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第2話
狙われた早乙女研究所


サブタイトル
「狙われた早乙女研究所」


【シナリオデモ1開始】
早乙女研究所
〔警報〕
〔画面、点滅〕

翔「恐竜帝国、出現! メカザウルス軍団が本土に侵入! ここ、浅間山に接近中です!」
剴「くっ…また来たのか!」
隼人「フンッ! いつにも増して攻めてくるペースが上がって来ているじゃないか」「稼働実験のために用意したあれがあるはずだ!」「至急、出撃準備を! もたもたするな!」
翔「神大佐、まさか…あれを出すつもりですか?」
剴「俺達は構いませんけど…3人目のパイロットはどうするつもりなんです?」
隼人「武蔵が死に、竜馬がいなくなった今、俺以外に誰がいるんだ!」
翔「無茶ですよ! そんな体で…」
隼人「知った事か! いくぞ!」
早乙女博士「待て、隼人くん! 君には、やってもらわなければならん事がある!」
隼人「しかし、博士! この状況では!」
早乙女博士「先刻、調査部から新しいパイロット候補が見つかったとの報告があった」「今は新しいパイロットを養成する事が先決だ!」
剴「けど、今まで何人ものパイロット候補が来てるのに…みんなダメだったじゃないですか…」「今回も骨折り損のクタビレ儲けなんじゃないんですか?」
早乙女博士「そうかも知れん…だが、君達に迎えに行ってもらわねばならん…」
翔「ですが…その間、研究所の守りはどうするんですか?」
早乙女博士「この程度の攻撃でいちいち、お前達が出撃するようでは今後の戦いには勝てん!」「各地のネーサー基地と連携を取れば、そう簡単に陥とされはせんよ」「それに、いざという時は防衛隊が支援を約束してくれている」
翔「わかりました」
隼人「くっ…この俺が出動できれば…正直、この弱った体が忌々しいですよ…」
早乙女博士「焦ってはならん。残された我々には使命がある事を忘れるな!」
隼人「忘れちゃいません…」「忘れられるはずがないじゃないですか…」

数年前…

ニューヨーク
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

恐竜兵「キャシャアアア!
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

隼人「武蔵! お前一人で、どこへ行くつもりだ!」
武蔵「ゲッターロボ、最後の力を見せてやるぜ!」
〔走る足音〕
隼人「武蔵! 何をする気だっ! やめろ!」
〔機体の歩行音〕
武蔵「さあ、来い! この俺が相手だ!」
恐竜兵「キャシャアアア!
〔機体の拘束音〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

武蔵「熱い血潮も…涙も流さねえ冷血野郎のトカゲども!」「てめえらなんぞに、この地球は渡さん!」
〔パネルの開く音〕
〔エネルギーの充填音〕

武蔵くらえぇっ、トカゲ野郎! これが、お前ら恐竜帝国の祖先を絶滅させたエネルギーの源だぁぁっ!」「ぬおおおおおおお! もう一度、滅びやがれぇぇっ!」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕

隼人「武蔵ぃぃっ!」
竜馬「…む、武蔵…! うおおおおおっ! むさしぃぃぃぃぃっっ!」
〔画面、発光〕

早乙女研究所
隼人「くっ…!」
早乙女博士「武蔵君は君達に後の事を託していった…」「あの悲劇を二度と繰り返してはならん!」
隼人「ええ、わかっています…」「一刻も早く、3人目のパイロットを見つけなければ…ネオゲッターロボのパイロットを」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔警報〕
〔画面、点滅〕

早乙女博士「むっ! なんだ!?」
翔「メカザウルス軍団です! すでに視認距離です!」
早乙女博士「馬鹿な…早すぎる!」
翔「どうやら、本隊到着前に奇襲部隊を先行させていたようですね…」
剴「敵さんも考えてるって事か…」
隼人「くそっ! やってくれる!」
剴「急げ! バリアーをはるんだ!」
早乙女博士「慌てるな! もうじき防衛隊が来る! 彼らを信じて待つんだ!」

