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No.45A
生まれ落ちた悪意

【シナリオデモ1開始】
地球圏エリア
月面/連合軍基地
ナタル「第7機動艦隊ナタル・バジルール少佐参りました」
アズラエル「君がドミニオンの艦長か」「僕が乗り込む艦の艦長さんがこんなに若くて美人な方だってのは粋な計らいだね」
ナタル「はあ…」
アズラエル「あらためて自己紹介するよ。僕は国防産業理事のムルタ・アズラエル」「ドミニオンに配備された3機の最新モビルスーツのオブザーバーとして僕も乗艦させてもらうから」
ナタル(あのモビルスーツ…生体CPUとyホバレルパイロットが使う機体か…)
アズラエル「では、行きましょうか、艦長さん」
ナタル「出航ですか? でも、どちらへ…」
アズラエル「知人のサンタから連絡があってね。何でも面白い贈り物…いや、獲物を見つけたそうなんだ」「狩りの相手はアークエンジェル。ドミニオンと君の力を見る絶好のチャンスだよ」
ナタル「………」

地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴100.12.26、航海日誌…」「クリスマスから一夜明けた。結局、今年も何も無かった」「………」「…………」「少し涙が出てしまった」「月を発った俺達はアークエンジェルに合流するためにL4宙域に向かっている」「詳しい事情はわからないがアスランはプラントで協力者を見つけたそうだ」「そして、そのプラントでは前評議会議長のシーゲル・クラインが処刑されたそうだ」「タカ派のパトリック・ザラに反対し、プラントへの反逆罪を企てたってのが表向きの事情らしいが…」「ガレントの話ではどう考えても暗殺だったそうだ」「だが、俺達ノイ・ヴェルターは地球とプラントの戦争に武力で介入する事はできない」「簡単に言えば、その両方と敵であり味方でありと言った状況だ」「こんな混沌とした状況で間近と推測される火星の後継者の最終計画を止める事ができるのだろうか」「少しユーウツな気分なのは寂しいクリスマスのせいだったからだと思いたい…と」

地球圏エリア
ナデシコB/食堂
ノアル「コロニー・メンデル? もしかして、L4宙域の廃棄コロニーか」
ミリー「うん。アークエンジェルとの合流地点はそこに決まったわ」
ディアッカ「メンデルって言えばトカゲ戦争の前にバイオハザードが発生して廃棄されたコロニーだろ」
ナターシャ「今ではX線の勝者で無害になっているけど、さすがに完全に廃墟になっているわ」
ムウ「まあ、人が近づかないって事ならうってつけの場所だな」
ミリー「でも、何だか怖いですね…。そこ…かなり多くの人が亡くなったって聞いてます…」
ノアル「って事は出るかもな」
ディアッカ「出るって何がだよ…?」
ダービット「決まってるだろ、幽霊だよ。こればっかりは人が宇宙に出ても変わらないぜ」
ユミ「そんな所に行くの嫌だなぁ…」
ハヤト「だ、大丈夫だよ、ユミちゃん。そんな非科学的なものいるわけないから」
デッド「ふふ…怖がっちゃって…かわいいね、ハヤトも」
ハヤト「や、やめてくれ! 俺にとってはお前の方が怖いよ!」
カガリ「お前ら、いい加減にしろよな! 私達は遊びにいくんじゃないんだぞ!」
ディアッカ「おお、怖…。アスランがいないからってヒス起こすなよな」
カガリ「ど、どういう意味だ!?」
ノアル「照れるなって、姫様。愛しのアスランが心配だって素直に言えよ」
カガル「べ、別にそんな事はない!」
ジュリ「あ~あ…真っ赤になっちゃって…」
マユラ「ほんと、ある意味においては素直だよ、カガリ様は」
カガリ「うるさい…うるさーいっ!!」
ユミ「カガリ…もうちょっと女の子らしくしないとアスラン君に嫌われちゃうよ」
ダービット「そうだな。デッドに女らしさの秘訣を教えてもらった方がいいぜ」
カガリ「お、お前らなあ…!」
カズマ「なあ、キラ…お前はアスランの事、気にならないのか?」
キラ「心配してないって言えば嘘になるけど、アスランの事…信じているから…」
カズマ「そっか…。いいもんだな、友達って」
トモル「少しいいか、キラ?」
キラ「あ…うん…」
トモル「あの…君ってコーディネイターなんだよな?」
キラ「うん…」
トモル「そのさ…君って普通のコーディネイターと違うのか?」
キラ「え…?」
カズマ「何が言いたいんだ、トモル?」
トモル「いや…その…何でもないんだ。ただ…君の力…すごいなって思って…」
キラ「そんな事はないよ。このノイ・ヴェルターには僕よりもすごい人がたくさんいるし…」
トモル(でも、あの時、神先さんはホシノ艦長とキラの事は特別な存在だと言っていた)(いったい彼にどんな秘密が隠されているんだ…)
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「生まれ落ちた悪意」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
ハーリー「アークエンジェル、確認しました」
キラ「マリューさん、アスランは…!?」
マリュー「先程、通信があったわ。後数分でこの宙域に到着する予定よ」
キラ「そうか…よかった…」
カガリ「あいつがそう簡単にくたばるもんか。お前、心配し過ぎだ」
キラ「うん…そうだね、カガリ」
ムウ「そうやってるとちゃんとカガリ姫もお姉さんい見えるもんだな」
マオ「何の話だい、少佐?」
ムウ「実はキラとカガリは双子なんだってさ」
ディアッカ「へえ! 本当かよ、それ!?」
キラ「うん…カガリがウズミ様から渡された写真に赤ん坊の頃の僕らが写っているんだ」
[イベントデモ「赤ん坊の頃のカガリとキラ」]
デッド「こっちの金髪の子がカガリだね。子供の頃はかわいかったじゃない」
カガリ「大きなお世話だ!」
ユミ「じゃあ、カガリはウズミ様の本当の子供じゃ…」
Dボゥイ「そんな事は関係ない…。二人の間の絆は本物だ」

