TOP PAGEへ

No.3
迷走

【シナリオデモ開始】
北アメリア大陸 新地球連邦軍マッコーネル基地

  ~マッコーネル基地 格納庫~
アウル「とんでもないね、こいつは…」
スティング「ああ…」
アウル「こっちの黄色と緑のモビルアーマーはともかく…」
スティング「巨大な可変型ガンダムとはな…。想像を遥かに超える代物だぜ」
ドミニク「その名もサイコ・ガンダム。最新鋭の機体だそうだ」
〔歩み寄る足音〕
ブラン「お前達…013特命部隊の隊員だな」
アウル「そうだけど。あんた達、誰なのさ?」
ブラン「本日付けで013特命部隊に敗北されたブラン・ブルダーク少佐だ。このアッシマーのパイロットでもある」
ロザミア「自分はロザミア・バタム少尉だ」
アウル「あの黒い奴のパイロット?」
ロザミア「いえ…自分の機体はギャプランです」
ドミニク(資料で見た。彼女がオーガスタの被験体…。いわゆる強化人間か)
スティング「じゃああ、あれに乗るのは誰なんだよ?」
ブラン「サイコ・ガンダムのパイロットはフォウ・ムラサメ少尉だ」「少尉は体調不良で席を外している。すまんが、着任の挨拶は後にしてくれ」
アウル「そんな虚弱体質で特命部隊をやれるのかよ?」
ブラン「余計な詮索をされる前に言っておくぞ、アウル・ニーダ」
ブラン「ロザミア・バタム少尉とフォウ・ムラサメ少尉は調整が必要な兵士だ」
アウル「え…!」
スティング「つまり…」
ブラン「そうだ。お前達と同じ種類の兵士だ」
ロザミア「………」
ドミニク(スティング・オークレー達はエクステンド…外科手術や薬物投与で戦闘力を強化された人間だ)(世界や目的が違っても、人間のやる事はどこでも同じか…)
アウル「だから、何だってんだよ…! 文句あんの!?」
ブラン「無い」
アウル「え…」
ブラン「だが、それはお前達が兵士として任務を遂行すればの話だ」「隊長からお前達の戦闘訓練の監督を頼まれている。シミュレータールームに来い」
スティング「待てよ…! いきなり特訓かよ!」
ブラン「つべこべ言うな。特命部隊の隊員ならば、腕で俺を納得させてみせろ」
アウル「ちっ! 俺達の力を知って、腰抜かすなよ!」

  ~マッコーネル基地内~
フォウ(頭が…痛い…)(また…サイコの調整の時間が来る…。嫌だ…あれに…乗りたくない…)(だけど、あれに乗って…戦わなくては…私の記憶は戻らない…)
〔歩み寄る足音〕
ステア「………」
フォウ「何だ…お前は…?」
ステラ「苦しいの?」
フォウ「え…」
ステラ「お腹、痛いの? 頭、痛いの?」
フォウ「…お前…013特命部隊の隊員か?」
ステラ「ステラ…・ステラ・ルーシェ」
フォウ「自分はフォウ・ムラサメ少尉だ。…すまんが、今は一人にしてくれ。頭痛がするんだ」
ステラ「………」
フォウ「な、何をする…!? 私に触れるな!」
ステラ「痛い所には手を当てるといいの。ネオが教えてくれた」
フォウ「ネオ…? ネオ・ロアノーク隊長か…」
ステラ「ネオだけじゃないよ。スティングもアウルもやってくれた」
フォウ「………」
ステラ「どう?」
フォウ「冷たくて気持ちいい…」「ありがとう…。少し楽になったみたい」
ステラ「………」
シンシア「ふうん…あの子が新しく特命部隊に来た子か」
アネモネ「………」
シンシア「どうしたのさ?」
アネモネ「あたし、わかっちゃった…。あの子…あたしと一緒だ…」
シンシア「アネモネ…」
アネモネ「あの子もきっと頭が痛くなって、自分で自分の事がどうしようもなくなるんだ…」「でも、戦う…。戦わなくちゃならないんだ…」
シンシア「…あんたが頭痛を抑えるために強い薬を使ってるのは知ってる…」「あんたは、そんな事までしてどうして戦うの?」
アネモネ「倒さなくちゃならない敵がいる…。デューイのために、あたしは戦わなくちゃならないの…」「そうしないと、あたしは…あたしは…」
シンシア「そっか…」「…わかるよ、それ…」
アネモネ「そういうわかったような言葉、聞きたくないよ!」
シンシア「…そうじゃないよ…」「あんたのデューイって人…きっとあたしにとってのキッズ様なんだろうな…」
アネモネ「あんた…」
〔緊急警報〕
シンシア「この警報…何だっけ?」
アネモネ「これ…スクランブルだ! 格納庫に行くよ!」

