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No.37A
平和の国の雷

【シナリオデモ1開始】
オセアニアエリア
オーブ近海/孤島
カガリ「…私を縛らなくていいのか?」
アスラン「さっきみたいに俺の銃を奪おうなどとしたら考えるさ」
カガリ「………」
アスラン「しかし、驚いたよ。まさか、俺の乗っていた輸送機を撃墜したのが、こんな…」
カガリ「こんなって何だよ…!? ナチュラルの女だと思って馬鹿にする気か!?」
アスラン「いや、そうじゃない。…お前の無謀なまでの勇気にちょっと感心しただけさ」
カガリ「…誉められた気がしないぞ…」「それに輸送機から脱出したお前に撃ち落とされた以上、この戦いは引き分けだ」
アスラン「お前はナチュラル、俺はコーディネイター…。だが、ツイてなかったのはお互い様だな」「まさか、偵察任務で鉢合わせして相討ちとはな…」
カガリ「お前のモビルスーツ…やっぱり動かないのか?」
アスラン「ああ…脱出して海に落ちた時に電装系がやられた。あれでは通信も無理だな」
カガリ「そうか…。こっちのスカイグラスパーも同じようなものだ」
アスラン「お前…連合軍の兵士なのか?」
カガリ「…違う…。連合軍は好きじゃない」
アスラン「じゃあ、なぜ俺達をザフトと知って攻撃を仕掛けてきた?」
カガリ「連合も嫌いだが、ザフトも嫌いだ!」
アスラン「そうか…。だが、俺達だって好きで戦っているわけじゃないさ…」「連合軍が仕掛けてきたから戦っているまでだ」
カガリ「それは地球だって同じだ! プラントが木連と手を組んだから戦いが起こり…」「今だってお前達が攻めてきて地球をめちゃくちゃにするから戦っているんだ!」
アスラン「………」「…よそう。ここでお前とそんな話をしても仕方がない…」
カガリ「そうだな…」
アスラン「………」
カガリ「………」
アスラン「…何かしゃべれよ」
カガリ「…お前こそ」
アスラン「ヘンな奴だな、お前…」
カガリ「お前こそ…!」
アスラン「ふふふ…」
カガリ「何がおかしい…!?」
アスラン「お前に似てる奴を知っていてね。不器用なくせに何にでも一生懸命で…」
カガリ「友達か?」
アスラン「一番大事な友達だったよ…」
カガリ「そうか…」
アスラン「そろそろ夜が明けるな。朝になれば捜索隊も来るだろう」
カガリ「ああ…そうなるとお互いにいっしょにいると面倒な事になるな」
アスラン「そうだな…。じゃあ、俺は行くよ…」
カガリ「じゃあな…」
アスラン「もう一度聞くけど、お前…地球軍じゃないんだな?」
カガリ「違う! 私の名はカガリだ! お前は?」
アスラン「アスラン!」
カガリ「アスラン…か…」

オセアニアエリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴100.10.25、航海日誌…」「オーブ連合首長国…地球とプラントが戦争している中、中立を表明する太平洋上の小国」「俺達はバイオネットにさらわれたテッサ艦長とかなめを追ってこの国へ来た」「国連事務局直属の俺達はすんなりと入国が許されたがこの国の事情は複雑なようだ」「これというのも連合軍に協力して5機のガンダムを造っていた事が原因だ」「この不祥事の責任をとってオーブの前代表のウズミ・ナラ・アスハはその職を辞任したそうだ」「だが、この人は今でも強い影響力を持ち、オーブの影の指導者といった存在だと聞く」「ちなみにホリスの話では一人娘がいて何でも最近、家出から帰ってきたらしい」「かなりの跳ねっ返りらしく、昨日も勝手に偵察に出かけて撃墜されたが何とか捜索隊に発見されたそうだ」「ルリ艦長と姉さんはあくまで表敬訪問という形でそのウズミ前代表を訪ねている」「その間、ハーリーとホリス達はオーブ軍と協力して、かなめ達の捜査をしている」「俺達も街へ出て手分けして聞き込みをする事になった…と」

オセアニアエリア
オーブ市内
リョーコ「で、どうなんだよ、オーブ軍からの情報提供は?」
ハーリー「四方八方を海に囲まれているので侵入者を完全に遮断するのはやはり難しいそうです」
アカネ「それじゃ、今この瞬間にも得体の知れない連中が街中にいるって事なの?」
ホリス「その通りです。さすがに公営企業のモルゲンレーテ社周辺では厳重にチェックが行われていますが…」「市民や滞在者全てのIDをチェックするのは事実上不可能でしょう」
ナターシャ「つまり、疑おうと思えば誰もが疑わしいってわけだね」
ユミ「そんなあ! それじゃどうやってテッサ艦長達の事、調べればいいのよ…!?」
サブロウタ「こういう時はだ…」
タービット「自分がこれだと思った人間に声をかけていくしかねえな」
カズマ「あんたらの魂胆は読めてるぜ。どうせ、聞き込みにかこつけてナンパする気だろう?」
サブロウタ「趣味と実益を兼ねてってやつだ。今回はさすがにマジでやんないとな」
宗介「………」
クルツ「お、おい…どこ行くんだよ、ソースケ?」
宗介「方法がないのなら人海戦術で行くしかない。ここで話をしている時間も惜しい」
デュオ「宗介の言う通りだな。さ…行こうぜ」
カトル「では、僕とトロワは市内のAブロックへ行きます」
マオ「あたしとソースケは海岸線を中心に回るわ」
カズマ「じゃあ、俺とミヒロはモルゲンレーテ周りに行ってみるぜ」
アキ「夕方5時に一度集まって状況を報告しましょう。各自の健闘を祈るわ」
ロウ「よっしゃ! 行こうぜ!」
〔殴打音〕
イザーク「くっ! 何だ、貴様は!?」
ロウ「あ、すまねえ…! ぶつかっちまったみたいだがケガはねえか?」
ニコル「大丈夫ですよ。こちらこそ不注意で申し訳ありません」
樹里「もう、ロウったら! 張り切るのはいいけど気をつけなさいよ!」
ロウ「すまなかったな…。なあ、もう許してくれよ」
イザーク「…別に怒っているわけではない」
ディアッカ「こいつは元々、こういう顔なんだよ。気にしないでくれ」
ロウ「じゃあな。縁があったら、また会おうぜ」
イザーク「行ったか…」
ディアッカ「せっかく『足付き』を追ってオーブに潜入したんだ。ここで正体がバレたらダサ過ぎるぜ」
イザーク「だが、この国に奴らがいる事ははっきりした。後は出てきた所を叩くだけだ…!」
ディアッカ「ニコル、アスランはどうしている? もう集合時間だぞ」
ニコル「モルゲンレーテの方を調査しているはずですが遅いですね」
イザーク「フン…この間の遭難事件のショックで腑抜けにでもなったか…」

