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No.48
逆襲の大帝王

【シナリオデモ開始】
太陽~木星エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴101.1.4、航海日誌…」「ユリカ艦長はラクス・クラインと共にアキトさんの補佐をしていたラピスのユーチャリスで地球へと帰還した」「草壁春樹は逮捕され、火星の後継者の問題は事務局で預かる事になるそうだ」「元木連の秋山さんやフクベ元提督もオブザーバーとして参加するそうだからこちらは心配ないだろう」「俺達の目下の問題はかなめ達を連れ去ったザ・データベースの追跡の目処が立っていない事だ」「地球の技術力では恒星間規模で活動する連中を追いかけるのは到底無理だ」「だが、そんな俺達に意外な人物から連中の手がかりが届けられた…と」

太陽~木星エリア
ヴァルストーク/食堂
鉄也「ミスタAg…? 誰だ、それは?」
マオ「その正体は全く不明。でも、そいつの話じゃザ・データベースは木星にいるんだって」
麗雄「ふむ…確かに地球圏に侵攻し、同時のこちらに動きを気取られないという点においては…」「木星はバランスのいい地点だな」
クルツ「んじゃ、博士はそのミスタAgの情報を信じるのか?」
麗雄「ザ・データベースの存在を知る者はそうはいない。いたずらやかく乱情報とは思えんな」
命「ノイ・ヴェルター宛に超長距離通信を送ってきたのですから…」「かなりの技術力を持った組織の一員なんでしょうね」
マオ「そういえば、オーブでかなめとテッサの事をソースケに教えたのも、その男だっけ?」
宗介「肯定だ。そして、その情報は真実だった」
凱「では、今回も信憑性が高いと見ていいだろう」
ルネ「考えたって仕方ないよ。他に手がかりがない以上、こっちはそれに乗るしかないんだ」
鉄也「ルネの言う通りだ。おそらくルリ艦長達も同様の結論を下すだろう」
凱「木星か…。Zマスターとの戦い以来になるな」
戒道「僕とJが君達と別れた場所であり、そして、あそこにザ・パワーがある」
黄金「あの時、アリアはザ・パワーの事も研究対象にしていたな」
ファーラ姫「では、急がないと彼らもあの力を利用するかも知れないわね」
戒道「遊星主がザ・パワーを手に入れれば取り返しのつかない事になるだろう」
麗雄「我々が急がねばならんな。太陽系を守るためにも」
宗介「了解です」
甲児「頑張ろうな、宗介。今度こそ、かなめとテッサ艦長を救い出そうぜ」
さやか「でも、ザ・データベースはどうして二人をさらったのかしら?」
黄金「火星の後継者は遺跡のユニットの解析にウィスパードの力を使おうとしたようだが…」
麗雄「彼らの目的が知識や文明の記録なら彼女達の脳内のブラックテクノロジーは非常に興味深いものだろう」
甲児「冗談じゃねえぜ、博士! じゃあ、かなめ達はあいつらの実験動物にされちまうのかよ!」
麗雄「これまでの接触を見る限りザ・データベースにとって知識の記録は最優先の事らしい」「場合によってはそうする事も辞さないだろう」
黒鋼「いったい何のために奴らはそんな事をするんだよ?」
戒道「その目的は不明だ。彼らについての情報は僕もJもほとんどつかんでいない」
黄金「わからないのがカズマ達にからむあのアリアの存在だ…」「そして、あいつを造ったと言われるアプリカントという男もだ」
青銅「あれ…やっぱり、ブレス艦長なのか?」
錫石「ハーリーの話じゃオモイカネの戦術パターンの分析では97%の確率で…」「あのアプリカントはブレス艦長と同一人物なんだってさ」
ファーラ姫「もし、あの男が仮にブレス艦長だったとして…」「どうして、『聖バレンタインの光』で行方不明になったあの方がザ・データベースにいるの?」
黄金「カズマ達に自分の事を隠しているのも不自然だな」
凱「その事についてはレプリジンの護のように精神制御されている可能性もある…」
甲児「じゃあ、それを解かなけりゃブレス艦長と戦う事になるのかよ!」
ルネ「そっちも考えたって仕方ないね。襲ってくるなら迎え撃つしかないさ」
甲児「おい…! そりゃちょっと冷てえんじゃねえか、ルネ?」
黄金「落ち着くんだ、甲児。ルネは現実の問題を述べているだけだ」
凱「その通りだ。あのブレス艦長と正面から戦えば俺達だって勝てるかわからない…」
麗雄「彼の指揮力、用兵術を相手にしては戦力が互角では勝機は薄いだろう」
錫石「気さくなおっさんだったけど敵に回すと恐ろしいんだな、ブレス艦長って…」
甲児「くそっ…やっぱり、戦わなきゃならねえのかよ…!」
ルネ「やめな、甲児。あんた以上に動揺してる人間がいるんだからさ」
甲児「あ…」
さやか「カズマやミヒロちゃんやアカネさん達、ずっと難しい顔してるわね…」
ファーラ姫「もし本当にアプリカントがブレス艦長だとしたら、一番つらいのはあの方達でしょうね」
麗雄「ブレス艦長を尊敬していたカズマにはつらいだろう」
黄金「その時が来たら、あのアプリカントとは俺達が戦おう」
凱「ブレス艦長を救う事ができないとわかた時には、そうするしかない…」
公j「それが俺達にできる事か…」