  ~北アメリア大陸中央部 市街地~
〔空を舞う音〕
ベック「どこに目ぇ付けてんだ、兄さん? いきなり肩ぶつけてきやがってよ」
コレン「ああん? そりゃこっちの台詞だっての。ヒゲ引っこ抜いてやろうか?」
ベック「素直に詫びを入れりゃ、慰謝料で済ませてやったってのによ…。兄さん、利口じゃねえな」
コレン「何言ってんのか、わかんねえな。もっと簡単に言ってくれよ」
ベック「脳みそまで筋肉で出来てるようだな、てめえは!」
コレン「要するに俺とやる気ってわけか? …そろそろ日が暮れちまう。手っ取り早く片ぁつけようじゃねえか」
ベック「俺は頭脳派なんでな。てめえみたいな筋肉ダルマと素手でやりあうような馬鹿な真似はしねえ」「ってなわけで、獲物を使わせてもらうぜ!」
コレン「!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「迷走」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
コレン「獲物ってのは機械人形かよ!」
Tボーン「お待たせ、アニキ!」
ダヴ「スーパーベックを持ってきたわよ!」
ベック「よぉし、お前ら! こっちだ!!」
〔ベック・ビクトリー・デラックス、ベックのいる地点へ隣接〕
〔ベック・ビクトリー・デラックスのパイロット、無人→ベックへ変更〕

