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No.13AB
時空震動、再び

【シナリオデモ開始】
日本近海
伊豆半島バトルキャンプ

  ~マクロス・クォーター 格納庫~
エスター「………」
アルト「どうした、エスター? 何あ悩み事か?」
エスター「うん…。カトル達に連絡を取る方法がないかなって考えてて…」
ミシェル「あいつ等に合流するつもりか?」
アルト「ガロードの話じゃ、今あいつ等はソレスタルビーイングと行動を共にしていて、そこには黒の騎士団もいるらしい」
クラン「さらにそこにはOZからの離反者もいるらしいが、アロウズの将官がガンダムを目の仇にしているらしいという事は…」「その離反者というのはカミーユやシン達の可能性も高い」
エスター「ZEXISのガンダム乗りでOZに入った奴もいたんだっけ…」
ミシェル「そう怖い顔をするなよ。アロウズはともかく、OZの方はどうしようもない組織ってわけじゃない
クラン「そうだな。OZの主な任務は、はぐれ次元獣の咒所やテロリストの鎮圧だからな」「デュオやカトルの話にあった治安維持を盾に虐殺まがいの事をしてるのはアロウズの方だろう」
ミヅキ「ところが、状況は変わりつつあるのよね」
アルト「何かわかたのか、ミヅキ?」
ミヅキ「WILLが集めてくれたデータを色々と調べてみたんだけど…」「地球連邦内のパワーバランスが最近、変わりつつあるらしいの」
エイジ「権力争いでもしてるのかよ?」
ミヅキ「簡単に言えば、その通り。アロウズとOZは対立してるらしいわ」「両者共、地球連邦軍の中でエリート的な位置にいるんだけど、最近はアロウズがOZを押さえつつある…」「それでOZの末端の方は戦功を焦って、アロウズ同様の無茶をやっているらしいの」
琉菜「カミーユ達がOZを抜けたとしたら、そういう状況に嫌気が差したのかもね」
エイジ「そうだな。特にシンなんか、絶対にそういう事を許さない奴だいしよ」
正太郎「………」
アルト「ショックか、正太郎?」
正太郎「はい…。僕は今魔d地球連邦の存在に何の疑問も持っていませんでしたから」
クラン「それは仕方のない事だ。地球連邦の存在自体が悪いというわけではないしな」「それどころか、様々な脅威に晒されたこの世界では、その誕生は多くの人の希望であり、必然と言ってもいいものだったろう」
正太郎「それは僕もわかっています」「だからこそ、その裏で動いていた人間に恐怖を感じるんです」
エスター「恐怖?」
正太郎「僕は今までICPOの特別捜査員として色々な悪人と戦ってきました」「その中で最も恐ろしかったのは誰にも知られない所で自分の目的をこっそりと進めている奴でした」
エイジ「今の地球連邦の影の支配者もそういう奴だって言うんだな」
正太郎「もし、本当にそんな人間がいるなら、絶対に放っておくわけにはいきません」
エスター「わかるよ、正太郎。あんたの、その気持ち」
クラン「だが、そういう人間だからこそ、尻尾を捕まえるのは難しいだろうな」
ミヅキ「地球連邦が出来て3ヶ月…。この短い間に情報を統制して、アロウズに邪魔者を消させてきたような人間だものね」
アルト「とりあえずの平穏を保っている今の世界でそいつが表に出てくるような事もないだろうな…」
エスター「でも、カトル達やソレスタルビーイングが動けば、そいつだって慌てて何か行動を起こすよ」
ミシェル「どうだろうな…。残念ながら、現状ではあいつ等は巨象に挑むアリみたいなもんだ」
クラン「かと言って、我々には我々の任務がある。彼等と行動を共にするわけにはいかんぞ」
エスター「でも…」
〔センサーの反応音〕
エスター「ブラスタEsの次元センサーだ…! 半径200キロ以内で次元境界線の異常をキャッチした!」
エイジ「あの機体って、そんな便利なものまで装備してるのかよ…!」
エスター「それ程の精度はない。でも、逆に言えば、ブラスタEsでも感知できたって事は…」
アルト「余程の異常って事かよ!」
キャシー「クラッシャー隊各員へ。ブリッジから緊急連絡です」「先程、太平洋沖で時空震動クラスの次元震が観測されました」
エスター「さっきの次元境界線の異常か…!」
キャシー「これより本艦は現場へ急行し、事態の調査に当たります」「なお、先日の特種とアンノウンの件もあります。各員は第一種戦闘配備にて待機してください」「繰り返します。各員は第一種戦闘配備にて待機してください」
エスター「時空震動…。いったい何が起きてるんだ…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「時空震動、再び」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
ボビー「このポイントが時空震動が発生した地点ね…」
キャシー「地形データを照合した結果、土地の転移は起きていない模様です」
ジェフリー「周辺の状況は?」
モニカ「レーダー、センサー類は周辺の磁場異常で有効半径が極端に短くなっていますが…」「現状では索敵範囲内に動体反応はありません」
ワッ太「何だよ…。身構えてきたのに損しちゃったや」
柿小路「社長、油断はなりませんぞ」
木下「そ、そうですよ…! あの破界の王も時空震動で来たのをお忘れなく!」
勝平「大丈夫だって、木下さん。時空震動で来るのは悪党だけじゃねえんだからよ」
アポロ「それに、もし例のインサラウムが来たって俺達が軽くひねってやるぜ」
シリウス「軽口を叩くのは、そこまでだ。何か来るぞ…!」
〔敵ユニット出現〕
葵「出てきたね、アンノウン!」
エスター「でも、今日は特種はいないみたいだ」
甲児「どうやら、時空震動でやってきたのはこいつ等のようだな」
マリン「油断するなよ、みんな」
ガロード「大丈夫だって。あの小人は大して強くないしよ」
タケル「忘れたのか、ガロード。アンノウンは偵察、またか前衛用だ」
ゲイナー「じゃあ…!?」
マリン「そうだ。こいつ等は様子見に過ぎないかも知れない」
ジェフリー「何が起きるかわからない以上、各機は速やかに敵機を迎撃しろ」
エスター「こいつ等の後に次元獣が来るのか…」
<戦闘開始>