オセアニアエリア
モルゲンレーテ社
キラ「あ…」
アスラン「………」
キラ「アスラン…」
トリィ「トリィ!」
アスラン「…この鳥のロボット…君の…?」
キラ「うん…ありがとう…」
アスラン「………」
キラ「…昔、友達に…」
アスラン「!」
キラ「大事な友達にもらった…大事なものなんだ…」
アスラン「そうか…」
トール(顔グラは真っ黒)「おおーい!キラ! そろそろ集合時間だぜ!」
キラ「うん! わかったよ!」
アスラン「…もう行くよ…」
キラ「うん…」
アスラン「じゃあ…」
キラ(アスラン…もう僕達は戻れないんだね…)(僕は地球連合軍、君はザフト…次に僕達が会うのはきっと戦場なんだね…)
トール「あれ…どうしたんだ、キラ? …お前、泣いてるのか?」
キラ「何でもないよ…。ちょっと…夕日が目にしみただけだから…」「それだけなんだ…それだけ…なん…だ…」
ミリアリア「キラ…」
トール「…アークエンジェルに戻ろうぜ。そろそろ夕飯の時間だしな」
キラ(アスラン…。僕は僕の友達を守るために戦ってきたんだ…)(だから…後悔はしていない…。そして、いつか君ともまた友達に戻れると思っているよ…)

オセアニアエリア オーブ市内
ダービット「ねえ、彼女…ちょっと聞きたい事があるんだけどいいかい?」
???(デッド)「彼女って俺の事かい?」
ダービット「っと、男か…! …すまなかったな」
???(デッド)「気にするなよ。こういう事には慣れっこだからな。それで聞きたい事って何だよ?」
ダービット「いや…いいさ。あんた、韓国客か何かだろ?」
???(デッド)「どうしてわかるんだい?」
ダービット「何となくさ。あんたはどこにも根を下ろしてない風来坊って雰囲気だからな」
???(デッド)「当たってるよ。だが、そういうあんたも俺と同じ人間の匂いがするぜ」
ダービット「そうかい…? いや、そうかも知れないな…」
???(デッド)「気に入ったよ、あんた…。またいつかゆっくり会いたいな」
ダービット「ああ…。その時は今日の詫び代わりに一杯オゴるぜ…」
???(デッド)「ふふ…期待してるよ」
ダービット「…不思議な奴だぜ…」
アニタ「何してるのよ、ダービット! ちゃんと聞き込み、しなさいよ!」
ハヤト「お前、また美人に声かけてたな! ナンパしてるとチーフに言いつけるぞ!」
ダービット「ハヤト…」
ハヤト「何だよ…?」
ハヤト「どうやら俺もお前もまだまだ修行が足りないようだぜ」
ハヤト「何言ってんだ、お前…」

