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No.25C

【シナリオデモ開始】
エリア11
フジサン

  ~キョウト本部~
桐原「…そうか。藤堂はゼロについたか」
エルガン「これで黒の騎士団は名実共に日本最大のレジスタンスグループになったと言えよう」
桐原「ボートマン…いや、エルガン・ローディック…これも貴様の筋書きか?」
エルガン「私は演出家を気取るつもりはにあ。全てはゼロの才覚だ」「そして、彼が本気でブリタニア・ユニオンを討つ気であるのはあなたも知っていよう」
桐原「貴様の情報通り、ゼロがワシの知るあの少年であるならばの話だ」「しかし、国連の平和維持理事会の代表がレジスタンスに加担している事が発覚すれば、世界が震撼するだろうな」
エルガン「それはあなたも同じだ」「桐原泰三…。旧日本財閥の一門にして、現在はブリタニア政府公認のイレヴン自治組織代表…」「その実態は秘密結社キョウトの首魁…日本のレジスタンス活動の影の指導者」
桐原「…ゼロが、あの少年であるならば、奴が人質として日本に来た時から知っている」「奴がブリタニアを憎むのも当然だろう。その存在を父親に抹殺されたに等しいからな」
エルガン「では、引き続き、黒の騎士団の支援を要請する。こちらからも必要な情報を送る」
桐原「何故、貴様は危険を冒してまで日本解放に協力する?」
エルガン「…私が望むのは人類全体の利益だ。そのためにはゼロの力も必要なのだ」
桐原「日本の行く末には興味がないと?」
エルガン「日本の世界の一部だ。…また連絡する」
〔モニターの閉じる音〕
桐原(エルガン・ローディック…。奴に私心がないのは明らかだ)(故に気になる。奴が見据える先に何があるかが…)
神楽耶「お話は終わりまして?」
桐原「うむ…」
神楽耶「桐原様はゼロ様の正体をご存知で?」
桐原「一応はな。だが、盟約に基づき、そなたが相手でも口外は出来ぬ」
神楽耶「構いませんわ。私が興味があるのは、あの方の向かう先です」
桐原「ゼロが気に入ったか?」
神楽耶「ええ…。ナリタでの勝利を聞けば、いやが上にも」「仮面の下では、あの方は何を想うのでしょうか…」

エリア11
トウキョウ租界

  ~墓地~
シャーリー「…みんな、ありがとう。お父さんのお葬式に来てくれて…」
カレン「その…ごめんなさい、シャーリー…」
シャーリー「やだな…何で謝るの?」
カレン「………」
リヴァル「俺も…ごめん」「そのさ…俺、ホテルジャックの時、テレビとか見てて…黒の騎士団ってちょっとかっこいいかも…とか思って…」「ほら…ニュースでも扱い違ってたし、ナリタの事もなんかすげえって掲示板で適当な事、書き込みしたり…」「だから、ごめん…」
シャーリー「そんな事ないよ。そんなの全然関係ないって。私だってナリタの事には…」
ミレイ「よしなって!」「それより私はあんたの事が気がかり。ちゃんと泣いた? 今、変に耐えると後でもっと辛くなるよ」
シャーリー「…もういいの。もう十分、泣いたから」
ルルーシュ「………」
スザク「卑怯だ…! 黒の騎士団は…ゼロのやり方は卑怯だ!」「自分で仕掛けるのでもなく、ただ人の尻馬に乗って、事態をかき回しては審判者を気取って、勝ち誇る…!」「あれじゃ何も変えられない…! 間違ったやり方で得た結果なんて意味はないのに…!」
シャーリー「………」
ミレイ「…行こう、シャーリー。みんなも…」
ルイス「はい…」
リリーナ(ごめんなさい、シャーリーさん…。私は…どうすればいいかわかりません…)
スザク「ルルーシュ…」
ルルーシュ「先に行ってくれ。少し…一人になりたい…」
スザク「わかった…」
〔歩き去る足音〕
ルルーシュ「………」「シャーリー…俺は…」
C.C.「悔いているのか、友人の父親を巻き込んだ事を」
ルルーシュ「黙れ」
C.C.「ゲームのつもりでもいたか? 今までもお前は多くの人間を殺してきた。その手で…あるいはお前の言葉で」
ルルーシュ「黙れ」
C.C.「そいつらにも家族はいた。恋人も友人も」「まさか理解してなかったとでも言うつもりか? お前の覚悟とは、その程度の…」
ルルーシュ「黙れ!」「覚悟はあるさ…! あの時…クロヴィスを殺したあの時からな!」
C.C.「なら、なぜ今さら迷う? それとも情で揺らいだか? せがまれるままにあの娘にキスして」
ルルーシュ「くっ…」
C.C.「どれだけ偉そうな事を言っても所詮は口先だけの頭でっかちな童貞坊やか」
ルルーシュ「!」
C.C.「お前にはもう動揺したり立ち止まる権利などない」「生きるために必要なのだろう? 私を失望させるな」
ルルーシュ「………」

