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No.27
ゼロVSゼロ

【シナリオデモ1開始】
太平洋

  ~プトレマイオス2 個室~
クロウ「…どうなんだ、チーフ?」
トライア「エスターが次元獣にされた状況だけど、ゼロがドルイドシステムで集めたデータはこっちでも解析した」「スットコドッコイの伝手をたどって、エーディック研にも見てもらったよ」
クロウ「結果は?」
トライア「気休めを言うつもりはないね。次元獣は次元獣だ」「体色が特殊な事を除けば、エスターはダモン級になったとしか言い様がない」
クロウ「だが、あいつはゼロの言葉に反応を示した。まだ完全に次元獣になったわけじゃ…」
トライア「…やめよう、クロウ。これ以上の話し合いは無駄だ」
クロウ「何…?」
トライア「エスターは次元獣になった…。今の私に言えるのは、その事だけだ」
クロウ「………」「了解だ。これ以上は現場レベルで判断させてもらう」
トライア「任せるよ、クロウ。悔いの残らないようにやりな」「私が気がかりなのは、あんたの方だね
クロウ「借金なら、必ず返す。いつまでかかるか、わからんが」
トライア「私の前で強がるのはおよし。スフィアの反作用の方だよ」
クロウ「…そっちの方は考えたくねえ。VX抜きでは、これからの戦いは厳しいしな」
トライア「だろうね。こっちもあれの解析を急ピッチで進めるよ。少しでも、あんたの助けになるようにね」
クロウ「優しいな、チーフ…。疲れた心にグッと来るぜ」
トライア「あんたがいないと、私のブラスタが完成しないからね」
クロウ「フ…そんな事だと思ったよ」
トライア「まずはスットコドッコイを締め上げてVXの出所をはっきりさせる」「これまでは、あれの解析が済めばそんなのはどうでもよかったが、そうも言ってはいられないさね」
クロウ「頼むぜ、チーフ。こうなりゃ、あんたが頼りだ」
トライア「まるで、これまではどうでもよかったような口ぶりだね」
クロウ「そういうわけじゃねえけど…」
トライア「まあ、いいさ。あんたの方もテキトーに頑張りな」
クロウ「了解だ」(と言うが、エスターの件はテキトーで済ますわけにはいかねえ…)(全ては俺の不始末だ…。次に会った時、俺はあいつを…)