オセアニアエリア
モルゲンレーテ社/格納庫
プロフェッサー「…それでどうなの? この三日間の聞き込みの成果は」
樹里「とりあえず、それっぽい人を見たって話は出たんだけどはっきりしなくて…」
ロウ「まあ、あの二人がここへ来たのはどうやら確かなようだ。それがわかっただけでも収穫だな」
リーアム「それでその間、プロフェッサーはモルゲンレーテで何をしてたんですか?」
プロフェッサー「知り合いとちょっとね…」
エリカ「彼がP02のパイロットね…」
ロウ「P02…? 何だ、そりゃ」
プロフェッサー「紹介するわ。彼女はエリカ・シモンズ…」「私の古い友人でオーブで防衛用のモビルスーツの開発を担当しているの」
エリカ「よろしくね。あなたのASTRAYの運用データ、有効に活用させてもらうわ」
ロウ「待ってくれよ。さっきからP02だ、アストレイだって知らない言葉ばかりで…」
プロフェッサー「何言ってんのよ。あなたがレッドフレームって呼んでるあれの事よ」
ロウ「えっ!?」
樹里「じゃあ…この人がレッドフレームを開発した人…」
カガリ「そうだ! お前の拾ったあれのおかげでお父様は…!」
樹里「あの子…砂漠でカトルといっしょにいたゲリラの子?」
リーアム「そう言えば、オーブに行くと言ってましたが…」
カガリ「のん気な面して随分と暴れてくれたな…」
ロウ「はあ?」
カガリ「まったく! アークエンジェルの事だけでも大変なのに…」「盗んだ技術でM1なんてものを造るからサハクの連中が調子に乗るんだ…!」「まったく! どいつもこいつも何を考えているんだ!」
〔扉の開閉音〕
樹里「行っちゃった…」
ロウ「カガリとか言ったっけ…。何なんだ、あいつは…?」
エリカ「彼女はカガリ・ユラ・アスハ…」
リーアム「アスハ家って事は…」
エリカ「そうよ。オーブ5大氏族のアスハ家の一人娘…つまり、この国のお姫様よ」
ロウ「お姫様ねえ…」
樹里「…と、とてもそうは見えないけど…」
ジュリ「きゃーっ! ロウ!!」
ロウ「な、何だ!?」
ジュリ「久しぶり~! 会いたかったんだからぁ~!」
アサギ「ふうん…あのホウキ頭がロウ・ギュールね…」
マユラ「ジュリの話じゃイケてるって聞いてたけどあの程度か…」
ジュリ「え~! あれでも強いんだよ!」
アサギ「でも、やっぱり男は顔よね」
マユラ「そうそう。その点、叢雲劾はイカしてたよな」
ロウ「劾!? ブルーフレームもオーブに来ているのか!」
風花「はい…今は別の任務で動いていますが」
樹里「あなたは…?」
風花「傭兵部隊サーペントテールの風花・アジャーです。ここへは叢雲劾の代理として来ています」
樹里「でも、あなた…まだ10歳にもなってないでしょ…?」
風花「………」
ロウ「何言ってんだ、樹里。あの劾が使いとして寄越したんだ、間違いなく一人前だろうぜ」「俺はロウだ。よろしくな風花! 劾達は元気か?」
風花「はい、みんな元気です!」
樹里「ごめんね、樹里ちゃん。失礼な事を言って…」
樹里「いえ、気にしていませんから…。それより、その…」
リーアム「カズマなら元気にやってますよ。ちょっと驚くかも知れませんが…」
風花「え…?」
ロウ「だろうな。風花や劾達はあいつのスカしてた時期しか知らねえもんな」
ジュリ「もう、ロウったら! そんな子より、私との再会を喜びなさいよ!」
ロウ「だから、お前…誰なんだよ? 随分、馴れ馴れしいけど…」
ジュリ「いや~ん! 私の事、忘れちゃったの!?」
マリーン「じゃあ、メガネを外したこの顔ならどう?」
ロウ「お前、あの時のメチャクチャ女のマリーンか!」
リーアム「ホリスさんが言ってましたがやはり、オーブの方でしたか…」
エリカ「ごめんなさいね。彼女にはあなた達のデータを集めてもらったの」「でも、おかげで私達の計画は大幅にスピードアップできたわ」
プロフェッサー「それで、エリカ…ロウを呼んだって事は彼女達のコーチでもお願いするつもり?」
ロウ「コーチ? 俺がか?」
リーアム「皆さん、ジャンク屋にでもなるのですか?」
マユラ「ううん、違うわよ。あたし達の仕事はここのテストパイロットよ」
エリカ「ここモルゲンレーテは今、オーブの防衛用モビルスーツを造っているの」「その機体はあなたのアストレイがベースになっているのよ」
ロウ「へえ…レッドフレームの量産型みたいなもんか」
アサギ「だから、P02のパイロットのあんたからは色々と学ぶ所があるってわけ」
ロウ「よっしゃ、覚悟しろよ! 俺のコーチはキビしいぜ!」
エリカ「ちょっと待って、ロウ。それもお願いしたいけど、まだ肝心のM1の調整が終わってないのよ」「昨日まではアークエンジェルの修理で忙しかったしね」
ロウ「あいつらもオーブに来ていたのか…」
エリカ「やむを得ずって形でね。連合軍の艦がオーブにいるのがわかったら、また問題になるしね」
プロフェッサー「でも、彼らはもう出港したでしょ?」
エリカ「ええ、連合軍の本部のあるアラスカへ行くと言っていたわ」「ロウ…あなたはM1の調整が終了するまでの間、別の事をお願いしたいの」
ロウ「ああ、いいぜ。今日は聞き込み調査の方は休みをもらっているからな」「で、そのお願いってのは?」
エリカ「あなた言うレッドフレームを使ってあるユニットをテストしてもらいたいの」
ロウ「新装備の実験か…! そいつは面白そうだぜ」
エリカ(これでいいのですね、ロンド様…!)
ジュリ「頑張ってね、ロウ! 何だったら、私もついていこうか?」
ロウ「遠慮するぜ。お前が来るとロクな事にならねえ」
ジュリ「もうテレちゃって! 素直に嬉しいって言いなさいよ!」
樹里「…何よ、あの子…」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「平和の国の雷」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

キラ「よくも…よくもトールを!!」「トールはあれが初出撃だったのにそれを君は殺した!」
アスラン「黙れ、キラ! その前にお前はニコルを殺した!」「あいつは俺をかばって死んだ…! だから、俺はお前を討つ!!」
〔アスラン、気力上昇〕
キラ「アスラン…僕は!!」
〔キラ、気力上昇〕
<戦闘開始>

<キラvsアスラン(1回目)>

アスラン「キラ! お前はコーディネーターだ! なのに、なぜナチュラルのために戦う!」
キラ「僕は僕の大事な人達を守るために戦うんだ!」
アスラン「目を覚ませ、キラ! お前はナチュラルに利用されているだけだ!」
キラ「そうだとしても僕は…僕は…!!」

<キラvsアスラン(2回目)>
アスラン「お前は俺の友達だった…。だから、いつかわかってくれると思っていた…」
キラ「アスラン…」
アスラン「だが、その甘さがニコルを殺した! 俺がお前を討ってさえいればニコルは死ぬ事はなかった!」
キラ「だけど、君はトールを殺した! トールは僕の大事な友達だった…それなのに!!」

