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No.52
歪んだ太陽

【シナリオデモ開始】
[イベントデモ「宇宙の光」
久見「見える、見えるわ…見える、光…。あの光は何? あの光は?」「ああ、まぶしい光が…光が全てを支配していく…く、来る…光がまぶしい、ああ…」「ああ、悪しき力…全てを破壊し飲み込んでしまう光が…この地球に…!」
ミーク「………」
久見「あなたな…ああっ!!」


地球圏エリア
久見・ジェファーソン/オフィス
パピヨン「久美さん…」
久見「パピヨンさん…今、全てがわかりました…。私達は行かねばなりません」
パピヨン「行くって、まさか…」
久見「はい…それが私と…そして、あなたの務めです」
パピヨン「………」
久見「パピヨンさん…」
パピヨン「…私も覚悟はできています。行きましょう、久見さん…あの歪んだ太陽へ…」「ノイ・ヴェルターと共に」

トモルン「はあ…はあ…はあ…」
???(ゾア)「オーガン、オーガン…」
トモル「お前は…!」
ゾア「オーガン、思い出すのだ。あの戦いに明け暮れた日々を、破壊の素晴らしさを!」「オーガン、遅くはない。これから始まるであろう戦いに再び勇者として我が下へ…」「イバリューダーの破壊の尖兵として!」
トモル「黙れ! 破壊の中でしか自分を見出す事ができない悪魔め!」
ゾア「おお、感じるぞ! イバリューダーの本能を…破壊の意思を! その姿こそイバリューダーの勇者の姿!」
トモル「何だと!?」
ゾア「もっと怒れ、そして、憎め! 破壊の意志こそが我らの真理…」「やはり、オーガン! お前もイバリューダーのデトネイターよ!」
トモル「違う! 俺は戦いたくないんだ! 本当は誰も傷つけたくない!」
ゾア「フフフ、オーガン。運命には誰も逆らう事はできぬ」「お前の守ろうとしている地球も滅び行く運命にあるのだ。我々の手によってな」「守れるか、オーガン? 貴様のそのちっぽけな力で!」
トモル「俺には仲間がいる! 地球を…大事なものを守るために集まった素晴らしい仲間達が!」
ゾア「無駄だ! この宇宙においてイバリューダーこそが唯一生き残る生命体!」「アイバの遺した願いが我らに力を与えたのだ!」
トモル「違う! Dボゥイさんのお父さんが願ったのは、そんな事じゃない!」「そして、俺は…オーガンは…!!」

地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴101.2.1、航海日誌…」「地球とプラントの戦争は終わり、プラントの臨時評議会と国連は停戦に合意した」「また、ラダムの司令官であったオメガは倒れ…」「地球のラダム樹は花が咲かないままいつかはディスクXで完全に消滅させられるだろう」「俺達はここまで来た。Dボゥイさんやキラを始めとする犠牲を払いながら」「そして、今、イバリューダーの本隊が地球へとやってきた」「イネスさんの推測では奴らが金星へと現れたのは、遊星主の物質復元と関係があるそうだ」「全ての謎を解く鍵は獅子座文明の遺産であるゴライオンにあるらしい」「もうすぐ、それについてのミーティングが始まる…」「それが終わった時が俺達の最後の戦いの始まりになるのだろう…」

