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No.46
新しい時代の始まりに

【シナリオデモ1開始】
地球圏エリア
オービットベース/ラボ
未知「………」
???(パピヨン)「見えます、未知さん…」「星の彼方の暗黒に飲み込まれる者達に託されたもの…。それは希望、そして力…」「彼らは帰ってくる…。でも、彼の願いは捻じ曲げられた…」
未知「それがイバリューダーとラダムの関係を示しているのでしょうか…?」
???(パピヨン)「私が感じる事ができたのはここまでです」「そして、未来も少しだけ感じる事ができました」
未知「未来…?」
???(パピヨン)「人類が直面する危機に立ち向かう二人の鉄騎士…」「そして、大いなる光の輝きが全てを決するでしょう」
未知「それは…」

地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴100.12.30、航海日誌…」「プレアとキラ達によってもたらされたニュートロンジャマーキャンセラーは大河長官から」「ロゼ事務総長に委ねられた。無論、それが悪用されないよう厳重に管理されるとの事でだ」「明日は大晦日、そして、明後日は新しい年の始まり…」「火星の後継者の最終作戦が発動される」「連合軍は各地の要所を警戒しているが敵が精度の高いジャンプをしてくれば全ては無駄になる」「俺達はボソンジャンプで火星に乗り込み、作戦決行前の混乱を突き奴らを止める事になった」「先に火星へ向かった連合軍の艦隊は要塞に改造された極冠遺跡の迎撃システムに壊滅させられたそうだ」「そして、連合軍のボソンジャンプの技術力では、今から火星へ艦隊を送り込むのは不可能だろう」「しかし、ネルガルの研究が進んだとはいえ、俺達のジャンプも大きな危険が伴う」「それはA級ジャンパーと呼ばれる火星生まれの人間がいない状態でのジャンプのためだ」「A級ジャンパーは貴重な存在であり、そのほとんどが火星の後継者によって拉致、または殺害されている」「アキトさんとユリカさん、そして、あの説明大好きイネスさんもその被害者だ」「だが、後手に回った俺達が勝利するためには、ジャンプによる奇襲以外に策はない」「俺達は決戦に向けて最後の出撃の準備を進めている…と」
〔扉の開閉音〕
ミヒロ「お兄ちゃん、そろそろ支度してね」
カズマ「は~…この一大事を前に気乗りしない話だぜ…」

地球圏エリア
ナデシコB/食堂
久見「破壊です…。今まで以上の大きな破壊がこの星を襲います」「円環を成す時間と空間の中で全ては出会い、回帰するでしょう」
陽子「久見・ジェファーソンの予言か…。相変わらず物騒な事を言ってやがるぜ」
アカネ「でも、この子って最近、テレビで引っ張りダコだね」
マオ「こんな時代だからね。ああいう話もリアリティが高く感じられるんだろうさ」
マリュー「でも、おかしな話ね…。あんな不吉な話をみんなで喜んで聞くなんて…」
ルネ「未来が不安だったら自分達で変える努力をすればいいのにさ」
ユミ「でも、そのためにあたし達ノイ・ヴェルターがあるんだよね」
アキ「そうよ。そして、今、私達のするべき事は火星の後継者を止める事…」
ナターシャ「もし、こちらの推測通り、奴らが1月1日に行動を起こすとしたらもう時間がない」
アニタ「ボソンジャンプを使えば地球から火星まで一気に跳躍する事もできるけど…」
リョーコ「ルリ…本当にナデシコBで火星までジャンプできるのか?」
ルリ「ナデシコBにはジャンプフィールド発生装置が装備されています」「ディストーション・フィールドで他の艦を包めば、ジャンプは可能です。絶対の成功は保障できませんが」
ミリー「やっぱり、A級ジャンパーの人がいないと確実性に欠けるのね」
ノイン「それに度重なる戦闘でナデシコBもかなりのダメージが蓄積している」
ファーラ姫「ですが、その危険を乗り越えて私達は行かねばなりません」
さやか「うん…かなめやテッサ艦長やラクス・クラインを救って平和を守るために…」
カガリ「私達に後戻りは許されない。やるしかないんだ…!」
命「そのための準備はもうすぐ終わるわ。その時がノイ・ヴェルターの出向の時ね」
カズマ「はい…お嬢様方。お茶をお持ちしました」
ミヒロ「ありがとう、お兄ちゃん。エプロン、似合ってるね」
レビン「カズマ! どうして、女性陣だけのお茶会にあんたがいるのよ!」
シホミ「カズマは夕食係の手を抜いたんでその罰でお茶出し係をやってるんです」
風花「がんばってくださいね、カズマ」
樹里「私の分、ちゃんとアップルティーにしてくれた?」
ミリアリア「スコーンとクロテッドクリームも用意してくれた?」
カズマ「ご心配なく、お嬢様方…。ヤケドと切り傷を作りながら心を込めて用意しましたから…」
ロレッタ「ふふ…カイトの時よりそっちの方が断然いいわよ、カズマ」
レビン「ふうん…罰って言いながら女の子に囲まれて、随分と役得じゃないのさ」
カズマ「もう俺…突っ込む気力もねえよ…」
樹里「あれ…そう言えばプロフェッサーはどこに行ったんだろう…」
ロレッタ「彼女なら大河長官に呼ばれて何かの打ち合わせに出ているわ」
樹里「また、何かおかしなメカ、作るのかな…」
久見「…視力のない私にはわかります」「遥か遠くから、遥か過去からとてつもなく大きな何かが近づいてくるのが…」