エリア11
シンジュクゲットー

  ~黒の騎士団アジト~
カトル「………」
クロウ「どうした、カトル? 悩み事か」
カトル「…この前のナリタ連山の件ですが…」
クロウ「結果的に民間人を巻き込んだ事か?」
カトル「はい…」
クロウ「…次からは無しだ。俺達が戦ってるのはブリタニア・ユニオンで、ブリタニア・ユニオン人じゃねえ」「奇跡も結構だが、あんな無茶に加担するのは、あれっきりだ」
五飛「だが、あの男はまたやるぞ」
デュオ「ああ…。この間の作戦もコーネリアを誘い込むってのは理解できるが…」「俺達がもっと早く突入してりゃ、ちっとは日本解放戦線の兵士も救えたはずだ」
五飛「あの男は奇跡を演出するために兵士の生命を犠牲にした」「奴にとっては、藤堂以外の連中には価値はなかったのだろう」
クロウ「お前の疑念通りだったってわけか…」
トロワ「だが、事実として奴は奇跡の勝利を手にした。おかげで一時は沈静しかけていた抵抗の機運も再び盛り返してきているらしい」
デュオ「結果だけみれば、日本解放は前進してるって事か」
カトル「でも…」
クロウ「カトル…俺達に出来る事は一つだけだ。俺達が奴のストッパーになる」
カトル「え…」
クロウ「日本解放には俺も賛成だ。それにはゼロの手腕も必要だろう」「そして、奴の知略はこれからZEXISが戦っていく上でも大きな力となる」
カトル「黒の騎士団ではなく、ZEXISですか…」
クロウ「そうだ。俺はいずれはインペリウムと戦うつもりだ」「向こうの日本のクラッシャー隊やソレスタルビーイングの連中も同じように考えてるだろう」
デュオ「もう一度、ZEXISが終結して、奴等と戦う日が来るって事か…」
五飛「敵はインペリウムだけではない。インベーダー、ギシン星人、獣人、テロリスト、エゴをむき出しにする大国…」「その全てが悪だ」
クロウ「ゼロが正義をやるってのは、奴の真の目的を隠すための方便かも知れない」「だが、奴が俺達を利用するってんなら、俺達も奴を利用してやろうぜ」
カトル「それって…どうするんです?」
クロウ「奴に本当に正義の味方をやらせるのさ。ナリタみたいな真似はもうさせない」「正面から戦っての消耗戦を避けるためにあんな手を使ったって言い訳するなら、次は正面から無傷で勝利してやるまでだ」「それ位の事が出来なけりゃ、あのインペリウムとは戦えないしな」
五飛「フン…風見鶏のような男だと思ったが、芯はあるようだな」
クロウ「フ…こう見えても着実に借金返済してるんだ。ブレない事には自信ありだ」
トロワ「だが、ゼロが止まらなかった場合はどうする?」
ヒイロ「その時の答えは決まっている」
クロウ「…なるべく、そんな事はしたくないがな」
デュオ「…ってなわけだ、キリコ。俺達は今後、そういう風な付き合い方にさせてもらうぜ」
キリコ「勝手にすればいい」
クロウ「一応、聞いておくぜ。お前はどうするつもりだ?」
キリコ「俺は兵士だ。目の前の敵を倒すだけだ」
デュオ「今はフリーなんだろ。何か目的ってのはないのかよ?」
クロウ「戦う理由って言ってもいいな」
キリコ「………」