  ~マクロス・クォーター ブリーフィングルーム~
アルト「…というわけで、ファイアーボンバーとガムリン・木崎大尉がZEXISに参加する事になった」
バサラ「………」
ミレーヌ「バサラ…! 自分で一緒に行くって言ったんだから、もうちょっと愛想よくしなさいよ」
バサラ「そういうのは、お前やレイに任せる」
タケル「あれがマクロス7船団の伝説のロックスター、熱気バサラか」
アポロ「今頃、オズマのおっさんは悔しがってるだろうな」
シルヴィア「大ファンのファイアーボンバーと一緒に戦うチャンスを逃がすなんて隊長もツイてないよね」
アキラ「どうせZEXISに来るんなら、ランカちゃんか、シェリルがよかったけどな…」
ナオト「でも、あのミレーヌって子もなかなか可愛いじゃないかよ」
ピエール「アキラ、ナオト! ファイアーボンバーの良さがどうしてわからねえんだよ!」「熱気バサラのシャウトはまさに時空を揺るがす歌声だぜ!」
麗花「興奮し過ぎよ、ピエール…」
斗牙「僕も好きだよ。彼の歌」
シン「そうだな。ノリがよくって身体が自然に動いてくる」
葵「キュートな歌声やセクシーなダンスより、あたしも彼のシャウトが好みかな」
バサラ「へ…嬉しい事を言ってくれるじゃねえか」「そんじゃ、挨拶代わりに行くぜっ!! 俺の歌を…」
ミレーヌ「バカやってないで普通に自己紹介しなさいよ!」
レイ「ま…こうなるのは予想できていたがな。そういうわけで俺がまとめてメンバーを紹介しよう」「ギター&ボーカルの熱気バサラはもう今さら語る必要もないだろう。見ての通り、聴いての通りの男だ」
くらら「納得…」
レイ「次はベース&ボーカルのミレーヌ・フレア・ジーナス」
ミレーヌ「皆さん、よろしくお願いします」
ミシェル「バサラが伝説のロックスターなら、彼女は伝説の歌姫だな」
レイ「そして、俺…キーボードのレイ・ラブロックとドラムスのビヒーダ・フィーズ」
〔ドラムの音〕
ビヒーダ「………」
シン「無口な人みたいだな」
ウラン「ビヒーダ・フィーズは自分の感情をスティック表すと言われてる」
カレン(まるでエスターみたいだ…)
レイ「そして、最後にスペシャルサポート…。俺達の護衛を務めてくれるガムリン・木崎大尉だ」
ガムリン「ガムリン・木崎大尉です。ZEXISのご活躍についてはグレイスさんから聞きました」
アルト(ダイヤモンドフォースのエース、ガムリン・木崎か…)
ミシェル「質問です。結局、ガムリン大尉はミレーヌと付き合ってたんですか?」
ガムリン「え!?」
ミレーヌ「どうして、そんな話を知ってるの!?」
ミシェル「ゴシップ誌で読んだんだよ。当時、バサラとミレーヌとガムリン大尉は三角関係だったってね」
ワッ太「やる~! 大尉さんって固そうに見えて、意外にやり手なんだね!」
ミシェル「エース級のバルキリー乗りは女性関連の逸話が多いんだよ」「ロイ・フォッカー然り、一条輝然り、イサム・ダイソン然り、そして、我等の早乙女アルト隊長も…」
アルト「ミシェル!」
ガムリン「え…あ…確かにミレーヌさんとはお見合いをしたけれど…その…」
ミレーヌ「真面目に考える必要ないですよ、ガムリンさん!」
ミシェル「了解、了解。って事は俺にもチャンスがあるってわけね」
クラン「結局、お前はそれか!」
勝平「でもよ、護衛って言うけど、クォーターに乗ってれば、そんなに危険はないと思うぜ」
ピエール「甘いな、勝平。熱気バサラのステージは戦場だぜ」
宇宙太「あの人…戦ってる所でも歌うってのかよ!」
アルト「あいつは敵に歌を聴かせるんだよ。バルキリーに乗ってな」
バサラ「戦争なんて下らねえ。俺の歌の前には敵も味方もねえよ」
アルト「お前って奴は…!」
ガムリン「アルト准尉、気持ちはわかるが、バサラには言っても無駄だ」「彼の事は自分が責任を持って監督する。多少の事は目をつぶってくれ」
アルト「は、はい…。大尉がそう言われるのでしたら」
ガムリン「そう固くならないでくれ。確かに本来なら、自分は君よりずっと年上になるのだが…」「時空震動によって、今こうして同じ時を生きているんだ。よろしく頼むよ」
アルト「こちらこそ。大尉の戦技テクニック、拝見させてもらいます」
ワッ太「人間が出来てるんだな、ガムリン大尉って」
アポロ「そうじゃなきゃ、あのバサラのお守りは出来ないだろうぜ」
レイ「だが、バサラの歌がバジュラに効果があるのは実証済みだ」「グレイス女史の見立てでは、バサラの発するフォールドウェーブが奴等に何らかの影響を与えているらしい」
マリン「フォールドウェーブ…。時空さえも越えるエネルギー波か」「あいつの歌は次元獣にも効果があるかも知れないな」
バサラ「俺の歌を聴けば、ハートが熱くなる…。そうなりゃ戦いなんてバカらしうなるぜ!」
クラン「この調子で味方にも歌ってくるわけか…」
アポロ「いいじゃねえかよ。確かに戦場でこいつの歌を聴くと、力が湧いてくるしな」
カトル「そうだね…。彼の歌…雨中の広がりを感じる」
デュオ「詩人だな、カトルは」
カトル(広大な宇宙の心…。ゼロに乗った僕は、それを歪んだ形で捉えてしまった…)(トロワ、ヒイロ…。君達は今、どこにいるんだ…)
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔第3軍ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

ビリー「では、これより実戦テストを始める。二人共、用意はいいかい?」
ブシドー「こちらは問題ない。マスラオ…いい仕上がりだ」
ヒイロ「………」
ブシドー「ヒイロ・ユイ。不本意な戦いかも知れんが、私の新しい剣の相手をしてもらうぞ」
ビリー「ガンダムのゼロシステムのデータはリアルタイムで解析する。君にはシステムの稼働を頼む」
ヒイロ「いいだろう」
ビリー(ゼロシステム…。その力によって僕の思考は拡大し、マスラオを完成させる事が出来た…)(だが、同時に僕は真実にたどり着いてしまった。クジョウが僕を利用していたという残酷な真実に…)
ブシドー「参る…!」
〔ブシドー、ヒイロを通過〕
〔ヒイロに爆発〕
〔ブシドー、ヒイロを通過〕
〔ヒイロに爆発〕

