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No.2
キープ・オン・ムービン

【シナリオデモ開始】
南北アメリア大陸 軌道エレベーター

  ~アークエンジェル 食堂~
ロジャー「…あれは君達と日本で別れて少し経ってからの話だ」
カミーユ「ZEUTHが二つに分かれていた頃ですね」
ロジャー「私はノーマンとドロシーと共に気ままな旅を続けていた」「そして、我々はガリア大陸を南下し、ベルフォレストへたどり着いたんだ」
シン「ベルフォレスト…。俺達がセブンスウェル現象に遭遇した街か」
ロジャー「そう。レントン君が生まれ育ち、エウレカ嬢と出会った場所でもある」
レントン「あんな何にも無い街にいったい何の用があったんです?」
ロジャー「何も無いという表現は適切ではないな。少なくとも君から出るべき言葉ではない」
レントン「え…」
万丈「では、そこで僕とロジャーの遭遇した熱い男達の話をさせてもらおう」


サブタイトル
「キープ・オン・ムービン」


ガリア大陸 ベルフォレスト

  ~ベルフォレストの大塔~
ドミニク(ベルフォレスト…)(辺境の地にありながら、我々の世界の変革は、この街から始まったと言っても過言ではない…)(type ZEROは、この街での戦闘を経て、飛躍的にその性能を向上させた)(特筆すべきはサマー・オブ・ラブ以来、初めてセブンスウェル現象が確認されたのも、またこの街だという事だ…)(偶然に思われた現象の数々…)(だが、あの少年…レントンがアドロック・サーストンの息子であるという事実により…)(全ては必然の様相を呈してきたと言える)(私は知らなければならない。レントン・サーストン…あの少年に与えられた役割を…)(あの少年に託された何かを…そのためにも…)
〔草の上を歩み寄る足音〕
アクセル「私を訪れてきたというのはあなたですかな?」
ドミニク「初めまして、アクセルさん。自分はドミニク・ソレルと申します」「レントン君には大変お世話になりました」
アクセル「何と…あれとお知り合いでしたか」
ドミニク「彼にベルフォレストの近くに行った時には是非サーストンさんの様子を見てきて欲しいと言われまして…」
アクセル「そうですか。それはそれは…わざわざすいません」「大した所ではありませんが、よろしければワシの家に泊まっていってください。遠慮なんぞ要りませんから」
ドミニク(私はこの人物に会わねばならなかった…。アクセル・サーストン…その人に…)

  ~ガレエジ・サーストン~
アクセル「…なるほど、ドミニク君は世界中を旅しているのですな」
ドミニク「ええ…軍の測量班に所属し、この多元世界の地図を作るために各地へ出向いています」「でも、地形さえ変わる世界ですからね。上の方も任務は適当にこなせばいいと言っています」
アクセル「そうですか。では、ゆっくりしていってください」「で、その旅の途中でレントンにも出会ったと?」
ドミニク「はい。彼はまだ若いのにしっかりした少年ですね」
アクセル「まだまだヒヨッコですよ。この家を出て行ってから数ヶ月でそうは変わったとは思えませんな」
ドミニク「サーストンさんは彼の帰りを待っているのですか?」
アクセル「そういうわけではありませんが、他に行く当てもありませんからな」「ワシはここでメカニックとしての仕事をするだけです」
ドミニク「そうですか…」(噂通りにサーストン氏は保守的…もっと直接的な表現をすれば、頑固な老人らしい)(レントンやアドロックについて直接尋ねるのは得策ではなさそうだ)
〔歩み寄る足音〕
ノーマン「こちらがガレエジ・サーストンでしょうか?」
アクセル「そうですが、修理のご依頼ですかな?」
ノーマン「はい。私、ノーマン・バーグと申しまして、ある方の執事をしております」
ドロシー「R.ドロシー・ウェインライト。あなたを迎えに来た」
アクセル「せっかちなお嬢さんだ。それにしても…」
ドロシー「何か?」
アクセル「ワシも歳を食ってる分だけ礼儀はわきまえてるつもりだが、一言だけ言わせてくれ」「お嬢さんの生みの親に技術屋として敬意を払わせてもらう」
ドロシー「…ありがとう。その言葉を聞いたら、、彼も喜んだと思う」
アクセル「それで…ワシを迎えに来たという事は、やはり修理の依頼ですかな?」
ノーマン「ええ。ですggは、肝心のメカの方をこちらに運び込むのは、いささか無理がありまして…」
アクセル「なるほど。それでワシをそちらへ案内するというわけですか」
ノーマン「お引き受けくださるでしょうか?」「私も一通りのメンテナンスは出来るのですが、今回ばかりは手に入らないパーツもございまして…」
アクセル「わかりました。そちらのお嬢さんへの敬意の分もあります。特別に出張作業をいきましょう」
ノーマン「ありがとうございます」
ドロシー「ビッグオーも喜ぶと思う」
ドミニク(ビッグオーだと…? では、この二人…噂に聞くネゴシエイターの関係者か…)
アクセル「すみません、アクセル君。ワシは少し出かける事になりました」
ドミニク「それは構いませんが…」
アクセル「老人の一人暮らしで不精していますが、自分の家だと思って、くつろいてください」
ドミニク「わかりました。では、留守番をさせていただきます」(この家に一人か…。これは願っても無いチャンスだ…)

