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No.11AB
扉の向こうから

【シナリオデモ開始】
  ~バトルキャンプ 長官室~
佐伯「特定不能…?」
大塚「そうだ。先日、諸君達が回収したアンノウンだが、残念ながら得られた情報は少ない」
城田「弓所長や敷島博士の分析では、簡素な構造の無人機で、部隊の前衛、または偵察を務める機体と結論づけられたが…」「あれを開発した国家、組織を特定する事は出来なかった」
佐伯「あれは次元震と共に現れました。別次元からの敵である可能性も考えられます」
大塚「その通りだ。だからこそ、あのアンノウンの情報は重要なものとなる」「既に私はF.S.に協力を依頼し、残骸の一部をドラゴンズハイヴに移送している」
ジェフリー「なるほど…WILLの力を借りるわけですか」
大塚「諸君等もドラゴンズハイヴに向かい、現場の様子を伝え、WILLの解析作業に協力してくれ」

日本近海
龍牙島 ドラゴンズハイヴ

  ~ドラゴンズハイヴ サロン~
ルゥ「…皆さん、ドラゴンズハイヴにようこそ」
葵「久しぶりね、ルリルリ。この前ここに来て以来だから数ヶ月ぶりか」
ルゥ「でも、私はずっとテレビで葵さんの活躍を見ていましたよ」
葵「ありがと。でも、あたし…当分の間はモデルの仕事に戻るつもりないから」
ルゥ「それでいいと思います。自分の意に反する事を続けても、きっといつか破綻してしまいます」「自分の心に正直になった葵さん、くららさん、朔哉さん、ジョニーさんは今とても輝いて見えます」
青山「さすがは心理カウンセラー。言う事が違うね」
赤木「お前もダイ・ガードに乗るのを嫌がってた時、あの子に相談すれば良かったかもな」
正太郎「青山さんに、そんな事があったなんて…」
青山「大人は色々と大変だって事さ」
ワッ太「そうそう。社長はつらいよな~…っと」
勝平「何を言ってやがる。こんなに優秀な社員を抱えてるくせによ。なあ、専務?」
柿小路「え、、ええ…まったく勝平君の言う通りです」
ガウリ「大丈夫ですか、専務。また顔色が悪いようですが」
アデット「ちゃんと寝てるかい? 飯を食う量も減ってるようだが…」
柿小路「だ、大丈夫です! まだまだ若いものには負けませんぞ!」
ルゥ「専務さん、もしおつらい事がありましたら、私に相談してくださいね」「「カウンセラーとして、出来る限りのアドバイスをさせていただきます」
柿小路「ありがとう、ルゥ君。その時が来たら、頼らせてもらいますよ」
勝平「エスターの姉ちゃんはルゥの姉ちゃんに会うのは初めてだよな」
エスター「うん。話はクロウから聞いてるけどね」
ルゥ「申し訳ありません、エスターさん。借金の返済方法については私…御力になれません」
エスター「は…はは…さすがにもう突っ込む気も失せたよ…」「で、ルゥちゃん…別のネタで聞きたい事があるんだけど…」
ルゥ「はい、何でしょうか?」
エスター「前にクロウから女嫌いの件で相談を受けたって聞いてるけど本当?」
ルゥ「ええ…その問題についてはクロウさんとお話しさせていただきました」
エスター「そのさ…。あいつの女嫌いの理由っての教えてくれないかな」
勝平「それ、俺も知りてえ!」
ワッ太「俺も!」
ルゥ「申し訳ありません。職務上、相談された内容を第三者に話す事は禁じられていますので」
エスター「そっか…。せっかく、あいつの秘密の一端が聞けると思ったのに…」
いぶき「エスターもあいつの女嫌いの理由を知らないのね」
エスター「チーフと組んで、色んな方法で尋問したけど、全部失敗したんです」
赤木「あのおキツネ博士の色んな方法って…」
エスター「チーフ特製のアンプ&ヘッドホンであたしのドラムをずっと聞かせるとか…」「夜な夜なあいつの枕元でチーフの唱える念仏に合わせてあたしがトライアングルを鳴らすとか…」
青山「そりゃ尋問じゃなくて拷問だ…」
エスター「でも、さすがはクロウだよ。そんなものにビクともしなかった」
いぶき「そんな風に爽やかに言われても…」
エスター「で、最後にはこれだから女って奴は…ってブツブツ言ってた」
赤木「女嫌いを加速させて、どうすんだよ!?」
勝平「どうもエスターの姉ちゃんのやり方はちょいとズレてるな」
エスター「そ、そうか?」
ワッ太「クロウと仲良くなる方法をルゥさんに相談してみたら?」
ルゥ「そちらの方も御力になれるかわかりませんが、もし何かお悩みになってる事がありましたら、お話してください」
エスター「いいよ、そっちの方は」「そりゃ、あたしも昔は色々あったけど、そういうのは全部、クロウが吹っ飛ばしてくれたから」
ルゥ「その笑顔では心配は無用のようですね」
〔ドアの開閉音〕
セイミー「みんな、お待ちかねのアンノウンの解析結果が出たよ」
小百合「ジェフロー艦長と佐伯さんはF.S.指令と今後の事を検討していますので、皆さんには私から説明させていただきます」