ビリー「いいぞ…。テストベッドとして造ったマスラオだが、ここまでの数値を叩き出すとは」
ブシドー「まだまだ…!」
ヒイロ「くっ…!」
〔ヒイロ、前進〕
〔ブシドー、ヒイロを通過〕
〔ヒイロに爆発〕

ビリー「ゼロシステムの稼働を確認…。始まるぞ」
〔イベントデモ「ゼロシステム起動」〕
ヒイロ(俺は…)(俺の敵は…何だ…?)(俺の敵は…俺の生命を狙うもの…? いや…)(俺の敵は平和の敵…。それは、リリーナの敵…)(それは世界を破壊する者…。そいつが持つのは力…悪意…欲望…エゴ…)(トレーズ・クシュリナーダ…イノベイター…イオリア・シュヘンベルグ…。違う…その先に待つのは…)(奴だ…)
〔ヒイロ、前進〕
ヒイロ「俺の敵…それは…!」
〔ヒイロ、マップ端へ移動〕
ヒイロ「ゼロ…お前を殺す」
〔第3軍ユニット離脱〕
ブシドー「ヒイロ・ユイ!」
ビリー「行ってしまったね」
ブシドー「追うか?」
ビリー「いや…いいよ。もう僕の中では、あのガンダムは十分に役割を果たした」「あれの追跡は他の部隊に任せよう。…ツバロフ技師長は怒るだろうけどね」
ブシドー「あの男は新しい人形の量産に忙しいだろう」
ビリー「それにしても彼…ゼロシステムで何を見たんだろうね」
ブシドー「敵…と言っていたが…」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

エリア11
トウキョウ租界

  ~アッシュフォード学園~
咲世子(顔グラはルルーシュ)「ヒイロ・ユイ…」
ヒイロ「ゼロ…お前を殺す」
咲世子(顔グラはルルーシュ)「!」

  ~アッシュフォード学園地下 機密情報局アジト~
ロロ「ヒイロ・ユイが学園に現れたですって…!?」
ヴィレッタ「咲世子が奴に襲われた…! と言うより、ヒイロが狙っているのはルルーシュ…ゼロらしい!」
ロロ「兄さんはあいつを同志だと言ってたけれど、こんな事になるなんて…!」
ヴィレッタ「奴は超一流の工作員だ。咲世子も傷を負い、逃亡するのが精一杯だった」
ロロ「今、奴はどこに!?」
ヴィレッタ「監視モニターの死角を突いて行動しているらしい。行方はつかめていない」
〔コックピットの開閉音〕
ヒイロ「………」
ロロ「ヒイロ・ユイ…!」
ヒイロ「ゼロは危険だ。その企みに関与する者も排除する」
ヴィレッタ「ロロ!」
ロロ「わかっています!」
〔ギアスの発動音〕
〔画面、フラッシュ〕

ヒイロ「………」
ロロ「お前の時間は止まっている。この間に仕留める」
〔シグナル音〕
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

ロロ「うわっ!」
ヴィレッタ「大丈夫だ、ロロ! 爆発は基地の外だ!」
ヒイロ「だが、お前がギアスを解くのに十分な衝撃だった」
ロロ「お前…!」
ヒイロ「お前は周囲の体感時間を止めるギアスに絶対の自信を持ち過ぎた」
ロロ「だから、僕がお前に近づくと予測して、そのルート上に爆発物のセンサーを仕掛けたのか!」
ヒイロ「お前が連続でギアスを仕掛けられないのはこれまでの行動パターンで判明している」「最初の一手を防いだ俺の勝ちだ」
ロロ「くっ…!」
ヒイロ「安心しろ。生命まで奪うつもりはない」「だが、この基地の機能は破壊する」
〔銃声×2〕
〔爆発音〕

ヴィレッタ「いかん! 基地の情報システムが!」
ヒイロ「これでゼロは学園の拠点を失った」
ヴィレッタ「お前は…! ゼロの正体を政府に知らせる気か!?」
ヒイロ「その必要はない」「奴は俺の手で殺す」