地球圏エリア
オービットベース/格納庫
イネス「よく来てくれたわね、皆さん」
大河「イネス君…ここにはノイ・ヴェルターの全隊員が集まっている」「これから臨む最後の戦いに向けて君達の調査した結果を発表してもらおう」
イネス「わかりました。では、説明しましょう」
トロワ「なぜなにナデシコはやらないのか?」
イネス「ごめんなさいね。さすがに今日はシリアスで行かせてもらうわ」
ヒカル「うわ…イネスさんの本気モード…! 初めて見るかも…」
イズミ「それだけの事がこれから話されるってわけか…」
J「イネス・フレサンジュ…なぜ、あなたが遊星主の情報を知る事ができた?」「まず、それを聞かせてもらいたい」
イネス「…全ては、あの火星のユートピアコロニーが崩壊した日が始まりだったわ」
ルリ「イネスさんがボソンジャンプして21年前に跳ばされた件ですね」
イネス「そう…ボソンジャンプが時空移動であるのは既に説明した通り…」「そして、私が火星から過去へび古代代用系文明人に会った事も以前に話したわね」
レギュレイト「古代太陽系文明人…前の宇宙で辺境文明と呼ばれていた文明の継承者」
ホリス「彼らはボソンジャンプのマスターシステムを開発した文明と考えられています」
ルリ「ボソンジャンプのマスターシステム…あのユニットの事ですね」
イネス「火星の後継者との決戦の場で過去の私…アイちゃんが持ってきたプレート…」「あれこそが私達の切り札になるわ」
カズマ「あのプレート、秘密兵器か何かの設計図なのか?」
イネス「ううん、そうじゃないわ。あれは記録メディア…私達の敵についての情報が記されているの」
命「敵…? ソール11遊星主の事ですか?」
イネス「古代太陽系文明人は前の宇宙の獅子座文明の一つ…三重連太陽系を警戒していたようなの」
護「三重連太陽系…僕や戒道が生まれた星…」
戒道「ゾンダーはあの星系で生まれた」「もし、宇宙の崩壊が起きなければゾンダーは宇宙の全てを機界昇華した可能性もある」
凱「古代太陽系文明…辺境文明の人間が三重連太陽系を警戒していたのは」「当然と言えば当然の話か」
イネス「そして、あの火星の後継者との決戦でアイちゃんが現れた時、私は全てを理解した…」「古代太陽系文明人が私達を助けるために、あのプレートをアイちゃんに渡した事を」
ハーリー「あの子は時空を超えて僕達宛てのメッセージを届けてくれたんですね」
イネス「そして、プレートのデータを解析してみた結果…」「予想通り、それはソール11遊星主に関係したものだったわ」
トモル「それとイバリューダーが金星に現れた事とどう関係があるんだ?」
イネス「それは順序立てて説明するわ」「まず、凱君…あなたが遭遇したソール11遊星主の名前…覚えているかしら?」
凱「奴らの司令であるアベル、俺にケミカルボルトを埋め込んだパルパレーパ…」「アベルと行動を共にするピア・デケムとピルナス…」「そして、ペルクリオ、プラヌス、ポルタン、ペチュルオン、ピーヴァータ…」
護「それと凱兄ちゃんを迷わせたカインとそっくりな奴…。あれも遊星主の一人だよ」
甲児「ひい…ふう…みい…。あれ? カインのそっくりさん入れても10人しかいないぜ」
イネス「そう…ソール11遊星主と言うからには、その構成員は11名でなくてはならない」「さらに木星圏の戦闘において復元を司るパスキューマシンの行方は結局、わからなかった」「これらの情報を総合すると最後の11人目の遊星主こそが物質復元装置そのものであり…」「それは他の遊星主達とは別行動を取っているとの結論に達するわ」
J「では、古代太陽系文明人が我々に送ったメッセージには…」
イネス「恐らく記録されているでしょうね。その最後の遊星主についての情報も」
錫石「さっすが、イネスさん! 頼りになるぜ!」
黒鋼「待てよ、チビ。イネスさんは恐らくとしか言ってないぜ」
ファーラ姫「そのプレートの解析はまだ終わっていないのですか?」
イネス「残念ながらね」「もっと時間をかければはっきりするだろうけど、その時間が残されていないから」
シホミ「レギュレイトさん、あなたの方で何か情報はないのですか?」
レギュレイト「知の記録者と遊星主は互いの目的のために手を組んでいましたが…」「それはあなた方のように互いを信用しての共闘といったものではありません」
アリア「だから、あたし達はあいつらの事、よくわかってないんだ」「インファレンス様はあいつらの文明を記録しようとして色々やってたみたいだけどね」
イネス「心配は要らないわ。プレーオを解析する方法はちゃんとあるから」
黄金「それはまさか…」
イネス「そう、ゴライオンよ」「あなた達の話を聞いて、私はなぜ遊星主がゴライオンを恐れたかに興味を持った」
青銅「ゴライオンが遊星主を倒す力を持っているからか?」
イネス「いい線いってるわ。私はゴライオンから現れる女神にその鍵があると思っている」「同じ獅子座文明のゴライオン、そして、三重連太陽系を警戒していた古代太陽系文明人からのメッセージ…」「この二つが揃った今、私達はきっと物質復元装置…最後の遊星主の正体を知る事ができるわ」
黄金「最後の遊星主の正体…」
イネス「黄金君、ファーラ姫、黒鋼君、青銅君、チビ君…」「ゴライオンに触れて、その力を引き出す事を願って」
青銅「神頼みかよ、イネスさん!」
イネス「ええ、そうよ。あの女神の力が私達には必要なの」
ファーラ姫「言う通りにするのよ、青銅。私…ゴライオンはきっと力を貸してくれると思うわ」
錫石「そうだよ! ライモン王も言ってたじゃないか…」「ゴライオンの力を引き出すのはオイラ達の想いだって」
イネス「護君、戒道君…あなた達も手伝って」「ブルーライオンが起動した時のように三重連太陽系のGとJの力がキーになる可能性もあるわ」
護「わかりました、イネスさん」
戒道「これが奴らを倒す鍵になるなら…」
黄金「みんな、心を一つにするんだ」
ファーラ姫「ゴライオン…私達に力を…この宇宙を救うための力を…」
〔光の輝く音〕
〔画面、黄色く発光〕