太陽~木星エリア
ザ・データベース
〔牢屋の扉の開閉音〕
ダイ・バザール「…シンクラインか」
シンクライン「薄暗い牢の中で一人で座するとは無様なものだな、大帝王…。いや、ダイ・バザールよ」
ダイ・バザール「それが父であり、大帝王であるワシを陥れたお前の言葉か」
シンクライン「フフフ…誇りと威厳はまだ失われていないようだな…」「ならば、その力をガルラ大帝国のために使ってもらおう」
ダイ・バザール「何だと?」
シンクライン「元大帝王に相応しいメカブラック獣人を用意した」「それを使ってゴライオンとノイ・ヴェルターの連中を始末するのだ」
ダイ・バザール「このワシに前線に出ろと言うのか?」
シンクライン「もし、この命令を拒否したバイ、ガルラの大帝王の名において、お前を処刑する」「さあ、ダイ・バザール! 我が命令を聞くのだ!」
ダイ・バザール「断る!」
シンクライン「俺に歯向かうか、ダイ・バザール! ならば、死ね!!」
〔剣を振るう音〕
ダイ・バザール「甘いわ!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

シンクライン「おうわっ!」
ダイ・バザール「子供の頃に比べれば少しはマシな剣になったな…」「だが、まだまだお前はワシの敵ではないわ…!」
シンクライン「お、おのれ、ダイ・バザール!」
ダイ・バザール「だが、出撃はしてやる。そのメカブラック獣人に案内しろ」
シンクライン「何っ!?」
ダイ・バザール「失敗はその身をもって償うのがガルラの掟だ」「今日までゴライオンを倒せなかった責任を大帝王として奴を倒す事で償おう」
シンクライン「ぬう…」
ダイ・バザール「そして、シンクライン。貴様にも教えてやろう…」「このダイ・バザール大帝王の本当の恐ろしさをな!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「逆襲の大帝王」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
ハーリー「ボソンジャンプ完了しました」
ルリ「お疲れ様でした、イネスさん」
イネス「ふう…戦艦4隻分のジャンプはさすがに疲れるわ」
レビン「でも、ボソンジャンプを使うんなら、どうして直接、木星まで跳ばないの?」
麗雄「もし、本当に木星が遊星主やザ・データベースの本拠地であった場合いきなり迎撃される可能性がある」「だから、こうして近くまでジャンプし後は通常航行で区舞うというわけだ」
ウリバタケ「しっかし、恒星系の復活を企むソール11遊星主に銀河を股にかけるガルラ大帝国…」「さらに遥か過去から知識・文明を記録するザ・データベースが相手とはスケールの大きい戦いになりそうだぜ」
本田「怖くなったんなら地球へ帰れ。奥さんと子供が待ってるんだろ」
ウリバタケ「殺生な事を言うなって、おやっさん! 我が家の闘争は規模は小さいが銀河を巡る戦いに迫力は負けてねえ」「同じ戦いならば俺は太陽系のために戦いたいと思ってプロスさんの誘いに乗ったってわけよ」
プロスペクター「ふむ…奥様から逃げ出す言い訳も方便というやつですな」
命「ウリバタケさん、恐妻家って話ですものね」
戒道「………」
凱「戒道君…ソール11遊星主はこの太陽系に到着しているのか?」
戒道「オービットベースの観測では太陽系内では空間のゆがみは観測されていない」「三重連太陽系を復元させるための暗黒物質を取り込んでいるとしたら既に兆候が出ているはずだ」
凱「少なくとも奴らは三重連太陽系の復元をまだ始めてはいないという事か」
麗雄「復元自体はそれほどの時間がかかるものではないが…」「そのエネルギーのチャージには時間がかかる事が予想される」「つまり、奴らが太陽系に到着しても暗黒物質を吸収している間にこちらは攻撃する時間があるだろう」
ウリバタケ「じゃあ、余裕も余裕の超余裕じゃねえか!」
麗雄「だが、敵の戦力がはっきりしない以上、予断は許されない」
凱「そうだな。少なくともガルラとザ・データベースの力を侮るわけにはいかない」
〔レーダー反応〕
ルネ「言ってる側から敵襲かい!」
凱「こちらの接近に感づいたか!」
〔敵ユニット出現〕
シホミ「先陣はガルラのようね」
アカネ「ザ・データベースじゃないのか…」
ホリス(口には出しませんがアカネさんもシホミさんもほっとしているようですね)(そして、それはカズマも同様でしょう)
マリュー「各機は出撃を! ガルラの防衛網を突破します!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
錫石「相手がガルラならオイラ達が出なくちゃな!」
ファーラ姫「凱さんも張り切っていますね」
凱「シンクラインの言っていた獅子座文明の事が気になる…」「ここは俺も出て少しでも手がかりを手に入れよう」
黄金「大丈夫なのか、カズマ?」
カズマ「大丈夫って何がだよ?」
甲児「無理するなよ…。その…アプリカントの事…」
カズマ「ぷ…あははははははは!」
イーベル「何よ! 人が心配してるのに笑う事ないじゃない!」
カズマ「わりぃ、わりぃ! …だがよ、俺のハートはそれほどヤワじゃねえんだよ」
デュオ「鈍感だって見方もあるがな」
カズマ「るせえよ、デュオ! …確かにアプリカントとアリアの事は気になる」「だがな! だったら、俺はそいつも自分の目で確かめる!」「可能性にビクついてるのはやっぱり俺の性に合わないぜ!」
ルネ「フ…言ってくれるね」
ノアル「あのかんしゃく玉もちっとは成長してるようだな」
ホリス(さすがです、カズマ…。どうやら私がもう心配する必要はないようですね…)(でしたら、私も自分の興味に集中させてもらいます)
黄金「よし! みんなの力を合わせてガルラを打ち破るぞ!」
ファーラ姫「了解! 彼らにゴライオンの力、見せてあげるわ!」
<戦闘開始>

