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No.28
暗黒よりの使者

【シナリオデモ1開始】
太平洋

  ~マクロス・クォーター 格納庫~
ワッ太「う~ん…」
厚井「どうしました、社長? 珍しく難しい顔をしていますけど…」
郁絵「美重子先生から送られてくる宿題、そんなに難しいんですか?」
木下「だったら、無理せずに正太郎君に頼んで答えを見せてもらいましょう」
柿小路「木下君…! 毎度の事ながら、君って人は!」
ワッ太「…ずーっと思ってたんだけどさ、あのモビルドールって、本当はかわいそうな奴なんじゃないかな?」
柿小路「モビルドールがですか?」
正太郎「僕もそう思います。せっかく生まれたのに戦う事だけしかさせてもらえないなんて…」
厚井「しかし、モビルドールというのはそういうもんだからな…」「あれは確かに自分で判断して動くが、あくまで戦闘プログラムに従ってるだけだ。心を持った人間とは別ものだよ」
郁絵「でも、常務さん…。社長や正太郎君のような考えをみんなが持てば、あんなものは造られなかったと思います」
厚井「そうだな。そうやって素直な心を忘れてしまった大人が戦争を拡大させているのだろう」
ワッ太「どうせ自分で動くロボットを作るんなら、人間と同じような心を持った奴を造れば、楽しいのに」
正太郎「そういうロボットとなら友達になれるかも知れないよな」
甲児「心を持ったロボットか…」
ワッ太「ごめん…甲児さん…」
正太郎「僕達…ドナウα1の事を忘れてました」
甲児「気にするなよ、二人共」「ローレライの事は残念だったけど、俺達は二度とあんな事を起こさないためにも戦っていかなきゃならないんだ」
溪「そのドナウα1ってのは?」
甲児「俺達がドイツで会った心を持ったロボットだ。…結局、戦う事になってしまったけどな」
凱「俺達が合流する前にそんな事があったのか…」
甲児「だけど、そのドナウα1の心そのものだったローレライという少女は、シローと心を通わせていた」「だから俺は、人間とロボットだって友達になれると思うんだ」
ミレーヌ「夢のある話ね。あたしもそれを信じたいな」
バサラ「ハートがあるなら、人間もロボットも関係ねえさ」「俺の歌を聞けば、そんなのを気にするなんてバカらしくなってくるぜ!」
アルト「お前は、またそれかよ!」
タケル「………」
正太郎「何だか嬉しそうですね、タケルさん」
タケル「そうか?」
葵「ちゃんと正太郎に教えてあげなよ。カノジョが来るってさ」
正太郎「カノジョ!?」
タケル「何を言ってるんだ、葵! ロゼはそんなんじゃないさ!」
正太郎「そのロゼさんって誰です?」
タケル「そう言えば、正太郎は会った事はなかったな」「ロゼは元ギシン星軍の一員だったんだが、皇帝ズールのやり方に反抗して俺達と一緒に戦ったんだ」
くらら「そのロゼが外宇宙の様子を伝えに地球に来るのよね」
朔哉「で、俺達はそれをお迎えするためにまた日本へ向かってるてわけか」
タケル(ロゼからの情報で例の暗黒の地からの事が少しでもわかればいいんだが…)
ジョニー「暗い顔はやめましょう、タケル。ロゼが心配しますよ」
タケル「そうだな。せっかく地球に着てくれるロゼのためにも笑顔で迎えてやらないと」
ワッ太「やるなぁ、タケルさん。いつの間にロゼさんと、そんな仲になってたんだろう…」
タケル「だから、そうじゃないって…!」
正太郎「でも、他の星の人間とそんな風に仲良くなれるのってとても素晴らしい事だと思います」
タケル「俺も地球人じゃないけどな」
ワッ太「でも、おかしな話だよな。他の星の人間と仲良くなってる一方で地球人同士で戦ってるんだもん」
正太郎「悪い奴は悪い奴だ」「生まれた星に関係なく仲良くするように悪い奴は地球人だろうと異星人だろうと許しちゃ駄目だ」
タケル「その通りだな、正太郎」