凱「ゴライオンから光が広がっていく…」
護「同じだ…! ブルーライオンから女神様が現れた時と同じだ!」
[イベントデモ「宇宙の女神」
甲児「女神様だ…! 本当に出たぜ!」
イネス「遊星主の恐れたゴライオンの力…。それはその戦闘力とこの女神…」
黄金「イネスさん…! この女神はいったい…?」
イネス「獅子座文明のデータバンク…。でも、その機能は単なる記録だけにとどまらない…」「ゴライオンの中には前の宇宙の獅子座文明の人達の人格…魂が宿っている」「そして、ゴライオンはこの宇宙でも同様に人の魂を取り込んでいるのよ」
ライモン王「その通りだ」
ファーラ姫「お父様!」
ライモン王「今の私はライモンであり、ライモンではない存在…」「ゴライオンの中に眠る数え切れない魂の一つであり、その代表を務めている」
イネス「そして、ゴライオンは宇宙ウルフをボソンジャンプで彼方へと運んだ」「ゴライオンは獅子座文明でありながら…」「前の宇宙では古代太陽系文明と接触があったと私は見ているわ」
ライモン王「あなたの言う通りだ」「ゴライオンは守護者として次の宇宙を守るために様々な機能を持っている」「その一つが古の記録を伝えるために封印された魂であり…」「辺境文明との接触によってもたらされた時空跳躍の力もその一つだ」「そして、我々は彼らに同じ獅子座文明である三重連太陽系の」「恐るべき力についての情報を与えたのだ」
イネス「では、ライモン王…」「このプレートに記録されている遊星主の最後の一人について教えてください」
ライモン王「わかった…。プレートをゴライオンのコンピュータに入れるがいい」
ファーラ姫「その役目…私がやります」
〔ディスクのセット音〕
護「これで遊星主の物質復元装置の正体がわかるんだね」
イネス「そうよ、護君。そして、戒道君…あのプレートには他にも重要な事が記録されていたの」「…なぜ、ソール11遊星主が三重連太陽系の復元をするのにこの太陽系を選んだかが…」
護「え…」
戒道「それは…」
イネス「ちょっと待ってね。ライモン王のお答えが出たみたいだから」
〔コードの解除音〕
ライモン王「これがソール11遊星主の最後の一人…ピサ・ソールの姿だ」
凱「これは太陽…!?」
J「この巨大な星がピサ・ソール…物質復元装置の本体か…!」
未知「これで全てがわかりました。遊星主は太陽系に三重連太陽系を復元させるために…」「木星で我々の目を引きつけている間にこのピサ・ソールを秘密裏に送り込んでいたのでしょう」
雷牙「そうか…! そして、遊星主は決行の日までこの姿を類似する星に隠そうとした…」「即ち太陽に…!」
火麻「じゃあ、こいつは太陽の近くにいるって事かよ!」
トモル「そして、イバリューダーはこいつを察知して、金星に出現したのか…!」
凱「俺達の敵は太陽にいる…」
未知「金星のイバリューダーも太陽に向けて移動しているそうです」「おそらく太陽の近くにあの巨大な遊星主がいるのは間違いないでしょう」
黄金「ありがとうございました、ライモン王。この情報…決して無駄にはしません」
ライモン王「急げ、勇者達」「同じ獅子座文明の一員だった彼らの無差別な破壊をゴライオンで止めるのだ」
ファーラ姫「わかりました、お父様。このファーラ…ゴライオンの使命を果たしてみせます」