キリコ(奴等の言葉を聞きながら、俺は部隊を脱走してからの自分の戦いを振り返っていた)(戦いの意味など考えた事のない俺の中でかすかな光のように、それはいた)(小惑星リドでの出会い、そして、戦場で再会したあの女…)(いつの間にかそれは、俺にとって唯一の意味のある存在となっていた)

  ~治安警察 署長室~
ボロー「…ブリタニア・ユニオン政府からこのゲットーを根城にしている黒の騎士団の掃討命令が出た」
ファンタムレディ「………」
ボロー「もう既に知っておろうが、その中には、あの男…キリコもいる」
ファンタムレディ「!」
イスクイ「万一の事を考えて、お前にも出動してもらう」
ボロー「この前のような失敗は許さん。確実に奴を殺すのだ」
イスクイ「パーフェクトソルジャーとしての力を存分に見せてくれ」
ファンタムレディ「…嫌です」
ボロー「何?」
イスクイ「何と言った?」
ファンタムレディ「嫌です」
ボロー「プロトワン…!」
イスクイ「信じられん…。パーフェクトソルジャーが逆らった…」
ファンタムレディ「………」
ボロー「では、こうしよう。キリコは殺さんでいい。ただATを破壊して、奴を捕えるのだ」
イスクイ「約束しよう。我々もキリコは殺さない」
ファンタムレディ「本当ですね?」
ボロー「無論だ。さあ出撃に備えるがいい」
ファンタムレディ「では、失礼します」
〔自動扉の開閉音〕
イスクイ「人間の限界を超えた反射神経と身体能力…。それを付与された完璧なる兵士、パーフェクトソルジャー…」「ギルガメス軍の最高機密であるPS…。その素体である彼女を小惑星リドから奪取し、我々の秘密結社が教育を施した…」「命令には絶対服従のはずのPSが何故、我々の命令を聞かんのだ…!?」
ボロー「…それについてですが、プロトワンの脳波を調査した際、潜在意識に影のようなものが発見されました」
イスクイ「影だと?」
ボロー「それを視覚化したものが、これです」
〔通信パネルの開く音〕
キリコ「!」
イスクイ「こ、これは…! キリコだ! 奴に間違いない!」
ボロー「彼女はキリコによって誕生させられた…。パーフェクトソルジャーの教育を受ける前の全く空白の状態でキリコを見てしまったのです」
イスクイ「だとすると、プロトワンの意識の中には常にキリコが存在するという事か」
ボロー「断定は出来ないが、多分そういう事です」
イスクイ「何という事だ! この潜在意識がある限り、奴はパーフェクトソルジャーとしては役立たずだ!」
ボロー「ですが、プロトワンの兵器としての価値は何も変わっておりません」「要は彼女の中のキリコを抹殺すれば、事は済むのです」
イスクイ「そのためには…」
ボロー「そうです。キリコを殺さねばなりません」
イスクイ「元々奴はあの方の命令により、小惑星リドで処分されるはずだったのだ」「そして、今…奴はギルガメス軍のスパイとしてこのゲットーに潜む我々を探る任務についている可能性がある」
ボロー「プロトワンは奴を殺せませんが、捕えろとの命令は遂行するでしょう」
イスクイ「その後、我々の手で背後関係を吐かせ、処刑する」「それを以って、プロトワンをPSとして完成させるのだ」

