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No.31
ジ・アンブレイカブル

【シナリオデモ1開始】
アサキム「セツコ、ランド…。僕を置いて君達は行ってしまった…」「だけど、やっとわかってきたよ、あのZONEなるものの存在する意味が…」「オリジン・ローの流れの中で僕は再誕する。…永遠に目覚めの来ない眠りになるのなら、それでもいいさ…」

インド
北部

  ~イカルガ 食堂~
ゲイナー「ランドさん、メール…」
ガロード「柄にもなく格好つけやがって…! 一人で全部背負いこむんじゃねえよ!」
ロラン「でも、あの時はあれしか方法がなかった…」
シン「そうやってセツコさんもZONEに向かっていった」
カミーユ「そして、ZONEはあの二つだけではないだろう」
ファ「じゃあ、次のZONEが出現したら…」
カミーユ「その時はクロウさんが…」
ガロード「そんな事を繰り返していてもどうにもならないぜ…!」「もし、クロウが犠牲になって次を止めたとしても、その次が来たらどうするんだよ…!?」
シン「そんな事はお前に言われなくたってわかってる…!」
ルナマリア「あれが設置される前にインサラウムを叩ければいいんだけど…」
サラ「でも、インサラウムは時空転移を使って、こちらの世界に現れるから…」
ゲイナー「その動きを事前に察するのは不可能だ」
カミーユ「インサラウムの動きを追うための次元レーダーを開発しているそうだが、完成の目処は立っていないらしい」「ZONEに取り込まれたセツコさん達を救出する方法も見つかっていないそうだ」
ロラン「…あれからインサラウムはどうしているの?」
ルナマリア「消息はつかめていないわ。インドで展開していた部隊も後退したって」
シン「要するにZONEを設置するためだけにインドを攻撃したのか」
カミーユ「裏を返せば、インサラウムにとってZONEの稼働は勝利を意味するのだろう」「あのルーク・アダモンのようにあれから抽出される次元力を兵器に転用されれば、対抗する手段はない」
サラ「あいつ等が次にZONEを設置する場所がわかれば、いいのに…」
ゲイナー「それは予測できないけど、次にインサラウムが現れるのが、どこかはわかる」
カミーユ「奴等がZONEを最重要戦略とするなら、それを停止させる力を持つ者を狙ってくるだろう」
シン「じゃあ…!」
ロラン「インサラウムはクロウさんを狙ってくるのか…」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現済み〕
アンブローン「出でよ、ギガ・アダモン!」
〔味方戦艦出現〕
ユーサー「あれが新たな人造次元獣…」
アンブローン「さあ、ギガ・アダモンよ。お前の力を殿下にお見せしよ」
〔次元獣の咆哮〕
人造次元獣「!!」
〔人造次元獣ギガ・アダモン、人造次元獣ディノダモン改へ攻撃〕
[イベント戦闘「人造次元獣ギガ・アダモンvsディノダモン改」]
〔敵ユニット撃破〕
ユーサー「ディノダモン改が一撃で倒された…!」
アンブローン「ご覧になられましたか、殿下? あれこそが人造次元獣の完成形であるギガ・アダモンです」「アダモンは破界の王が生み出した次元獣を合成したもので、所詮はツギハギの実験作に過ぎません」「ですが、あのギガ・アダモンは人造リヴァイヴ・セルと次元科学の融合によって誕生した真の人造次元獣…」「あれこそが、殿下とインサラウムを勝利に導く救世の力なのです」
ユーサー「あれが完成したという事はこの世界の人間を次元獣化する必要はなくなったのだな?」
アンブローン「人間と機体をダイレクトに次元獣化するのは相当量の次元力を必要とします故、非効率的と言えましょう」「その欠点を克服して量産を可能とし、さらにアダモン以上の攻撃力を持たせたのがあのギガ・アダモンなのです」
ユーサー「そうか…。それはよかった」「…だが、あのディダモン…元はアークセイバーだったのだろうな…」
アンブローン「は…?」
ユーサー「ディダモンはハイナイト級が次元獣化したものだと聞く。…あれは誰の慣れの果てだったのだろう…」「ナンバー6のジェイミー・ランテール…ナンバー14のマシュー・レステール…それともナンバー17の…」
アンブローン「殿下、次元獣となった者はもうアークセイバーではないのです」