<敵10機撃破or2PP・敵増援1出現>

キャシー「艦長! 次元境界線の歪曲レベル、急的に上昇!」「次元震…いえ、このままでは…!」
〔画面、歪曲〕
ワッ太「エスターさん、何が起きるの!?」
エスター「じ、時空震動だ! 時空震動が起きるよ!」
ジェフリー「各機はショックに備えろ! 自機の安全を最優先にするんだ!」
〔時空震動現象〕
〔画面、発光〕

エスター「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔発光、収束〕
〔敵ユニット出現〕

佐伯「か、艦隊!?」
キャシー「あれは…!?」
〔カーソル、アンブローンを指定〕
ジェフリー「グレート・アクシオン…!? いや、細部が異なるか!」
ユーサー「あ、あれが…こちらの地球の軍か?」
ジェラウヅ「先遣隊の報告では、彼等も例のZEXISなる者達の一員かと」
ユーサー「そのような者達と転移の直後に遭遇するなんて…!」「ああ…何という不運だ…!」
ジェラウド「僭越ながら申し上げますとここは一度、軍を退くべきかと…」
アンブローン「それはそなたが決める事ではなかろう、ナイトオブナイツ」
ジェラウド「…失礼いたしました」
ユーサー「しかしだな、アンブローン…」
アンブローン「殿下、まずはその目で敵を確認すべきです。本隊は後退させて、本艦は戦場に残る事を進言いたします」
ユーサー「余に戦えと言うのか…!?」
ジェラウド「アンブローン殿…!」
アンブローン「案ずるでない。当然、護衛の部隊は残す「それとも卿は、新生アークセイバーが負けるとでも思うか?」
ジェラウド「…いえ…」
ユーサー「ジェラウド! アンブローンの言う通りに軍を動かすのだ!」
ジェラウド「御意」
勝平「あいつ等…インペリウムじゃないよな…」
甲児「奴等は俺達がこの手で倒したんだ。それにあの戦艦もグレート・アクシオンじゃない」
ゲイナー「あの艦隊…さっきの時空震動で転移してきたようだけど…」
マリン「気をつけろ! 何か出てくるぞ!」
〔敵ユニット出現〕
赤木「特種がたくさん出てきたぞ!」
アルト「あいつ等がアンノウンや特種をこちらの世界に送り込んでいたのか!」
タケル「次元獣以外の機体もいる…!」
葵「マルグリットのパールネイルにデザインラインが似てるわね」
斗牙「あの一団…やはり、聖インサラウム王国に関係しているのか…!」
〔敵ユニット離脱〕
〔アンブローン、後退〕