ユミ「Dさん…ベッドから起きて大丈夫なんですか?」
Dボゥイ「こんな大事な時期にいつまでも寝てはいられない…」「月のラダムの本拠地も結局、発見できなかったしな」
アキ「Dボゥイ…」
Dボゥイ「だが、奴らは時が来れば動き出す。そして、その時は近い…」
バルザック「その時ってのはラダム樹の開花の事か?」
Dボゥイ「ああ…」
ミリー「マイクも頑張ったけど結局、ラダム樹の全てを破壊するのは不可能だったものね」
Dボゥイ「こうなればラダム樹をコントロールするマスターシステムを破壊するしかない」(そして、それを制御するのはラダムの艦にいるあいつだ…)
デッド「つまり、ラダムとの決戦も近いってわけだね」
ノアル「決着をつけられるのはありがたいがこうも一度の決戦となるとこっちはてんてこ舞いだぜ」
ムウ「それぞれの組織が互いを見ながら動いている以上、大規模な作戦が重なるのは仕方ないな」
トモル「あのラングの言葉ではあと一ヶ月半でイバリューダーの本隊も到着するようです」
Dボゥイ「ちょうど俺の生命が尽きる頃か…」
ユミ「Dさん…」
Dボゥイ「心配するな、ユミ。その日が来るまで俺は立ち止まらずに戦い続けるだけだ」「俺にできることはそれだけだからな」
ユミ「はい! あたしも精一杯がんばります!」
ルリ「皆さん、お話中のところ申し訳ありませんが出撃準備をお願いします」
ノアル「ちっ…敵襲かよ…!」
〔ニュータイプの共振〕
ムウ「この感じ…奴が来るか!」
ディアッカ「どうした、おっさん!」
ムウ「おっさんじゃない!」
〔敵ユニット出現〕
アカネ「ザフト!? どうして、こんな所に!」
クルーゼ「偵察部隊が発見した艦、やはり『足付き』だったか」「そして、この位置にるとはエターナルは彼らと合流する気と見た」(そして、ムウ・ラ・フラガ…。ここでお前と出会うとはな…。やはり、引かれ合う運命というわけか)
ザフト士官「クルーゼ隊長、いかがします?」
クルーゼ「連合軍に所属していなくとも彼らがナチュラルの軍である事には変わりない」「それにこの場所にいるという事は反逆者ラクス・クラインと接触する可能性が高い」「各機、散開しろ。攻撃目標はノイ・ヴェルターだ」
ハーリー「向こうは戦闘体勢に入っています!」
ルリ「停戦を呼びかけても無駄ですね。機動部隊を出撃させてください」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
ムウ「やはり、ライ・ル・クルーゼか!」」
ディアッカ「おっさん、どうしてクルーゼ隊長の事を知ってるんだよ!?」
ムウ「おっさんじゃない!」「…なぜだかわからないが俺はあいつを感じる事ができる…。そして、あいつも同じようにな」
ディアッカ「そういえば、クルーゼ隊長も似たような事を言っていたぜ…」
ルリ「各機はアークエンジェルを防衛しつつザフトを迎撃してください」「なお、可能な限り、コックピットは狙わないようにしてください」
リョーコ「了解! カガリ! アスランが来るまで死ぬんじゃねえぞ!」
カガリ「わかっている! あいつの帰ってくる場所はこのノイ・ヴェルターだからな!」
<戦闘開始>

<ディアッカが戦闘orイザークorクルーゼorヴェサリウスと戦闘or2PP・味方援軍1出現>

ディアッカ「デュエル…イザークもいるのか…」
〔レーダー反応〕
ハーリー「6時の方向より高速で接近する艦があります!」
サブロウタ「ザフトの援軍かよ!」
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

アスラン「こちらアスラン・ザラだ! このエターナルには俺達の協力者が乗っている!」
カガリ「アスラン!」
キラ「アスラン、おかえり…」
ラクス「キラ…あなたも自分の戦いを見つけたようですね」
キラ「ラクス! その艦にはラクスも乗っているの!?」
バルトフェルド「そういう事だ、少年! うちのお姫様も平和のために立ち上がったってわけだ!」
カガリ「あいつ…砂漠の虎のアンドリュー・バルトフェルドか!」
アスラン「バルトフェルド艦長! この艦をアークエンジェルへ!」
バルトフェルド「了解だ!」
〔ラクス、マリューへ隣接〕
〔味方ユニット出現〕

キラ「アスラン!」
アスラン「キラ…俺はもう前へ進むしかない…。父を…パトリック・ザラを止めるため俺は戦う…!」
キラ「ありがとう、アスラン。でも、僕は君が戻ってきてくれた事が一番嬉しいよ」
クルーゼ「やはり来たか、ラクス・クライン。では、まとめて片付けてやろう」

<シホと戦闘>
シホ「相手は国連事務局の特殊部隊…。連合軍とは違う…」「それでも私達は戦わなくてはならないのか」

<キラvsクルーゼ>
クルーゼ「この機体…乗っているのはキラ・ヤマトか!」
キラ「この人…僕の事を知っているのか!?」
クルーゼ「ああ、そうさ。君は特別な存在だからね!」

<キラvsイザーク>
イザーク「この機体…ラクス・クラインの手引きで奪われたフリーダムか!」
キラ「この機体にはラクスの願いが込められているんだ…! 落とされるわけにはいかない!!」

<アスランvsイザーク>
イザーク「答えろ、アスラン! 貴様、なぜプラントを裏切った!?」
アスラン「そんなつもりはない…! 俺は真に戦うべき相手を見つけただけだ!」
イザーク「ふざけるな! どんな言い訳をしようと今のお前は俺とプラントの敵だ!」

<ムウvsクルーゼ>
クルーゼ「ムウ・ラ・フラガ! よくもここまで生き残っていたものだ!」
ムウ「黙れ!お前との因縁もいい加減に決着をつけてやる!」
クルーゼ「フフ…まさか、この地でお前と戦う事になるとは…! これも運命というものかな!」

<ディアッカvsイザーク(1回目)>
イザーク「落ちろ、バスター! その機体はお前達には使わせん!」
ディアッカ「ちっ! やっぱり、イザークか!」

<ディアッカvsイザーク(1回目)(戦闘後)>
イザーク「ディアッカ! お前、ディアッカなのか!?」
ディアッカ「そうさ。俺は正真正銘のディアッカ・エルスマンだ」
イザーク「なぜ、お前がナチュラルに味方する!?」
ディアッカ「俺はナチュラルや地球の味方になったつもりはないぜ。もちろん、プラントを裏切ってもいない」
イザーク「黙れ!!」
ディアッカ「お、おい…イザーク! 俺の話を聞けよ!」
イザーク「黙れ! ナチュラルに味方し俺達に銃を向けるお前は敵だ!」「いくらお前でも俺は許さん! 俺達の…コーディネーターの未来のために!」
ディアッカ「相変わらず頭に血の上りやすい奴だぜ…」
ニコル「ディアッカ…!」
ディアッカ「言われなくてもわかってるって!」「ここであいつと戦うために俺はノイ・ヴェルターにいるわけじゃないんだからな!」「こうなったらあいつが俺の話を聞くまでやってみるだけだ!」

