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No.25
終わらない約束

【シナリオデモ1開始】
  ~ワルサワの丘~
レントン「エウレカァァッ!!」
FB隊員(青)「うるせえんだよ、ガキが!」
〔殴打音〕
〔画面、フラッシュ〕

レントン「ぐっ!」
エウレカ「やめて! レントンに乱暴しないで!!」
マリリン「じゃあ、大人しく私達と一緒来てよ。そうしたら、万事OKなんだから」
レントン「お前等…! エウレカをさらって何をする気だ!?」
マリリン「そこまでは知~らない。この子を連れて来いっていうのが私達のお仕事だから」
レントン「くそっ! くそっ!!」
FB隊員(太)「ガキが…! まだ痛い目に遭いたいようだな!」
エウレカ「やめて!!」
マリリン「どうしようかな~?」
エウレカ「行き…ます…」
マリリン「聞こえな~い」
エウレカ「あなた達と一緒に行きます!」
マリリン「はい、OK! その言葉を待ってた!」
レントン「駄目だ、エウレカ! 行くな!」
マリリン「いい加減にしなさいよ、クソガキ君。この子の気持ちを無駄にする気?」
エウレカ「さよなら、レントン…」
〔歩き去る足音〕
レントン「エウレカァァァァァァッ!!」

太平洋

  ~プトレマイオス2 ブリーフィングルーム~
クロウ「…以上が俺の聞いた宇宙組の活躍の足跡だ」
トライア「しかし、驚いたよ。フロンティア船団の世界の伝説のロックスター、熱気バサラが跳ばされてきてたとはね」
クロウ「そいつのバンドのファイヤーボンバーの面子とマクロス7船団のエースパイロットもご一緒だそうだ」「連中は銀河クジラとかいう謎のエネルギー生命体を追っている時に時空震動に巻き込まれたらしい」
エスター「で、ファイヤーボンバーはトゥインクルプロジェクト預かりになったんだね?」
クロウ「あそこのやり手のマネージャーさんの事だ。ファイヤーボンバーもプロジェクトに組み込まれるんだろうな」
トライア「そのトゥインクルプロジェクトだけど、宇宙でとんでもない実験をやったって聞く」
エスター「ランカちゃんの歌でバジュラを混乱させるってやつですね」
クロウ「名付けてランカ・アタック…。熱気バサラは大層ご立腹だったそうだがな」
トライア「だが、効果は上々だったってさ。これで対バジュラにも希望が見えてきたね」
クロウ「どうだろうな…。ランカちゃんの歌に引かれて、例の暗黒の信者のご一行だけでなく…」「ムーンWILLの戦力の生き残りまで現れたそうだしな」
エスター「それより、あたしはトロワの事の方がショックだよ…」
クロウ「全てはL4コロニー群で起きた暴動が始まりか…」
トライア「反地球連邦を掲げるザイード・ウィナーはコロニー市民との衝突で生命を落とした…」
クロウ「その息子のカトルは、ガンダムを造った博士が残していったデータバンクの設計図から新たなガンダム、ウイングガンダムゼロを造り…」「宇宙の全てを破壊すると言って、コロニーを攻撃した」
エスター「ショックだったのはわかるけど、あのカトルがそんな事をするなんて…」
クロウ「そして、OZに潜入していたヒイロとトロワは暴走したカトルを止めるために戦い、トロワは生死不明となった」「ヒイロも重傷を負いそのウイングゼロと一緒にOZに捕まったままだ」
トライア「そのOZだけど、総帥トレーズ・クシュリナーダの失脚で急速に士気が低下し…」「完全にアロウズに取る困れる形になったそうだよ」
クロウ「これで地球連邦軍は、ほぼアロウズが牛耳ったも同然か」「インサラウムや人類の敵と戦うにはその方がシンプルでいいがな」
エスター「どうせアロウズは、そいつ等との戦いはこっちに押し付けるだろうけどね」
トライア「貧乏クジ体質ってのは伝染するみたいだね。今じゃZEXSIS全体がクロウと同じ立ち位置だ」
クロウ「だったら、部隊全体で俺の借金を返済してくれればいいがな」
トライア「ブレない男だね、あんたは」
クロウ「好きで守銭奴になったわけじゃねえよ」
トライア「んじゃ、お待ちかねの査定タイムだ。景気よく、いってみようか!」
〔レジを叩く音〕
クロウ「あれ…? 銅鑼やドラムの音は?」
トライア「スットコドッコイなら出かけてるよ。そっちの方があたしは清々するけどね」
クロウウ「何かベンチャービジネスでも始める気か? 儲かりそうなら、俺もそっちに転職を考えるが…」
トライア「あんたのよく回る口で出来そうなのは、べんちゃらビジネスぐらいだよ」
エスター「ごめんよ、クロウ…。あたし、今回は忙しくて、何も鳴り物の用意が出来なかったんだ…」
クロウ「あ…いや、そんなに気を遣わなくても…」
エスター「間に合わせだけど、あんたの好きな音を精一杯鳴らすよ!」
〔小銭の音×2〕
トライア「小銭の音ね…」
エスター「ロックオンが言ってたよ。クロウはこの音をオカズにして砂糖水を飲むって」
トライア「ありそうな話だね、マジで」
クロウ「ありがとうな、エスター。気持ちだけでも嬉しいぜ」
エスター「クロウ…いい笑顔だ」
トライア「その様子…社交辞令じゃないようだね。余程、金の音が好きらしい」
エスター「じゃあ、あたし…もっと頑張るよ!」
〔小銭の音〕
クロウ「ありがとうよ。心が和む音色だぜ…」
トライア「それじゃ、改めていくよ!」
〔レジを叩く音〕
〔トレイの射出音〕
〔小銭の音〕