地球圏エリア
オービットベース/格納庫
大河「諸君! 我々の倒すべき敵は太陽にいる!」「連合軍とザフトがイバリューダーの襲来に備える今、遊星主を討つのは我々の役目だ!」「ノイ・ヴェルター全隊員は全ての準備が済み次第、太陽へ出発する!」「この太陽系を守るために!」
〔歓声〕
甲児「やるぜ! こうなったらやってやるぜ!」
ロウ「へ…太陽が最後の戦いの舞台とは燃えさせてくれるぜ!」
ユミ「Dさん…あたし達、やります! Dさんの夢を背負って!」
プレア「キラさん…僕も戦います。あなたが生命を懸けたように」
アリア「………」
ミヒロ「どうしたの、アリ姉ちゃん? 何か心配な事があるの?」
アリア「この戦い…きっとザ・データベースも来ると思う…」
アカネ「どういう事なの、アリア?」
アリア「ザ・データベースはまだ遊星主の記録を済ませていない…。だから…」
カズマ「お前がザ・パワーの記録をするためにZマスターの味方をしたように…」「奴らも遊星主と再び手を組む可能性があるってわけか…」
アリア「うん…。そして、アプリカント様もきっと前線に出てくるよ…」
カズマ「あいつも来るのか…」
アカネ「ザ・データベースの本拠地がどこにあるかわかればこっちから仕掛ける事もできるのにね…」
レギュレイト「残念ながら、アルムストラにそれらのデータを移動させる事はできませんでした」
カズマ「心配するな、レギュレイト。それは奴らが出てきたらとっ捕まえて聞き出せばいい」「今は遊星主を叩き潰す事が先だ。まずはそれに集中しようぜ」
ミヒロ「うん…。わかったよ、お兄ちゃん」
カズマ「アリアもいいな?」
アリア「………」
カズマ「な、何だよ…! そんな熱っぽい目で俺を見てよ…!?」
アリア「やっぱり…カズマってアプリカント様に似てるね…」
カズマ「え…」
アリア「そうやって物事をズバっと決める所なんてそっくりだよ」
カズマ「俺はあいつのベースになった男の息子だからな…。あいつに似ているわけじゃねえよ」
アリア「でも…」
カズマ「俺は言ったはずだぞ、アリア。まずは目の前の事に集中しようってな」
アリア「うん、わかったよ」
カズマ(俺はブレスフィールド・アーディガンの息子だ…)(あのアプリカントは親父じゃない…。俺の倒すべき敵なんだ…)
レギュレイト「………」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「歪んだ太陽」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

ハーリー「ボソンジャンプ、完了しました」
ユキナ「GGGディビジョン艦のツクヨミ、タケハヤ、ヒルメも後方に出現したよ」
ミリアリア「あの太陽の向こうに遊星主の物質復元装置があるのね…」
サイ「ああ…俺達は今からあそこまで行くのか…」
リーアム「この位置からデータを観測し、周辺の状況の確認が済み次第今度は太陽へボソンジャンプします」
プロフェッサー「それまで敵がこちらを見逃してくれればいいけどね」
〔レーダー反応〕
ジョージ「そうは問屋がおろさないらしいぞ、諸君!」
リーアム「やはり、敵が来ましたか…!」
樹里「もう! プロフェッサーがヘンな事言うからよ!」
マリュー「各機は出撃を!!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
凱「俺達を待ち受ける者…!」
J「来るか…!」
〔敵ユニット出現〕
J「ソール11遊星主!」
アベル「いかなる手段を使ったか知りませんがどうやらピサ・ソールを見つけたようですね」
パルパレーパ「おそらく獅子座文明の遺産である5匹の獅子の力を使ったのだろう」
黄金「その通りだ! 俺達は、この太陽系を守るためにお前達を倒す!」
竜馬「覚悟しろ、ソール11遊星主! 俺達が来たからには、お前達の好きにはさせない!」
アベル「そうはさせません。私達の使命…三重連太陽系の復元はもうすぐ果たされるのですから」「さあ、ペルクリオ、ピーヴァータ、ポルタン、プラヌス、ペチュルオン…」
遊星主「………」
遊星主「………」
アベル「我々の使命を邪魔する者を排除するために、今こそフュージョンを…!」
オーガン「何っ!?」
〔光の輝く音〕
〔画面、発光〕
〔敵ユニット表出〕

ペルクリオ「………」
ピーヴァータ「………」
ポルタン「………」
プラヌス「………」
ペチュルオン「………」
リョーコ「あいつらもフュージョンができるのか!」
マオ「どうやら今日は本気ってわけだね…!」
カズマ「上等だぜ! こっちはてめえらと決着をつけるために来てんだ!」「お天道様の見ている前で叩きのめしてやるぜ!」
凱「行くぞ、ソール11遊星主! お前達と俺達の使命、そのどちらが勝つか勝負だ!!」
パルパレーパ「無駄な事を…」
<戦闘開始>

