ本当にヤバい事になるぜ!!」
ブレード「ラダムとは俺が戦う! みんなはあの赤いASを止めろ!」
カズマ「わかったぜ、Dボゥイさん!」
凱「よみがえったお前の闘志、見せてもらうぞ!」
ルリ「お言葉に甘えさせていただきます。各機はラムダ・ドライバ装備の赤いASに攻撃を集中させてください」
宗介「ガウルン…!」
ガウルン「ざまあねえな、カシム! 周りの連中におんぶに抱っことはな!」
宗介「黙れっ! お前を倒すぐらい俺一人で充分だ!!」
かなめ「ソースケ…」

<カズマvsガウルン>
カズマ「相手はASなんだ…! パワーではこっちが上のはずだ!」
ガウルン「トウシロが! 戦いに必要なのはパワーでもスピードでもねんだよ!」「要は相手を殺る気かどうか、それが大事なのさ!」

<カトルvsガウルン>
カトル「この男は危険だ…! ここで確実に仕留めなくては!」
ガウルン「邪魔だよ、ガンダム! そのヒーローぶった外見を見ると虫唾が走るんだよ!」

<カガリvsガウルン>
カガリ「お前を倒せば形成はこちらに傾く! やらせてもらうぞ!」
ガウルン「これはお笑いだ! このお嬢ちゃんは自殺願望の塊だ!」

<ロウvsガウルン>
ロウ「地球について早々猛獣退治とはノイ・ヴェルターってのはおっかない所だぜ!」
ガウルン「猛獣退治とは言いえて妙だな! それじゃ俺の爪と牙でズタズタにしてやるぜ!」

<凱vsガウルン>
凱「意思を力に変えるのはラムダ・ドライバもGストーンも同じだ…」「だからこそ、この男の黒い気は俺が止めてやる!」
ガウルン「ご立派だよ、キング! だがな、勇気なんてもんは力の前には消し飛んじまうもんなんだよ!」

<ブレードvsランス>
ランス「嬉しいぞ、ブレード! 地球についてすぐに貴様に会えるとはな!」
ブレード「どういう事だ、ランス!」
ランス「お前を倒す事で私の力は証明される! あのエビルよりも上だとな!」
ブレード「やはり、エビルも生きていたか…!」
ランス「だが、ここで私に倒されるお前には関係のない事だ! 消えろ、裏切り者ブレード!」

<アキvsランス>
ランス「まがい物共の指揮官か! ならば、まずは貴様を血祭りにあげてやる!」
アキ「そうはいかないわ! Dボゥイが戻った今日こそが私の本当の戦いの始まりなのだから!」

<イーベルvsランス>
ランス「来い、まがい物! お前達の存在がどれほど愚かしいか教えてやろう!」
イーベル「Dさんがあたし達を励ましてくれた! だから、負けない! あたしの夢は止まらないんだから!」

<イーベルvsガウルン>
イーベル「あ、あたしだってテッカマンなんだから! 負けないんだから!」
ガウルン「ほう…こいつがスペースナイツご謹製のテッカマンか」「同じ地球製でもあいつの作り上げた奴の方が使えそうだな」

<宗介vsガウルン>
宗介「ガウルン! 貴様、何が目的でザイードを雇い、輸送機を撃墜した!」
ガウルン「決まってる! 愛しいお前とそのガールフレンドに会いたかったからさ!」「まあ、望みの半分はかなったぜ。ザイードをやっちまって動揺してるお前が見られたからな!」
宗介「黙れっ!! 黙らないなら、その口を力尽くで閉じてやる!!」

<マオvsガウルン>
マオ「こいつ…戦場で遊んでいるのか!」
ガウルン「何事も楽しくやらなくちゃな! というわけなんで、俺とカシムのデートの邪魔はやめてもらうぜ!」

<クルツvsガウルン>
クルツ「くそっ! この男にあのシステムは何とかに刃物ってやつだぜ!」
ガウルン「言ってくれるな、兄さんよ! そいじゃ、その刃物でズタズタに切り裂いてやるよ!」

<マッカランvsガウルン>
ガウルン「光栄だね、あのミスリルのウルズ1が相手とは!」
マッカラン「この機体…ハイジャック事件で報告された例の奴の後継機か!」

<セイナvsガウルン>
セイナ「お前はあたしに武器を提供した組織の人間か!?」
ガウルン「誰かと思えばA21のお嬢ちゃんか! こんなところで会うなんて奇遇だな!」
セイナ「それもこれもあんたらがロクでもない夢を見せてくれたおかげさ! 今では感謝してさえいるよ!」「だがね…あんたらに踊らされた借りは返させてもらうよ!」

<ランス撃破>
ランス「くっ! ブレードよ! この勝負、預けるぞ!」
ブレード「逃がさんぞ、ランス!」
ランス「フフフ…その焦りよう…どうやら自分でも気づいているようだな」
ブレード「くっ…!」
ランス「ハハハハハ! ブレード、そしてまがい物達よ! その首、預けておくぞ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
アキ「Dボゥイ…あなた、まさか…」
ブレード「………」