トライア「今回の査定額は2万Gだよ」
クロウ「待てよ! 新種のインベーダーとしこたま戦ってきたんだぜ!」
トライア「あれの出現は局地的だからね。データの買い手が限られるんだよ」
クロウ「くっ…! こんな事になるのなら、宇宙行きを選べばよかった!」
トライア「そうでもないんだな、これが。あんたの撮影した暗黒大陸の総司令交代のドキュメントムービーが高値で売れた」「そっちの収益が20万Gだ」
クロウ「マジで!?」
トライア「そういうわけなんで、あんたの借金の残額は75万Gになったよ」
クロウ「よし…! よし! 俺…報道カメラマンに転職する!」
トライア「いいよ。その場合はブラスタから降りて降りてもらうけどね」
クロウ「えっ!?」
トライア「あんたの人生だから、好きに生きな。ブラスタ抜きで借金が返せるって言うならね」
クロウ「さすがにそれはノープランだ」
トライア「だったら、文句を言わず、戦いな。あんたとブラスタに、あたしは賭けてるんだからね」
クロウ「了解だ。次の査定までには大ネタを仕入れてくるぜ」
エスター「あたしも頑張るよ! 仕事も恋も一所懸命だ!」
トライア「はいはい。二人共、期待しているよ」

  ~プトレマイオス2 格納庫~
甲児「そうか…。宇宙では、そんな事があったのか…」
カトル「はい…。僕のせいでトロワは生死不明…。ヒイロも重傷を負いました」
カレン「カトル…。そんなに自分を責めるんじゃないよ」
キラ「カレンの言う通りだよ、カトル」
アスラン「悔いるのを止めるつもりはない。だけど、それだけで終わっては駄目だ」
キラ「僕達もOZの内部にいながら連邦のコロニー懐柔政策を止める事が出来なかった」「だから、これからはZEXISとして直接、彼等の暴走を止めるつもりだよ」
甲児「キラsんとアスランさんもこっちに合流したんですね」
キラ「またよろしく頼むね、みんな」
カトル「僕が取り返しのつかない事をしてしまったのは事実です…」「その償いをするためにも僕もZEXISで戦うつもりです」
カレン「それでいいと思う。頑張ろうね、カトル」
デュオ「俺とカトルと五飛のガンダムは色々あってパワーアップしてきた。今まで以上にバリバリやるぜ」
ヒルデ「張り切り過ぎて、怪我しないでね」
さやか「あなたは?」
ヒルデ「私の名前はヒルデ・シュバイカー。元はOZの兵士です」
デュオ「こいつはOZの月基地で俺と知り合って、自分の敵が何なのか、わからなくなったんだ」
ヒルデ「だから、私…デュオと行く事にしたんです。これからはよろしくお願いします」
さやか「こちらこそ、よろしくね」
カレン「やるじゃん、デュオ。敵の基地でナンパしてくるなんて」
デュオ「そんなんじゃねえよ!」
イアン(デュオ達のガンダムを開発した5博士はソレスタルビーイングに所属していた事があったのはわかった…)(だが、彼等の造ったウイングゼロはイオリアの計画の中でいったい何の役割を果たすんだ…)
〔複数の走り寄る足音〕
ミレイナ「皆さん、ニュースです!」
アニュー「ホランド・ノヴァクという方からZEXISに通信が入ったそうです」
甲児「えと…あなたは?」
アニュー「ご挨拶が遅れました。私はアニュー・リターナーといいます」
ミレイナ「リターナーさんはトレミーの操舵士をやってもらうために来てくれたんです」
甲児「そうだったんですか。これからはよろしくお願いします」
さやか「相手が美人だからって、鼻の下を伸ばしちゃって…!」
カレン「それで…ホランドからの通信って…」
デュオ「あいつ…破界事変の時は第303独立愚連隊の連中と一緒に俺達の前から去っていったけど…」
ミレイナ「今、ゼロさんが話を聞いていますが、エウレカさんという方がピンチらしいです」
カレン「エウレカが…!?」

  ~イカルガ ブリッジ~
ゼロ「…では、エウレカをさらったのはファイヤバグだというのだな?」
ホランド「おそらく間違いない。軍のデータバンクで奴等についてはそれなりの事は知っているつもりだ」「奴等らしき一団がワルサワに来ていたのを周辺の住民も目撃している」
扇「ファイヤバグが動いたという事はインサラウムがエウレカを欲しがったのか…」
玉城「いったい何のためにだ!? この地球を手に入れるのにあんな女の子に意味があんのかよ!」
C.C.「忘れたのか、玉城? エウレカの正体を…」
玉城「あ!」
C.C.「そうだ。あの子はイマージュの情報端末だ」
扇「イマージュ…。次元の向こう側に消えた謎の生物…」
玉城「見た目は普通の女の子なんですっかり忘れてたぜ!」
ゼロ「次元の壁を越えてやってきたインサラウムが次元を越える力を持つイマージュの情報端末を求める…」「そこには何らかの関連性があると見て、間違いないだろう」
ホランド「インサラウム…。世界の宣戦布告をぶち上げた、あの連中か」
ゼロ「しかし、ホランド…。お前は何故エウレカの異変に気付いた?」
ホランド「…俺達はエウレカとレントンにひどい事をしちまったからな…」「その罪滅ぼしの意味を込めて、定期的にあいつ等の様子を見に行っていた」「もっとも、俺がワルサワに着いた時には全てが終わった後だったがな」
ゼロ「レントンはどうしている?」
ホランド「ヴォダラ宮へ向かったそうだ。あそこにいるアネモネにエウレカの事を相談する気なんだろう」
ゼロ「アネモネ…。エウレカと同じくイマージュの情報端末の老婆か」「だが、エウレカと同じ存在という事はそのアネモネもインサラウムに狙われる可能性がある」
ホランド「こっちも同意見だ。だから、俺もヴォダラ宮へ向かっている」
ゼロ「だが、お前は…」
ホランド「察しの通り、もうロクに身体は動かねえ…。だが、俺にも出来る事はある」「頼む…。俺にこんな事を言う資格はないのはわかってるが…」「エウレカとレントンを救ってくれ」
ゼロ「了解した。インサラウムとは、いずれにしても戦わなくてはならないのだ」「奴等の戦略の一端がつかめるのならば、それは意味のある事だ。我々もヴォダラ宮へ向かおう」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「終わらない約束」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔施設に爆発〕