  ~イカルガ ブリッジ~
〔モニターの開閉音〕
ゼロ「ヒイロか…」
ヒイロ「俺から連絡があるのをわかっていたようだな。ならば、余計な事を言うつもりはない」「明日の15:00、神根島で待つ。一人で来い」
カレン「待ちなよ、ヒイロ! カトル達はあんたの事を心配してるんだよ!」
ヒイロ「俺は俺の敵を討つだけだ」
〔モニターの開閉音〕
カレン「ヒイロ…」
玉城「何だよ、あいつは!? 訳のわからない事、言いやがって!」
扇「ヒイロは敵と言っていた…。それはゼロの事なのか…」
ゼロ「全ては奴に会えば、わかる事だ」
藤堂「行くのか、ゼロ?」
ゼロ「元はZEXISの一員だ。無視するわけにはいくまい」(何という失態だ…。奴に正体を知らせた事が完全に裏目に出るとは…!)(奴を信じた俺が甘かったのか…! だが、何故だ…何故、奴は急に俺を敵と認識するようになった…!)
扇「待ってくれ、ゼロ。万一のことがあるかも知れない。護衛を連れていってくれ」
ゼロ「ヒイロは一人で来いと言った。それに隊内に余計な波紋が広がるのを避けるためにも、ここは私一人で行こう」
カレン「ゼロ…」
C.C.「潔い事だな」
ゼロ(もし、ヒイロが本気で俺を敵とみなしたならば、俺一人で奴と対峙するのは死を意味する)(だが、下手な動きを見せれば、俺の正体がZEXISに知られる事になる…)(ここはまず奴の出方をうかがうしかない…。最悪の場合は切り札を使う…)
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「ゼロVSゼロ」


【戦闘マップ2開始】
〔第3軍ユニット出現〕
ヒイロ「時間だ…」
〔味方ユニット出現〕
〔ゼロ、ヒイロへ接近〕
〔ゼロ、着地〕

ゼロ「ヒイロ・ユイ…。私だ」
ヒイロ「指定通りに一人で来たな。ならば、仮面を外せ」
ゼロ「いいだろう」
〔コックピットの開閉音〕
ルルーシュ「これでいいか?」
ヒイロ「………」
ルルーシュ「ここにいるのは俺とお前だけだ」「お前が何のために機密情報局を襲ったか、俺を敵だと思うのか…。その理由を聞かせてもらおう」
ヒイロ「俺は未来を見た」
ルルーシュ「未来…?」
ヒイロ「ルルーシュ…。お前はナナリーのために世界を破壊すると言ったな」
ルルーシュ「それが俺にとって全てだ」
ヒイロ「だが、お前はあまりにも多くの事を犠牲にしてきた」「それが何を意味するか、同類である俺にもわからなかった…」
ルルーシュ「ヒイロ…」
ヒイロ「同時にお前は優しい男でもある。そんな人間が罪を背負えば、その先に待つのは破滅しかない」
ルルーシュ「何が言いたい、ヒイロ…!?」
ヒイロ「ルルーシュ…いや、ゼロ。取り返しのつかない悲劇が起こる前に俺はお前を殺す」
ルルーシュ「出来るかな、ヒイロ? リリーナが既に俺の手に落ちているとしても」
ヒイロ「何?」
ルルーシュ「お前に俺の全てを話した後、俺は保険のためにリリーナの下に配下の者をつけた」「あるギアスをかけてな」
ヒイロ「………」
ルルーシュ「もし、お前が俺を裏切った時には彼女は生命を落とす事になる。お前という存在を恨みながらな…!」
ヒイロ「それに何の意味がある?」
ルルーシュ「何っ!?」
ヒイロ「ゼロ…お前はやはりリリーナの敵だ。お前の創る世界と、あの女が望む世界は必ず衝突する」「ならば、ここでお前を倒す事はあの女の望みでもある。たとえ、生命を落とす事になっても」
ルルーシュ「ちいっ!」
〔ゼロ、浮上〕
ゼロ「こちらの切り札が通用しないとは…! 奴を甘く見ていたという事か!」
ヒイロ「ゼロ…お前を殺す」
〔味方ユニット出現〕
カレン「ヒイロ! あんた、どうしたのさ!?」
ゼロ「カレン…! それに五飛か!」
カレン「ごめん、ゼロ…! 五飛は勝手についてきたんだ!」
ゼロ「いや…今は心強い味方だ。3機ならば、何とかなる」
五飛「勝手に決めるな…!」
〔五飛、ヒイロへ接近〕
〔五飛、味方から第3軍へ〕
カレン「五飛…! あんた、まさか!」
五飛「いい機会だ、ゼロ。ここで俺と立ち会ってもらう」
ゼロ「何のためにだ!?」
五飛「お前の真意を確かめるまでだ。俺と立ち会う事で、それを試させてもらう」
カレン「そんな滅茶苦茶が…!」
ゼロ「無駄だ、カレン…! ヒイロも五飛も、こちらの言葉を聞く人間ではない!」
ヒイロ「安心しろ、ゼロ。お前はゼロとして俺に討たれる」
ゼロ「既にZEXISに救援は要請した…! それまでは二人で、この場を切り抜ける!」
カレン「わかった…! あんたはあたしの後ろに下がって!」
五飛「ヒイロ、お前がどのような経緯でゼロを敵と認識したかは問わん」
ヒイロ「………」
五飛「だが、お前がそのガンダムに取り込まれたら、俺はお前も討つ!」
ヒイロ「好きにしろ」
<戦闘開始>