地球圏エリア
オービットベース/格納庫
ロウ「ジャン・キャリーの送ってくれた例のデータのメカ…もう完成したのかよ!」
雷牙「全てはオービットベースに運び込んだヴィルベルヴィントの力じゃよ」
カズマ「何だい、その『くるくるヒント』って?」
甲児「クイズ番組かよ!」
雷牙「ヴィルベルヴィントは万能工作機だ。データを入力すれば、あらゆるものを造り上げる」
スタリオン「おかげで設計、研究段階だった新装備が次々に完成したんです」
カズマ「トモルのオーガンのソリッドアーマーを造り上げたあれか」「何でもできるんだな、その『ぷるぷるミント』ってのは」
甲児「魔法少女かよ!」
エリカ「じゃあ、各自の新装備を説明するわね」「まず、ロウのレッドフレームには新開発のパワーシリンダーを使用した腕部のアタッチメントを用意したわ」
リーアム「その腕に換装すれば150ガーベラ・ストレートも自在に扱う事ができます」
ロウ「へへ…レッドフレームの新しい姿か。もう名前も決めてあるぜ」「その名はパワードレッド! 中々のもんだろ」
イライジャ「悪くないな。いかにもお前らしいよ」
麗雄「劾君…君から提出されたプランも大河長官から承認が降りたよ」
デュオ「何だよ…個人の持ち物を改造するのに長官の承認が必要なのかい?」
劾「仕方がないな。あれを使用するためには例の装置が必要になる」
カズマ「例の装置ってニュートロンジャマーキャンセラーか?」
劾「セカンドLが陽電子破城砲を使うためには、核ジェネレーターが必要となる」
トロワ「陽電子破城砲…アークエンジェルに装備されているローエングリンと同じものか」
ヒイロ「モビルスーツ単体では最高レベルの火力になるな」
ぷれあ「あの装備の力…劾さんになら託す事ができます。大事に使ってください」
劾「その言葉、覚えておく」
キラ「託された…か…」
アスラン「フリーダムとジャスティスも同じだな。俺達はあの力を間違った事に使ってはいけない」
キラ「でも…」
バルトフェルド「そんなお前さん達にも用意したものがあるぞ」
キラ「バルトフェルドさん…」
バルトフェルド「俺達がザフトから持ち出したエターナルは元々、フリーダムとジャスティスの専用艦だ」「艦首には、その二体専用の武装モジュールが装備されている」
アスラン「武装モジュール…。機体に換装して使うものですか?」
バルトフェルド「その通りだ。通称ミーティア…火力と機動力が飛躍的にアップするぞ」「シンボルをさらわれちまったエターナルは修理のため、火星へは行けない」「だから、俺達の想いは流星に託してお前達に連れて行ってもらうさ」
キラ「…でも、この力を使えばまた多くの人が傷つくかも知れない…」
アスラン「キラ…」
カズマ「シャンとしろよ、キラ! 今から、俺達はラクスを救いに行くんだぜ!」
キラ「………」
バルトフェルド「で、プレア・レヴェリー君はどちらかな?」
プレア「僕ですが…」
バルトフェルド「エターナルには君のドレッドノートのパーツも積んであるんだ」
プレア「それはまさか…」
バルトフェルド「そう…ドラグーンだ」
ロウ「ドラグーン?」
バルトフェルド「分離式統合制御高速機動兵装群ネットワークシステム…その頭文字だ」「簡単に言えば、連合のガンバレルを量子通信で制御しているんだ」
ムウ「だが、ガンバレルを使えるのは限られた人間だけだぜ」
バルトフェルド「それが驚いた事に彼はその限られた人間らしいんだ」
ムウ「この坊主が…!?」
プレア「………」
風花「すごいね、プレア。そんな力があるんだ」
プレア「すごくなんてないよ、風花ちゃん。武器が上手に使えるなんて全然…すごくなんて…ないんだ」
キラ(彼も…僕と温味だ…。持って生まれた力に苦しんでいる…)
ロウ「いいじゃねえか、プレア。もらえるもんはもらっとけよ」
プレア「でも、ロウさん…僕はあれを使って人を傷つけるような事は…」
ロウ「そうか…。でも、そんな風に思われてたらドレッドノートもかわいそうだな」
プレア「え…?」
ロウ「キラ、アスラン、お前達も聞けよ」「道具ってのは使う人間によってどうなるかが決まる」「兵器として作られたからって人殺しに使われなきゃならないって事はない」
キラ「え…」
ロウ「お前達が人殺しをしない決心があるならこいつもミーティアも兵器にはならないさ」
アスラン「人を殺さない兵器…」
プレア「たとえ兵器として生まれても使い方次第で兵器じゃなくなる…」「ロウさん…ドレッドノートで人を救う事はできるのでしょうか?」
ロウ「さあな…。だが、俺なりに感じてる事はある。メカと使い手の運命みたいなものをな」「キラ、お前もわかるだろ? ストライクはお前を最後まで守ってくれた」
キラ「ロウさん…」
ロウ「プレア…お前はドレッドノート…勇敢な者だ」「ドラグーンはお前の想いを遠くまで飛ばせる力になるさ」
プレア「………」「…ドレッドノート…君が僕に勇気を貸してくれる…。僕は…戦うよ、君の本当の力で」
ロウ「こうなるとドレッドノートもアストレイだな」
ムウ「あれはザフトの機体でオーブで造られちゃいないぜ」
劾「いや…その名は製造元やシステムに与えられるものではない」
ロウ「『王道じゃない』って事さ。兵器でありながら人助けに使われるんだ」「そうだな…ドラグーンっていう大きな『X』を背負っているからさしずめ『Xアストレイ』だな」
プレア「王道じゃない…」
ロウ「まあ、道なんて自分で選ぶものさ。王道ばかりが道じゃない」
アスラン「道は自分で選ぶか…」
キラ「…僕も君もそうしてここまで来た…。だから、今度も自分で選ぼう」「バルトフェルドさん、ミーティアの力、僕達の信じる事に使わせてもらいます」
バルトフェルド「了解だ…頼む、二人共。火星で我らの歌姫を必ず救い出してくれ」
※※I.W.S.P.入手フラグ成立の場合、セリフ追加※※
カガリ「モビルスーツは軒並みパワーアップか。ストライクも何か欲しいな」
マユラ「今だって充分に乗りこなしてるとは言えないのに?」
アサギ「まあまあ…腕がない人ほど装備の力に頼るって言うから」
カガリ「お、お前らなあ!」
キサカ「だが、その通りだ。忘れるなよ、カガリ…お前の死はアスハの終わりを意味する」「オーブ再興のためにもその生命を無駄にする事は許されないぞ」
カガリ「わかっている。だからこそ、私も戦い抜くための装備が欲しいんだ」
エリカ「大丈夫ですよ。ストライクにも統合兵装パックを用意しましたから」「通称IWSP…大事に使ってくださいね」
ムウ「統合兵装って事は3つのパックの長所を集めたみたいなものか」
カガリ「ありがとう、エリカ。私もキラ達と同じようにみんなの想いを無駄にはしない」
ムウ「まあ、俺のストライクが使わせてもらうかも知れないけどな」
ジュリ「そうですね。その方が戦果が上がりそうですし」
カガリ「…私だって…頑張っている…!」
エリカ(ミナ様…カガリ様にも徐々に首長としての自覚がでてきています)(ですから、もう少しだけお待ちください。きっとカガリ様はオーブを率いる指導者となってくれるはずです…)
※※ライトニングストライカーパック入手フラグ成立の場合、セリフ追加※※
ムウ「まあ、新装備がなくっても俺は俺でやっていくしかないか」
エリカ「いいえ、少佐。少佐には試してもらいたい新型のパックがあります」「その名もライトニングストライカーパック。超長距離射程が装備されています」
ムウ「そいつはご機嫌だな。使わせてもらうぜ、エリカ主任」
カガリ「ストライク用のパックなら私のルージュでも装備できるな」
ムウ「おいおい、お姫様。近くの敵にも攻撃が当たらないのに超長距離射撃なんてとても無理だぜ」
カガリ「う…」
キサカ「黙ってしまうというのは自覚がある証拠だな」
エリカ(頑張ってくださいね、カガリ様。私はあなたにオーブの未来を懸けているのですから…)
※※EDFソリッドアーマー入手フラグ成立の場合、セリフ追加※※
陽子「こういう時はモビルスーツがうらやましいぜ。バリエーションが豊富でよ」
マオ「あんたも機種転換するかい、陽子」
クルツ「だったら、ASはどうだい? 俺が手取り足取り腰取り胸取り操縦を教えてやるぜ」
陽子「御免だね。俺はスピードのある機体しか興味はねえんだ」
牛山「でしたら、こちらの機体を使ってみませんか?」
陽子「こいつはイバリューダーのソリッドアーマーか…!」
牛山「それを地球の技術で再現したものです。オーガンとは異なり、リンクではなく装着する形になりますが…」「システムはバードマンをベースにしています」
マオ「へえ…こんなものまで造られていたとはね」
牛山「アイザックが試作したものですが充分実戦で耐えられる出来ですよ」
陽子「悪くねえな。せっかくだから、こいつを使わせてもらうぜ」
クルツ「そういや、未知ちゃんはどうした? オービットベースに来てるんだろ」
牛山「彼女ならDボゥイのお見舞いに行ってますよ」
マオ「そう言えば、あの子…ラダムとイバリューダーの事、調べていたね…」
牛山「ええ、その事で彼に話があるそうです」
※※ボン太くん入手フラグ成立の場合、セリフ追加※※
クルツ「…で、ソースケ…お前、何いじってやがんだよ?」
マオ「まさか、それは…!」
宗介「以前から改良を頼んでいた物が今日、やっと届いた」
スワン「OH! ベリー・キュート! かわいいネズミですネ!」
宗介「違う、これはボン太くんだ」
クルツ「改良を頼んでいたって、お前…まさか、ラムダ・ドライバをカットしてた時…」「アーバレストの代わりにそれに乗るつもりだったのかよ!?」
宗介「………」
マオ「頼むから、否定してよね…」
クルーゾー「サガラ軍曹…」
宗介「中尉殿、この機体は市街地ならび屋内での強襲作戦に適した装備です」「今後の作戦行動においても携行の許可を願います」
クルーゾー「いいだろう。だが、装備品のテストは俺がする。後で使わせてもらうぞ」
宗介「了解です」
マオ(ベン…あんた、まさか…)
クルツ(おいおい…ボン太くんの中からあのイカついおっさんんが出てきたらそれだけで必殺技だぜ…)
宗介(待っていろ、千鳥、大佐殿…。もうすぐ救出作戦が展開される…)(その時こそ、俺は俺の決めた任務を遂行する)


