No.22Ａ
出撃！！新たなる戦士たち！
【シナリオデモ開始】
暗黒大陸
中央部
弁慶「…この一帯もゲッター線の影響を受けてるか…」
凱「久々に地上に出ましたけど、ここらはどこもこんな感じみたいスね」
古田「本当にヴィラル…やられちまったんですかね…」「あいつがいなかったら、俺達のいた村なんて政府軍の攻撃で簡単に潰されちまうっスよ…」
渓「そう簡単にヴィラルが死ぬもんか…！ きっとどこかで生きてるよ！」
弁慶「その通りだ。俺達はそれを確かめるために地上に出てきたんだ」
凱「で、大将…これから俺達はどこへ？」
弁慶「行き先は決まってる。カミナシティだ」「そこに行けば、全てがわかるだろうからな」
渓「カミナシティのカミナって大グレン団の初代リーダーの名前なんだよね」「親父が昔、そのカミナに会った事があるって本当？」
弁慶「…そんな話、どこで聞いた？」
渓「ヴィラルからだよ」
弁慶「あいつ…余計な事を」
渓「ついでに聞いた。親父は本当なら政府でも重要な役職につけるはずだって」「ヴィラルは言ってたよ。どうして、親父が辺境で穴倉暮らしをしてるか、わからないって」
弁慶「お前には関係ない話だ…！」
渓「そうやってすぐに怒鳴って誤魔化す！ 今日という今日は穴倉暮らしをしてきた理由を聞かせてもらうよ！」
弁慶「ったく…お前のその直情思考は誰に似たんだ…」
渓「知るもんか！ どうせ、あたしは拾われっ子だよ！」
凱「でも、大将…。俺達は政府のやり方が気に食わなくて、穴倉暮らしをしてたっスけど…」「渓は前から地上に出たいって言ってたんスから…」
古田「そうですよ。それを許さなかった理由を話してやっても…」
弁慶「俺の決めた事だ」
渓「じゃあ、だったら何で今回は地上行きを許したんだよ？」
弁慶「許したわけじゃねえ。お前が勝手についてきただけだろうが」
渓「何だよ！ あたしを追い返す気！？」
弁慶「…いや…。そろそろお前にも自分の道を選ばせる時かも知れないと思ってな…」
渓「親父…」
弁慶「全てはカミナシティで話す。それまでは黙って付いて来い」（そして、聞かせてもらうぞ、隼人…。お前達の考えている事も…）
〔歩き去る足音〕
渓「何だよ、親父の奴…」
古田「よっぽど、渓ちゃんの事が心配なんだな、大将は」
凱「ああ…まさに目に入れても痛くない愛娘ってところだ」
古田「でも、その大将が、あんな事を言うなんていよいよ子離れなのかな…」
渓「知るかよ、そんなの！ さあ行くよ、カミナシティに！」
～タワー ブリッジ～
ゼロ「…では、次元境界線の歪曲で他地域から隔絶されていた暗黒大陸は、我々と異なる時間の流れの中にいた…と？」
隼人「我々とそちらの情報を突き合わせれば、そう反譚するしかあるまい」
佐伯「そんな事が起きるなんて…」
ロジャー「それが多元世界というものだな」「この場合、どちらの時間の流れが正常であったかは論ずるだけ無駄だろう」
ゼロ「うむ…。我々はこの事態を事実として受け止めるしかないという事か」
ロジャー「隼人…。昔通り、そう呼んでも構わないかな？」
隼人「その辺りは気にするな」
ロジャー「では、隼人…暗黒大陸が封鎖される原因となった時空震動の際、君達と大グレン団は何者かと交戦中だったと聞いているが…」
隼人「事実だ。我々はあの時、真ドラゴンと戦っていた」
ゼロ「早乙女研究所に出現したゲッター線を溜め込んだ化け物か…！」
ロジャー「まさか、あれが生きていたとはな…」
隼人「そして、これは推測だがあの時空震動も奴の仕業だと思われる」
ゼロ「時空震動すら発生させる化け物、真ドラゴン…」
～タワー 格納庫～