<アスラン撃破or4PP・味方援軍1&敵増援1出現>
キラ「アスランッ!!」
アスラン「まだだ!」
〔アスラン、キラへ隣接〕
〔衝撃音〕

キラ「な、何を!?」
アスラン「キラ! お前だけは…お前だけは許さない!!」
キラ「ああっ!!」
〔エネルギーの充填音〕
〔画面、赤く発光〕
〔爆発音〕
〔味方ユニット消失〕
〔敵ユニット消失〕
〔味方ユニット出現〕

8「戦闘は終了したようだ」
ロウ「せっかくのフライトユニットのテストだってのに戦闘を発見するとはな…」「しかし、どことどこが戦っていたんだ?」
8「周辺ではアークエンジェルとザフトの戦闘が確認されている」
ロウ「じゃあ、ここでの戦いもその一部だったのかもな…」「…! あっちの機体、ボディは黒コゲだけどコックピットは無事みたいだぞ!」
8「生存反応あり。パイロットは生きている」
ロウ「行くぞ、8! あのままにしておいたら中の奴、すぐに死んじまうぞ!」
〔レーダー反応〕
8「待て、ロウ。何か来るぞ」
〔敵ユニット出現〕
ロウ「あれは…!?」
???(ギナ)「………」
ロウ「間違いねえ! 形が少し変わっているがゴールドフレームだ!」
???(ギナ)「消えろ…」
〔ロウの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

ロウ「ちょっと待て! 今はお前の相手をしている時間はねえんだよ!」
ロウ「あっちの機体のパイロットはまだ生きてるかも知れないんだ!」
〔ロウの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

ロウ「くそっ! 聞く耳持たずかよ! グレイブヤードで会った時とまったく同じだぜ!」
8「どうする、ロウ?」
ロウ「決まってる! ここは宇宙じゃねえが、スペースマンの魂は同じだ!」「あいつが生命を大事にしないのならぶん殴ってやるぜ!!」
〔ロウ、気力上昇〕
???(ギナ)「…行くぞ、P02…」「生まれ変わったゴールドフレームのダンスパートナーとしてもう一度、踊ってもらう」

<ロウvs???(ギナ)(1回目)>
ロウ「くっ…元はレッドフレームと同じ機体のはずなのに、随分といじってやがる!」
???(ギナ)「フフフ…ヘリオポリスで失われた片腕には連合の技術で新たな装備を施した」「このゴールドフレームこそ世界を統べる私が駆るに相応しい機体だ!」

<ロウvs???(ギナ)(2回目)>
ロウ「前は死角につけ込めたが今日は隙無しだぜ!」
8「さらにパイロットの技量は向こうが圧倒的に上だ」「おそらく向こうはコーディネーターだ」
ロウ「だからと言って大人しくやられてなるかよ!」
???(ギナ)「フン…こんなシロウト同然の男に一度とはいえ遅れを取るとはな」「だが、醜いダンスもそろそろ終わりにさせてもらうぞ!」

<???(ギナ)撃破or敵増援1出現の3ターン後PP・勝利条件達成>
※※敵増援1出現の3ターン後PPの場合、セリフ追加※※
???(ギナ)「フ…少しは踊れるようになったな」
ロウ「こいつ…何が目的でレッドフレームを狙う!」
???(ギナ)「今となっては大した理由などない ただ、その機体は目障りなのだ」
ロウ「何っ!?」
???(ギナ)「ASTRAYは一機だけでいい…!」
ロウ「そんな理由でやられてなるかよっ!」
〔ロウ、???(ギナ)へ隣接〕
〔ロウ、???(ギナ)へ攻撃〕

[イベント戦闘「ロウvs???(ギナ)」]
〔???(ギナ)に爆発〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

???(ギナ)「くっ…馬鹿な! P01の改修に不備があったのか!」
ロウ「うるせえ! 人の生命を大事にしないような奴に負けてたまるかよ!」
???(ギナ)「生命か…。それに何の意味がある?」
ロウ「何っ!?」
???(ギナ)「…どうやらお前は殺す価値もないような男のようだ」「だが、次に私の前に立った時は確実に仕留める…! それを覚えておけ!」
〔敵ユニット離脱〕
ロウ「あいつ…何考えてやがるんだ…」「おっと! 今はそんな事を言ってる場合じゃねえ!」「早くしねえとパイロットが死んじまう!!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

オセアニアエリア
モルゲンレーテ社/格納庫
ジュリ「えーっ!? ロウ、戦闘に巻き込まれたの!?」
マユラ「詳しい情報はわからないけどノイ・ヴェルターに救助の要請が入ったらしいわ」
カガリ「私達も現場に行くぞ! アークエンジェルが戦闘したのなら放っておくわけにはいかない!」
アサギ「カガリ様はアークエンジェルの人達にお世話になってたもんね」
カガリ「世話になったんじゃない! 世話をしていたんだ!」
マユラ「はいはい、そういう事にしておきましょうか」
エリカ「………」
アサギ「…どうしたんです、チーフ?」
エリカ「い、いえ…何でもないわ」
ジュリ「とにかく急ごうよ! ロウの身に何かあったらただじゃおかないんだから!」
マユラ「恋する乙女は熱血だねえ」
カガリ「うるさい、お前ら! 遊びに行くんじゃないんだぞ!」
樹里「………」
風花「お姉さん…このままじゃダメです」
樹里「え…?」
風花「恋だって戦いなんですよ。逃げていては一生勝てません」
樹里「こ、恋だなんて…」
風花「好きなんでしょう、ロウさんの事が?」
樹里「うん…」
風花「自分の持てる力を出し切って相手と戦わなくては」
樹里「わ、私はそんな…」
風花「大丈夫。自信を持つのです」「このサーペントテールの風花・アジャーが力を貸します」
樹里「う…うん…」
エリカ「………」
プロフェッサー「顔に悩みが出てるわよ。M1の調整、難航しているの?」
エリカ「そんな事はないわ。あなたとキラ・ヤマト君の協力で完成度は98%を超えてるもの」
プロフェッサー「じゃあ、心配なのは別の事かしら? 心ここにあらずって感じよ…」
エリカ(ロンド様はオーブの未来のためにP01を改修し…)(そのテストの相手としてのP02…レッドフレームを選んだ)(…果たしてこれでいいのだろうか…。アスハとサハク…オーブの未来はどちらの前に開かれるのだろう…)