凱「大丈夫か、Dボゥイ…」
Dボゥイ「ああ…今日は調子がいい。これなら火星行きも問題はない」
ノアル「無理するな、Dボゥイ。お前一人ぐらいの穴は俺達で埋めるからよ」
Dボゥイ「心配は要らない、ノアル。それに俺もノイ・ヴェルターの一員だ…」「地球の危機を見過ごすわけにはいかないさ」
トモル「Dボゥイさん…」
デッド(暗い顔を見せるのやめな。シラけちまうだろ)
トモル(だけど…)
Dボゥイ「………」
ユミ「Dさん…これどうぞ、お見舞いです」
Dボゥイ「何の花だ、これは?」
ユミ「え…アマリリスはDさんの妹さんが好きだった花って聞いたんですけど…」
Dボゥイ「アマリリス…妹…?」
アキ「Dボゥイ…あなた…」
Dボゥイ「妹…か…。また俺の中から思い出が消えたようだ…」
ユミ「ごめんなさい、Dさん…! あたし…あたし…!」
Dボゥイ「気にするな、ユミ…。お前のおかげでかすかだけど思い出したよ…」「妹は…ミユキは丁度お前と同じぐらいの歳だったな…」
ユミ「Dさん…」
Dボゥイ「前にカズマが言っていた事を少し思い出したよ。思い出は大切なものだって…」「こんな事ならばどこかに俺の思い出や記憶を記録しておけばよかったよ…」
ルネ「わかるよ、Dボゥイ…。あたしも過去への想いで今を戦っているようなもんだからね…」
〔扉の開閉音〕
未知「失礼します、Dボゥイさん…」
トモル「神先さん…」
未知「お久しぶりです、トモルさん。無事で何よりです」
トモル「君もDボゥイさんのお見舞いに?」
未知「ええ…それと皆さんに会っていただきたい方がいます」
???(パピヨン)「失礼します」
凱「何っ…!?」
命「あなたは…」
パピヨン「………」
ルネ「パピヨン…! でも、パピヨンは死んだはずだ…!」
パピヨン「あの複製された護君の攻撃で私は確かに生命を失いました…」
凱「パピヨン…君は護と同じ…」
パピヨン「はい…私はパスキューマシンによって複製されたものです」
ルネ「レプリジン…」
未知「全てはあの時、レプリジンの護君が奪おうとしたパスキューマシンが発動した事が原因なのです」
猿頭寺「でも、このパピヨンは僕達の知っているパピヨンと何も変わりはない」「姿形も記憶も、そして、心も…」
命「恋人の猿頭寺さんがそう言うんならきっとそうなんでしょうね」
パピヨン「………」
ルネ「パピヨン…また会えて嬉しいよ。どんな形でもね」
パピヨン「ありがとう、ルネ…」
ユミ「よかったね、ルネ…。よかったね、パピヨンさん…」
ダービット「へへ…火星の後継者との決戦前に大きなラッキーが起きたぜ」
凱「プロフェッサー神先、それにパピヨン…Dボゥイに何か用なのか?」
パピヨン「ええ…。申し訳ありません、皆さん…席を外していただけないでしょうか」
ルネ「わかったよ、パピヨン」「あんたとプロフェッサー神先が揃って来たんだ。よほどの事があったんだろうからね」
未知「ありがとうございます、ルネさん」
ノアル「じゃあな、Dボゥイ。出発前に迎えに来るぜ」
ユミ「Dさん、いっしょに頑張りましょうね」
〔扉の開閉音〕
Dボゥイ「プロフェッサー神先…話とは何だ?」
未知「Dボゥイさん…あなたのお父様とイバリューダーとラダムの関係がおぼろげながらわかってきました」
Dボゥイ「何っ!?」
未知「これはまだ大河長官やフリーマン司令など一部の人間にしか話していない事ですが…」「イバリューダーのソリッドアーマーはラダムのテックシステムをモデルに造られたものと推測されています」
Dボゥイ「どこかの天体の知的生命体がラダムのテックシステムを解明したという事なのか?」
未知「その知的生命体について私は様々な方面からアプローチを試みました…」「そして、ソリッドアーマーとリンクして機能するイバリューダーの生態部分を逆に人体に戻していった結果…」「イバリューダーの正体は地球人である事が判明しました」
Dボゥイ「何だと!?」
パピヨン「私のセンシングマインドでも同様の結果が出ました」「彼らは地球人…少なくとも何世代も前は地球人だった者です」
Dボゥイ「わからない…。俺の中のラダムの記憶ではラダムとイバリューダーは…」「それこそ何百年も前から戦いを繰り広げている間柄だ…」「そんな時代に地球人がなぜソリッドアーマーを開発している!?」
パピヨン「私のセンシングマインドでもわかた事はそこまでです。…ですが真相を確かめる術があります」
Dボゥイ「その方法を教えてくれ! 俺は父さんにイバリューダーを呪縛から解き放つ事を約束したんだ!」
未知「…その方法とは…ザ・データベースと接触する事です」
Dボゥイ「奴らと…」

