TOP PAGEへ

No.21A
時の流れに

【シナリオデモ開始】
暗黒大陸
北部

  ~イカルガ 食堂~
勝平「…んじゃ、ZEXSISのメンバーの中で暗黒大陸に閉じ込められてたのって大グレン団とゲッターチームだけなのか…」
ロラン「ハイム農場の周りにいた僕達やゲイナー達、もっと西の方にいたジロンや桂さん達は巻き込まれずに済んだんだ」
ゲイン「大陸を次元の檻に閉じ込めた時空震動の時、シモンや竜馬達はテッペリン付近で何者かと戦っていたらしい」
宇宙太「その何者かってのは何なんです?」
ゲイン「わからん。それを俺達が聞く前に時空震動が発生したからな」
恵子「やっぱり獣人と戦っていたんでしょうか…」
ワッ太「でも、螺旋王が倒れた時、獣人と人間は仲良くなったんでしょ?」
柿小路「昨日の敵は今日の友…とは言いますが、人間、そう簡単には割り切れないものです。…この場合、人間ではなく、獣人ですが」「きっと獣人の中には今まで狩りの対象だった人間と手を結ぶのを拒んだものもいたでしょう」
ワッ太「ふうん…難しいんだね」
ゲイナー「人間同士だって争いが起きているんだ。種族を越えた生活は、きっといろいろと難しいと思うよ」
ガロード「でもよ、獣人の王様の娘のニアとシモンはそんなの全然気にしてねえんだ。期待は出来ると思うぜ」
ゲイナー「そうだね。そのシモンがリーダーをやってるんだ。きっとうまくいくさ」
木下「はい~! 私もニアさんのような方でしたら、すぐにでも仲良くなるです!」
恵子「木下さんったら…」
宇宙太「いや…こうういう人ばっかりだったら物事は色々とうまくいくだろうぜ」
アナ「とにかく今は進むのみです。暗黒大陸の状況は大グレン団の皆さんから、直接聞きましょう」
正太郎「………」
アナ「何です正太郎さん?」
正太郎「アナ姫は立派だなって思ってね」
アナ「正太郎さんこそ、若年ながら、『あいしーぴーおー』でご活躍されていたと聞いております」
さやか「若年ながらって…」
サラ「どう見ても、アナ姫の方が年下よね…」
正太郎「僕は鉄人の力を使っているだけだよ。その点、アナ姫はアナ姫自身がみんなを支えているからね」
アナ「お褒めに与り、光栄です」
勝平「何だよ、正太郎! マッキーみたいな可愛いガールフレンドがいるのに、アナ姫にちょっかい出すなよ!」
恵子「正太郎君ってガールフレンドがいたんだ?」
サラ「聞かせて聞かせて! いったいどんな子?」
正太郎「マ、マッキーは僕がお世話になってる敷島博士の娘さんで…」
さやか「とっても仲良しなのよね」
正太郎「参ったなぁ、さやかさんまで…」
ワッ太「それなのにアナ姫に手を出すなんて日本に帰ったら、マッキーにチクっちゃおうっと!」
正太郎「やめろよ、ワッ太! ただアナ姫は僕よりも年下だからちょっと嬉しくなっただけだって!」
アナ「そうですね。。私はZEXSISで一番の年少者ですから」「でも、大グレン団には私と同じぐらいの歳の子もいますよ」
正太郎「へえ…そうなんだ。会えるのが楽しみだな」
宇宙太「しかし、さっきから行けども行けどもずっと荒野だな…」
恵子「でも、窓から見える景色は前に来た時に見たより何だか荒れているようだけど…」
勝平(なあ、ワッ太…)
ワッ太(何だよ、勝平? 急にヒソヒソ声で…)
勝平(もうちょっと行ったらイカルガは停止して、この辺りを調査するって話だよな)
ワッ太(うん。よくわからないけど、ゲッター線がどうのこうのって言ってた)
勝平(だったら、丁度いいぜ。俺達も調査に行こうじゃないの、俺達だけでよ)
ワッ太(そいつはいいや! せっかくだから、久々の暗黒大陸を探検しようぜ!)
勝平(正太郎にはナイショだぜ。あいつ、きっと反対するから)
ワッ太(了解、了解。イシシ、何して遊ぼかな…っと!)