<敵13機or3PP・敵増援1出現>

〔レーダー反応〕
リーアム「新たな艦隊の意接近を確認! ガルラです!」
ジョージ「援軍が来たか!」
〔敵ユニット出現〕
竜馬「戦艦2隻ぐらい今の俺達の敵ではない!」
隼人「待て、リョウ! 中から出てきたぞ!」
〔敵ユニット出現〕
青銅「みんな、見ろ! あのメカブラック獣人は!」
〔カーソル、ダイ・バザールを指定〕
ファーラ姫「ダイ・バザール大帝王…! あのメカブラック獣人はダイ・バザールだわ!」
九十九「大帝王の姿を模していると言う事か?」
黄金「おそらくはそうだと思います」
ダイ・バザール「甘いな、ゴライオンよ!」
黄金「その声は…!」
ファーラ姫「忘れはしない…! あれはダイ・バザール大帝王!」
ヒカル「えーっ! 悪の親玉が自ら出撃!?」
ガイ「くーっ! これぞ王道クライマックス! アキト、どこかで見てるか!?」
ファーラ姫「ついに自ら出てきたわね、ダイ・バザール大帝王!」
錫石「やいやい、大帝王! シンクラインはどうした!」
ダイ・バザール「ヒヨッコを退けたぐらいでいい気になるなよ、ゴライオン! そして、地球人共よ!」
凱「何っ!?」
ダイ・バザール「我が名はダイ・バザール! ガルラ大帝国の支配者にしてこの銀河を統べる者だ!」
黄金「ダイ・バザール! 俺達がいる限り、そんな事はさせない!」
ファーラ姫「ここでお前を倒せば獅子座連合の勝利は約束させる! 覚悟なさい!」
ダイ・バザール「フン…威勢だけはいいな、小僧共め」「兵達よ奮い立て! ここで奴らを倒した者は褒美は思いのままだ!」「だが、逃げ出そうとした者はワシが背中から斬る!」
ガルラ兵「ひ、ひいっ…!」
ガルラ兵「大帝王様は本気だ! や、やるしかない!!」
〔ガルラ大帝国戦艦、気力上昇〕
オーガン「急に敵の士気が上がった!?」
ブレード「あのダイ・バザールという男、恐怖と力で兵を率いているのか!」
クルーゾー「命懸けで来る敵はしぶといぞ…! 各機、油断するな!」
黄金「これがダイ・バザールの…大帝王の力か!」
ダイ・バザール「来い、ゴライオンよ! 獅子座文明に謳われた伝説の獅子は今ここで倒される!」「この銀河の大帝王、ダイ・バザールの手によって!! だから…」「ギブアップせい!!」

<ダイ・バザールHP60%以下>
ダイ・バザール「さすがは伝説の獅子とその仲間達だ」「このダイ・バザール、久々に楽しませてもらっているわ」
黄金、黙れ、ダイ・バザール! お前には聞きたい事がある!」
ファーラ姫「シンクラインから三重連太陽系とアルテア、ガルラ星系が獅子座文明を源流とするのは聞いたわ」「でも、三重連太陽系など私達は聞いた事がない! これはどういう事なの!?」
ダイ・バザール「それは当然よ。三重連太陽系の消滅は前の宇宙の話だからな」
戒道「何っ!?」
麗雄「どういう事だ、それは!? では、護君や戒道軍はどうやって地球に来たんだ!」
ダイ・バザール「そうか、あのラティオとかいう小僧はお前達の仲間であったな」
凱「ダイ・バザール! 護とギャレオンを知っているのか!?」
ダイ・バザール「奴らならソール11遊星主に捕まり、獅子は破壊され、小僧は処刑されたわ!」
命「そんな…!」
凱「護もギャレオンも死んだだと…」「嘘だ…嘘に決まってる!!」
ダイ・バザール「ハハハハハハ! これで獅子座文明の遺産はゴライオンのみ!」「お前を片付ければ我らの野望を阻むものはないわ!」
黄金「黙れ…黙れ、ダイ・バザール! よくも俺達の仲間を!!」
凱「許さない…! お前達は絶対に許さないぞ!!」
ダイ・バザール「ハハハハハハ! それほどまでに小僧に会いたいのならあの世で会うがいい!」
〔ダイ・バザール、精神コマンド「熱血」「必中」「ド根性」使用〕
ダイ・バザール「来い、地球人共よ! このダイ・バザールの恐ろしさを冥土の土産にするがいい!!」

<カズマvsダイ・バザール>
カズマ「悪の帝王が自ら来るとは名前通りの大安売りだぜ!!」
ダイ・バザール「ぬうう! 貴様、よくも言ってくれたな!」「貴様の魂を八つ裂きにしこの宇宙の暗黒に叩き落してくれる!」
カズマ「いいぜ、そのタンカ! あんた、大帝王を辞めて叩き売りの口上で食っていきな!」

<ヒイロvsダイ・バザール>
ヒイロ「攻撃目標…ガルラ帝国の支配者ダイ・バザール…!」
ダイ・バザール「この男…ワシと正面から戦う気か…!」「面白い! その無謀さを地獄で後悔させてやるわ!」

<キラvsダイ・バザール>
キラ「なぜ…! なぜ、力によって他の星の人間を征服しようと考えるんだ!?」
ダイ・バザール「力こそ宇宙の真理! お前もそれに従わせてくれる!」

<ロウvsダイ・バザール>
ロウ「へえ…自分の姿に似せたメカに乗るってのも面白いかもな!」
ダイ・バザール「この男…ワシを恐れぬとはどういう神経をしている!」
ロウ「ビビってたんじゃ戦いなんてやってられないからな! んじゃ、悪党退治といくぜ!」

<劾vsダイ・バザール>
劾「パワーは見た目以上か。ならば、細かな動きでかく乱する!」
ダイ・バザール「ちっ…この男、戦い方というものを知っているな!」

<甲児vsダイ・バザール>
甲児「悪の帝王、自ら出陣とはな! その潔さは誉めてやるぜ!!」
ダイ・バザール「ワシが出撃したのは大帝王としてケジメをつけるためであると同時に…」「貴様達を確実に潰すためだ! このワシとの戦いを冥土の土産とするがいい!」
甲児「お断りだ! 悪の大帝王だろうと俺達にとっちゃただの通過点だぜ!」