甲児「…じゃあ敷島博士は、真ドラゴンがその重陽子ミサイルの爆発をかわすために時空震動を起こしたと考えてるんですね？」
敷島「簡単に言えば、そういう事だ。あの状況から見て、そうとしか判断できんしな」
正太郎「あの敷島博士…」
敷島「何だね、少年捜査官クン？」「敷島博士は、僕がお世話になってる敷島博士と何か関係があるんですか？」
敷島「並行世界の同一人物だ」
正太郎「え！？」
敷島「冗談じゃよ。あれはワシの息子…つまり、マッキーはワシの孫娘という事だ」
正太郎「そんな！？」
敷島「ハッハッハ！ ＩＣＰＯの捜査官が、そんな簡単に人の言う事を信じてはいかんな」
ワッ太「じゃあ、嘘って事か」
勝平「そりゃそうだろ。こんな爺さんとマッキーの血がつながってるわけないって」
正太郎「よ、よかったぁ…」
敷島「ハッハッハ、すまん、すまん。そんなに驚くとは思わんかったよ」
赤木「それで敷島博士…。真ドラゴンはどうなったんです？」
敷島「わからん。あれ以来、奴は姿を見せておらんしな」
いぶき「ミサイルにやられたんですか？」
敷島「それもわからん」「何しろ、あの場にいた人間もロボットも光に包まれた後、暗黒大陸の色々な所に吹っ飛ばされたんでな」「この大陸が次元の檻に閉じ込められた事とカウチがゲッター線の影響を受けた事を除けば、とりあえず何とかなったというわけだ」
青山「しかし、不思議な話ですね。普通に考えれば、真ドラゴンのいた位置から同心円状に被害が広がってるはずなのに…」「大陸の様々な場所で高濃度の残留ゲッター線が計測されるなんて」
敷島「お前さんの言う通りだ。そういうわけなんで、ワシ達は各地のゲッター線の状況を調査しとるんだ」「ま…その準備に１０年近くもの時間を必要としたわけだがな」
赤木「色々と大変だったんスね…」
ダリー「あの時空震動から今日まで、多くの人達の頑張りがあったおかげで私達は生きてこられたんです」
ギミー「全てはシモンさんが中心になって出来た政府の力ですよ」
ダリー「大グレン団のみんなも、今ではその政府の主要メンバーを務めています」
勝平「へえ…この１０年近くの間に本当に色んな事があったんだな」
ワッ太「隼人さんの貫禄なんてうちの専務以上だもんね」
甲児「竜馬さんや武蔵さん、弁慶さんと元気はどうしてる？」
ギミー「それは…」
ダリー「その…」
敷島「どれ少年少女では言いづらいだろうワシが説明してやる」「武蔵は真ドラゴンとの戦いで死んだ」
ワッ太「そんな…！？」
勝平「武蔵の兄ちゃんが…」
敷島「竜馬と真ゲッターは重陽子ミサイルの爆発後、行方不明…」「弁慶と元気はワシ達とは別れ、辺境でくらしているそうだ」
勝平「………」
敷島「初耳のお前さん達にはショックだろうな…」「ワシ達も、それを乗り越えるにはそれなりの月日が必要だったよ」
甲児「あの竜馬さんが行方不明だなんて…」
赤木「想像以上にとんでもない事だったんだな、真ドラゴンとの戦いって…」
さやか「弁慶さん達はどうして、そんな所で暮らしているんですか？」
敷島「そこまではわからん。ま…ああいう所には今の政府のやり方に反対する人間が住んでるからな」「弁慶達は、そこの連中と一緒にいるんだろう」
甲児「もしかして昨日のヴィラル達も…」
敷島「その通り。あいつはレジスタンス達のリーダー的な存在だったんだ」「あいつを逮捕した事で、連中の反政府活動も静まるだろうな」
エスター「………」
カレン「………」
敷島「ん？ 何か微妙な雰囲気だな…」
クロウ「昨日の戦いだがよ…。成り行きで手を貸しちまったが、色々と解せない所があってな」
青山「最初は螺旋王との戦いの続きの人間と獣人の争いだと思っていたが、どうも真相は違うっぽいようだ…」