日本
伊豆半島 バトルキャンプ

  ~バトルキャンプ 長官室~
大塚「ご苦労だったな、諸君。クラッシャー隊を代表して、君達に労いの言葉を送りたい」
甲児「ご無沙汰しています、大塚長官」
大塚「先日、君達から報告のあったインサラウムの情報について、軍司令部でも検討を重ねた結果…」「やはり、彼等との衝突は避けられないとの結論に達した」
タケル「ZONEの脅威もありますからね…。仕方ありません」
大塚「インサラウムのp出現は転移により神出鬼没だ。その電撃作戦によって、各地でかなりの被害が出ている」「インサラウムの皇子は既に宣戦布告をしている。彼等が大規模な作戦を展開すれば、全面戦争という形になるだろう」
甲児「そうなったら、ZEXISはその先頭に立って戦う事になるんですね…」
大塚「複雑な立場にある君達ではあるが、この地球の平和のために戦っている事をわかってくれている人達もいる」
赤木「そこらは気にしてませんよ。世間の評判なんて、どうでもいいですから」
いぶき「あんたはよくても、21世紀警備保障の方は大問題よ!」
城田「その辺りは大河内社長が社内の反対派を押さえ、株主の方にも説明してくれている」
赤木「じゃあ、現場の俺達は目の前の事に全力を尽くしますよ」「出来れば、早いところグレートノットパニッシャーの調整を終わらせて欲しいですけどね」
城田「了解だ。それについては、こちらからも大河内社長に要請しておこう」「佐伯…君も苦労すると思うが、健闘を期待している」
佐伯「はい。私も出来る限りの事をやるつもりです」
敷島「正太郎君もお疲れだったね。時間があったら、牧子にも会ってやってくれ」
正太郎「僕もマッキーに色々とお土産がありますよ。喜んでくれるといいんですが」
〔ドアの開閉音〕
小百合「失礼します。ロゼさんをお連れしました」
葵「小百合さんも来てたんだ」
小百合「お久しぶりです、葵さん。ドラゴンズハイヴでお迎えしたロゼさんをこちらに案内する役を仰せつかったんです」
ロゼ「ここまでありがとうございました、小百合さん」
タケル「元気そうだな、ロゼ」
ロゼ「あなたもね、マーズ」
タケル「今回はゆっくりしていけるんだろう?」
ロゼ「ズールが支配していた銀河の星々はそれなりに落ち着いてきたしね」「だからこそ、あなたの言う暗黒の力の存在が私も気になるわ」
タケル「その様子では、ロゼも奴等の正体はわからないのか…」
ロゼ「ゲシュタルトのメタール…。暗黒の力…ゼラバイア…」「残念ながら、それらの謎を解くための手がかりは見つけられなかったわ」「でも、あなたにその話を聞いた時から私の中で嫌な予感がどんどん膨れていくの…」
タケル「ロゼ…」
ロゼ「マーズ…私は怖い…。何かとてつもなく悪い事が起こりそうな気がするの…」
タケル「大丈夫だ、ロゼ。そうならないために俺達は戦っているんだ」「長旅で疲れているんだろう。サロンに行って、母さんにコーヒーを淹れてもらおう」
ロゼ「マーズ…」
〔警報〕
大塚「何事だ!?」
小百合「偵察部隊が太平洋のポイント1224付近でロボットマフィアらしき一団を発見したとの事です」
正太郎「ブランチ達か…!」
佐伯「でも、ポイント1224付近には街も軍事拠点もありませんよ」
城田「進路から推測すると連中は黒牛島に向かっているようだが…」
敷島「黒牛島…!」
大塚「どうしたんです、敷島博士!?」
敷島「大塚長官! 至急、ZEXISを出撃させてください!」「ブランチの狙いは、黒牛島にいる不乱拳博士です!」
正太郎「博士…その不乱拳博士というのは…?」
敷島「ドイツのシュトロハイム博士と並び称されるロボット工学の権威だ」「今は黒牛島の研究所で心を持ったロボットの研究をしていると聞いている」
正太郎「心を持ったロボット…!」
甲児「ブランチはドイツでもドナウα1を狙って動いていた…!」
敷島「おそらくブランチの狙いは博士の開発しているロボットだろう」

