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No.29
戦士達の叫び

【シナリオデモ1開始】
ルクセンブルク大公国

  ~トレーズ幽閉先 地下格納庫~
トレーズ「…ヒイロ・ユイ、我が愛する平和の使者よ。心から歓迎する」
ヒイロ「トレーズ・クシュリナーダ、俺を招き入れあ理由を聞かせろ」
トレーズ「いつの日か、君を含むガンダムのパイロット達と心行くまで語り合いたいと思っていた」
ヒイロ「俺はお前に興味などない」
トレーズ「当然だ。君達は平和の事だけ考えていればいい」「この地球の…いや、地球を含めた宇宙全体の平和を」
ヒイロ「俺は戦う事しか考えない。平和など…戦いが終わった後の結果でしかない」
トレーズ「では、聞こう。君の敵とは何だ?」「私か、地球連邦か、OZか、アロウズか、イノベイターか?」
ヒイロ「俺の目の前に立ち、俺の生命を奪うもの…。それが俺の敵だ!」
トレーズ「その戦いに決着はつかないな。君の敵とは運命の事だ」
ヒイロ「かも知れん。だが、俺は戦う。戦い続けるしかない」「そして、いつ死んでも構わない」
トレーズ「…あが、この時代の流れは誰にも変えられまい…」
ヒイロ「お前なら変えられるだろう。事実、今の世界を造った責任の一端はお前にもある」「同じ事を、もう一度やれば済む事だ」
トレーズ「…私にその気持ちはない」
ヒイロ「………」
トレーズ「君と語り合えたこの時間が私の人生最大の幸福だった」
ヒイロ「話が終わったなら俺は行く」
トレーズ「死を厭わない兵士か…。私はその姿勢こそが、正しい人間の正しい戦い方だと思う」「だが今、君は敵を見失っている。それでは私と同じなのだ。私の戦いも既に終わっている」
ヒイロ「勝手な事を…」
トレーズ「ヒイロ・ユイ、君は私と同じであってはならない。…ここに君の今後の生き方を示す道標がある」
〔扉の開閉音〕
ヒイロ「ガンダム・タイプ…。新型か」
トレーズ「名をエピオンとつけさせてもらった。この機体は戦う敵の姿…そして自分の未来をパイロットに見せてくれる」
ヒイロ「何…?」
トレーズ「そう…。ウイングゼロと同じシステムが搭載されている」
ヒイロ「………」
トレーズ「私には選択すべき未来が存在しなかった。もし君がこの機体に乗って、同じ結果になるなら共にこの世に別れを告げよう」
ヒイロ「こんなものを何のために造った?」
トレーズ「私は戦い続ける事が人間の存在意義だと考えている。…だが、そこに答えを言い出すことは出来なかった」「私の戦いは終わったが、戦いという行為に回答を見つけねばならない」「そのためのモビルスーツとして、ガンダムが最も相応しいと考えたのだ」「そして私は勝者と敗者に祝福を与えたい…。これはそれを可能にする機体だ」
ヒイロ「神でも造ったつもりか?」
トレーズ「…かも知れん。このエピオンは戦士に純粋な戦う意思がある以上、迷いを消す機能がある」「迷いの無い戦士は崇高で美しい。ある意味では神に最も近い存在と言えるだろう」
ヒイロ「俺は神など信じない」
トレーズ「見せてくれたまえ。君の戦いを、君の未来を」
ヒイロ「俺には戦う力が必要だ。このガンダムはもらう」
トレーズ「一つだけ忠告しておく。その機体に乗って、勝者となってはならない」「ガンダムエピオンは兵器ではないのだ。君が敗者として帰還する事を望む」
ヒイロ「俺もそう望んでいる」
トレーズ「さらばだ、ヒイロ・ユイ。君の戦いと世界に祝福があらん事を」

アザディスタン王国

  ~サーカス団テント~
キャスリン「…明日の公演の準備は出来た?」
トロワ「全部終わったよ、姉さん」
キャスリン「この国は今、大変みたいだけど、私達は私達のサーカスを見せましょう」
トロワ「わかってるよ。…じゃあ、先に休ませてもらうね」
キャスリン「おやすみ、トロワ」
トロワ「おやすみ、姉さん」
〔歩き去る足音〕
キャスリン(トロワ…。このアザディスタンで私は…記憶を失ったあなたと再び出会えた)(あなたは全てを失いながらも私との約束通りに戻ってきてくれた)(だから、私があなたを守る…。もうあなたを二度と戦場なんかに行かせはしないわ)
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現済み〕
ヒリング「結局、破壊しちゃうのね、あのガンダム」
リヴァイヴ「仕方のない措置だ。誰もあのガンダムを乗りこなす事が出来なかったんだ」
ヒリング「でも、不思議よね。どうして、あたし達…あれのシステムを稼働させられないのかしら?」
リヴァイヴ「それは僕達がイノベイターだからさ」「僕達は未来をも見通す存在だ。だから、あれが見せる未来に対して脳が反応しないとリボンズは言っていた」
ヒリング「ふうん…。結局、あれがイオリア計画で果たす役割もわからず仕舞いか…」
リヴァイヴ「理解できないものを放置しておくのは危険だ。速やかに破壊する」
ヒリング「あれの装甲強度はモビルドールの攻撃性能をテストする最適の指標だね。それじゃ、始めようか」
リヴァイヴ「待て…! 何か来る…!」
〔敵ユニット出現〕
リヴァイヴ「トールギス…! ゼクス・マーキスか!」
ヒリング「今はミリアルド・ピースクラフトだっけ?」
ハワード「情報通りだったようだな」
ミリアルド「感謝するぞ、ハワード」
ハワード「平和を築くために起ったお前さんはワシにとっても希望だ。最大限のバックアップをさせてもらう」
ミリアルド「アロウズ…いや、イノベイターはあのガンダムに固執していた」「あれは奴等を叩く力となり得る!」
〔ミリアルド、ヒリングへ接近〕
ヒリング「お目当てはウイングゼロみたいね!」
リヴァイヴ「モビルドールの攻撃目標をトールギスに変更する!」
〔ミリアルドの周囲に爆発〕
ミリアルド「…トールギス、お前のおかげで私はこれまで戦ってこられた。心から感謝している…」「お前と別れるのは忍びない…! しかし、今は戦い抜く事が先決なのだ!」
〔ミリアルド、ウイングゼロへ隣接〕
〔ミリアルドに爆発〕

ミリアルド「さらばだ、トールギス!」
〔敵ユニット撃破〕
ヒリング「やった!?」
リヴァイヴ「ゼクス・マーキスは脱出している!」
ミリアルド「我が愛機よ、安らかに眠れ」
〔カーソル、ウイングゼロへ移動〕
〔ウイングゼロのパイロット、無人→ミリアルドへ変更〕
リヴァイヴ「ウイングゼロを奪われた!」
ヒリング「あんな奴に、あのガンダムが乗りこなせるはずが…!」
〔ミリアルド、出力上昇〕
ミリアルド「この力は…!?」
〔ミリアルド、前進〕
〔敵ユニット撃破〕