  ~サーストン家 室内~
ドミニク「…駄目だ…。これだけ家捜ししても目ぼしいものは何も見つからない」「あの爺さん…自分の息子のアドロックや孫のレントンの事を完全に忘れようとしているのか…」
???「そうかしら?」
ドミニク「うわぁぁぁっ!」
エンジェル「あら? 泥棒さんにしては随分と臆病なのね」
ドモニク「だ、誰だ、あなたは!? どうやって、ここに入った!? 何が目的だ!?」
万丈「レディに対して質問攻めとはいささかマナーがなっていないね」
ドミニク「ザ・ストーム…! 破嵐万丈!」
万丈「僕の名前をご存知のようだね、ドミニク・ソレル特務大尉。ならば、互いに自己紹介は要らないか」
エンジェル「では、大尉殿。あなたのご質問にお答えします」「私の名前はエンジェル。正面から呼び鈴を鳴らしたのに返事がなかったので、お邪魔させていただきました」「こちらにお住いのアクセル・サーストン氏にお会いするために参りました」
万丈「僕はベルフォレストで彼女と出会ったんだが…」「おそらく僕と彼女…そして、君は同じ目的でここに来たのだろう」
ドミニク「破嵐万丈…。軍の諜報部でも、その足取りを追えない謎の人物…」「その行動目的は不明。ただし、反地球連邦政府活動家としてSクラスのターゲットに指定されている」
万丈「別に新地球連邦の全てを否定する気はないさ。その一部の腐敗ぶりには鼻をつまみたくなるけどね」「誤解されたままなのもシャクだ…。お会いした記念に僕の目的についてお教えしよう」
ドミニク「何っ…!?」
万丈「僕の目的…それは世のため人のため悪の野望を打ち砕く事だよ」
ドミニク(天然なのか…? だが…)
万丈「理解していただけたかな?」
ドミニク(本気のようだ…!)
万丈「では、今度はこちらが質問する番だ」「アゲハ構想について君の知る限りの事を聞かせてもらいたい」
ドミニク「!」
万丈「アドロック・サーストンが遺したと言われるあれに基づいて軍はコーラリアンなる存在を追っていると聞く」「そして、コーラリアンはこの世界の存在をも揺るがすそうだね」「もっとも、その実態については僕でも掴めなかったが」
ドミニク「な、何の話だ!? 私にはさっぱりわからないぞ!」
万丈「安心してくれ、ドミニク大尉。僕は手荒な真似をするつもりはない」「だから、君の心に訴えたい」「コーラリアンに関する情報を秘匿する事は、この世界のためにはならないのではないかな?」
ドミニク「………」
万丈「これは僕の勘だが、一部の人間の判断で決めるには事態は大き過ぎるように思える」「ならば、速やかに情報を公開し、人類の叡智を結集して、事態に当たるべきでは…」
ドミニク「黙れ…! お前ごときに言われなくても状況が見えている人間はいる!」
万丈「デューイ・ノヴァク大佐か」
ドミニク「そこまでわかっているのなら余計な口出しはするな…!」「デューイ大佐は人類と世界を救うために行動しておられる!」
???「愚かな…!」
エンジェル「あなたは…!」
シュバルツ「真実を知りながら、それを己のものだけとする事は大いなる罪だ」
ドミニク「な、何だ、この男は!? ミイラ男か!」
万丈「マイクル・ゼーバッハ…。いや…シュバルツバルトと言うべきか」
シュバルツ「私の事を知っているようだな」
万丈「お会いしたいとは露ほども思っていなかったけどね」
シュバルツ「どうやら、君も私の知る彼と同じように思い上がった人間らしい」
万丈「過分な誉め言葉をありがとう」
シュバルツ「傲岸不遜な男よ…。真実から目を背ける事は大いなる罪だ」「だから、私は真実を…闇の恐怖を伝える。それが私の使命なのだ!」
万丈「!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
〔シュバルツ、サーストン家へ接近〕
〔シュバルツ、着地〕