カナリア「敵の旗艦は後方で戦況をうかがうか」
アポロ「丁度いいぜ! 連中が何者か知らねえが、頭を潰せば、戦いは終わる!」
AS団員「殿下には指一本、触れる事は許さん!」
ワッ太「しゃべった!?」
厚井「あちらの人型は有人機か!」
AS団員「お前達に恨みも憎しみもない…! だが、戦場で会った以上、情けをかけるつもりはない!」
くらら「殺る気満々ってわけね」
朔哉「そこまで堂々と敵意をむき出しにされちゃ相手をしねえとな!」
佐伯「ど、どうします、ジェフリー艦長!」
ジェフリー「やむを得ん! 各機は向かってくる敵機を迎撃しろ!」
アンブローン「さあ、殿下…我等の新たな戦いの始まりです」
ユーサー「う、うむ…。新生アークセイバーの働きに期待するぞ」

<敵4機撃破or4PP・敵増援2出現>
正太郎「見てください! 敵の旗艦から何か出てきます!」
〔敵ユニット出現〕
〔ウェイン、前進〕

アンブローン「サフィアーダが出ただと!?」
ユーサー「え…あ…余は出撃命令を出しておらんぞ!」
ジェラウド「戻れ、ウェイン卿! 勝手は許さん!」
ウェイン「寝ぼけてるのか、旦那。俺はナンバー持ち…ハイナイトだぜ」「殿下の危機に対して、独自の裁量で出撃したまでだ」
ユーサー「き、危機…!?」
アンブローン「ウェイン・リブテール! 卿は何を言っているのだ!?」
ウェイン「黙ってな、婆さん。ここからは騎士の領分だ」「背中から騒ぎ立てられると迷惑だ。とっとと下がんな」
アンブローン「貴様という男は…!」
ジェラウド「アンブローン殿、ウェイン卿が出陣した以上、この後は彼に任せて問題はないでしょう」「殿下もよろしいですな?」
ユーサー「う、うむ。ZEXISについても十分に観覧する事が出来た」
ジェラウド「パレス・インサラウム、後退! 以降の指揮はウェイン卿に一任する!」
〔敵ユニット離脱〕
ウェイン「殿下のお守りとババアの相手…。同情するぜ、ナイトオブナイツ」
勝平「あの機体…! シュバルのエメラルダンか!」
宇宙太「あいつの機体は緑だが、今度の奴は青いぜ!」
ウェイン「…そう言や、お前等…お師匠とも戦ってたんだよな。だったら、あの人の流儀に合わせるか」
恵子「流儀?」
ウェイン「よく聞きな、お前等。俺の名はウェイン・リブテール。アークセイバーのナンバー4だ」
ゲイナー「やっぱり、アークセイバーか!」
ウェイン「俺の名前を覚えたか?」
甲児「何っ!?」
ウェイン「自分を倒す奴の名前ぐらい脳みそに刻んどけ。悔いを残したくねえだろ?」
ガロード「こいつ…! もう勝った気かよ!」
ウェイン「もう…? 気づくのが遅いんだよ、お前」「俺が出てきた時に勝負が決まったと思え!!」
〔ウェイン、出力上昇〕
ガウリ「ぬうっ! 奴の気迫…あのシュバル以上だ!」
アデット「どうなってやがるのさ…!? パワーもエメラルダンより、ずっと上だよ!」
マリン「気をつけろ! あいつ…シュバルよりも強い!」
ウェイン「悪いな。俺のサフィアーダは最新型なんだよ」「お前等に…そして、この世界の人間にたっぷりと教えてやるぜ…!」「新生アークセイバーの闘技をな!」

<敵増援2出現の次PP・味方援軍1出現>
甲児「あいつ、口だけじゃない…!」
斗牙「攻撃力だけ見れば、破界の王に匹敵するか!」
ウェイン「あの化け物と比べられても嬉しくも何ともねえよ」「で、俺の名前はちゃんと覚えたか?」
エスター「くそっ! あたしを上から見下ろすな!」
ウェイン「…悪いな、お嬢さん。これが現実だ」
エスター「力の差は気合で…」
ウェイン「黙れ!」
エスター「!」
ウェイン「そんなものじゃ、どうにもならないものがあるってのを俺達は嫌って程、知ってんだよ…!」
〔ウェイン、MAP兵器「Wホーン・ザンバー」使用〕
〔ウェインの周囲に爆発〕

