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No.2
テラルの決意

【シナリオデモ開始】
  ~エルダー軍 戦艦~
テラル「今回の任務は長い旅だった…。つらくはなかったか、リラ?」
リラ「テラル様と一緒ならば、どのような事にもリラは耐えられます」
テラル「ありがとう、リラ。私にとっても君の存在が何よりの救いだ」「だが、我らの星エルダーへ戻っても、すぐに私は次の任務に就かなければならない」
リラ「辺境で地球人と戦ってきたというのにまたすぐにだなんて…」
テラル「………」「リラ…君にだけは私の次の任務について話しておこう」
リラ「テラル様…」
テラル「我々エルダーの仇敵である地球側の切り札、トリニティエネルギー…」「それはいかなるバリアをも無効とし、星までも一瞬にして爆発させる超エネルギーだ」
リラ「あの悪魔の力についてはリラも存じております」
テラル「私の次の任務…それはそのトリニティエネルギーの出現を未然に防ぐ事だ」
リラ「未然に…? でも、どうやって…?」
テラル「実はエルダー製でも同じエネルギーを研究開発していたのだ」
リラ「まあ…」
テラル「しかし残念ながら、エネルギーの開発は出来なかった。だが、研究の途中に成功した装置がある」
リラ「それは何ですか?」
テラル「タイムマシーンだ」
リラ「タイムマシーン…」
エルダー兵「…失礼します。テラル様…お話中に申し訳ございません。前方に地球の戦艦の残骸を発見しました」「どうやら戦闘で破損した後に漂流していた模様です」
テラル「既に戦う力が無い以上、敵とは言えんな。生存者がいないか調査をする」
エルダー兵「は…!」
〔エルダー軍の警報〕
テラル「何が起きた!?」
エルダー兵「テ、テラル様! 残骸と思われた敵艦が本艦に攻撃を仕掛けてきました!」「あれは地球軍の罠です!」
テラル「卑劣な真似を! こちらが救助に近づくのを狙っていたか!」
エルダー兵「直撃来ます! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔画面、振動〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

テラル「く…うう…」
リラ「テ…テラル様…。あ…私をかばって怪我を…」
テラル「リラ…楽し…かった…。おまえと…会えて…よかっ…た…」
リラ「テラル、死なないで! 死んじゃ嫌!!」
テラル「…リラ…愛して…る…」
リラ「テラルーッ!!」

月面 スカルムーン基地

  ~テラル私室~
テラル(…あの日、テラルは死んだ…)(そして、私は自らの意思でテラルの身体に自らの心を移した)(体はあなた…心は私…。リラの意識、記憶、性格は全てテラルの身体の中に…)(もう私はリラではない…。私はテラル…テラルなのだ…)(そして、私の目的は一つ。あの人の代わりにエルダーを救う事)(そのために私は時を越えて、この地球へと来たのだ…)

