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No.3
暴かれた墓所

【シナリオデモ開始】
ガリア大陸西部

  ~グエン 私室~
グエン「…包帯の男?」
シド「ガリア南部のマウンテン・サイクルで発掘作業をしていた時、いきなりそいつは現れました」「そして驚くワシに向かってこんな事を言いました」「真実を求めるならば、闇に埋もれた歴史を求めよ、と」
グエン「闇に埋もれた歴史…黒歴史か」
シド「山師であるワシ達が発掘するマウンテン・サイクルには…」「大変動の時代…いわゆる黒歴史の遺産が埋まっております」
グエン「包帯の男が何者かは知りませんが、その言葉には賛同します」「私は黒歴史の力を手に入れ、社会を変革していこうと考えていますからね」
シド「はあ…」
グエン「そのためにあなたを調査隊として派遣しているのです」
シド「ですが、世界は広いです。闇雲に探し回るだけでは御曹司の望むようなものは発見出来ませんぞ」
グエン「それについては私も考えています。申し訳ありませんが、当面の間はそのまま調査をお願いします」
シド「わかりました。では、ジョゼフによろしく伝えてください」
〔モニターの開閉音〕
グエン「黒歴史の遺産か…」
〔基地の扉の開閉音〕
ミハエル「御曹司、ホレスさんとジョゼフと連れてきました」
グエン「ご苦労だったね、ミハエル大佐」
ジョゼフ「で、俺とホレスさんに何の用だい、御曹司?」
グエン「先程までシドと話をしていたよ」
ジョゼフ「様子はどうだった? まあ…シドなら心配ないと思うが」
グエン「なかなか大変らしいが、元気そうにしておられたよ。君によろしく伝えてくれと言っていた」「ジョゼフ君…そのシドの助手を務めてきた君に頼みたい事がある」
ジョゼフ「頼み…?」
ホレス「それは私も関係するのですか?」
グエン「そうです、ホレスさん。あなたの力も必要となるでしょう」「ジョゼフ君、ホレスさん…あなた達にこの近辺のマウンテン・サイクルの調査をお願いしたい」

  ~マウンテン・サイクル~
ソシエ「…ここがマウンテン・サイクルね」
メシェー「ふうん…ビシニティのハイム鉱山とは全然感じが違うんだね」
ギャバン「何か迫力があるな…。荘厳と言うか、重厚と言うか…」
ホレス「マウンテン・サイクルは世界各地に存在しますが、その形は様々です」「私もディアナ・カウンターとして幾つか調査しましたが、このようなタイプは初めてです」
セツコ「不思議な雰囲気ですね。遺跡という言葉が似合いそうです」
ホレス「マウンテン・サイクルは大変動の遺物が眠る地だというのが一般の説ですが…」「それらが発掘される場所がこのように一ヶ所に集中しているのは理由があると考えています」
セツコ「それは…?」
ホレス「多くの遺跡は、ただ土の中に眠っているのではなく、特定の意図の下に集められていると思われます」「つまり、マウンテン・サイクルとはそれ自体が大変動の遺物である何らかの施設の跡地だと推測されるのです」
ソシエ「ガリアの西の方なのに雪に覆われてるのも何か関係があるんですか?」
ホレス「それについては何とも言えませんが、不自然な状況にあるのは確かです」
ギャバン「すまないな、セツコ。御曹司の個人的な目的のためにお前を付き合わせちまって」
セツコ「気になさらないでください。私は今、自由時間ですから」
メシェー「セツコの場合、その時間を全部訓練に使っちゃうからね」
ソシエ「だから、あたし達が無理矢理でも誘ったのよ」
セツコ「ありがとう、ソシエさん、メシェーさん。いい気分転換になりそうです」
ソシエ「でも、決して遊びにきたわけじゃないんですよ」
メシェー「そうだね。ホワイトドールみたいな機体が見つかれば、ZEUTHの戦力になるし」
セツコ「でも、ここ…既に掘り起こされた後のようだけど…」
ホレス「ふむ…この様子ではごく最近に発掘が行われたようですね」
ギャバン「だが、任務は任務だ。周辺の調査を開始するぞ」
ロラン「どう、ジョゼフ? 何か見つかりそうかい?」
ジョゼフ「………」
ロラン「ジョゼフ…?」
ジョゼフ「ロラン…ここはただのマウンテン・サイクルじゃないぞ…」
ロラン「どういう事?」
ジョゼフ「ここはロストマウンテン…禁忌の土地と呼ばれる場所かも知れない」
ロラン「禁忌の土地…?」
ジョゼフ「シドから何度も聞かされた…。ロストマウンテンに足を踏み入れた者は生きては帰れない」「事実、シドの知っている山師もロストマウンテンの発掘を行った後に命を落としたそうだ」
ロラン「でも…どうして、ここがそのロストマウンテンだとわかったんだい?」
ジョゼフ「見ろ、これがその印だ」
ロラン「!」
ジョゼフ「この印がある場所には絶対に足を踏み入れるなと言われた…」
ロラン(これは…核のマーク…!)