勝平「ふえ~近くで見ると、こりゃまた派手に荒れ果ててんな」
ワッ太「これってどういう事なのさ、ガロードさん?」
ガロード「俺に言われてもわからねえよ。ハイム農場の周りは、こんな事はなかったし」
ゲイナー「次元の檻に閉じ込められていた時にこの辺りで何かが起きたんだと思うけど…」
シンシア「そういう調査は本隊に任せとけばいいよ。あたし達は遊びに来たんだからさ」
勝平「さすがはゲーム大臣! 全く以って、その通りだぜ!」
ワッ太「でも、びっくりしたよ。勝平がバギーを運転できるなんてさ」
勝平「まあな。あんなのザンボットの操縦に比べりゃ簡単なもんだぜ」
アナ「何を言っているんです! あんな乱暴な運転で!」
ゲイナー「ア、アナ姫! どうして、ここに!?」
アナ「あなた達がコソコソしているのを見て、リンク達と一緒にこっそりバギーに乗り込んだんです」
リンクス「キッ!」
シンシア「あはは、お前達も遊びに来たんだね」
アナ「すぐに帰りますよ、シンシア。今この大陸は未知の状況にあるのですから」
ガロード「未知の状況って?」
アナ「ガロード…あなたも聞いてなかったんですね。ラクシャータ博士の見解を」
ゲイナー「例のゲッター線がどうのって話?」
アナ「そうです。博士の推測では、この周辺…と言うより、ここを含むかなりの広範囲において…」「約10年程前に大規模なゲッター線の照射…もっと言うならば爆発があったらしいとの事です」
勝平「ゲッター線の爆発だって!?」
アナ「幸い現在のゲッター線の量は人体に影響が出るような数値ではないそうですが、何が起こるかわからないのです」
ワッ太「ちょっと待ってよ、アナ姫。10年ぐらい前って事は破界事変よりずっと昔の話だよね」「そんな時に暗黒大陸でゲッター線の事故があったなんて信じられないよ」
勝平「そうだぜ! それに俺達…破界事変でこの辺りに来たけど、その時はこんな風じゃなかったのによ!」
アナ「だから、イカルガは停止して周辺の調査をする事を決めたのにあなた達は勝手をして…」
シンシア「待って、アナ姫! 何か来るよ!」
〔物音〕
獣人(モギュー)「見つかったか…」
ワッ太「出た、獣人だ!」
獣人(アリクイ)「政府軍め! こちらの動きに感づいてやがったか!」
ゲイナー「政府軍…? 僕達も一応は地球連邦軍の部隊だけど…」
ガロード「やめろ、ゲイナー! そいつ等は明らかに俺達をやる気だ!」
獣人(モギュー)「俺達は俺達のために戦う! お前達の思い通りにはならんぞ!!」
獣人(アリクイ)「この大陸はお前達だけのものではない! それを教えてやる!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「時の流れに」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ワッ太「ガンメンを出してきた!」
ガロード「くそっ! あいつ等がここまでマジになってるのって初めてじゃねえか!」
獣人(モギュー)「政府軍め! 隊長が合流する前にお前達を片付けてやる!」
ゲイナー「逃げるんだ、アナ姫!」
アナ「は、はい!」
獣人(モギュー)「俺達も後がないんだ! 余計な情けはかけん!」「死んでもらうぞ!」
〔敵の周囲に爆発〕
シンシア「イカルガが来てくれた!」
勝平「違うぜ、ありゃ!」
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