エイジ「やったぜ! 小百合さんが来てくれた!」
琉菜「鼻の下、伸ばし過ぎ!」
タケル「こちらの方は?」
小百合「初めましての方もいらっしゃいますね」「私は道那賀小百合といいます。大塚長官の部下で、連絡役としてドラゴンズハイヴに派遣されています」
セイミー「小百合はシステム工学のスペシャリストで、WILLの助手みたいな事をやってるんだ」
小百合「皆さん、よろしくお願いします」
ミシェル「こちらこそ。あなたのような方に御目に書かれて嬉しく思います」
ピエール「この後、食事に付き合ってくれればなおグッドだね」
小百合「え…あ…そういう事は私…」
田中司令「はいはい、ミシェルさん、ピエールさん。小百合さんへのデートの申し込みはこの私を通してくださいね」
アポロ「出たな、変人中年!」
田中司令「これはアポロさん。久々にお会いしたのに、ひどいですな」
シルヴィア「田中さんもお変わりないみたいですね」
田中司令「はぁい。それはもう毎日、中間管理職として頑張っております」
セイミー「駄目よ、ボク達。小百合はシャイなんだから」「デートだったら、あたしが代わって受けて立つわよ」
ピエール「遠慮するぜ。セイミーさんの場合こっちの若さを吸い取られちまいそうだからな」
セイミー「言ってくれるじゃない、ピエール。あんたのラテンのリズムをあたしに見せてごらんよ」
田中司令「え~コホン、セイミーさん。小百合さんが引いてしまってますよ」
小百合「…不潔です、セイミーさん…」
セイミー「じょ、冗談だからね、小百合。さ…アンノウンの事をみんなに説明してよ」
小百合「は、はい…」「では、私からWILLの分析結果をご説明させていただきます」「結論から申し上げますと、あのアンノウンは地球製の平気であり、そうでないと言えるものです」
ワッ太「何それ!? さっぱり、わからないよ!」
正太郎「駄目だよ、ワッ太。難しい問題でも諦めずに考えろっていつも美重子先生に言われてるだろ」
エスター「で、でも、正太郎…あたしにもわからないよ…!」
小百合「申し訳ありません。もう少しかみくだいた言い方をすると…」「あのアンノウンは地球と同質の技術ならびに文化体系で開発された機体という事です」
マリン「…つまり、この世界に対するZEUTHの機体のようなものか」
小百合「はい」
エスター「え…? え…!?」
ジョニー「地球と同質の技術、ならびに文化体系というのはm地球に似た文明という意味です」「同じような文明を持てば、技術的な進化も同様の道をたどっていきます」
マリン「みんなも、あのアンノウンが出現した時、ギシン星人のメカを見た時のような違和感は感じなかったと思う」
勝平「そう言や、そうだ」
赤木「そうだな。異星人のメカって感じは全然しなかった」
ワッ太「うまく言えないけど、バルキリーを初めて見た時に似てたかな」「初めて見る種類のメカなんだけど、そんなに変に感じないっていうか…」
アルト「俺達が、こちらの世界に来た時も同じように感じた」
雷太「そうだ! あの感じ…マリンのパルサバーンを見た時と同じだ!」
葵「あたし達がZEUTHのロボットを見た時も同じだった」
マリン「パルサバーンを造ったS-1星人は未来の地球だった…」「そして、ZEUTHは、この世界から見れば、並行世界の地球から来たものだった」
甲児「じゃあ、あれは…!?」
タケル「並行世界の地球のメカなのか…」
マリン「この世界…そして、ZEUTHの世界、さらに新たな世界の地球か…」
斗牙「あれは、そこからの侵略者なのか…」
〔警報〕
葵「この警報って…!?」
田中司令「大塚長官から連絡が入りました。太平洋上で次元震が発生した模様です」「さらに、そのポイントに未確認の機体群が出現したそうです」
エスター「次元獣が出たのかよ…!」
マリン「それとも新たな敵か…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「扉の向こうから」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
キャシー「各機、発進しました」
佐伯「間もなく正体不明の機体群と接触か…」
ジェフリー「次元震によって現れる機体…。新たな敵の可能性もある」
モニカ「正面、来ます!」
〔敵ユニット出現〕
アルト「やっぱり、この間のアンノウンか!」
マリン「あの機体…並行世界の地球から来たとしたら…」
オリバー「マリン、不用意に戦うべきじゃないというお前の考えはわかる」
雷太「だがよ、向こうは無人機で、こっちの呼びかけも無視して仕掛けて来る以上、迎え撃つしかないぜ」
マリン「ああ…。俺も覚悟は出来ている」
ジェフリー「向こうは既に攻撃態勢に入っている。各機は速やかにアンノウンを迎撃せよ」
エスター「どこのどいつだか知らないけど、仕掛けてきたのはそっちなんだから、後で文句はなしだよ!」
<戦闘開始>