ユーサー「…インサラウムのために戦えば彼等も本望と考え、改造した次元獣を戦いに使う事は許可した…」「だが、アンブローン…。今後は先の実験のような無意味な事に彼等を使うのはやめてくれ」
アンブローン「…かしこまりました」(まあいい…。ギガ・アダモンの完成によって、戦局は一気にこちらに傾く)(スフィアを討つために出撃するジェラウドにも手助けとして送ってやるとするか。…奴は誇りを汚されたと怒るだろうがな…)
〔次元獣の咆哮〕
人造次元獣「!!!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ジェラウド「ウェインか…」
ウェイン「行くのか、旦那?」
ジェラウド「無論だ」
ウェイン「ナイトオブナイツのあんたまでアンブローンのババアの言いなりとはな」
ジェラウド「あの方に従うのではない。殿下より拝命した宰相閣下に従うのだ」「そして何より、私の中の騎士の血が強者を求めている」
ウェイン「旦那…」
ジェラウド「私情のためにディアムドを使うなど、ナイトオブナイツの名を汚す行為だな…」「だが、クロウ・ブルーストとZEXISは、それだけの敵だ」
ウェイン「勝てるのかよ?」
ジェラウド「愚問だな。この左右の頬の傷に私は勝利を誓う」
ウェイン「…聞いていいか、旦那? 右頬の傷について」
ジェラウド「………」
ウェイン「左の傷は破界の王との戦いでつけられたって聞いている。じゃあ、右は…」
ジェラウド「己でつけた」
ウェイン「…いったい何のために?」
ジェラウド「敗北と…妻子を忘れぬために」
ウェイン「!」
ジェラウド「破界の王との戦いでインサラウムは多くのものを失った」「国土は死の大地と化し、多くの民は生命を失い、そして、キング・インサラウム72世も破界の王の手にかかり天へと召された」
ウェイン「………」
ジェラウド「私はナイトオブナイツでありながら、陛下を守りきれなかった」
ウェイン「それを言うなら、アークセイバー全員が奴に負けた…!」
ジェラウド「…全てを蹂躙した破界の王から生き残った民達が次元の狭間に逃れた時、私は誓った…」「二度と敗北はしないと」
ウェイン「その願掛けに自分で自分を傷つけたってのか?」
ジェラウド「…我が妻と子の受けた痛みの万分の一でもそれで感じられればと思った」
ウェイン「旦那…」
ジェラウド「破界の王ぬい敗れたインサラウムはアンブローン殿の次元科学の成果により確かに強くなった」「そして、それを駆る我々もそれに見合う強さを得た…。敗北と引き換えに我々は力を手にした」
ウェイン「負けた事を肯定するような言い方をするんじゃねえよ!」「インサラウムの民達の生命は力のための生贄じゃねえんだ!!」
ジェラウド「…お前の言う通りだ、ウェイン」「お前はそんな犠牲など必要とせずに強さを極めてくれ」
ウェイン「旦那…」
ジェラウド「我が友シュバルが言っていた、お前ならば、自分を超え、私を超え、ナイトオブナイツにたどり着けると」「だから、私はシュバルに代わり、お前の成長を見守るつもりだ」
ウェイン「ちっ…。口うるさい師匠が増えやがるのかよ…」
ジェラウド「どこへ行く、ウェイン?」
ウェイン「サフィアーダの修理だよ。クロウ・ブルーストにこっぴどくやられたからな」「勝利の報告を待ってるぜ、旦那。戻ってきたら、俺の稽古に付き合ってもらう」
ジェラウド「フ…激戦の連続だな。それこそ我が人生だ」
ウェイン「待ってるぜ、ナイトオブナイツ」
〔歩き去る足音〕
ジェラウド「そうだ、ウェイン…。お前は誰よりも強くなれ」
〔歩み寄る足音〕
マルグリット「ジェラウド卿…」
ジェラウド「マルグリット…。アークセイバーはインサラウムのために戦うのではない」
マルグリット「え…」
ジェラウド「己の信ずるもののために戦うのがアークセイバーだ」「私にとって、それはインサラウムであり、お前は場合は殿下個人だったはずだ」
マルグリット「………」
ジェラウド「今でも思い出す。お前が王族親衛隊の隊長に就任した時の民達の喜びの声を」「殿下とお前の仲むつまじい姿は民達にとってインサラウムの輝かしい未来そのものだった」
マルグリット「…でも、全ては変わってしまいました」「インサラウムも、皇子も…。そして、私の心も…」
ジェラウド「そうか…」「ならば、己に正直に生きろ。己の信ずるもののために」
マルグリット「ジェラウド卿…」
ジェラウド「参るぞ、決戦の地へ」