太平洋
黒牛島

  ~不乱拳博士の研究所~
不乱拳「…ブラックオックスよ…。ついに私の生涯を懸けた最高傑作であるお前の誕生の時が来た」「ブラックオックス! お前は考える事の出来るロボットとして生まれるのだ!」「考え、そして自分の意思で行動する…。何て素晴らしいんだ! ハハハハハ! ハハハハハハ!」
〔扉の開閉音〕
ブランチ「ブラックオックスは完成したようだな」
不乱拳「ブランチか。ここまでの援助に感謝するぞ」
ブランチ「素晴らしいロボットのようだな、ブラックオックスは」
不乱拳「科学者は常に最高のものを求め続ける…。それなくして科学の進歩はない」「私は自分の全てを、考えるロボット、ブラックオックスに捧げるつもりだ」
ブランチ「フフフ…このロボットなら、あの方も満足されるだろう」「このブラックオックスがあるのだから、ドナウα1などに手を出す必要などなかったのだ」
不乱拳「ドナウα1…。あれも素晴らしいロボットだったが、シュトロハイムの歪みが、あの娘を不幸にした」「だが、私のブラックオックスは違う。ロボットのパワーと人間の頭脳を持ったオックスは、必ずや社会に貢献するだろう」
ブランチ「社会貢献? そんなものは必要ない」
不乱拳「何っ!?」
ブランチ「ブラックオックスは我等の手先として世界中で暴れまわってもらう」「あの方も、それを望まれているだろう」
不乱拳「何を言う、ブランチ! ブラックオックスを、そんな事には使わせないぞ!」
ブランチ「馬鹿を言うな、不乱拳。今日までお前の研究を援助してきた我々を裏切るというのか?」「お前とて俺達がロボットマフィアであるのを知っていながら、その申し出を受けたはずだ」
不乱拳「う…」
ブランチ「最後の仕上げの頭脳コピーは我々がやる。ご苦労だったな、不乱拳」
不乱拳「渡さんぞ…! お前達にブラックオックスを渡してたまるものか!」
〔光線の発射音〕
ブランチ「不乱拳め! 頭脳コピーを始めたか!」
不乱拳「待っていろ、ブラックオックス! 私の全てをお前に託す!」
ブランチ「やむを得ん! 死ね、不乱拳!」
〔銃声〕
不乱拳「ぐっ!」
ブランチ「よし! 頭脳コピー装置を破壊しろ! ブラックオックスさえ手に入れてしまえば、後はどうとでもなる!」
ブランチメンバー「了解です!」
〔走り寄る足音〕
正太郎「そこまでだ、ブランチ!」
ブランチ「金田正太郎!  また俺の邪魔をしに現れたか!」
甲児「今日は正太郎だけじゃないぜ!」
タケル「観念しろ、ブランチ!」
シモン「大人しくしてもらうぜ。さもないと、こっちにも考えがある!」
ブランチ「くそっ! この場は、こちらが不利か! 退却するぞ!」
ブランチメンバー「はっ!」
〔走り去る足音〕
正太郎「待て、ブランチ!」
タケル「奴等は俺達が追う! 正太郎は敷島博士と一緒に不乱拳博士を!」
正太郎「わかりました!」
敷島「しっかりするんだ、不乱拳博士!」
不乱拳「敷島…博士…か…。私は…もう…駄目だ…」
敷島「不乱拳博士…! 何故あなたが、こんな事に…!?」
不乱拳「私は…自分の研究を完成させるために…悪人である事を知りながら…ブランチの…援助を受け…た…」「その罰が…当たったの…だろう…」
敷島「そして、完成させたのが、このロボットなのですね?」
不乱拳「名前は…ブラックオックス…。君達の…鉄人にも負けない…最高の…ロボットだ…」「頭脳コピーを途中で…中断されたオックスは…まだ…完全では…ない…。おそらく…三歳くらいの…知能しかないだろう…」「ブラック…オックスは…私の…子供だ…。悪人に…渡すわけには…いかない…」「敷島博士…。ブラック…オックスと…彼女を…君に預ける…。正しい事のために…彼等を…」
敷島「不乱拳博士…! 不乱拳博士っ!!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「ゼロVSゼロ」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
正太郎「ブランチめ! ロボットを出してきたか!」
敷島「大丈夫だ、正太郎君! ZEXISも来た!」
正太郎「よし! 鉄人も出動だ!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
タケル「すまない、正太郎! ブランチを逃がしてしまった!」
正太郎「大丈夫です、タケルさん! ここでロボット軍団をやっつけて、あいつを追いましょう!」
佐伯「各機、攻撃開始! 速やかにロボットマフィアを鎮圧するんだ!」
ロゼ(どんどん胸騒ぎが強くなっていく…。気をつけて、マーズ…)
<戦闘開始>

<敵6機撃破or2PP・敵増援1出現>

ミカ「地下にエネルギー反応! これは不乱拳博士の研究所の位置です!」
ケンジ「気をつけろ! 何か出てくるぞ!」
〔敵ユニット出現〕
正太郎「あのロボットは!」
敷島「ブラックオックス! 起動状態だったのか!」
ジェフリー「敷島博士、あのロボットは?」
敷島「あれが不乱拳博士が開発していた考えるロボット、ブラックオックスです」
ワッ太「考えるロボットって事は!?」
赤木「あれにはパイロットが乗ってないんだ!」
ラム「モビルドールとは違うんですよね?」
ミーナ「戦闘プログラムで動くのではなく、自律的に状況を判断して行動するのなら、人間と同じね」
ボビー「パイロットが乗ってないって事は、あれ…どうやって止めればいいの!?」
勝平「んなの、決まってるぜ! あいつ自身に呼びかけるんだ!」
ワッ太「お~い、ブラックオックス! 俺達の声が聞こえるか!?」
ブラックオックス「!」
〔ブラックオックス、前進〕
カミーユ「反応した!」
アスラン「本当に自律型のロボットのようだ!」
葵「へえ…何だか可愛いじゃないの」
ブラックオックス「♪」
〔ブラックオックス、迷走〕
ミレーヌ「もしかして、喜んでる?」
シルヴィア「みたいね」
敷島「不乱拳博士の話では、ブラックオックスの知能は3歳程度だそうだ」「今のオックスは何もわかってない子供のようなものだ。誰かに利用される前に保護しないと」
???(顔グラなし)「何をしている、ブラックオックス! こっちにくるんだ!」
ブラックオックス「!!」
〔ブラックオックス、???(顔グラなし)のいる地点へ接近〕
シモン「あいつ、すっ飛んでいった!」
渓「さっきの声に反応したって事…!?」
正太郎「そんな…! さっきの声は!?」
敷島「死んだはずの不乱拳博士のものだ!」
ブランチ「フフフ、やはりな。ブラックオックスは不乱拳の命令を聞くか」
正太郎「ブランチ!」
ブランチ「見たか、金田正太郎! ブラックオックスは俺の指示に従うのだ!」
正太郎「不乱拳博士は亡くなったはずなのにどうして、その声が…!?」
ワッ太「あいつ! 博士の物まねでブラックオックスを騙すつもりかよ!」
ブランチ「これは不乱拳の声を再現する音声変換装置だ」「これを使えば俺の声を不乱拳のものに変える事が出来るのだ。その効果は見ての通りだ」「やれ、ブラックオックス! 鉄人とZEXISを叩き潰せ!」
ブラックオックス「!!!」
正太郎「ブラックオックス!」
敷島「オックスにとっては不乱拳博士は父親のようなものだ!」「その博士の声で命令されてはそれに逆らう事は出来ない!」
赤木「じゃあ、あいつと戦うしかないのかよ!」
ジロン「あのロボットは悪党に騙されてるだけなのに!」
敷島「…あの不乱拳博士の造ったロボットだ。オックスの力は鉄人に匹敵するだろう」「今はオックスを止める事だけを考えるんだ! くれぐれも油断してはならない!」
タケル「それしか方法はないのか…!」
正太郎「少しだけ我慢してくれ、オックス…! 必ずお前を救ってみせるから!」