<ゼロvs五飛>

五飛「見せてもらうぞ、ゼロ! お前の真意を!」
ゼロ「張五飛! 戦いの中で真実を見極める気か!」
五飛「戦いこそ人の本質が現れる場だ! お前がいくら誤魔化そうとしても俺の目は欺けん!」
ゼロ「いいだろう…! だが、私も目的を果たすまで死ぬ気はないのだ!」

<カレンvs五飛>
五飛「カレン! お前がゼロの事を信じているように俺は自分の正義を信じる!」「来るがいい! ゼロに従うお前も、この場で試してやる!」
カレン「あんたの無茶苦茶な理屈に付き合っていられるか!」

<ヒイロ撃破orHP60%以下or五飛撃破・or3PP味方援軍1&敵増援1出現>
※※ヒイロ撃破の場合、セリフ追加※※
〔五飛に爆発〕
ヒイロ「まだだ…!」
※※ヒイロHP60%以下の場合、セリフ追加※※
ヒイロ「まだだ…!」
※※五飛撃破の場合、セリフ追加※※
〔五飛に爆発〕
五飛「やるな、ゼロ! カレン! お前達も自分の正義を信じて戦っているか!」「ヒイロ! それはお前も同じか!」
ヒイロ「………」

カレン「ヒイロのガンダム…! あれがカトルをおかしくさせた奴か!」
ヒイロ「………」
カレン「桁違いの強さだ…! だけど…!」
ゼロ「カレン! ZEXISが来たぞ!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
玉城「無事かよ、ゼロ!」
ゼロ「心配は無用だ。私はそう簡単には死なん」
デュオ「ヒイロの奴…! やっぱりゼロとやってやがったか!」
シン「五飛もゼロと戦っている…!」
五飛「だが、それもここまでだ」
ロラン「え…」
五飛「俺はゼロの真意を確認した。この男はどういう形であれ、己の坑道に責任を取ると見た」「だから、俺はこの男の最後を見届ける」
デュオ「よくわからないが、こっちはひと段落したようだな」
ガロード「問題はヒイロの方か…!」
ヒイロ「…ゼロ…ZEXIS…」
カトル「ヒイロ! ウイングゼロから降りるんだ! そのガンダムは…」ヒイロ「このままゼロと共に進めば、ZEXISは世界を…」
〔ヒイロ、出力上昇〕
〔イベントデモ「ゼロシステム起動」〕

ヒイロ「ならば、破壊する…」
五飛「ヒイロ! マシンに取り込まれたか!」
カトル「そのガンダムは…ゼロシステムはパイロットの意識に介入する…!」「戦っているのは人間同士なんだ! 人間が戦争をやっているのなら、止められるのも人間なんだ!」「それなのに機械に頼って戦う力を得るなんて…! そのガンダムは間違っているんだ!」
ヒイロ「ZEXIS…! お前達も俺の敵だ!」
キラ「気をつけて、みんな! アロウズも来た!」
アスラン「こんな時に!」
〔敵ユニット出現〕
リヴァイヴ「ビリー・カタギリも困ったものだね。ウイングゼロの調査を任せたのに自分の機体の開発を優先するとは」「あの機体はイオリア計画の中でも重要な位置を占めていると推測される。まだ手放すわけにはいかない」
デヴァイン「あれの回収は任せる。私はエンプラスでソレスタルビーイングを叩く!」
リヴァイヴ「彼等にやられたブリングは君と同タイプだったね。では、仇討ちをするがいいさ」
デヴァイン「そのつもりだ」
刹那「イノベイター…! それに新型のモビルアーマーか!」
キラ「見た事のないタイプのモビルドールもいる…!」
アスラン「OZの月基地で開発されていた新型か!」
デュオ「ヒイロとトロワが乗っていた赤い奴と青い奴のハイブリッドらしいな。こいつは手強そうだぜ!」
ヒイロ「アロウズ…! 奴等も俺の敵だ!」
ゼロ「各機はアロウズとヒイロを迎え撃て! 五飛「お前も指示に従ってもらうぞ!」
五飛「いいだろう…!」
〔五飛、後退〕
〔五飛、第3軍から味方へ〕
カトル「スメラギさん! ヒイロは…」
スメラギ「彼の意識が、あのガンダムに支配されているのなら機体を止めるしかないわ!」
刹那「ヒイロ・ユイ…! お前もガンダムに飲み込まれたのか!」
ヒイロ「全てが…俺の敵だ!!」