<ディアッカvsイザーク(2回目)>
ディアッカ「うまくよけろよ、イザーク!」
イザーク「お前の攻撃などに当たるものか!」
ディアッカ「ちっ…! そう言われると当てたくなるもんだ! 恨むなよ、イザーク!」

<宗介vsイザーク>
宗介「相手はモビルスーツだ。コックピット以外で相手の動きを一撃で止めるとしたら…」
イザーク「貴様! この俺にG同士のファイトを挑む気か!?」
宗介「何を言っているのかわからんが、その頭部を破壊する…!」

<ディアッカがイザークを説得>
ディアッカ「聞けよ、イザーク。俺はお前の敵になった覚えはねえよ」
イザーク「ふざけるな! ラクス・クライン、バルトフェルド隊長、アスラン、そして貴様まで!」
ディアッカ「みんな、気づいちまったのさ」「命令に従ってナチュラルを全滅させるために戦争する事が馬鹿げた事だってな」
キラ「ディアッカ…!」
ディアッカ「心配要らねえよ。お前はアスランのお守りをしてな」
イザーク「奴はまさか…」
ディアッカ「そうさ、あのフリーダムのパイロット…あいつが前のストライクのパイロットだ」「そして、あいつはコーディネイターでアスランとはガキの頃からの友達だってよ」
イザーク「何だと…」
ディアッカ「俺には奴らほどの業も覚悟もねえけど地球に降りて色んなものを見ちまったからな…」「もうザフトに戻って軍の命令通りに戦うなんて事は俺にはできねえよ…」
ニコル「そうですよ、イザーク! 僕達は戦い以外の道を選ぶ事ができるはずです!」
イザーク「ニコル! お前もいるのか!?」
ニコル「ベッドに横たわって考えました…。僕達は…地球とプラントはどうしてこうなったのかって…」「そして、トールが教えてくれました。キラとアスランの事を…」
トール「ニコル…」
ニコル「僕は思いました。こんな戦いを続けてはいけないって」
イザーク「………」
ディアッカ「すぐにわかってくれとは言わないさ。だが、できりゃ、俺はお前とは戦いたくない…」
イザーク「だが、俺は…!」
ディアッカ「お前の性格はわかってるって! だから、イザーク…死ぬなよ!」

≪ディアッカがイザークを説得後≫
<ニコルvsイザーク>

ニコル「イザーク…あなたは変わらずにプラントのために戦っているんですね。それは僕にとって嬉しい事です」
イザーク「戻って来い、ニコル! せめてお前だけでも、プラントのために戦うんだ!」
ニコル「僕は今でもプラントのために戦っています! そして、同時に地球のためにも戦っているんです!」「イザーク、あなたもいつかきっとわかってくれると信じています!」

<イザーク(デュエルガンダムAS搭乗)撃破>
〔イザーク、分離

<イザーク(デュエルガンダム搭乗)撃破>
イザーク「ディアッカ! この勝負、預けるぞ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ディアッカ「相変わらずの負け惜しみか。あいつも変わってねえな…」「こりゃ俺の話をわかってもらうまで時間がかかりそうだぜ…」

<シホ撃破>
〔シホに爆発〕
シホ「これ以上は機体を失う事になる! ハーネンフース、後退します!」
〔敵ユニット離脱〕

<クルーゼorヴェサリウス撃破・敵増援1&第3軍増援1出現>
クルーゼ「ムウ・ラ・フラガ、これで私に勝った気か?」
ムウ「何っ!?」
クルーゼ「ついて来るがいい! 貴様に引導を渡してやろう、あのメンデルでな!」
〔クルーゼ、メンデルへ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

ムウ「あの野郎…!」
〔ムウ、メンデルへ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

マリュー「ムウ!」
キラ「まりゅーさん! 僕も行きます!」
〔キラ、メンデルへ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

アスラン「あいつ、無茶なマネを!」
カズマ「待ちな、アスラン! ここは俺に任せろ!!」
アスラン「カズマ…」
カズマ「お前はカガリの側にいてやんな! 強気のお姫様がずーっとしょんぼりしてたんだぜ!」
カガリ「お、お前なあ!!」
カズマ「んじゃ、ちょっくら行ってくるぜ! 姉さん、後は任せた!」
〔カズマ、メンデルへ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

ホリス「ザフトのラウ・ル・クルーゼ…。あのメンデルが何をしていた場所か知っているのか…」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

地球圏エリア
メンデル内研究所
〔銃声〕
クルーゼ「貴様に討たれるならそれもまたっとも思ったがな!」
ムウ「ぬかせ! 生身で決着をつけるってんなら相手になってやるぜ!」
クルーゼ「だが、どうやらその器ではないようだな! 所詮、子は親には勝てんと言う事かな!」
ムウ「何を言ってやがる!」
キラ「ムウさん!」
クルーゼ「君まで来てくれるとは嬉しい限りだよ、キラ・ヤマト君!」「どうだい? 生まれ故郷に帰ってきた感想は! 懐かしいだろう!?」
キラ「え…」
ムウ「ひっかかるんじゃない! 奴の言う事なんか、いちいち気にするな!」
クルーゼ「だが、もう君は耳をくさぐ事は許されない! …全てを知ってもらうぞ!」「人の飽くなき欲望の果て…進歩の名の下に禁断の夢を追った愚か者達の話を!」「君もまた、その息子なのだからな!」
キラ「僕が…禁断の夢の子供…」
ムウ「キラを惑わすな、クルーゼ!」
クルーゼ「私を撃てるかな、ムウ!? 貴様の父の生まれ変わりであるこの私を!」
ムウ「何っ!?」
クルーゼ「己の死すら金で買えると思った愚か者…」「私は貴様の父アル・ダ・フラガの出来損ないのクローンなのだよ!」
ムウ「親父のクローンだと! そんなおとぎ話…誰が信じるか!」
クルーゼ「私も信じたくないがな! だが、残念なことに事実なんでね!」「そして、キラ・ヤマト君!」「君こそは人類の夢…汎用遺伝子改造の最高傑作、最高のコーディネイター…」「スーパーコーディネイターなのだよ!」
キラ「!」
クルーゼ「君はあまたの兄弟の犠牲の下に完成した唯一の成功体なのさ!」「そう…君は生まれながらにして人の嫉妬、恨み、憎しみを受ける呪われた存在なのだよ!」
キラ「僕が…呪われた存在…」