エンジェル「メガデウス!」
シュバルツ「よく来た、ビッグデュオ! さあ、この者達に大いなる力の一端を見せてやろう!」
ドミニク「あ…ああ…」
エンジェル「腰を抜かしている場合じゃないわ。逃げるわよ」
ドミニク「し、しかし、屋外に出るのは危険では…」
エンジェル「思い出が詰まっているこの家をシュバルツに破壊させるつもり?」
ドミニク「え…」
エンジェル「それに大丈夫よ。太陽が昇る」
ドミニク「太陽…」
万丈「ダイターン・カムヒア!」
〔味方ユニット出現〕
〔万丈、シュバルツへ接近〕

シュバルツ「ぬうっ!」
万丈「チェンジ・ダイターン3!!」
〔万丈、変形〕
〔万丈&シュバルツ、前進〕

万丈「世のため、人のため悪の野望を打ち砕くダイターン3!
[イベントデモ「ダイターン3登場」]
シュバルツ「日輪…太陽…! 即ち光か!」
万丈「シュバルツバルト。あなたの奇行もここまでにしてもらおう」
シュバルツ「奇行だと?」
万丈「妄言で人々の不安を煽り、世界の破滅を謳うあなたに陽の当たる場所は不似合いだ」「大人しく似合いの場所…闇へと帰るがいい!」
シュバルツ「闇…人が原初より恐れる存在。全てを飲み込む始原…」「人はその恐れから目を背け、自らの歴史の記憶すらも、その存在が無かった事のように振舞っている」「だが、そこに真実がある! いや…闇そのものこそが真実! 世界の答えだ!」
万丈「あなたと議論する気はない。だが、新聞記者の成れの果てよ…誤報は正してもらう」「この世界がたとえ混沌の中にいてもその先に待つのはあなたの語るような闇ではない…!」「この僕がいる限り、それは真実ではない!」
シュバルツ「よかろう、日輪のの子よ! 君が光で闇を照らせると思うのならやってみせるがいい!」「私は君を討つ事によってその思い上がりを正してやろう! このビッグデュオでな!」
万丈「望むところだ…! この破嵐万丈とダイターン3が全てを白日の下にさらしてみせよう!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
万丈「これは…!?」
エンジェル「メガデウスのアーキタイプ…!」
ドミニク「各地で発掘されているブラックヒストリーの遺産か!」
シュバルツ「どうやらビッグデュオに惹かれ、眠っていた亡霊達が目覚めたか」
〔シュバルツ、後退〕
シュバルツ「どうした、日輪の子よ? この世界の至る所に真実を示す欠片は埋まっている」
万丈「黒歴史か…」
シュバルツ「これが世界の真実だ。その闇に向き合うがいい!」
万丈「断る…!」
シュバルツ「何っ…!?」
万丈「言ったはずだ。僕は闇を掃ってみせると!」「このガラクタがあなたの言う真実の一端ならば、僕はそれを打ち破るだけだ!」
シュバルツ「残念だよ。君も真実から目を背ける愚か者だったか」「ならば、ここで消えてもらう。世界の行き先を知らぬまま、闇に飲まれるがいい!」
ロジャー「妄言はそこまでにしてもらおう!」
〔味方ユニット出現〕
万丈「ミスター・ネゴシエイターか。待っていたよ」
ロジャー「久しぶりだな、ザ・ストーム。日本以来か」「シュバルツバルトの相手をさせてすまなかった」
万丈「気にしないでくれ。僕も彼については辟易していたところだったからね」
シュバルツ「来たな、ロジャー・スミス。やはり、君も真実に惹かれたか」