<敵11機以下・敵増援1&第3軍増援1出現>

〔レーダー反応〕
キャレット「コノ宙域ニ 接近スル部隊ガ アリマス!」
アカネ「敵の増援!?」
〔第3軍ユニット出現〕
陽子「イバリューダーが来やがった!」
オーガン「やはり、奴らの本隊はこの近くに来ているのか!」
デュオ「だが、考えてみればチャンスだぜ! こいつらをうまく使えば遊星主と食い合ってくれる!」
ハーリー「さらに接近する部隊があります! これは…!?」
〔敵ユニット出現〕
アリア「ザ・データベース!」
アプリカント「アリア…地球人に丸め込まれ我らの名すら忘れたか」「我らは知の記録者。この宇宙全ての知を記録する文明の継承者だ」
カズマ「偉そうに言ってんじゃねえ!」「お前達の本来の目的はそうだったかも知れねえが今はただの押し込み強盗じゃねえか!」
アプリカント「何とでも言うがいい、カズマ・アーディガン。この太陽系と共に滅びろ」
シホミ「ザ・データベースは遊星主の味方をするというの!?」
ホリス「私達の文明の記録を終えたという事でしょうか…!」
アプリカント「その一つの結実がこのディセイバーだ」
ディセイバー「………」
アリア「あいつらは…!?」
アプリカント「アリアのデータをベースにこの太陽系で得られたテクノロジーで完成した最強の兵士だ」
プレア「最強の兵士…。戦うために生まれた存在…」
劾「やる事は異星文明も地球も変わりないようだな」
アプリカント「ディセイバーには任務遂行の妨げになるため感情は与えていない」「不確定要素は排除しなければアリアのような失敗作を生むからな」
アリア「あたしが…失敗作…」
カズマ「耳を貸すな、アリア! 戦う前から戦意を奪うのが奴のやり方だ!」
アプリカント「カズマ・アーディガン…私のやり方は熟知しているようだな」
カズマ「黙れ、アプリカント! お前ごときに負けるわけにはいかねえんだ!」「お前が親父のコピーならばなおさらだ!」「親父の誇りと俺自身のためにお前は俺がこの手で倒す! 絶対にだ!!」
アプリカント「ならば、来い。お前がいくら成長しようと私には勝てん事を教えてやる」
ラクス「ホシノ艦長、どうします?」
ルリ「ザ・データベースは遊星主を援護するようです」「そして、イバリューダーはおそらく多くの増援を送り込んでくるでしょう」
バルトフェルド「ザ・データベースはあの指揮官の戦艦を落とせば片はつく…!」「イバリューダーよりもまずは遊星主とザ・データベースの指揮官を落とすべきだろう」
ルリ「ここで戦力を消耗させるわけにはいきません」「各機は遊星主とアプリカントに攻撃を集中させてください」

<敵20機以下・味方援軍1&第3軍増援2出現>
〔第3軍ユニット出現〕
イーベル「やっぱり、増援が来た!」
デッド「もうラダムはいないってのにうっとうしい奴らだよ!」
アキ「このままではいずれこちらは力尽きてしまう…!」
鉄也「ずるずると押される前に突破口を開かなくては…!」
ユリカ「その役、任せてください!」
〔味方戦艦出現〕
プロスペクター「何と! ここで初代ナデシコですか!?」
ジュン「じゃあ、さっきの声…まさか!?」
ユリカ「ラピスちゃん、相転移砲発射!」
ラピス「了解、相転移砲発射」
〔ユリカ、MAP兵器「相転移砲」使用〕
〔第3軍ユニット撃破〕