オセアニアエリア
マルキオ導師の家
ロウ「誰か…誰かいねえか!?」
マルキオ「何事ですか…?」
ロウ「ケガ人だ…! 手当てを頼む!!」
マルキオ「こちらの少年ですね? 連合軍の軍人ですか…」
ロウ「俺もよく知らねえが、アークエンジェルって戦艦のキラって奴だ」
マルキオ「キラ…キラ・ヤマトですか…?」
ロウ「あんた…こいつの事、知ってるのか?」
マルキオ「ええ、少しは…」「私の名はマルキオと言います。彼の事は私に任せてください」
ロウ「頼むぜ、マルキオさん。こいつのモビルスーツは最後までこいつを守ってたんだ…」「だから、俺はジャンク屋として絶対にこいつを助けてやりたいんだ」
マルキオ「わかりました。…ですが、私からあなたに一つお願いがあります」
ロウ「ああ、こいつを助けてくれるんなら何でもやるぜ」
マルキオ「では…」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
アキ「オーブからの情報ではここでアークエンジェルとザフトの戦闘が起こったようだけど…」
カズマ「あの残骸…!」
〔カーソル、キラがいた地点を指定〕
ミヒロ「うそ…あれって…」
アカネ「間違いない…! あれはアークエンジェルのストライクガンダムだよ!」
カズマ「じゃあ、ここでキラは…! あいつ…あいつは…!」「くっそおおおおおおおおっ!!」
ホリス「諦めては駄目です、カズマ。まずは周辺から生存者を探しましょう」
樹里「ロウもいない…。まさか、戦闘に巻き込まれちゃったの…」
ホリス「付近にレッドフレームの反応はありませんが…」
〔レーダー反応〕
ハーリー「待ってください、皆さん! 10時の方向からアンノウンが接近!」
リョーコ「ザフトの連中か!」
ハーリー「いえ! これは…」
〔敵ユニット出現〕
マオ「あの構成…テロリストか!」
クルツ「ここに出てきたって事はテッサとかなめはやっぱりオーブにいるってわけかよ!」
宗介「あの赤いAS…!」
〔カーソル、ゲイツを指定〕
宗介「ガウルン…生きていたのか…」「いや、そんなはずはない! 奴はASの自爆に巻き込まれて死んだはずだ!」
ゲイツ「そろってる、そろってる! ノイ・ヴェルターがよりどりみどりってやつだ!」「おまけに噂のアーバレストも出てきてやがる。いいねえ…実にいい! 最高だ!」
玉芳(あれが…)
玉蘭(相良宗介…)
ゲイツ「さあ、ゲイツ君! 群がる敵を前にして、どう戦う!? こう戦う! ああ戦う!」「ちぎっては投げ、投げてはちぎりの大奮戦! その活躍を乞うご期待! では、行くぜ!」
ルリ「まずはテロリストを迎え撃ちます。なお、テスタロッサ艦長達の情報収集を優先します」「リーダー機の足を止め、オペレーターは捕獲してください」
マオ「あの赤いのが例の奴ならラムダ・ドライバを積んであるはず!」
クルツ「頼むぜ、ソースケ! そうなりゃお前の出番だ!」
宗介「………」
ブレード「宗介…お前…」
<戦闘開始>

<ゲイツと戦闘or2PP・敵増援1出現>

ゲイツ「OH! MY GOD! いけない、いけない、いけない!」
カズマ「な、何だ、こいつは…!? 頭のネジがぶっ飛んでやがるぜ!」
カトル「少なくともあのガウルンという男ではないようだけど…!」
ゲイツ「さあ、ゲイツ選手! ついに伝家の宝刀を抜く! 抜く! 抜く! 抜いたーっ!」
〔ゲイツ、気力上昇〕
〔ゲイツ、精神コマンド「集中」「覚醒」使用〕

イーベル「こ、これって…!?」
アキ「やはりラムダ・ドライバを持っていたのね!」
ゲイツ「さあ、ゲイツ選手! 一気にゴール前に走る! 出るか、驚異の5人抜き!!」
宗介「!」
〔ゲイツ、宗介へ隣接〕
〔宗介に爆発〕

宗介「ぐわっ!」
カズマ「何やてんだ、宗介! お前もラムダ・ドライバを使えよ!!」
宗介「あんな…不確かなものはもう使わん…!」
クルツ「馬っ鹿野郎! そんなこと、言ってる場合かよ!」
ゲイツ「何だっよ!? お前、期待外れじゃん! つまんな~い!」「…じゃ、死にな」
マオ「ソースケ!」
〔味方ユニット出現〕
〔クルーゾー、ゲイツへ隣接〕
〔クルーゾー、ゲイツへ攻撃〕

