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第29話
死鬼隊の魔の手


サブタイトル
「死鬼隊の魔の手」


【シナリオデモ開始】
≪1回目≫

ホワイトベース デッキ
〔機体の起動音〕
〔機体の歩行音×3〕
〔画面、振動〕

クワトロ「遅いぞ! もっと手際よく運ぶんだ!」
ファ「す、すみません!」
〔機体の起動音〕
カミーユ「なんだ? あのモビルスーツ…ファ…なのか!?」「あいつ、何してんだ!?」
エマ「この辺りに放棄されてたモビルスーツを回収してるのよ」
カミーユ「そうじゃなくって! なんでファがやってるんです?」
エマ「パイロットに志願したからよ。だから訓練を兼ねて運搬作業をさせているの」
ルー「ファだって何か役に立ちたいと思っているからでしょう?」
カミーユ「そんな…」
エマ「今はまだ訓練中よ。実戦に出る事はないわ」「だから適性がなければ諦めるでしょう?」
ルー「カミーユ…今はファのしたいようにさせてあげなさいよ」
カミーユ「くっ…!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
ルー「あっ! カミーユ!」

≪1回目≫
ホワイトベース 通路
カミーユ「ファ! 待てよ!」
ファ「あら? カミーユ」
カミーユ「いったい、どういう事なんだ!?」
ファ「なによ!」
カミーユ「本当なのか? パイロットになるっての」
ファ「今は人手不足だわ。私だって邪魔になりたくないし、だったら…」
カミーユ「だけど…君まで死にに行く事ないんだ」
ファ「そんなのわかんないでしょ?」
カミーユ「でも…」
ファ「私はあなたのモノじゃないのよ? 勝手にさせてよ!」
〔走り去る足音〕
〔扉の開閉音〕

カミーユ「ファ! 待てよ!」

≪1回目≫
ホワイトベース デッキ
アラン「お前達…今から外出したいだと?」
シモーヌ「ええ…このあたりでアーサーと会う予定なんです」
エリザベス「アーサーは今、グラドスの…」
デビッド「あいつは心までグラドスに売ったわけじゃねえ。奴らの情報を持って来てくれるさ」
アラン「だが、わかっているのか? 今我々は一刻も早く日本に向かわなければならない」「この地域のレジスタンスと資材を積んだら、すぐに出発するぞ」
エイジ「時間までには必ず戻ります」
アンナ「お願いします、アランさん…」
アラン「わかった…外出を許可しよう」
エリザベス「でも、無理してはダメよ?」
シモーヌ「わかっています」
エイジ「では!」
アラン「待て! レイズナーとドールで行くんだ。いつでも戦闘ができるようにな」
デビッド「了解!」

≪1回目≫
〔草をかき分ける音〕
エイジ「このあたりか?」
デビッド「ああ…そのはずだ」
〔草をかき分ける音〕
〔砂の上を歩み寄る音〕

アーサー「やあ、みんな! 元気だったかい?」
アンナ「ああ、アーサー!」
エイジ「久しぶりだな!」
シモーヌ「元気そうじゃないの?」
アーサー「まあね。そこはなんとか、うまくやってるよ」
デビッド「フン! 本当に来るとは思わなかったぜ」「グラドスの本部付きのお前がよく抜け出して来れたもんだな?」
アーサー「そうカッカしないでさぁ。色々持ってきたんだぜ」「これなんか、グラドスでも高級品でさ、なかなか食べられないんだ」
デビッド「おう、おう! そうかい、そうかい」「そうやってお前はグラドスに尻尾ふってぬくぬく太ってるってわけだ」
アーサー「そう言うなよ…。僕だって生きてくのに必死だったんだ」
シモーヌ「フフフ…冗談よ! 誰もあーたがグラドスに寝返ったなんて思ってないわ」
デビッド「ま、そういうこった! これからも情報頼むぜ? アーサーくん!」
アーサー「まったくもう…」
アンナ「うふふ…」
アーサー「それじゃあ再会を祝して! かんぱーい!」