  ~シンジュクゲットー 戦場跡~
ヴィレッタ「すまんな。こんな所まで付き合ってもらって」
シャーリー「い、いえ…。でも、軍の方がいったい何の用です?」
ヴィレッタ「君を強引に連れ出した事については謝罪する」「私はヴィレッタ・ヌゥ。黒の騎士団を追っている」
シャーリー「黒の騎士団…。お父さんを殺した…」
ヴィレッタ「私は奴等の首領ゼロについて調査し、その行動に符合する人間に目星をつけた」「それが、この少年だ」
〔通信モニターの開閉音〕
ルルーシュ「………」
シャーリー「ルル!」
ヴィレッタ「ルルーシュ・ランペルージ。アッシュフォード学園の生徒。君の友人だ」
シャーリー「ルルが…ゼロ…」
ヴィレッタ「断定は出来ない。この件は私が独自に調査を進めたもので、まだ軍でも知る者はいない」「君に依頼したいのは、彼の身辺の調査だ」
シャーリー「でも…」
ヴィレッタ「事はエリア11の治安に関わる問題だ。拒否は認められない」
シャーリー「わ、わかりました…」
ヴィレッタ「念のために銃を渡しておく。護身に使ってくれ」
シャーリー「………」
ヴィレッタ(この女が動けば、ルルーシュという学生も何らかのアクションを起こすはずだ)(奴が何らかの人間の記憶を操作できる手段を持っているなら、なおの事…)(私はジェレミアのように地位も名誉も失って死んだりはしない。いや、逆に手に入れてみせる!)(そのためにもゼロにつながる手がかりを…私一人で…!)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「絆」


【戦闘マップ開始】
〈出撃準備〉

〔味方ユニット出現〕
ゼロ「ディートハルトからの情報では治安警察は我々を殲滅すべく、ゲットーを焼き討ちするらしい」「ここで奴等を迎え撃つぞ
藤堂「了解した」
カレン「………」
ゼロ「迷っているのか?」
カレン「え…」
ゼロ「この通信は個人回線だ。他の団員に聞かれる事はない」
カレン「…あたしは正義のためだと…それが正しい事だと思って今まで戦ってきました」「でも…本当に…本当にあたし達のやり方で世界が変えられるのでしょうか!?」
ゼロ「変えられる。いや、変えねばならない」
カレン「でも…!」
ゼロ「犠牲が出るか…。兵士ではないのに巻き込まれて死ぬ者が」
カレン「………」
ゼロ「だが、だからこそ我々は立ち止まる事は出来ない」「たとえ、どんな手段を使っても卑怯だと罵られようとも、勝つしかないんだ」「…そのためなら修羅になるべきだ。流した血を無駄にしないためにもさらなる血を流してみせる」「…だが、強制はしない。カレン、引き返すなら今だ」
カレン「………」「共に進みます。あたしは、あなたと共に」
ゼロ「ありがとう、カレン」
カレン「………」
ディートハルト(さあ、ゼロ…見せてもらいますよ。あなたの戦いを)(役立たずの解放戦線の生き残りを勝つためのトラップとして使用したあなた…)(フフ…やはりあなたは素晴らしき素材…カオスの権化だ!)(もっと…もっと見せてくれ、私に! あなたの主観に満ちた世界を!)
扇「治安警察の部隊を確認! 来るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
玉城「出てきたぜ、ブリキ野郎の飼い犬が!」
朝比奈「アストラギウスの人間も生きていくのに必死なのさ」
千葉「だが、ブリタニア・ユニオンについた以上、容赦はしない…!」
ゼロ「キリコ、おまえには私の直衛を命じる」
キリコ「わかった」
ゼロ(ガンダムのパイロット達はナリタの戦いで俺とは距離を置いている)(俺がブリタニア・ユニオンと戦う以上、離反する事はないと思うが、注意が必要だろう)「各機、攻撃開始! ゲットーの市民を守るために戦え!」
クロウ「とりあえず、了解だ…!」
<戦闘開始>

<敵2機撃破or2PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ヒイロ「奴は…」
デュオ「キリコのストーカーかよ…!」
???(ファンタムレディ)「………」
キリコ「奴が来たか」
ゼロ「キリコ、お前の役目は私の直衛だ。勝手は許さん…!」
キリコ「奴は俺を狙ってくる。下手にお前の近くにいると巻き込むことになる」
ゼロ「………」「…いいだろう。あのATの戦闘力は脅威となる。お前が奴を止めろ」
キリコ「わかった」
トロワ「あのAT…通常の治安警察の部隊とは別管轄のようだな」
クロウ「スペシャルってわけかよ。気をつけろよ、キリコ」
キリコ「………」
???(ファンタムレディ)「………」