「イベント戦闘「クルーゾーvsゲイツ」]
〔ゲイツ、後退〕
ゲイツ「こいつ…! ラムダ・ドライバを見切った!?」
クルーゾー「…あれが人間の精神の力だとすれば呼吸のリズムで微細な隙が生まれる…!」
マオ「まさか、あなた…」
クルーゾー「挨拶は後だ。まずは連中を片付けるぞ」
サブロウタ「とりあえず、味方だよな…?」
ルリ「そのようです。各機はあの黒いASと連携で敵の迎撃を」
宗介「………」
クルーゾー「サガラ・ソウスケ…まさか、このような二流の兵士とはな」
宗介「何っ…!?」
ゲイツ「この後出し野郎! 特別ゲストなんて聞いてないっての!」「こうなったらこっちも切り札を使っちゃうぜ! カモン、ベイビー!」
〔敵ユニット出現〕
デッド「………」
ブレード「テッカマン!」
マオ「あのシルエット…地球製のテッカマンか!」
アキ「そんな…! スペースナイツ以外にテックシステムを造り上げた人間がいるの!?」
デッド「………」
ゲイツ「さあ、頼むぜ、ベイビーちゃん。奴らをさくっと片付けちゃってくれ」
デッド「…俺に指図をするな」
ゲイツ「…ごめん。もう一回言ってくれるかな? おじさん、そら耳聞いちゃったみたいだよ」
デッド「俺に指図をするなよ。あんまりうるさいと、あんたの残りの毛、全部引き抜くぜ」
ゲイツ「ぬわんだってぇ!? 恩知らずにも反抗期かい、ベイビーちゃん!」
デッド「この力は俺のものだ。あんたらの好きにはならないよ」「…だが、心配するな。向こうにあいつがいる以上、戦ってやるよ」ブレード「あいつ…俺を見ている…?」
デッド「まずは小手調べと行かせてもらうよ! ノイ・ヴェルター! そして、テッカマンブレード!」

≪敵増援1出現後≫
<毎PP>

〔ゲイツ、精神コマンド「集中」「覚醒」使用〕

<カズマvsゲイツ>
カズマ「ったくよ! あのガウルンの野郎が墓場からよみがえったかと思ったぜ!」
ゲイツ「よっぽど、あの男に痛い目に合わされたらしいなあ」「だが、安心しな! あの男の分まで俺が遊んでやるからよ!」
カズマ「お断りだぜ! どうせ遊んでくれるんならカワイコちゃんをご希望だ!」

<ブレードvsデッド>
ブレード「こいつ、ユミ達とは違う技術で誕生したテッカマンか…!」
デッド「あんたがテッカマンブレードかい…。フフフ…会いたかったよ」
ブレード「何っ!?」
デッド「あんたを倒せば最強のテッカマンの名は俺のものになる! 覚悟してもらうぜ!」

<ブレードvsゲイツ>
ゲイツ「うはぁ! 白き魔人の登場だ! かっこいいねえ、ホレボレしちゃうねえ!」
ブレード「何だ、こいつは…!? 精神が崩壊しているのか!」
ゲイツ「心配ご無用! この世の中、真面目になんてやってられないっての!」

<イーベルorベスナーorゾマーorアキvsデッド>
デッド「楽しいかい? そうやって仲間と群れての仲良しこよしってのはさ…」「そういうのを見せられるとこっちはムカついてくるんだよ…!」

<イーベルvsゲイツ>
イーベル「ラムダ・ドライバだろうと何だろうと負けないんだから!」
ゲイツ「かわいいねえ、子猫ちゃん! おじさん、その声だけで天国にいっちゃいそうだよ!」

<宗介vsゲイツ>
ゲイツ「うれしいねえ! 噂のアーバレストとこんなに早く会えるとはよぉ!」
宗介「こいつ、ガウルンではない…!?」
ゲイツ「ガウルン? ああ、ミスタFeか! あの男なら魚のエサになったってな!」「そんなにあいつに会いたいんならすぐに会わせてやるから心配要らねえよ! 地獄の底でご対面っと!」

<宗介vs玉蘭or玉芳>
玉芳(この男が『先生』の敵…)
玉蘭(私達が狙うターゲットの片方…)

<クルーゾーvsゲイツ>
ゲイツ「さっきはよくもやってくれたな、このカラス野郎!」
クルーゾー「この機体は鷹だ…。甘く見てると痛い目にあうぞ…!」

<デッド撃破orHP50%以下orブレードorアキorイーベルorベスナーorゾマーがデッドと戦闘(戦闘後)>
デッド「こんなもんかな…。お楽しみは後に取っておくよ」
〔デッド、マップ端へ移動〕
ゲイツ「ちょっと待った、ベイビーちゃん! どこ行くのさ!?」
デッド「もう充分、あんたらへの義理は果たしたろ? 後は好きにやらせてもらうさ」「あの銀髪の兄さんにもよろしく伝えておいてよ」
ゲイツ「ぬわに~!? 俺のモミアゲが長い内はそんなワガママは認めねえぞ!」
デッド「フ…じゃあ、今度あった時にはそのモミアゲを引っこ抜いて頭に植え直してやるよ」
ゾマー「待ちやがれ! お前には聞きたい事があるんだ!」
デッド「あんたは…」
ゾマー「お前は何者だ!? 誰に武装フォーマットをしてもらった!?」
デッド「青い水と銀の宇宙…」
クルツ「何だそりゃ?」
デッド「あははは、また会おうぜ!」
〔敵ユニット離脱〕
ゲイツ「ったくよお! しつけができてねえぜ、ベイビーちゃん!」「こいつらを片付けたら、キツいお仕置きをしてやるぜ!!」