神聖ブリタニア帝国
シカゴ

  ~スコート・ラボ 格納庫~
〔システムダウンの音〕
トライア「駄目だね、こりゃ。…降りてきな、クロウ」
〔コックピットの開閉音〕
クロウ「………」
トライアVXの出力が想定値に達しない。この調子じゃパワーアップしたブラスタは起動すら無理だね」「新型に組み込む前にVXだけ外してテストしてみたが、案の定だったよ」
クロウ「すまねえ、チーフ。もう一度、やらせてくれ」
トライア「…所詮、テストはテストだよ。実戦でもない状況でVXを起動させるってのも考えてみれば、無意味な話だ」「時間もない。そろそろVXを新型に組み込むから、チャレンジは、その後にしな」
クロウ「…了解」
トライア「それでだ…。あんたに選択権をやるよ」
クロウ「選択権?」
トライア「ブラスタのパワーアップの方向性だよ。あんたのこれまでの戦闘データを基にプランを二つ用意してある」「遠近両用、格闘も射撃もバッチ来いの器用貧乏な戦い方じゃ、この先はやっていけないだろうからね」
クロウ「………」
トライア「おや…怒ったのかい?」
クロウ「…言ってる事は当たってる。だが、言葉だけでも貧乏と言われるとやはりへこむのさ…」
トライア「つまらない所でデリケートな男だよ」
クロウ「で、その器用な俺に用意された二つのプランってのは?」
トライア「要するに長所を徹底的に伸ばすってわけさ」「プランAは格闘戦タイプだ。機動力で相手の懐に飛び込み、一撃必殺を叩き込む戦法に向いている」「イメージで言えば、ブラスタ・スーパーロボットアレンジってところだね」
クロウ「もう一つは?」
トライア「プランBは射撃戦タイプだ。こちらは機動力を活かしたアウトレンジでの戦いに向いている」「どっちに改修するかは、あんたが選びな」
クロウ「そうだな…」
「タイプA:格闘戦タイプを選択」
「タイプB:射撃戦タイプを選択」


※※「タイプA:格闘戦タイプを選択」を選択した場合のセリフ※※
クロウ「俺の好みは格闘戦だ。そっちに向いたパワーアップを頼む」
トライア「OK。じゃあ、プランAを実行するよ」
※※「タイプA:格闘戦タイプを選択」を選択した場合のセリフ※※
クロウ「俺の好みは射撃戦だ。そっちに向いたパワーアップを頼む」
トライア「OK。じゃあ、プランBを実行するよ」

トライア「あんたは、ここで少し頭を冷やしていな。…根を詰め過ぎても、ロクな事にならないからね」
クロウ「すまねえな。鬼のチーフに気を遣ってもらう事になるとは思ってもみなかったよ」
トライア「あんたは私の大切な人だからね」
クロウ「チーフ…」
トライア「だから、私もやるよ。ブラスタのパワーアップは任せておきな」
〔歩き去る足音〕
クロウ「大切な人…ね…」
カルロス「見てたよ、貧乏人。ヤケちゃうね」
クロウ「久しぶりだな、スットコドッコイ。随分と忙しいらしいな」
カルロス「待ちなよ、貧乏人。…僕は君の債権者なんだよ。それを忘れてない?」
クロウ「これは失礼しました、スットコドッコイ様」
カルロス「よろしい」
クロウ「そのスットコドッコイ様に質問ですが、VXをどこで手に入れたんです?」
カルロス「トライアにも聞かれたけど、答えるつもりはないね」「だいたいね、VXを使いこなせない君がその出所を聞いても意味ないじゃん」
クロウ「そりゃごもっともで…」
カルロス「だいたい僕からすれば、君がVX…スフィアって言うんだっけ…あれを使えてたのがおかしいんだよ」「あれは君の揺るぎない強い意志に反応するらしいけど、君って実際、自分の意志なんて無いに等しいじゃん」
クロウ「何…?」
カルロス「君には主体性ってものがないんだよ。だから、状況に流される事を心のどこかで自ら望んでいる…」「たとえ、それが自分にとって不利益な事でも行動の指針が得られれば、これ幸いとそれに乗っかるのさ」
クロウ「もう一度、言ってみろ」
カルロス「お望みなら。何度でも言ってあげるよ」「君はね…何かに縛られてなきゃ自分って存在を確認できないんだよ。だから、そうやって借金を背負うのさ」
クロウ「………」「…言われてみれば、その通りだな…」
カルロス「でしょ?」
クロウ「あのジェラウドにこだわったのもないものねだりの嫉妬だったんだな…」
カルロス「でも、あんまり気にしなくていいよ。人間なんて、大なり小なりそうやって生きてるもんだし」「少なくとも君は、一度、自分で決めた事はどんな不利でも何とか成し遂げようとしてるじゃん」
クロウ「だが、それも手詰まりだ。スフィアの反作用ってのに取り込まれれば、俺は俺じゃなくなっちまう」
カルロス「それこそ馬鹿らしい話だよ。自分が自分じゃなくなっちゃうなら、潔くこの世から消えればいいさ」
クロウ「あ…」
カルロス「死んで借金チャラってのは君の事だから嫌だって言うんだろうね」「でも、自分を曲げてまで生きる様な君はあまり見たくないよ」
クロウ「…そうだな…。借金を返す事に頭が一杯で一番大切な事を忘れるところだったぜ」
カルロス「どう、貧乏人? たまには僕もいい事を言うだろ」
クロウ「仰る通りです、スットコドッコイ様。…もしかすると借金は返せなくなるかも知れませんが」
カルロス「それでいいよ。君の生き様さえ見せてくれればね」「それでは頑張ってくれたまえ。僕も色々と忙しいから、失礼させてもらうよ」
〔歩き去る足音〕
クロウ「…すまねえな、ランド、メール、セツコ…。それにエスターも」「俺は俺らしく生きる事でお前等との約束を守れねえかも知れねえ…」「だが、責任を放り出すつもりもねえ。こうなったら、一か八かに賭けてみるぜ」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「ジ・アンブレイカブル」