<ガウルン撃破・勝利条件達成>
〔ガウルン、回復〕
ガウルン「ハハハハハハ! カシム! まだ終わらないぜ!」
宗介「ガウルン!」
〔ガウルン、宗介へ隣接〕
〔マオ、宗介へ隣接〕
〔ガウルン、宗介へ攻撃〕

[イベント戦闘「宗介vsガウルン」]
マオ「がっ!」
宗介「マオ!!」
〔味方ユニット撃破〕
クルツ「姐さんーっ!!」
リョーコ「あいつ、よくもマオを!!」
マッカラン「待て! 奴の様子がおかしいぞ!」
カガリ「あいつ…コックピットから出てきた!」
ガウルン「…降参だ。機体がオーバーヒートしちまった」「まさか、正義の味方のミスリルとノイ・ヴェルターが丸腰の人間を撃ちゃあしないよな?」
宗介「貴様ーっ!!」
マッカラン「やめろ、ウルズ7! …奴を速やかに拘束しろ」
宗介「任務…了解…」
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

マッカラン「近くの機体はマオを回収しろ! まだ息はある!」
クルツ「了解! 姐さんを死なせるかよ!」
宗介「………」
ガウルン「捕虜の扱いの方は新ジュネーブ条約に乗っ取って頼むぜ、カシム」
宗介「貴様…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ヨーロッパエリア
サハラ砂漠
Dボゥイ「………」
ユミ「Dさん…! あたし…あたし!!」
リョーコ「おっと待ちな、ユミ…!」
アカネ「悪いけど、ここは順番だよ」
ユミ「え…」
ダービット「見てわからないか? あの男が戻ってきて一番喜んでいるのが誰か…」
アキ「Dボゥイ…」
Dボゥイ「すまない、アキ…。俺の弱さがお前をテッカマンの宿命に巻き込んでしまった…」
アキ「いいのよ…。あなたと同じ生命を生きるために私が選んだ事なのだから…」「それより顔を見せて。あなたの目を…」
Dボゥイ「ああ…」「ただいま、アキ…」
アキ「お帰りなさい、Dボゥイ…」
ユミ「Dさん…チーフ…」
ミヒロ「よかったね…Dボゥイさん…アキさん…」
シホミ「アキさんはね…ずっと心のどこかでDボゥイさんを待っていたのよ…」「彼がいつか戻ってくる事を信じ、憧れよりも強い心で…」
ユミ「はい…あたしにもわかります…。ちょっとだけ寂しいけど…」
ダービット「まあ、あの絆には他人は割って入れないな。素直に祝福してやろうぜ」
サブロウタ(泣かせるねえ、ダービット…。お前、男だよ…)
Dボゥイ「アキ…この8ヶ月の間、俺はラダムの本拠地を探していた…」「そして、それが月のどこかにあると確信した」
アキ「月に?」
Dボゥイ「ああ、そうだ。おそらくラダムの宇宙線は月の地下にもぐり、時を待っているのだろう」
アキ「待っている…? …ラダム樹の開花の時ね」
Dボゥイ「その前に俺はラダムを叩く…! アキ…俺に力を貸してくれ」
アキ「それは私の望みよ、Dボゥイ。この力、あなたと地球を守るために使うわ」
Dボゥイ(ミユキ…お前を失った俺は全てを失ったかのような喪失感を味わった…)(だが、俺の中にもまだ大切なものが残っていた。俺にはアキが…そして、仲間達がいる)(この掛け替えのないものと地球を守るため、今日から俺はまた戦おう…。ノイ・ヴェルターのDボゥイとして…)