リヴァイヴ「何っ!?」
ミリアルド「この力があれば…!」
〔ミリアルド、前進〕
〔リヴァイヴ&ヒリングに爆発〕

ヒリング「くっ!」
リヴァイヴ「速い…!」
ミリアルド「戦える…! 何者が相手だろうと!」
〔ミリアルド、前進〕
〔味方ユニット離脱〕

ヒリング「あいつ…! どこへ行く気なの!?」
リヴァイヴ「あの男の行き先…。それはアザディスタンだろう」
ヒリング「じゃあ…!?」
リヴァイヴ「ミリアルド・ピースクラフト…。アロウズの敵となったか」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ユーラシア大陸
中央部

  ~プトレマイオス2 格納庫~
リンダ「…ソレスタルビーイング補給部隊、ただ今、プトレマイオス2と合流しました」
ミレイナ「ママ!」
リンダ「ふふ、ミレイナ…元気してた?」
アレルヤ「今…ママって言わなかった?」
刹那「ああ、言った」
沙慈「って事は…」
イアン「そうか…。会うのは初めての奴もいたな。ミレイナの母親…つまり、ワシの嫁だ」
リンダ「リンダ・ヴァスティです。よろしくお願いします」
沙慈「わ、若い…!」
アレルヤ「犯罪ですよ」
シン「何かが間違ってる!」
ルナマリア「そこでどうしてシンが怒るのよ!」
キラ「イアンさんに嫉妬してるんだと思う」
ルナマリア「解説しなくていいです!」
イアン「それでリンダ…。例のものは?」
リンダ「オーライザーは間に合ったわ。テストもそこそこに持ってきたわよ」
沙慈「オーライザー?」
イアン「ダブルオーの支援機だ。トランザムの増幅装置とツインドライヴの制御装置も搭載している」「こいつがあれば、ダブルオーはその真価を発揮できるぞ」
刹那「ダブルオーの真価…」
イアン「そうだ。ワシの見立てでは、まさに世界を変える力を持つと言ってもいい」
ロックオン「いくら何でも、ちょっと大げさだろ…」
ミレイナ「ママ…! ガンダムもあるです!」
デュオ「おい…! あれってトロワのヘビーアームズじゃないか!」
カトル「どうしてソレスタルビーイングがトロワのガンダムを…?」
リンダ「それは王留美から預かってきたものよ。。彼女の情報網を駆使して、その機体を発見したらしいの」
五飛「トロワはガンダムを隠して、OZに潜入していたか」
アレルヤ「相変わらず、すごいものだね。王留美の情報ネットワークは」
イアン「そうだな。もしかするとヴェーダに匹敵数かも知れん」
カトル「イアンさん、僕のサンドロックと同じようにトロワのガンダムもパワーアップをお願いします」
イアン「しかしな…」
デュオ「俺からも頼むぜ、おっさん。トロワが帰ってきた時、最高の状態で迎えてやりたいからな」
イアン(刹那とロックオンの初めてのミッションの時、GN粒子散布下でも、デュオのガンダムは通信が可能だった…)(月のOZ基地で会ったコロニーの博士達はワシの予想通り、一時的とはいえ、ソレスタルビーイングに関係していた…)(トロワのガンダムを調べれば、ソレスタルビーイングとコロニーに分かれた二つのガンダムの関連性がわかるかも知れん…)「了解だ。…どうせオーライザーの方は基本調整からやらなきゃならんから、時間がかかる」「先のヘビーアームズの方をやるぞ。アザディスタンに着く前に仕上げる」
沙慈「わかりました。僕も頑張ります」
デュオ「アザディスタンの周辺には、アロウズが大部隊を展開してるって話だからな」
カトル「あの国から生まれた反アロウズの機運…消させるわけにはいかないね」
刹那(カトルもデュオもトロワが戻ってくるのを信じている…)(その気持ちは俺達も同じだ)
カミーユ「刹那…」(ここ最近の刹那は、明らかに以前の刹那とは違う…)(この感覚…まさか、刹那は…)

アザディスタン王国周辺

  ~アロウズ 駐屯地~
コーラサワー「…しかしよ、どうして今回の作戦の指揮官はリント少佐なんだよ?」
アンドレイ「仕方ありませんよ。ハーナバード基地の件でマネキン大佐は謹慎処分になっているんですから」
コーラサワー「こうなったら、戦果を挙げて、勝利を大佐へのお土産にするぜ」
アンドレイ「前向きですね、コーラサワー少尉は」
コーラサワー「恋の手ほどきなら、俺に任せな。准尉との間も取り持つぜ」
アンドレイ「け、結構です…!」
ジニン「そろそろミーティングが始まるぞ。各員はブリーフィングルームに集まれ」「アザディスタンの内乱鎮圧は今日の世界において、大きな意味を持つ。各員、気を引き締めろ」
アンドレイ「それは理解していますが、あのような得体の知れない連中まで作戦に参加するとは…」
コーラサワー「レッドショルダーの生き残りか…。ちょいと扱いづらいが、腕は確かだぜ」
アンドレイ「よくご存知ですね」
コーラサワー「あいつ等を指揮した事もあったからな。…連中を投入するって事は、上の方の力の入れ具合もわかるってもんよ」
アンドレイ「噂ですが、アザディスタンの反政府グループは北欧のサンクキングダムともつながりがあるとされています」「ここから反地球連邦の機運が拡がるのを司令部は恐れているのでしょう」
コーラサワー「サンクキングダム…。例の完全平和主義ってやつか」
アンドレイ「少尉は、あの思想についてご存知で?」
コーラサワー「名前ぐらいは知ってるが、中身は知った事じゃないぜ」「武器を持たないって言ってるが、連邦の敵なのは変わりない。要するに治安を乱す者って事だな」
ルイス(サンクキングダムの女王はあのリリーナだって聞いてる…)(彼女もナナリーも変わった…。私もだけど…)
アンドレイ「ハレヴィ准尉…」
ジニン「無駄話は、そこまでだ。行くぞ」
ルイス「あ…大尉、何か落ちましたが…」
ジニン「すまんな、准尉」
ルイス「その写真…奥様ですか?」
ジニン「…4ヶ月前まではな」
ルイス「え…」
ジニン「カタロンの反連邦テロに巻き込まれて死亡した」
ルイス「す、すみません…!」
ジニン「謝る必要などない。…私も准尉と同じという事だ」
ルイス「私の家族の事…ご存知だったんですか?」
ジニン「部下を把握するのは上官の責務だからな」
ルイス「………」
ジニン「行くぞ、准尉。恒久和平実現のために我々は戦うだけだ」
ルイス「はい…!」
ブシドー「…貴官、余程モビルドールが気に入ったと見える」
イプシロン「………」
ブシドー「失礼。訂正しよう」「貴官、モビルドールを憎悪していると見た」
イプシロン「このような誇りも何もないマシンの存在は戦士に対する冒涜以外の何物でもない」
ブシドー「ほう…」
イプシロン「私はこのような醜悪な機械を憎悪する。戦いは人間同士が己の誇りを懸けて行なうべきものだ」「そうでなければ、私が誕生した意味がない」
ブシドー「貴官、レッドショルダーの一人か? 名前を聞かせてもらおう」
イプシロン「私はイプシロン。レッドショルダーをも超えた完璧な兵士だ」
ブシドー「パーフェクトソルジャー…」
イプシロン「私のモビルドール否定を上層部に報告する気か?」
ブシドー「フ…そのような無粋な真似を同志に出会えた喜びに震える私が何故しなければならない?」
イプシロン「同志…」
ブシドー「左様。…人は私をミスター・ブシドーと呼ぶ。貴官と同じく誇りを背負い戦う者だ」
イプシロン「ミスター・ブシドー。その名、覚えておこう」
ブシドー「イプシロン。互いの健闘を祈ろうぞ」