地球圏エリア
メンデル内研究所
カズマ「くそっ…キラの奴、いったいどこに行っちまったんだ…」
ミヒロ「お、お兄ちゃん…何だか怖いよ、ここ…。オバケとか出そう…」
カズマ「だから、ヴァルホークで待ってろって言ったのに…」
ミヒロ「そっちの方がもっと怖いもん!」
???(アリア)「ミヒロ…」
ミヒロ「きゃああああああああ! で、出たああああっ!」
アリア「もう、ミヒロ! あたしが来たからってそんなに喜ばなくていいのに!」「もう! かわいい、かわいい、かわいい!! ハグしちゃうから!」
カズマ「ア、アリア! どうして、お前がここに!?」
アリア「お前で呼ぶな! 馬鹿カズマ!}
カズマ「何のために、ここにいる!? 俺達を潰すためか!?」
アリア「今日の任務は研究対象4214482003160229のデータ収集…」「このコロニーに残されていたデータはばっちり記録したよ」
ミヒロ「ア、アリアさん、放して…苦しいよぉ…」
アリア「あ! ごめんね、ミヒロ! お姉ちゃん、あんまり嬉しくてつい…」
カズマ「うるせえ! 何がお姉ちゃんだ! ミヒロは俺の妹だぞ!!」
アリア「だから、あんたは要らないのよ!」「あんたさえいなければあたしはパパやお姉ちゃん達やミヒロtと暮らせるのに!」
カズマ「お前…いったい何者なんだ…!?」
アリア「あたしはアリア・アドヴァンス…」「パパがあんたの記憶を元に造り上げた人形…」
カズマ「パパって…あのアプリカントって奴の事か!」
アリア「だから、あたしはあんたを倒す! 家族ってものを手に入れるために!!」
ミヒロ「やめて、アリアさん!!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

カズマ「く…この爆発、外では何が起こってるんだ!?」

地球圏エリア
メンデル内研究所
クルーゼ「知りたがり、欲しがり…やがて、それが何のためだったのかも忘れ…」「生命は大事と言いながらももてあそび、殺しあう!」
ムウ「ほざくな!」
〔銃声〕
クルーゼ「何を知ったとて、何を手にしたとて変わらない!」「最高だな、人は! そして、憎み! ねたみ! 殺しあうのさ!」
キラ「あ…ああ…」
クルーゼ「ならば存分に殺しあうがうう! それが望みなら!」
ムウ「何を貴様ごときが偉そうに!」
クルーゼ「私にはあるのだよ! この宇宙でただ一人、全ての人類を裁く権利がな!」
ムウ「ふざけるな、この野郎! お前がクローンで寿命が尽きかけてようと知ったことじゃねえ!」「そんな理由で人類を滅ぼす権利があるかよ!」
クルーゼ「間もなく最後の扉が開く! 私が開く!」「そして、この世界は終わる、この果てしなき欲望の世界は!」「そこであがく思い上がった者達! その望みのままに!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ムウ「くっ! 外での戦闘か!」
クルーゼ「どうやら、もう一組のゲストが登場したようだな」
ムウ「待て、クルーゼ!」
クルーゼ「貴様らだけで何ができる! もう誰にも止められはしないさ! この宇宙を覆う憎しみの渦はな!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔メンデルに爆発〕
〔画面、振動〕

マリュー「どこからの砲撃!?」
サイ「この宙域に接近中の連合軍の部隊です!」
〔敵ユニット出現〕
イザーク「クルーゼ隊長! 連合軍がこの宙域に接近しています!」
クルーゼ「各機はヴェサリウスに帰還しろ。この宙域を離脱する」
〔敵ユニット離脱〕
クルーゼ「フフフ…さて君にも手伝ってもらおう」
フレイ「え…」
クルーゼ「最後の賭けだ。最後の鍵が開くかどうかのね」
〔味方ユニット出現〕
アスラン「キラ!」
ディアッカ「おっさん無事だったのか!」
ムウ「だから、おっさんじゃないって言っているだろうが!」「キラ! お前もいつまでも奴の言う事にショックを受けてるな!」
キラ「は、はい…!」
ハーリー「連合軍、来ます!」
〔第3軍ユニット出現〕
アキ「黒いアークエンジェル!?」
ガイ「燃えるぜ、ブラックアークエンジェルか、それともアークデビルか!?」
リョーコ「バカ野郎! そんな事を言っている場合か!」
クルーゼ「地球連合軍艦アークエンジェル級に告げる。戦闘を開始する前に本艦に拘留中の捕虜を返還したい」
マリュー「捕虜ですって…!?」
ルリ「あのメッセージ…あちらの黒いアークエンジェルに向けられてのようですね」
クルーゼ「さあ、フレイ・アルスター…行くがいい」
〔敵ユニット出現〕
宗介「あのモビルスーツに捕虜が乗せられているのか…!」
リョーコ「どうするんだよ、ルリ!? 俺達で回収するか!」
フレイ「お願い、アークエンジェル!」
キラ「!」
フレイ「アークエンジェル! 私…私、ここ!」「フレイです! フレイ・アルスターです!」
サイ「フレイ!! 君はザフトに捕らわれていたのか!」
アズラエル「捕虜って子供じゃないですか?」「そんな事よりも、とっとと目障りな事務局の飼い犬を片付けちゃってくださいよ、艦長さん」
ナタル「………」
アズラエル「あれ? もしかして昔の仲間と戦う事に抵抗があるとか?」
ナタル「命令であればそういった感情は押さえます」「それ以前の問題としてこの作戦の目的をお知らせ願います」
アズラエル「君だって先のオーブ戦の際、連中の邪魔のおかげで、こちらの目的が果たせなかった事は知っているだろう?」「つまり、連中は連合軍に敵対する者。討伐するのに、それ以上の理由は必要ないね」
ナタル(事務局の実働部隊であるノイ・ヴェルターを潰す事で…)(安全保障理事会と連合軍は国連を完全に掌握する気か…。だが、私は…)
アズラエル「さあ、艦長…早く攻撃命令を」
ナタル「こちらは地球連合軍所属ドミニオン艦長のナタル・バジルール少佐だ」「これより、連合軍の戦略を妨害するノイ・ヴェルターを排除し、同時に捕虜を回収する」
マリュー「バジルール中尉!? その艦に乗っているのはバジルール中尉なの!」
ノアル「知り合いか?」
ムウ「アークエンジェルの元副長だ。アラスカで転属になったのだが、まさかこんな再会をするとは…」
マリュー「バジルール中尉! こちらはマリュー・ラミアスです!」「私達が戦う理由などありません! 即時の停戦を!」
ナタル「ラミアス少佐…」
クルーゼ「…それでは、こちらが困るのだよ」「ノイ・ヴェルターと連合軍、どちらが鍵を手にするかが賭けなのだから」
フレイ「鍵を持っているわ、私!」
ラクス「鍵…?」
フレイ「戦争を終わらせるための鍵…! だから…だから、お願い!」
アズラエル「艦長、あの捕虜をノイ・ヴェルターに渡すな」
ナタル「彼女の『鍵』という言葉を信じるのですか?」
アズラエル「だって気になるじゃない。普通、言いませんよ。戦争を終わらせる鍵なんて事は」「これは命令だ。さっさとやりなよ」
ナタル「…了解しました」
モーガン「聞いたか、お前達! 敵への攻撃と捕虜の回収、どちらも忘れるなよ!」
オルガ「捕虜の方はあんたらに任せるさ」
クロト「僕らは敵を潰すのが仕事だからね」
シャニ「ヒゲ…うざい…」
モーガン(捨て駒、汚れ役と来ておかしなガキ共のお守りとは俺もついてないぜ…)
クルーゾー「連合軍はこちらを攻撃しつつ捕虜を回収する気か…!」
ムウ「くそっ! あのモビルスーツ、俺達で回収するぞ!」
ノアル「少佐まで、あの『鍵』ってのを信じちまったのかよ!」
ムウ「あのクルーゼがこのタイミングで仕掛けたんだ…。きっと何かがある!」
シホミ「各機は連合軍を迎撃! 同時のあのモビルスーツを回収してください!」
ホリス「あの機体の進路は向こうの艦に設定されているようです」
イーベル「じゃあ、あの機体がたどりつく前に黒いアークエンジェルを落とせばいいんですね!」
オーガン「しかし、戦争を終わらせる鍵とは…」
ブレード「詮索は後にしろ、トモル! 行くぞ!!」
サイ「キラ!」
キラ「わかっている、サイ…!」「待っていて、フレイ…! 僕は…君に伝えたい事があるんだ!!」
クルーゼ(これでいい…。さあ、運命は地球とプラント、どちらに味方するかな…)
〔敵ユニット離脱〕