  ~スカルムーン基地 司令室~
ガイゾック兵「お、お許しください、ブッチャー様! 私は任務遂行に全力を尽くしました!」
ブッチャー「でも、失敗しちゃった事には変わりないのだよな~」
ギッザー「では、ブッチャー様…判決を」
ブッチャー「ワシはこう見えても部下の自主性を尊重するのでな…。お前に刑を選ばせてやろう」
ガイゾック兵「ほ、本当ですか!?」
ブッチャー「では、三択だ」「1.絞首刑。2.銃殺。3.くすぐり地獄」
ガイゾック兵「そ、そんな!」
ブッチャー「はい、時間切れ。では、落とし穴に決定!」
〔落とし穴の開く音〕
ガイゾック兵「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!」
〔落下音〕
ブッチャー「愉快痛快! 司令室に落とし穴を作っておいて本当によかった!」
バレター「では、ブッチャー様…次の任務失敗者を連行します」
ギッザー「こやつは人間狩りに失敗して、せっかくの獲物を全部逃がしたのです」
ブッチャー「驚いた! そのような無能がガイゾックにいるとは!」「これは連帯責任でそやつと行動を共にしていた兵達も処罰しなくてはならんのう…」「ええい、面倒だ! ついでに部隊全員を処刑してしまえ!」
ギッザー「全部で8人になります」
ブッチャー「じゃあ、適当にもう2人足して、区切りよく10人を処刑だ」
テラル「いい加減にしろ、キラー・ザ・ブッチャー!」
ブッチャー「何と…! 任務に失敗した無能とはテラル殿だったのか!?」
テラル「貴様…! この期に及んで、まだふざけるか!」
ブッチャー「冗談じゃよ、冗談。怒ると綺麗な顔が台無しじゃぞい」「で、何の用? ワシの趣味を邪魔するだけの用事であろうな?」
ベガ大王(こ、こやつ…やはり、遊び半分で部下を処刑しておったか…!)
テラル「私が議題として提案した地球攻略の共同作戦についての返答はどうなっている?」
ブッチャー「ガイゾックはパス。もう少しゲームを楽しみたいからな」
テラル「未だに戦いを遊びのつもりでやっているのか…!」
ブッチャー「あ~あ…シラケちゃった。今日はもう寝る事にしよう」
テラル「待て、ブッチャー! 話はまだ終わってはいないぞ」
ブッチャー「ガイゾックにはガイゾックのやり方がある。口出しは無用」「あんまりうるさく小言を言うのなら、ワシも悪い事を考えちゃうぞ」
テラル「エルダーと戦うつもりか?」
ブッチャー「フホホホ…どうしようかなっと…。じゃあ、おやすみ~」
テレル(くっ…! いったい何なのだ、あの男は…!)
ベガ大王「まったく…ガイゾックは本気で地球を攻める気はあるのか…?」
テラル「ベガ大王…このスカルムーン基地の主であるあなたがそのようでは、ブッチャーも付け上がるだけだぞ」「ガイゾックのやり方に異を唱えるなら、なぜ私に同調し、ブッチャーを糾弾しなかった?」
ベガ大王「そ、それは…」
ガットラー「無理も無かろう。ガイゾックの無軌道ぶりは連合を組んだ我々でも制御出来ん」
テラル「ガットラー総統…」
ガットラー「テラル殿も聞いたであろう。奴は気に入らなければ、本気で我々にも牙をむくぞ」
テラル「では、聞こう。ガットラー総統は地球攻略の地帯をどう考えておられる?」「闘いが長引けば長引くほど、冷凍睡眠で眠るS-1星の民達も危険にさらされよう」
ガットラー「ワシは機を待っている」「下手にアルデバロンを動かして消耗させれば、エルダーやガイゾックに隙を与えるだけだからな」
テラル「我々が裏切るとでも思っているのか?」
ガットラー「可能性を言っているだけだ。この連合は互いの利益のためだけに成り立っているのだからな」
テラル「その言葉…我らへの不信と取らせてもらうぞ」
ベガ大王「二人ともやめい! ここで我々が争ってどうなる!?」
テラル「くっ…!」
ガットラー「どこに行くつもりだ、テラル殿?」
テラル「他の勢力を当てにした私が愚かだった」「私は祖国エルダーのためにどのような犠牲を払ってでも地球を手に入れねばならんのだ!」
ガットラー「エルダー単独で動く気か?」
テラル「策はある…。私自ら出撃し、あのZEUTHとゴッドシグマを打ち破ってみせよう」(亡きテラルのためにも私は勝たねばならんのだ…。そのためなら、あらゆる手を使う…!)