≪1回目≫
数時間後…

≪1回目≫
デビッド「ふう…みんなと飲む酒は格別の味だぜ…」
シモーヌ「ノンアルコールだけどね」
デビッド「パイロットはつらいよな」
アーサー「そうだよな…。君達はいつも臨戦態勢なんだね…」
デビッド「こいつ! 人事みてえに言いやがって!」
〔つねる音〕
アーサー「いてててて!」
シモーヌ「フフ…デビッド。あんまりアーサーをいじめちゃかわいそうよ」
アンナ「そうよ、アーサーだってこんな事がばれたら、ただじゃすまないんだから」
アーサー「うん、うん! そうなんだよ! わかってくれるかい?」
デビッド「ったく…調子いい奴だ…」
エイジ「ところでロアンはどうしたんだ?」「やっぱり、あいつは…」
アーサー「うん…ロアンは完全にグラドスの幹部になっちゃったよ…」
アンナ「やっぱり…」
アーサー「僕もロアンは地球人のためにグラドスに潜入してるって…そう信じていたんだ…でも…」
エイジ「そうか…」
〔滑空音×6〕
アーサー「な、なんだ!」
エイジ「あれは! グラドスのSPT!」
シモーヌ「まさか、ホワイトベースに!」
デビッド「ちっ!」「戻るぜ、エイジ!」
エイジ「ああ!」
シモーヌ「アンナ、あなたは私の機体に!」
アンナ「ええ!」
〔複数の走り去る足音〕
〔空を舞う音〕
〔人の着地音〕

エイジ「レイ! 最大速度で今のSPTを追う!」
レイ「レディ!」
〔機体の起動音〕
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現〕
〔戦艦の警報〕

オスカ「敵部隊、急速接近!」
クワトロ「追っ手が来たか…」
〔敵ユニット出現〕
グラドス兵「我、敵艦を捕捉! これより攻撃に移る!」
ブライト「輸送機を守れ! なんとしても追撃を振り切るんだ!」
〔カーソル、目的ポイントを指定〕
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

≪1回目≫
<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ロアン「アーサー、君はつくづく馬鹿だね…。僕が君を泳がせていたとも知らずに…」「まあ、これからも有効に利用させてもらうけどね」
グラドス士官「ロアン司令…攻撃命令を」
ロアン「目標、敵母艦および輸送機! 全部隊、攻撃開始!」
〔敵ユニット出現〕
ゴステロ「だーっはっはっはっは! 今度こそ、てめえらを血祭りにあげてやるぜぃっ!」
マンジェロ「ウヘヘヘ俺達を敵にまわしたのが運の尽きだ」
ゲティ「叩き潰してやる!」
ボーン「ヒヒ…すぐに潰すなよ。たっぷり楽しもうぜ」
アラン「むっ、あれは死鬼隊!」「エイジ達はまだか…!」
ブライト「敵旗艦に攻撃を集中! 出られる機動兵器を出せ!」
〔通信のコール音〕
ファ「ファ・ユイリィ、出撃します!」
ブライト「なに!?」
フラウ「ファさん! 待って!」
〔味方ユニット出現〕
ブライト「さっき回収したジムか…! 勝手な事を!」
※※クワトロ未出撃の場合、セリフ追加※※
〔味方ユニット出現〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

クワトロ「私がフォローする。このままやらせよう」
ブライト「大尉、頼む…」

≪1回目≫
<4PP・味方援軍2出現>

〔味方ユニット出現〕
エイジ「戦いは始まっている…」「戦況は互角といったところか」
アラン「エイジ! 無事だったか!」
エリザベス「デビッド達は?」
エイジ「大丈夫です。少し遅れて来ます!」
ゴステロ「エイジィ! エイジィィィィ!」
〔ゴステロ、エイジへ接近〕
エイジ「くっ、ゴステロ!」
ブライト「1機そちらに向かった! 頼むぞ、エイジ!」
エイジ「了解!」