<鉄也vsダイ・バザール>
ダイ・バザール「地球人の力は中々のものと聞く。貴様もワシを楽しませてくれるのを願うぞ」
鉄也「楽しみのためにここへ来たのならあいにくだったな…!」「お前はここで倒される! 俺達の結集した力によってな!」

<竜馬or隼人or弁慶vsダイ・バザール>
ダイ・バザール「むう…貴様の機体、まさか、これは古文書にあった…」
竜馬「ダイ・バザール! お前はゲッターの事を知っているのか!」
ダイ・バザール「どうやら、前の宇宙からこの宇宙へやってきたのは奴らだけではないようだな…!」

<九十九orサブロウタvsダイ・バザール>
サブロウタ「白鳥先輩! 悪の帝王との一騎打ち…自分、燃えてきましたよ!」
九十九「おお! 復活の高杉三郎太か! 俺も行くぞ!」
ダイ・バザール「ぬう…何だ!? こやつらの魂…まるで炎…!」
九十九「教えてやるぞ、悪の帝王、ダイ・バザール!」
サブロウタ「これが正義を愛する熱い心…熱血だーっ!!」

<凱vsダイ・バザール>
ダイ・バザール「獅子座文明の継承者の一人か! 遊星主の前にワシが貴様を葬ってくれる!」
凱「そうはいくか! 俺達は太陽系を救うため…」「そして、護とギャレオンのカタキを討つために木星へ行くんだ!」

<ブレードvsダイ・バザール>
ダイ・バザール「ラダムのテッカマンか! その小さな身体でワシに挑むとは笑わせてくれる!」
ブレード「俺の目的はザ・データベースへ接触する事だ! お前など眼中にはない!」
ダイ・バザール「貴様、このダイ・バザールを無視すると言うのか! 許さん…許さんぞ!!」

<イーベルvsダイ・バザール>
ダイ・バザール「テッカマンの小娘か! 小指の先でひねり潰してくれる!」
イーベル「気分は一寸法師の鬼退治! こうなったら相手の身体の中に飛び込む覚悟で戦うんだから!」

<宗介vsダイ・バザール>
宗介「このような恐怖政治に対しガルラ大帝国の兵達はクーデターを考えないのか?」
ダイ・バザール「力こそが全てを決する! 兵達も、その宇宙の真理に従っているまでだ」
宗介「了解した。では、その宇宙の真理とやらで俺達はお前を倒そう」

<ボン太くんvsダイ・バザール>
ボン太くん「ふも! ふもふ、もふ! ふもっふ!」
ダイ・バザール「ぬう…! こやつ、このワシを黙らせるとは中々の論客!」
マオ(本当にわかってるの、大帝王…?)

<黄金vsダイ・バザール>
ファーラ姫「覚悟なさい、ダイ・バザール! お前をここで倒せばガルラは崩壊する!」
ダイ・バザール「だが、ゴライオン! 貴様をここで倒せば、獅子座連合は崩壊する!」
黒鋼「つまり、この勝負が銀河の命運を賭けた一戦って事かよ!」
青鋼「だったら、負けるわけにはいかねえ!」
錫石「アルテア星の人達の恨み、ファーラ姫の親父さんの恨み、まとめて晴らしてやる!」
黄金「銀、俺達に力を貸してくれ! 俺達はここでガルラと決着をつける!!」

<ダイ・バザール撃破・敵増援2出現>
ダイ・バザール「ぬおおお! こ、このダイ・バザールが敗れるというのか!」
黄金「ダイ・バザール! お前が敗れたのは俺達の怒りに火を点けたためだ!!」
鉄也「地球人の…人間の力を甘く見たな、ダイ・バザール!」
竜馬「そして、この太陽系は俺達の故郷だ!」
ガイ「お前達みたいな悪党には指一本触れさせやしねえ! それが俺達の使命だ!!」
ヒカル「こういうノリにはぴったりなのよね、ヤマダさん…」
ダイ・バザール「グフフ…考えてみれば、ここには銀河の三大文明の全てが揃っていたか…」「獅子座文明、古代太陽系文明、そして、始原文明エス…」
イネス「始原文明エス…!?」
ホリス「やはり…!」
ダイ・バザール「お前達ならラダムやイバリューダー、遊星主や知の記録者とも戦う事ができるかも知れん…」「フフフフ…お前達がその力の全てを使う事ができればな」
黄金「どういう意味だ、ダイ・バザール!」
ダイ・バザール「そこまでお前達に教える義理はないわ!」「我はガルラ大帝国のダイ・バザール! この銀河のたった一人の支配者だ! フハハハハハハハハ!!」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

黄金「ダイ・バザール!」
ファーラ姫「ご覧ください、お父様…」「ガルラの支配者、ダイ・バザールはゴライオンと地球の勇者により打ち倒されました」「これでお父様と民の無念も少しは晴れたでしょう…」
凱「しかし、ダイ・バザールの最後に言っていた言葉…」
麗雄「獅子座文明と古代太陽系文明、そして、始原文明エス…」「その三つは何を意味する…?」
アプリカント「それはお前達が知る必要のない事だ」
〔敵ユニット出現〕
カズマ「来やがったな、ザ・データベース!」
アリア「馬鹿カズマ! それはこっちのセリフだよ!」「誰に聞いたか知らないがよくもここまで追ってきたね!」
カズマ「黙っていろ、アリア…! 今日、俺が用があるのはそっちの男だ!」
アプリカント「………」
カズマ「今日こそ、てめえをとっ捕まえて全てを話してもらうぜ!」
アプリカント「いいだろう。だが、お前達は我々のテリトリーに侵入してきた…」
パルパレーパ「よって、貴様達を消去する」
ルネ「あれは!」
凱「地球に現れたパルパレーパとかいう奴か!」
パルパレーパ「ケミカル・フュージョン」
〔敵ユニット出現〕
パルパレーパ「パルパレーパ…!」
麗雄「ソール11遊星主がついに前線に出てきたか!」
凱「ソール11遊星主! お前達は護とギャレオンの生命を奪った!」
パルパレーパ「我らの使命遂行の障害を排除したまでだ」
凱「許さん…! お前達は俺が必ず倒す! あいつらの魂に誓って!!」
パルパレーパ「来い、青の星の勇者よ。貴様と5匹の獅子を消去すれば我らの使命を阻むものはない」「ここで全てを決してくれる」
※※「ヴァルガード」に合体していない場合、セリフ追加※※
カズマ「姉さん、相手は戦艦だ! こちらもパワーで勝負する!」
シホミ「わかったわ、キャレット、コード入力!」
〔コードの解除音〕
キャレット「了解デス! コード・ドライブ!」「バトルフォーメーション、パターン、クロス!」
〔カズマ、合体〕
カズマ「行くぜ、アプリカント! ヴァルガードならパワー負けはしねえ!」
アプリカント「いいだろう、カズマ・アーディガン…。己の無力さを思い知るがいい」