コレン「ぬあぁぁぁぁ! きたねえぞ、ヒゲ野郎!」
ベック「ハハハハハハハ! 好きなだけ吠えやがれ! 最後に泣き言ぐらい聞いてやる!」
コレン「くっそぉぉぉぉっ!」
〔カーソル、後退〕
Tボーン「アニキ! あいつ、逃げ出したぜ!」
ベック「ヌハハ、いい気持ちだぜ! たまらんな、こいつは!」
ダヴ「ちょっ! アニキ! 前見て、前!!」
ベック「ぬぁにぃ!?」
〔味方ユニット出現〕
Tボーン「モビルアーマー!?」
ベック「あの筋肉ダルマが乗ってんのか!」
コレン「待たせたな、ヒゲ野郎! こいつで相手をしてやるぜ!」
ベック「なめやがってぇ! このベック・ビクトリー・デラックスを甘く見るなよ!」
〔マップ上に爆発〕
ベック「な、何だ!?」
ダヴ「アニキ! 今度は上見て、上!!」
〔敵ユニット出現〕
ベック「宇宙人だと!? こんな所まで来やがんのか!」
〔マップ上に爆発〕
ベック「問答無用かよ! ったく野蛮な連中だぜ!」
コレン「ぬおぉぉっ!!」
〔コレン、前進〕
ベック「筋肉ダルマ!」
コレン「勝手に地球に降りて、好き勝手やりやがってよ!」「お前らが暴れ回ったら、ディアナ様が困るじゃねえかよ!」
ベック「お前…」
コレン「やろうってんなら、このコレン・ナンダー様が相手になってやる!」
〔ベック、コレンへ隣接〕
コレン「ヒゲ野郎…」
ベック「宇宙人のケンカ買うたぁ、いい度胸してるぜ、お前」「一時休戦だ、筋肉ダルマ。俺はああいう風に数や権力で好き放題の連中は気に食わねえんだ…」「俺達で奴らに一泡吹かせてやろうぜ!」
コレン「おっしゃ!」
〔コレン、ベックと小隊統合〕
コレン「俺はコレン・ナンダーだ。よろしく頼むぜ、相棒!」
ベック「俺はジェイソン・ベックだ。派手に行こうぜ、コレン!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
ベック「見ろよ、コレン! やっと連邦軍が来たぜ!」
コレン「おせえんだよ…! ったくよぉ!」
アウル「何だよ…! 特別サービスで異星人相手に出撃してやったのに!」
カクリコン「勝手な事を…! あいつら、何者だ…!?」
シャギア「あのモビルスーツはディアナ・カウンターのものだな」
オルバ「フォートセバーンで見たタイプだね」
ブラン「見たところ、単独う行動のようだ。おそらく脱走兵だろう」
ゲラバ「アニキ! あっちの派手なデカブツは!」
ホーラ「間違いない! あれは!」
アスハム「そっちの機械巨人…! ジェイソン・ベックか!」
ベック「久しぶりだな、アスハムの旦那。こんな所で会うとは奇遇だな」
シンシア「思い出した! カデズでアスハムに雇われてた男だ!」
ネオ「聞こえるか、アスハムの知り合い。こちらはこの隊の隊長のネオ・ロアノーク大佐だ」「状況は見ての通りだ。異星人迎撃の協力を依頼する」
ベック「幾ら出す?」
ネオ「は…?」
ベック「ビジネスの話だよ。俺は只働きは御免だぜ」
ネオ「…了解した。そちらの方は出来高払いで考えさせてもらう」
ベック「お宅も渋いね…。…まあいいだろう。とりあえず、契約成立だ」
アウル「ネオも物好きだね。あんな連中いなくても、俺達だけで十分なのに」
ブラン「文句を言うな、アウル。街の防衛が我々の最優先事項だ」
※※フォウ出撃の場合、セリフ追加※※
フォウ「………」
ロザミア「やれるか、フォウ?」
フォウ「ありがとう、ロザミア。心配かけてごめん」「でも、大丈夫だよ。ステラが優しくしてくれたから」
ステラ「………」

ベック「伝説のモビルスーツ、ガンダムと一緒に戦う事になるとはな。ちょいとおつな気分だぜ」
コレン「違うぜ、ベック。あれはガンダムじゃねえ」
ベック「あん…?」
コレン「白くなきゃガンダムじゃねえんだよ」
ベック「そういうもんかね…」
ネオ「各機、攻撃開始! 異星人部隊を叩くぞ!」

<ジェリドが戦闘>
ジェリド「相手が何だろうと俺は戦うだけだ…!」「こんな所でやられてたまるか…! 俺は上へ行くんだ!!」

<ブランが戦闘>
ブラン「強化人間に戦場を好きにさせるわけにはいかん…!」「そのためにも俺達だけでやれるところを上に見せなければな!」

<フォウが戦闘>
フォウ(やるんだ…)(ニュータイプ研は戦果を上げれば、失われた私の記憶を返してくれると言っている…)(私は記憶が…生きている証が欲しい。そのためなら何でもやるんだ…!)