<クロウvs???(ファンタムレディ)>
クロウ「こいつの反応速度…! 人間業じゃねえ!」「おまけに、このカスタムATだ…! いったい何者だってんだ…!?」

<キリコvs???(ファンタムレディ)>
???(ファンタムレディ)「………」
キリコ(この感覚は何だ…。俺は自分を狙ってくるこの女に対し、敵意を感じていない…)(俺は…この女に何を求めている…)

<???(ファンタムレディ)撃破・敵増援2出現>
〔???(ファンタムレディ)に爆発〕
???(ファンタムレディ)「う…!」
〔???(ファンタムレディ)、後退〕
キリコ「待て…!」
〔キリコ、???(ファンタムレディ)へ接近〕
カトル「いけない…! あの位置は!」
〔キリコの周囲に爆発〕
〔キリコ&???(ファンタムレディ)、落下〕

五飛「足場が崩れたか…!」
クロウ「ゲットーの地下は深い! どこまで落ちたか、わからんぞ!」
藤堂「待て! 敵の増援が来る!」
〔敵ユニット出現〕
ゼロ「ブリタニアの白兜か!」
ロイド「聞こえる、スザク君? 曰く、今回の出撃はブリタニアへの忠誠を示すチャンスだってさ」
スザク「ナンバーズ出身である僕に黒の騎士団の相手をさせるのか…」
ロイド「踏み絵かな…。どうする…試されてるよ、君」
スザク「やります…! 僕はゼロのやり方を許せませんから!」
ロイド「…スザク君、こんな時に何だけど、一つ聞くよ」「君は人が死ぬのを極端に嫌うねぇ。なのに軍隊にいる。な~ぜだ~い?」
スザク「死なせたくないから軍隊にいるんです」
ロイド「その矛盾はさ…いつか君を殺すよ」
スザク「…ランスロット、行きます!」
ゼロ「奴の狙いは私か…! 各機、白兜を迎え撃て!」
クロウ「ちっ…キリコの救出は後回しか!」
スザク「ゼロ! お前のやり方じゃ何も変えられない!」「結果ばかり追い求めて、他人の痛みがわからないお前では!!」
シャーリー(あれが黒の騎士団…。あの人達がお父さんを…)

<クロウvsスザク>
クロウ「特派の開発した新型KMF…! こいつのデータはチーフから回してもらっている!」「乗り手がなかなか決まらなかった荒馬だ。乗りこなしてる奴は尊敬に値するぜ…!」

<ヒイロvsスザク>
ヒイロ(この動き…俺は一度、見た事がある…)(このKMFのパイロット…ユーフェミアと一緒にいたあの男か…!)

<ゼロvsスザク>
ゼロ(何故…いつも貴様は俺の邪魔をする…!)
スザク(どうしてお前は無意味に人の血を流す!)
ゼロ(貴様さえ、いなければ!)
スザク(お前がいるからっ!)

<カレンvsスザク>
カレン「白兜…! あんたがゼロを狙うなら、あたしが相手になる!」「あたしはゼロと共に進む! 迷いも後悔も振り切って!」

<藤堂vsスザク>
スザク(このKMF…! 乗っているのは藤堂さんか!)
藤堂(私の知っている動き…! このKMFのパイロット、まさか…!)

<スザク撃破・勝利条件>
〔緊急シグナル〕
スザク「しまった…!」
ゼロ「各機、白兜に集中攻撃だ! ここで奴を仕留めるぞ!」
スザク「ゼロ! お前だけは、この手で!」
〔スザク、ゼロへ隣接〕
ゼロ「何っ!?」
スザク「うおおおおおっ!!」
〔ゼロに爆発〕
シャーリー「!」
ゼロ「くっ! コントロールが効かん!」
〔ゼロ、後退〕
〔味方ユニット撃破〕