ロジャー「私は気ままな旅の途中だ。ビッグオーのマシントラブルでこの街に立ち寄ったに過ぎない」
シュバルツ「それがザ・ビッグの導きだとしたら?」
ロジャー「何…?」
シュバルツ「ここは世界の理を破壊する存在の一片があった地だからな」
ドミニク(あの包帯の男…コーラリアンの事を知っているのか…!)
万丈「なぜ、あなたはドミニク大尉や僕達を始末しようとした?」
シュバルツ「大いなる力を畏怖せぬ者…あれを制御しうるなどと考える事は真実に背を向けるに等しい」「だから、私は力を見せるのだ! 恐れる事を忘れさせないために!」
ロジャー「君の妄言と奇行には飽き飽きだ。ここで会ったのが何かの縁ならば、それを活用させてもらう」「シュバルツバルトよ! 君の住処である闇へと帰るがいい!」
シュバルツ「出来るかな? 君のザ・ビッグで」
ノーマン「ロジャー様…あの男はビッグオーのトラブルに気づいているようです」
ロジャー「全ての武装が使用不可能とはな。さすがに参ったと言わざるを得ない」
アクセル「心配は要らん、ロジャー君。君のマシンはワシがこのまま修理をする」
ロジャー「しかし、サーストンさん…」
アクセル「ワシの家の周りで暴れまわるような奴を放ってはおけはせん!」「ワシは孫の帰ってくる家を守らねばならんのだ!」
ロジャー「…わかりました。あなたの腕を信じましょう」
万丈「当面は奴の相手は僕が引き受ける。その間に修理を済ませるんだ」
ロジャー「もったいぶって登場したのにこの体たらくとはな…」「すまない、破嵐万丈。少しの間、頼らせてもらう」
シュバルツ「真実から目を背ける者達よ! 己の無力さをかみしめるがいい!」

<シュバルツと戦闘(戦闘後)>
シュバルツ「無様だな、ロジャー・スミス! どうやら、お前はザ・ビッグに愛想を尽かされたようだ!」
ロジャー「ビッグオーは私のパートナーだ。だが、お前のようにいたずらに神格化するつもりはない…!」
アクセル「その通りだ、ロジャー君! メカは魔法の道具ではない!」「だが、そこに宿った魂は手を掛け、慈しんだ者を裏切る事は決して無い!」
ロジャー「サーストンさん…」
アクセル「あと少しだ…! 後少しで君のメカは力を取り戻す!」「君がビッグオーを守れば、必ずビッグオーは応えてくれる!」
ロジャー「当然です。ビッグオーが私の信頼を裏切った事はありませんから」
エンジェル(その言葉…。やはり、あなたはザ・ビッグのドミュナスだわ)
〔通信音〕
エンジェル「通信…? こんな所で…」
ヴェラ「久しぶりだな、340号」
エンジェル「ヴェラ・ロンシュタット…!」
ヴェラ「最近報告が滞り気味だったので心配していたが、元気そうだな」
エンジェル「………」
ヴェラ「そちらに我々の戦力を送り込んだ。ザ・ビッグの力を試す意味でもな」
エンジェル「ユニオンが直接行動を開始すると…!」
ヴェラ「お前に我々の戦略について質問する権利はない」「こちらの命令通りに動けばいいのだ。組織の裏切りは死を意味する事を忘れるなよ、340号」
〔敵ユニット出現〕
ロジャー「新手か!」
シュバルツ「あの街で王を気取る愚か者の協力者か…!」
ロジャー「王を気取る者…アレックス・ローズウォーターか…!」
万丈「気をつけろ、ロジャー! あの怪ロボットはビッグオーを狙っている!」
ロジャー「いかん…! 回避を!」
〔ロジャー、後退〕
〔ロジャーの周囲に爆発〕