<ナタルと戦闘or第3軍増援1出現の次PP・味方援軍2&敵増援2出現>
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

シホミ「カズマ、ミヒロちゃん!」
アカネ「アリアも来ていたの!?」
アリア「許さない…許さないよ、馬鹿カズマ!」「よくもあたしからミヒロを奪ってくれたね!」
カズマ「だから、何度も言ってんだろ! ミヒロはお前のもんじゃねえって!」
アリア「うるさい、うるさい! お前を倒して、あたしはお前になるんだ!」「パパのため…お姉ちゃん達のため…そして、ミヒロのために!」
ミヒロ「アリアさん!」
バルザック「何があったんだ、カズマ! まるで意味がわからないぞ!」
カズマ「俺だって同じだよ! だが、こいつはザ・データベースだ! だったら、戦うしかねえ!」
アリア「行くよ、カズマ! ミヒロとお姉ちゃん達の前で叩きのめしてやるんだから!!」

<オルガと戦闘>
オルガ「見つけたぜ、ノイ・ヴェルター! オーブでの借りを返してやる!!」

<クロトと戦闘>
クロト「ここで会ったが百年目ってやつだ! 行くぜ、滅殺!」

<シャニと戦闘>
シャニ「うざい…」「うざい……」「うざい…!」

<モーガンと戦闘>
モーガン「薬漬けの小僧達にたたき上げの戦い方ってのを見せてやるか!」

<キラvsナタル>
キラ「この艦に乗っているのはナタルさんなんですか!?」
ナタル「キラ・ヤマト…生きていたのか!」
キラ「後退してください、ナタルさん! 僕はあなたとは戦いたくありません!」
アズラエル「目障りな機体ですね。早く撃ち落してくださいよ」
ナタル「…了解です」

<マリューvsナタル>
ナタル「ラミアス少佐…」
マリュー「バジルール中尉…まさか、こんな再会になるなんてね…」
アズラエル「言ってあげたらどうです、艦長。今の私はあなたと同じ少佐ですってね」「そして、彼女より実力が上だって事を僕に見せてくださいよ」
ナタル(この男は…戦いを何だと思っているんだ…!)

<ムウvsナタル>
ムウ「やめろよ、副長! 俺はあんたと戦いたくてノイ・ヴェルターにいるんじゃない!」
ナタル「フラガ少佐、今の私はこのドミニオンの艦長です」「もうアークエンジェルの副長ではないのです」
ムウ「じゃあ、ナタルって呼べばいいか?」
ナタル「な…!」
アズラエル「へえ…あなたもそういう顔をする時があるんですね」

<ムウvsモーガン>
ムウ「ガンバレルを使える人間がまだ連合軍に残っていたとはよ!」
モーガン「ムウ・ラ・フラガ少佐か! まさか、ガンバレル使い同士が戦う事になるとはな!」
ムウ「できれば、あんたとはやりたくない! 適当な所で帰ってくれよ!」

<ルリvsナタル>
ナタル「敵母艦に攻撃を集中しろ! 各砲座、用意!」
ルリ「いい声ですね。私の目標とする艦長に似ています」「…あなたはきっといい艦長になると思います。道を間違えなければですが…」

<アリア撃破>
〔アリアに爆発〕
アリア「こ、ここでやられちゃ、研究対象4214482003160229のデータが持ち帰れない!」「また失敗したら今度こそインファレンス様に嫌われちゃう!」
カズマ「待ちやがれ、アリア!」
アリア「うるさい、馬鹿カズマ! 少しだけミヒロといっしょにいさせてあげるの、感謝しなさいよ!」
〔敵ユニット離脱〕
ミヒロ「アリアさん…」
カズマ「くそっ! 訳がわかんねえぜ、あいつのやる事、なす事!」

<オルガ撃破>
〔オルガに爆発〕
オルガ「ちっ…こいつら、どこまでも俺達をコケにしてくれやがる!」「おまけにこのモビルスーツ、もうエネルギー切れかよ! やってられねえぜ!」
〔第3軍ユニット離脱〕

<クロト撃破>
〔クロトに爆発〕
クロト「くっそおおおお!! お前ら…絶対に許さないからな!」「忘れないぞ! 絶対にお前ら、潰してやる!」
〔第3軍ユニット離脱〕