  ~アザディスタン カタロンキャンプ~
マリナ「アザディスタンに、よくおいでくださいました。リリーナ王女」
リリーナ「お元気そうで何よりです、マリナ様」
マリナ「サンクキングダムのプリンセスの来訪はアザディスタンの無血解放を望む私達にとって力強い励ましになります」
ドロシー「ステキですわ、マリナ・イスマイール皇女様。リリーナ様の完全平和主義を実践なさっておられるんですね」「ですが、本当に無血で事が運ぶとお思いでしょうか?」
ノイン「ドロシー・カタロニア嬢…。あなたはリリーナ様のご学友として同行が認められていますが…」「ご自分の立場を認識していただきたい」
ドロシー「完全平和主義を標榜するサンクキングダムのp近衛兵隊長という矛盾した立場のあなたが言う台詞かしら?」
リリーナ「おやめなさい、ドロシー。私達がアザディスタンを訪問したのは、マリナ様から平和を学ぶためなのです」
マリナ「そんな…。リリーナ様が私から学ばれるなど…」
リリーナ「いいえ。マリナ様は私にとっても希望なのです」
マリナ「私はリリーナ様を始めとする多くの方から様々な事を学んだからこそ、こうしてここにいられるのです」「もし、私一人でしたら、きっと状況に流される事しか出来なかったでしょう」
ナナリー「マリナ様は一度、このアザディスタンを追われたとお聞きします」「それでも諦めずにご自分の意思を通したあなたを私も尊敬しております」
マリナ「ありがとうございます、ナナリー様」
ナナリー「ブリタニア皇族であり、エリア11の総督である私は…」「表立ってアザディスタンやサンクキングダムを支援する事は出来ません」「ですが、平和を求めるその心を共に学ばせていただければ幸いです」
マリナ「この不安定なアザディスタンにこうしておいでいただいただけで十分でございます」
ナナリー「ありがとうございます、マリナ様」
マリナ「こうしてナナリー様とお話していますと、ユーフェミア様を思い出します」
ナナリー「ユフィ姉様を…」
マリナ「私は今でもユーフェミア様があのような事をされたのが信じられません」
ナナリー「私も同じです…」「ですが、私は信じています。ユフィ姉様は平和を愛し、それを求めて行動されていた、と」
マリナ「国を追われた私が祖国に戻ってきたのは、困難に立ち向かったユーフェミア様の行ないにならっての事です」「また、皇女として祖国に対して責任を持つ事を私はある方から学びました」
ナナリー「祖国に対する責任…」
マリナ「その方は、別の世界の女王だったのですが、時空震動によって、こちらの世界にやってこられたのです」「ですが、彼女は祖国に帰る日のため、自らをさらに高めようとして、この世界で見分を広めようとされていました」
ナナリー「いったい、その方は…」
マリナ「月の女王ディアナ・ソレル様…」
〔扉を勢いよく開ける音〕
スザク「緊急事態です、ナナリー総督! 大至急、避難の準備を!」
ナナリー「スザクさん…!」
ノイン「枢木卿! いったい何が起きた!?」
スザク「アザディスタンの王都が焼き討ちにあっています!」
マリナ「何ですって!?」
リリーナ「そんな…! 警告も無しに攻撃するなんて!」
スザク「プリンセス・リリーナ…。同じ学び舎で過ごした身として不敬を承知で述べさせていただきます」「これが世界の現実なのです」
リリーナ「スザクさん…」
ドロシー(フフ…いよいよ戦争が始まるのね)
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「戦士達の叫び」


【戦闘マップ2開始】
〔敵ユニット出現済み〕
サーシェス「ハハッ! 綺麗に燃えるもんだ!」「無能な傀儡政府も、それに反対する市民も全部潰せとは、さすがは大将…! 俺のクライアントだけあるぜ!」
ネーナ(アリー・アル・サーシェス…。ヨハン兄とミハ兄を殺した男…)(奴を監視しろっていうお嬢様の命令がなければ、すぐにでも殺してやるのに…!)
マリナ「アザディスタンが…! アザディスタンがっ!!」
リリーナ「あの赤いモビルスーツが無差別攻撃を…」
ドロシー「言った通りでしょう、リリーナ様。無血解放なんて無理なのです」「いくら高い理想を掲げても、それを理解できない人間がいる限り、戦いは起きる…」「ううん…高い理想だからこそ、人は惹かれ、それを許せない愚か者は戦争を起こすのです」
リリーナ「この惨劇は完全平和主義が招いたと?」
ドロシー「枢木卿もおっしゃっていたでしょう。これが現実なのです」
ノイン「リリーナ様、マリナ皇女! 早く避難を!」
サーシェス「こんだけデカい花火をぶち上げたんだ! みんなで楽しもうぜ!」
ネーナ「来る…!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
ミレイナ「アザディスタンの王都は完全に壊滅したです!」
アニュー「ひどい…! これでは無差別攻撃だわ…!」
ティエリア「刹那…! あの赤いガンダムは!」
刹那「間違いない…! アリー・アル・サーシェスだ!
ロックオン「あの戦争屋が街を焼きやがったか!」
サーシェス「待ってたぜ、ZEXIS! 俺様が演出した舞台はどうだい!?」
クロウ「ちっ…他人の事を言えた義理じゃねえが、さすがの俺もドン引きの放火魔だぜ…!」
サーシェス「だが、今日の俺の役目はここまでだ。お前等の相手は、あの連中がしてくれる」
〔敵ユニット出現〕
スメラギ「アロウズ…!」
ゼロ(ランスロット…! スザクもいるのか!)
アロウズ「枢木卿、貴下の部隊もこちらに協力していただけるのでしょうか?」
スザク「向こうには黒の騎士団もいる。総帥のゼロを討つのは、ナイトオブラウンズの務めだ」
ブシドー(若武者も修羅道に堕ちたか…。人は変わるものだ)
アロウズ「各機は攻撃を開始しろ…! アザディスタンを焼いたソレスタルビーイングとその協力者を逃がすな!」
カミーユ「そういう筋書きか!」
アスラン「反連邦に傾いたアザディスタンを叩き、同時に俺達を潰す作戦か…!」
デュオ「やり方がセコいんだよ! 俺達が気に食わないなら、俺達だけを狙いやがれてんだ!」
スメラギ「各機はダブルオーを中止に敵部隊を迎撃…! カミーユとアレルヤは制空権の確保、キリコは機動力で地上部隊のかく乱を!」
アレルヤ「了解です!」
イプシロン「出てきたか、キリコ…! ここでお前とも決着をつける!」
キリコ(イプシロン…)
〔BGM「戦騎達の行進」〕
キリコ「!」
カレン「何!? 何なの、この音楽!?」
アルト「通常回線に強制で割り込んできやがる!」
シン「いったい誰が、何のために…!?」
朝比奈「しかし、この曲…」
千葉「行進曲の類か…!」
キリコ「燃える街…炎…レッドショルダー…」「くっ…!」
〔キリコ、前進〕
カレン「キリコ!」
玉城「何やってんだよ、あいつはよ!」
扇「さっきから流れている曲に何か関係があるのか…!?」
サーシェス「この曲…ペールゼンの旦那の所で観たレッドショルダーの記録映画のBGMか」「どこのどいつだか知らないが、粋な演出をしてくれたもんだぜ。じゃあ、どっちも頑張れよ…!
〔敵ユニット離脱〕
刹那「アリー・アル・サーシェス!」
スメラギ「今は目の前の敵に集中しなさい! キリコのフォローに向かって!」
刹那「了解した…!」
キリコ(炎…レッドショルダー…)(あの地獄は今も俺を放さないのか…)
<戦闘開始>