<甲児vsブラックオックス>
甲児「ローレライの悲劇は二度と繰り返してはならないんだ!」「待っていろ、ブラックオックス! 必ずお前を助けてやるからな!」

<ワッ太vsブラックオックス>
ワッ太「心を持ったロボットなら友達にだってなれるはずなのに!」「許さないぞ、ブランチ! ブラックオックスを騙したお前は絶対にぶん殴ってやるからな!」

<バサラvsブラックオックス>
バサラ「お前に心があるんなら…!」「「俺の歌を聴けぇぇぇぇっ!!」

<正太郎vsブラックオックス>
正太郎「やめるんだ、オックス! 僕達はお前と戦いたくないんだ!」
ブラックオックス「!」
正太郎「駄目だ…! こうなったら鉄人でオックスを止めるしかない!」

<ブラックオックス撃破・味方援軍1&敵増援2出現>
〔ブラックオックスに爆発〕
甲児「動きが止まった!」
タケル「正太郎! 俺達でオックスを押さえるぞ!」
正太郎「はい、タケルさん!」
ブラックオックス「!!」
〔ブラックオックス、回復〕
青山「あいつ、まだ戦う気かよ!」
赤木「父親のためにド根性で戦う…! やっぱり、あいつ…心があるんだ!」
いぶき「感心してる場合じゃないわよ!」
ブランチ「やれ、ブラックオックス! 鉄人の操縦者の正太郎を狙え!!」
〔ブラックオックス、正太郎のいる地点へ接近〕
ワッ太「危ない、正太郎!!」
敷島「逃げるんだ、正太郎君!」
正太郎「いいえ、博士! 僕は逃げません!!」
敷島「正太郎君!」
正太郎「やめろ、ブラックオックス! お前は騙されているんだ!!」
ブラックオックス「………」
正太郎「お前のお父さんの不乱拳博士は今、お前に命令を出しているブランチに殺されたんだ!!」
ブラックオックス「!?」
ブランチ「何をしている、ブラックオックス! 正太郎を踏み潰せ!!」
ブラックオックス「!」
敷島「駄目だ、正太郎君! 不乱拳博士の声でしゃべるブランチにオックスは従うしかないんだ!」
正太郎「止まれ、オックス! 不乱拳博士は悪い事をさせるためにお前を造ったんじゃない!」「お前の中に不乱拳博士の思い出が…お父さんとの思い出があるはずだ! それを思い出すんだ!!」
ブラックオックス「…!」
ブランチ「ええい! 行け、ブラックオックス! 俺が不乱拳だ!!」
正太郎「オックス、僕もお前と同じなんだ! 僕もお父さんがいないんだ!」「でも、僕はお父さんの遺志を継いで鉄人で悪と戦っている…! だから、お前とは戦いたくないんだ!!」
ブラックオックス「…! …!」
敷島「オックスがブランチの命令を無視して正太郎君の言葉を聞いている…」
ランド「そりゃそうだ。偽物と違って、正太郎の言葉は胸にジンとくる本物だからな」
クロウ「それがわかるブラックオックスの心も本物ってわけだ」
ブランチ「くそっ! ポンコツロボットめ!!」
ロゼ「あなたにあのロボットの気持ちはわからないわ!」
タケル「ロゼ!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ロゼ「エネルギー衝撃波!!」
〔衝撃波の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕

ブランチ「しまった…! 音声変換装置がやられた!」
ロゼ「これでもうお前は、あのブラックオックスを操れない!」
ブランチ「貴様、超能力者か!!」
ロゼ「私の名はロゼ! 心を踏みにじるような者を決して許さない!」
???(ゲシュタルト)「フ…お前も地球に来ていたか」
ロゼ「何っ!?」
ゲシュタルト「死ぬがいい、ロゼ!」
〔衝撃波の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