<シャニ撃破>
〔シャニに爆発〕
シャニ「うざい…うざい!! お前ら…うざう奴!!」「消してやる! お前ら、次は絶対に!!」
〔第3軍ユニット離脱〕

<モーガン撃破>
〔モーガンに爆発〕
モーガン(これくらいやればいいだろう…。あの理事殿のワガママに付き合うのはもう御免だぜ…)
〔第3軍ユニット離脱〕

<ナタル撃破・勝利条件達成>
〔ナタルに爆発〕
ナタル「くっ! これ以上の戦闘は無理か!」
アズラエル「何をやってるんだよ! せっかく高い金出して造った艦が負けるっていうのか!」
ナタル「練度ではアークエンジェルに分があります。ここは後退します」
アズラエル「馬鹿な事を言うな! 勝利の鍵がノイ・ヴェルターに奪われちまうじゃないか!」
ナタル「彼らは国連の人間です」「もし、あの鍵とやらが本当に戦争を終わらせるためのものなら有効に使ってくれるでしょう」「本艦は後退する! 各機は退路を確保せよ!」
アズラエル「ああ! 勝利の鍵が!」
〔第3軍ユニット離脱〕
キラ「フレイーッ!」
〔キラ、ジンへ隣接〕
フレイ「キラ…キラなの…!」
カズマ「急げ、キラ! お前がフレイを助けるんだ!!」
クルーゼ「ほう…彼女はキラ・ヤマト君の知り合いだったのか」
〔敵ユニット出現〕
ムウ「クルーゼ!」
クルーゼ「私は世界を運に任せる気だった…。ノイ・ヴェルターが鍵を手に入れればそれでいいとも思っていたよ」「だが、君がからんでいたとなれば話は別だ!」
キラ「フレイ!」
フレイ「!」
クルーゼ「フレイ・アルスター! 恨むならキラ・ヤマト君を恨みたまえ!」
〔ラクス、ジンへ隣接〕
〔クルーゼ、ジンへ攻撃〕

[イベント戦闘「クルーゼvsジン」]
〔ラクスに爆発〕
キラ「ラクス!」
クルーゼ「ラクス・クライン! 君も私の邪魔をするか!」
ラクス「クルーゼ隊長…いえ、ラウ・ル・クルーゼ!」「この世界をあなたの闇に包ませはしません!」
クルーゼ「いいだろう! だが、君はここで消えるのだよ!」
〔ラクスに爆発〕
バルトフェルド「くっ! 艦内に爆発だと!」
ザフト士官「報告します! 艦内に何者かが爆発物を設置した模様です!」
バルトフェルド「ラクスを避難させろ! このままではまずい!」
北辰「その必要はない」
ラクス「あなたは…!」
〔敵ユニット出現〕
リョーコ「あいつ…! 火星の後継者の暗殺者か!」
宗介「なぜ、奴がここに!?」
バルトフェルド「こちらバルトフェルド! ラクスが火星の後継者にさらわれた!」
マリュー「何ですって!?」
アカネ「そう言えば、火星の後継者はラクス・クラインを誘拐しようとしていた!」
北辰「協力に感謝する、ラウ・ル・クルーゼ」
クルーゼ「彼女はザフトにとってもはや反逆者だ。好きにしてくれていい」
北辰「その仮面の下の闇…。恐ろしい男よ」
ラクス「キラ!!」
キラ「ラクス!!」
〔キラ、北辰へ隣接〕
クルーゼ「遅いな、キラ・ヤマト! そして、君の相手は別にいる!」
〔敵ユニット出現〕
カナード「キラ・ヤマト! 貴様は俺が倒す!」
〔カナード、キラへ攻撃〕
[イベント戦闘「キラvsカナード」]
〔キラに爆発〕
キラ「ぐっ!」
アスラン「キラ!」
カナード「これが唯一の成功体か…! 笑わせるな!」
キラ「君は…いったい…」
カナード「フン…不意打ちでお前に勝っても意味はないな…」「とどめは次の機会にしてやる。そして、その時こそ俺と言う存在は証明されよう!」
〔敵ユニット離脱〕
クルーゼ「見たかい、キラ君! 君は生まれながらにして呪われた存在なのさ!」「君を憎み、ねたむ者はこれからも現れるだろう!」
〔敵ユニット離脱〕
北辰「火星の暁のための巫女は揃った…。跳躍!」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット離脱〕

ルリ「…追跡は無理ですね」
※※まだアリア健在の場合、セリフ追加※※
アリア「あれは研究対象4214482003160221の古代太陽系文明の遺産…」「こうしちゃいられない! あたしもデータを持ち帰らなきゃ!」
カズマ「待ちやがれ、アリア!」
アリア「うるさいよ、馬鹿カズマ! また失敗したら、インファレンス様に嫌われちゃうじゃない!」
〔敵ユニット離脱〕
ミヒロ「アリアさん…」
カズマ「くそっ! 訳がわかんねえぜ、あいつのやる事、なす事!」
※※まだ第3軍健在の場合、セリフ追加※※
〔第3軍ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ハーリー「連合軍、後退していきます」
ゾマー「だが、とてもじゃないが勝利とは言えないぜ…」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