<ブシドーと戦闘or敵4機撃破or2PP・味方援軍1出現>

※※ブシドーと戦闘の場合、セリフ追加※※
ブシドー「慣らしは終わった…! 今こそ、マスラオの力を解き放つ!」「とくをと見るがいい! 盟友が作りし、我がマスラオの奥義を!」
〔ブシドー、出力上昇〕
刹那「あの光…! トランザム!?」
ティエリア「ありえない! トランザムはイオリア・シュヘンベルグから我々が直接託されたものだ!」
スメラギ「ヴェーダにもトランザムについてのデータは残されていないはずなのに…!」
アレルヤ「アロウズは自力でトランザムの理論に到達したというのか…!」
ロックオン「起きちまった事は受け入れるしかねえ! 奴は最優先で叩くぜ!」
ブシドー「行くぞ、ガンダム! おのマスラオで私は極みへと到達する!」

トロワ「う…うわっ!!」
キャスリン「大丈夫よ、トロワ…! 私があなたを絶対に守るから!」
トロワ「守る…」「くっ…頭が…! 頭が割れるようだ…!」
キャスリン「どうして…どうして、トロワだけが、こんなにつらい目に遭うの…」「私達は静かに暮らしていたいだけなのに…! いったい戦争は、どれだけ犠牲を出せば、気が済むのよ!」
トロワ「姉さん…」
キャスリン「もう嫌…。大切な人を失うのは、もう嫌よ…」
トロワ「泣かないで、姉さん。姉さんは、俺が守るから」
キャスリン「トロワ…」
トロワ「行ってくる」
キャスリン「行くって、どこへ!?」
トロワ「必ず姉さんは守るから」
キャスリン「トロワ…! トロワァァァッ!!」
ロラン「3時の方向から高速で接近する機体を確認…!」
ガロード敵の増援かよ!」
〔味方ユニット出現〕
〔ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)、前進〕

デュオ「何だよ、あのガンダムは…!」
ヒイロ「俺だ」
カトル「ヒイロ…! ヒイロなんだね!」
カレン「あんた、今までどこにいたのよ!」
ヒイロ「話は後だ。敵を排除する」
ブシドー「あのガンダム…! ウイングゼロと同じ禍々しさを感じさせる!」
ヒイロ(トレーズ…。このエピオンを俺に託して、どうするつもりだ…)

<ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)が戦闘>
ヒイロ「エピオン…! お前とトレーズは俺に何を見せる!」

<刹那(ダブルオーガンダム搭乗)vsブシドー>
刹那「このモビルスーツ…! フラッグではない!?」
ブシドー「我がマスラオはフラッグとそれを愛した者達の魂を受け継いでいる!」
刹那「貴様一人に構っている時間はない! 落とす!」
ブシドー「私は純粋に戦いを望む! そして、ガンダムを超える!」
刹那「戦うだけの人生か…! だが、俺は…!」

<ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)気力130以上or敵6機撃破or4PP>
ヒイロ「くっ…! エピオン…お前もなのか…!」
〔ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)、「エピオンシステム」発動〕
ヒイロ「全てを…消し去る…!」
カトル「ヒイロ、何を言うんだ!」
ヒイロ「戦うもの全てが俺の敵だっ!!」
デュオ「ちっ! あのガンダムもウイングゼロと同じだってのかよ!」
アレルヤ「気をつけて! さらに何か来る!」
〔敵ユニット出現〕
〔ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)、前進〕

五飛「ウイングゼロだと!」
トロワ「何だ、あのモビルスーツは…?」「くっ…あれを見ると頭が…痛む…」
ティエリア「あれはアロウズに奪われたはずだ! 乗っているのは誰だ!?」
ミリアルド「完全平和を掲げたアザディスタンは無残にも焦土と化した…」「これが…! 世界の答えなのか!!」
ヒイロ「ウイングゼロ…。戦闘レベル…ターゲット確認…! 排除開始!!」
〔ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)、ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)へ隣接〕
〔ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)に爆発〕
〔ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)、後退〕

ミリアルド「そのガンダム…! ヒイロか!」
ヒイロ「ゼクス! お前が、その機体を選んだのはミスだ!」
ミリアルド「ヒイロ…! 貴様は私の敵か!?」
ヒイロ「ゼロに聞け!」
ミリアルド「!」
〔ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)、「ゼロシステム」発動〕
ミリアルド「殺しに来た者は殺せか…。そう言うのだな、ゼロ…」「いいだろう、ヒイロ…! 純粋な戦士として、貴様との因縁の戦い、今ここで決着をつけてやる!」
ヒイロ「ゼクス!!」
ミリアルド「ヒイロ!!」
〔ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)、MAP兵器「ビームソード最大出力」使用〕
〔ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)の周囲に爆発〕
〔ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)、MAP兵器「ツインバスターライフル」使用〕
〔ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)の周囲に爆発〕

ゼロ「これは…!」
スメラギ「このままでは、あの2体のガンダムに全てが焼き尽くされる!」
フェルト「スメラギさん! モビルドール部隊が来ます!」
スメラギ「こんな時に!」
〔敵ユニット出現〕
※※まだイプシロン健在の場合、セリフ追加※※
イプシロン「あのアーバ・リントという男…! また人形をつぎ込むつもりか!」