ロゼ「きゃあああっ!!」
ブランチ「メタール殿! 来てくれたのか!」
ゲシュタルト「当然だろう、ブランチ。私はお前の雇い主なのだから」
ロゼ「ゲシュタルトのメタール…! 何という超能力だ!」
ゲシュタルト「我が力に抗う事が間違いなのだ、ロゼ。アンコウの世界にお前も落ちるがいい」
ロゼ(やられる…!)
タケル「離れろ、ロゼ!!」
〔衝撃波の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゲシュタルト「いい衝撃波だ。さすがと言っておこう、マーズ」
タケル「こいつ…! 俺の攻撃をまともに食らったのに!」
ゲシュタルト「改めて自己紹介しよう。私はゲシュタルトのメタール。暗黒よりの使者だ」
タケル「お前は何者だ!? 何のためにギシン星の残党を操り、地球を襲う!?」
ゲシュタルト「全てはこの星を手に入れるため…」「そして、マーズ…! その邪魔となるお前にはこれをくれてやろう!!」
〔斬撃音〕
〔画面、明滅〕

タケル「うわああああああっ!!」
ロゼ「マーズ!!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2終了】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔ブラックオックス、敵から味方へ〕
ワッ太「タケルさんとロゼさんが音声装置を破壊してくれたみたいだ!」
正太郎「オックス! 鉄人と一緒に悪い奴等をやっつけるんだ!」
ブラックオックス「!!」
〔ブラックオックス、後退〕
〔敵ユニット出現〕

ブランチ「ええい、ブラックオックスめ! よくも寝返ってくれたな!」
勝平「何言ってやがる! そっちがあいつを騙してたんだろうが!」
葵「ずるい、セコい、汚い! 三拍子揃った悪党だね!」
敷島「正太郎君! オックスは、まだ子供だからこちらの言う事がちゃんと理解できない!」
正太郎「わかりました! 僕達でオックスをフォローします!」「さあ行こう、オックス! 不乱拳博士の願いでもあった正しい事のために戦うんだ!!」
ブラックオックス「!!!」

<葵vsゲシュタルト>
葵「やっぱり、ムーンWILLの手下もあんたの暗黒の力でよみがえってたようね」
ゲシュタルト「その通りだ。我が力の一端を思い知ったか」
葵「謎がすっきりしたところでつまらない真似をしてくれた奴をさっさとぶっ飛ばそうか…!」「墓荒らしには容赦しないよ! やってやろうじゃん!!」

<正太郎vsブランチ>
ブランチ「ええい、忌々しい! ブラックオックスを奪われるとは!」
正太郎「黙れ、ブランチ! オックスの心はオックスのものだ!」「それを卑怯な手で操ったお前は僕と鉄人が許さないぞ!!」

<ブラックオックスvsブランチ>
ブラックオックス「!!」
ブランチ「ロボットの分際で、この俺に逆らうか!」
ブラックオックス「!!!」
敷島「ブラックオックスが怒っている…!」
ブラックオックス「!!!!!」

<ブランチ撃破or敵5機撃破or次PP・味方援軍2&敵増援3出現>
〔敵ユニット出現〕
エイジ「ゼラバイア! それにムーンWILLの手下の生き残り!」
葵「やっぱり、あいつ等も暗黒の力のご一行だったみたいね!」
ゲシュタルト「ハハハハハ、その通りだ」
斗牙「ゲシュタルトのメタール!」
正太郎「ここにいるって事は…! あいつ、ブランチの仲間だったのか!?」
ゲシュタルト「フフフ、私はブランチの雇い主だ。奴は私の手足となって働いてくれた」
甲児「じゃあ、ブランチがドナウα1を狙ったのもあいつの指示か!」
ゲシュタルト「その存在を否定するために心というものを持ったロボットを手に入れようとも考えたが…」「考えてみれば、無意味だったな」
正太郎「何っ!?」
ゲシュタルト「愛、勇気、想い…。そのようなものを信じる者達はどうせ全て滅ぼすのだ」「暗黒よりの使者である、この私がな。ハハハハハ!」
クロウ「オカルト野郎の妄言は聞き飽きたぜ」
ゲシュタルト「フフフ、まだ我が力がわからないか…」
〔味方ユニット出現〕
アルト「無事か、タケル!」
甲児「やるぞ、タケル! ゴッドマーズで奴等を倒すんだ!」
タケル「ああ…!」「来い、五神ロボっ!!」
〔味方ユニット出現〕
〔タケルにスパーク〕