ギャバン「…すっかり陽もくれちまったな」
ソシエ「一度戻りませんか? ここ寒いですし」
ギャバン「俺の上着を羽織りな、ソシエ嬢ちゃん」
ソシエ「え…でも…」
ギャバン「プロポーズをしてるみたい…か?」
ソシエ「え…は、はい…。いきなり過ぎますよ」
ギャバン「今時は何度もいきなりだよ。時空転移も敵の出現も恋愛も命のお仕舞も…」「だから、俺は後悔したくないな」
ソシエ「でも、あたしは…」
ギャバン「何も言わなくていい。まだきちんとプロポーズしたわけじゃない」「だが、この戦いが終わったら…」
〔画面、振動〕
〔爆発音〕

ソシエ「爆発! 誰かが攻撃してきた!?」
ギャバン「どうやら、マウンテン・サイクルを狙っていたのは俺達だけじゃなかったようだ!」「ロラン達と合流する! 俺について来い!」
ソシエ「は、はい!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「暴かれた墓所」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
ロラン(ホワイトドールは放射線の反応を感知していない)(ここがロストマウンテンだとしてもとりあえず心配しなくてもよさそうだ)
〔味方の周囲に爆発〕
セツコ「ロラン君、大丈夫!? 敵が来るわよ!」
ロラン「は、はい!」
〔敵ユニット出現〕
ブレーカー(中年)「何だよ…! 俺達が目を離した隙にお宝荒らしが来てるぜ」
ブレーカー(アゴ)「俺達のシマを荒らすとはふてえ野郎共だぜ」
ブレーカー(若者)「どこの馬の骨だか知らないが、俺達が戻ってきたのが運の尽きだな」
ブレーカー(中年)「落とし前代わりだ! 奴らの身ぐるみをひっぺがしてやれ!」
メシェー「勝手な事を言って!」
ロラン「でも、あの人達が発掘していた所に僕達が来たんですから、怒るのもわかりますよ」
セツコ「そう言えば、そうね。事情を話したら、わかってくれるかしら…」
ロラン「とにかく呼びかけてみましょう」「聞いて下さい、ブレーカーさん! 僕達はあなた方と戦うつもりはありません!」
〔ロランの周囲に爆発〕
ロラン「だ、駄目だ! 全然聞いてくれない!」
ブレーカー(若者)「馬鹿な野郎だぜ。そっちはやる気はなくてもこっちは大有りだっての!」
ブレーカー(中年)「諦めな、兄ちゃん! もうお前らは俺達の獲物なんだよ!」
ロラン「でも…!」
ギャバン「もういい、ロラン! 降りかかる火の粉は掃うしかない!」「行くぞ、みんな! ホレスはもう退避させた。後は俺に続け!!」
セツコ「は、はい!」
ロラン(今日のギャバン隊長、何だかたのもしいな…)
<戦闘開始>

