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No.23A
あなたは何もわかっていない

【シナリオデモ開始】
暗黒大陸
カミナシティ

  ~総司令官 執務室~
ロシウ「…そちらのおっしゃりたい事は理解しました」
ホーマー「ありがとうございます、ロシウ補佐官。では…」
ロシウ「カタギリ司令…。一つお伺いしたい事があります」「地球連邦への加盟の勧めを治安維持部隊の司令であるあなたの口から伝えられるという事は…」「地球連邦政府は、我々を反連邦国家と仮定しているという事ですか?」
ホーマー「それについては、お答えは出来ません」
ロシウ「…そういう事ですか。では、返答については検討の上、後日とさせていただきます」
ホーマー「色よい返事を待っております」
〔通信の開閉音〕
ロシウ「…破界事変から約10年…。僕達は必死になって、この地を変えていこうと頑張ってきた…」「だが、1年しか経っていない彼らにとって、この大陸は未だ蛮族の住まう暗黒の地という事か…」
シモン「すまなかったな、ロシウ。面倒な交渉役を押し付けて」
ロシウ「いえ…総司令。これが補佐官である僕の務めですから」「総司令はご自分の職務に専念してください」
シモン「職務て…シミの苦情に目を通して、書類に判子を押す事か…」
ロシウ「下水が詰まった、税金が高い、隣がうるさい…。みんな、すっかりすっかり穴倉生活を忘れて、勝手なものですね」
シモン「いいじゃないか。平和だって事で…」
ロシウ「そうでしょうか…」
シモン「あのアロウズってのが、その平和をぶっ壊すって言うんなら、相手になってやるまでだ」
ロシウ「軽率な言動は控えてください、総司令。彼等と事を構えるという事は地球連邦全てを敵に回すという事です」
シモン「…しかし、驚いたな。こっちの約10年の間に外の世界はまだ1年も経ってなかったとは」「その短い間に世界をほぼ統一した地球連邦は大したものだな」
ロシウ「つまり、地球連邦と戦う事になったら、世界の全てと戦う事と同義です。くれぐれも言動には注意してください」
シモン「わかってる。その事については首脳部会議で決めよう」
ロシウ「…無駄だと思いますがね、あのメンバーでは…」
シモン「キタン達の事か?」
ロシウ「大グレン団の中心メンバーはそのまま政府の要職に就きましたが、今となっては間違いだったと思います」
シモン「キタン達の事を悪く言うな。あいつ等はあいつ等なりに慣れない仕事を頑張ってやってるんだから」
ロシウ「「そうでしょうか。自分の地位に固執しているだけにしか、僕には見えません」「これなら政府の仕事は水に合わないと言って去っていったヨーコさん達の方がよっぽど潔いと思います」
シモン「だからって、独断で物事を進めていい訳じゃない」
ロシウ「それは僕も理解しています」「統治とは民のために成されるものなのですから、多くの人間の総意によって決議が成されるのが理想の形でしょう」
シモン「…隼人と何をやっている? タワーはゲッター線の調査のために造られたはずだぞ」「ヴィラルを逮捕した事…俺が知らないとでも思ったのか?」
ロシウ「あの男は反政府ゲリラの一人に過ぎません。特別にお耳に入れる程の事ではないと判断したまでです」
シモン「あいつは俺との決着を望んでいた」
ロシウ「あなたのすべき事はグレンラガンで前線に出る事ではありません」
シモン「その前に反政府の連中と会って話をしたい。何故、あいつ等が政府の言う事を聞かないのか、それを知るのは大事な事だ」
ロシウ「それは既に説明した通りです。彼等は郷愁に囚われ、新しい生活に馴染めなかった者達です」「故に反政府思想の獣人達と共に辺境で地下暮らしを続けようとしています」
シモン「だけど、生まれ育った故郷である地下から離れたくないってのもわからなくはない。それを無理に管理しようとするのは…」
ロシウ「この大陸のどこかには、あの化け物が眠っている可能性が高いのです」
シモン「………」