≪1回目≫
<5PP・味方援軍3出現>

〔味方ユニット出現〕
アンナ「ああ…戦いが始まっているわ…」
シモーヌ「だいぶ遅れたみたいね…」
デビッド「エイジが厄介なのに狙われてるみたいだな…」「シモーヌ! エイジを支援するぞ!」
シモーヌ「ええ、行きましょう!」

≪1回目≫
<ファが戦闘(1回目)>

ファ「やれるわ…私にだって!」

≪1回目≫
<ファが戦闘(1回目)(戦闘後)>

ファ「ハァ…ハァ…こ…これが戦闘…」「いけない…こんな事じゃ!」
カミーユ「ファ…どうしてこんな無茶を…」
ファ「カ、カミーユ?」
カミーユ「油断するな! ファ!」「今は戦いに集中するんだ!」
ファ「う…うん」

≪1回目≫
<ファが戦闘(2回目)>

ファ「支援します!」
エマ「ファ、退がりなさい! あなたにはまだ無理よ!」
ファ「格闘は無理でも支援するくらいできます!」
エマ「ファ!」

≪1回目≫
<ゴステロ撃破>

ゴステロ「ぐおおおお! ぬごおおおおお!」「お、憶えていろ!」「てめぇら全員、ズッタズタにしてやるからなぁ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ゲティ撃破>
ゲティ「ぐごお…くそっ!」「ぶっ殺す…。いつか必ず、ぶっ殺してやる!」
〔敵ユニット離脱〕

<マンジェロ撃破>
マンジェロ「く…お、おのれ…」「この俺を本気で怒らせた事を後悔させてやるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ボーン撃破>
ボーン「ぬお…ま、まずい!」「引き揚げるしかねえっ!」
〔敵ユニット離脱〕

<グラドス軍新型巨大宇宙空母撃破>
〔グラドス軍新型巨大宇宙空母にスパーク〕
グラドス兵「これ以上の損傷を受けては危険です!」
ロアン「そうだな…。旗艦を後退させる」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
オスカ「敵部隊、全滅しました」
ブライト「よし! 全機、帰艦しろ」
※※1回目の場合、セリフ追加※※
ファ「ハア…ハア…て、敵は…!?」
エマ「ファ、何してるの! 撤退よ!」
ファ「え!?」
エマ「敵は後退したわ。帰還するのよ」
ファ「あ…」「了解…」

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪1回目≫

草原
アーサー「さようなら…エイジ、デビッド…それにみんな…」「君達と一緒に行けないのがつらいよ…」「でも僕は信じて待つさ。いつか君達がグラドスを追い払ってくれる日を…」

≪1回目≫
ホワイトベース デッキ
〔頬を叩く音〕
ファ「…!」
エマ「いい? 勝手な行動をされては困るのよ!」
ファ「…………」
エマ「恨まないでね。けど、こういう事はきちんとしておかないとね」
ファ「はい…」
カミーユ(そう…ファが先走ったのも全部俺のせいなんだ…俺が…)
ルー「カミーユ、ファをちゃんとなぐさめてあげなさいよ?」
カミーユ「はい…」

≪1回目≫
グラドス軍 本部庁舎
ロアン「ロアン・デミトリッヒ! ただいま帰還しました!」
ル・カイン「フ…かつての同胞を泳がせ、奴らの所在を明らかにするか…。なかなかの手際であった」
ロアン「はい。レジスタンスの潜伏場所を発見するには一番の方法かと」「ですが…ホワイトベースは取り逃がしてしまいました」
ル・カイン「気にするな。それはお前の責任ではない」「こちらの送った戦力が少な過ぎただけだ」「それよりも、大陸に残るレジスタンスの掃討に全力を傾けよ」
ロアン「はい! グラドスに楯突く愚か者どもは、一刻も早く排除されねばなりません!」
ル・カイン「うむ。これからも、その手腕を私のために役立てるのだ」「期待しているぞ。ロアン・デミトリッヒ!」
ロアン「はっ! ありがとうございます!」
【シナリオエンドデモ終了】


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