カレン「弁慶さん達も連中と一緒に暮らしてるって事はそこは人間と獣人の共同社会なんですよね？」
敷島「いかにも」
クロウ「つまり、種族の戦いじゃなくて、純粋にイデオロギーの問題ってわけだ」
柿小路「そうなると彼等の言い分というものも聞かなければ公正さを欠きますな」
敷島「う～ん…その話をすると、かなり長くなるな…」
赤木「話せないのを誤魔化してるんじゃないでしょうね？」
ギミー「そんな事ありません！ あいつ等は政府のルールを破る無法者なんです！」「この大陸の事を考えてロシウさん達が決めた事をあいつ等が無視するからいけないんです！」
ダリー「ギミー…！」
敷島「ギミーはロシウのシンパだからな」
アナ「そう言えば、ギミーとダリーはロシウさんと同じ村の出身でしたね」
ダリー「うん…」
ギミー「俺はあの人とシモンさんが作った国を守るため、グラパール隊に入隊したんだ」
敷島「ちょっとばかし興奮気味だったが、ギミーの言っている事は間違ってはおらんよ」「だから、お前達も悪事に加担したなどと思う必要はない」
カレン「そうは言われても…」
甲児「さすがにそんな説明じゃ納得できませんよ」
敷島「さっきも言った通り、長い話になるからな。そこらはカミナシティで総司令から直接聞くがいい」
クロウ「総司令ってのは…」
ギミー「もちろん、大グレン団のリーダー、シモンさんですよ」
〔敵襲警報〕
敷島「ん？ 敵襲か…」
ギミー「またレジスタンスが来たのか…！」
エスター「言っとくけど、事情が納得できるまであたしは出撃する気はないからね」
ヤマザキ「タワー乗組員、グラパール隊、ならびにＺＥＸＳＩＳ各員に告げます」「未確認の部隊が本艦に向けて接近中です。支給、出撃の準備を」「なお、接近中の部隊は９９．２％の確率でインベーダーだと思われます」
敷島「ほう！」
甲児「インベーダーって…破界事変の時にやってきたあれか！」
ギミー「奴等が、また来たのか…！」
青山「次元の檻が破壊されたんで千客万来ってわけらしい」
クロウ（だが、破界事変の末期から今日まで姿を見せてなかったインベーダーが再び現れるとはよ…）（奴等の出現は暗黒大陸の解放に関係していると見るべきか…？）
甲児「相手がインベーダーなら、放っておくわけにはいかない！ 行こうぜ、みんな！」
エスター「了解だ！ あいつ等がまたやってきたっていうなら、叩き潰すだけだ！」
敷島（ヌフフ…本気で近くまで来ているのかも知れんな）（世界最後の日というやつが…）
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「出撃！！新たなる戦士たち！」
【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〈出撃準備〉
ロラン「この辺りは、さらに大地が荒れている…」
ゲイナー「ゲッター線の影響が大きかったみたいだね」
玉城「来るぜ！ インベーダー野郎が！」
ゼロ「各機、迎撃用意！」
〔敵ユニット出現〕
エスター「グロ！」
カレン「久しぶりに見たけど、やっぱり気持ち悪い奴等だね」
甲児「こいつ等との再会なんて嬉しくも何ともねえ！ さっさと片付けるぞ！」
隼人「…奴等が来たという事は…」
敷島「やはり、この大陸のどこかにマーカーがあると考えていいだろうな」
隼人「つまり、あれが生きているという事か…」
＜戦闘開始＞
＜敵８機撃破or２ＰＰ・味方援軍１＆敵増援１＆第３軍増援１出現＞
扇「このエリアに接近する部隊がある！ 識別信号は連邦軍だ！」
玉城「アロウズの奴等が俺達を追ってきたのかよ！」
〔味方ユニット出現〕
藤堂「あの編成…正規軍か」