<ロザミアが戦闘>
ロザミア「異星人…宇宙から来る者…。頭上から来る私を苦しめる者…」「落ちてくる宇宙…! 悪夢の源は消えろっ!」

<シャギアorオルバが戦闘>
オルバ(こういった連中の相手はZEUTHにやらせればいいのに…)
シャギア(命令に従うしかあるまい。我々の真の目的を隠すためにも、今は従順な兵士を演じるんだ)

≪味方援軍1出現後≫
<コレンorベックが戦闘>

ベック「こっからは出来高制のビジネスだ! 気合入れていくぜ! 準備はいいな、コレン!」
コレン「おうよ! 今日は久々に暴れちまうぜ!」
Tボーン(ほんの少し前までは一触即発だったのに、完全に意気投合してる…!)
ダヴ(絶対に敵に回したくないコンビね)
ベック「覚悟しろよ、異星人! 最強タッグで相手をしてやるぜ!」

<ネオが戦闘>
ネオ「堕天翅、百鬼帝国と来て、お次は異星人が相手とはな」「とは言っても、これは戦争だ…! 相手を選べるとは思っていないさ!」

<スティングorアウルが戦闘>
アウル「かったるいの。こんなのそこらの駐留部隊に任せとけばいいのに」
スティング「だったら、お前は手を抜いてな。その場合、後でブラン少佐の特訓が待ってるだろうがよ」
アウル「冗談じゃない! 実戦で俺達の力をあいつに見せ付けてやる!」

<ホーラorティンプが戦闘>
ホーラ「うおおっ! 勝手に俺達の星にやってきた奴らに好きにさせてなるか!」
ティンプ(タレ目の兄ちゃんは単純なもんだ。すっかり軍の一員気取りか)(俺はこんな所で命を懸ける気はねえ。適当にやらせてもらうぜ)

<アネモネが戦闘>
アネモネ「……」
ドミニク「どうした、アネモネ…!? 集中しなくちゃ駄目だよ!」
アネモネ「うるさいっ! あんたは黙って見物してればいいのよ!」
ドミニク「アネモネ…」(まさか、強化人間との接触がアネモネの精神を不安定にしているのか…!)
シンシア「しっかりしなよ、アネモネ! あんた、戦わなくちゃならない敵がいるんでしょ!」
アネモネ「シンシア…」
シンシア「だったら、戦いなよ! こんな所で終わったら、全部無駄になっちゃうよ!」
アネモネ「あ…」「あんたなんかに言われなくてもわかってるわよ!」
ドミニク「アネモネ…!」
アネモネ「頭に来た…! こんな奴ら、あっという間に蹴散らしてやるんだから!」

<アスハムが戦闘>
アスハム「街を襲う悪鬼共め…! この星には私という男がいる事を知るがいい!」「行くぞ! 私がいる限り、これ以上の暴虐は許さん!!」

<ケジナンorエンゲが戦闘>
エンゲ「この部隊にいる限り、あんな連中とも戦う事になるのかよ…!」
ケジナン「ここまで来たら覚悟を決めろ! 気ぃ抜いたら、本気でやばいぞ!」

<レーベンorシュランが戦闘>
レーベン「行くぞ、シュラン! 異星人から街を守るんだ!」
シュラン「………」
レーベン「どうした、シュラン?」
シュラン「いや…気にしないでくれ。目の前の敵に集中しよう」
レーベン「了解だ!」
シュラン(エーデル准将の理想のために君は命を差し出す覚悟がある…)(レーベン…君のその純粋さは僕にとって甘い毒だよ…)