マルグリット「アンブローン殿は、あの施設の地下に次元科学の新たな扉を開ける鍵があると言われた…」「………」「考えるな…。私はただの騎士としての務めを果たすのみだ」
〔施設に爆発〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

  ~ヴォダラ宮地下~
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

レントン「この衝撃…! 攻撃を受けている!?」
アネモネ(老)「どうやら、またお客様が来たようね。こちらが望んだわけではないけど」
レントン「アネモネさん…! どうしたらいいんです!?」
アネモネ(老)「あなたは、どうしたいの?」
レントン「どうしたいって…」
ジ・エンド「はきゅ~!」
ニルヴァーシュ「もきゅ~!」
レントン「お前達は! どうして会う度にケンカするんだよ!?」
アネモネ(老)「レントン…あなたは何のためにこのヴォダラ宮へ来たの?」
レントン「それはエウレカを取り返すために…」
アネモネ(老)「ここに来れば、それが出来ると思ったの?」
レントン「だって、僕は…何の力もないし…」
アネモネ(老)「力なら、あるわよ」
レントン「え…?」
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

レントン「うわああああっ!」

ドミニク「レントン…何故、自分に力がないと思う?」
アネモネ(若)「いつだって想いは力を生むのにね」
レントン「ドミニク先生…。それにアネモネさん…?」
ドミニク「レントン、私が教えてやった言葉をもう忘れてしまったのか?」
レントン「待って! 待ってよ、先生!」
ドミニク「思い出せ、レントン…。力は常に想いと共にある事を…」
アネモネ(若)「そう…あなたは強い子よ、レントン」
〔転移音〕
〔画面、発光〕


レントン「ドミニク先生…」
ニルヴァーシュ「もきゅ」
レントン「ニルヴァーシュ…俺、大事な事を忘れてたよ」「誰かに頼っちゃ駄目だ…。俺自身んがエウレカを助けるために頑張らなきゃ駄目なんだ」
ニルヴァーシュ「もきゅ~!」
レントン「行こう、ニルヴァーシュ…! エウレカは、きっと俺達を待っている!」
ニルヴァーシュ「もきゅ!!」
〔画面、発光〕

ホランド「…しっかりしろ、レントン!」
レントン「あ…ホランド…。どうして、ここに?」
ホランド「話は後だ! ここを出るぞ!」
レントン「アネモネさんは!?」
ホランド「お前が気を失っている間にあの黒いのと一緒にどこかへ行っちまった」
レントン「ホランド、KLFを貸してくれ! …いや、KLFでなくてもいい! 俺は戦わなきゃならないんだ!」
ホランド「そう言うと思ったぜ。そのためのものを俺は持ってきた」
レントン「ホランド!」
ホランド「だが、それにはちょっとばかり奇跡が必要だ」
ニルヴァーシュ「もきゅ?」
ホランド「ニルヴァーシュ…お前の力を使う」
ニルヴァーシュ「もきゅ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
AS団員「マルグリット卿! あの建物から何か出てきます!」
マルグリット「あれは…!」
〔味方ユニット出現〕
レントン「ありがとう、ニルヴァーシュ。お前もエウレカを救うために戦ってくれるんだね」
ニルヴァーシュ「もきゅ!」
ホランド「幼生から一瞬で成体に成長するとはな。本気であいつ…奇跡を起こしやがったぜ」「レントン! ニルヴァーシュの装甲は俺が用意した新品だ! 後はお前次第だ!」
レントン「ここまでパーツを届けてくれたホランドの想い、無駄にするつもりはない!」
マルグリット(あれは確かレントンという少年…)(そう言えば、私は前にも彼を拉致するのを手伝った事があったな…)
レントン「やるぞ! こいつ等を倒して、エウレカを取り戻すんだ!」
ニルヴァーシュ「もきゅ!」
マルグリット(彼は今も純粋な想いで戦っている…。ならば、私もそれに応えなくてはならない。アークセイバーとして…!)
レントン「行こう、ニルヴァーシュ!」「ねだるな! 勝ち取れ! さすれば与えられん!!」
<戦闘開始>

<敵4機撃破orマルグリットと戦闘or2PP・味方援軍1出現>

〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
レントン「ZEXIS!」
ホランド「どうやら、間に合ったか…。気をもませるんじゃねえよ」
ゲイナー「無事なんだね、レントン!」
ガロード「俺達が来たからには、もう安心していいぜ!」
レントン「ありがとう、ガロード。だけど、俺は俺の力でエウレカを取り戻すつもりだ」
エスター「あれが愛に生きる少年、レントンか!」
クロウ「嬉しくなってくるね。あいつのストレートな感情表現は」
マルグリット「クロウ・ブルースト…。お前もいるのか」
クロウ「マルグリット…。お前がアークセイバーとして生きるならば、俺がとやかく言う事じゃねえ」「こっちの地球を代表して、相手になるぜ、アークセイバー」
マルグリット「それでいい。それでこそだ…!」
ゼロ「各機はレントンを守り、インサラウムを迎撃しろ」
レントン「せっかくだけど、俺…守られるつもりはありませんから…!」
溪「言ってくれるじゃん、あいつ…! あたしも見習わなくちゃね!」
シモン「レントン! お前のやる気を見せてもらうぜ!」
レントン「行くぞ、ニルヴァーシュ! エウレカを救うのは俺達なんだ!」