シュワルツ「こちらは地球連邦軍、第１３航空隊所属のシュワルツ少佐だ。これよりインベーダー迎撃に協力する！」
佐伯「あれは連邦軍が開発した空戦用直立重機のステルバーです！」
ワッ太「へえ…コクボウガー以外にも連邦軍のスーパーロボットってあったんだ」
佐伯「まだ試作段階で配備数は少ないですけどね」
赤木「ありがとうよ、少佐さん！ 一緒に頑張ろうな！」
いつき「ちゃんと連邦軍にもまともな軍人さんっているのね」
クロウ「そりゃな。そうでなけりゃ、地球連邦なんてものが存在する意味がない」
ロジャー「だが、彼等が何故ここにいるかは注意しなくてはならない」
連邦兵「隊長！ 友軍もこちらの支援に来ました！」
シュワルツ「よし…彼等と連携してインベーダーが殲滅するぞ」
〔敵ユニット出現〕
正太郎「何だ、あれは！？」
ワッ太「インベーダーと機械がくっついてる！？」
〔カーソル、メタルビースト（Ｂ）を指定〕
シュワルツ「あれは地上部隊のバロソフ８０００Ｄ！ インベーダーに奪われたのか！？」
隼人「奴等、機械と融合進化したのか…！」
敷島「素晴らしい！ これが奴等の求めるものか！」
シュワルツ「来るぞ！ 全機、回避行動！」
〔メタルビースト（Ｂ）、前進〕
〔シュワルツ、前進〕
〔マップ上に爆発〕
連邦兵「うわああああっ！」
〔味方ユニット撃破〕
シュワルツ「馬鹿な！ 一瞬で俺の部隊が全滅だと！？」
敷島「さすが進化しただけの事はある！ その力は通常のインベーダーの比ではない！」
あしゅら「その通り！」
〔第３軍ユニット出現〕
甲児「機械獣軍団！ あしゅら男爵か！」
あしゅら（※女）「久しぶりだな、兜甲児！」
あしゅら（※男）「この大陸の調査に来て、貴様に会えるとは何たる幸運！」
ギミー「う、うわっ！ 男女オバケだ！！」
ダリー「い、嫌！ 嫌ーっ！！」
ゲイン「あのご面相は、幼い二人のトラウマになっていたようだな」
あしゅら「フフフ…やはり、Ｄｒ．ヘルの予測通り、この地が解放された事で全てが動き始めるか…」
隼人「どうやら、お前はあれの存在を知っているようだな」
あしゅら「だとしたら、どうする？」
隼人「回りくどい手を使うつもりはない。お前達を叩き、その身体に聞き出すだけだ」
ヤマザキ「艦長！ 新種のインベーダーの足元付近に人が！」
隼人「こんな所にだと…！？」
渓「せ、戦闘の状況を確認しようと思って来たけど…」
凱「いきなりこんな場面に出くわすとはよ！」
弁慶「逃げるぞ、お前達！ あの化け物は並のインベーダーはじゃない！」
隼人「弁慶…！」
敷島「こいつはいかんぞ…！」
〔メタルビースト（Ｂ）、前進〕
〔弁慶のいる地点に爆発〕
弁慶「おうわっ！」
渓「親父！」
クロウ「ちっ…！ あのデカブツが動いた！」
あしゅら「余所見をしている余裕があるのか！」
〔マップ上に爆発〕
甲児「くそっ！ これじゃ助けに行けねえ！」
あしゅら「ハハハハハ！ お前達も飢える破壊魔も全て殲滅してくれる！」
エスター「このままじゃ、あの人達が…！」
〔味方ユニット出現〕
甲児「あれは！」
隼人「真ゲッター！」
號「うおおおおおっ！」
〔號、メタルビースト（Ｂ）へ隣接〕
〔メタルビースト（Ｂ）に爆発〕
〔メタルビースト（Ｂ）、後退〕
〔號、着地〕
渓「あ、あれって…ゲッターロボって奴…？」
凱「本物だ！ 本物の真ゲッターだ！！」
〔コックピットの開閉音〕
號「………」
弁慶「お前は…！ 真ドラゴンが現れた時の…！」
隼人「號…」
號「来い」
渓「あたしに言ってるの？」
弁慶「俺達にゲッターに乗れと言うのか…」
渓「そんな…何であたし達が！？」