防衛隊日本支部

武田長官「…というわけで、諸君には至急、早乙女研究所の防衛に向かってもらいたい」
光珠「それってピンチじゃないですか! 早く救援に行かないと!」
マリア「でも、これまでの戦いでは早乙女研究所から救援要請が来た事はありませんでしたよね?」
足立長官「ゲッター線の研究が危険視されて以来、我々としても研究所を大っぴらに思念するわけにはいかなかったのだ」「これまでは何とか自力で持ちこたえていたようだが…」「友好な対抗手段を欠いては、そろそろ限界だろう」
飛鳥「対抗手段がないって…ゲッターロボはどうしたんですか?」
仁「お前、それマジで言ってんのかよ」「かーっ! 世間知らずだねぇ…」「ゲッターロボはなぁ恐竜帝国の総攻撃を受けて、奴らを道連れに自爆したんだぞ!」
吼児「そうだよ…。そのおかげで恐竜帝国はしばらく地上から姿を消したんだ」
武田長官「だが、残念ながら奴らを壊滅させる事はできなかった…」「恐竜帝国が活動を再開した以上、早乙女研究所を失うわけにはいかん!」
足立長官「奴らに従来の武器はほとんど通用しない。君達だけが頼りなんだ…」
柿小路「あのう…足立長官。それは正式な依頼と受け取ってよろしいですか?」
足立長官「無論だ。今すぐ早乙女研究所に向ってくれ」
柿小路「わかりました! では早速、社長をお迎えに行ってまいります!」
マリア「ちょっと待って下さい。私達は先生の意見を聞かないと…」
光珠「ここまで来たら、行くしかないじゃない!」「ほら、行こうよ! 時間がもったいないわよ!」
仁「そういう事! みんな、行くぜ! 地球防衛組、出撃だ!」
マリア「ちょっと! それ、私のセリフでしょ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
〔早乙女研究所に爆発〕

恐竜兵「キャシャアアア!
翔「メカザウルス、なおも増加中!!」
剴「ちくしょうっ! もう駄目だっ!」
〔味方ユニット出現〕
光珠「早乙女研究所、聞こえますか!? 応援に来ました!!」
〔味方ユニット出現〕
仁「お待たせ! ライジンオー見参!」
ワッ太「よかった…なんとか間に合ったみたいだ」
早乙女博士「おお! 待ちかねたぞ、諸君!」
剴「た…助かった」
光珠「さあ、いくわよ!」
<戦闘開始>

<2PP・敵増援1出現>

剴「よし! 助っ人も来てくれたし、これで何とかなりそうだな!」
翔「いや…まだ油断は出来ない」
剴「どういう事だ?」
翔「新しいエネルギー反応を捕捉した」
剴「なんだって!?」
〔敵ユニット出現〕
ワッ太「わっ! こいつ、この間の!」
オンドロン「ふふふ…何かと私の邪魔をする地球のロボットどもめ! 今度こそ破壊してくれるわ!」「行け、ズドール! 奴らは恐竜の相手で手一杯だ! このチャンスを逃がすな!」
ワッ太「くそーっ! なんでこんな時に!」
仁「へっ! あんなの目じゃないね! ライジンオーの力を見せてやる!」

<味方がダメージ>
※※光珠がダメージの場合のセリフ※※
光珠「うわっ! 当たっちゃった!」
〔通信のコール音〕
早乙女博士「光珠くん! 無理をせず、傷ついたら早乙女研究所で修理するんだ」
〔通信のコール音〕
〔カーソル、早乙女研究所(破壊)を指定〕

光珠「そっか、あそこで修理できるのね」
フェアリ「早乙女博士。ご配慮に感謝します」
〔通信のコール音〕
※※ワッ太がダメージの場合のセリフ※※
ワッ太「うっひょー! あぶない、あぶない…」
〔通信のコール音〕
早乙女博士「ワッ太くん! 無理をせず、傷ついたら早乙女研究所を修理するといい」
〔通信のコール音〕
〔カーソル、早乙女研究所(破壊)を指定〕

ワッ太「そっか、あそこで修理できるんだな」
※※仁がダメージの場合のセリフ※※
仁「うわっ! 当たっちまった!」
〔通信のコール音〕
早乙女博士「仁くん! 無理をせず、傷ついたら早乙女研究所で修理するといい」
〔通信のコール音〕
〔カーソル、早乙女研究所(破壊)を指定〕

仁「なるほど、そういう事なら派手に暴れられるぜ!」
飛鳥「修理といっても応急修理なんだ。ほどほどにしろよ、仁」


≪味方援軍1出現前≫
<メカザウス・ドバ3機撃破>

仁「へへっ! これくらいの敵なら、俺達だけでもいけそうだな!」
吼児「でも油断は禁物だよ。僕らの方が数が少ないんだから」
飛鳥「そうだな。けど、もたもたしてるヒマはないぞ!」