<クロウvsマルグリット>
クロウ「マルグリット…。彼氏と仲良く暮らしてる女の子をさらうような連中を俺は認める気はねえ」
マルグリット「………」
クロウ「反論も言い訳も出来ねえんだったら、今すぐ戦いをやめな。お前の中に正義ってもんがあるならよ」
マルグリット「私の正義はインサラウムにある! そのためのアークセイバーだ!」
クロウ「そうかよ…。だったら、もう言う事はねえ」「今のお前はアイムの下にいる時とは違う。苦しくても、その道を選んだのなら、それを貫いてみせろよ」
マルグリット「お前に言われなくとも! 私はマルグリット・ピステール! インサラウムのアークセイバーだ!」

<レントンvsマルグリット>
レントン「マルグリットさん! 何故、あんた達はエウレカをさらったんだ!?」
マルグリット「それは…」
レントン「答える気がないんなら、俺にだって考えがある! たとえ、あんたが相手でも!!」「俺はどんな手段を使ってでもエウレカを取り戻す!そのためなら何だってやるぞ!!」

<マルグリット撃破orHP10000以下or5PP・敵増援2出現>
※※撃破の場合、セリフ追加※※
〔マルグリットに爆発〕
※※撃破orHP10000場合のセリフ※※
マルグリット「くっ…! Dエクストラクターの出力が上がらない!」(これは…私の中の迷いのせいか…!)
※※5PPの場合のセリフ※※
マルグリット(クロウ・ブルーストもあの少年も迷う事なく戦っている…)(だが、私は…)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
マルグリット「ディアムド…! ジェラウド卿が来たのか!」
ジェラウド「無様だな、マルグリット」
マルグリット「!」
ジェラウド「Dエクストラクターは操縦者の意思で力を引き出すシステムだ」「アークセイバーのナンバー7ともあろう貴公に何故それが出来ぬ?」
マルグリット「…申し訳ありません…」
クロウ「よう…ジェラウド・ガルス・バンテール…。随分な言い方だな」
ジェラウド「私の名前を覚えていたか」
クロウ「まあな。で、今回はあんた言う我が剣とやらに乗ってきたのか?」
ジェラウド「その名はディアムド。陛下より賜ったインサラウム最強の剣だ」
クロウ「なるほどな…。ナンバー1の名は伊達じゃねえって事か」「だがな、生命を懸けて戦っているマルグリットに、そんな言い草はねえだろうが」
ジェラウド「マルグリット…。貴公は敵にかばってもらうのか?」
マルグリット「………」
ジェラウド「帰還しろ。後は私が引き継ぐ」
マルグリット「しかし…!」
ジェラウド「ディアムドに搭乗した私に異を唱える事はインサラウムに弓引く事と同義だ」
マルグリット「…申し訳ありません…。パールネイル、後退します」
〔敵ユニット離脱〕
クロウ「マルグリット!」
ジェラウド「クロウ・ブルースト。お前の相手は私とディアムドが務める」
クロウ「…気に入らねえな。その完全に上からの目線は」「あんた、自分が欠けるなんて欠片おも思ってねえだろ?」
ジェラウド「…私は弱い男だった…」
クロウ「何…?」
ジェラウド「だが、この両頬の傷に懸けて誓う…! 二度と敗北はしないと!」
ロックオン「気をつけろ、クロウ…! 奴はあんたを狙ってる!」
號「奴は…強い…!」
タケル「パイロットだけじゃない…! あのディアムドという機体もこれまでの敵とは違う!」
シモン「ああ…。この感じ…破界の王と戦った時以来だぜ」
クロウ「忠告ありがとうよ。だが、そんな事は俺だって先刻承知だ」「だがな…奴は俺の戦友の想いを踏みにじった。一発食らわせてやらなきゃ気が済まないのさ…!」
ジェラウド「…3分だ…」
クロウ「何…?」
ジェラウド「3分で勝負をつける。ナイトオブナイツの名に懸けて…!」
クロウ「どこまでも癪に障る野郎だぜ…!」「行くぜ、ジェラウド! インサラウム最強の看板はここで降ろしてもらう!」
エスター「クロウ…」

<ジェラウドと戦闘>
ジェラウド「陛下より賜りしディアムドに搭乗した以上、敗北は許されぬ…!」「陛下…インサラウムの英霊達…。我が亡き妻と子よ…」「我は誓う…! ナイトオブナイツの名に懸けて、インサラウムに勝利をもたらす事を!」

<クロウvsジェラウド>
ジェラウド「お前は強い…。この私とディアムドが本気を出さなくてはならぬ程な」
クロウ「そういう褒め言葉は要らねえよ。俺は自由と平和を友にして生きていきたいだけなのさ」
ジェラウド「自由と平和か…。素晴らしいものだな」「だが、その掛け替えのないものを失った今、我々は民達のためにそれらを取り戻さねばならない!」「それが騎士の…アークセイバーの務めだ!」
クロウ「御託はたくさんだ。そのために俺達の自由や平和を奪うんなら俺はお前達と戦う…!」「俺とブラスタの全力でな!」

<エスターvsジェラウド>
ジェラウド「下がれ、少女よ。お前ではディアムドの相手は務まらん!」
エスター「そういうのは、あたしを倒してから言いな! あたしの生命もそこまで安くはないよ!」
ジェラウド「…訂正しよう。その気迫は戦士と呼ぶに相応しいものだ」「実力は足らずとも、その強い意思があれば、お前はきっと強くなる…! ディアムドでお相手しよう!」
エスター「ありがとうよ、騎士の親分! だったら、あたしも全身全霊を込めてぶち当たるよ!」