ルリ「ユリカさん…!」
ユリカ「お待たせ、ルリちゃん! 続いて各機、発進してください!」
〔味方ユニット出現〕
ノアル「あれは!?」
ブレード「みんな…無事だな!」
アキ「Dボゥイ…Dボゥイなの!!」
ブレード「ああ…! 俺は生きている! 生きてこうして戦えるんだ!!」
バルザック「やれるんだろうな、Dボゥイ!」
ブレード「シンヤのクリスタルは俺をジェネシスから守り、俺の身体に新たな生命を与えた…!」「俺の身体にはシンヤがいる…。シンヤの生命が俺を守ってくれている」「父さんとシンヤに救われたこの生命、俺は地球を守るために使う!!」
カガリ「アスラン…あれを見ろ!」
アスラン「フリーダム! キラ…キラなのか!?」
キラ「ごめん、アスラン、カガリ…。心配かけちゃって…」
アスラン「そんな事はいい…。お前が…無事に戻ってきてくれれば俺は…」
カガリ「お前! ジェネシスの中で無事だったのか!?」
キラ「フリーダムが僕を守ってくれた…。そして、僕を助けてくれたのは彼なんだ」
カナード「………」
プレア「カナードさん…」
カナード「お前には借りがあったからな。それを返したまでだ」
ロウ「まったく…あいつらしい理由だぜ」
ロウ「生命を狙ってたキラを助けるなんていい所あるじゃねえか!」
カナード「この男は俺の標的だ。勝手に死なれるわけにはいかないからな」
樹里「何よ、。その理由!?」
プレア「ありがとうございます、カナードさん。あなたの力も使わせてもらいます」
カナード「いいだろう。お前にも勝手に死なれては困るからな」
ラクス「キラ…」
キラ「ラクス…僕は戦うよ。僕達の世界を守るために…!」
アカツキ「ご苦労、エリナ君。全て間に合ったようだね」
エリナ「当然です。これが私の仕事ですから」「とは言ったもののユーチャリスを無理やり、ナデシコAにするのは苦労しましたよ」
ウリバタケ「じゃあ、あのナデシコ…中身はユーチャリスなのかよ!」
ユリカ「だって、私が指揮するんならやっぱりナデシコでなくっちゃ!」
ラピス「………」
ルリ「ラピス…あなたもいるんですね」
久見「あれがノイ・ヴェルターですね」
パピヨン「そうです、久見さん。彼らこそが朝を呼ぶ者です」
久見「そして、彼らに力を貸すために私達はここに来たのですね」
ユリカ「それじゃ! 久々にいきま~す! 皆さん、敵はソール11遊星主です! 徹底的にやっちゃってください!」

<キラが戦闘>
キラ「僕は帰ってきた…。みんなと共に再び戦うために…」「もう迷わない…。僕も戦う…この世界のために!!」

<カナードが戦闘>
カナード「フン…自分の力を証明するのに何もキラ・ヤマトにこだわる必要はない…」「俺の力の証は俺自身で立てる! そして、この力の使い方は俺自身が決める!!」

<ユリカが戦闘>
ユリカ「ラピスちゃん、調子はOK?」
ラピス「問題ない。元々ユーチャリスは私一人で動かしていたから」
ユリカ「じゃあ、これからはあたしと二人三脚で頑張ろうね! アキトが帰ってくるまで!!」
ラピス「わかった。アキトの大事なものは私の大事なものだから」

<ブレードが戦闘>
ブレード「シンヤのクリスタルで俺の身体は復活を果たした…」「この生命がいつまで続くかはわからない…。だが、俺の生き方は変わらない…!」「俺はノイ・ヴェルターのテッカマンブレード! この生命の続く限り戦おう!!」

<カズマvsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
カズマ「はるばる来たぜ、金星へ!! スペースマンの血が騒ぐ!!」
ミヒロ「もう!真面目にやってよ、お兄ちゃん!!」
アリア「ミヒロの言う通りだよ、馬鹿カズマ!あたし達、遊んでんじゃないよ!」
カズマ「俺はいつだって本気だぜ! …この太陽系には、まだまだ俺が行った事のない星があるんだ…」「こいつらの勝手な使命でその星達をぶっ壊させてたまるかよ!」

<ヒイロvsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
ヒイロ「ターゲット確認…攻撃目標、ソール11遊星主…!」「この世界はそこに住む一人一人のものだ。お前達の好きにはさせない…!」

<キラvsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
キラ「人の想いが詰まった世界を誰かが壊すなんて事…絶対に許されないんだ…!」「だから、僕は戦う…! 僕の力と想いで!」

<ロウvsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
ロウ「物質復元装置だか何だか知らないが簡単に修理できるから、物のありがたみを忘れちまうんだ!」「そんな連中に俺達の世界を好き勝手させてなるかよ!」

<劾vsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
劾「お前達にも事情があるらしいが知った事ではない」「お前達が俺の前に立つなら排除するだけだ」

<プレアvsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
プレア「生命は限りあるものです…。だからこそ、それは美しく、大事なものなんです…!」「自分の目的のために誰かの生命を踏みにじるような人を僕は絶対に許しません!」

<甲児vsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
甲児「行くぜ、遊星主! お前達の使命が自分達の太陽系を復活させる事なら…」「俺達の使命は俺達の太陽系を守る事だ! 覚悟しやがれよ!!」

<鉄也vsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
鉄也「自分達の太陽系を復活させるのに他の星を滅ぼしていいなんて理屈が通ると思っているのか…!?」「お前達の捻じ曲がった使命感を俺が叩き直してやるぜ!!」