<玉芳撃破>
玉芳「戦闘続行不能。このエリアを離脱します」
※※まだ玉芳健在の場合のセリフ追加※※
玉蘭(お姉ちゃん…)
玉芳(玉蘭、適当な所で離脱しなさい)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕

<玉蘭撃破>
玉蘭「戦闘続行不能。このエリアを離脱します」
※※まだ玉芳健在の場合のセリフ追加※※
玉芳(先に行きなさい、玉蘭。私も機を見て、離脱するから)
玉蘭(気をつけてね、お姉ちゃん)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕

<ゲイツ撃破・勝利条件達成>
ゲイツ「ぬわんてこったぁ! こいつは遊びが過ぎちまったぜ!」「さて…ママに怒られない内に帰るとするか!」
※※まだデッド健在の場合、セリフ追加※※
デッド「こんなもんかな…。お楽しみは後に取っておくよ」
〔デッド、マップ端へ移動〕
ゲイツ「ちょっと待った、ベイビーちゃん! どこ行くのさ!?」
デッド「もう充分、あんたらへの義理は果たしたろ? 後は好きにやらせてもらうさ」「あの銀髪の兄さんにもよろしく伝えておいてよ」
ゲイツ「ぬわに~!? 俺のモミアゲが長い内はそんなワガママは認めねえぞ!」
デッド「フ…じゃあ、今度あった時にはそのモミアゲを引っこ抜いて頭に植え直してやるよ」
ゾマー「待ちやがれ! お前には聞きたい事があるんだ!」
デッド「あんたは…」
ゾマー「お前は何者だ!? 誰に武装フォーマットをしてもらった!?」
デッド「青い水と銀の宇宙…」
クルツ「何だそりゃ?」
デッド「あははは、また会おうぜ!」
〔敵ユニット離脱〕
ゲイツ「待ちやがれ、ベイビーちゃん! とっ捕まえてキツいお仕置きをしてやるぜ!!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕
アカネ「後退したか…」
シホミ「ホリスさん! 追跡を!」
ホリス「駄目です。あの赤いASはかなりのレベルのECSを装備しているようです」
ハーリー「今回も情報収集は失敗ですね…」
ルリ「ですが、幾つかは有効な手がかりを得る事ができました」「まずはザフトと連合の戦闘での負傷者の捜索を優先しましょう」
カガリ「よし…! 行くぞ、お前ら!」
アサギ「了解!」
クルーゾー「………」
マオ「ベン…」
クルーゾー「正式な着任は後日になる。また会おう、メリッサ」
〔味方ユニット離脱〕
クルツ「あの黒塗り野郎も行っちまったか…」
サブロウタ「AS乗りって事はミスリルの人間かい?」
クルツ「だろうな。だが、あんな礼儀知らずな知り合いはいねえぜ」
宗介「…俺は…二流の兵士か…」
カズマ「宗介…お前…」
〔味方ユニット出現〕
樹里「ろう! 無事だったのね!」
ロウ「あ、ああ…まあな…」
イーベル「もう! みんな、心配したんですよ! 無事なら連絡入れてくださいよ!」
ロウ「すまなかったな。とりあえず俺も捜索を手伝うぜ」(しかり、マルキオさんよ…あんた、どういうつもりなんだ…)(あのキラってのを助けたのを秘密にしてくれだなんて何を考えてるんだよ…)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オセアニアエリア
オーブ近海/海岸
樹里「ロウ…!」
ロウ「バーカ、何泣いてんだよ?」
樹里「だ、だって…すごく…すごく心配したんだよ、私…」
ロウ「そうか…そりゃ、悪かったな」
樹里「でも、よかった…ロウが無事で…」
ロウ「大丈夫だって! こんな事ぐらいじゃ俺はくたばらねえよ! だから、もう泣くな」
樹里「うん…うん…」
風花「…どうやら私が手伝うまでもなかったようですね…」
ジュリ「あ~あ…こりゃ勝ち目ないかな…」
アサギ「ジュリ! うらやましがってないで仕事しなさいよ!」「向こうでマユラが生存者を発見したみたいだよ!」
カガリ「どうやらザフトの人間のようだ。お前ら、油断するなよ」