ガリア大陸西部

  ~ミネルバ ブリーフィングルーム~
キラケン「何か退屈だのぉ…」
ミナコ「何よ、キラケン。休みボケ?」
闘志也「温泉でリラックスし過ぎてなまっちまったみたいだな」
勝平「暇つぶしがしたいんなら、UNを観ればいいじゃんかよ」
キラケン「番組リストを見てみたが、特に面白そうなプログラムはやってなかったしのぉ…」
ジュリィ「やれやれ…。UNを娯楽用のテレビと同列にしか考えてないようだな」「パプリックサイトのニュースプログラムは世界の状況をリアルタイムで伝えてくれる重要な情報ソースだ」「そして、事実はフィクションより奇なり、だ。特にこのカオスの極みの多元世界ではな」
キラケン「…そうだな。何も無いよりマシじゃろう。適当なプログラムでも観るか」
ジュリィ「豚に真珠…。キラケン君にUNだな…」
〔UNの起動音〕
ニュースキャスター「…では、次のニュースです。土木作業用の巨大ロボットの設計図が売り出され、各地で話題を集めています」
恵子「そんな商売もあるのね」
宇宙太「でも、所詮は作業用だろ? ZEUTHのロボットと比べたら大した事ないだろうぜ」
ニュースキャスター「では、設計図の販売者であるマルチーノ氏のインタビューをお聞きください」
マルチーノ「どう。私が脅威の三体合体ロボを販売しているマルチーノです」
ミナコ「パパ!?」
闘志也「ミナコの親父さんかよ!」
勝平「ちょっと待った! マルチーノのおっちゃんの売ってる合体ロボって事は!」
ジュリィ「あの男…! ゴッドシグマの設計図を売っているのか!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「テラルの決意」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
源五郎「…それでマルチーノ氏は何と言っているのです?」
風見「サンドマンに権利を売ったのはトリニティエネルギーの特許とゴッドシグマの完成体だけであり…」「ゴッドシグマの設計自体は自分の所有物だと主張している」
理恵「そんな話が通るんですか?」
兵左衛門「あの男はあれでやり手の実業家だ。おそらくそれを見越して契約を了承したのだろう」
一太郎「では、その設計図を買った人はゴッドシグマを製作出来るんですか?」
風見「その心配は要らん。トリニティエネルギーが無ければ、ゴッドシグマは完成しない」「販売されている設計図ではトリニティエネルギーに関する記述は消去されているからな…」「駆動システムや合体機構の参考程度にしかならんだろう」
源五郎「通常のエンジンでは作業用ロボットとしてしか使えないという事か」
理恵「それでも博士とジュリィの設計ですもの。十分に商品になりますわ」
〔キング・ビアルの警報〕
花江「レーダーに反応です!」
梅江「大変だよ、みんな! 上空から宇宙人が来るよ!」
〔敵ユニット出現〕
兵左衛門「各機を発進させろ! 異星人部隊を迎え撃つぞ!」
〈出撃準備〉
闘志也「来やがったな、エルダーめ!」
クワトロ「各機、気をつけろ。明らかに敵は我々を標的として仕掛けてきている」
鉄也「勝てる自信があるってわけか」
勝平「上等じゃん! 返り討ちにしてやろうぜ!」
リーツ「テラル様、各部隊の攻撃準備は既に完了しています」
テラル「ガットラー総統は私の覚悟を買い、部隊を預けてくれた。それに報いねばならん」「攻撃開始だ! この一戦で我々は何としてもゴッドシグマを討つぞ!」
<戦闘開始>

<敵9機以下・敵増援1出現>

ジュリィ「闘志也! 長引けば、こちらが不利になる!」
闘志也「おう! 敵の母艦を叩いて、勝負をつけるぞ!」
〔闘志也、テラルへ接近〕
ジーラ「テラル様! ゴッドシグマが来ます!」
テラル「チャンスだ! ジェロギラス・スナイパータイプを出撃させろ!」
〔敵ユニット出現〕
ジュリィ「気をつけろ! コスモザウルスが来る!」
闘志也「構うもんか! このまま突っ込むぞ!!」
〔ジェロギラス、闘志也へ攻撃〕
〔闘志也に爆発〕