<敵全滅or4PP・味方援軍1&敵増援1出現>

キャシー「次元境界線の歪曲を確認!」
佐伯「また次元震が起こるのか!?」
〔時空震動現象〕
〔敵ユニット出現〕

エスター「出たね、次元獣!」
葵「次元獣だけじゃない! あのアンノウンもいる!」
甲児「特種とアンノウンは仲間なのか…?」
タケル「だとしたら、あの頭部のユニットはアンノウンを造った者が装備させた事になる」
アポロ「今日はライノダモンまでいやがるぜ!」
正太郎「気をつけてください! さらに何か来ます!」
ゲイナー「これって…!」
〔味方ユニット出現〕
ワッ太「パールネイル! アークセイバーの女騎士さんなの!?」
マルグリット「………」
〔マルグリット、前進〕
マルグリット「こんなものを…!」
〔マルグリット、MAP兵器「ウィルフル・アーチャー」使用〕
〔敵ユニット撃破〕

勝平「あの騎士の姉ちゃん、アンノウンを攻撃しているぜ!」
ガロード「俺達の味方をしてくれるのか!」
甲児「ありがとうよ、マルグリットさん!」
マルグリット「………」
クラン「何か様子がおかしいが…」
ミシェル「こっちの敵でなければ、とりあえずは放っておけばいいさ」
ジェフリー「各機はマルグリット・ピステールと協力し、アンノウンならびに次元獣特種を迎撃しろ」
マルグリット「………」
エスター「何なんだよ、あの白い奴…」

<マルグリットが戦闘>
マルグリット「…こんなやり方が許されるのですか…」「…これしか方法がないのですか…!」

<エスターvs次元獣or???(ガブリン)>
エスター「次元獣とアンノウン…! いったい、こいつ等…何のためにつるんでんだよ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ジョニー「何とか勝てたけれど…」
朔哉「やばいぜ…。特種は、はぐれ次元獣とは違い、やっぱり何者かの戦力っぽいぜ」
アルト「そして、そいつ等があのアンノウンも送り込んでるのか」
マルグリット「………」
エスター「ねえ…あんたって、スコート・ラボでクロウと戦った奴だよね」「クロウに無茶な要求を突きつけたのをあたし、忘れてないよ」
マルグリット「…気をつけろ」
エスター「え…」
マルグリット「この世界は新たな戦雲に包まれる…」
〔味方ユニット離脱〕
エスター「何なんだよ、あの女!?」
さやか「クロウさんに話してもらってないの?」
エスター「あの女の事なんて、一言も聞いてない…」「いったい何なんだよ…!  何が新たな戦雲だ…!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