プレア「間に合わなかったか…」
ブレード「別働隊のリ・ホーム…」
ムウ「サーペントテールもいるのか」
ロウ「キラ! 返事をしろ、キラ!」
フレイ「キラ…」
キラ「守れなかった…。ラクス…僕は君を…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
アークエンジェル/格納庫
カズマ「じゃあ、ロウさん達はあの突然、現れたガンダムを追っていたのか?」
ロウ「ああ…こいつを拾った事が全ての始まりだ」
プレア「はじめまして、皆さん。プレア・レヴェリーとお言います」
ムウ「君…もしかしてロウ達と一緒に来たガンダムのパイロットか?」
プレア「はい…あの機体はドレッドノート。僕がマルキオ導師に届けるために預かったものです」
バルザック「マルキオ導師って言やあ地球、プラント双方に影響力を持つ篤志家だろ」「どうして、モビルスーツなんか欲しがるんだ?」
劾「導師が欲しいのはあの機体に搭載された装置だ」「そのためにザフト内の協力者に密かに横流しをしてもらったんだ」
カズマ「へえ…じゃあ、こいつもザフト製のガンダムってわけか!」
アスラン「まさか!?」
プレア「あなたがジャスティスのパイロットの方ですね」「お察しの通り、あれにもニュートロンジャマーキャンセラーが搭載されています」
ノアル「お、おい! ニュートロンジャマーキャンセラーって事は!?」
本田「坊主! じゃあ、そいつがあればニュートロンジャマーを無効化し、核分裂を起こす事ができるのか!」
プレア「はい…」
レビン「やったぁ! それがあれば地球のエネルギー問題は解決するのね!」
劾「解決するのはエネルギー問題だけではない」
バルザック「忘れたのか、レビンちゃん。ニュートロンジャマーが開発された最大の理由を」
レビン「それって…」
ミリー「地球連合軍に各兵器を使わせないためよね…」
劾「この装置が地球連合軍の手に渡ればニュートロンジャマーを無効化し核でプラントを攻撃するだろう」
カガリ「そんな事になったらプラントは全滅じゃないか!」
アスラン「もし、ブルーコスモスがコーディネイターを根絶やしにする気なら確実に仕掛けてくるだろう…」
イライジャ「俺達はマルキオ導師にドレッドノートを送った人物の依頼で…」「状況によってはそのニュートロンジャマーキャンセラーを破壊する任務を受けたんだ」
劾「俺達も一度はプレアから装置を奪ったが…」「連合軍のユーラシア連邦とのゴタゴタもあり、結局、全てをプレアに託す事にしたんだ」
バルザック「ユーラシア連邦は連合軍の主導権を大西洋連邦に握られてるからな」「ニュートロンジャマーキャンセラーを手に入れ、それで大西洋連邦を出し抜こうとしたんだろう」
プレア「フリーダムを攻撃したあのモビルスーツのパイロットもユーラシア連邦の一員です」
カガリ「だが、あの男はキラ個人を狙っていたみたいだぞ」
プレア「ええ…彼は個人的にキラ・ヤマトさんをつけ狙っているのです」
アスラン「何のためにだ?」
樹里「私達もよくわからないけど自分はスーパーコーディネイターの失敗作だから…」「キラを倒して本物になるんだって言ってたわ」
ムウ(あいつ…クルーゼが言っていたキラを誕生させる過程で生まれた失敗作なのか…)
ロウ「とりあえず、こうしてお前らと合流できてよかったぜ」
カズマ「しかしよ、アスラン…どうして、お前らはニュートロンジャマーキャンセラーの事、黙ってたんだよ?」
アスラン「………」
カガリ「それにはきっと事情があったんだ…! だから…」
アスラン「ありがとう、カガリ。…だけど、今、全てを話すよ」「俺とキラはコーディネイターだ。そして、プラントは俺達の仲間が住んでいる場所でもある」「だから、あの装置が悪用されプラントが再び核攻撃にさらされる事は絶対に避けなければならなかった」
バルザック「つまり、国連やノイ・ヴェルターを信用してなかったってわけか?」
カガリ「それは…」
アスラン「いいんだ、カガリ。彼の言う通りだから」
カガリ「アスラン…」
アスラン「でも、今は違う。…俺はプレントで父に…パトリック・ザラに会った」
劾「現在のプラント最高評議会議長…ナチュラルとの徹底抗戦を主張するタカ派の男か」
アスラン「父は本気でナチュラルを全滅させる気だ」「そして、そのための準備を進めてもいるようだ。俺はそれを止めなければならない…」
イライジャ「お前、まさか…国連にあの装置を渡して、先制攻撃を仕掛ける気か…!?」
樹里「そんな! プラントには罪もない人達が一杯住んでるんでしょ!」
アスラン「もちろん、そんな事は考えてない」「だが、きっとノイ・ヴェルターならあの装置を有効に使う方法を考えてくれると思う」「だから、俺はあれの情報を渡そうと思う」
カズマ「…ありがとよ、アスラン。俺達を信用してくれたって事だな」
ユミ「お疲れ、アスラン君…。今までずっと重い荷物背負って肩がこったでしょ」
アスラン「ああ…。だが、それを一緒に背負ってくれる仲間達を見つけられたよ」
カガリ「お前…」
アキ「とりあえず、この件はオービットベースへ戻った後に大河長官に相談しましょう」
風花「プレアもそれでいい?」
プレア「はい…ロウさん達のお友達でしたら僕も信用できます」
ロウ「これで一安心だな。とりあえず、国連で管理する事になれば連合軍も手を出せないだろうしな」
ホリス「ですが、そんな危険なものを連合軍に渡そうとした者もいますよ」
カズマ「どういう意味だ、ホリス?」
ホリス「フレイ・アルスターが持っていた『鍵』ですが分析の結果…」「ニュートロンジャマーキャンセラーのデータである事がわかりました」
プレア「そんな…!?」
リョーコ「どうしてザフトの人間が連合軍にわざわざ核を使わせるような事をするんだよ!」
ムウ「いや、あの男ならありえる…。あいつはこの世界なんか破滅しちまえばいいとさえ思ってるだろうからな」「今思えば、連合軍にスピットブレイクの情報を流したのもあいつの仕業だろう」
カズマ「でも、そう考えてるんだったらどうしてデータを連合軍に直接渡さないんだよ?」
カガリ「その通りだ。あんな不確かな方法を使わなくとも確実に連合軍にデータを送れたはずだ」
ムウ「あいつは遊んでやがるのさ。だから、連合が核を手に入れればそれで良し…」「手に入れなければそれも良しと考えていたのさ」
アスラン「ラウ・ル・クルーゼ…神にでもなったつもりか…!」
アキ「では、火星の後継者を手引きしラクス・クラインを誘拐させたのもあの男の仕業なのね」
ムウ「ああ…あいつはザフトでも連合でも火星の後継者でもどこが勝とうと…」「とにかく世界がメチャクチャになればいいと思ってるからな」
ガイ「でもよ、前にも思ったがどうして火星の後継者はラクス・クラインを欲しがるんだよ?」
マオ「ウィスパードのような特殊な力が彼女にはあるのかい?」
アスラン「確かに彼女の存在はプラント内では一種のカリスマだが…」
カズマ「考えていたって仕方ねえ! かなめ達の事もある以上、火星の乗り込んで決着をつけようぜ!」
宗介「カズマに賛成だ。機を逸すれば、取り返しのつかない事になる」
ホリス「さすがに連合軍もまずいと思ったのか、艦隊を火星に派遣したそうです」
カズマ「それで結果は…!?」
ホリス「その行動を予測していた火星の後継者は極冠遺跡を要塞に改造して待ち受けていました」「連合軍の艦隊は要塞の迎撃システムの長距離砲により壊滅したとの事です」
カズマ「奴ら…そんなものまで用意しているのか…!」
ホリス「おそらく火星の後継者の決起は1月1日でしょう」
アカネ「どうして元旦に? おめでたい日だから?」
ホリス「忘れたのですか、アカネさん? 一年前のその日の何があったか…」
カズマ「熱血クーデターが成功して木連に新たな政府ができた日か…!」
ホリス「あの演出過剰なアジテイターの草壁のやる事です」「おそらく、その日が火星の後継者の最終作戦が発動する日でしょう」
宗介「正月まで、あと3日…。それまでの勝負か…」
〔扉の開閉音〕
サイ「キラを見ませんでしたか?」
ムウ「いや…ここにはいないが…」
サイ「フレイ…キラの部屋へ行ってみよう」
フレイ「うん…ありがとう、サイ」
カズマ「フレイ…サイに謝る事ができたんだな」
フレイ「ありがとう…。あなたがアラスカで私を励ましてくれたから…」「私、素直にアークエンジェルに助けを求める事ができた」
カズマ「そう考えるとフレイが帰るべき場所に戻れたのは…」「ヘリオポリスで俺達が救命ポッドを拾ったからになるな」
フレイ「うん…あなたやロウさん達に会わなかったから、今こうしてサイに許してもらう事もなかったと思う…」
カズマ「不思議なもんだな、運命って…」「ほんのちょっとズレていたら俺達、ここでこうして笑っている事もなかったんだな…」
ミヒロ「フレイさん…キラさんを探しているの?」
フレイ「うん…今度はキラに謝ろうと思って…」
アスラン「目の前でラクスがさらわれたんだ。キラのショックは相当のものだろう」
サイ「キラはラクス・クラインの事が好きなのか?」
アスラン「わからない…。だが、あの二人には俺達にはわからないような絆があるみたいだ」
サイ「ありがとうな、アスラン。俺達…キラを探してみるよ」
フレイ(キラ…今度は私があなたの力になるわ…)
アスラン「………」
カガリ「お前はショックじゃないのか?」
アスラン「え…」
カガリ「ディアッカに聞いたぞ。あのラクス・クラインは元はお前の婚約者なんだろ?」
アスラン「ラクスがさらわれた事はショックさ。だけど、カガリがさらわれたらもっと俺はショックだったろうな…」
カガリ「バ、バカ…! お前、何を言うんだよ!?」
アスラン「お前は俺が守るよ…。これからもずっとな…」
カガリ「じゃあ、私もお前を守ってやるよ。お前…あぶなっかしいからな」
アスラン「ああ…頼むな、カガリ…」