<敵全滅or5PP・味方援軍1&敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
光珠「もうっ! まだ出てくるの?」
ワッ太「くそっ! キリがないよ!」
飛鳥「どうする、仁! このままじゃ…」
仁「どうするったって…」
光珠「えっ! 何、あれ…」
フェアリ「待ってください! 味方の識別信号です!」
ジャック「ハーッハッハッハ! ここはミーに任せなさーい!」
メリー「ハァーイ! 翔、お元気!?」
翔「メリー! ジャック!」
ジャック「ジャパニーズロボット! ここはミーだけで充分! スッコンでなさーい!」
仁「なっ…」「何だと、この野郎!」
ワッ太「今まで出てこなかったのはそっちじゃないか!」
光珠「はあ…本当に頼りになるのかしら…?」
フェアリ「敵が来ます! ○○○様!」
光珠「あ、了解!」

<味方援軍1出現の次PP>
光珠「ロボットが馬に乗ってるなんて何か素敵! 私も陣風さんに造ってもらおうかなぁ~」
ジャック「オゥ! じゃじゃ馬が馬に乗るとはナイスジョークね」
光珠「だ、誰がじゃじゃ馬よっ!?」
ジャック「そうやってすぐムキになるところがデース」
光珠「うっ…!」
フェアリ「一本とられましたね、光珠様」
光珠「じゃあ、フェアリさんはあのロボットをどう思ってるの?」
フェアリ「そうですね…。機動性を高めるためのアイディアとしては悪くないと思います」「ただ…」
光珠「ただ?」
フェアリ「あの1頭で何馬力出せるのか疑問ですね」
光珠「はい?」
ジャック「ハッハッハ! 今度はこちらが一本とられましたね! なかなかハイセンスなお嬢さん方だ」

<ジャックvsメカザウルス・ドバ>
ジャック「ユー達、メカザウルスはアメェリカが生んだスーパーヒーロー、テキサスマックが地獄に送ってやるぜ!」
メリー「やりましょう、兄サン!」
ジャック「ヤーハーッ! それじゃ戦いの荒野をライディングといこうか!」

<ズドール全滅>
オンドロン「むうっ! 何という事だ! おのれ、こしゃくな…」

<敵全滅・勝利条件達成>
ワッ太「よし! 全部倒したぞ!」
〔通信のコール音〕
柿小路「いやぁ~、社長、お疲れ様でした」
郁絵「早く帰ってきてくださいね。おやつを用意してお待ちしていますから」
ワッ太「本当? やったぁ!」
〔味方ユニット離脱〕
飛鳥「う~ん…近頃の敵には色んなのが混ざってきてるな」
吼児「そうだね。でも、互いに協力してる感じはしないよ」
飛鳥「そうなんだよ。今はまだ付け込む隙がある。でも、これからどうなるか…」
仁「そう心配するなよ、飛鳥。俺達にはライジンオーがあるんだ!」
〔通信のコール音〕
マリア「仁、すぐに戻って来て。篠田先生が授業の続きだぁ~って、はりきってるんだから!」
仁「えーっ! また授業に出るのかよ…もう放課後でいいじゃねえか」
吼児「しょうがないよ、仁くん」
飛鳥「とにかく一度、学校に帰ろう」
仁「わかったよ」
〔味方ユニット離脱〕
光珠「ふあ~っ、やっと終わった…研究所も無事みたいだし、一件落着ね…」
フェアリ「お疲れ様です。後のことはテキサスマックにお任せしましょう」
光珠「そうね。早く帰ってシャワー浴びよっと!」
フェアリ「帰還後、瑞雲様に報告書を提出してください」「忘れないでくださいね?」
光珠「明日でいいでしょ? ほんと、疲れちゃったんだから…」
フェアリ「駄目です! ちゃんとして頂きませんと」
光珠「は~い…」
〔味方ユニット離脱〕
ジャック「ハーッハッハッハ! ジャパニーズロボットはキッズの集まりネ」
メリー「バット…腕の方は確かみたいよ、兄さん」
ジャック「まったく…アンビリーバボーな国だぜ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