弁慶「ゲッターロボは三人で操縦してこそ、その能力をフルに発揮する事が出来る。そう言いてえ訳か」
號「………」
弁慶「所詮、ゲッターからは逃れられな運命ってわけか…。俺も、渓も…」
渓「親父…」
弁慶「凱、古田！ ここは俺達が引き受ける！ お前達は逃げろ！」
凱「りょ、了解です、大将！」
渓「お、親父…どうすれば…」
弁慶「覚悟を決めるぞ、渓！」
〔カーソル、號へ移動〕
〔號、浮上〕
隼人「やはり生きていた…。真ゲッターも…あの男、號も」
敷島「しかも、あの時の姿のままで…。フフフ、実に興味深い」
シュワルツ「あのロボット…！ 対インベーダー用のゲッターロボか！」
あしゅら（※女）「暗黒大陸に消えたと思ったが、あやつも生きていたか！」
あしゅら（※男）「ならば、滅ぼす！ ゲッターロボは破滅の使者だ！」
甲児「相変わらずの火事場泥棒に加えて、ぐだぐだとわからない事を言いやがって！」「来やがれ、あしゅら！ 進化したインベーダーもお前等もまとめて相手をしてやる！」
ゼロ「状況は三つ巴になる！ 挟撃に注意すると同時に、敵対勢力を有効に利用しろ！」
號「………」
渓「あんた…何者なの？」
號「お前を守る…」
渓「え…？」
號「行くぞ！ ゲッタァァァァァァッ！！」
＜號が戦闘＞
號「………」
渓「ちょっと、あんた…！ いったいあたし達をゲッターに乗せて、何をさせようと…」
號「うおおおおおおおっ！」
渓「何なのよ、こいつは！？」
＜シュワルツが戦闘＞
シュワルツ「くそっ！ 俺にも元フラッグファイターの意地と誇りがある！」「死んでいった部下達のためにも、俺一人だろうと、このミッションはやり遂げてみせる！」
＜クロウvsメタルビースト＞
クロウ「新種のインベーダーか…！ こいつは久々に金になりそうな獲物だ！」
エスター「真面目にやれ、クロウ！」
クロウ「俺はいつでも大マジさ。こいつを倒せなきゃ、データも売り物にならないからな」「行くぜ、化け物…！ お前も全力で俺の借金の足しになってもらうぜ！」
＜甲児vs機械獣＞
甲児「あしゅら！ こんなチマチマしたやり方で俺達に勝てると思ってるのか！？」
あしゅら「フ…フフフ…」「ハハハハハ！」
甲児「何がおかしい！？」
あしゅら「愚かなり、兜甲児！ お前達は既にＤｒ．ヘルの手の平の上だ！」「心して待つがいい！ もうすぐお前達は地獄を見る事になる！」
甲児「そんなハッタリに怯むかよ！ ここでご自慢の機械獣を叩き潰してやるぜ！」
＜號vs機械獣＞
弁慶「気をつけろ、號！ 機械獣のパワーは半端じゃないぞ！」
號「………」
渓「せっかく、親父がアドバイスしてるのに少しぐらいは返事しなさいよ！」
＜號vsメタルビースト＞
弁慶「インベーダーめ！ 機械と融合してやがるのか！」
號「これが奴等の進化だ」
渓「あんた、こいつ等の事を知ってるの！？」
號「………」
渓「答えなさいよ！」
號「心配は要らない。俺はお前を守る」
渓「全く答えになってない！」
＜隼人vsメタルビースト＞
敷島「隼人、こいつ等の進化は天井知らずだ。このまま放っておくと…」
隼人「その先はわかっていますよ、博士。だが、そうさせないために私達は、このタワーを作った」「来るなら来い、化け物共め…！ 世界最後の日など、私は絶対に認めないぞ！」
＜バジンＢ６撃破＞
〔バジンＢ６に爆発〕
あしゅら（※女）「くっ！ バジンＢ６でも勝てぬか！」
あしゅら（※男）「最低限の任務は果たした！ バジンＢ６よ！ 報告のｔまえに帰還するぞ！」
〔敵ユニット離脱〕
ワッ太「俺達に勝てなかったくせに任務を果たした、だってさ」
甲児「負け惜しみも程々にしろってんだ」
隼人（Ｄｒ．ヘルめ…。奴も何かを知っているのか…）