<敵4小隊撃破・第3軍増援1出現>

ブレーカー(中年)「や、やべえ…! これじゃ俺達の方が獲物じゃねえかよ!」
ジョゼフ「ロラン! あのガラバゴスの荷台を見ろ!!」
ロラン「あのパッケージのマーク!」
〔カーソル、ガラバゴスを指定〕
セツコ「核…! あのブレーカー、核兵器を持っているの!?」
ギャバン「核兵器…? 何だ、それは…?」
ブレーカー(中年)「背に腹は代えられねえ! こうなりゃお宝を使うまでだ!」
ロラン「やめてください! あなたは、それが何なのかわかっているんですか!?」
ブレーカー(中年)「爆弾だって事ぐらいは知ってるさ! こいつでてめえら丸ごと始末してやるぜ!」
セツコ「そんな事をしたら、あなたまで吹き飛びます!」
ブレーカー(中年)「そんなハッタリにビビるかよ! 覚悟しやがれよ!」
メシェー「あいつ…何を言ってんの?」
ソシエ「どうなってるのよ、ロラン!? 説明しなさいよ!」
ロラン「話は後です! お嬢さん、出来るだけ遠くまで逃げてください!!」
ソシエ「え…」
ロラン「あの人の持っている爆弾が爆発したら、この周辺一帯が吹き飛びます!」
ブレーカー(中年)「ハハハ! もう降参しても遅いぞ!」
〔ガラバゴス、後退〕
ブレーカー(中年)「行くぞ!! 俺に歯向かった事をあの世で後悔しろ!!」
ギャバン「そうはさせるかっ!!」
〔ギャバン、ガラバゴスへ隣接〕
ジョゼフ「ギャバン隊長!」
ソシエ「何をするつもりなんです!?」
ギャバン「俺がこいつを押さえている! その間にみんなは逃げろ!!」
ブレーカー(中年)「こ、こいつ! 放せ、放しやがれ!!」
ギャバン「そうはさせるか! 俺にはソシエを守る義務がある!」
セツコ「無茶です、ギャバン隊長!」
ロラン「そんな事をしたら、隊長も爆発に巻き込まれます!」
ギャバン「その前にこいつの爆弾を奪う! そうすれば、みんなも助かり、御曹司の依頼も果たせる!」
ロラン「そういう問題じゃないんです! それは禁忌の力なんです!」「100年も200年も毒を撒き散らすものなんです!」
ジョゼフ「駄目だ、ロラン! 逃げるぞ!!」
ブレーカー(中年)「う、うおぉぉぉぉっ! こうなりゃヤケだ! やってやる!!」
ソシエ「ギャバン隊長!」
〔システムの起動音〕
ロラン「ホワイトドールが何かに反応している…!? こんな時にか!」
セツコ「地下から何か来る!」
〔第3軍ユニット出現〕
ジョゼフ「何だ、あれは!?」
ロラン「核が爆発します! みんな、逃げて!!」
〔ブラック・ドミ隊、ガラバゴスへ隣接〕
〔ガラバゴスに特殊効果〕
〔ガラバゴスに爆発〕

ギャバン「爆発…したのか…?」
セツコ「どういう事なの!? 放射線反応が一瞬にして消滅したわ!」
ブレーカー(中年)「な、何だ、このノッペラボウは! こいつらが俺の爆弾を駄目にしちまったのかよ!」
ロラン「あれは…シベリアで戦ったオーバーマンと同じ形をしているけど…」
〔カーソル、ブラック・ドミを指定〕
ロラン「な、何なんだ…?」
セツコ「ロラン君の方を見ている…?」
ジョゼフ「気をつけろ、みんな! あのノッペラボウ、俺達に仕掛けてくる気だぞ!」
ブレーカー(中年)「何なんだよ、こいつらは! もうやってられっかよ!」
〔敵ユニット離脱〕
メシェー「何がどうなってんのよ! 説明してよ、ジョゼフ!」
ジョゼフ「俺だってわからない! だが、ロストマウンテンから出てきた以上、あいつらは危険だ!」
ギャバン「フォーメーションを組め! バラバラに戦って勝てる相手じゃないぞ!」
〔ギャバン&ジョゼフ、ロランと小隊統合〕
〔ソシエ&メシェー、セツコと小隊統合〕

ロラン「呼びかけても応答が無い…。あのオーバーマン…人が乗っていないのか…?」
ギャバン「向こうが仕掛けてくる以上、迎え撃つしかない!」
セツコ「ZEUTHへ救援を要請しました…! 後1分で到着するそうです!」
ソシエ「それまではあたし達だけで何とかしないとならないのね…!」
ロラン「このオーバーマンもやはり黒歴史の遺産なのか…」

<第3軍増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
レーベン「無事ですか、セツコさん!」
セツコ「はい! 何とか!」
甲児「あいつら、シベリアで戦ったオーバーマンの仲間か?」
ロラン「でも、シベ鉄というわけではないようです。人も乗っていないようですし」
エイジ「じゃあ、何だってんだよ!?」
ジョゼフ「ロストマウンテンの亡霊だ! そうとしか言い様がない!」
グエン「ロストマウンテンの亡霊…黒歴史の亡者…」
ブライト「やむを得ん! 各機は正体不明のオーバーマンを迎撃しろ!」