<クロウvsヒイロ>
ヒイロ「VX…スフィア…。その力の先に待つものは果てしない戦い…」
クロウ「随分と物知りだな、そのガンダムはよ…」「だがな、ヒイロ…。俺にもやる事があるのさ。そのためにはブラスタの力が必要なんだよ…!」

<クロウvsヒイロ(戦闘後)>
ヒイロ「スフィア…! その存在は許されない!」
クロウ「どういう意味だ、それは! 答えろ、ヒイロ!」

<カミーユvsヒイロ>
カミーユ「ヒイロ! ウイングゼロから降りろ! その機体は人の意識を支配する!」
ヒイロ「ゼロは俺に戦うべき敵を教えて…!」「くっ…! 何だ…!? これはカミーユの意識か…!」
カミーユ「ヒイロ! 俺の言葉が届かないなら、力ずくでも、その機体からお前を引き離す!」

<カミーユvsヒイロ(戦闘後)>
ヒイロ「くっ…何だ、さっきの感覚は…!」
カミーユ「ヒイロ! マシンに取り込まれるな!」

<デュオvsヒイロ>
ヒイロ「デュオ…お前も俺の敵になるか」
デュオ「お前ほどの男でもゼロシステムには勝てなかったのかよ…!」「だったら、腐れ縁の貧乏クジ役の俺がお前を解放してやるよ! 当たり所が悪くても恨むなよ!!」

<カトルvsヒイロ>
カトル「ヒイロ、そのガンダムのゼロシステムは戦闘能力を高める…! だけど、同時に失うものがある!」「もし、ゼロシステムで僕が暴走したのなら、僕はそんなつまらない機械のせいで大事なものを失ってしまった!」「これ以上、僕は大切なものを失いたくない!」
ヒイロ「カトル…俺には今、はっきりと敵が見える。お前も敵になるなら、俺はお前を殺す」
カトル「そのガンダムは一人ぼっちなんだよ。一人で戦っちゃいけないんだ! 一人では目標を見失ってしまうんだ!」
ヒイロ「俺にははっきり見える! 俺の敵が!」
カトル「もし、機械が人の心を壊すのならこんなモビルスーツは宇宙にとって一番必要のないものなんだ!」「ヒイロ! 僕達は戦っちゃいけないんだ!!」

<カトルvsヒイロ(戦闘後)>
カトル「ヒイロ! 戦っちゃいけないんだ、僕達は!」
ヒイロ「カトル、俺は…!」

<五飛vsヒイロ>
五飛「ヒイロ! お前ともあろう者が、そのガンダムに取り込まれたか!」
ヒイロ「お前もゼロの危険性をわかっているはずだ。何故、奴を討たない?」
五飛「あの男は確かに信用ならん…! だが、奴は自分のやった事の責任は取る男だ!」「ならば、俺は奴に最後まで付き合う! そして、ゼロが道を違えたその時に、このナタクで奴を討つ!」

<刹那vsヒイロ>
刹那「ヒイロ…! お前は機械に取り込まれてしまうような弱い男だったのか!」
ヒイロ「GN粒子…イノベイター…! その存在は人類に災いを呼ぶ!」
刹那「ガンダムに負けるな! お前はガンダムよりも強いはずだ!」

<刹那vsヒイロ(戦闘後)>
ヒイロ「くっ…GN粒子の存在は…!」
刹那「ヒイロ!」

<バサラvsヒイロ>
バサラ「暴れまわる元気があるってんなら、俺の歌を聴けぇぇぇぇっ!!」
ヒイロ「何だ、こいつは!?」

<バサラvsヒイロ(戦闘後)>
ヒイロ「歌が…聞こえる…!」
バサラ「そうだ! 俺の歌を聴け! そうすりゃ、馬鹿な考えなんて吹っ飛ぶぜ!」

<ゼロvsヒイロ>
ヒイロ「ゼロ…。お前の進む先に待つのは悲しみだけだ」
ゼロ「未来に何を見たか知らないが、俺の邪魔をするのなら、お前は俺の敵だ!」「そして、俺は抗ってみせる! 未来に何が待っていようとも!」