太陽~木星エリア
火星の後継者/本拠地
草壁「機は熟した!!」
火星の後継者「今こそ地球に粛清を!」
火星の後継者「新たな秩序を我らの手で!」
草壁「明日、我らの最終計画プラン甲は発動の時を迎える!」「地球側がどのような防衛網、警備体制を用意しようと、それらは全て徒労に終わる…」「なぜなら我らには完璧に制御されたボソンジャンプがあるからだ!」
火星の後継者「歌姫の力…!」
火星の後継者「その歌声は我らを勝利に導く福音だ!」
ラクス「………」
草壁「我々の最大の制圧目標は新・国連本部で行われる新世紀記念式典だ!」
火星の後継者「我らの祖先が地球を追われて100年…」
火星の後継者「地球はそれを記念した式典を開くというのか…!」
草壁「国際連合憲章の見地から見ればまさしく我々の存在は平和に対する脅威であろう」「我々は悪である」「しかし、これは新たなる世界、新たなる秩序の幕開けだ!」
ヤマサキ「いやあ、盛り上がってますね。まさに決戦前夜というやつです」
かなめ「戦争するのが楽しいなんておかしいよ、そんなの…!」
テッサ「言っても無駄です、カナメさん。この方達は理想の名の下に自分達の行為に酔っているだけです」
ヤマサキ「これは手厳しいですな。さすがは正義の味方、ミスリルの大佐殿だけはあります」
テッサ「………」
ヤマサキ「でもですね、大佐殿…彼らの言う事にも一部の理がありますよ」「木連を吸収した地球は内部のブルーコスモス派のおかげでガッタガタ…」「おまけに木連の人間はジョージ・グレンのおかげでどうしてもプラント寄りですからね」
かなめ「ちょっと待ってよ! 地球の人間が全員ブルーコスモスってわけじゃないわよ!」「国連の事務総長のお婆ちゃんは過去の政府があんた達のご先祖様にした事だって認めたじゃない!」
ヤマサキ「確かにあの時は木連も地球に大いに期待を寄せたものでした」「おかげで一度は熱血クーデターは成功したのですからね」「ですが、先程もお話した通り今の地球の状態じゃ、そりゃ私達だって失望しますよ」
かなめ「テッサ…ラクスさんを止めようよ! このままじゃ、あいつらの好きなようにやられちゃうよ!」
ヤマサキ「そうはさせませんよ」「あなた方はゲストなんですから後方からプラン甲の成功を私と鑑賞しましょう」
かなめ「もう…どうしようもないの…!?」
テッサ「カナメさん…今は信じましょう。あの人達がやってくれる事を…」
かなめ(ソースケ、みんな…急いで…)
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「新しい時代の始まりに」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
大河「頼むぞ、諸君。火星の後継者を止められるのは君達しかいない!」
ルリ「了解です。ノイ・ヴェルターは最善を尽くします」
麗雄「凱…ボクと戒道君も今回の作戦は同行させてもらう」
命「よろしくね、戒道君」
戒道「僕と博士は太陽系の状況を調査しソール11遊星主の動きを探るつもりだ」
凱「だが、父さん、戒道君…全ては火星の後継者の最終作戦を止めてからだ」
麗雄「わかっている。だが、ボクはいつだって正しい者の勝利を信じているぞ」
パピヨン(未知さん、ブレードとオーガンを頼みます)(私は地球でラダムとイバリューダーの関係を調査します)
未知(お願いします、パピヨンさん…)(トモルさんとDボゥイさんのためにも一刻も早く戦いを終わらせなくてはなりません)
ロウ「ったく…出発だってのにプロフェッサーの奴、いったいどこに行ってんだよ…」
イライジャ「リ・ホーッムは戦力では劣るからな。この際、留守番でもかまわないだろう」
ルリ「連合宇宙歴100年、12月31日…現在時刻は23:30分…」「そろそろ新・国連の新世紀記念式典も事務総長のスピーチの順です」
カズマ「あと少しで連合宇宙歴101年…新世紀のスタートか…」
ホリス「連合宇宙歴の始まりは火星の後継者…木連にとって屈辱と忍従の時の始まりでした…」「それから100年、火星の後継者は明日という日を新たな暦の始まりとする気でしょう」
ルリ「では、ハーリー君、チューリップクリスタルを散布…ジャンプフィールドの形成を」
〔レーダー反応〕
ハーリー「待ってください、艦長! この宙域に接近する機体があります!」
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕

マリュー「火星の後継者とザフト…!」
大河「プラントは彼らの最終作戦を支持する気か…!」
火星の後継者「ジョージ・グレンの子供達よ、強力に感謝するぞ」
ザフト兵「我らの打倒すべきは地球だ。共に戦おう!」
ルリ「仕方ありません。機動部隊各機は発進してください」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
ゾマー「張り切ってるな、トモルの奴!」
オーガン(Dボゥイさんは残り少ない生命を燃やし尽くそうとしている…)(俺にできるのはあの人と共に戦う事しかない…!)
ブレード(オーガン…お前は…)
リョーコ「上等だぜ! ここで俺達を足止めする気かよ!」
サブロウタ「そこまで俺達を買ってくれるとは嬉しくなるね」
ルリ「各機は速やかに敵機の迎撃を。ここを突破して火星へのジャンプを決行します」
<戦闘開始>

<敵全滅・味方援軍1&敵増援1出現>

カズマ「くそっ! 予定外の時間、食っちまったぜ!」
ルリ「もう時間がありません。すぐにジャンプに入ります」
マリュー「各機は帰還を急いで!」
〔レーダー反応〕
サイ「待ってください! 新たな反応です!!」
〔敵ユニット出現〕
陽子「援軍かよ!」
劾「よほど俺達を火星に行かせたくないようだな」
火星の後継者「終わりだ、ノイ・ヴェルター! お前達を火星へは行かせはしない!」
〔ルリの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

ハーリー「うわっ! こ、このままではナデシコ、もちません!」
火星の後継者「もう遅い! プラン甲は今、発動した! 地球は我らの手に落ちる!」
ルリ「引っかかりましたね」
火星の後継者「何っ!?」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

北米エリア
新・国連/本部
〔光の放射音〕
〔画面、青く発光〕

火星の後継者「首尾はどうだ?」
火星の後継者「全機、跳躍成功です!」
火星の後継者「これも全ては眠り姫の夢に我々が同調した結果だ。勝機は我らにありだ!」
火星の後継者「周辺の連合軍の護衛は撤退したとの事です!」
火星の後継者「新・国連の象徴である本部と自分達の指導者を放り出して逃げ出すとは見下げた奴らだ!」
火星の後継者「各員、突撃!! 国連本部を制圧し、我々は新たな秩序を作り出すぞ!」
〔機体の発進音〕

北米エリア
新・国連/議事堂
メグミ「ハッピー ニュー イヤー!!」
〔歓声〕
火星の後継者「な、何っ!?」
メグミ「皆さん、こんばんは! メグミ・レイナードです!!」
火星の後継者「隊長! あの女性が国連事務総長なのですか!」
火星の後継者「ば、馬鹿な! ロゼ・アプロヴァールはシワクチャの婆さんのはずだ!」
メグミ「今日は人類にとって記念すべき日! みんなでいっしょにお祝いしましょう! では、ここで司会をバトンタッチです!」
アカツキ「新年明けましておめでとう! ネルガル重工会長のアカツキ・ナガレです!」
火星の後継者「ぬうう! 天誅っ!!」
〔銃声×2〕
〔機関銃の銃声〕