<敵全滅・勝利条件達成>
マウアー「異星人部隊の全滅を確認しました」
ベック「ま…このベック様が手を貸せば、これくらい軽いもんよ」
コレン「このコレン・ナンダー様もな」
ネオ「君達のおかげで街を守る事が出来た。感謝している」
ベック「礼なんて要らねえよ。千の言葉より、万のキャッシュだぜ」
アウル「いい気なもんだぜ。あんな奴らの助けなんて要らなかったのに」
ブラン「いい加減にしろ、アウル。つまらん面子にこだわる前に自分のやるべき事を認識しろ」「街を見ろ。俺達がグズグズしていたら、あそこの親子の命も危なかったんだぞ」
アウル「親子?」
ネオ「まずい…!」
ブラン「そうだ。あれは母親と娘だろう」
アウル「母親…母さん…?」「母さん…! 母さん!! ああああああっ!!」
スティング「あいつ…! ブロックワードを!」
アウル「母さん…! 母さんーっ!!」
ブラン「どうなっている…!? アウルに何が起きた!?」
ネオ「スティング、ステラ…! アウルを押さえろ! 帰還するぞ!」
ベック「待ちな、大将! 俺達の払いはどうすんだよ!?」
ネオ「少々困った事が起きた。金は必ず払うから、君達も同行してくれ」
ベック「仕方ねえ…。取りっぱぐれは我慢ならねえからな」
ステラ「アウル…」
ジェリド「あいつに何が起きたんだ…」
フォウ「………」
ロザミア「フォウ…」
フォウ「彼らも私達と同じなんだね…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

北アメリア大陸 新地球連邦軍マッコーネル基地

  ~マッコーネル基地内~
ブラン「ブロックワード…?」
ネオ「そうだ。エクステンデッドの暴走を抑えるために安全装置の役割を果たす」「その言葉を聞くと、彼らは精神の平衡を失い、場合によっては戦闘不能状態となる」
ブラン「そんなものが必要になるという事は…」
ネオ「少佐の推測通りだ。過去にエクステンデッドの育成機関は被験体の子供達の反乱によって壊滅した」「アウル達も、その機関の出身だ」
ブラン「…誰かの都合で戦う事を強要され、それに抵抗しようとすれば、精神の自由を奪われる…」「たまらん話ですな」
ネオ「…俺もそう思うよ」
ブラン「自分はロザミア少尉やフォウ少尉も含めて、強化兵士の存在を快く思っていません」
ネオ「少佐…」
ブラン「ですが、彼ら個人のその責を問うのは無意味だとも思っています」「そして、軍人として彼らも前線に立てば、兵士である事に変わりはありません」
ネオ「………」
ブラン「ですから、自分は彼らを特別視するつもりはありません」「上位者として、また僚友として、共に任務を遂行するだけです」
ネオ「ありがとう、少佐。その言葉で十分だ」「今日の一件についてもし疑問に思うものがいたら、少佐から説明してやってくれ」
ブラン「了解しました」「…ところであのヒゲの男とディアナ・カウンターの脱走兵は?」
ネオ「彼らの契約についてはドミニク参謀とアスハムに任せている」「彼らも特命部隊の戦力として組み込むつもりだ」
ブラン「上の希望通りとはいえ、ますます混沌としてきましたな」
ネオ「混沌ね…。まさか、多元世界の縮図みたいな部隊になるとはな」
〔扉の開閉音〕
連邦軍兵(SEED)「失礼します、ネオ・ロアノーク大佐。連邦軍本部より補給が到着したそうです」
ネオ「話は聞いている。物資についてはイズモ艦に回すように手配してくれ」
連邦軍兵(SEED)「その事なのですが、物資と一緒に奇妙な人物が紛れ込んでいまして…」
ネオ「奇妙な人物…?」