ロジャー「くっ…!」
エンジェル「ロジャー!」
〔ボナパルト、サーストン家へ接近〕
ロジャー「これは…まずいか!」
ノーマン「ご安心を、ロジャー様」
ギャリソン「私達にお任せください」
〔ギャリソンのいる地点からボナパルト攻撃〕
〔ボナパルトに爆発〕

ドミニク「老人がバズーカ砲を!」
ノーマン「さすがですな、ギャリソン殿。いい角度で入ってます」
ギャリソン「いえいえ…ノーマン殿こそ駆動部に直撃とは、お見事ですな」
ドロシー「ロジャーとビッグオーはやらせない」
〔ドロシーのいる地点からボナパルトへ攻撃〕
〔ボナパルトに爆発〕

ドミニク「さらに女の子がミサイルランチャー!?」
万丈「ナイスだ、ギャリソン!」
ロジャー「すまない、ノーマン。それにドロシーも」
ドロシー「気にしないで。それに、まだあいつは動くわ」
アクセル「よし! 修理完了だ! ロジャー君! 最大パワーで叩き込め!」
ロジャー「ありがとうございます、ミスター・サーストン!」「ご老人が頑張っているのだ…! 私も負けてはいられないな!」
〔ロジャー、活性化〕
ロジャー「ビッグオー、アクション!!」
〔機体の起動音〕
〔ロジャー、浮上〕
〔ロジャー、爆発しながら前進〕
〔ロジャー、着地〕

ロジャー「何というピーキーな仕上がり!!」
ドミニク「これがサーストン流かっ!!」
アクセル「存分にやってくれ、ロジャー君! ビッグオーはそれに応えてくれる!」
ロジャー「了解です、サーストンさん。あなたの腕に感謝と尊敬の念を送ります」
万丈「では、行こうか、ミスター・ネゴシエイター」
ロジャー「シュバルツ…そして、アレックスの協力者とやら!」「私は私の選んだ道を進む! その邪魔をするのなら相応の報いを覚悟してもらおう!」

<万丈vsシュバルツ>
シュバルツ「日輪の子よ! 何をも恐れぬ不遜さこそが君の最も唾棄すべき点だ!」
万丈「これは僕のポリシーなんでね。そうは言われても、止めるわけにはいかないな」
シュバルツ「では、私は君に教えよう! この世界の真実…永劫の闇の恐ろしさを!」
万丈「謎かけはもう飽き飽きだ。あなたも新聞記者ならば伝えたい事を簡潔明瞭にまとめるがいい!」

<ロジャーvsシュバルツ>
シュバルツ「ロジャー・スミス…! 君は真実を求めると言いながら、その闇から逃げているに過ぎない!」
ロジャー「私の求める真実は私自身がその意味を決める。余計な口出しは無用だ」
シュバルツ「それが逃げだと言っているのだ! そのような人間にザ・ビッグの力は手に余る!」
ロジャー「口出しは無用と言ったぞ、シュバルツ!」「私とビッグオーの過去に何があったかは知らないが、私は今を生きている!」「それを脅かす者が来るのなら私は力を使う事を拒むつもりはない! ましてや言葉の通じん輩ならばな!」