タケル「ぐわああああああっ!!」
ロゼ「マーズ!!」
マリン「どうしたんだ!? 何故、六神合体が出来ない!?」
タケル「くうっ…! 超能力を使うと全身に激痛が走る…!」
ゲシュタルト(ハハハハハ! それこそがデビルリングの力よ!)
タケル(これは…! ゲシュタルトのテレパシーか!)
ゲシュタルト(お前は今、絶望に支配されている。その様子では五神ロボを操る事も出来まい!)
タケル「くそっ…! くそっ!」
ゲシュタルト「ハハハハハ! これが我が暗黒の力だ! ひざまずけ、マーズ! そして、自らの愚かさを呪え!!」
タケル「俺は…ここで…」
???(闘志也)「諦めるな、タケル!」
〔味方ユニット出現〕
タケル「ゴッドシグマ!」
マリン「闘志也か!」
闘志也「おう! 俺達も地球に戻ってきたぜ!」
キラケン「みんなも元気にやっとるか!」
ジュリィ「まったく…! そんなのん気な挨拶をしている場合じゃないでしょうが!」
ゲシュタルト「我が暗黒の力を畏れぬ愚か者がまた来たようだな」
闘志也「何が暗黒の力だ…! そんなものは俺達はとっくに打ち破ったぜ!」
ゲシュタルト「何…?」
闘志也「しっかりしろ、タケル!俺達は暗黒の力なんてものに決して負けないで戦ってきた!」「怒りや憎しみ、欲望や暴力、エゴ…!  戦いを呼び、平和を破壊する心…! それが暗黒の力だ!」
タケル「暗黒の力とは…悪の心…!」
雷太「そうは言うがよ、闘志也!」
オリバー「暗黒の力は死人をよみがえらせ、時空を越えてゼラバイアを呼ぶんだぞ!」
闘志也「そんなものは、ただの結果だろうが! 俺達だって色んな力を集めて、何度も逆境をひっくり返してきた!」「奴等が暗黒の力で襲ってくるなら、俺達は光の力で、それを跳ね返してきたんだ!」
タケル「光の力…!」
闘志也「悪に負けない心が、光の力だ! お前にだって、それがあるはずだ!」
ブラックオックス「!!!」
正太郎「オックス…! あの人の言ってる事がわかるのかい!?」
バサラ「わかってなくても、感じてるんだ! ハートでよ!」「それが生きてるって事だぜ!」
タケル「心…ハート…生きる…!」「そうだ…! 俺はいつだって、その力で戦ってきた!」
ゲシュタルト「無駄だ、マーズ! デビルリングは決して外れない!!」
闘志也「タケル!!」
タケル「うおおおおおおおおっ!!」
〔タケル、回復〕
タケル「六神合体ーっ!!」
〔タケル、合体〕
タケル「ゴッドマーズ!!」
ゲシュタルト「馬鹿な…! 合体しただと!」
闘志也「見たか! これがタケルの光の力だ!」
ジュリィ「驚いたね、こいつは。闘志也の根性論が、オカルトパワーを打ち破ったよ」
キラケン「病は気からじゃ! 元気が通れば、病気が引っ込む!」
キラ「キラケンさんの言う通りです」
ランド「そうよ! 痛みなんてのは奥歯に力を入れてぐっと耐えれば、何とかなる!」
ゲシュタルト「おのれ、マーズ! おのれ、ZEXIS! やはりお前達の存在は許されない!」
タケル「黙れ、メタール!」
ロゼ「マーズ…あなた…」
闘志也「行くぞ、タケル! 暗黒の力に負けないお前の光の力を見せてやれ!!」
タケル「はい!」

<闘志也が戦闘>
ジュリィ「破界事変の時も地球に来て早々戦闘に参加したっけな」
キラケン「それだけワシ等の力を必要としてる状況ってわけじゃ! 気合を入れんとな!」
ジュリィ「キラケン君の相変わらずのポジティブぶりには頭が下がりますよ、ホント」
闘志也「いいじゃないか、ジュリィ! あんなオカルト野郎と戦うんなら、それくらいの前向きさが必要だぜ!」
キラケン「おうよ! やったろうぜ、闘志也!」
闘志也「よし、行くぜ! ゴッドシグマ、フルパワーだ!」

<タケルvsゲシュタルト>
ゲシュタルト「マーズよ、無駄な抵抗はやめろ。お前の腕には、まだデビルリングが残っているのだぞ」
タケル「俺にはマーグとの誓いがある! 宇宙の平和のためなら、痛みも恐怖も乗り越えてみせる!」「俺の中の光の力で!!」

<バサラvsゲシュタルト>
バサラ「訳のわからない事をくっちゃべってるなら、俺の歌を聴けぇぇぇぇっ!!」
ゲシュタルト「やはり、そうか! こやつも生命の力を使う者か!」

<闘志也vsゲシュタルト>
ゲシュタルト「お前さえ現れなければ、マーズの精神を暗黒に落とす事が出来たものを…!」
闘志也「黙れよ、オカルト野郎! 俺はほんのちょっと後押ししただけだ!」「タケルは強い男だ! 俺がいなくても必ず立ち上がり、強い力で戦っただろうさ!」
ゲシュタルト「いいだろう、トリニティエネルギーを使う者よ! お前もここで滅ぼしてくれる!」
闘志也「やれるもんなら、やってみやがれ! こっちは宇宙帰りで気合の入り方が半端じゃねえんだ!」「ブラックホールだろうと俺達とゴッドシグマの闘志を飲み込めると思うんじゃねえぞ!!」