日本近海
龍牙島 ドラゴンズハイヴ

  ~ドラゴンズハイヴ 格納庫~
正太郎「あの白い機体…破界事変の時には新帝国インペリウムにいましたよね」
エスター「それがどうしてあたし達の味方をしてるんだよ…!?」
ゲイナー「そうか…。インペリウムについての情報は公開されていない事も多いんだったね」
甲児「あの人の名前はマルグリット・ピステール。インペリウムのボス、破界の王ガイオウが俺達の世界に来る前に滅ぼした地球の人間だ」
エスター「じゃあ、あの人って…聖インサラウム王国の人なのか…」
正太郎「聖インサラウム王国…?」
マリン「この世界から見ると、並行世界に存在している地球の国だ」「その地球を統一していた国家で、あのマルグリットは、そこの騎士…軍事上の中心人物の一人だったそうだ」
エスター「確かアークセイバーって言うんだっけ…」
甲児「ガイオウはインサラウムを滅ぼした時、生き残ったアークセイバーの何人かをその配下に取り込んだんだ」「あのマルグリットさんもそうやってガイオウの下についたんだ」
エスター「だけど…!」
タケル「エスター…お前の言いたい事はわかる」「どんな理由があったにしろ、あの人はインペリウムの一員としてこの世界を戦いの炎に包んだのは事実だ」
マリン「だけど、最後の戦いの前に彼女は己の行ないを悔い、俺達と共にガイオウと戦ったんだ」
エスター「………」
甲児「そのよ…エスター…。最後の行動だけで、あの人の事をいい人だ…なんて言うつもりはないけどよ…」
エスター「…でも…身体を張って破界の王に立ち向かっただけ、スットコドッコイよりもマシだよな…」
タケル「エスター…」
エスター「あたしはあのスットコドッコイの元金持ちも許したつもりはない」「だけど、表面的とはいえ、罪を清算しようとした以上、あいつをどうこうする気はない」「だから、あのマルグリットって人の事も認める気はないけど、憎むつもりもないよ」
タケル「強いんだな、お前は」
エスター「そんな事ないよ…」「ちょっと前までのあたしは次元獣への憎しみと怒りで生きていた…」「あたし…大切な人達を次元獣に殺されたから…」
甲児「え…」
さやか「エスター…あなた…」
エスター「でもさ、クロウに会って、それだけのために生きてるんじゃ、何にもならないってわかったんだ」「だから、あたしは一度ケジメとつけたら、そういうのはすっぱり断ち切ってやってくって決めたんだ」
ワッ太「じゃあ、次元獣が憎いからバスターをやってるんじゃなんだね?」
エスター「あれがインサラウムって国の人達の成れの果てだってのは聞いた」「そして、もう元に戻してやれないって事も」
甲児「ああ…」
エスター「あたしは大切な人達と次元獣で失った…。そんな悲しい事が誰かに起こるのも嫌だし、次元獣になっちゃった人にさせるのも嫌だ」「だから、あたしは次元獣バスターになった。あの日のあたしのためにも」
エイジ「お前がブラスタEsに乗ってるのは、そういう事情があったのか」
斗牙「ごめんね。借金があるからだと思ってて」
エスター「いいよ、そんなの。それはブラスタにセコいイメージを植えつけた奴が悪いんだ」「そう言えば、あいつ…! どうして、あのマルグリットって人の事、黙ってたんだよ…!」
斗牙「それはきっと、あの人が綺麗で…」
エイジ「斗牙ぁぁぁぁぁぁっ!」
斗牙「何?」
琉菜「ちょ、ちょっと、こっち来てくれる? Geoジャベリンの調子が悪くて!」
甲児(クロウの奴…マルグリットさんとちょっといい雰囲気だったもんな…)
さやか(相手は美人の女騎士…。エスターがその存在を知ったら、きっと嫉妬でとんでもない事になってたわよね…)
青山(俺の見立てではクロウはともかく、彼女の方は特別な感情を持ちかけてたしな)
いぶき(ここは全力で誤魔化すしかないわ)
エスター「ま…いいや。そこらはクロウに会った時に聞けばいいか」
タケル「そ、そうだな。それが一番いいと思う」
正太郎「でも…あのマルグリットっていう人、特種とアンノウンについて何か知ってたみたいですけど…」
ワッ太「そう言えば! あの人も並行世界の地球の人なんだよな!」
アルト「じゃあ、あれを送り込んだのはインサラウムの人間なのか?」
ミシェル「それはないだろう。。インサラウムはガイオウによって滅ぼされてるんだし…」「もし仮に生き残りがいたとしても、はぐれ次元獣を捕まえて自分達の戦力にしてるとは考えられないな」
クラン「そうだな。相手は自分達の国を滅ぼした奴の手先なのだから」
アルト「だけど、彼女の様子は尋常じゃなかった。それはインサラウムに関係するからじゃないのか?」
勝平「でもよ…あの新たな敵ってのがインサラウムなら、とりあえず一安心だな」
ワッ太「どうしてさ?」
勝平「だって、インサラウムはガイオウに負けてんだぜ。そのガイオウに勝った俺達はインサラウムより強いって事じゃねえか」
ミシェル「ナイスだ、勝平。まさにお前の言う通りだ」
エイジ「それに次元獣を戦力してたとしても、大幅にパワーダウンしてるんだ。恐れる事はねえな」
クラン「確かに…」
マリン「問題なのは、敵の正体とその出方と目的がわからない事か…」
勝平「大丈夫だって、マリンの兄ちゃん」「この世界には連邦軍だっているんだ。あのヘンテコ次元獣と小人が出てきてもちょといと片付けてやるさ」
マリン「…そうだな。今ここで心配するよりも、それぐらいの気持ちでいた方がいい」
ゲイナー(でも、あのマルグリットさんが警告してくれたんだ…。きっと何かが起こる…)
アルト(新たな戦雲か…。嫌な予感だけで済めばいいがな…)

