第38話
残されし者の覚悟
サブタイトル
「残されし者の覚悟」
【シナリオデモ開始】
≪１回目≫
連邦軍宇宙船ドック
〔ざわめき〕
モンド「いつにも増して港が騒がしいな…」
ビーチャ「連邦軍の大作戦が始まるってんだろ？」「ホワイトベースに運び込まれてるの、宇宙用装備だしな…」
イーノ「やっぱり宇宙に上がるんだね…」
エル「当たり前だよ。ここからじゃジオンやギガノスを黙らせられないからね！」
シロー「そこ、何してる！ 資材の搬入を急いでくれ！」
エル「あ…はーい！」
ビーチャ「なあ…エル…俺達、雑用係だと思われてないか？」
エル「無駄な事じゃないし、やりがいあると思うけど？」
モンド「そうじゃなくてさ…」
エル「じゃあ、どうなのさ？」
モンド「どうって…」
エル「ほら！ 男がいつまでもジメジメしなさんな！ ポジティブに行こうよ！」
イーノ「うん、そうだね」
ビーチャ「ポジティブねぇ…」
エル「しつこい！」
〔つねる音〕
〔画面、振動〕
ビーチャ「てっ！」「わかった、わかった！ ちゃんとやりますって！
≪１回目≫
最上重工 格納庫
光珠「お願い陣風さん、急いで！ ホワイトベースに招集命令が出てるの！」
陣風「おう！ 今、メンテが終わったところだぜ、嬢ちゃん」「パーツもできるだけ新品に換えといた。慣らしを忘れんなよ！」
光珠「ありがとう！」「陣風さんの手が入ってこの子もきっと喜んでるわ！」
陣風「いいから早く持ってけ。こいつは動きたくて、ウズウズしてんだ」
〔機体の稼働音〕
〔機構の稼働音〕
フェアリ「光珠様！ どうぞ、お乗りになってください」
光珠「うん！」
〔空を舞う音〕
〔人の着地音〕
〔空を舞う音〕
フェアリ「出力安定…。離陸できます！」
光珠「了解！」「じゃあ、またね！ 陣風さん！」
〔滑空音〕
陣風「やれやれ。勇ましくなったもんだ…」
瑞雲「あれが適正というものだ。理屈ではないよ」
陣風「それが嬢ちゃんを無理矢理パイロットにした理由か？」
瑞雲「それだけではないが、重要な要素だな…」
陣風「ま、そこだけは素直に認めてやるよ。今じゃそこらの軍人じゃかなわねえ腕になったしな」
≪１回目≫
ホワイトベース ブリッジ
〔軍艦の警報〕
〔画面、点滅〕
ブライト「どうした！？」
フラウ「連邦軍より入電！ 複数の敵機がこちらに向かっているとの事です！」
ブライト「なんだと！？ ただちに迎撃する！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
オスカ「敵部隊、捕捉しました！」
〔敵ユニット出現〕
※※１回目の場合、セリフ追加※※
ブライト「ジオンとギガノスの部隊か…」
※※※※※※※※※※※※※※※※※
〈出撃準備〉
ジオン兵「連邦め！ 宇宙には行かせん！」
※※１回目の場合、セリフ追加※※
シロー「お前達の本隊は宇宙に上がったんだぞ！ なのに、なぜ降伏しない！」
ジオン兵「我らは祖国の勝利のため、あえて地上に残った！」
ギガノス兵「残された地上兵器のすべてを使い、貴様らを一人でも多く地上に釘付けにしてやる！」
※※１回目の場合、セリフ追加※※
シロー「く…！」
＜戦闘開始＞
＜３ＰＰ・敵増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
グラドス兵「宇宙が閉ざされた以上、俺達は地球でやりくりするしかない！」
グラドス兵「この期に乗じて奴らの物資を奪うのだ！」
グラドス兵「おうっ！」
≪１回目≫
＜ケーンvsギガノス兵＞
ケーン「ギガノスの地上部隊はこれで全部ってわけか！」「なら、遠慮なくブチのめして、後腐れなく宇宙に上がらせてもらうぜ！」
≪１回目≫
＜エイジvsグラドス兵＞
エイジ「地球とグラドス軍との戦いは終わったんだ！ こんな戦い、もうやめるんだ！」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
オスカ「敵部隊の殲滅に成功しました」
ブライト「よし、全機帰艦しろ！ 基地に戻るぞ！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
≪１回目≫
ホワイトベース 食堂
シロー「くっ…彼らはどうして無意味な戦いを挑んで来るんだ…！」
サンダース「彼らにも意地とプライドがあるのでしょう…」
シロー「それだけで勝算のない戦いに挑むのか！？」「同じ…地球人なのに…どうして話し合おうとしないんだ！」
アイナ「兵士達はみんな、愛する人のささやかな幸福のために戦っているんです」「直接、話をすれば互いにわかりあえる者同士が国家のエゴで戦わねばならない…」「それが戦争です…」
クリス「そうですね…」「それに戦争が始まって国家の理念とかに関係なく人々の憎しみも深まったわ…」
カレン「隣人や仲間を殺されたり傷付けられたりいたら、相手への憎しみは簡単には捨てられるもんじゃない…」「本来、憎み合う必要のない者の間にも埋められない亀裂ができちまうのさ…」
バーニィ「俺とクリスみたいに、敵同士だったパイロットがわかり合える事だってある…」「けど、それは実際の戦場では稀な事なんだ…」
エレドア「…ったくよ、とっとと終わらせてほしいもんだぜ。俺はサウンドに生きたいんだ」
ミケル「他力本願じゃいけませんよ。僕達がなんとかしなきゃいけないんです」
エレドア「何を偉そうに！ お前に何ができるってんだよ！」
〔つねる音〕
〔画面、振動〕
ミケル「いててて！ やめてください、エレドアさん！」
シロー「戦いたくはない…でも、俺達は戦いを止めるわけにはいかない…」「この矛盾…理不尽さ…みんな同じように感じている…」
アイナ「そうですね…。私達はもう…戦いの業から逃げる事はできないのです」
シロー「ああ…」
アムロ「でも、いつか戦いは終わります」「その時、すべての武器を捨てて戦いの臭いをなくす事ができれば…」
セイラ「そうね…長い道のりになるとは思うけど…」
〔扉の開閉音〕
クワトロ「よし、次に出るパイロットは集まっているようだな」「そろそろ偵察隊が帰ってくる。次に出る部隊はデッキで待機だ」
シロー「わかりました」「第０８ＭＳ小隊、これより哨戒任務につく！」
サンダース「了解！」
カレン「了解！」
ミケル「了解！」
エレドア「了解…」
シロー「アイナ、行こう」
アイナ「ええ…」
〔複数の走り去る足音〕
〔扉の開閉音〕
セイラ「アムロ、シミュレーションに付き合ってくれる？」
アムロ「はい…いいですよ」
〔複数の走り去る足音〕
〔扉の開閉音〕
クワトロ「…………」
ララァ「大佐、どうしたのです？」
クワトロ「あ、いや…」
ララァ「妹さんの事でしょ？」
クワトロ「どうも嫌われていてね…」
ララァ「フフ、今は仕方ありませんわ」「でも、彼女はいつもお兄さんの事を心配していますよ」
クワトロ「そうかな…」
ララァ「ええ、私にはわかります」
≪１回目≫
ホワイトベース 通路
アイナ「シロー…」
シロー「ん？ なんだい？」
アイナ「この戦い…最後までやり遂げましょう」「私はどんなに辛くても、あなたと一緒なら…」
シロー「俺もだよ、アイナ…」
【シナリオエンドデモ終了】
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