<カズマvsアリア>
カズマ「どきやがれ! 今日はお前にかまっている暇はねえんだ!」
アリア「お前って呼ぶなって何度言えばわかるのよ、馬鹿カズマ!」「あんたなんかアプリカント様にやられちゃえーっ!!」

<カズマvsアプリカント>
カズマ「てめえの正体が誰かだなんて今はどうでもいい…!」
アプリカント「………」
カズマ「てめえが俺達の敵である以上、まずは叩き潰す!」「その後にブリッジから引きずり出してじっくりと話を聞いてやるぜ!!」

<凱vsパルパレーパ>
凱「ソール11遊星主! 何のためにお前達は護を殺した!」「護は三重連太陽系の緑の星のカインの息子のはずだぞ!」
パルパレーパ「ラティオとギャレオンの力は我らの最大の障害だ。よって消去したまでだ」「そして、青の星の勇者よ。今ここでお前も消去する」
凱「俺の勇気は不滅だ! そして、それは必ずお前達を討つ!」

<アリア撃破>
アリア「そんな…! あたしは馬鹿カズマに勝てないの!?」
カズマ「どけ、アリア! お前には何度か助けてもらった借りもある!」「これ以上は俺にやらせるな!」
アリア「うるさい、うるさい、うるさい! それで、あたしに恩を売ったつもり!?」
アプリカント「下がれ、アリア。カズマ・アーディガンの始末は私がする」
アリア「…わかりました、アプリカント様! 絶対にやっちゃってくださいね!」
〔敵ユニット離脱〕
シホミ「あの男の言う事は素直に聞くのね」
アカネ「ほんと…わかりやすい子だよ…」
カズマ「これで俺達の戦いの邪魔をする奴はいなくなった! 行くぜ、アプリカント!」

<パルパレーパorアプリカント撃破・勝利条件達成>
※※パルパレーパ撃破の場合、セリフ追加※※
〔パルパレーパに爆発〕
パルパレーパ「この程度では私は倒せぬ…!」
〔パルパレーパ、回復〕
黄金「こいつ…まだ戦う気か!」
凱「護とギャレオンのカタキは俺が討つ!」
パルパレーパ「行くぞ、青の星の勇者よ。貴様の命運もここまでだ!」
凱「黙れ! 護とギャレオンの怒りを思い知れ!!」
※※アプリカント撃破の場合のセリフ※※
〔アプリカントに爆発〕
アプリカント「くっ!」
カズマ「やった! 後はあいつをブリッジから引きずり出すだけだ!」
ホリス「カズマ! 不用意に近づいては駄目です!」
〔カズマ、アプリカントへ隣接〕
〔アプリカント、回復〕

アプリカント「詰めが甘い…!」
カズマ「何っ!?」
〔アプリカント、カズマへ攻撃〕
[イベント戦闘「カズマvsアプリカント」]
〔カズマに爆発〕
〔カズマ、分離〕

シホミ「くっ!」
ミヒロ「きゃああああっ!!」
ホリス「こ、これは社長の2000のワザの1つ、『死んだふり』!」 カズマ「くそおおおおっ!! どっかの誰かと同じでやる事がセコ過ぎる!!」
アプリカント「お前は無力だ。今、改めて知るがいい、宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ…を」
シホミ「ホリス! ヴァルホークの前へ!」
ホリス「駄目です! ヴァルストークはメインシステムをやられました!」
アカネ「カズマ! ミヒロ! 逃げて!!」
ミヒロ「あ…ああ…!」
アプリカント「消えろ」
カズマ「くそおおおおおっ!!」
〔システムダウンの音〕
アプリカント「アルムストラのシステムがダウンしただと…!」「レギュレイト、お前の仕業か!!」
レギュレイト「アプリカント、あなたに彼を殺させはしません」
クリティック「何のマネだ、レギュレイト…。奴は不確定要素の最たるもの…よって消去は決定している」「お前のやった事は責務の逸脱…。矯正、あるいは消去に値する行為だぞ」
レギュレイト「………」
インファレンス「いいさ。僕もそいつには興味があったんだ」「決定を変更。そいつごと、メカを捕獲しろ」
クリティック「インファレンス!」
レギュレイト「提案を承認」「賛成2、反対1でヴァルホークの捕獲を決定」
アプリカント「…決定に従って行動する」
〔味方ユニット離脱〕
デュオ「ヴァルホークが捕まっちまった!」
ロウ「カズマ! ミヒロ!!」
※※既にアリア撃破の場合のセリフ※※
アプリカント「後退する。アリア、お前も退け」
アリア「了解です、アプリカント様!」
※※まだアリア健在の場合のセリフ※※
アプリカント「後退する」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔敵ユニット離脱〕
アカネ「カズマ! ミヒローッ!!」
シホミ「お願い、ヴァルストーク! もう一度、私達に力を貸して!!」
凱「俺が行く! 俺があいつらを取り返す!!」
〔凱、カズマがいた地点へ接近〕
〔パルパレーパ、凱へ隣接〕