  ~ドラゴンズハイヴ 司令室~
田中司令「マクロス・クォーター、帰還しました」
F.S.「インサラウムの女騎士も現れたそうだね」
WILL「彼女の機体とアンノウンのデータを照らし合わせてみたよ」
F.S.「結果は?」
WILL「77.2%…。それが両者の技術的シンクロニシティだ」
田中司令「これはまた、随分と中途半端な数値ですな」
ウラジミール「WILL…この結果はあの軍勢とインサラウムが無関係である事を示すと見ていいの?」
WILL「現時点では回答は保留させてもらう」
F.S.「構わないさ。我々に重要なのは敵の正体ではない」「この世界の光を遮る暗い霧…。それが何者であろうと我々が掃う」
〔ドアの開閉音〕
サンドマン「その通りだ、F.S.」
F.S.「サンドマン…。君の危惧していた通り、ゼラバイアが現れたよ」
サンドマン「…心のどこかで覚悟はしていた。私は再び自分の過去と向き合うつもりだ」
不動「その意気や良し…!」
田中司令「っと…! 相変わらず唐突な登場ですね、不動司令」
不動「性分でな」
F.S.「不動司令、次元歪曲宙域の方は?」
不動「やはり、注意は必要だろう。あの一帯は『門』になりうる」
サンドマン「では、私の行こう。ゼラバイアの出現も無関係とは言えまい」
不動「これ心強い旅の友だ。頼らせてもらうぞ、サンドマン」
田中司令「余計なお世話でしょうけど、グランナイツやエレメント達とお会いしないのですか?」
サンドマン「親はなくとも子は育つ…。いや、彼等には親を超えてもらわねばならない」
不動「フ…だが、まだまだヒヨコには道を示してやらねばなるまいがな」
F.S.「では…」
不動「うむ…」
サンドマン「我々も彼等と共に立ち向かわねばならない。この世界を包もうとする新たな戦雲と…」
【シナリオエンドデモ終了】


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