早乙女研究所
翔「テキサスマック、収容終わりました」
隼人「ふう…借りをつくっちまったな…」
足立長官「研究所の機能は問題なさそうですな」
隼人「ええ、長官があいつらを手配してくれたおかげです」
足立長官「いや、私は大した事はしていないよ」「ところで、新しいゲッターチームの結成はいつ頃になりそうですか?」
早乙女博士「すぐじゃよ。候補者が出揃えばの話じゃが…」
翔「…………」
剴「…………」
隼人「あと一人…バカが集まれば、な…」

数日後…

最上重工 社長室
〔ドアノブを回す音〕
光珠「ふわわ…おはよ~」
フェアリ「○○○様。おはようございます」「早朝からお呼び立てして申し訳ありません」
瑞雲「馬鹿者っ!」「コールされたら10分以内に来いと、言っておいたはずだぞ!」
光珠「フェアリさん、何か起きたわけ?」
瑞雲「む、無視をするんじゃないっ!」
光珠「うるさいなぁ…」「それより、用件を早く済ませてよ」
陣風「○○○…お前には、いつも悪いとは思っているんだが…」
光珠「え? まさか…嫌な予感…」
陣風「それがな…依頼の事なんだ。それも今度は地上ではなく、宇宙に行くことになる」
光珠「ちょっと待ってよ! それじゃ、しばらく戻れないじゃない! 学校はどうするの?」
瑞雲「当然、依頼を優先する。この大事に学校など行かせられるか!」
光珠「なんて親なの…」
瑞雲「出発日までにはまだ日がある。それまでに体調を整えておけ」

最上重工
光珠「宇宙か…ただの旅行なら素直に喜べるんだけどな…」
〔足音〕
〔画面、点滅〕

光珠「あ、いたっ!」「いきなり出てこないでよ、危ないなあ…」
ジーク「つっ…俺は避けたんだぞ! お前がボーっとしてたんだろうが!」
光珠「あーっ! あなた、この前の!」
ジーク「お、お前は!」
光珠「よかった。ジーク、無事だったんだね」「心配してたんだよ。どうしてるのかなあ~って」
ジーク「ガキじゃねえんだ! ほっといても一人で帰れるってんだよ!」
光珠「近くにお家があるの? ねぇ、どの辺?」
ジーク「うっ…」「ま、まあ、いいじゃねえか…。お前に教えるような事じゃねえよ!」
光珠「な~んで焦ってるのかな~? 余計に知りたくなってきちゃった」
ジーク「お、お前なあ! 俺にはやましい事なんざ、これっぽっちもありゃしねえよ!」
秋水「ふ~ん…」
ジーク「…………」
光珠「じ~…」
ジーク「な、な、なんだよ! いいから、ほっといてくれよ!」
光珠「ぷっ…」「あはははは!」
ジーク「何がおかしいんだ!」
光珠「アハハッ、ごめん、ごめん! あなたのリアクション、面白くって」
ジーク「て、てめえ…」
〔シグナル音〕
光珠「あ、コールサイン…」「ふえ~ん! また、お父さんからだわ!」「ねえ、ジークはこの公園にはよく来るの?」
ジーク「知るか、そんなこと!」
光珠「私はよくここに来るよ。目の前にある最上重工が私の家だから」
ジーク「な、なに!? お前、最上重工の人間なのか?」
光珠「あ…」「う、うん…」
ジーク「お前の名前は確か、赤月 光珠だったな…」「まさか、社長令嬢か?」
光珠「うん…そうだけど…」「でも、私は普通の高校生だからね!」
ジーク「…………」
光珠「あ、あのさ…また、会えるよね…?」
ジーク「ああ、そうさせてもらうぜ。お前には言いたい事が山ほどあるんだ」
光珠「フフ…いいわ。受けて立つわよ」
ジーク「いいから、早く行け! 呼び出されてんだろうが」
光珠「うん、じゃあ行くね」「楽しかったよ、ジーク。ありがとう!」
〔走り去る足音〕
ジーク「…………」「赤月 光珠…」「よくわからん女だが、最上重工の関係者だったとはな…」「まあいい…」」「あいつからはたっぷり情報を引き出してやるぜ」
【シナリオエンドデモ終了】


● 第1話「防衛隊出動!」 へ戻る

● 第1話「訓練」 へ戻る

● 第2話「平和を守るために」 へ進む

● 第3話「連邦軍機動兵器、始動!」 へ進む


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