セツコ「闘志也さん!」
鉄也「あの程度でゴッドシグマは止まらん! 行け、闘志也!!」
〔システムダウンの音〕
〔闘志也にスパーク〕
〔闘志也に爆発〕

斗牙「何をしている!? 足を止めたらやられるぞ!」
闘志也「何だ!? 何が起きたんだ!? ゴッドシグマが動かねえ!!」
ジュリィ「馬鹿な! この程度のダメージで行動不能になるはずがない!」
風見「理恵君、分析を頼む! 被弾個所は腰部…おそらく回路ナンバー1358周辺と思われる!」
理恵「は、はい!」
テラル「今だ! 砲撃をゴッドシグマに集中させろ!」
〔闘志也の周囲に爆発〕
闘志也「くうっ!!」
テラル「周辺の部隊は他の敵を牽制しろ! 本艦でゴッドシグマを落とすぞ!」
ミナコ「闘志也、逃げてーっ!!」
闘志也「だ、駄目だ…! 分離する事も出来ねえ!!」
理恵「博士、分析結果が出ました! 回路ナンバー1359に不具合が発見されました!」「モニターに状況を表示します!」
〔モニターの開く音〕
風見「何という事だ…! これは私の設計ミスだ!」
源五郎「どういう事です、博士!?」
風見「ゴッドシグマの腰部にある特定のタイミングと角度で衝撃を与えると…」「回路1359がショートし、ゴッドシグマの全能力が98%ダウンしてしまうのだ…!」
兵左衛門「エルダー軍は明らかにそこを狙って撃ってきた…!」「奴らはゴッドシグマの弱点を知っていたというのか…!」
ミナコ「!」
梅江「どうしたんだい、ミナコちゃん?」
ミナコ「パパだ…」「エルダーはパパの売った設計図を手に入れて、その事を知ったんだ!」
理恵「博士! 回路1359周辺のサーキットにバイパスを設定すれば、ゴッドシグマの機能は回復します!」
風見「しかし、それをやるためには機体のサブコンピュータに外部から設定を入力するしかない…!」
ミナコ「あ、あたしが行くわ!」
風見「ミナコ君…!」
ミナコ「パパのやった事で闘志也がピンチになったんだもの…! あたしが行くわ!」
理恵「バイパスの設定はあなたには無理よ、ミナコさん」
ミナコ「でも…」
理恵「大丈夫よ。私も行くから」
ミナコ「理恵…」
〔闘志也に爆発〕
〔闘志也の周辺に爆発〕

闘志也「だ、駄目だ…! このままじゃやられるのを待つだけだ!」
〔味方ユニット出現〕
甲児「買い物用のTFOじゃねえか! 誰が乗っている!?」
理恵「闘志也!」
ミナコ「今、行くからね!!」
〔理恵、闘志也へ隣接〕
闘志也「理恵、ミナコ!」
ジュリィ「二人共、引き返せ! 危険だ!!」
ミナコ「ゴチャゴチャうるさい! 言われなくても、そんな事はわかってるわよ!」
理恵「闘志也…! 私があなたを助ける!」
闘志也「理恵…」
理恵「あなたを死なせはしない!」
テラル(あの娘…自分の命を懸けて壇闘志也を…!)
〔プログラムのロード音〕
〔闘志也、活性化〕

キラケン「ゴッドシグマのパワーが回復していくぞ!」
リエ「バイパスの設定は完了しました! これで大丈夫です!」
闘志也「すまねえ、理恵! ミナコ!」
ミナコ「頑張れ、闘志也! エルダーをやっつけろ!!」
〔理恵、後退〕
闘志也「よくもやってくれたな! これまでの借りを返すぜ!!」
リーツ「ええい、忌々しい地球人め! 我らの邪魔をした小物から先に片付けてくれる!」
理恵「!」
闘志也「理恵!!」
〔闘志也、理恵へ隣接〕
〔リーツ、闘志也へ攻撃〕
〔闘志也に爆発〕

理恵「闘志也!」
闘志也「命懸けでゴッドシグマを救ってくれたお前を死なせてなるかよ」
テラル(同じだ…。あの時、自らを犠牲にして私を救ったテラルと同じだ…)(壇闘志也とあの娘…。彼らは私やテラルと同じ心を持っている…)
闘志也「下がっていろ、理恵! 後は俺達がやる!」
理恵「はい!」
ミナコ(う…何だか二人だけの世界…!)
〔理恵、兵左衛門へ移動〕
テラル「………」
リーツ「テラル様、ご指示を!」
テラル「………」
ジーラ「テラル様…!」
テラル「ぜ、全軍攻撃だ! 策は破られたが、まだ我々は負けたわけではない!」
闘志也「行くぜ、エルダー! 借りは倍にして返してやる!!」

<闘志也vsリーツ>
テラル(テラル…私が認めた男、壇闘志也には恋人がいた)(だが、私は戦わねばならない。あの娘が私と同じ涙を流そうと私はゴッドシグマを倒さねばならないのだ!)