＜敵全滅・勝利条件達成＞
ダリー「敵の全滅を確認しました」
ギミー「一時はどうなるかと思ったけど、何とかなったな」
エスター「あいつのおかげだね…」
號「………」
渓「何なの、この號って男…」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
～タワー ブリッジ～
ゼロ「…では、シュワルツ少佐…。あなた方は暗黒大陸の調査のためにこの地に派遣されたのだな？」
シュワルツ「まあな…。だが見ての通り、俺の航空部隊も地上部隊も壊滅しちまった」
佐伯「では、我々に同行する事をお勧めします。目的は違えど、こちらもこの大陸の調査をしていますから」
シュワルツ「…フン…」
佐伯「な、何です？」
シュワルツ「もう少しあんた達は自分の立場ってのを自覚しろよ」「どんな魔法を使ったか知らないが、ＺＥＸＳＩＳと言えば、独立部隊の名を借りた反連邦組織と噂されているんだからな」
佐伯「それは違います…！」
ゼロ「そこまでにしよう、佐伯参謀。余計な事を言っても、こちらの少佐は言い訳としか取ってくれないだろう」
隼人「変わらんな、ゼロ。要するに、、いつものように行動で身を証を立てるというわけか」
ゼロ「その通りだ。…シュワルツ少佐、あなた自身の目で我々の存在を確かめられるといいだろう」
シュワルツ「了解だ、ミスター・ゼロ。あんたに言われなくても、そうさせてもらうつもりだったしな」「俺の行動の自由を保証してくれた礼に一つ有用な情報を提供するぜ」
ゼロ「有用な情報？」
シュワルツ「アロウズが動いてる」
ゼロ「何っ…！？」
隼人「治安維持の名目で自分達の支配下に入るのを拒む者を潰しているという連中か」
シュワルツ「あいつ等の仕事熱心ぶりには頭が下がるぜ。新しい国を見つけたら、外交ではなく、恫喝で仕掛けるんだからな」
ゼロ「その口ぶり…随分と連中を嫌っているようだな」
シュワルツ「俺の中では、あんた等とワースト１を争ってる」
ゼロ「フ…少佐はＺＥＸＳＩＳ向けの人材かも知れんな」
〔ハッチの開閉音〕
弁慶「隼人」
隼人「弁慶か…」
弁慶「聞かせてもらうぜ。今の政府のやり方に何の意味があるのかをよ」
隼人「そう言えば、お前は辺境で地下暮らしをしていたんだったな…」
弁慶「ああ。ヴィラルに世話になってた」
隼人「奴なら、私が逮捕した。この艦でカミナシティに護送中だ」「お前がカミナシティを離れたのは元気のためか？」
弁慶「元気は死んだよ。事故でな」
隼人「…そうか」
〔ハッチの開閉音〕
渓「親父！ こんな所にいたのか！」
弁慶「引っ込んでろ、渓！ 俺は隼人に話があるんだ！」
隼人「渓と言うのか、君は？」
渓「そうよ。それがどうかしたの？」
隼人（なるほどな…。號が動いた理由は、ここにありそうだ…）
渓「あたしの顔をじろじろ見て…。いったい何なのさ？」
隼人「いや…気にしないでくれ」
弁慶「答えろ、隼人…！ 政府はどうなっちまったんだ！？」「あんな風に自由を許さないやり方じゃ螺旋王と同じじゃねえかよ！」
隼人「必要だから、やっているまでだ」
弁慶「何っ！？」
隼人「弁慶、言っておく」「これからは弱い人間に生きる資格はない」
弁慶「貴様ーっ！！」「うっ…！」
渓「どうした、親父！？」
佐伯「き、君！ その人は怪我をしている！」
渓「何だよ、この出血は！？」
弁慶「すまねえな、渓…。あの化け物の攻撃を食らっちまってよ…」
隼人「その状態でゲッターを操縦してたとはな。相変わらず頑丈な奴だ」
弁慶「隼人…！」
隼人「言いたい事はカミナシティで奴に言え。それまではベッドで寝ていろ」