<ジェラウド撃破・味方援軍2&敵増援2出現>
〔ジェラウドに爆発〕
〔ジェラウド、クロウへ隣接〕

ジェラウド「この程度か…!」
〔ジェラウド、回復〕
クロウ「何っ!?」
ジェラウド「Dエクストラクターは操縦者の強い意思で力を引き出す」「そなたの持つVXとやらも同じだと聞く」
クロウ「お前もアイムやアサキムと同じで俺の持つスフィアが目当てかよ…!」
〔ジェラウド、後退〕
ジェラウド「お前の全力で来い…! 我がディアムドは、それを打ち破る!」
クロウ「上等だ…! SPIGOTで相手をしてやる!」
〔クロウ、出力上昇〕
青山「クロウ! 挑発に乗るな!」
クロウ「ジェラウド! 俺とブラスタがお前を倒す!」
デュオ「おい…! あいつ、様子がおかしいぞ!」
カトル「同じだ…!」
エスター「お、同じって…」
カトル「今のクロウさんは僕がゼロシステムに取り込まれた時と同じだ!」
甲児「止まれ、クロウ! このまま戦っちゃ駄目だ!」
クロウ「VX…! 俺の意志に応えろ!!」
ロックオン「駄目だ! 俺達の言葉を全く聞いちゃいない!」
ゲイン「だが、こいつは異常だ! 普通の状態じゃない!!」
ロラン「これってブラスタのスフィアが…!」
マリン「これが揺れる天秤のスフィアの反作用だと言うのか…!?」
ロジャー「五感が失われていく悲しみの乙女、苦痛に苛まれる傷だらけの獅子…! 意味のある事が言えなくなる偽りの黒羊!」
キラ「じゃあ、揺れる天秤は…!」
クロウ「あああああああああああっ!!」
〔ジェラウドに爆発〕
〔ジェラウド、後退〕

ジェラウド「くっ!」
クロウ「もうたくさんだ! 人の自由を奪って平気な顔をしてる奴がでかい面をしてるのはよ!」
エスター「止まれ! 止まれよ、クロウ!」
〔敵ユニット出現〕
カミーユ「インサラウムの旗艦!」
アンブローン「よくやった、ジェラウド! 自我を失った被験体は今、隙だらけだ!」「ヒヒヒ! 今こそ奴を素材にして我が次元科学の結晶を見せる時!」
ゼロ「何っ!?」
アンブローン「目標、敵Dエクストラクター装備機!」
エスター「クロウ!」
〔エスター、クロウへ隣接〕
〔アンブローン、クロウへ攻撃〕

[イベント戦闘「クロウvsアンブローン」]
〔エスターにスパーク〕
カレン「エスター!!」
エスター「何っ!? 何なの、これ!?」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

エスター「い、嫌だ! あたしの中に何かが入ってくる!!」「い、いやぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
〔エスターにスパーク〕

カトル「エスターさんっ!!」
エスター「ああああああああっ!!」
〔エスターに闇〕
〔画面、フラッシュ〕
〔エスター、変化〕

次元獣エスター「!!!!!!」
カレン「エスターが…」
アルト「次元獣に…なっちまったのか…」
シン「そんな馬鹿な! 破界の王でもないのに、そんな事が!」
アンブローン「それを可能にしたのよ! この私、アンブローン・ジウスの次元科学が!!」「目標には当たらなかったが、人造リヴァイブ・セルの効果は確認できた! これならば…!」
AS団員「アンブローン閣下! パレス・インサラウムの出力が低下していきます!」
アンブローン「ちいっ! 人造リヴァイブ・セルの精製にこれ程までのエネルギーを食うとは!」
〔味方ユニット出現〕
〔ゼロ、前進〕

藤堂「ゼロ! 何をする気だ!?」
ゼロ「奴等が次元獣を自在に生み出せられるとしたら、この先の脅威となる!」「蜃気楼のドルイドシステムで可能な限りの状況データを収集する!」
次元獣エスター「!」
〔次元獣エスター、ゼロへ隣接〕
〔ゼロに爆発〕
〔ゼロ、後退〕
〔ゼロ、着地〕

カレン「ゼロ!!」
ゼロ「くっ…! コックピットが!」
千葉「ゼロのマスクが割れた!?」
朝比奈「だが、ここからじゃ素顔の全部は見えない!」
次元獣エスター「!!」
〔次元獣エスター、ゼロへ隣接〕
ゼロ「やめろっ!!」
次元獣エスター「!」
〔ギアスの発動音〕
葵「エスターの動きが止まった!」
カレン「まさか!?」
C.C.(ギアスが効いただと…!?)
ゼロ「くっ…!」
〔ゼロ、扇へ着艦〕
アンブローン「後退するぞ、ジェラウド卿! あの次元獣を回収しろ!」
ジェラウド「了解しました」
〔ジェラウド、次元獣エスターへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕

クロウ「ジェラウド! 逃がすがぁぁぁぁっ!!」
ジロン「目の前でエスターが次元獣にされたのにあの男を追おうとするなんて!」
ロジャー「揺れる天秤…。私は、その発動条件を人間の心の迷いだと思っていたが、そうではないようだ…」
勝平「どういう事だよ!?」
ロジャー「天秤は揺れながらも、その支点は折れず…」
カミーユ「アイム・ライアードが言っていた言葉…」
ロジャー「今ならわかる。それは迷いの中でも決して折れる事のない人間の強い意志を意味していたのだろう」
ガロード「じゃあ、今のクロウは何なんだ!?」
ロジャー「その強い意志に全ての意識が支配されて¥m他の事を全く考えられない状態になった…。それが揺れる天秤の反作用なのだろう」
クロウ「ああああああああっ!!」
キラ「このままあの人を放っておいたら…」
アスラン「下手をすれば、俺達も意志の障害として排除しようとするだろう」
シン「じゃあ、俺達…クロウと戦うしかないのか!?」
レントン「そんな!」
ロジャー「全員で呼びかけるんだ! クロウの意識を呼び覚ますしか方法はない!」
ゲイナー「クロウさん! やめてください!」
シモン「馬鹿野郎! 止まりやがれ!!」
デュオ「やめろって、お前!」
青山「我を忘れるなんて、お前らしくないぜ! 目を覚ませ、クロウ!」
クロウ「ああああああああっ!!」
ロックオン「駄目だ! 全く聞く耳を持たねえ!」
タケル「このままではクロウさんは…」
斗牙「待て…! 何か来る!?」
ジロン「お、おい! あれって、もしかして!」
〔味方ユニット出現〕
ゲイン「ガンレオン! まさか…!?」
ランド「そのまさかだ…!」
メール「さすらいの修理屋ピーター・サービス、ただ今、参上だよ!」
クロウ「おおおおおおおおっ!!」
〔クロウ、ランドへ接近〕
ランド「こいつ…! まさか、俺と同じ…」
メール「ダーリン!」
ランド「わかってる…! 売られたケンカは買うしかねえんだ!!」
〔ランド、クロウへ隣接〕
〔ランド、クロウへ攻撃〕

[イベント戦闘「クロウvsランド」]
クロウ「!」
ランド「しまった…! きれいにカウンターが入った!」
〔味方ユニット撃破〕
刹那「クロウ・ブルースト!」
ティエリア「大丈夫だ! 彼は脱出している!」
ワッ太「あんた! やり過ぎだろ!」
ランド「す、すまねえ…! 力が入り過ぎた!」
ゲイン「そんなんじゃ例の通り名を否定できんな…」
ゲイナー「でも、ランドさんもこちらの世界に来ていたなんて…」
ランド「その話は後だ。まずはこの場をどうにかしなきゃならん」
ゼロ「ブラスタの回収は周辺の部隊に任せて、各機はインサラウムを掃討しろ」
カレン「ゼロ、大丈夫なの!?」
ゼロ「予備の仮面を出した。問題はない」
ジロン「ランド! この場にいる以上、手伝ってもらうぞ!」
ランド「合点だ! 久々にザ・ヒートの熱さを見せるぜ!」
甲児(クロウ…無事でいてくれよ…)
赤木「エスターまで次元獣にされて、お前にまで何かあったら、俺達…)
アルト(待ってろよ…! すぐにインサラウムを片付けるからな!)

<ランドが戦闘>
ランド「こいつ等の無法についてはそれなりに目にしてきた…! こういう連中は俺とガンレオンがしめる!」
メール「ダーリン! それじゃ例のあだ名になっちゃうよ!」
ランド「だったら、訂正だ!」「こいつ等のひん曲がった根性は俺が修理する! それがピーター・サービスのやり方だ!」
メール「OK、ダーリン! レッツラゴーゴー!!」

<レントンが戦闘>
レントン「俺はエウレカと二人で静かに暮らしたかっただけなのに…! それなのに、こいつ等は!」「エウレカを返せ! 俺のエウレカを返せぇぇぇぇぇっ!!」
ニルヴァーシュ「もきゅぅぅぅぅぅ!!」