<ゼロvsヒイロ(戦闘後)>
ヒイロ「ゼロ…! お前はいつか世界を…自分を破壊する!」「だから、俺は…!」

<カレンvsヒイロ>
カレン「ヒイロ…! あんた、ゼロの事を信じるって言ったじゃないか!」
ヒイロ「だが、俺は知った…。その先に待っているのは、あの女の涙だと」
カレン「そんな占いなんか、知った事か! 未来が気に食わないのなら、自分の手で変えてみせろ!」

<ヒイロ撃破・敵増援2出現>
〔ヒイロに爆発〕
〔ヒイロ、後退〕
〔ヒイロに爆発〕
〔ヒイロ、着陸〕

ヒイロ「…リリーナ…」
カトル「ヒイロ! ゼロシステムの呪縛から逃れたんだね!」
カレン「でも、意識を失いかけてる!」
クロウ「気をつけろ! また何か来る!」
〔敵ユニット出現〕
刹那「あのガンダム…!」
ロックオン「アリー・アル・サーシェス! 奴が来たか!」
サーシェス「ちょっと待ってろや。まずはこっちの用事を済ませるからよ」
〔ビルゴ群、ヒイロへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕
〔第3軍ユニット離脱〕

カミーユ「狙いはウイングゼロか!」
刹那「アリー・アル・サーシェス! 何のために、あのガンダムを回収する!?」
サーシェス「そいつは俺の雇い主の意向だ。お前に話せるネタじゃねえな」「だが、こっからは俺の好きにやるぜ! さあ始めようか、楽しい戦争をよ!」
ロックオン「戦争屋が…! てめえだけは許さねえ!」
カトル「ヒイロ! 返事をして、ヒイロ!」
五飛「奴は簡単には死なん! 今は目の前の敵と戦え!」
カトル「…ヒイロ…すぐに迎えに行くから…。それまで少しだけ待っていてね」

<刹那vsサーシェス>
サーシェス「あのウイングゼロってのはお前のお友達が乗ってたらしいな!」「どうだい? ダチ同士で殺しあった感想は!」
刹那「そこまでして俺を怒らせたいか…!」
サーシェス「そうさ! そうすりゃお前は俺を殺す気になって少しは楽しませてくれるだろうからな!」

<ロックオンvsサーシェス>
サーシェス「兄弟揃って俺にやられに来るとは、血は争えねえな!」
ロックオン「そこまでだ、戦争屋! そのべらべら、よく動く口に全弾叩き込んでやるぜ!」

<サーシェス撃破>
〔サーシェスに爆発〕
サーシェス「やるじゃねえかよ! これだから現場はやめられないぜ!」
刹那「あんたは!」
サーシェス「いいぜ、その熱さ! また会おうや、ZEXIS!」
〔敵ユニット離脱〕
ロックオン「アリー・アル・サーシェス…。兄さんをやった男…!」「奴だけは、俺がこの手で…!」

<リヴァイヴ撃破>
〔リヴァイヴに爆発〕
リヴァイヴ「くっ…! 宇宙ではブリングがソレスタルビーイングにやられたと聞く…!」「彼等をこれ以上、放置しておくのは危険かも知れない!」
〔敵ユニット離脱〕