ヨーロッパエリア
サハラ砂漠
トロワ「………」
セイナ「久しぶりね、トロワ・バートン。せっかくの再会なんだから笑顔ぐらい見せなさいよ」
ルネ「この女…A21の幹部か…」
セイナ「あたしも随分と名が売れたものね」
ルネ「だが、シャッセールのデータベースでは一年前の東京のテロ事件でお前は死亡した事になっている…」
セイナ「まあ色々あってね。とりあえず生きてるってわけよ」
トロワ「お前は五飛と行動を共にしていたのはではないのか?」
セイナ「彼とは別れたわよ。マリーメイア軍の真のオペレーション・メテオの後にね」
デュオ「五飛の奴、宇宙でヒイロと手を組んでレッドフレームを狙ってきたんだけどよ…」「今、あいつがどこの組織にいるか心当たりはないのか?」
セイナ「さあね…。別れてからは何の連絡もとってないから」「ただ、彼は相変わらず迷ってるみたいね。この世界の未来の自分自身に」
カズマ「で、あんたはここで何やってるんだよ? またテロでもやる気かよ」
セイナ「そういう選択肢もありかもね」
カズマ「何っ!?」
カトル「落ち着いて、カズマ。今のセイナは無意味な戦いはしないよ」
トロワ「では、お前は自分の自分の戦いを見つけたのか?」
セイナ「そう簡単にいけば苦労はないわ。今はゲリラに参加して、手探りで進んでいるだけよ」「世界世界しか知らなかったあの子の代わりにね…」
トロワ「………」
セイナ「あたしを拘束する?」
デュオ「やめとくぜ。カトルがあんたを放っておいた以上、今更だしな」
カトル「ありがとう、デュオ」
カズマ「ルネもそれでいいな?」
ルネ「死人を逮捕しても意味ないからね。ここはあんたらの流儀に従うよ」
セイナ「でも、罪は罪だ…。それはいつか償うよ…。あたしなりのやり方でね…」
カトル「セイナ…」
セイナ「で、お坊ちゃん…あんた、この連中といっしょに行くんだろ?」
カガリ「こいつら…カトルの昔の仲間か」
カズマ「こっちの跳ねっ帰り娘はゲリラの仲間か?」
カガリ「私はカガリ・ユラだ。この砂漠の戦闘では私はプロフェッショナルだぞ」
デュオ「はいはい…わかった、わかった」
ルネ(やれやれ…ここにも状況が見えてないシロウトちゃんがいたよ…)
カズマ(根拠のない自信とつっぱり…見てるこっちが恥ずかしくなるぜ…)
キサカ「やめろ、カガリ。彼らはノイ・ヴェルター…百戦錬磨の実働部隊だ」
デュオ「で、こっちのイカつい方は?」
キサカ「カガリの仲間だ。名はキサカと言う」「…カトル、ザフトの後退が始まっている今、我々の役目も終わったと言えよう」
カトル「ええ…。このアフリカはそれぞれの国家や民族が運営していく事になるでしょうから…」
セイナ「じゃあ、あたしも次の戦場を探すとしようかね」
カトル「でしたら、カガリを連れてオーブへ行ってくれませんか?」
カガリ「カトル!」
カトル「カガリ…みんな、自分の戦いを見つけたんだ。今度は君の番だよ」
カガリ「…お前、知っていたのか…」
セイナ「わかったよ、カトル。こいつは責任もって、あたしがオーブへ届けるよ」
カガリ「勝手に決めるな、セイナ!」
セイナ「じゃあ、あんたに決めさせてやるよ。どうするんだい?」
カガリ「それは…」
セイナ「いくらでも待ってやるよ。強制はしないから自分自身で決めな」
トロワ「セイナ…同じ過ちは繰り返さないか…」
カガリ「…とりあえず、アークエンジェルが心配だ」「まずはあいつらを追いかける…! その後の事はそれから考える」
セイナ「わかったよ。あたしはそれに付き合うよ」」
キサカ「すまんな、セイナ」
セイナ「気にしなくていいよ、あんたも。それに一度、行ってみたかったしね…平和の国と言われるオーブには」
カトル「お別れですね、セイナ」
セイナ「あのミスリルの彼とガールズにも挨拶したかったけど無理みたいだね…」「カトル…あんたと過ごした時間、楽しかったよ…。まるで、あの子といた時のようだった…」
カトル「セイナ…」
セイナ「五飛に会ったら伝えてよ。世界も人もあんたが考えているほど弱くないってね」
カトル「わかりました。でも、それはあなたの口から彼に伝えてください」
セイナ「ふふ…そんな日を迎える事ができたらね…」

ヨーロッパエリア
ナデシコB/ブリッジ
マッカラン「では、ホシノ艦長…捕虜の移送をよろしくお願いします」
ルリ「了解しました。捕虜ならびにミスリルSRTの各機は我々がデ・ダナンにお送りします」
凱「クルツ…マオさんの様子は?」
クルツ「さすがは姐さんだ。あれだけやられて打ち身と脳しんとうで済むとはな」「やっぱり、あの女を天国に送れるのは俺しかいねえな」
ハーリー「どういう意味でしょうか?」
ルリ「そういう方面はサブロウタさんに聞いてみてください」
マッカラン「なお、あのガウルンなる男についてカリーニン少佐より知能高い猛獣と思えとの指示をいただいております」
ルリ「言い得て妙ですね。わかりました、最新の注意を払いましょう」
命「ねえクルツ…宗介の方は?」
クルツ「ありゃ駄目だ…。昔の知り合いとやり合ったのがよほどショックだったらしいぜ」
凱「本人は否定するだろうがラムダ・ドライバが使用できない程動揺していたな…」
クルツ「ま…あいつが難しい顔してんのはいつもの事さ」「側にかなめがついているから心配は要らねえよ…多分だけどな」
ルリ「では、本艦の進路をベルデ岬諸島へ。そこでトゥアハー・デ・ダナンと合流します」
ハーリー「了解です」
サブロウタ「さて…それまで猛獣が暴れ出さなきゃいいんだけどな…」
ルリ「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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