ロシウ「人間が地下に住むのは危険なのです。だから、政府は地下での居住を禁じました」
シモン「自由を許さないと言うのか?」
ロシウ「政府に反対している人間達も何かが起きた時は、こちらを頼ってきます」「だったら彼等のためにも、多少の不自由は我慢してもらって、事前にこちらのシステムに組み込むべきです」
シモン「ロシウ…お前、本当はロージェノムが最後に言ったあの言葉を気にしてるんじゃないのか…」
ロシウ「それは…」
〔パネルの開閉音〕
ニア「ご機嫌よう」
シモン「どうした、ニア?」
ニア「お昼ご飯、作ったから。持って来ました」
ロシウ「ニアさんの手料理…」
ニア「ロシウ、ごめんなさい。あなたの分をわすれてました。大急ぎで作ってくるから…」
ロシウ「い、いえ、結構です!」
〔パネルの開閉音〕
キタン「おう! シモン、ロシウ、ニア! 客を連れてきたぜ!」
ロシウ「キタン法務局長。総司令への面会は事前にアポイントメントを取って…」
ジロン「相変わらず固いな、ロシウは」
シモン「ジロン! それにエルチ達も!」
エルチ「久しぶり。こっちの大陸に入れるようになったんで遊びに来たわよ」
ラグ「しっかし、そっちとこっちと時間の流れが違うって聞いてたけど…」
ブルメ「お前やロシウやニアは随分と変わったもんだな」
シモン「そうかな?」
エルチ「立派にうなったじゃない。この街もあんた達も文化の香りがするわ」
ダイク「キタンはあんまり変わってないけどな」
キタン「俺は既に完成された男だったからな」
ラグ「老け顔だっただけだよ」
ブータ「ブー!」
ジロン「お、ブータも元気そうだな。相変わらず、うまそうだ」
チル「ねえ、ギミーとダリーは?」
シモン「二人はちょっと出かけてるよ。もうすぐ、こっちに戻ってくる」
ジロン「いいさ。あいつ等が来るまで、思い出話に花を咲かせるとしようか」
ロシウ「せっかくですが、シモン総司令も僕も午後の職務がありますので…」
キタン「午後の仕事って定例の首脳部会議だろ? あんなもの、少しぐらい遅らせても構わないんじゃねえの?」
ロシウ「キタン法務局長、この政府の方針を決める首脳部会議をあんなもの、呼ばわりですか?」
キタン「それは…言葉の綾ってやつでよ…」
ロシウ「まず、あなたがきちんとアポを入れれば、ジロン達にも然るべき所で待っていただき、このような事にはならなかったのです」
キタン「お前よぉ…! せっかくダチがはるばる訪ねてきてくれたのに、そんな水臭い事が出来るかよ!」
シモン「キタンの言う通りだ、ロシウ」
ジロン「気にしないでくれ、シモン。いきなりやってきた俺達の方が悪かったんだ」「それにシモンもロシウもあの時とは立場が違うんだもんな。仕事の邪魔をして悪かったよ」
シモン「すまない、ジロン」
ジロン「お前達の仕事が終わるまで、その辺をブラブラしてるよ」
ニア「では、私がカミナシティを案内しますね。ついでにお昼ご飯をご馳走しますわ」
ダイク「そいつはいい!」
ブルメ「で、何を食わせてくれるんだい?」
ニア「はい、私の手料理を振る舞います」
ラグ「わ、悪いね、ニア…。久しぶりに会ったけど、あたし達…用事を思い出したよ」
ニア「用事…ですか?」
ダイク(あの殺人的な料理だけは二度と食いたくねえ…!)
ブルメ(何10年経とうと、あれだけは変わってそうにねえもんな)
エルチ「そ、それを済ませたら、戻ってくるから、そうしたら街を案内してもらおうかな」
ニア「はい、わかりました」
〔通信の開閉音〕
リーロン「こちら科学局長のリーロンよ。ちょっといいかしら?」
ジロン「リーロン! あんたも変わらないな!」
リーロン「あら、その丸顔はジロンじゃない! やだ、久しぶり~!」
ロシウ「何か用ですか、リーロン?」
リーロン「カミナシティに何者かが接近中よ。データから推測するにモビルスーツみたいよ」
シモン「モビルスーツ?」
ロシウ「まさか、彼等が…!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「あなたは何もわかっていない」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