オセアニアエリア
ナデシコB/ブリッジ
ルリ「結局、発見した生存者はザフトの兵士1名ですか…」
ハーリー「彼と破損したストライクはオーブの方で引き取るとの事です」
マオ「あたしらが考えなくちゃならないのは、今日の敵の方だね」
ルリ「あのASの部隊を見る限り、テスタロッサ艦長達はオーブに運ばれ…」「さらにまだあの島にいる可能性が高いようですね」
デュオ「だろうな。そうでなきゃ連中がこのエリアにいる意味がねえ」
アキ「そして、二人を誘拐した組織は地球製テッカマンまでも所持している…」
デュオ「そう言えば、あいつ…去り際に面白い事、言ってたな…」
カズマ「『青い水と銀の宇宙』ってやつか…。それがあいつらの組織の名前かな?」
サブロウタ「何かの暗号みたいだな」
シホミ「でも、傍受した通信を聞く限り、あのベイビーちゃんと呼ばれていたテッカマンの彼は…」「その組織に対して、とても従順とは言えないようでしたね」
ルリ「そう考えれば、あの暗号もこちらへ組織の存在をリークしていたと考えられます」
カトル「だとしたら、単純に考えましょう。青い水と銀の宇宙…」
カズマ「水が青いのはわかるけど宇宙が銀ってのいうのがよくわかんねえな」
デュオ「いや…半分はわかったぜ。思い出してみな、カズマ…」「蜥蜴戦争の時から、あの連中がちょろちょろ動き回っていた事件をよ」
カズマ「ハイジャック事件とリリーナ様誘拐事件の事か…」
デュオ「その二つはマリーメイア軍に関係し、さらにマリーメイア軍の背後にいたと噂されていたのは…」
カズマ「わかった…! 青い宇宙…ブルーコスモスだ!」
シホミ「よくできました、カズマ。頭も回るようになってきたわね」
ホリス「まあ、この程度は初歩のクイズですからね」
ルリ「カズマさんがわかったレベルという事は逆にこれが正解なのでしょう」
カズマ「お、俺の立場って…」
アキ「では、『青い水と銀の宇宙』の内、『青』と『宇宙』がブルーコスモスだとしたら…」
カトル「残りは『水』と『銀』か…」
カズマ「まあわかった! つまり、敵はブルーコスモスとシルバーウォーターの連合だ!」
サブロウタ「ハーリー…シルバーウォーターなんて組織あるか?」
〔データのロード音〕
ハーリー「…該当する組織は一つ。東京都練馬区のゲートボールクラブです」
カズマ「そんな馬鹿な! 老人達がテロ活動をしてるのかよ!」
デュオ「馬鹿はお前だ!」
ルリ「ハーリー君…『アマルガム』で検索を」
アキ「アマルガム?」
カトル「水銀の混じった合金の事ですね」
シホミ「水銀…ウォーターとシルバーね…」
〔データのロード音〕
ハーリー「検索結果出ました」「件数は多くありませんが、ミスリルのデータベースに登録されているテロ組織のようです」
マオ「つまり、ミスリルの敵対組織ってわけね」
ハーリー「その活動は地域紛争の火付け役から武器の開発・販売まで多岐に渡り…」「その技術力はヘタをすればミスリル以上と推測されるそうです」
クルツ「お、おい…ミスリル以上の技術力って事は…」
ルリ「あの赤いASやベヘモスを見ても明らかです…」「そのアマルガムには少なくとも一名以上のウィスパードがいるのでしょう」
カズウマ「敵にもウィスパードが…」
クルツ「青い水と銀の宇宙…。あの連中の正体はブルーコスモスとアマルガムの連携か…」
ルリ「正確には組織の性質上、ブルーコスモスがアマルガムを雇ったといったところでしょう」
カズマ「で、連中はさらにウィスパードを集めるためにバイオネットを雇って二人をさらったのか?」
ルリ「その可能性は低いでしょう。もしそうだとしたら、わざわざオーブへ来るとは思えません」
シホミ「やはり、この地で何者かに彼女達を引き渡すのでしょうね…」
ルリ「私達はオーブへ戻り、調査を再開。アマルガムの取り引き現場を押さえます」
シホミ「了解しました」
カズマ「なあ、クルツさん…宗介の奴は…」
クルツ「かなりの重傷だな。今日の戦闘…あいつ、明らかにラムダ・ドライバをカットしてやがった…」
マオ「不確かな装備に振り回され、あげくに果てに肝心な時にオーバーヒートだものね…」「あれを嫌う気持ちはわからなくないよ」
カズマ「でも、宗介の上官さんはラムダ・ドライバを使いこなさなければ勝てないって言ってんだろ?」
マオ「あれを使えるのはこっちではソースケだけ…」「ソースケが自分自身で答えを出さなきゃ命令しても使えないだろうね」
デュオ「命令の通りに動くだけの兵隊さんじゃそういうのは無理なんじゃねえか」
カトル「デュオ…!」
トロワ「だが、デュオの言う通りだ。ヒイロも言っていたが、そこがあの男の潜在的な危険性だ」
マオ「そうね…。あの子…そういう所があるものね…」「状況に流されたり、命令されたりで自分の意志で物事を決められる立場じゃなかったから…」
クルツ「で、たまに頭を使ったと思えば難しく考えすぎでドツボにはまるもんな」
トロワ「あいつが『兵士』である事で足を止めている限り、前へは進めない」
カトル「それはつまり、五飛の言っていた戦う事しか知らない兵士と同じだ…」
カズマ「しっかりしてくれよ、宗介…。お前が頑張らなきゃ二人を救うなんて無理な話なんだからよ…」

オセアニアエリア
オーブ海岸
ゲイツ「見つけたぜ、ベイビーちゃん」
???(デッド)「あんたか…。モミアゲをむしられに来たのかい?」
ゲイツ「かわいい顔して言うねえ。どうせ、むしってくれるんならケツの毛をお願いしてえなあ!」
傭兵「ミスタK、ターゲットの周囲はASで完全に包囲しました」
ゲイツ「んじゃ、変身する前にとっとと片付けるとしようか!」
???(デッド)「くっ…!」
〔光線の発射音〕
〔画面、紫に発光〕
〔爆発音〕

ゲイツ「な、何だ!? AS部隊が一撃で全滅だと!」
???(デッド)「これは…ボルテッカ…」
???(エビル)「失せろ、人間め…」
ゲイツ「な、何だ、お前は!? 人のものを盗っちゃいけないってママに習わなかったのかよ!」
???(エビル)「ママか…。フ…俺に家族などいない」
ゲイツ「くそ! 覚えてやがれよーっ!!」
デッド「あんたは…」
???(シンヤ)「俺といっしょに来い…。お前の力を活かせる場所を与えてやろう」
デッド「………」
???(シンヤ)「そして、お前の力で奴を倒せ。それがお前の存在の証となるのならな」
デッド「あんた、いったい…」
シンヤ「ラダムへ来い、テッカマンデッド」「あの男…テッカマンブレードを倒すのに手を貸してやろう」
【シナリオエンドデモ終了】


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