弁慶「いいだろう…。…どうやら…のんびり隠居していられる状況じゃなくなった…ようだから…な…」
渓「親父！！」
～タワー 格納庫～
號「………」
さやか「どうだった、甲児君？」
甲児「駄目だ…。あの號ての…何を聞いてもだんまりのままだ」
ワッ太「うへ…キリコさんもびっくりの不愛想だね」
ゲイナー「彼って、早乙女研究所での戦いに現れて真ドラゴンを呼んだ人だよね…」
ワッ太「どうして、あの人…こっちを助けてくれたんだろう？」
甲児「あんた…何か聞いているか？」
凱「大将はあいつを知ってたみたいだが、俺達は何も…」
さやか「大将って弁慶さんの事？」
凱「ああ…。あんた等、大将の知り合いか？ それにしては若いけど…」
クロウ「そこらの説明は後でするが、とりあえず、あいつとは昔馴染みだ」
凱「俺は凱。大将や渓達と一緒に辺境で暮らしてた」
古田「僕は古田です。危ない所を助けていただき、ありがとうございました」
ワッ太「ねえ…弁慶さんはどこに行ったの？」
凱「この艦の艦長に用があるってブリッジに行ったらしいが…」
〔歩み寄る足音〕
渓「親父なら腹に大穴が開いて、すぐに手術だってさ」
凱「何だって！？」
渓「でも、大丈夫。生命に別状はないってさ」
エスター「あんた…ゲッターに乗った子？」
渓「ああ、そうだよ。あたしは渓ていうんだ」
〔歩み寄る足音〕
號「………」
渓「あんたにもちゃんとお礼を言ってなかったね」「ありがとう、號。あたしは渓…よろしく」
號「俺は…ゲッターでお前を守る」
甲児「いきなり現れて、何言ってんだ…？」
さやか「ロマンチックな台詞ってわけじゃなさそうね…」
渓「助けてもらったのは事実だ。あたしも感謝してる」
號「………」
渓「でも、ちゃんと説明してもらうよ。あんたが何者で、どうしてゲッターロボに乗っているのかを」
號「俺はお前を守るためにいる。ゲッターロボで」
渓「説明になってない…！」
號「奴等はまた来る」
甲児「奴等って…インベーダーの事か？」
號「そうだ。だから、俺達はゲッターで戦う」
凱「待て待て、お前！ ゲッターで…って大将が倒れた今、誰が３号機に乗るんだよ！」
號「お前が乗れ」
凱「え…」
渓「凱…前に聞いたよ。あんたの親父さん…ゲッターロボのメカニックだったんだよね」
凱「あ、ああ…」
渓「だったら、やろうよ。とりあえず、事情はよくわからないけど、自分の身は自分で守らなきゃ」「ゲッターがあれば、今日みたいな化け物連中にだって負けないさ」
凱「でもよ、渓…」
渓「それとも政府のやり方が気に入らないから、この艦を降りる？」
凱「お前はどうするんだよ？」
渓「このタワーの行き先はカミナシティだからね。そこまでは乗せていってもらう」「その後の事は、そこで考えるよ」
凱「…俺も男だ。このまま誰かに世話になりっぱなしってのは耐えられない」「やるぜ。こうなったら、ゲッターだろうと何だろうと乗ってやるさ」
渓「じゃあ決まりだ。あたしと號と凱で新ゲッターチームの誕生だ！」
號「ゲッターチーム…」
が尾「俺も覚悟を決めたぜ。矢でも鉄砲でも持って来やがれってんだ！」
渓「よろしくね、號」
號「ああ…」
ギミー「なぁ…あの渓って…」
ダリー「うん…。間違いないよ」
敷島「そこまでだ、二人共」
ギミー「でも、博士…」
敷島「なぁに…時期が来れば、全てが解決する。それまでは余計な事は言わない方がいい」
ギミー「でも…！」
敷島「心配しなくてもその時は、そう遠くはない」「ま…その時というのは、人類にとって厄介な事になるだろうがな」
【シナリオエンドデモ終了】
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