<竜馬or隼人or弁慶vsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
竜馬「自分達の太陽系を復活させようとする使命は理解できる…」「だが、そのために他の星を滅ぼすならお前達は俺達の敵だ! その存在を許すわけにはいかない!」

<凱vsパルパレーパ>
パアルパレーパ「教えてやろう、破壊神。貴様らには生きる資格など無い事を…!」
凱「生きる資格…それはもがきあがく事で勝ち取るものだ!」

<凱vsピア・デケム>
アベル「無駄です、破壊神。ジェネシックオーラの波動でも私達の全てを破壊する事は不可能です」
凱「俺達の生命がある限り、無駄な戦いなどあるものか!」「ソール11遊星主! あがき続ける生命の力…勇気が必ずお前達を破壊するぞ!」

<Jvsパルパレーパ>
パルパレーパ「赤の星のソルダート師団がなぜ我らの邪魔をする…!?」
J「黙れ、使命を忘れた愚か者よ! 赤の星のアベルの意志はもうお前達の中にはない!」「だから、私は戦う! 赤の星の戦士として、お前達はこの手で倒す!」

<Jvsピア・デケム>
アベル「ソルダートJ002…今からでも遅くはありません。アルマと共に我が下へ来るのです」
J「黙れ、遊星主! お前は赤の星のアベルではない!お前は…」
アベル「黙るのはお前の方です。私に従わないのなら、お前を廃棄します」

<ブレードvsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
ブレード「ソール11遊星主…! この太陽系は俺と俺の家族が生まれ、そして、育った場所だ!」「それをお前達に渡しはしない! お前達は俺が倒す!!」

<イーベルvsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
イーベル「11遊星主でも100遊星主でも負けないんだから!」「地球で待ってる人達のためにも絶対に負けないんだから!!」

<オーガンvsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
オーガン「そこをどけ、遊星主! 俺はイバリューダーとの決着をつけなくてはならないんだ!」「お前達にもイバリューダーにも俺達は負けない! あの地球を守るために!!」

<黄金vsパルパレーパorピア・デケムorペルクリオorピーヴァータorペルチュオンorプラヌスorポルタン>
黄金「ソール11遊星主! お前達の捻じ曲がった使命は俺達が止める!」「それがゴライオンの中に眠る獅子座文明人達の魂の願いだ!!」

<パルパレーパ撃破>
〔パルパレーパに爆発〕
パルパレーパ「なぜだ!? なぜ、ここまでの力がある! 神をも超える力が!」
〔敵ユニット撃破〕
甲児「神も悪魔も知ったこっちゃねえ! だが、俺達はてめえらに負けるわけにはいかねえんだよ!」
凱「ソール11遊星主! 俺達は全ての生命のためにお前達を破壊する!」

<ピア・デケム撃破>
〔ピア・デケムに爆発〕
アベル「中々やりますね。さすがはここまで来ただけの事はあります」
ルネ「逃がさないよ! 首領のあんたを仕留めて遊星主を止めてやる!」
ピルナス「フフフ…元気な子猫ちゃん。調教はまた今度ね」
アベル「後退です、ピア・デケム」
〔敵ユニット離脱〕
ボス「親玉が尻尾を巻いて逃げ帰ったぜ!」
さやか「あれだけダメージを負っていたんだから当分は動けないわよね」
J「………」
戒道「J…」
J「わかっている。奴らはすぐに戻ってくる…」

<アプリカント撃破>
〔アプリカントに爆発〕
アプリカント「やるな…! どうやら、私も認識を改めねばならんか…!」
カズマ「待ちやがれ、アプリカント! ザ・データベースの本拠地はどこだ!?」
宗介「しゃべってもらうぞ! 千鳥のいる場所を!」
アプリカント「彼女にはまだ用がある。彼女の中の知をコンプリートすれば全ての記録が終了する」
甲児「何だと!? もう俺達の文明の全てを記録しちまったっていうのかよ!」
アプリカント「協力者により我々の使命は速やかに遂行された」「もうすぐ、この星系にも用はなくなる。物質復元装置を記録した後は遊星主に任せよう」
カズマ「くそっ! てめえの中にはもう地球の記憶も思い出もねえのかよ!」
アプリカント「私はアプリカントだ。ブレスフィールド・アーディガンではない」
〔敵ユニット離脱〕
アリア「アプリカント様…」
カズマ「へ…わかっちゃいたけどよ…どうやら、あいつの中には親父の欠片も残っちゃいねえぜ…」
レギュレイト「………」