<デヴァイン撃破>
〔デヴァインに爆発〕
デヴァイン「エンプラスの調整が不十分だったか…!」「デヴァイン・ノヴァ、後退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
朝比奈「とりあえず敵は全滅させたけど…」
藤堂「事実上、OZを統合した事でアロウズはさらに戦力を増しているか」
カトル「ヒイロ…! ヒイロは!?」
フェルト「付近に人体の反応はありません」
デュオ「あんな身体で逃げ出すとはよ…。相変わらず人間離れしてやがるぜ…」
カトル「ヒイロ…君はいったいどこに行くんだ…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~イカルガ 格納庫~
カトル「ヒイロ…」
五飛「だが、あの場から消えたという事は奴が生きている事を意味している」
デュオ「やっぱり、あいつは不死身だな」
五飛「気休めに聞こえるだろうが、今はそれを信じろ、カトル」
カトル「ありがとう、五飛」
カレン「随分と優しいんだね」
五飛「カレンか…」
カレン「きちんと聞かせてもらおうじゃないか。あんたがゼロと戦った理由を」
アスラン「それは俺達も知りたい。場合によっては、お前とゼロのどちらかに対して接し方を考えねばならない」
五飛「戦った理由は、破界事変の時から何度もいっていたはずだ。奴は信用ならない、と」「エリア11での戦いも、中華連邦での戦いも、奴は詭弁を用い、自らを正義と言っていたが…」「俺はその裏にある奴の本性に疑いを持っていた」
藤堂「つまり、ゼロに二心ありと?」
五飛「ヒイロが奴に戦いを挑んだのもそれえを嗅ぎ取ったからだと判断した。だから、俺もそれを確かめようとしたまでだ」朝比奈「確かに俺達もゼロの行動に疑問を持った事は何度もあったけどさ…」
千葉「自らの直感に任せて指揮官と戦ったお前の方が私には理解できん…!」
五飛「俺は俺の正義に従ったまでだ他人の理解など必要としていない」
キラ「でも、君はゼロを信じることにしたから、こうしてここに戻ってきたんだよね?」
五飛「その通りだ」
カレン「それこそ理解できないよ! 何があんたを納得させたんだよ!」
五飛「わからん奴に説明しても無駄だ」
カレン「あんたねぇ!」
ゼロ「そこまでだ、カレン」
五飛「フン…また登場のタイミングを見計らっていたか」
ゼロ「君の疑問も、君に対する周囲の疑問も出尽くしてからの方が、話が早いと判断したまでだ」
ロジャー「では、ゼロ…改めて質問しよう。ヒイロは何故、君に仕掛けてきた?」
ゼロ「あのウイングゼロなるガンダムにはパイロットの意識に介入するシステムがあるのは知っての通りだ」
カトル「ゼロシステム…」
ゼロ「そのシステムによって彼はあらぬ妄想に取り憑かれた。その結果が今日の行動だ」
カトル(違う…。あのシステムに翻弄された僕達にはわかる…)
デュオ(確かにゼロシステムは俺達の脳にとんでもないものを見せてくるがよ…)
カトル(それはまったくのデタラメではない。何らかの根拠があるはずだ)
デュオ(つまり、今日の戦いはヒイロの中にあるゼロへの何かが増幅された結果って事かよ)
五飛「いいだろう、ゼロ。お前のその説明に納得しよう」
カトル「五飛…」
ロジャー「では、五飛…次は君に問う。君がゼロと戦った理由は先ほど聞いたが、君が剣を収めた理由を聞かせてもらおう」
カレン「ちゃんとわかるように説明しなよ!」
五飛「ゼロの性は、善とは言えない」
ゼロ「………」
五飛「だが、この男は愚かではない。自分のやった事には責任を持つ…。それだけは剣を交えて確信した」「だから俺は最後まで、この男に付き合う。そして、奴が自分を裁ききれなくなった時、俺が奴に代わり、その役を務める」
ゼロ「私に付き従う覚悟を決めてくれた事には礼を言おう、五飛」「だが、君に尻拭いを頼むほど、私は無責任な男ではないつもりだ」
五飛「その言葉を忘れるなよ、ゼロ」
キラ「わかった、カレン?」
カレン「な、何となくだけど…」
キラ「それでいいよ。五飛が言うような事にならない事を僕達は祈ろう」「いや…祈るんじゃなく、そんな事になる前に僕達は出来る事をしよう」
五飛「お前は善人だな、キラ」
キラ「そうありたいと思っているよ」
アスラン「それはおれも同じだ。おそらく、ここにいる人間は皆それぞれに正しくありたいと思っているだろう」
五飛「フ…感謝するのだな、ゼロ。もしかすると、お前が決定的に道を誤る前にこいつ等がとめてくれるかも知れんぞ」
ゼロ「そんな日が来ないように私も努力する事にしよう」
ロジャー「………」
ドロシー「彼に…ううん、彼の素顔に興味を持ったようね」
ロジャー「野次馬根性ではないさ。あのゼロの思想を支えるバックボーンを知るのは私にとっても有意義な事だと思う」
ドロシー「有意義?」
ロジャー「おそらく彼を彼たらしめているのはこれまでの生き方だ」「過去を持たない私は、彼の歩んできた道…そして、それが彼に何を与えたかを知りたい」
ドロシー「私も知りたいわ。あなたと彼に共通する趣味の悪さの由来を」
C.C.(未来を創るか…。ルルーシュ…お前が運命に抗う姿を私も見させてもらう)
ゼロ(ヒイロがゼロシステムで見た未来…。それが俺の運命だとしても、受け入れるか、どうかを決めるのは俺だ)(その日まで俺は生きる…。俺とナナリーが望む世界が創られるまで俺は死ぬ事は許されない)(俺のせいで運命を歪められた人達のためにも…)
【シナリオエンドデモ終了】


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