キヨウ「何なの、あいつ等?」
キヤル「あれって地球連邦のモビルスーツだろ。でも、何しに来たんだ?」
ロシウ「こちらはロシウ・アダイ補佐官だ。アロウズに告ぐ。君達の目的は何だ?」
アロウズ「我々は独立治安維持部隊だ。地球連邦に敵対する可能性のある者に対して、それを調査する任務を帯びている」
ロシウ「こちらに交戦の意思はない。無断侵入と市民への恣意的な行為に対して、即刻の退去を命じる」
アロウズ「それは我々が任務を果たしてからだ」
キタン「何なんだよ、あいつ等はよ! こっちにケンカ売ってんのか!?」
ロシウ「その通りです。だからこそ、挑発に乗ってはいけません」
アロウズ「暗黒大陸の蛮族が、このような街を作っているとはな」「少しばかり脅かしてやるか…」
〔アヘッド、キヨウのいる地点へ隣接〕
キヨウ「きゃっ!」
キヤル「お姉ちゃん!!」
キヨウ「だ、大丈夫。ちょっと風に煽られただけだから」
キヤル「何言ってんだよ! お腹の子に何かあったら、どうすんだ!?」
獣人(モギュー)「奥さん、ここは危ない! 早く家に帰るんだ!」
獣人(アリクイ)「くそっ! ここは俺達の街だってのに!」
獣人(鳥)「地球連邦は帰れ!」
獣人(モギュー)「帰れ! 帰れ!」
獣人(アリクイ)「帰れ! 帰れ!」
アロウズ「暴動の発生を確認。やはり、この大陸に住む人間は獣人と暮らす事で凶暴性が増しているようだ」「我々は正当防衛として暴徒に対して威嚇射撃を行なう」
〔マップ上に爆発〕
キヤル「バッキャロー! 何するんだよ!」
キノン「ロシウ補佐官! 市民達へはシェルターへの避難指示を出しました!」
ロシウ「後はアロウズが帰るまで耐えるしかない」
キタン「ロシウ! お前、こんな状況を黙って見てるのかよ!」
ロシウ「この街を守るためにはそれしか方法がないんです!」
キタン「くそっ! ガンメンさえあれば、あんな奴等、叩き出してやるのによ!」
ギンブレー「御言葉ですが、法務局長。ガンメンは螺旋王の遺物…。新時代には相応しくないから全て廃棄したのです」
キノン「それにここで手を出したら、補佐官の今までの交渉が全て無になります」
キタン「キノン…お前、性格変わったな…」「って、そう言えば、ジロン達は!?」
ニア「先程、飛び出していきましたけど」
ロシウ「何だって!?」
〔味方ユニット出現〕
アロウズ「何者だ、お前達は?」
ジロン「この街とは関係ない通りすがりだ」
エルチ「あんた達! アロウズだか、何だか知らないけど、いい加減にしなさいよね!」
ジロン「そんなに暴れたいんなら、俺達が相手になってやるぞ! この街とは関係ないけど!」
アロウズ「面白い…! 田舎者にアロウズの恐ろしさを教えてやる!」
チル「威張っちゃってさ! いけ好かない奴!」
ジロン「行くぞ、チル! 俺達であいつの名前のついた街を守るんだ!」
???(シモン)「待った!」
〔味方ユニット出現〕
シモン「カミナシティを守るのは俺の役目だ」
ジロン「シモン!」
シモン「遅れてすまない。ちょっとこいつの出撃準備に手間取っちまったんでな」
ロシウ「総司令! 軽率な行動は謹んでくださいと言ったではないですか!」
シモン「バカ野郎!」
ロシウ「!」
シモン「市民の生命と街を守る…。それが俺達の一番の仕事だろうが! 平和ボケしたか、ロシウ!」
ロシウ「しかし…!」
ジロン「シモンは、やっぱりシモンだったな」
ラグ「さすが、これだけの街を作った男だけあるね」
シモン「やっぱり、ここが落ち着くな、ブータ」
ブータ「ブヒ!」
シモン「よし…! やるぞ!!」
〔シモン、「螺旋力」発動〕
シモン「行くぜ、ジロン! カミナシティに殴りこんできた野郎を叩き出す!」
ジロン「おう! 全力で行っくぞーっ!!」
キタン「頼むぜ、シモン! ジロン!」
ロシウ「…何故そう楽な道を行く…!」
キノン(ロシウ…)
<戦闘開始>