<ギャバンが戦闘>
ギャバン「ルジャーナ再興とは別に俺には新たな目標が出来た!」「そのためにも死ぬわけにはいかん! この戦い…ソシエと共に生き抜くぞ!!」

<ソシエが戦闘>
ソシエ(冗談じゃないのよね、ギャバン隊長は…)
メシェー「どうしたの、ソシエ! ぼーっとしてるとやられちゃうよ!」
ソシエ「う、うん!」(ギャバン隊長は本気なんだ…! どう返事するかは別にして、ちゃんと応えないと!)「だから、死ぬわけにはいかない! 頑張らなくちゃ!!」

<セツコvsブラック・ドミ>
セツコ「あのオーバーマン、人が乗っていない…!? 自動操縦なの!?」「遺跡から目覚めたオーバーマンが放射能を無効化し、私達を攻撃する…」「全ては偶発的に起こったの…? それとも…」

<ロランvsブラック・ドミ>
ロラン「ホワイトドールはあのオーバーマンを知っている…!」「どういう事なんだ…? あの機体…他のものと違い、特別なオーバーマンなのか!?」

<第3軍全滅・勝利条件達成>
メイリン「オーバーマンの全滅を確認。増援はありません」
タリア「いったい何だったというの…」
グエン「ジョゼフ君…あのオーバーマンはこの穴から出現したのか?」
ジョゼフ「ああ、そうだ。ここはロストマウンテンと呼ばれる禁忌の地だ」「俺達はそんな場所に足を踏み入れちまったんだ」
クワトロ「あのオーバーマン…これまで戦ったものとは明らかに異質だったな」
カミーユ「ええ…。無人のオーバーマンがこちらを攻撃してくるなんて…」
グエン(だが、あの力があれば…)
キエル「………」
グエン「どうしました、キエル・ハイム?」
キエル「グエン様…ジョゼフの言う通り、ここは禁忌の地です」「闇より深い黒…。あれは人が手にしてはならない力だと私は思います」
ロラン「キエルお嬢様…」
キエル(黒歴史…。それは闇に封じ込められた暗黒の過去…)(その力を人が手にする事は滅びでしかないだろう…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~グエン 私室~
シド「シベリアへ向かえですと?」
グエン「ええ…。黒歴史の遺産の中でもオーバーマンの存在は特筆すべきものです」「その調査のためにもあなたにはシベリアへ向かっていただきます」
シド「しかし、そうはおっしゃられてもシベリアも広いですし…」
グエン「それはわかっております。ですので、あなたに行ってもらう場所はこちらで決めさせていただきました」
シド「それは?」
グエン「ウルグスクです」
シド「ゲイナー君達の居住していたドームポリスですか」
グエン「そうです。ミハエル大佐とムーンレィスの技師もそちらに派遣します」「彼らと合流後、各地を調査しながら、ウルグスクへと向かってください」
シド「わかりました」
グエン「状況によっては、私の使いとしてウルグスクの領主へ会ってもらう事になります」「ウルグスク領主命題行こうは芸術公爵と評されるコレクターで…」「ゲイナー君のオーバーマンもあの方の所有物だったと聞きますからね」
シド「………」
グエン「何か気になる事が?」
シド「…ワシは山師として、これまでにも様々なマウンテン・サイクルを調査してきましたが…」「自分のやってきた事に恐れを感じる事があります」
グエン「ロストマウンテンと呼ばれる地の事でしょうか?」
シド「ジョゼフに聞きましたか…。確かにあれもワシの感じる恐れの一部ではあります」
グエン「一部…?」
シド「ワシ達はその意味も知らずに過去からの遺産を使う…」「中にはロストマウンテンのように人が振れてはならない禁忌もあるだろうに無知である故にただ力を求める…」
グエン「………」
シド「いつかワシ達は手痛いしっぺ返しを受ける日が来るかも知れません」
グエン「私が愚かだと言いたいのか?」
シド「そ、そういったわけではありませんが…」
グエン「ご安心を、シドさん。私は社会をより良き方向へ変革するために行動しています」「黒歴史の遺産やZEUTHの力もそのために使うつもりです」
シド「御曹司…」
グエン「吉報を待っています、シドさん。私と今世界のための力となってください」
シド「………」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

どこでも変わらぬ品揃え。必要な品を確実供給。

【概要】
 黒歴史の力を求めるグエンの依頼で近畿の土地ロストマウンテンを調
査するロラン達。核を無効化する謎のオーバーマンの攻撃を受けた一行
は、状況も分からぬままにそれを撃退するのであった。


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