アカツキ「金持ち、ナメんなよ」
〔光の放射音〕
〔画面、黄色く発光〕

火星の後継者「個人装備のディストーション・フィールドだと!」
アカツキ「だから、言ったでしょ。ナメるなって」「それにしても律儀な事だね」「ボソンジャンプの制御に成功したらきっちりの日時でテロを仕掛けてくるなんて」
火星の後継者「貴様、どういうつもりだ!?」
アカツキ「どういう? 無理な事はやめろって教えさ」「国連の式典出席者を人質にとるような組織じゃ天下は取れんよ。汝、死に給う事なかれ」
火星の後継者「黙れ! 事務総長らを逃がしただけで我らに勝ったとおもうなよ!」
火星の後継者「それどころか墓穴を掘ったな! 貴様達は自ら我々に屈した事を明言したようなものだ!」「この事実は我らの賛同者を大いに勇気付けるだろう!」
アカツキ「だから、こういう場を設けたのさ。君達の戦意を完全にくじくためにね」
火星の後継者「何っ!?」
アカツキ「それじゃ! 白組のトップバッターは彼だ!」
元一朗「旧木連の諸君、武器を収めろ」
火星の後継者「月臣少佐!」
元一朗「木連の英雄達が泣いているぞ!」
火星の後継者「だ、黙れ! 木連の魂を地球に売った貴様の言葉など聞いてたまるか!」
元一朗「では、彼女らの言葉はどうだ?」
リリーナ「皆さん、我々は対話によって世界を変えていくべきです」「このような方法で変えられた世界に人々の心はありません」
火星の後継者「聖女ドーリアン外務次官!」
マリーメイア「私も同じ過ちを犯しましった。そして、そこから学びました」「人は力に屈しません。世界を変えるのは一人一人の人間の心であり…」「世界はそれを尊重しなくてはなりません」「それが亡き父トレーズ・クシュリナーダの遺志でもあります」
火星の後継者「あちらの少女は改革の志士トレーズ・クシュリナーダの遺児、マリーメイア嬢か!」
火星の後継者「ええい、うろたえるな! 我々は新たな世界の秩序のために戦っているのだぞ!」
〔モニターの開く音〕
ジョージ「私はそのような意味で君達に『コーディネイター』になって欲しいと言ったわけではない」
火星の後継者「あ、あれは…!?」
火星の後継者「幼き頃より我らと共にあった『正義の人』『伝道師』…」
火星の後継者「ジョージ・グレン!!」
火星の後継者「彼の子孫が我らに語っているのか!」
ジョージ「間違いは正せばいい。そして、私は君達にこの世界の調整役となってもらいたいと考え…」「『コーディネイター』の言葉を送ったはずだ」
火星の後継者「そうだ…。その言葉を胸に我々の祖先は生きてきた…」
火星の後継者「そして、彼が伝えてくれたものから我々は多くの事を学んだはずだ…」
ジョージ「世界はゆっくりとだが変わっていこうとしている。焦る事はないんだ、みんな」
火麻「憂国の志士、月臣元一朗、聖女・ドーリアン外務次官とマリーメイア嬢…」
フリーマン「そして、正義の人ジョージ・グレン。これで彼らの戦意は完全にそがれたろう」
レディ「そして、最後の仕上げだ」
ロゼ「………」
火星の後継者「ロゼ・アプロヴァール…」
ロゼ「アタシを撃つかい、火星の後継者?」
火星の後継者「………」
ロゼ「いい機会だ、あんたらもいっしょに聞いてくれ」「…全ての人々に新たな年、新たな世紀を迎えた事の祝辞を述べよう」「そして、アタシは全てに人々にある事実を話そう」「新・国連はプラント内の協力者からニュートロンジャマーキャンセラーを譲り受けた」
火星の後継者「何と!? ニュートロンジャマーキャンセラーを無効化する装置か!」
火星の後継者「それがあれば地球のエネルギー問題は解決する…!」「そして、プラントを再び核で攻撃する事も可能となるか!」
ロゼ「だが、アタシはここに明言する。ニュートロンジャマーキャンセラーの軍事利用は認めない」「これは新・国連事務総長として全ての人類に誓おう」「そして、新・国連事務局は人類間の平和維持を目的とし…」「ここに火星の後継者との対話を希望し、同時にプラントのクライン派を支持する事を表明する!」
火星の後継者「我々をせん滅する気はないのか?」
ロゼ「そんな気はトカゲ戦争の頃からさらさら無いよ」「ヴェルターの連中だって不必要な戦闘はしていなかったろ?」
火星の後継者「確かに…」
ロゼ「アタシの言葉を聞いた全ての人へ! 人類は今、未曾有の危機に瀕している!」「これを乗り切るために我々は隣人と手を取り合い、その力の全てを結集しなくてはならない!」「世界は変わっていく…いや、人の力で変えていく。それは一人一人の力でだ」「力を貸して欲しい、世界のために。アタシは人間の力と心を信じている」「そして、これを人類の新世紀宣言とする!」
〔歓声〕
アカツキ「さて、後はナデシコがうまくやってくれるだろう」
メグミ「信じているんですね、何だかんだ言ってもみんなを」
アカツキ「まあそれなりにね。無論、テンカワ君の事も含めて」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
火星の後継者「な、何という事だ…」
クルツ「アカツキの奴…ネルガル重工の会長だったのか!!」
マオ「あんたねえ…ネルガルの先代の会長の名前、知らなかったのかい?」
カズマ「ま、マジかよ!! こいつはドデカいコネができたぜ!」
甲児「チッキショー! 知ってたら雪谷食堂でもっとオゴってもらえばよかった!!」
※※ボン太くん出撃の場合のセリフ※※
宗介(顔グラは真っ黒)「同様の者、多数のようだぞ」
※※ボン太くん未出撃の場合のセリフ※※
宗介「同様の者、多数のようだぞ」

大河「やってくれたか、事務総長は…!」
プレア「導師…ノイ・ヴェルターの皆さんにあの装置を渡した事は間違っていませんでした」
アスラン「そして、国連は正式にプラントとの和平に動く事を表明したか」
キラ「ラクス…地球とプラントは手を取り合うために動き出したよ」
ロウ「ジョージ・グレンもマジに決めてくれるぜ!」「これの準備のためにリ・ホームを動かしたのかよ!」
ヒイロ「後は戦争を望む者達を俺達がつぶしていけばいい」
アカネ「お姉ちゃん! 火星の後継者が後退していくよ!」
〔敵ユニット離脱〕
シホミ「彼らもアカツキさんのステージに戦意をそがれたみたいね」
火星の後継者「認めん! 認めんぞ! 新たな世界の秩序を作るのは我々だ!」
〔テツジン、ルリへ隣接〕
九十九「待て!!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔ボソンジャンプ〕
〔味方ユニット出現〕