<敵全滅or4PP・敵増援1出現>

※※敵全滅の場合のセリフ※※
〔味方全機、フォーメーション〕
ダイク「よっしゃ! 俺達の勝ちだ!」
ブルメ「一昨日、来やがれってんだ!」
※※4PPの場合のセリフ※※
〔マップ上に爆発〕
〔敵ユニット撃破〕
〔味方全機、フォーメーション〕

ダイク「何だ!? 敵の増援か!?」
ブルメ「けど、あのアロウズとかいう連中は全部やられたぜ!」

ファットマン「!!」
エルチ「え? 向こうから来るって?」
〔敵ユニット出現〕
チル「ジロン、インベーダーだ! インベーダーが来たよ!」
ジロン「あいつ等、また地球に来たのか!」
エルチ「何だか機械とくっついた奴がいるけど…」
ラグ「要するにパワーアップしたんだろうよ。ムカつく事にさ」
シモン「こっちだって強くなってんだ…! あんな化け物に負けるかよ!」
キタン「でもよ! 数が違うぜ!」
ロシウ「出せるグラパールはないのか!」
リーロン「無理ね。さっきの先制攻撃で格納庫がやられたわ」
シモン「だったら、俺達がやるまでだ!」「相手が何だろうとこの街に手を出そうとするってんなら、俺が相手になってやる!」

<シモンが戦闘>
シモン「この街は俺達の希望そのものだ! お前達の好きにはさせない!」「何が地球連邦だ! 俺達の自由を力で奪おうってんなら、俺とグレンラガンが相手をしてやる!」

<敵増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
キヤル「頑張れ、シモン! 負けるな、ジロン、エルチ!」
ダヤッカ「キヤル! シェルターに入ってるんだ!」
キヨウ「あなた…!」
ダヤッカ「俺達の子供は無事か、キヨウ?」
キヨウ「う、うん…。そっちは問題ないと思うけど…」
ダアッカ「大丈夫だ。隼人があいつ等を連れて帰ってきた」
〔味方戦艦出現済み〕
〈出撃準備〉
カレン「グレンラガン! シモンなんだね!」
ゲイナー「ジロン! 君達も来ていたのか!」
ジロン「ゲイナー! それにZEXSISのみんなも!」
シモン「お前達が来てくれれば、百人力だ!」
さやか「あれって…シモン!?」
サラ「う、うん…そうみたいだけど…」
ソシエ「そ、そりゃ…少しは成長してるって思ったけど…」
エスター「やだ…! イケメン!」
クロウ「おいおい…インベーダーを前にして随分と余裕だな」
エスター「やいてる?」
クロウ「冗談は借金の額だけにしてくれ」
青山「あれは現実だろうが」
シュワルツ「さっきまで戦闘していたのは予想通りアロウズのモビルスーツだ」
藤堂「連中は、この大陸を地球連邦に組み込むために既に実力行使を開始していたか」
ダリー「シモンさんも出撃してる…」
ギミー「やっぱり、グレンラガンは格好いいぜ!」
隼人「総司令自ら出撃とはな。ロシウがよく許したもんだ」
シモン「許すも何も、これが俺の仕事だ」
隼人「報告しなければならん事も多い。とっととインベーダーを片付けるぞ」
敷島「気をつけろよ、隼人。あの機械と融合したメタルビーストはかなり手強いぞ」
※※號出撃の場合、セリフ追加※※
渓「凱! 準備はいいね!」
凱「ここまで来たら、ガタガタ言わねえ! 俺の生命をゲッターに預けるぜ!」
渓「號! 空中戦はあんたに任せる! 地上戦になったらゲッター2にチェンジだ!」
號「わかった」
カレン「やれるの、渓?」
渓「凱じゃないけど、ここまで来たらあたしも覚悟を決めた!」「憧れのカミナシティをインベーダーの好きにはさせないよ!」
甲児「フォローは俺達がする! 思いっ切りやれ!」