リント「フフフ…暴走したガンダムで戦場は完全に混乱している。まさに絶好の掃討のチャンスです」「モビルドール部隊、攻撃を開始せよ! ここでアザディスタンとZEXISを完全に潰します!」
〔スメラギ周辺に爆発〕
ルイス「これは戦争なんだ…! やるしかないんだ!」
ルナマリア「こんなの見境なしじゃないっ!」
キラ「このままじゃ…駄目だ!」
デュオ「暴走ガンダムを止めなきゃ、反撃も出来ないぜ!」
〔通信のコール音〕
ハワード「デュオ、聞こえるか! あのウイングゼロにはゼクス・マーキスが乗っている!」
デュオ「ハワードか!」
ヒルデ「誰なの?」
デュオ「俺が以前から世話になってるジャンク屋だ。…だが、何故あんたがゼクスの事を知っている?」
ハワード「OZを抜けたあの男をお前と同じように面倒みていたんじゃ」「奴も独自にアロウズと戦おうとしたんだが、あのガンダムに取り込まれてしまったようだ!」
カミーユ「人の意識に干渉するシステム…!」
ロックオン「あれを止めないとアザディスタンは完全に壊滅しちまう!」
デュオ「刹那! トランザムだ!」
刹那「何っ!?」
デュオ「俺がウイングゼロに取り込まれた時、お前はトランザムを使った!」「その時、俺はお前の声を聞いて意識を取り戻したんだ! 理屈はわからんが、それに賭けるしかないぜ!」
刹那「わかった…!」
〔刹那(ダブルオーガンダム搭乗)、ヒイロへ接近〕
刹那「リミッターを解除する!」
イアン「やめろ、刹那! そんな事をしたら、ツインドライヴが…!」
刹那「トランザム!!」
〔刹那(ダブルオーガンダム搭乗)、「トランザム」発動〕
ミレイナ「トロポジカル・ディフェクト、高位へ推移です!」
リンダ「粒子生産量、粒子放出量、共に上昇! 通常思考時の180%を超えて、さらに上昇!」「…230…260…290%を突破! 理論的限界値を超えます!」
イアン「これがイオリアが予見したツインドライヴの…」「だが、これ以上は危険だ!」
〔ニュータイプの共振〕
カミーユ「これは…!?」
〔ノイズ〕
アレルヤ「頭が…! ああっ!!」
ティエリア「この感覚は…!」
刹那「止まれ、ヒイロ! お前のやっている事は単なる破壊だ!!」
ヒイロ「遅い! 遅いぞ、エピオン! 奴の反応速度を超えろ!」
ミリアルド「ウイングゼロ! 私に勝利を見せてくれ!!」
刹那「駄目なのか…!」
〔刹那(ダブルオーガンダム搭乗)に爆発〕
フェルト「ダブルオーが!!」
ミレイナ「このままではツインドライヴが暴走します!」
〔味方ユニット出現〕
フェルト「オーライザー! 出撃支持は出ていないのに!」
イアン「ワシが沙慈に行かせた! このままではダブルオーがもたん!」
沙慈「や、やるしかない! 赤ハロ、行くよ!!」
赤ハロ「リョウカイ! リョウカイ!」
スメラギ「各機はオーライザーを援護して!」
〔沙慈、刹那(ダブルオーガンダム搭乗)へ接近〕
沙慈「刹那!!」
刹那「沙慈・クロスロード…!?」
イアン「刹那、ドッキングだ! 急げ!!」
刹那「わかった!」
赤ハロ「オーライザー、ドッキングモード! オーライザー、ドッキングモード!」
〔刹那(ダブルオーライザー搭乗)、合体〕
沙慈「これが…!?」
刹那「ダブルオーライザー!!」
ミレイナ「GN粒子放出量、さらに増大です!!」
〔刹那(ダブルオーライザー搭乗)、GN粒子放出〕
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

刹那(何だ、これは…!?)(声が…聞こえる…。怒り、悲しみ、欲望、信念…)
カミーユ(それは、この戦場にいる人間の声…叫びだ)
刹那(カミーユ…!)
カミーユ(刹那…。お前は何かに変わろうととしている)
刹那(俺が…変わる…)
カミーユ(耳を澄ませ、刹那。もっと多くの声を聞くんだ)
刹那(…聞こえる…。これは誤解…そして、悲しみと憎しみだ…)
〔画面、発光〕

???(ルイス)(ガンダム…!)
沙慈(その声…! まさか、ルイス…!?)
ルイス(どうして…!? どうして、沙慈の声が…)
沙慈(ルイス…まさか、アロウズのモビルスーツに…!?)
ルイス(沙慈がガンダムに乗ってる…。刹那と一緒にガンダムに…)
沙慈(どうして、ここにいるんだ!?)
ルイス(どうして、ここにいるの!?)
〔画面、発光〕

カトル(トロワ…!)
トロワ(誰だ、お前は…? それにここは…)
カトル(トロワ…君は記憶が…!)
トロワ(わからない…。気がついたら、俺はアザディスタンをさまよっていた…)
カトル(あのサーカスの人との約束を君はどこかで覚えていたんだね…)
トロワ(お前は誰だ…? 俺の事を知っているようだが…)(何だ…? 俺は…泣いているのか…)
カトル(僕は…君を殺そうとした…)
トロワ(何…?)
キャスリン(行っては駄目、トロワ…!)
トロワ(姉さん…)
キャスリン(あなたは戦っては駄目なの…!)
トロワ(でも、泣いている…。姉さんも、あいつも…)(俺は…涙は見たくない)
キャスリン(だから、戦うって言うの!?)
トロワ(…昔、誰かが言ったような気がする。感情のままに行動する事は人間として正しい生き方だ…と)
キャスリン(…どうしても行ってしまうのね…。強情な所は、ちっとも変わってないんだから)
トロワ(姉さん…)
キャスリン(でも、何故だかわからないけど、あなたの考えている事がわかる…。やっぱり、あなたは優しい子だわ)
トロワ(俺は守るもののために戦う…。姉さんを、カトルを、ヒイロを…)
カトル(トロワ…君、記憶が…)
トロワ(ああ、全てを取り戻した)(行こう、カトル。今またヒイロが、あのガンダムのシステムに囚われている)
カトル(うん…!)
〔画面、発光〕