アナ「見た事のないロボットと戦艦です…!」
???(ギミー)「逃げるんだ、アナ姫!」
アナ「え…」
???(ダリー)「ここは私達に任せて! 早く!」
ワッ太「あのロボット、グレンラガンに似てる!」
勝平「アナ姫を知ってるって事はあれって俺達の知り合いか?」
ガロード「話は後だ! あいつ等がガンメンの相手をしてくれてるうちに逃げるぞ!」
ギミー「な、なあ、ダリー…。俺、夢中で呼びかけたけど…」
ダリー「う、うん、ギミー…。あれはアナ姫だった…。あの時のままの…」
隼人「詮索は後にしろ。今は目の前のゲリラを叩くぞ」
ギミー「でもよ、隼人さん!」
隼人「質問は一切受け付けん」
ギミー「う…」
敷島「ヌフフ…隼人に反抗するにはまだまだ青いな、ギミー」
ギミー「ガキの頃の記憶のせいか、どうにも隼人さんには頭が上がらない…」
ダリー「行きましょう、ギミー。レジスタンスとの戦闘も私達の任務なんだから」
ギミー「よし…! 奴等にグラパールの力を見せてやるぞ!」
<戦闘開始>

<敵全滅or4PP・味方援軍1&敵増援1出現>

ダリー「このエリアに接近する戦艦があります!」
ギミー「あいつが来たのか!?」
敷島「違うな。どうやら、お客さんのようだ」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
隼人「何…!?」
ゼロ「ゲッターチームの神隼人…!」
甲児「いくら一年ぶりだからって貫禄がつき過ぎだぜ…」
隼人「一年ぶり?」
敷島「グハハ! こりゃ傑作だ! 時空震動は面白いイタズラをしてくれる!」
クロウ「イタズラ?」
隼人「説明は後でしてやる。その前に厄介な奴を片付ける」
〔敵ユニット出現〕
隼人「来たか、ヴィラル…!」
ヴィラル「神隼人…! ついに貴様が直々に出てきたか!」
赤木「ヴィラルって…獣人軍団の隊長だった奴か!」
ヴィラル「ZEXSISもいるか…。どうやら外の世界から来たようだな」
ガロード「あいつ…! 螺旋王が負けてから1年も経つのにまだ戦っていたのかよ!」
ヴィラル「1年…? 俺の戦いの時も随分も安く見積もられたもんだ」
獣人(モギュー)「ヴィラル隊長! 想定外の戦力もいます! いかがいたしましょうか!?」
ヴィラル「物資を積んだ輸送部隊を逃がすのを優先する! 俺達は前線で奴等を止めるぞ!」「ガトラ・リーダー隊は西へ逃げろ! お前達さえ逃げ切れば、まだ俺達の戦いは続けられる!」
獣人(鳥)「了解です!」
〔カーソル、目標地点を指定〕
ギミー「あいつ等、ここを離脱する気か!」
ダリー「後方の部隊に物資を送るつもりね!」
隼人「ZEXSIS、この場にいる以上、お前達にも手伝ってもらうぞ」
甲児「隼人さん、あの獣人達は!?」
隼人「新政府に反対するレジスタンスだ。ここまで生き残ってきた連中だけあって、手強いぞ」「各機は前線の部隊を叩きながら、ガトラ・リーダー部隊を迎撃しろ」
ワッ太「何かすごいね、隼人さん。あの地上戦艦の艦長になって貫禄たっぷりだ」
柿小路「男子三日会わざれば刮目して見よ…。この1年は彼にとっても、飛躍の時だったようですね」
隼人「フ…」

<隼人が戦闘>
隼人(時空震動で次元の檻が破壊された今、我々に残された時間は、もう限られているのかも知れん…)(急がなければならない…。たとえ犠牲が生まれる事になっても)

<ギミーが戦闘>
ギミー「グラパールはグレンラガンの量産型なんだ! 旧式のガンメンで勝てると思うなよ!」「俺だって、もう一人前なんだ! 隼人さんに、それを見せてやる!」

<ダリーが戦闘>
ダリー「ギミーはどうせ言っても突撃はやめようとしないから、私がフォローしないと…!」「ああいう所は、本当にみんなにそっくりなんだから!」

<ヴィラルと戦闘>
ヴィラル「…どうやらここが俺の最後の戦いの場になりそうだ…」「奴がいないのが唯一の心残りだが、懐かしい顔が俺を見送るために揃ったのなら、もはや言う事はない…」「行くぞ、ZEXSIS! 俺とエンキドゥドゥの魂をお前達で燃やし尽くす!!」