ウェイン「さあ、来いよ。お前等の魂に敗北の味を刻んでやる…!」
ゲイナー「くっ…!」
ウェイン「来ねえんなら、こっちから…」「何だ、この反応は!?」
〔味方ユニット出現〕
〔セツコ、前進〕

アポロ「お、おい! あれは!?」
エイジ「バルゴラ・グローリー!」
勝平「セツコの姉ちゃん! 本当に姉ちゃんなのか!!」
セツコ「勝平君…! それにZEUTHのみんなも!」
ゲイナー「セツコあん! あなたも時空震動に巻き込まれたんですね!」
セツコ「え、ええ…。気がついたら、チーフやトビーはいなくて、私一人になっていて…」「それで戦闘を発見したので、ここに来たんだけど…」
ウェイン「ちいっ!」
〔ウェイン、セツコへ攻撃〕
〔セツコ、前進〕
〔セツコのいた地点に爆発〕

ウェイン「かわしたか…!」
セツコ「何をするんです、いきなり!?」
ウェイン「その機体…次元科学を使っているな?」
セツコ「え…」
ウェイン「あのババア以外にもあんな禁忌を使う奴がいるとはよ…。こいつは放ってはおけねえな…!」
セツコ「やめてください! 状況がわかっていない私は戦う気はありません!」
ウェイン「その様子…あんた、俺達の転移の影響で跳ばされてきたらしいな」「気の毒だが、こいつも縁だ…! 仕留める!」
勝平「セツコの姉ちゃん! そいつは言って聞くような奴じゃねえ!」
ミヅキ「状況は後で説明する。今は自衛のために戦いなさい」
セツコ「は、はい…!」
赤木「あの子もZEUTHのメンバーか…」
マリン「そうだ。俺達の大切な仲間だ」
ウェイン「フ…いきなり会ったばかりの人間達に手を貸すとは、あんた…とんだ尻軽か、お人好しのどちらかだな」
セツコ「違います」
ウェイン「違わねえよ。生命を張るのは関係が軽過ぎる」
セツコ「確かにここにいる人の大半は私にとって初対面の人です…」「でも、私が生死を共にしてきた人達がその人達の事を信頼しているんです。それは信じるに値します」
ウェイン「…礼を失していた。詫びを言わせてもらう」「名前を聞かせてもらうぜ、レディ。それが騎士の戦いの流儀だ」
セツコ「戦技教導隊グローリー・スター所属、セツコ・オハラ少尉です」
ウェイン「いい機体だな、セツコ。だが、そいつは俺とサフィアーダが潰す…!」
セツコ「そうはさせません…!」「この機体はバルゴラ・グローリー! 私達の誇りです!」

<セツコが戦闘>
セツコ「バルゴラ・グローリー…私達、グローリー・スターの誇り…」「この機体に乗っている限り、私は戦い抜いてみせます! たとえ、ここがどこの世界だろうと!」

<エスターvsウェイン>
エスター「こいつ…! 今までに戦った敵と段違いだ!」
ウェイン「相手の強さがわかるぐらいの腕はあるようだな、お嬢さん」「だが、その機体に乗ってるのは確か男だったはずだが…」
エスター「あんた、クロウの事を知ってるの!?」
ウェイン「思い出した。そいつはクロウ・ブルースト…」「俺のターゲットの一人だ…!」
エスター「あんたがクロウを狙うなら、あたしが相手になる! あたしの名前も覚えておきな!」「あたしはエスター・エルハス! スコート・ラボの次元獣バスターだ!!」

<セツコvsウェイン>
ウェイン「その機体…俺のサフィアーダと同じくDエクストラクターを持っているか」
セツコ「Dエクストラクター…?」
ウェイン「どうやら、俺達の起こした時空震動とあんたの機体が反応して、転移に巻き込まれたようだな」「だが、容赦はしないぜ…! 次元科学なんてのを使うような奴は俺達だけで十分だからな!」

<ガロードvsウェイン>
ガロード「シュバルのエメラルダンと似たようなもんだ! 負けるかよ!」
ウェイン「………」
ガロード「どうした、お前! やる気がなくなったんだったら、とっとと帰れよ!」
ウェイン「残念だったな。俺達には、もう帰る場所なんてのはないんだよ」「ついでだ…! サフィアーダをエメラルダンと同じと思った間抜けっぷりを後悔させてやるぜ!」