ヒイロ(ゼクス…!)
ミリアルド(ヒイロ、お互い機械に翻弄されたようだな…)
ヒイロ(また俺は…)
刹那(ヒイロ、お前ならそのガンダムの呪縛を打ち破れるはずだ)
ヒイロ(刹那…!)
刹那(お前は俺にガンダムになれと言った。だが、俺はお前に言う)(ガンダムに打ち勝て…!)
ヒイロ(ガンダムに勝つ…)
カミーユ(そうだ、ヒイロ…! マシンに心を渡すな!)
カトル(僕達が戦うべき敵は別にいる!)
トロワ(それを討つためにはシステムに負けない強い心を持て)
ヒイロ(カトル…トロワ…)
リリーナ(ヒイロ…そして、お兄様…)
ミリアルド(リリーナ…)
リリーナ(あなた方の平和を求める叫びは私にも届きました)(歩む道は違っても目指すものが同じであるあなた方を私は信じています)
ヒイロ(リリーナ…)
リリーナ(ヒイロ…。いつか私達の道が交わる日を待っています)
刹那(マリナ・イスマイール…)
マリナ(刹那…。私には何故あなた達が戦うかは、やはり理解できません)(私は私の道を行きます。あなたと目指すものが同じであると信じて…)
刹那(それでいい)
〔画面、発光〕
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3終了】

〔戦闘マップ2から継続〕
刹那「何だったんだ、今のは…」
カミーユ「夢じゃない…! 眠っていたゼータのバイオセンサーが何かに反応している…!」「ゼータが人の意思を集めていく…!」
〔カミーユ、「バイオセンサー」発動〕
ミリアルド「ヒイロ…」
ヒイロ「俺の選んだ道に貴様は障害だとエピオンは言っていた。俺も、それは間違いだと思っていない」
ミリアルド「………」
ヒイロ「機体を降りろ、ゼクス。ウイングゼロは俺が乗る」
ミリアルド「私に、そのガンダムに乗れと言うのか?」
ヒイロ「このエピオンはトレーズが作ったものだ。俺には奴の考えは理解できん」
ミリアルド「…確かにトレーズなら、私にエピオンを託しただろうな」
〔ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)、ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)へ隣接〕
〔ヒイロ(ガンダムエピオン搭乗)&ミリアルド(ウイングガンダムゼロ搭乗)、着地〕
〔ウイングゼロガンダムのパイロット、ミリアルド→ヒイロへ変更〕
〔ガンダムエピオンのパイロット、ヒイロ→ミリアルドへ変更〕

ヒイロ「今の俺に迷いはない。ゼロ…お前の力を俺の戦いに使う」
〔ヒイロ(ウイングガンダムゼロ搭乗)、「ゼロシステム」発動〕
〔ミリアルド(ガンダムエピオン搭乗)、マップ端へ移動〕

ヒイロ「行くぞ、ゼロ…!」
五飛「奴め…! ゼロシステムを使いこなしているか!」
ミリアルド(トレーズ…君とは違う道を選んだつもりだったが、今はこのエピオン…使わせてもらう)
〔敵ユニット離脱〕
ヒイロ「ゼクス…。奴も己の戦いを決めたか」
〔味方ユニット出現〕
ノイン「トロワ・バートン…! あの戦艦に行けばいいんだな!」
トロワ「頼む」
〔ノイン、スメラギへ隣接〕
イアン「トロワ!」
トロワ「機体の準備は出来ているようだな」
〔味方ユニット出現〕
デュオ「トロワ…! お前、トロワなのか!」
トロワ「心配をかけた」
カトル「完全に記憶も戻ったんだね」
トロワ「お前とキャスリンのおかげだ」
デュオ「記憶…? キャスリン…?」
トロワ「話は後だ。まずはアロウズを叩く」
リント「な、何かが起こったようですが、作戦は続行します! 各機は攻撃を!」
ゼロ(さっきの感覚は…)
C.C.(なるほどな…。シャルルが求めたものは、あれか…)
スメラギ「ヒイロ、刹那! それに、トロワ! やれるのね!」
刹那「ダブルオーライザーは問題ない」
ヒイロ「ウイングゼロ…攻撃を開始する」
カトル「ノインさん…! あなたも戦うんですね!」
ノイン「これはアザディスタンを守るための戦いだ。リリーナ様も許してくださる」
スメラギ「各機はアロウズを迎撃! 刹那とヒイロを中心に敵を叩くわよ!」
刹那「やるぞ、ヒイロ…!」
ヒイロ「今の俺に迷いはない。俺は俺の運命に抗い、未来をつかむ…!」

<ヒイロ(ウイングガンダムゼロ搭乗)が戦闘>
ヒイロ「ゼロ…お前が俺に何を見せても俺の心はもう迷わない…」「俺は戦う…。俺が決めた俺の敵と…!」

<トロワが戦闘>
トロワ「俺は戦場に帰ってきた…」「だが、約束は守る。俺はもう二度と死なない」

<ノインが戦闘>
ノイン(ゼクス…。リリーナ様はお強くなられたぞ)(そして、あなたも自分の戦いを見つけた。ならば、私も戦おう…! 心は常にあなたと共に!)

<刹那(ダブルオーライザー搭乗)が戦闘>
沙慈「せ、刹那…!」
刹那「戦いは俺がやる! お前はツインドライヴの制御に集中しろ!」
沙慈「でも…!」
刹那「ルイス・ハレヴィの事は今は考えるな!」
沙慈「!」
刹那「ダブルオーライザー! 攻撃を開始する!」

<アレルヤが戦闘>
ハレルヤ(何やってんだよ、アレルヤ! 俺の力を使え!)
アレルヤ「ハレルヤ…!?」
ハレルヤ(さっきの大量の脳量子波で叩き起こされちまったんだよ…! 俺にもやらせな!)
アレルヤ「僕にだって意地がある…! 今は君の力を借りるつもりはない!」

<アレルヤ、「融合」を使用>
ハレルヤ(いいぜ、この粒子の加速…! 俺の脳量子波にビンビン来やがる!)
アレルヤ(ハレルヤ…!)
ハレルヤ(お前がもたもたしてるんで、おちおち寝てもいられねえぜ)
アレルヤ(また力を貸してくれるんだね?)
ハレルヤ(イノベイターなんていうインチキ野郎がのさばってるのは我慢ならねえからな)(見せてやろうぜ、アレルヤ…! 真の超兵の力ってやつをよ!)
アレルヤ(ああ…! 行こう、ハレルヤ!)