シモン「行くぜ、みんな! カミナシティを守るために力を貸してくれ!」

<號or渓or凱が戦闘>
渓「行くよ、號、凱!」
凱「お、おう! インベーダー野郎にカミナシティを好きにさせるわけにはいかねえからな!」
渓「大丈夫なの、凱?」
凱「グダグダ言ってもしょうがない! 全力でやるだけだ!」
號「委ねろ、お前の意識を。お前の全てを…!」
凱「俺の意識…?」
號「そうだ。ゲッターと自分を一つにしろ」
凱「おう…! 少しだけわかってきた!」
渓「よし…! これでいける!」
號「行くぞ! ゲッタァァァァッ!!」

<號or渓or凱が戦闘(戦闘後)>
※※敵撃破の場合のセリフ※※
號「いいぞ、渓」
渓「お世辞はいいよ、號。あたしはまだゲッターの力を全然引き出せてない!」
凱「十分にやれてると思うけどな…」
エスター「…大丈夫なのかな、ゲッターチームは…」
クロウ「お前が初めて実戦をやった時よりはマシだ。後は身体で覚えていくしかねえ」
エスター「そうだね。フォローはあたし達でしないと…!」
※※敵健在の場合のセリフ※※
渓「くっ…! 何てスピードだ!
號「大丈夫か、渓?
渓「あたしの事は気にしなくていい! さっさとインベーダーを倒すよ!」
凱「俺の事は気にしてほしいんだけど…」
甲児「…大丈夫なのか、あいつ等…」
クロウ「初めての時は誰でもあんなもんだ。後は身体で覚えていくしかねえ。…覚えがあるだろ、甲児?」
甲児「そうだな。俺達はそれをフォローするだけだ!」


<ジロンが戦闘>
ジロン「破界事変の時にもわからず屋はいたけど、ここまでの奴はそうはいなかったぞ!」「ケンカを売りに来たんだとしても、関係ない人達を巻き込むな! そんなにやりたきゃ俺が相手になってやる!」

<エルチが戦闘>
エルチ「せっかく暗黒大陸が文化的に生まれ変わったのにそれをぶち壊しにくるなんて…!」「あんた達の方が野蛮人って呼ばれるのに相応しいじゃないのさ!」