<パルパレーパorピア・デケム&アプリカント撃破・勝利条件達成>
キャレット「遊星主ノ 撃破ヲ 確認!」
シホミ「GGG艦隊のデータの分析は!?」
ホリス「完了しています! ピサ・ソールの位置、特定できました!」
ルリ「各艦はナデシコCを中心に集結。残った敵を振り切り、ピサ・ソールへボソンジャンプします」
ユリカ「すっごい、ルリちゃん! あたしよりちゃんと艦長してる!」
ルリ「ユリカさんにはジャンプのナビゲートをお願いします」
ユリカ「はい! 今まで寝ていた分、頑張って働きます!」
ルネ「待て! 何か来る!」
ハーリー「あれは!?」
〔敵ユニット出現〕
凱「ソール11遊星主!」
命「そんな…完全に倒したはずなのにそれも数が増えてるなんて…!?」
護「ピサ・ソールだ! 物質復元装置の力で再生したり、複製を造ったりしたんだ!」
アベル「その通りです。ピサ・ソールがいる限り、私達は不死身で無限なのです」
凱「みんな、先に行け! ここは俺が突破口を開く!!」
〔凱、前進〕
〔敵ユニット撃破〕

カズマ「すげえ…すげえぜ、凱さん!」
オーガン「あれが凱さんの無限の力…!」
パルパレーパ「だが、そこまでだ、破壊神!」
〔パルパレーパ、凱へ隣接〕
凱「そこをどけええええっ!!」
〔凱、パルパレーパへ攻撃〕
[イベント戦闘「凱vsパルパレーパ」]
〔パルパレーパに爆発〕
竜馬「すごい…何てパワーなんだ…!」
弁慶「偉そうに出てきて一撃でやられるとは口ばっかりの奴だぜ」
J「まだだ!」
〔パルパレーパ、回復〕
黄金「馬鹿な! 完全に破壊したはずなのに再生しただと!」
凱「これが物質復元装置の力…!」
パルパレーパ「その通りだ! 消えろ、悪魔よ!!」
〔パルパレーパ、凱へ攻撃〕
[イベント戦闘「凱vsパルパレーパ」]
〔凱に爆発〕
凱「ぐわあああああっ!!」
パルパレーパ「攻撃と防御を兼ね備えたヘルアンドヘブンとて推進システムにはわずかな隙ができる」「ジェネシックも所詮は物質! ケミカルナノマシンの点滴を受けては勇気どころではあるまい!」
凱「うわっ! 不純物が身体の中に…!」
〔凱に爆発〕
命「凱!」
パルパレーパ「まだわからんのか?」「貴様の命運は既にあの時…私に敗れた時に決していたのだ」「滅びの悪魔よ…去れーっ!」
ブレード「凱! 今、行くぞ!!」
凱「来るな…!」
命「でも、凱…! このままじゃ凱が…凱が死んじゃう!」
護「わかったよ、凱兄ちゃん! 僕達は先にピサ・ソールへ向かう!」
ミヒロ「護君!」
J「よく言った、ラティオ! ノイ・ヴェルターの勇者達、ピサ・ソールへ跳ぶぞ!」
キラ「で、でも…!」
護「急いで、みんな! 凱兄ちゃんの戦いを無駄にしないためにも!」
カズマ「わかったぜ、護! みんな、行くぞ! もう迷ってる時間もねえんだ!」
護「いいね、命姉ちゃん!?」
命「凱…私、信じているから! きっと…きっと、あなたが来てくれるって!」
凱「当たり…前だ…。俺は…勇者だ…!」
〔味方ユニット離脱〕
〔マリュー&ラクス&プロフェッサー&ユリカ、ルリへ隣接〕

ハーリー「チューリップクリスタル散布! ジャンプフィールド形成!」
ルリ「お願いします、ユリカさん」
ユリカ「凱さん…あなたの勇気、借ります!」
〔光の放射音〕
〔画面、青く発光〕
〔味方戦艦消失〕

アベル「勇者を犠牲にして先へ進むとは彼らも必死ですね」
ピルナス「どうする? もう少し遊んであげる?」
アベル「いえ…イバリューダーの本隊もピサ・ソールに到達したようです。我々も急ぎましょう」
パルパレーパ「万全を期すためにも障害は全て排除する」「破壊神よ…。お前はここでイバリューダーにむさぼり食われ朽ち果てるがいい」
〔敵ユニット離脱〕
〔第3軍全機、凱へ隣接〕

凱「まだだ…まだ俺の勇気は…死んじゃいない…」「たとえ、俺の身体が動かなくとも…俺にはまだ…」
【戦闘マップ終了】


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