<シュバルツ撃破>
〔シュバルツに爆発〕
ロジャー「終わりだ、シュバルツバルト!」
シュバルツ「終わりではない…いや、終われないのだよ!」
万丈「ならば、話してもらおう。あなたの言う真実の意味するものを」
シュバルツ「私は真実を知らせるためにこのビッグデュオと共にある。だが、その全貌を明かすつもりはない」
万丈「何っ!?」
ロジャー「どこまでも勝手を言ってくれる…!」
シュバルツ「なぜならば、私の成すべき事は人々に恐れを与える事だからだ」
ロジャー「シュバルツバルト…」
シュバルツ「恐れ…それは我々という惰弱な生き物にとって必要なものなのだ!」「人が恐れる事を止めた時、人という種は袋小路に入り込み…」「ただ滅びるのを感傷もなく待つだけの哀れな存在となり果てる」「そして、人は知る。若き日のゴードン・ローズウォーターが著した小説に描かれた人類終末の日々…」「そして、全てをやり直すために執行者が目覚める…」
ロジャー「執行者…?」
シュバルツ「恐れよ…! そして、それに向き合え! それこそが人を人たらしめるに必要なものなのだ!」
〔味方ユニット離脱〕
万丈「結局、彼の言う真実はわからず仕舞いか…」
ロジャー「だが、これだけははっきりしている」「奴の語る真実などというものを私は受け入れる気はない事だけはな」

<敵全滅・勝利条件達成>
ヴェラ「なるほどな…。あれがザ・ビッグの力か」
エンジェル「………」
ヴェラ「340号、お前はすぐにキッズ・ムントの所へ戻れ。計画の進行を早める」
エンジェル「…了解しました」
ヴェラ「忘れるな、340号。ユニオンに生まれた者はユニオンに従うのが宿命だ」「それを忘れた者に待つのは死だけだ」
エンジェル「………」
ロジャー「ありがとうございました、サーストンさん。あなたのおかげで助かりました」
アクセル「たまたまワシの手持ちのパーツが使えたに過ぎませんよ」「それにワシの方こそ礼を言わねばなりません」「ワシと孫の家を守ってくださったのですからな」
ロジャー「思い出…。あの家にはそれが詰まっているのですね」
アクセル「歳を取れば、それも財産になりましょう。まだ若い君にはわからんかも知れませんがな…」
ロジャー「………」
アクセル「これから幾らでも思い出を作り、積み重ねる事が出来る…」「若さというものは未来そのものなんですよ」
ロジャー「その言葉…ありがたくいただきます」
アクセル「…とは言っても、身体が動き続ける以上、ワシもまだまだだと思ってますがな」
ノーマン「ごもっとも」
ギャリソン「おっしゃる通りです」
万丈「…今回は彼らのキャリアに脱帽だよ」
ドミニク(デューイ大佐、アネモネ…。この街の滞在…長くなりそうです)(あのレントンを育てた男…アクセル・サーストン。思った以上に大きな人物です)
アクセル(なあ、レントン…。お前にも、こんな話をする日が来るんだろうかのう…)(ワシは気長に待っているぞ。若いお前には何も無いと映るだろうこのベルフォレストでな…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

南アメリア大陸 軌道エレベーター

  ~アークエンジェル 食堂~
レントン「…じっちゃん…」
ギャリソン「レントン様…サーストンさまはあの街であなたを待っておられます」
ノーマン「ただし、こうも言っておられました。いつまでも待っていると」
レントン「ありがとうございます。俺…とことんまでやってから、あの街へ帰るつもりです」「もちろん、その時はエウレカと一緒に…」
キラ「ロジャーさんはこの多元世界の色々な場所を旅されていたんですね」
ロジャー「何かと求めての旅だった…。つまり、君と同じだよ、キラ・ヤマト君」「そこでの様々な出会いが今、私の在り方を決めたと言ってもいい」
キラ「わかります…。僕も同じですから」
ロラン「もっと話をしてください、ロジャーさん。この世界の事…そこに住む人達の事を僕は知りたいです」
アムロ「そうだな。俺達は戦ってばかりでこの世界の事を考える暇もなかったからな」
ロジャー「心得た。適度な時間潰しにもなるし、いい機会でもあるだろう」
勝平「待ってました! 時空修復の景気づけに一丁派手な奴を頼むぜ!」
ロジャー「そうだな…。では、この世界の真ん中で出会ったある男達の話をしよう」
【シナリオエンドデモ終了】

【概要】

 UNステーションで戦いの日々を振り返る一行。
 ベルフォレストでシュバルツバルトと戦ったロジャーと万丈。その勝
利を支えたのは三人の老人の活躍であった。


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