<敵全滅・勝利条件達成>
正太郎「敵は全滅させたけど…」
マリン「こちらの失ったものも大き過ぎる…」
ファ「もし、インサラウムが次元獣を生み出す事が出来るようになったら…」
カミーユ「その時は全世界が戦いに包まれる。泥沼の戦いに…」
レントン「エウレカ…」
メール「ダーリン…。何だか、本当にヤバいみたい…」
ランド「大変な時に来ちまったのかも知れねえな、俺達…」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~イカルガ ブリッジ~
藤堂「…クロウ・ブルーストを連れてきた」
クロウ「そう怖い顔で睨まないでくれよ、旦那。今の俺は至って正常だ」
朝比奈「自分が何をしたのか、覚えているかい?」
クロウ「あまり思い出したくないがな…」
ゼロ「だいたいの事情はロジャー・スミスから聞いた。どうやら、あれがブラスタのVXの…スフィアの反作用と目されるものだそうだ」
クロウ「らしいな。あのセツコちゃんも、それに苦しんでたってシンと勝平から聞いた」「まともな事をしゃべれなくなるアイムの奴も相当なものだったが、俺の方も随分と難儀なもんだ」
ロジャー「自らの意思で止める事は出来ないのか?」
クロウ「…わからん…。少なくとも、あの時はどうしようもなかった」
藤堂「解せないのは、何が君をそこまで駆り立てたかだ」
千葉「あのジェラウドという男に何故そこまで敵愾心を燃やした?」
クロウ「…あまり話したくないな」
千葉「そんな事を言ってる場合か! 我々に機会を加える可能性もあったのだぞ!」
藤堂「場合によっては、君を拘束して、出撃を禁じなければならない」
クロウ「そうなったら俺は借金返済が手詰まりになる。それだけは勘弁願いたいな」
朝比奈「こんな時にも金の話とは呆れるね」
クロウ「それが俺の唯一の拠り所だからな…。…あのジェラウドって騎士の旦那が誇りを頼りにするように」
ゼロ「そこがポイントか?」
クロウ「…あいつやマルグリットを見ていると任務の名の下で何でもやっていた昔の俺を思い出してな…」「だが、あのジェラウドは疑問を持ちながらもそれを乗り越えて戦っている…。その姿勢に嫉妬していたかも知れねえ…」
ゼロ「随分と屈折しているな」
クロウ「そういう心の機微がわからないお前さんは人生経験が浅いんじゃないか?」
ゼロ「…いいだろう、クロウ。自分の内面を理解しているのならば、君の自由は保証する」「だが、またスフィアに支配されそうになった時は自分で何とかしろ。それが出来ない場合は…」
クロウ「わかってる。その時は遠慮なく蜂の巣にしてくれ」「で、香典を集めて、それをラボに届けるところまで頼むぜ」
ロジャー「お断りだ。そんな面倒な事を手伝うつもりはない」
クロウ「問題は、そっちよりもエスターだ。何かわかった事があるか、ゼロ?」
ゼロ「前後を含めて状況データは揃っている。だが、次元獣に関しては専門の機関でないと不明な点が多い」
クロウ「そのデータってのをチーフに調べてもらえば、何かわかるかも知れない」
ラクシャータ「チーフってのは、スコート・ラボのトライアだろ? だったら、私から送っておくよ」
クロウ「頼む」
ホランド「さっきの戦闘中に期待から脱出したインサラウムの兵士を捕獲した」「とりあえずの尋問をしてみたが、エウレカをさらった件については目ぼしい情報は得られなかった」
ゼロ「その捕虜は貴重な存在だ。有効な情報源として活用しよう」
クロウ「それじゃ俺は失礼するが、何かわかったら、教えてくれ」
ゼロ「どこへ行く気だ?」
クロウ「俺のブラスタを叩き落とした奴に挨拶をしとかないといけねえからな」
〔扉の開閉音〕
玉城「んだよ、あの態度! 自分の暴走で妹分が次元獣にされたのにあっさりしたもんだぜ」
ラクシャータ「あんたって…ほんとに単純だね」
玉城「何だよ!?」
藤堂「彼は彼なりに苦しんでいる。そして、あの目はそこから先を見ている」
ホランド「あいつの事だ。きっと自分の手で責任を取るつもりだろうさ」
ロジャー「そうだな。それがクロウ・ブルーストという男だろう」
ホランド「それじゃ俺も行くぜ。今の俺じゃ、ここにいても何の役にも立てないからな」
ロジャー「レントンに会っていかなくていいのか?」
ホランド「あいつもクロウと同じだよ。やる事を見つけた以上、外野が…ましてや俺がとやかく言う必要はねえさ」
ロジャー「了解した、ホランド。身体を大事にしてくれ」
ホランド「じゃあな。レントンとエウレカの事…よろしく頼むぜ」

~タワー 格納庫~
カレン「エスター…」
ルナマリア「バスターなのに次元獣にされちゃうなんて…」
さやか「人造リヴァイヴ・セル…。インサラウムはそんなものまで用意していたのね…」
レントン「悪いのは全部…あのインサラウムだ。エウレカもあいつに…」
ランド「レントン…。お前も相変わらずのようだな」
レントン「え…あの…その…俺、違うんです…」
ジロン「あのさ、ランド…。そいつは俺達の知ってるレントンとは同じ顔してるけど、別人なんだ」
ランド「ほう…並行世界の同一人物ってやつか」
ゲイナー「え…!?」
サラ「ランドが知的な事、言った…」
アデット「さてはあんた自身が並行世界の別のランドだね…!」
メール「違う、違う! ぜ~んぶ、万丈に聞いたの!」
ゲイナー「万丈さんに会ったんですか?」
ランド「まあな」
メール「順を追って話すとね…あたし達、3週間ぐらい前にこっちの世界に跳ばされてきたの」
ガロード「って言うと、インサラウムの連中が暗黒大陸で時空震動を起こした時か…」
ロラン「ランドさん達はそれがきっかけで転移してきたみたいですね」
ランド「俺も時空震動で跳ばされるのは経験済みだったが、さすがにそれなりにびっくりした」「だが、手に職のある男は強いぜ。さすらいの修理屋は、こっちの世界でも仕事にありつけた」
メール「そこに万丈が訪ねてきたの。不動司令とサンドマンも一緒にね」
サラ「あの人達も!?」
ランド「で、色々と説明されてZEXISの手伝いを頼まれたってわけだ」
メール「そういうわけなんで、こっちの世界の事情もばっちり知ってるわけ」「大変だったみたいだね。墓石ヘンって…葬儀屋さんでもの手伝いでもしてたの?」
ジロン「それを言うなら、破界事変だ!」
アデット「全然わかってないじゃないか!」
ランド「ま…そこらはこれからゆっくり聞くさ」
レントン「暑苦しい!!」
ゲイン「これが出ちまったら、俺達もお手上げだ」
ランド「そう言うなって、ゲイン。ここで会ったのも何かの縁だ。また、ヒート&クールでいこうぜ」
ゲイン「しまりのないコンビ名だな」
ランド「そう言うなって。俺も今がなかなかにシビアな状況だってのは肌で感じてる」
〔歩み寄る足音〕
クロウ「よう…」
ランド「もしかして、お前さん…あの白い機体に乗ってた奴か?」
クロウ「ああ、そうだ。名前はクロウ・ブルースト。呼ぶ時はクロウでいいぜ」
ランド「すまなかったな、クロウ。あんたのマシン…ぶっ壊しちまってよ」
クロウ「気にしないでくれ。あれは俺が悪かったんだ」
ランド「いや…それじゃ俺の気が済まねえ。完璧に修理させてもらうぜ」
クロウ「へえ…あれだけの一撃だったから、壊し屋だと思ったが…」
ランド「ああん?」
メール「ダーリン! スマイル、スマイル!」
ランド「お、おお…! そうだった、そうだった!」
クロウ「よくわからんが、失礼をしちまったようだな」「どうだい? お詫び代わりってわけじゃないが、一杯やらないか?」「俺のおごりでよ」
レントン「ええっ!?」
ジロン「クロウ…お前、やっぱり、どこかおかしいんじゃないか?」
ロラン「打ち所が悪かったんでしょうか…」
ゲイナー「それともエスターが次元獣にされたショックのせいかな…」
メール「どういう事なの?」
ゲイン「守銭奴のあいつがおごるなんてのは天地がひっくり返るレベルの大事って事さ」
ックロウ「おいおい…俺だって恩人に礼儀を尽くす事ぐらいわきまえてるぜ」「それにエスターの事もこのままで終わらせるつもりはねえ」
ガロード「じゃあ…」
クロウ「エスターに関するデータはラボに送った。チーフなら、きっと何とかしてくれるだろうさ」「セツコちゃんの件もある。とっととインサラウムを締め上げて片を付けるぜ」
ランド「セツコも、こっちに来てるのか?」
クロウ「その辺りも話してやるさ。あんた…酒好きなんだろ?」
ランド「労働の後の一杯のたえに生きているようなもんだぜ」
クロウ「OKだ。その暑苦しい笑顔をキンキンのビールで冷まさせてもらうぜ」
メール「あたしも、付き合うよ! お酒は飲めないけどね!」
ゲイン「おっと、メール…。お前さんには俺達が付き合ってやるよ」
メール「え~!」
ゲイナー「シンやエイジ達もいるし、ZEXISのみんなの紹介したいしね」
ガロード「そういう事だ。おっさん二人の相手より、こっちの方が楽しいぜ」
メール「わかった。みんながそう言うんなら…」
アデット「じゃあね、クロウにランド…。あんまり飲み過ぎるんじゃないよ」
メール「ダーリン、後でね~」
〔歩き去る足音〕
クロウ「…元気な嫁さんだな」
ランド「そっちの方は後でたっぷり否定してやるぜ」「…人払いは済んだ。ゆっくり話を聞こうじゃねえか」
クロウ「………」
ランド「初対面の俺相手の方がこぼしやすい愚痴ってのもあるさ」
クロウ「いや…そっちはいい。愚痴とアルコールで流しちゃいけねえ事ってのもある」「あんたに聞きたいのは別の事だ」
ランド「何だ?」
クロウ「聞かせてもらうぜ、スフィアについてよ」
ランド「お前…」
クロウ「会った瞬間、何となくわかったよ。あんたもスフィア持ちだってな…」「不思議だな。セツコちゃんの時には、こんな事はなかったのによ…」
ランド「やっぱり、お前もそうだったのか…」
クロウ「ありがたくない事にどうやら俺の中のスフィアの因子ってのが強くなってきているっぽい」「だから、聞かせてもらうぜ。スフィアについて、あんたが知っている限りの事をな」