  ~イズモ艦 格納庫~
ジエー「全員、集合~!!」
ジェリド「何だ、この爺さん…どこから紛れ込んだんだ?」
ジエー「ヌフフ…ワシは人の闇に住みし者…。どこにでもいて、どこにでも現れるんにゃ」
カクリコン「わかった、わかった。マウアー、出口まで案内してやれ」
マウアー「了解です。…では、私に付いてきてください」
ジエー「お姉ちゃんの案内で天国に行けるんなら最高だけど、ワシ、やる事があるんにゃ」
カクリコン「聞き分けのない爺さんだな。だったら、俺がつまみ出してやる」
ジエー「つまみだけじゃイヤにゃ! ビールも頼む!」
ジェリド「おい、爺さん…いい加減に…」
ジエー「そう邪険にされちゃうと新型をあげにゃいよ」
ジェリド「何…?」
〔歩み寄る足音〕
レーベン「ジエー博士、いらしてたのですか…!?」
ジエー「オッス、レーベンにシュラン! エンジョイしてるかにゃ?」
ジェリド「知り合いか、大尉?」
シュラン「こちらはジエー・ベイベル博士。カイメラ所属の技術士官だ」
ジエー「シクヨロ、ベイベ!」
カクリコン「この奇天烈な爺さんが技術士官だと…!」
マウアー「では、補給物資と一緒にこちらにいらしたのですね」
ジェリド「爺さん…さっき新型がどうのと言ってたな?」
ジエー「おうよ! お前さん達にテストしてもらうための新型機を運んで来たんにゃ!」「ほい…これが持ってきた機体のリストにゃ」
ジェリド「バウンド・ドックにバイアラン…。もう完成したのか…!」
ジエー「あくまでテスト機にゃ。シェイクダウンは任せるにゃ」「持ってきたのはモビルスーツだけじゃにゃいぞい」
カクリコン「オーバーマン・ゴレームにメックスブルート、シルエットマシンのドーベック、最高級ウォーカーマシンまであるぜ」
ジェリド「こいつは最高だ! これで一気に戦力アップだぜ!」
シュラン「しkし、博士…単なる補給のためにあなた程の方が現場にいらっしゃるとは思えませんが…」
ジエー「さっすがシュラン! 鋭い!」「実はワシ…大事な命令書を預かってきてるんにゃ」
マウアー(その顔…とても重大時には思えないが…)
ジエー「というわけにゃん。お姉ちゃん…ワシを隊長さんの所へ案内してくれにゃん」
マウアー「それは…」
ジェリド「博士は俺が案内する。マウアーは新型のチェックを頼む」
ジエー「ちぇ~! ナイトがしゃしゃり出てきちゃった…」
ジェリド「すいませんね、博士。大切な仲間を危険いさらすわけにはいきませんので」
ジエー「うひょ! ワシってデンジャーボーイ!?」
ジェリド「さあ行きますよ、博士。俺も暇じゃないんですから」
ジエー「あ…エリ首をつかむのはやめて! これじゃ強制連行にゃ!」
シュラン「わざわざジエー博士が来るほどの事態か…」
レーベン「きっと何かが起こるな…!」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

ロザミア「体調はどうだ、フォウ?」
フォウ「悪くないよ。実戦の後だけど、すっきりしている。頭痛もほとんど無い」
ロザミア「あのステラというう子の手当てが効いたのかも知れないな」
フォウ「かもね」
ロザミア「噂をすれば…当人の登場だ」
〔草の上を歩み寄る足音〕
ステラ「………」
フォウ「ステラもバザーを見に来たの?」
ステラ「うん…」
フォウ「よかったら、一緒に回らない? ロザミアの事もちゃんと紹介したいし」
ステラ「…向こうでスティングとアウルが待ってるから」
〔草の上を歩き去る足音〕
フォウ「ステラ…」
ロザミア「おかしな子だな…。基地の中では自分からフォウに接触してきたというのに」
フォウ「ステラも、あのアウルって子達も私達と同じなんだね」
ロザミア「ああ…」
フォウ「あの子と…仲良くなりたいな」
ロザミア「そうだな。このままコミュニケーションがとれなければ、連携戦術は難しいだろう」
フォウ「ううん…そうじゃないの。友達になりたいの」
ロザミア「友達…か…」
フォウ「うん…」

どこでも変わらぬ品揃え。必要な品を確実供給。

【概要】
 マッコーネル基地でブラン少佐達と合流した013特命部隊は、付近
の街に現れた異星人部隊の迎撃に向かう。その場にいたはみだし者の協
力で勝利した一行に新型機と奇妙な人物が届けられるのであった。


● No2「接触」 へ戻る

● No4「意味」 へ進む


◆ 「アナザーサイド レコード」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。