<甲児vsウェイン>
甲児「その強気な鼻っ柱を俺とマジンガーがへし折ってやるぜ!」
ウェイン「強気なのは、お前の方だ。実力差もわからず、向かってくるんだからよ」
甲児「何っ!?」
ウェイン「来な、マジンガーZ。その鼻っ柱をへし折ってやるぜ…!」

<勝平vsウェイン>
ウェイン「威勢だけはいいな、少年。だが、怒り任せじゃ俺は倒せんぜ」
勝平「うるせえ! 侵略者が偉そうな事、言ってんじゃねえ!」
ウェイン「…お前の言う通りだ。俺にそんな資格はねえか」「だったら、侵略者らしく極悪非道の戦い方を見せてやるぜ…!」

<ワッ太vsウェイン>
ワッ太「この野郎! 騎士のくせに、こんな戦いをやっていいのかよ!」
ウェイン「悪いな、少年。騎士だから、こんな戦いをしなきゃならないんだよ」
ワッ太「そんな言い訳をする奴は俺とトライダーが根性を叩き直してやる!」
ウェイン「そいつは御免だ。ガキの頃から、その手のはお師匠にたっぷりやられてるんでな…!」

<葵vsウェイン>
ウェイン「ん? 俺の聞いたダンクーガってのは翼があるはずだが…」
葵「どこの情報だか知らないけれど、自分の知らない所で噂されるのってあんまりいい気分じゃないのよね…!」
ウェイン「そいつは悪かった。レディへの礼節に欠けてたようだ」
葵「礼儀知らずを詫びるぐらいなら、とっとと自分達の世界に帰りなよ!」「嫌って言っても、叩き出すつもりだけどね!」

<正太郎vsウェイン>
ウェイン「リモコン操縦か…。そんなんで俺の動きについてこられるかい?」
正太郎「余計な心配をするな! 僕と鉄人は一心同体だ!」
ウェイン「そいつは失礼をした。だったら、手加減なしで行くぜ」「恨むなよ、少年。お前の相棒は俺のサフィアーダが打ち砕く!」

<タケルvsウェイン>
ウェイン「お前の超能力も俺とサフィアーダの前には通用しない」
タケル「何故、俺の力の事を知っている!?」
ウェイン「さて…何故だろうな」「一つだけ言えるのは俺達は必勝の準備をして、この場に立っているという事だ」
タケル「そんな言葉に惑わされるか! 俺は…俺達は負けない!」
ウェイン「負けか…。その言葉を軽々しく口に出すお前等はまだまだ甘いんだよ!」

<アルトvsウェイン>
アルト「あのエメラルダンの同型機だ! スピードでかく乱してやる!」
ウェイン「見通しが甘いな…! サフィアーダとエメラルダンを同じだと思うなよ!」
アルト「何っ!?」
ウェイン「俺達が何の考えもなく、この世界に来たと思ったら、大間違いだぜ!」

<ゲイナーvsウェイン>
ウェイン「いいスピードだ。俺以外の相手なら、十分に通用する」
ゲイナー「キングゲイナーの動きが見切られている…!? エメラルダンと違って動きも素早い!」
ウェイン「サフィアーダを見かけで判断すると痛い目に遭う…」「痛い目で済めば、御の字だがな!」

<斗牙vsウェイン>
エイジ「どうやら、俺達の知ってる騎士道ってのとお前等は全然、別物らしいな」
ウェイン「そうでもないぜ。そこらの文化には大差がないと聞いてる」
エイジ「じゃあ、何で騎士様が他の世界を侵略するような真似をしやがる!?」
ウェイン「騎士ってのは、そういうものだろ? 味方には頼もしく、敵には鬼か、悪魔か…」
斗牙「では、その鬼か、悪魔は僕達が相手をしよう!」
ウェイン「OKだ。そういう相手と戦わなきゃ、俺達も生き恥を晒してる意味がねえんだよ!」

<アポロvsウェイン>
アポロ「何なんだ、こいつの機体…! とてつもない力…無限を感じる!」
ウェイン「サフィアーダのDエクストラクターに気付くとは御目が高い」「だがな、そんなものは俺の力じゃねえ…! 俺の本当の力は、俺自身の闘技だ!」
アポロ「野郎…! その自信満々の態度、気に入らねえな!」
ウェイン「気に食わないのは当然だ。何しろ俺は、お前をあの世へ送ってやる男だからな…!」