<リーツ撃破・勝利条件達成>
テラル「くっ…! ここまでか! 全軍後退だ!!」
〔敵ユニット離脱〕
闘志也「ふう…一時は本気で死ぬのを覚悟したぜ」
さやか「理恵とミナコのおかげで助かったわね」
ミヅキ「恋する女の底力って奴ね」
ルナマリア「闘志也さんはどっちを選ぶのか、ちょっと楽しみ」
恵子「おしとやかな理恵さん、活発なミナコさん…。どっちも素敵だものね」
琉菜「そんな二人にモテモテなんて闘志也さん、やるぅ~!」
キラケン「待った! ゴッドシグマにはワシとジュリィも乗っとるんだぞ!」
ジュリィ「野暮は言いなさんなよ。闘志也は闘志也で大変なんだ」
闘志也「何か言ったか、ジュリィ?」
ジュリィ「フフ…もてる男はつらいねえ」(ま…ミナコお嬢さんには酷だが、今日の様子じゃ答えは出てるようだな)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~キング・ビアル 格納庫~
風見「すまなかった、ジュリィ。私の設計ミスにより、君達を危険な目に遭わせてしまった」
ジュリィ「やめてくださいよ、博士。失敗無くして科学の発展は無いといつもおっしゃってるじゃないですか」
風見「そうだったな」
ジュリィ「マルチーノ氏のやった事は正直言って気に入りませんが、災い転じて福と成すって奴です」「これを機会にゴッドシグマの設計をもう一度見直しましょう」
風見「その事なのだが、各部の改良と並行して、例のパワーアップ計画を実行しようと思う」
ジュリィ「では…」
風見「そうだ。シグマブレストの実装に取り掛かるぞ」
ジュリィ「了解です、博士。忙しくなりそうですね」
風見「その全てが科学の発展…ひいては人類の発展へとつながる」「我々の科学が人類の未来を創る事を忘れてはならんぞ」
ジュリィ「はい!」

月面 スカルムーン基地

  ~スカルムーン基地 司令室~
ガットラー「戻られたか、テラル殿」
テラル「すまない、ガットラー総統。せっかく部隊を貸していただいたのにこの様だ」「地球人の…特にあのZEUTHの戦力の増強は、私の予想を遥かに上回っていた」
ガットラー「敗因はそれ以外の所にあったのではないか?」
テラル「何…?」
ガットラー「エルダー軍の戦いぶりはモニターで見させてもらった。ゴッドシグマを追い詰めた所もな」
テラル「………」
ガットラー「なぜ、あの時、ゴッドシグマにとどめを刺さなかった?」「パワーが回復したとはいえ、そのチャンスはあったはずだぞ」
テラル「………」
ガトラー「まさかとは思うが、下らぬ茶番に心を揺り動かされたなどと言わんだろうな?」
テラル「………」
ガットラー「女だな」
テラル「何っ!?」
ガットラー「つまらん感傷で勝ちを捨てるとは、女の戦いだな」
テラル「…口が過ぎるぞ、総統!」
ガットラー「フン…まあいい。だが、今日の件は貸しにしておく。それを忘れるなよ、テラル殿」
テラル「借りは必ず返す…。だが、その時には先程の言葉を謝罪してもらうぞ」
ガットラー「いいだろう。その日が来るのを待っているぞ」
〔歩き去る足音〕
テラル(私の中のリラが勝利のチャンスを逃した…)(地球人も互いを想う心を持つ…。あの壇闘志也は我々エルダー人と同じく人間なのだ…)(………)(だが、私はテラル…。エルダー軍司令官だ)(私は勝たねばならない。愛するテラルのため、祖国エルダーのために…)
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

どこでも変わらぬ品揃え。必要な品を確実供給。

【概要】
 亡き恋人への想いから地球攻略とゴッドシグマ打倒に燃えるテラル。
しかし、窮地に陥った闘志也を救う理恵の決死の行動にテラルは過去の
自分達の姿を重ね、敗退するのであった。


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