凱「そこをどけ! 俺の邪魔をするな!!」
パルパレーパ「青の星の勇者よ、貴様の相手はこの私だ」
凱「パルパレーパ!」
パルパレーパ「…貴様の命運もここまでだ!」
凱「ならば!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔パルパレーパ、凱へ攻撃〕
[イベント戦闘「凱vsパルパレーパ」]
〔パルパレーパに爆発〕
〔凱に爆発〕

劾「力は互角か…!」
凱「だが、俺にはそれを超える力がある!」
カイン「無駄だ、獅子王凱。お前の勇気は誤っている」
凱「あなたは…!?」
カイン「………」
凱「あなたが…俺の勇気を否定するのか…!?」
パルパレーパ「動揺は隙を生む…! もらったぞ!!」
〔パルパレーパ、凱へ攻撃〕
[イベント戦闘「凱vsパルパレーパ」]
〔凱に爆発〕
パルパレーパ「お互いを否定しなければ、存在し得ない。勝者は神となり、敗者は悪となる。それが物質世界の掟だ」
凱「がああああっ!!」
〔味方ユニット撃破〕
麗雄「凱!」
戒道「勇者が…負けた…」
命「いやああああああああっ!!」
※※パルパレーパ撃破の場合、セリフ追加※※
カズマ「凱さんーっ!」
ホリス「不用意に動いては駄目です! 彼が来ます!」
ミヒロ「お兄ちゃん!!」
〔アプリカント、カズマへ隣接〕
アプリカント「仲間の死に我を忘れたか。甘いぞ…!」
カズマ「何っ!?」
〔アプリカント、カズマへ攻撃〕
[イベント戦闘「カズマvsアプリカント」]
〔カズマに爆発〕
〔カズマ、分離〕

シホミ「くっ!」
ミヒロ「きゃああああっ!!」
ホリス「こ、これは社長の2000のワザの1つ、『不意打ち』!」
カズマ「くそおおおおっ!! どっかの誰かと同じでやる事がセコ過ぎる!!」
アプリカント「お前は無力だ。今、改めて知るがいい、宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ…を」
シホミ「ホリス! ヴァルホークの前へ!」
ホリス「駄目です! ヴァルストークはメインシステムをやられました!」
アカネ「カズマ! ミヒロ! 逃げて!!」
ミヒロ「あ…ああ…!」
アプリカント「消えろ」
カズマ「くそおおおおおっ!!」
〔システムダウンの音〕
アプリカント「アルムストラのシステムがダウンしただと…!」「レギュレイト、お前の仕業か!!」
レギュレイト「アプリカント、あなたに彼を殺させはしません」
クリティック「何のマネだ、レギュレイト…。奴は不確定要素の最たるもの…よって消去は決定している」「お前のやった事は責務の逸脱…。矯正、あるいは消去に値する行為だぞ」
レギュレイト「………」
インファレンス「いいさ。僕もそいつには興味があったんだ」「決定を変更。そいつごと、メカを捕獲しろ」
クリティック「インファレンス!」
レギュレイト「提案を承認」「賛成2、反対1でヴァルホークの捕獲を決定」
アプリカント「…決定に従って行動する」
〔味方ユニット離脱〕
デュオ「ヴァルホークが捕まっちまった!」
ロウ「カズマ! ミヒロ!!」
※※既にアリア撃破の場合のセリフ※※
アプリカント「後退する。アリア、お前も退け」
アリア「了解です、アプリカント様!」
※※まだアリア健在の場合のセリフ※※
アプリカント「後退する」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕
アカネ「カズマ! ミヒローッ!!」
シホミ「お願い、ヴァルストーク! もう一度、私達に力を貸して!!」

パルパレーパ「これで残るは五匹の獅子だけだ。いずれ貴様達も消去する」
黄金「何っ!?」
パルパレーパ「全てはもうすぐ始まる…。貴様達は遅すぎたのだ」
〔敵ユニット離脱〕
ミリアリア「敵機、後退していきます!」
ハーリー「ヴァルストークは航行不能!」「ガオファイガーは撃破され、他の機体もかなりのダメージです!」
ルリ「…各機を帰還させてください。こちらも退いて、体勢を立て直します」
ジョージ「了解した。残念ながら、そうするしかないな」
シホミ「カズマ、ミヒロ…」
アカネ「やっぱり、あいつは父さんじゃない! あんな奴があたし達の父さんであってたまるもんか!」
ホリス「銀河の三大源流文明の一つ、始原文明エス…。その遺産がザ・データベース…」「そして、このヴァルストークも…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