<アレルヤ(融合後)が戦闘>
ハレルヤ「久々だぜ、この感触! 行こうぜ、アレルヤ!」
アレルヤ「思考と反射の融合…!」
ハレルヤ「これが真の超兵ってやつよ!」

<ブシドーと戦闘(戦闘後)>
ブシドー「慣らしは終わった…! 今こそ、マスラオの力を解き放つ!」「とくをと見るがいい! 盟友が作りし、我がマスラオの奥義を!」
〔ブシドー、出力上昇〕
刹那「あの光…! トランザム!?」
ティエリア「ありえない! トランザムはイオリア・シュヘンベルグから我々が直接託されたものだ!」
スメラギ「ヴェーダにもトランザムについてのデータは残されていないはずなのに…!」
アレルヤ「アロウズは自力でトランザムの理論に到達したというのか…!」
ロックオン「起きちまった事は受け入れるしかねえ! 奴は最優先で叩くぜ!」
ブシドー「行くぞ、ガンダム! おのマスラオで私は極みへと到達する!」

<ジニンと戦闘>
ジニン「このような戦いも恒久平和実現のための犠牲だ…!」「一刻も早く世界に平穏をもたらすため、我々は戦わなくてはならんのだ!」

<刹那(ダブルオーライザー搭乗)vsルイス>
ルイス「沙慈! それに刹那! あんた達がどうして一緒にいるのよ!」
沙慈「ルイス! やっぱり、ルイスなんだ!」
ルイス「あんた達は二人で私を騙していたんだ! そして、ガンダムでママとパパを!」
沙慈「誤解だよ、ルイス! 僕達は…!」
刹那「無駄だ、刹那! まずは彼女の機体を止めるぞ!」
沙慈「わ、わかったよ!」

<アレルヤvsイプシロン>
イプシロン「そのガンダム…! アレルヤ・ハプティズムか!」
アレルヤ「イプシロン! 君に戦う理由があるのと同じように僕にも退けない理由がある!」
イプシロン「それでこそだ! お前の真の超兵の力をPSである私に見せてみろ!」

<ゼロvsスザク>
スザク「ゼロ…! 今日こそ、その仮面の下の素顔を見せてもらうぞ!」
ゼロ「ゼロという存在ではなく、私という個人にこだわるとはな。対局を見失った愚かな兵に成り下がったか」
スザク「何とでも言うがいい! ナナリーのためにも、お前はここで終わらせる!」

<カレンvsスザク>
カレン「地球連邦に反対する国を焼いて、それをあたし達に押し付けようとする! それがあんたの信じる正義かい、スザク!」
スザク「手段を選んでいる猶予はない! これで世界が平和になるのなら…!」
カレン「あの炎の中で苦しんでいる人達を前にしてその台詞が言えるのか!」「もし、言えるのなら、スザク…! あたしはあんたという人間を許さない!」
スザク「君の許しなど、僕は請うていない! 僕は僕の正義を貫くだけだ!」

<キリコvsイプシロン>
イプシロン「どうした、キリコ…! 動揺が見て取れるぞ!」
キリコ「………」
イプシロン「あのレッドショルダーのマーチが何の意味を持つかは知らぬが、目の前には私がいるのだぞ!」「全てを懸けて挑んで来い! 私の誇りに懸けて、返り討ちにしてくれる!」

<ブシドー撃破>
〔ブシドーに爆発〕
ブシドー「ちいっ! 今の私ではマスラオを使いこなせていないというのか!」「敢えて言うぞ、ガンダム! そして、ZEXISよ! 覚えておくがいい!」
〔敵ユニット離脱〕
刹那「あの男…」
ティエリア「敵がトランザムまで使うとは…」
藤堂「ミスター・ブシドー…。今まで以上に手強い敵となるか」

<コーラサワー撃破>
コーラサワー「お、俺は! 不死身のコーラサワーだぁぁっ!!」
〔敵ユニット撃破〕

<ルイス撃破>
〔ルイスに爆発〕
沙慈「ルイス! その機体に乗っているのはルイスなんだろ!」
ルイス「黙れ、沙慈! 刹那と一緒に私をずっと騙して!!」
沙慈「ルイス!」
ルイス「許さない…! 絶対に許さないよ、沙慈!!」
〔敵ユニット離脱〕
沙慈「騙す…? 何を言っているんだ、ルイス…」「僕は…ずっと君を…想っているのに…」

<ジニン撃破>
〔ジニンに爆発〕
ジニン「くっ…! 恒久平和の実現を見る前に…俺は…!」「うおおおおおっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
コーラサワー「う、嘘だろ!? ジニン大尉!」「くそっ…! 俺は死なねえぞ! 俺は不死身のコーラサワーなんだ! 絶対、生きて大佐の所に帰るんだ!」

<アンドレイ撃破>
アンドレイ「これ以上の戦闘は無理か! 後退するしかない!」
〔敵ユニット撃破〕

<リント撃破>
〔リントに爆発〕
リント「ええい! これ以上、ダメージを受けては本艦は沈む!」「最低限の戦果は挙げた! 本艦は後退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<スザク撃破>
〔スザクに爆発〕
スザク「今はお忍びで来ているナナリーを守る事を優先する…!」「ゼロ…! お前との決着は次に預けるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
カレン「ナイトオブラウンズもアロウズと協力体制にあるのね」
ゼロ「だが、それにしては動いている戦力が多くなかったようだが…」(スザクは誰かの護衛で、このアザディスタンに来ている…?)(だとしたら、この地にナナリーがいる…? だが、エリア11の総督であるナナリーがいったい何のために、ここに…?)

<イプシロン撃破>
〔イプシロンに爆発〕
イプシロン「キリコ…! お前に何が起きたかを聞くつもりはない!」「今日のところは退く…! だが、次こそ私とお前の決着をつけるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
キリコ(どこにいる、フィアナ…? 俺は今…無性にお前に会いたい…)

<敵全滅・勝利条件達成>
ミレイナ「敵の全滅を確認したです!」
ラッセ「一時はどうなる事かと思ったけどな」
アニュー「ウイングゼロ、ダブルオーライザー…。すごい力です」
スメラギ「あの力…これからの戦闘の行方を左右する事になりそうね」
沙慈「ルイス…」
刹那(マリナ・イスマイール…。あなたも、この星空の下にいる…)(そして、平和のために行動しているのか…)
ヒイロ(リリーナ…。お前の存在に俺は助けられた)(この借りは、いつか必ず返す)
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~???~
リボンズ(ツインドライヴ…ゼロシステム…。僕も知らないガンダムの力だと…!)
王留美「どうなされました? ひどく動揺されているようですが…」
リボンズ「!」
〔平手で叩く音〕
〔画面、明滅〕

王留美「あ…!」
リボンズ「黙っていろ。意地汚い小娘が…!」
グレイス「駄目よ、リボンズ。女性に手を上げるなんて、地球の支配者に相応しい振る舞いではないわ」
リボンズ「………」「…そうだな。全てはあの2体のガンダムを手に入れれば済む事だ」
リジェネ「でも、わからないね…」「ツインドライヴはともかくとして、イオリア・シュヘンベルグは、ゼロシステムを何に使うつもりだったんだろう…」
リボンズ「そうかい、リジェネ? 僕はあれとヴェーダを直結させたら面白い事になると思うけどね」
リジェネ「え…」
リボンズ「あのガンダムの破壊を決めたのは、早計だったようだ」「ウイングゼロがパイロットに与えるデータ…。もしそれが、この世界の全てを知るヴェーダから供給されるものだったら…」
リジェネ「…あのシステムを使いこなす者は本当に神になるかも知れないね」
リボンズ「そして、ツインドライヴだ。その全てを揃えたガンダムに乗るべきはこの僕以外、ありえないんだよ」
グレイス(なるほどね…。コロニーの博士達がソレスタルビーイングからゼロシステムを切り離したのも納得だわ)(でも、イオリア・シュヘンベルグは神を作るためにヴェーダとガンダムを用意したとは思えない…)(そこに彼の計画のゴールを解く鍵があるのでしょうね…)