<マリンvsウェイン>
マリン「あの機体の力…! エメラルダンとは根本的に異なるのか!?」
ウェイン「いい勘をしてるな、あんた。この力は俺達が高い代価を支払って手に入れたのさ」「だから、俺達はもう負けられない…! 俺達は守るものを失った騎士なのさ!」

<赤木vsウェイン>
ウェイン「知ってるぜ、お前等。サラリーマンなんだろ?」
赤木「俺達って有名人!?」
いぶき「そんな事を言ってる場合か、考えなさいよ!」
青山「どうやら、あの男…どこかで俺達の情報を入手しているらしい!」
ウェイン「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず…。兵法の基本にして極意だ」「悪く思うなよ。俺達はもう敗北は許されないのさ…!」

<ウェイン撃破oHP5000以下or6PP・勝利条件達成>
ウェイン「やるじゃねえかよ。名前を名乗った甲斐があったってもんだ」
アルト「負け惜しみを!」
ウェイン「口ばっかと思われるのもシャクだ。少しばかり本気を出すぜ」
〔ウェイン、出力上昇〕
ミシェル「何っ!?」
クラン「機体のダメージが回復していくだと!」
ウェイン「すごいもんだろ、次元科学ってのは。さすがに近畿なだけあるぜ」
タケル「このままでは…!」
ウェイン「言ったろ? 既に勝負は決まって…」
〔スパーク音〕
〔ウェインに爆発〕