太陽~木星エリア
ナデシコC/ブリッジ
サブロウタ「で、ヴァルストークの方はどうなってんだ?」
ハーリー「アプリカントの攻撃で完全にメインシステムを破壊されたそうです」「現在はサブシステムで航行しホリスさんとプロフェッサーさんが対処をしています」
ミナト「命の方は?」
ルネ「ショックで気を失ったままだ。当分、オペレーター役は無理だね」
麗雄「だが、我々はショックを受けている事も許されん」
ハーリー「でも、博士…」
麗雄「遊星主の三重連太陽系の復元が始まる前に何としても奴らを止めねばならん」「この太陽系に生きる全ての生命のためにも」
アキ(博士…自分も息子の凱さんを失ったと言うのに…)
黄金(さすがは凱さんの父親…。この人も勇者だ)
ルリ「敵部隊の後退先のコースから彼らの基地は木星の第3衛星ガニメデであると推測されます」
九十九「ガニメデには旧木連の拠点があった。おそらくザ・データベース達はそこを自分達の基地にしているのだろう」
ルリ「ノイ・ヴェルター艦隊は陽動を仕掛け、その間に敵基地への潜入部隊を送り込みます」
ムウ「正面切っての戦いは正直言って分が悪いからな」
クルーゾー「同感です。奴らを出し抜くには内部からのかく乱しか方法はないでしょう」
ルリ「潜入部隊の目的は情報の収集とウィスパード、ならびにヴァルホークの救出です」「メンバーはミスリルのSRTの4名、アキさん、トモルさん、ルネさん、それと戒道君です」
トモル「俺もですか?」
未知「この任務に必要とされるのは隠密性とスピードよ」「オーガンとテッカマンは最も適していると言えるわ」
〔扉の開閉音〕
Dボゥイ「だったら、俺が行かせてもらう」
アキ「Dボゥイ! …でも、あなたの身体は…」
Dボゥイ「今日明日に生命が尽きるわけじゃない。…アキ…お前はユミ達の指揮を執れ。トモルの事は俺に任せろ」
アキ「………」「わかったわ。あなたがそういう目をしている時は何を言っても無駄だものね」
未知(Dボゥイさん…全ての謎を解き明かすためにザ・データベースに接触するのね…)
ルリ「潜入部隊はリ・ホームにてガニメデhえ向かってもらいます。よろしいですね、キャプテンさん?」
ジョージ「木星の事なら任せてくれ。昔取った杵柄というやつだ」
ロウ「頼むぜ、キャプテン。必ずカズマ達を助けだしてきてくれよ」
クルーゾー「サガラはアーバレストを持っていけ。もしもの時は強行突破を図る」
クルツ「気合入れろよ、ソースケ。今度こそテッサとかなめを取り返すぜ」
宗介「わかっている。もう俺達に失敗は許されない」
麗雄「艦長、ボクもリ・ホームに同乗させてもらう」
サブロウタ「博士…あんた、まさか凱のカタキ討ちを考えてるんじゃないだろうな?」
麗雄「それもある…。だが、木星の件で気になる事があってな」「そのデータを観測したいんだ」
ルリ「ザ・パワーの件ですね。…わかりました。お気をつけて」
〔扉の開閉音〕
命「私も行きます…!」
マリュー「命さん…」
ルネ「気持ちはわかるが、あんたには無理だよ」
命「私にもできる事がある…。それは…凱を感じる事よ」
マリュー「彼は生きているの…!?」
命「はい…セミ・エヴォリューダーである私の超感覚が凱を感じています」「凱は生きています…。そして、きっと遊星主に捕らえられていると思います」
ルリ「わかりました。では、命さんも同行し、潜入部隊のオペレートをお願いします」
命(待っていてね、凱…。私も戦うわ…あなたと私が信じたもののために)

太陽~木星エリア
ヴァルストーク/メインシステム
〔モニターの開く音〕
キャレット「駄目デス…。コレ以上ノ システム復旧ハ 不可能デス」
シホミ「何とか航行はできるけどこれでは戦闘は無理ね」
アカネ「ホリス、プロフェッサーさん! 何とかならないの!?」
プロフェッサー「残念ながらお手上げね。あなた達も知っての通り、この艦は特別だから」
シホミ「出所がわからない技術が使われているためですか?」
本田「その通りだ。メカ的な修理ならともかくシステムに関してはどうしようもない」
ウリバタケ「未知のテクノロジーに対して俺達はあまりに無力! ああ、これが限界なのかっ!!」
レビン「せめて、技術体系がわかれば同じ系統のものを参考にして何とかなるかも知れないんだけど…」
ホリス「…技術の出所はわかっています」
アカネ「え…?」
ホリス「ヴァルストークとヴァルホークは始原文明エスの産物です」
本田「始原文明エスって言やあダイ・バザールの言っていた銀河の三大文明の一つか!」
ウリバタケ「それってザ・データベースの事だろ!? じゃあ、この艦は連中が造ったってのか!?」
ホリス「彼らのメカとの交戦で得られたデータを分析した結果…」「ヴァルストークが同一の技術体系で造られた事はほぼ間違いないでしょう」
シホミ「でも、デザインの意匠はまるで違うわ」
ホリス「それはデザインに対する感覚の違い…いわゆるセンスの差レベルです」「そして、ヴァルストークの基本的なデザインラインは見ての通り地球のものです」
レビン「じゃあ、この艦はザ・データベースの技術を使って地球人が造ったって言うの!?」
ホリス「そういう事です。彼らの中に地球人がいると考えると全ての辻褄があいます」
アカネ「でも、待ってよ! もし、アプリカントが父さんだとしてもおかしいよ!」「だって、父さんが行方不明になってザ・データベースに行く前から…」「ううん! おじいちゃんの頃からヴァルストークはあったんだから!」
ホリス「その辺りについてはまだ答えはわかりません」「ですが、地球と火星には過去に始原文明エスが現れた形跡が幾つか残されています」「ミケーネの暗黒大将軍が死の間際に行っていた『奴ら』も彼らを指していると思われます」
レビン「そんな事まで知ってるなんて…あんた、何者なのよ…?」
ホリス「………」
プロフェッサー「そろそろ正体を現してはどう? ホリス・ホライアン…」
アカネ「ホリス…あんたは…」
ホリス「私はホリス・ホライアン一級特尉。旧OZの情報局特務調査隊所属…」「その任務は古代太陽系文明の調査です」