カレン「ゼロがやられた!」
デュオ「あいつ…あの白兜とはとことん相性が悪いな!」
スザク「ランスロットもここまでか…! 後は他の部隊に任せるしかない!」
〔敵ユニット離脱〕
扇「気をつけろ、みんな! また増援が来る!」
〔敵ユニット出現〕
藤堂「こいつらを倒さなければ、ゼロの救出に向かえんか!」
扇「ゼロの方には杉山達を回します!」
カレン「だったら、あたし達は敵の相手をする!」(待っていて、ゼロ…! 必ずあたし達が助けに行くから!)
???(マオ)(無様なものだね、ゼロ…。君にC.C.は不釣合いだよ)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~シンジュクゲットー 地下~
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

???(ファンタムレディ)「ここは…」
キリコ「ゲットーの地下だ」
???(ファンタムレディ)「………」
キリコ「まだ上は戦闘中だ。俺達のATは動かないがな」
〔衣服を脱ぐ音〕
ファンタムレディ「私はあなたの敵です。射殺、または拘束しないのですか?」
キリコ「そのつもりはない」
ファンタムレディ「………」
キリコ「俺を殺すか?」
ファンタムレディ「いえ…」
キリコ「名前は?」
ファンタムレディ「プロトワン…」
キリコ「そいつは名前なんかじゃない」
ファンタムレディ「…ずっとプロトワンと呼ばれてきました…」
キリコ「顔を合わせるのは、これで三度目だな。最初は小惑星リド…二度目はエリア11近海、そして、今…」
ファンタムレディ「いつもあなたを見ていました」
キリコ「いつも?」
ファンタムレディ「そう…いつも…」
キリコ「俺を狙うように命令されているのか?」
ファンタムレディ「イスクイ署長とボロー司祭に…」
キリコ「この前…それに今、何故俺を殺らない? 出来るはずだ」
ファンタムレディ「わからない…。でも、あなたとは戦いたくなかった…」
キリコ「いったい何者なんだ?」
ファンタムレディ「わからない…。自分の名前すら思い出せない」「プロトワン…。この記号が私の名前…」
キリコ「教えてくれ。リドの研究所では何が行われていたんだ? 何が目的で」
ファンタムレディ「わからない…。私には何もわからない…」
治安警察「いたぞ、キリコだ! プロトワンもいる!」
キリコ「追手か」
ファンタムレディ「キリコ…!」
キリコ「また会おう」
〔走り去る足音〕
ファンタムレディ「キリコ…」

キリコ(俺の運命を歪ませた彼女はもう敵ではなかった)(ますます泥沼に引きずり込まれるような予感に怯えながら、一方、俺は驚いていた)(自分がこれ程までに願った事があるだろうか? もっと生きたいと…)

  ~シンジュクゲットー~
〔人の倒れる音〕
〔画面、震動〕

ゼロ「ぐ…!」
シャーリー「こ、この人がゼロ…」
ゼロ「………」
シャーリー「動かない…。気絶しているの…」
ゼロ「………」
シャーリー「今なら…お父さんの仇が…討てる…!」
ゼロ「く…うう…」
シャーリー「仮面が…外れる…」
ルルーシュ「………」
シャーリー「!」
〔歩み寄る足音〕
ヴィレッタ「そいつがゼロか」
シャーリー「あ…」
ヴィレッタ「これは驚きだな。何らかの関係があるとは思ったが、学生自身がゼロだったとは」「しかも、ブリタニア人…。こいつをコーネリア総督に差し出せば、私は貴族になれる…!」「騎士侯なんかじゃない、本物の貴族にだ。それにまだ生きている。いいぞ…どんな処刑がお似合いかな」
シャーリー「!」
ヴィレッタ「よくやったぞ。総督には、お前の事も…」
シャーリー「ル、ルルから離れて…!」
ヴィレッタ「お前…! その銃で何をする気だ!?」
シャーリー「離れて!」
〔銃声〕
ヴィレッタ「迂闊…。こいつ…お前の…男…だったな…」
シャーリー「あ…ああ…!」
〔走り去る足音〕
ヴィレッタ「この…まま…で…終わるものか…」「何としても…こいつの…事を…総督…に…報告…せね…ば…」
【シナリオエンドデモ終了】


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