  ~パレス・インサラウム 科学長官研究室~
アンブローン「…サンプルの奪取に失敗するとはな」
マルグリット「申し訳ございません。もう一人の次元生物の情報端末については完全に消息を失いました」
アンブローン「まあいい。実験にはサンプルが一人あれば十分だ」
エウレカ「………」
アンブローン「可愛いのう…。そう怖がらんでええぞ、お嬢ちゃん」「お嬢ちゃんがババの言う事をちゃんと聞いてくれれば、何の心配もする事はない」
エウレカ「いつ私を帰してくれるんですか?」
アンブローン「それはちょっとわからんのう。先に優先すべき研究課題が見つかったのでな」
マルグリット「アンブローン殿。この子の世話は私にお任せください」
アンブローン「ハイナイトである卿自らがか?」
マルグリット「この子とは面識があります。彼女にしても、その方が我々に協力的になってくれるでしょう
アンブローン「いいだろう、マルグリット卿。おぬしに任せる」
マルグリット「ありがとうございます。では、失礼させていただきます」
エウレカ(マルグリットさん…)
マルグリット(心配はいらない…。お前は私が守る)
〔歩み寄る足音〕
マリリン「つまんな~い…。お姉様、あんな地味な子に優しくしてさ」
アンブローン「だったら、おぬしがあの子の世話役をやるか?」
マリリン「どうしよっかな~。私…昔っからお人形もらっても、すぐに壊しちゃったのよね~」
アンブローン「そんな奴に大事なサンプルは預けられんな」
マリリン「でも、すごかったわね、おばさま。人間を次元獣にしちゃうなんて…。まるで噂の破界の王みたいじゃない」
アンブローン「まだまだ人造リヴァイブ・セルは未完成じゃ。だが、あの未熟な次元獣を調べれば、その欠点もわかってくるじゃろう」
マリリン「あの子猫ちゃんじゃなくて、フラフラちゃんが次元獣になれば、もっと面白かったのになぁ」
アンブローン「最終目標はそれじゃよ。あの特異なDエクストラクターを装備した機体がどのような次元獣になるか興味は尽きん」
マリリン「ねえ…おばさまって、何のためにあのエウレカって子や次元獣を研究しているの?」
アンブローン「決まっておろう。次元科学を極めるためだ」「何故、絶好の研究素材を持っていながらインサラウムの科学者達はこの分野をタブー視してきたか…」「私には、奴等の臆病さが理解できん」
マリリン「ふうん…おばさまって禁忌に踏み込んだんだ。それって…何かカッコイイね」
アンブローン「格好いいか…。グフフフフ、悪くない褒め言葉だ」「いずれインサラウムの民全ては私の次元科学の前にひれ伏す」「その時がインサラウムの新たな歴史の始まりになるだろう」
マリリン「禁忌の存在…。何だかワクワクしてきた!」
アンブローン「マリリン…おぬしには新たな任務を命じる」
マリリン「何なりとご命令あさ~せ」
アンブローン「おぬしの次のミッション…。それは特異点の捕獲だ」
【シナリオエンドデモ終了】


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