火星の後継者「その声は…白鳥少佐!」
九十九「兵を退け! こんな戦いは無意味だ!」「君達が無意味な戦いで生命を散らせば愛する人達を悲しませる事になる! それでいいのか!」
火星の後継者「う…」
ヒカル「さっすが妻帯者! 言う事が違う~!」
イズミ「サイとニシキヘビが大ゲンカ。これが本当のサイ大蛇…」
リョーコ「ヒカル、イズミ! 遅かったじゃねえかよ!」
ヒカル「そんな事言ったってあたし達、万一のために新しいナデシコを守ってたんだから」
イズミ「ネルガル・シークレットサービス機動部隊、ただ今参上」
竜馬「白鳥さんの言っていた仕事の当てというのは、この事だったのか!」
九十九「諸君、もう一度言う…ここは退くのだ! 愛する者を悲しませるな!」
火星の後継者「…わかりました…」
〔敵ユニット離脱〕
九十九「そうだ…それでいい。こんな戦いはしてはいけないんだ」
ミナト「お疲れ様、あなた」
※※ボン太くん出撃の場合のセリフ※※
宗介(顔グラは真っ黒)「ミナト先生…! そちらの艦には先生が乗っているのか…!」
※※ボン太くん未出撃の場合のセリフ※※
宗介「ミナト先生…! そちらの艦には先生が乗っているのか…!」

ミナト「そうよ。プロスペクターさんに誘われて現場復帰したってわけ」
ユキナ「ちなみにあたしも乗ってるよ!」
ジュン「君の場合は降りろって言っても聞かなかっただけじゃないか…」
プロスペクター「いやはやにぎやかな事です。かつてのナデシコと同じですな」
ハーリー「じゃ、その艦が…」
ルリ「そう…新たに建造されたナデシコ級第3世代宇宙戦艦…ナデシコCです」
ウリバタケ「く~! こんな事もあろうかと今日まで極秘とされてきたナデシコC!」「ご都合主義だと笑わば笑え! しかし、見よ! 見よ!」「この燃える展開! このメカニック!!」
本田「ウリバタケ! お前もいるのか!!」
ウリバタケ「久しぶりだな、おやっさん! ウリバタケ・セイヤ、妻子を捨てて今ここに復活!!」
レビン「白鳥さん家とはえらい違いね…」
〔ナデシコC、ルリへ隣接〕
ハーリー「それにしてもさっきのボソンジャンプ、完璧なタイミングでしたね」
イネス「まあね。伊達にA級ジャンパーと呼ばれてるわけじゃないわよ」「おかげで今日まで身を隠さなくちゃいけなかったけどね」
ガイ「あ、あんたは!?」
リョーコ「マジかよ!!」
イネス「ふふふ…せっかくの再会なんだからもう少し気の利いた事を言ったら?」
ルリ「では、みんなの声を代弁します」「イネスさん、あんた死んだんじゃなかったの?」
イネス「では、説明しましょう」
ノアル「うわ! 出たぜ、お得意が!」
アキ「どうやら本物のイネスさんのようね」
イネス「…と言いたい所だけど望まれない来訪者のご登場みたい」
〔レーダー反応〕
キャレット「レーダーニ 反応! イバリューダーデス!」
〔敵ユニット出現〕
ラング「フフフ…都合よく地球人の精鋭が揃っているようだな」
オーガン「ラングか!」
ラング「オーガン! ゾア総司令はお前の死を望んでおられる!」
ブレード「ゾア…その名は確か…!」
ラング「ゾーマの到着前にお前を処刑する! それがヘッド・デトネイターである私の務めだ!」
オーガン「そうはいくか、ラング! 俺達はこんな所で止まっているわけにはいかないんだ!!」
ハーリー「艦長! オモイカネのデータ移送、完了しました!」
ルリ「今までご苦労さま、ナデシコB…。では、皆さん…ナデシコCへ移動してください」
大河「ホシノ艦長、ナデシコBは我々で回収する! イバリューダーを迎撃するんだ!」
〔ナデシコBのパイロット、ルリ→無人へ変更〕
〔ナデシコCのパイロット、無人→ルリへ変更〕
〔味方戦艦離脱〕

ルリ「了解です。イバリューダーを撃破した後、我々は火星へジャンプします」
ユキナ「頑張ってね、お兄ちゃん! 二度と甲児さん達にごく潰しなんて言わせないように!」
九十九「わかっている! 私も火星へ行かねばならないからな!」
リョーコ「ヒカル、イズミ! 実戦は久しぶりだからって甘えてんじゃねえぞ!」
イズミ「どうも~ブランク長いです」
ヒカル「任せてチョンマゲ! 締め切り地獄の修羅場に比べればこんなの軽い軽い!」
オーガン「ここは通らせてもらうぞ、ラング! 俺達は行かねばならないんだ!」
ラング「いいだろう、オーガン! ここで決着をつけてやる!!」

<ブレードvsラング>
ブレード「答えてもらうぞ、ヘッド・デトネイター! お前達の祖先は地球人なのか!?」
ラング「何を言うかと思えば、そのような世迷い言を!」「我らはイバリューダー! この宇宙を生き抜く力を与えられた最強の存在だ!!」

<オーガンvsラング>
ラング「弱者は消え去るのだ! それが運命なのだ!」
オーガン「それは違う! この地球にはイバリューダーが失った何かがある!」
ラング「オーガン…何がこれほどまでにお前やリーブをひきつける!」