<ブランチ撃破>
〔ブランチに爆発〕
ブランチ「ええい、ここまでか! 後退するぞ!」
正太郎「待て、ブランチ! 今日こそはお前を逃がしはしない!」
ブランチ「そこまでして死にたいか、正太郎! お前の父のように!」
正太郎「何っ!?」
ブランチ「どうやら知らなかったようだな。お前の父である金田博士を殺したのはこの俺だ!」
正太郎「ブランチが…お父さんを…」
ブランチ「覚えているがいい、正太郎! お前が俺の邪魔をする限り、いつか必ず父親の所へ送ってやるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
正太郎「お父さんは事故でしんだんじゃなかった…。ブランチに…」「許さない…! 許さないぞ、ブランチ! 僕は絶対にお前を許さないからな!」
敷島「正太郎君…」

<ゲシュタルト撃破・勝利条件達成>
〔ゲシュタルトに爆発〕
ゲシュタルト「ハハハハハ、マーズ! そして、ZEXISよ! お前達の未来に待つのは闇だけだ!」「お前達がその意味を知った時にはもう戻れない所へ来ているのだ! その日を楽しみに待つがいい!」
〔敵ユニット離脱〕
闘志也「暗黒の力だか何だか知らないが、一昨日来やがれってんだ」
タケル「ゲシュタルト…メタール…。奴は…」
ゲシュタルト(フフフ…仲間の前では強がっていても内心は恐怖でいっぱいのようだな)
タケル「メタール!」
ゲシュタルト(私の声が聞こえているのはお前と、そこにいるロゼだけだ。お前達にデビルリングの真の力を教えてやろう)(デビルリングは超能力を使えば使うほど…戦えば戦うほど、お前の生命を縮める。そして、絶対に外す事は出来ない)(私の前にひざまずき、服従を誓わぬ限り、苦しみもがき、やがて死ぬのだ)
タケル「何だと!?」
ゲシュタルト(フフフ、マーズよ…。恐怖と絶望の中で死んでいくがいい)
ロゼ「マーズ…!」
タケル「デビルリング…。俺は…死ぬしかないのか…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~不乱拳博士 研究所~
敷島「すまなかった、正太郎君…。君のお父さんである金田博士の死の真相をずっと黙っていて」
正太郎「いいんです、博士。きっと博士は、僕の事を思いやって秘密にしてくれていたんでしょうから」「でも、話してください。僕のお父さんが、どうして死んだのかを」
敷島「…金田博士の研究していた太陽エネルギー転換装置は、その強大な力から様々な人間に狙われていた」「ロボットマフィアを率いるブランチも博士の研究を狙う一人だった」
正太郎「………」
敷島「そして、ブランチは金田博士の研究所を襲い、装置を奪おうとした」「しかし、平和を願う博士はそれに抵抗し、その結果、生命を落とす事になったのだ」
正太郎「僕は…本当にオックスと同じだったんですね」
敷島「正太郎君…」
正太郎「大丈夫です、博士。オックスだって不乱拳博士が亡くなっても頑張ってやっていくんです」「僕だって負けてはいられません。オックスと同じようにお父さんの願いを継いで平和のために戦うつもりです」
敷島「正太郎君…。鉄人を君に託したのは、やはり間違いではなかったよ」「だが、ブラックオックスは、まだ子供だ。私の研究所で預かり、基本的な教育を行なおうと思う」
正太郎「わかりました。…ブラックオックス、いつかまた君に会えるのを楽しみにしているよ」
〔ブラックオックスの声〕
ブラックオックス「~!」