ウェイン「ちいっ! Dエクストラクターが限界か!」
正太郎「あの機体爆発した…!?」
ウェイン「あのババア…! 中途半端な事をしやがって!」
葵「待ちなよ、あんた! 逃げる気!?」
ウェイン「逃げる? そいつは負けてる方が言う台詞だぜ」
エスター「くっ!」
ウェイン「ツイてたな、お前等。アンブローンのババアのミスに感謝しな」「だが、次はねえ…。それまで俺の名前は預けておいてひゃるぜ」
〔敵ユニット離脱〕
甲児「…やっぱり、アンノウンを送り込んでいたのはインサラウムだったのか…」
さやか「偵察機と特種はともかく、人間が乗ってる機体…すごい力だった」
マリン「あのウェインという男のサフィアーダ…シュバルのエメラルダン以上だ」
ワッ太「どうしてくれるんだよ、勝平! インサラウムなら楽勝だって言ってたけど、どこがだよ!」
勝平「そんな事、俺に言われてもよ!」
ジェフリー「モニカ君、インサラウムの艦隊の行方は?」
モニカ「…完全にロストしました。周辺に反応は感知できません」
ボビー「あいつ等…時空震動もコントロールしてたみたいだから、次元の向こうに逃げたのかも…」
ジェフリー「次元の向こうからの敵…インサラウムか…」
セツコ「………」
ゲイナー「大丈夫ですか、セツコさん?」
ガロード「いきなり戦闘に巻き込まれるとは、あんたもツイてないな」
セツコ「そうね…」「でも、こうしてみんなと会えた…。それだけでも運が良かったと思う」
ジェフリー「各機は帰還せよ。その上で今後の対応を検討する」「なお、セツコ少尉…。こちらは君を保護したいのだが、よろしいかな?」
セツコ「はい。私の知人もいるようですから、よろしくお願い致します」
エスター「セツコ・オハラとインサラウム…か…」「また時空震動で世界が変わっちゃうのか…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~マクロス・クォーター 格納庫~
勝平「セツコの姉ちゃん!」
セツコ「良かった。勝平君もみんなも元気そうで」
エイジ「ここにはいないけど、シンやジロン達、ZEUTHのみんなもこっちの世界に来ているぜ」
セツコ「シン君達はどこに?」
琉菜「ちょっと状況が複雑なんで、一言では言えないけど、おいおい説明しますね」
セツコ「でも、安心したわ。1ヶ月前にZEUTHのみんなが急に一斉に失踪したんで心配してたんだけど…」
アポロ「ちょっと待てよ、おい!」
シルヴィア「あたし達…こっちの世界に跳ばされてからもう1年になるんですけど…」
セツコ「え…」
シリウス「どうやら、我々がこちらの世界に跳ばされた時、元の世界との間に時間のズレが出来ているようだな」
勝平「とりあえず、この世界での俺達の仲間を紹介するぜ」「知った名前と顔もいるけど、別人だから驚かないでくれよ」
セツコ「ありがとう、勝平君」
恵子「後で私達が転移してからの向こうの世界の様子も聞かせてくださいね」
宇宙太「ま…1ヶ月しじゃ経ってないんじゃ、そんなに変わった事もないだろうがな」
赤木「あの子が何度か話に出てきたZEUTHのセツコって子か…」
青山「俺も向こうの世界の話ってのを聞かせてもらおうかな」
正太郎「青山さん! そんな事、言ってる場合じゃありませんよ!」
エスター「正太郎の言う通りだよ! 可愛い子を見ると鼻の下を伸ばしてさ…!」
青山「そう怒るなよ、エスター。俺だってインサラウムが攻めてきた事の重大さはわかってる」「だが、事が事だ。連邦軍の一部隊である俺達が対処するには相手が大き過ぎる」
タケル「インサラウムの件は佐伯さんが大塚長官に報告したそうです」
マリン「その存在は予測していたが、まさかあれ程の戦力だとはな…」
甲児「あのウェインって奴の機体の力…明らかにエメラルダンやパールネイルより上でした」
アルト「そうだな。戦ったイメージではディノダモン以上だった」
赤木「でも、それっておかしくないか…!?」「マルグリットさんが言ってたけれど、次元獣にされた機体と人間はその前よりもパワーアップしてるはずだろ?」
いぶき「その理屈でいけば、インサラウムの生き残りがディノダモンより強いのは、ありえないわね」
ワッ太「だいたい、あのウェインって奴…ナンバー4って事は、ナンバー3のシュバルより弱いはずじゃないか!」
マリン「そこから導き出される結論は一つ…。今日現れたインサラウムは、破界の王に滅ぼされた時よりも強くなってるという事だ」
タケル「同型機のはずのサフィアーダがエメラルダンより強いのも、そのためですか…」
甲児「でも、どうやってパワーアップしたんだ それ以前にインサラウムは破界の王に滅ぼされたんじゃなかったのか?」
マリン「今の時点では、何もわからない。奴等が何を目的として、こちらの世界に来たのかも」
タケル「だけど、一つだけ確かな事があります」
エスター「うん…。あたし達が戦わなきゃいけない敵…それも手強い敵が増えたって事だ」
〔モニターの開く音〕
ジェフリー「クラッシャー隊各員へ。私はマクロス・クォーター艦長、ジェフリー・ワイルダーだ」
アルト「艦長から、今後の行動の説明か…」
ジェフリー「我々が遭遇したインサラウムについては残念ながら、その目的も行方も何もわかっていない」「なお、地球連邦軍では、本件に対しては特別対策委員会が設けられ、対応が協議される事となった」
ミシェル「インペリウムの例もあるからな。やはり、異次元からの敵については慎重になるだろう」
ジェフリー「恐らく地球連邦軍の中枢はインサラウムの侵攻を警戒し、一時的に各地の指揮系統にもほころびが生じるだろう」「我々はその間にソレスタルビーイングに接触する」
クラン「何っ!?」
ガロード「接触って事は、戦いに行くわけじゃねえよな」
正太郎「だからと言って、ソレスタルビーイングと協力して地球連邦と戦うんじゃないですよね」
ジェフリー「おそらく、この放送を聞いた諸君等も動揺しているだ事だろうが…」「今回の接触は黒の騎士団の総帥であるゼロの召集によるものだ」
甲児「召集…!?」
さやか「それって、まさか…!」
ジェフリー「諸君等の中にも覚えている者がいるだろう。破界事変の末期、エルガン代表からZEXSISの召集権がゼロに与えられた事を」「ゼロは、その暗号通信コードを用いて我々に召集をかけたのだ」
タケル「ゼロがZEXSISを召集した…」
赤木「まさか、あいつ…俺達に地球連邦と戦えって言うつもりか!?」
ジェフリー「諸君等も先日のドラゴンズハイヴの一件でアロウズに対する不信感が高まっているだろう」「だが、今回のソレスタルビーイングとの接触はあくまでZEXSISの召集に応じたものだという事を忘れないで欲しい」「ZEXSISはエルガン代表の提唱する全人類の平和と降伏のための存在だ」「我々はその理念に従って彼等に会い、その真意を確かめ、同時のこの世界の真実と向き合わねばならないだろう」「今から2時間後、本艦は合流地点に向けて進路を取る」「もし、私の決定に異を唱える者がいるならば、それまでに艦を降りてくれ」
赤木「ガンダムと黒の騎士団…」
正太郎「地球連邦と敵対する勢力…」
アルト「ZEXSIS…。ゼロの奴…何を考えて俺達を集める気だ…」
エスター(カトル、カレン…。あたし達…もうすぐ会えるみたいだよ)(あんた達に聞かせてもらうよ。あんた達が戦っているものについてね…)