<隼人vsヴィラル>
ヴィラル「神隼人! 貴様ほどの男まで新政府の犬に成り下がるとはな!」
隼人「お前の言いたい事もわからんでもない。だがな…もうこの世界はそんな余裕はないかも知れないんだ」「悪いが、ここでお前等は潰す。恨むなら、俺を恨め」

<ギミーorダリーvsヴィラル>
ヴィラル「貴様等ごとき、グレンラガンもどきでは相手にならん! 奴はどうした!?」
ギミー「総司令が出るまでもないんだよ!」
ダリー「あなたの相手は私達よ!」
ヴィラル「小僧と小娘が! このヴィラル、どれだけ傷ついていようが貴様等ごときに取れる相手だと思うなよ!」

<ヴィラル撃破>
〔ヴィラルに爆発〕
ヴィラル「ここまでかエンキドゥドゥ…!」「俺のわがままによく付き合ってくれた。悪かったな…」
〔敵ユニット撃破〕
ヤマザキ「ヴィラル機の撃墜を確認しました」
隼人「地上部隊を派遣して、奴を捕らえろ」
敷島「逃がすなよ、隼人。奴には聞きたい事がたくさんあるからな」
藤堂「………」
朝比奈「どうしました、藤堂さん?」
藤堂「あのヴィラルという男、生命を賭して戦っていた」「どうやら、この戦い…ただの人間と獣人の争いではなさそうだ」

<敵全滅・勝利条件達成>
ダリー「敵の全滅を確認しました。脱出した獣人も地上部隊が逮捕しています」
ギミー「ヴィラルも捕まえたから、これであいつ等の抵抗も終わりだな」
赤木「な、何か…さっきからすごい気になるんだけど…」
カレン「もしかして…もしかするけど、あのグレンラガンに似たメカに乗ってる二人って…」
隼人「お前達の知りたい事はこちらの仕事が終わったら、全部教えてやる」
甲児「仕事って…」
隼人「お前達は見ない方がいい」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~タワー 格納庫~
ヴィラル「フ…こうして顔を合わせるのは何円ぶりかな、神隼人」
隼人「………」
ヴィラル「思えば、お前との付き合いはこの大陸が変わり始めた頃からだな」
隼人「思い出話がしたいのか、ヴィラル?」
ヴィラル「俺は、お前もお前の相棒も敵ではあったが、戦士として認めていた。…だが、今のお前は何だ!?」「お前達のやっている事はお前達が倒した螺旋王ロージェロムと同じ事だ!」
隼人「…言いたい事はそれだけか?」
ヴィラル「俺を殺すつもりか?」
隼人「お前一人の生命で片がつくのならな」
ヴィラル「好きにしろ。螺旋王より賜った不死の身体も生きる意味を失えば、何の意味もない」
敷島「そう捨て鉢になるな。お前の生命には意味がある」
ヴィラル「何?」
敷島「ワシ達の役に立ってもらうぞ、ヴィラル。そのためにお前はカミナシティに連れて行く」
ヴィラル「かつてのテッペリン…。今はあの男の名を冠する街か…」
甲児「隼人さん…」
さやか「ま、前から迫力のある人だったけど…」
赤木「あそこまでいくと極悪人レベルだ!」
〔歩み寄る足音〕
ギミー「仕方ないですよ」
ダリー「あれから約10年…。隼人さんも私達も色々な事を経験してきましたから…」
赤木「10年って…!」
いぶき「私達がゲッターチームと別れてからまだ1年ぐらいしか経ってないけど…」
アナ「もしかして、あなた達…大グレン団のギミーとダリーですか?」
ギミー「その通り」
ダリー「久しぶりね、アナ姫」
ガロード「ちょ、ちょっと待てよ!」
ゲイナー「あの小さかったギミーとダリーがこんなに大きくなってるなんて!」
ギミー「だから言ったろ、ゲイナーさん。あれから10年近くの時が流れたって」
ダリー「外の世界から来たあなた達にとっては1年だったかも知れませんが」
甲児「じゃあ…!?」
クロウ「次元の檻の中では、外の世界と時間の流れが違っていたってわけかよ…」
【シナリオエンドデモ終了】


● 「暗黒大陸/宇宙」 へ戻る

● No22A「出撃!!新たなる戦士たち!」 へ進む


◆ 「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。