<ラング撃破・勝利条件達成>
〔ラングに爆発〕
ラング「オーガン! ミーク様はお前達が我らイバリューダーの脅威になると予言された」
オーガン「予言だと!?」
ラング「我らの前に敵があってはならんのだ! 今までも、そしてこれからもだーっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
オーガン「ラング…」
ブレード(あのソリッドアーマーの中にあるイバリューダーの本体が本当に地球人だとしたら…)(ゾア総司令とは、まさか…)
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

未知「イバリューダーは後退したのね…」
ハーリー「いい艦ですね、このナデシコC」
ミナト「私達もナデシコの元クルーだけど今はあなたの方が先輩ね。これからはよろしく、ハーリー君」
ハーリー「は、はい!」
ユキナ「ねえ、君…ミナトさんにドキドキしている所、悪いけど何か接近してるみたいよ」
ハーリー「え…!?」
〔味方戦艦出現〕
〔ボソンジャンプ〕
〔味方ユニット出現〕

劾「リ・ホームか」
ロウ「お疲れさん、キャプテン。中々の名演説だったぜ」
ジョージ「ははは、久々のシリアスで肩がこってしまったよ」
アカツキ「ご苦労だったね、諸君。予想通りのご活躍だ」
ヒカル「あ、落ち目の女たらし」
リョーコ「正体隠して黒幕気取りかよ」
ボス「金持ちのクセにセコいんだよな」
アカツキ「ははははは、その程度で僕のツラの皮を突き通すのは無理だよ」「これでも陰謀うごめく裏の世界で戦ってきたんだからね」
ノアル「で、なんだよ、今度は会長さん自ら出陣かい?」
アカツキ「扱いは一般隊員と同じでOKだよ。気は遣わないでくれ」
クルツ「随分と低姿勢じゃねえか。何か裏でもあるのかよ?」
アカツキ「会長業はストレスがたまるんでね…。それにスポンサーとして最後まで見届けたいものもあるんだ」
ルリ「アカツキさんんだったんですね。アキトさんを支援していたのは」
アカツキ「ついでにイネスさんを死んだ事にしたのも僕の発案だよ」
ルリ「一つ質問していいですか?」
アカツキ「何だい?」
ルリ「いったいアカツキさんってイイモノなんですか、悪者なんですか?」
アカツキ「さてね…。君も相変わらずキツいね」「とりあえず金持ちは金持ちらしく持参金も持ってきた。隊の装備の充実に当ててくれ」
ウリバタケ「出た、伝家の宝刀マネーパワー!」
ミリー「ステキ、アカツキさん!」
クルツ「そういう話なら大歓迎だ! よく戻ってきたな、アカツキ!」
アカツウキ「フフフ…金持ちは無敵だよ」
九十九「元一朗…」
元一朗「こうして顔を合わせるのも随分と久しぶりだな」
九十九「お前がシークレットサービスにいる事はゴートさんから聞いていた」「そして、お前が必ずやってくれる事を信じていたよ」
元一朗「九十九…お前は真っ直ぐな道を行け。俺は裏からお前と共に歩む」「それが俺にできる唯一の罪滅ぼしだ」
九十九「わかった。だが、木星をバックに誓った俺達の友情は今も変わらないつもりだ」
元一朗「フ…相変わらず熱い男だな、お前は」
ルリ「それでは全員が揃ったところで行きましょう」
ハーリー「はい!」
ルリ「各機は帰還してください。ノイ・ヴェルターは火星へ向かいます」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

太陽系エリア
惑星ゾーマ
ゾア「ミーク様…ヘッド・デトネイターのラングが敗れたとの事です」
ミーク「やはり、計画すべきはオーガン。あの者は我々にとって危険な存在になろうとしています」
ゾア「ミーク様、未来はいかに?」
ミーク「進みなさい、あの星に。あるもの全てを吸収し、そして、全てを破壊するのです」「力による勝利こそが真理…。それが始祖アイバの教えてくれた生きるために術です」
ゾア「偉大なる男、始祖アイバ…」「彼のおかげで我々はソリッドアーマーを開発する事に成功しました」「…全軍前進! このままゾーマは太陽系へと突入しラダムと全てを破壊するのだ!」
ミーク(あの星で私を呼ぶものがいる…。そして、その者は私と同じく未来を予見している…)(それはあの星が我らの忘れし故郷だからか…)

太陽~木星エリア
ザ・データベース
インファレンス「レナード・テスタロッサ、君の協力のおかげで、太陽系の記録の補完は随分と進んだよ」
レナード「お役に立てたようだね、ミスター・インファレンス」「僕も君達と過ごした数日間は実に有意義だったよ」
インファレンス「君の中に眠る知識…」「もしかすると古代太陽系文明人が遺伝子内に遺したデータベースかも知れないね」
レナード「もし、そうだとしたら僕は太陽系の知の記録者と言う事になるね」「…それで僕を殺すのかい?」
インファレンス「その通りだよ。記録してしまった知識や文明にもう用はないからね」
レナード「その感覚、…理解できるよ。…でも、まだ君達は全ての記録を済ませてはいない」「少なくともウィスパードは僕以外に二人存在する」
インファレンス「何?」
レナード「どうせ太陽系の文明全てを最終的に滅ぼすなら、ここで僕を消す必要もないだろう」「僕も君達の行為を観察したいな」
インファレンス「太陽系の知の記録者の願いか。わかったよ、レナード・テスタロッサ。君は僕と同類のようだ」
レナード「では、地球まで送ってくれるかい? ウィスパードの少女二人はその途中の火星にいるよ」
インファレンス「わかったよ。でも、君の反応はもう一人の天才と随分異なるものだったね」「彼は僕達に積極的な協力を申し出てそのまま居座ったというのに」
レナード「人それぞれというものだよ。君の父上の人形も持っている個性というやつさ」
インファレンス「…気に入らないね、それは」
レナード「では、お別れだよ、インファレンス。後は君達の好きにしてくれ」
インファレンス「こういう時はこう言うんだったね。さよなら、レナード…」
レナード「さよなら、インファレンス…。もう会う事もないだろう」
【シナリオエンドデモ終了】


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