太陽~木星エリア
ザ・データベース
アベル「地球で会って以来ですね、青の星の勇者、獅子王凱」
凱「お前は…」
アベル「私の名はアベル…。三重連太陽系の赤の星の指導者であり」「今はソール11遊星主の指揮官です」
凱「俺を捕らえてどうする気だ!?」
パルパレーパ「あらためて挨拶をしよう。我が名はパルパレーパ…」
遊星主「………」
遊星主「………」
パルパレーパ「そして、ペルクリオ、プラヌス、ポルタン、ペチュルオン、ピーヴァータ、ピルナス、ピア・デケム…」
カズマ「てめえらの名前なんてのはどうでもいいんだよ! 何しに太陽系へ来やがった!?」
アベル「アルマから聞いたでしょう? 私達の目的は三重連太陽系の復活…それだけです」
ミヒロ「で、でも、そのために宇宙をゆがめちゃうなんて…」
アベル「その必要はありませんよ。暗黒物質の吸収以上に効率のいい方法を見つけましたからね」
凱「何だと…!?」
アベル「ですが、この太陽系は三重連太陽系を復元させるのに邪魔な位置にあります」「よって、この星系だけは暗黒物質を吸収し、一度空間を消滅させてもらいます」
ミヒロ「そんな!」
凱「自分達の目的のために俺達を犠牲にする気か!?」
アベル「私達にも生きる権利があります」
凱「共存する事だってできるはずだ!」
アベル「機界昇華にも衰えずに活動を続けてきたのです。もう後へは退けません」
凱「なぜだ!?」
アベル「Zマスターの抗体、ラティオも同じ事を言ってましたよ」
カズマ「てめえら! 護をどうしやがった!?」
パルパレーパ「言った通りだ。我々の最大の障害となるラティオとギャレオンは消去した」
カズマ「てめえーっ!!」
インファレンス「うるさいよ、お前。やっぱり、お前を生かして捕らえたのは間違いだったみたいだ」
カズマ「てめえ…遊星主じゃねえのか…!」
インファレンス「僕の名はインファレンス。お前達がザ・データベースと呼ぶ存在の一つだ」
凱「存在の一つ…?」
インファレンス「アプリカントの感傷の元だからと興味を持ってみたけど…」
アプリカント「………」
インファレンス「どうやら、てめえは生かしておく価値もねえようなクズだったようだ!!」
カズマ「な、何だ、こいつ…!? 急に態度が変わりやがった!」
インファレンス「うるせえよ、クズが! てめえらの存在は俺にとって邪魔でしかねえんだよ!」「ここで細胞一つ一つまで完全に消去してやる!!」
レギュレイト「やめなさい、インファレンス! 私の権限をもって、それを制止します」
カズマ「あんたは…!」
レギュレイト「………」
カズマ「母さん…!? いや違う…確かに似てるけどもっと若い…!」
クリティック「レギュレイト、行動を停止するのはお前の方だ」
レギュレイト「何を言うのです、クリティック!?」「私はレギュレイト…状況を分析したインファレンスの結論を調整する役目が与えられているはずです」
クリティック「そして、私はクリティック…批評家としてレギュレイトの分析に必要な助言を与える立場だ」「だが、我々三名による合議制はいささか非合理的だ」
レギュレイト「クリティック…あなたは…」
インファレンス「クリティックと決めさせてもらったぜ、レギュレイト!」「今日から、この記録プラントは俺とクリティックが運営していく!」「感情というバグが発生したお前は機能を停止させる!」
レギュレイト「アプリカント! そんな事が許されるのですか!?」「今こそ、観測者であるあなたの手で修正を!」
アプリカント「…レギュレイト、お前の機能を停止させる」
レギュレイト「アプリカント!」
〔放電音〕
ミヒロ「あの女の人、消えちゃった!」
アプリカント「レギュレイトはプログラムだ。実体を持っているわけではない」
インファレンス「そういう事だよ! 俺とクリティックも同じだがな!」
アプリカント「そして、機能の停止は人間でいう死と同じだ。これでレギュレイトは死んだ」
カズマ「てめえ! そのマスクを取りやがれ!!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕
〔クリスタルの砕ける音〕

アプリカント「ほう…私の知っているお前より2センチ程、踏み込みが深くなってるな」
凱「ブレス艦長…!」
ミヒロ「お父さん…! やっぱり、お父さんだったんだ!」
カズマ「親父! てめえ、何だってこんな奴らの味方をしやがる! 答えろ、このクソ親父!!」
アプリカント「目障りだ」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

カズマ「げふっ!」
〔人の倒れる音〕
ミヒロ「お兄ちゃん!!}
アプリカント「アリア、カズマ・アーディガンとその妹を連れていけ」
アリア「わかりました! …さあ行こう、ミヒロ!」
ミヒロ「いや! 放して、放してよ! アリアさんなんか嫌い!!」
アリア「ミ、ミヒロ…!」
ミヒロ「お父さんも嫌いよ! どうして…どうして、こんなひどい事するのよ!」
アプリカント「………」
ミヒロ「答えてよ、お父さんっ!!」
アプリカント「連れて行け」
アリア「わかりました…」
ミヒロ「お父さんの馬鹿ーっ!!」
インファレンス「さて、レギュレイトが機能を停止して反対する者もいなくなったね…」「では、以前より懸案だったアプリカントのお人形の廃棄を決定しようか」
アプリカント「…クリティック…お前の意見は?」
クリティック「私からインファレンスの助言は既に済ませている」「つまり、インファレンスの決定は我らの総意と同じだ」
インファレンス「そういう事だよ、アプリカント。やり方は君に任せる…」「あの目障りな人形を消去するんだ。前線指揮官が必用なら新たな人形を造るんだね」
アプリカント「………」
インファレンス「でも、次に造るタイプは感情なんてものは持たせないように頼むよ」「あんなものはバグと同じだからね」
アプリカント「わかった。アリアは私の方で始末しよう」
アベル「さて、青の星の勇者。次は君の番だね」
凱「…何が正義なのか俺にはわからない…」「だが、守るべきもののために…信じてきたもののためにそして、勇気ある誓いのために!」「俺はお前達と戦う!!」
アベル「では、勇者よ…。私達はあなたのその勇気を消去させてもらいます」
パルパレーパ「ケミカルボルト…挿入」
〔ドリルの稼働音〕
〔画面、緑に発光〕

凱「ぐわああああああああっ!!」
アベル「今ここに勇気は死んだ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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