地球圏エリア
アークエンジェル/船室
〔扉の開閉音〕
フレイ「キラ…入るね」
キラ「………」
フレイ「…キラ…ごめんなさい…。私…あなたにひどい事をした…」
キラ「………」
フレイ「許してくれなんて思ってない…。でも、これだけは言わせて…」「ありがとう、キラ…。私を助けてくれて…」
キラ「フレイ…」
フレイ「こんな事…私が言うのもおかしいし…本当なら、あの子にも謝らなくちゃいけないけど…」「ラクスって子…助けてあげて…。あの子…私を守ってくれた…。だから…」
キラ「………」
フレイ「ごめんなさい…。それだけ…言いたかったの…」「食事…持ってきたから…。よかったら、食べてね…」
〔扉の開閉音〕
キラ「………」「ありがとう、フレイ…。君は…僕の心を守ってくれた…」「地球に降りた時、君がいなかったら…僕は…駄目になっていた…」「だから、僕は…今度は僕の力で…ラクスを守るよ…」「この力が誰かに憎まれる呪われた力でも…」

太陽~木星エリア
火星の後継者/本拠地
ヤマサキ「…さて、お立会いの皆様」
草壁「………」
ヤマサキ「遺跡のユニットとミスマル・ユリカ嬢を結合させて我々はボソンジャンプの調整に成功したのはご存知の通りです」
草壁「だが、そのシステムはこれまでにも度々暴走を起こし、精度に信用が置けん」
ヤマサキ「その原因は夢です」
草壁「夢だと?」
ヤマサキ「環得我のイメージをジャンプシステムに伝える人間翻訳機ミスマル・ユリカ…」「彼女の見る夢がある種のノイズとしてシステムの暴走を引き起こしていたのです」
草壁「彼女とのシンクロ性を高めるためにイメージの入力側に少女マンガを読ませ…」「その脳内を彼女の見る甘い夢にあわせたのではなかったのか?」
ヤマサキ「その通り。必要なのは彼女と入力側をいかに同じ精神状態に持っていくかです」「少女マンガは理論としては正しかったのですが所詮はむさくるしい男達…」「ゲキ・ガンガーで育った我々ではイメージ伝達率は80%の壁を越えられないでいました」
草壁「それでは戦術として確実性にかける。プラン甲は必中必殺でなくてはならん」
ヤマサキ「ご安心を! 我らの眠り姫と入力側を完全にシンクロさせる方法を私は発見しました!」「それがこの歌姫…ラクス・クラインの歌声です!」
ラクス「………」
草壁「おおっ!」
ヤマサキ「この理論はテスタロッサ大佐にも実証され…」「彼女の協力により計算上、イメージ伝達率は99%を越える事が確実です」
〔扉の開閉音〕
テッサ「………」
草壁「どうやら、我らの決起の日に間に合ったようだな」
ヤマサキ「はい。彼女の歌声は眠り姫と入力側を優しと愛で包み上げ心はもう一つに溶け合うまでに!」
草壁「歌ってもらうぞ、ラクス・クライン! 我らの理想のために!」
ラクス「…私の歌は平和の歌です。ここにそれを聞いてくださる方がいらっしゃるのですか?」
草壁「なぜ、歌うのを拒む? 我らはプラントの敵である地球を打倒するのだぞ」
ラクス「私はプラントの人間ではありません」
草壁「何と…! プラントを裏切り地球についたというのは本当だったのか!」
ラクス「そうではありません。私は正しい方達のために歌います。そして、あなた達に聞かせる歌はありません」
草壁「理想を解せぬ夢追い人か…。そのような頑なな態度をとるのならこちらにも考えがある」
テッサ「ラクスさん、歌ってください」
かなめ「ちょ、ちょっと、テッサ! こいつらにこれ以上、協力する気!?」
テッサ「歌ってください、ラクスさん。あなたの大事な人達を信じて」
ラクス「………」「わかりました。歌いましょう…私の愛する人達のために…」
かなめ「ラクスさん!」
草壁「協力に感謝するぞ、テレサ・テスタロッサ大佐。そして、ラクス・クライン」
テッサ(これでいい…。後は彼らがやってくれる…木連を解体したあの人達が…)(そして、相良さん…あなた達が来てくれる事を私は信じています…)
【シナリオエンドデモ終了】


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