太平洋

  ~パレス・インサラウム ブリッジ~
〔歩み寄る足音〕
ウェイン「ウェイン・リプテール、帰還した」
ジェラウド「ご苦労だった、ウェイン卿。殿下に、ご報告を」
ウェイン「報告するような事は何もない。例の連中との戦いは中途半端で終わった」
アンブローン「ウェイン卿、それが殿下を前にしての態度か?」
ウェイン「…うるせえよ、婆さん。ハイナイト…それも一桁の俺に科学長官が意見する気か?」
アンブローン「今の私は宰相だ。それを忘れてはおらぬか、ウェイン卿?」
ウェイン「インサラウム2000年の歴史の中でそんな役割は存在しなかったぜ」
アンブローン「フ…若者が過去に囚われているとは情けない。歴史の中になくとも、今は存在している…。それだけの話であろう」「ウェイン・リプテール。宰相の職にある私の言葉は殿下の言葉と思え」
ウェイン「それでよろしいのですか、殿下?」
ユーサー「あ…うん…。そういう風に決まったからね」
ウェイン「………」
ジェラウド「ウェイン卿…!」
ウェイン「わかってるよ、旦那。俺だってアークセイバーだからな」「とっとと、こっちの世界を手に入れて聖インサラウムへの忠誠の証を立ててやるさ」
ユーサー「あ…ウェイン…」
ウェイン「ご安心を、殿下。それまでは騎士の務めを果たしますから」「それまで、ですがね」
ジェラウド「ウェイン・リプテール!」
ウェイン「ちっ…」
〔歩み寄る足音〕
???(マルグリット)「控えよ、ウェイン卿。殿下の御前であるぞ」
ユーサー「おお…!」
マルグリット「お久しぶりでございます、殿下。ナンバー7、マルグリット・ピステール、御下命を賜り、馳せ参じました」
ユーサー「待っていたよ、マルグリット。また以前のように余に仕えてくれ」
マルグリット「それが私とパールネイルの務めでございます」
アンブローン「よく来た、マルグリット卿。だが、その前に先日、我々の送り込んだ先遣隊と交戦した理由を述べてもらおう」
マルグリット「………」
ユーサー「アンブローン! マルグリットには連絡の行き違いがあったのだろう!」「こうして余の下に参じたのはマルグリットの忠誠の証! それを疑うような真似は控えよ!」
アンブローン「殿下が、そう仰られるのでしたら…」
マルグリット「ありがとうございます、殿下」
ユーサー「気にするな、マルグリット。亡き父、インサラウム72世に真珠と評されたそなたのほほえみを、また余に見せてくれ」
マルグリット「はい…」
アンブローン「マルグリット卿よ。卿のパールネイルにも最新の次元科学の成果を施そう」「これでアークセイバーは無敵となる。もう何者も…あの破界の王にも負ける事はないだろう」
マルグリット「お願いします、アンブローン長官」
アンブローン「卿も覚えておくがいい。いまの私は聖インサラウム王国の宰相だ」
マルグリット「…かしこまりました」
アンブローン「では、皇子…」
ユーサー「う、うむ…」「アークセイバー、ナンバー1にして、ナイトオブナイツ、ジェラルド・ガルス・バンテール…」
ジェラウド「ここに」
ユーサー「ナンバー4、ウェイン・リプテール、ナンバー7、マルグリット・ピステール…」
ウェイン「ここに」
マルグリット「ここに」
ユーサー「忠実なる我が騎士、アークセイバー…そして、インサラウムの民達よ! 時は来た!」「余はここに宣言する! 我らの祖国の復興を!!」「そして、新たな大地を! 聖王の名において、再世を誓う!」
マルグリット(殿下…)
【シナリオエンドデモ終了】


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