アザディスタン王国周辺

  ~プトレマイオス2 格納庫~
カトル「トロワ!」
トロワ「すまなかったな、カトル。心配をかけてしまって」
カトル「でも、僕は君に…」
トロワ「俺はこうして無事に帰ってきた。何の問題もない」「お前の優しさが俺を闇から救ってくれた。それで十分」
カトル「ありがとう、トロワ。…そして、お帰りなさい」
デュオ「もう一人の出戻りは俺達に言う事はないのかよ?」
ヒイロ「特にない」
デュオ「お前ね…。あれだけ心配させといて、そういう態度はないんじゃないか?」
ヒイロ「そんなものをしてくれと頼んだ覚えはない」
デュオ「完全に平常運転だな。これで一安心だ」
五飛「ゼロシステムを克服したようだな」
ヒイロ「あれが見せるものが未来の姿…運命だとしても、それを受け入れるかを決めるのは俺自身だ」「俺は戦って運命を変える」(ルルーシュ…いや、ゼロ…お前の事も同じだ)(俺に殺されたくなければ、お前も自分の運命を変えろ)
カトル「その強い心があれば、ゼロシステムを使いこなす事が出来る」
デュオ「人間離れした奴だと思っていたけど、ここまでだったとはな」「だが、お前ばかりにいい格好はさせないぜ。お前がやるってんなら、俺達だってあれを乗りこなしてみせるさ」
ノイン「ヒイロ…。お前の強さは、どこかリリーナ様に似ている」
ヒイロ「お前は、あの女の所にいたのか?」
ノイン「私はサンクキングダムの近衛隊員だった」
トロワ「だった?」
ノイン「私も今日からZEXISにお参加する。リリーナ様にもお許しを得た」
デュオ「俺達は構わないけどよ…」
カトル「サンクキングダムの守りはいいんですか? アザディスタンも焼かれてしまった今、あの国も危険に晒される事が予測されます」
ノイン「それでもリリーナ様は完全平和主義を貫かれるつもりだそうだ」「戦いを仕掛けてくる者がいるなら、その者と向き合うと言っておられた。無論、武器を使わない方法でな」「だから私は、このZEXISでサンクキングダを脅かす者達と戦うつもりだ」
ヒルデ「わかりました、ノインさん。私は元はOZの人間ですが、共に戦いましょう」「私のトーラスもノインさんと同じくサンクキングダムのカラーにします」
ノイン「ありがとう。これからはよろしく頼む」
デュオ「しかし、すごい覚悟だな、あのお嬢様…」
ヒイロ「…リリーナは理想に溺れている。完全平和主義など、現在の世界の状況で達成できるものか」
ノイン「リリーナ様の理想を否定するのか?」
ヒイロ「いや…完全平和主義は人の希望だ。希望がなければ、人は生きられない」
刹那「希望…」(そうだ…。マリナもそれを信じて、行動している。それが彼女に力を与えているのだろう)
ノイン「ヒイロ…。お前には何か希望はあるのか?」
ヒイロ「俺にあるのは支配と戦う意思だけだ」
刹那「それでいい。俺達がやるべき事は平和を築くために戦う事だ」「その後、平和になった世界でそれを守るのは完全平和主義だろう」
ヒイロ「刹那…」
刹那「新しい世界を背負って立つ資格があるのは、戦う事をずっと否定してきた人間だけだ」
デュオ「そうだな。都合よく戦ったり、戦わなかったりする奴じゃ誰もついていかないだろうさ」
ヒイロ「お前は、この世界の未来をリリーナに託すというのか?」
刹那「彼女一人だけではない。…平和を願い、戦いを否定する者達のために俺達は戦おう」
ヒイロ「任務、了解だ」
ミレイナ「ウイングゼロもすごかったけど、ダブルオーライザーも負けてなかったです!」
アニュー「理論的限界値を超えた性能…」
リンダ「ツインドライヴについては、ラボでもう一度、研究し直す必要があるわね」
ミレイナ「宇宙に帰っちゃうですか、ママ?」
リンダ「各ガンダムの新しい武装の調整もあるしね。ミレイナもトレミーで頑張ってね」
ミレイナ「はいです!」
刹那「ダブルオーライザー…。世界を変える力か…」
イアン(ウイングゼロとダブルオーライザー…。同時に存在する事が許されない二つのガンダムが今、我々の手の中にある)(イオリア・シュヘンベルグ…そして、コロニーの5人の博士…ワシ達は、何をすればいいんだ…)
カミーユ「イアンさん…」
イアン「カミーユか…」
カミーユ「GN粒子とツインドライヴ、そして、刹那の事で話があります」
イアン「何だ?」
カミーユ「もしかすると重大な事になるかも知れません。別室でお願いします」
イアン「あ、ああ…」
カミーユ(あの空間で戦場の声を聞いたのは夢ではなかった…)(俺の予想が正しいとすれば、GNドライヴの真の役目とは…。そして、刹那は…)
カレン「沙慈は…? あいつも大活躍だったけど」
アレルヤ「部屋で休んでるよ。…彼にとって初めての実戦だったんだ。きっと疲れているんだ」
キリコ「………」
アレルヤ「待って、キリコ。僕は君に用があるんだ」
キリコ「何だ?」
アレルヤ「レッドショルダーのマーチ…。あれが君の精神を動揺させたのかい?」
キリコ「………」
クロウ「お前がレッドショルダーだったってのはもう既にみんなが知ってる事だ」「あの曲の何が、お前程の男に衝撃を与えた?」
キリコ「…お前達に関係のない事だ」
〔歩き去る足音〕
カレン「キリコ…!」

キリコ(画面オフ)「仲間の声が遠くに聞こえる…。いや…俺は最初から、そんなものなど持つ資格はなかったんだ」「レッドショルダー…炎の街…。その二つが重なった時、俺は自分の中に閉じ込めた罪を思い出していた」「惑星サンサ…。その記憶は俺の心を苛む…。皮肉にも心というものを取り戻したために」「どこにいる、フィアナ…。俺は今、無性にお前に会いたい…」

  ~イカルガ ブリッジ~
ゼロ(スザクがアザディスタンにいたのはナナリーの護衛のため…。そう考えれば、全ての辻褄が合う)(だが何故、ナナリーがあの地に…? ナナリーも完全平和主義を掲げるというのか…)(だが、それは危険だ。皇帝シャルルが、あのような考えを許すはずがない…)
扇「ゼロ…! 大塚長官から緊急連絡だ!」「インド北部に新たなZONEが出現し、インサラウムの大規模部隊が周辺を攻撃しているそうだ!」
ゼロ「何だと!?」
玉城「あいつ等…! ついに本気で攻めてきやがったか!」
ゼロ「ZEXISの各艦に連絡を! これより我々はインドへと向かう!」
【シナリオエンドデモ終了】


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