<ダリーorギミーが戦闘>
ギミー「総司令自ら出撃してるんだ! グラパール隊も負けていられないぜ!」
ダリー「カミナシティを守るのは私達の務めなんだから!」

<シモンvsインベーダー>
シモン「インベーダーがまた現れたって事は隼人やロシウの心配が本当になったって事か!」「だが、何がやってきても俺達は負けない! 俺とグレンラガンのドリルは何が相手だろうとぶち抜くまでだ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ギミー「よし…! インベーダーは全滅だ!」
ダリー「でも、街にも被害が出てる…」
ロシウ「…アロウズと…戦ってしまった…」
キノン「ロシウ補佐官…」
ロシウ「誰かがけじめをつけなきゃいけない…。人々を守るためには…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~カミナシティ~
シモン「ありがとう、みんな。おかげで助かったよ」
クロウ「シモン…」
シモン「ん?」
クロウ「男の顔になったな」
青山「何いってんだ、お前は?」
クロウ「こういう台詞…一度、言ってみたかったんだよ」
シモン「そっちは相変わらず借金が大変だって顔してるな」
クロウ「わかるのか…!?」
シモン「冗談のつもりだったんだけど…」
凱「あ、あの…」
シモン「何だ?」
凱「俺…辺境で暮らしてて、ヴィラルと一緒に反政府活動をしてました」「でも、俺…シモン総司令の事、誤解してたみたいです」
シモン「誤解って…」
凱「総司令はカミナシティの高いビルでふんぞり返っていると思ってましたけど、身体を張って市民を守ってるんスね」「あれを目の前で見たら、俺…もうちょっと政府の事も信じてみていいかなって思いました」
シモン「お前、名前は?」
凱「凱っス」
シモン「お前も今はZEXISの一員なんだろ? だったら、俺のダチだ」「よろしくな、凱。俺の事はシモンでいい」
凱「んじゃ、改めてよろしくだ、シモン。こっちは俺の仲間の渓と號だ」
渓「まったく…調子いいんだから、凱は」
號「………」
シモン「お前は…!?」
クロウ「號について驚くのも無理はねえ。…と言っても、俺達もこいつについては何もわかっちゃいねえがな」
甲児「本人が何もしゃべる気がないからな。でも、頼りになる奴だぜ」
シモン「いや…俺が驚いているのは、號の方じゃなくて…」
〔歩み寄る足音〕
ロシウ「シモン総司令…」
シモン「ロシウか。被害状況を報告してくれ」
ロシウ「その前にあなたは、あの声を聞かなくてはなりません」
シモン「え…」
ロシウ「見せませんか? フェンスの向こうの市民達が…」
獣人(モギュー)「バッキャロー! 街中で派手に戦いやがって! 俺の家を返せ!」
市民(若者・男)「お前が地球連邦と戦ったせいでこれから世相になるじゃねえかよ!」
市民(中年・女)「あのまま放っておけば、あいつ等は自分達の国に帰ったのに!」
赤木「どうなってんだよ、これ…?」
シュワルツ「最悪の展開だな。どうやら、アロウズの挑発に総司令自らが乗っちまったらしい」
クロウ「そうは言うがよ…。一番悪いのは挑発した側じゃねえのか?」「それに今回は無視できたとしても、ああいう連中ってのは手を替え品を替え、また仕掛けてくるもんだ」
シュワルツ「その通りだ。だが、今は善悪を論じている場合じゃねえ」「アロウズは今回の一件をネタに次は、よりエゲつない手段で来やがるぜ」
チル「ジ、ジロン…怖いよ…。あの人達…みんな、目が血走ってる…!」
ジロン「俺達…街を守ろうとしただけなのに…」
シモン「ジロン達は悪くない。悪いのはアロウズだ」
ロシウ「ですが、今回は総司令官の対応でこの国が窮地に立たされたのは事実です」
シモン「ロシウ…」
ロシウ「誰かがけじめをつけなきゃいけない…。それが政治なのです」
シモン「何が政治だ…! 守りたいものも守れなくて…」
ロシウ「あなたは何もわかっていない…!」「シモン総司令、あなたを逮捕します!」
シモン「!」

  ~カミナシティ 科学局研究所~
リーロン「街は随分と騒がしいわね」
隼人「今回の一件を収めるためにロシウが動いたんだろう」
リーロン「つらいところね。実務を一手に引き受ける補佐官の立場としては」
隼人「シモンの行動は正しい。だが、正しい事が常にうまくいくわけではない」
リーロン「それを言うなら、ロシウも同じね。…ロシウのやり方は問題がある。でも、今はそれが必要とされてるわ」「で、どうだった? ヴィラルの方は…」
敷島「残念ながら、目立った収穫はない。隊長クラスでも『飢える破壊魔』の意味は知らされていなかったそうだ」
リーロン「嘘をついてる可能性は?」」
敷島「ないな。もう奴は完全に達観している」
隼人「予定されていた調査地域は全て回った。だが、真ドラゴンは発見できなかった」
リーロン「でも、インベーダーが現れた以上、この大陸のどこかにあれがいるのはほぼ確実なのよね」「どうする? 調査のやり方を変えてみる?」
敷島「そうだな…。アクティブゲッター線ソナーをレベル5まで上げてみるしかないだろう」
隼人「…意外に簡単に奴等が引っかかるかも知れない」
敷島「號とあの子の事か…」
隼人「俺達に手段を論じている余裕はない」
リーロン「そうなると、あっちの方の問題も含めて、あれの起動を急いだ方がよさそうね」
隼人「100億匹の猿が、この地に満ちた時…月は地獄の使者となりて螺旋の星を滅ぼす…。…螺旋王ロージェノムの最期の言葉か」
リーロン「ロシウは『猿』ってのは人間を指してると考えてるわ」「で、人間が100億人を超えると月に何かが起きる…と」
敷島「ま…地球のポテンシャルから考えて人口が100億を突破するのは考えづらいがな」
隼人「だが、楽観は出来ん。あの螺旋王が起きる可能性のない事をわざわざ言ったとは思えん」
リーロン「それを確かめるためにも、私達には必要ね」「螺旋王の復活が…」
【シナリオエンドデモ終了】


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