  ~タワー 格納庫~
闘志也「ゴッドシグマ、太陽系の調査を終了して、ただ今、地球に帰還したぜ」
マリン「お疲れだったな、闘志也」
闘志也「別次元からの侵略者や、わからず屋と戦ってるZEXISの方こそお疲れさんだ」
ジュリィ「俺達の方は、なかなかに実りが多かったぜ」
キラケン「タケル達の調査報告と合わせれば、火星までの宇宙図はバッチリだ」
マリン「ジュリィ、例の宙域の様子はどうだ?」
ジュリィ「次元歪曲宙域か…」
まりん「俺の推測では、インサラウムが起こした二度の時空震動は、あの宙域にも影響を与えているはずだ」
ジュリィ「お前の送ってくれたレポートは読ませてもらった」「俺達は地球に帰る直前、お前のレポートを検証するためにあの宙域の調査を行った」
マリン「結果は?」
ジュリィ「残念ながら、お前の推測通りだ。あの宙域は次元境界線が極度に歪曲した状態で安定化に向かっている」「このままの状態が進めば、遠からず、あの宙域はどこかの並行世界につながる可能性がある」
キラケン「おお! そいつはすごいな!」
ジュリィ「君ね…事の重大さがわかってる?」
マリン「下手をすれば、それは次元のバランスを崩し、巨大阿時空震動のきっかけになる可能性もあるんだ」
闘志也「ブレイク・ザ・ワールド…。大時空震動、再び…ってわけか」
キラケン「そいつはまずいぞ! 何とか、しないと!」
ジュリィ「あのね…。それが出来るんなら、とっくにやってるって」
マリン「超時空物理学については、俺達のいた世界も、まだまだ未成熟な過渡期にある」「下手な処置をすれば、それこそドーハの悲劇のような惨事を招く可能性もある」
雷太「亜空間力学を勉強していたマリンでも、どうにかならんのか?」
マリン「確かにS-1星で俺が学んでいた亜空間力学も超時空物理学の一種だと言えるが…」「並行世界や多元宇宙にまで話が及ぶ事になったら、S-1星の研究レベルでも手に負えない」
ジュリィ「タイムワープさえも可能とするトリニティエネルギーの権威だった風見博士でも、そこまでは、まだ達していなかっただろう」
オリバー「要するに今の俺達の科学力では現状を静観するしかないというわけか」
闘志也「それについては大塚長官を通して、地球連邦全体で考えてもらうしかないな」
キラケン「そう言えば、長官の所に道那賀小百合さんちゅう女の人はいるか?」
オリバー「ドラゴンズハイヴとクラッシャー隊の連絡員の女性だが」
キラケン「獣戦機隊の沙羅が、その小百合さんによろしく伝えてくれと言っとったんでな」
葵「キラケンさん、センパイ達に会ったんですか?」
キラケン「おう、次元歪曲宙域でばったりな」
朔哉「広い宇宙でばったりなんて事があるわけないだろうが…」
くらら「つまり、F.S.は獣戦機隊をあの宙域に派遣しているのね」
ジョニー「彼の事でしょうから、その目的については教えてはくれないでしょう」
葵「じゃあ、艦が手も無駄ね。あたし達は目の前の敵を叩いていく事だけに集中しよっか」
闘志也「しかし、話には聞いていたが、あの暗黒の信者の連中の不気味さはたまったもんじゃないな」
タケル「ありがとうございます、闘志也さん。闘志也さんの励ましのおかげで俺は闘志を取り戻す事ができました」
闘志也「あれくらいはお安い御用だぜ」
キラケン「タケルは真面目すぎるんじゃ。あんな奴の言葉は話半分で聞いてればいい」
ジュリィ「キラケンの場合は話の半分しか、理解できてない場合も多いがな」
キラケン「その半分で何とかしてしまうのがワシのすごい所だ」
ジュリィ「…とまあ、これ位、図太く生きてればいいって事だ」
タケル「はあ…」
マリン「無理はするなよ、タケル。何かあったら、俺達に相談してくれ」
闘志也「それじゃ、俺達はZEXISのみんなに挨拶と行こうぜ」
キラケン「新顔もいるし、キラや成長したシモン達とも話もしたいしな」
タケル「………」
ロゼ「マーズ…。デビルリングの事を皆さんに相談した方が…」
タケル「それは出来ない…」
ロゼ「でも…」
タケル「今日、ゲシュタルトのメタールと実際に対峙して、わかった事がある」
タケル「奴は明らかに俺個人を標的にしている」
ロゼ「何のために?」
タケル「わからない…。だが、あのデビルリングも俺を倒すために用意されたのだろう」「だから、俺は俺の力でこの障害に打ち勝たなくてはならないんだ」(そうだ…。マーグとの約束のためにも俺は死ぬわけにはいかない…)
ロゼ「マーズ…」
タケル「お願いだ、ロゼ。みんなに余計な心配はかけたくない…。デビルリングの事は黙っていてくれ」
ロゼ「…わかったわ、マーズ。でも、これだけは約束して欲しいの」「私はリングの存在を知っている…。だから何かあったら、せめて私にはすぐに教えて」「私も地球に残り、ZEXISとは別行動でゲシュタルトのメタールを追うから」
タケル「わかったよ、ロゼ。君を頼りにさせてもらう」
ロゼ(マーグ…。私はマーズの力になりたい…)(でも、どうすればいいの…? 私に出来る事があるのなら、それを教えて…)

ヨーロッパ
東部

  ~東ヨーロッパ カタロンキャンプ~
カタロン「例の噂…聞いたか?」
兵士「アザディスタンの話だろ?」
カタロン「市民の指示を集めた反政府グループが、地球連邦の傀儡となった政府を退陣させるほどの勢いだとはな…」
兵士「それも無血でだろ。いったい、どういう魔法を使ったってんだ」
カタロン「反政府グループのシンボル的な人間は完全平和主義を掲げているらしい。それに市民が集まったんだとよ」
兵士「サンクキングダムのあれか…」
カタロン「反地球連邦の人間は皆、アザディスタンに注目している。あそこから何かが起こるかも知れないぜ」
兵士「その前に飯にしよう。…行こうぜ、レッドワン」
ヒイロ「いや…俺はいい」
兵士(本当に無愛想な奴だな)
カタロン(だが、腕は抜群だ。まだグループに合流して日が浅いが、完全に戦力の中核になっている)
ヒイロ(完全平和主義…サンクキングダム…)(リリーナ…)
〔歩み寄る足音〕
クワトロ「…彼の願いも、これで叶うか」
ヒイロ「クワトロ・バジーナ…」
クワトロ「ヒイロ・ユイ…。トレーズ・クシュリナーダが君を求めている」
ヒイロ「トレーズが…」
クワトロ「君に渡したいものがあるそうだ」
ヒイロ「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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