【戦闘マップ2開始】
〔敵ユニット出現〕
ジェラウド「ここにクロウ・ブルーストがいるのか」
マルグリット「奴の所在は、あの施設と思われます」
ジェラウド「マルグリット卿は、そこで待機しろ。クロウ・ブルーストが出てきたら、見届けを頼む」
マルグリット「ジェラウド卿…! ZEXISが来ます!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
甲児「やっぱり、インサラウムはクロウを狙って動いたか!」
アルト「向こうの最強の騎士が出てくるとは随分と評価されてるもんだぜ…!」
ジェラウド「ZEXIS…。私が用があるのはクロウ・ブルーストだ」「今はお前達と戦うつもりはない」
シン「そっちに用はなくても、こっちにはある!」
ジロン「クロウをお前にやらせるわけにはいかないんだ!」
ジェラウド「あの男がZONEを止める最後の手段であるのは認識しているか」
ロックオン「そういう打算的な付き合いじゃねえのさ」
青山「仲間が敵に狙われてるんだ。助けるのは当然だろ?」
デュオ「あいつと戦いたいってんなら、まずは俺達が相手になるぜ」
ジェラウド「…いいだろう。万一の場合を考えて、こちらも準備をしてきた」
〔敵ユニット出現〕
斗牙「来たな、アークセイバー!」
エイジ「でも、次元獣や無人機がいないぜ」
AS団員「ナイトオブナイツの戦いに同行を許されるのは名誉の証だ。その役目を次元獣に譲るわけにはいかない」
ジェラウド「お前達…」
AS団員「ジェラウド卿、お供させていただきます」
ジェラウド「わかった。お前達の働きに期待させてもらうぞ」
キラ「あのジェラウドという人、人望が厚いみたいだね」
アスラン「騎士の中の騎士…。ナイトオブナイツと呼ばれるのは伊達ではないという事か」
タケル「それに付き従う者達も騎士の名に相応しいようだ」
ワッ太「この間のケビン・マクラーレンって人もそうだったしね」
AS団員「ケビン・マクラーレン…?」
ジェラウド「各機は散開…! クロウ・ブルーストが来る前にZEXISを叩く!」
クロウ「そうはさせねえぜ」
〔味方ユニット出現〕
〔クロウ(スコートSP・VRマキシマⅡ搭乗)、前進〕

ワッ太「クロウ…!」
ヒイロ「それがパワーアップしたブラスタ…」
デュオ「んな、わけねえだろ!」
クロウ「こいつはチーフがチューンしたアクシオだ」
トライア「その名もアクシオ・スコートSP・VRマキシマⅡだよ」
クロウ「名前はどうでもいいが、このカラーリング…俺の趣味じゃねえな」
トライア「文句を言うなら、生身でやりな。パイルバンカー付きのライフルは貸してやるよ」
ガムリン「すごい人みたいですね、あの人…」
赤木「相変わらずだな。あのおキツネ博士の飛ばしっぷりも」
レントン「クロウ! どうして出てきたんだよ!」
渓「せっかくあんたを守るためにあたし達が戦おうってのに!」
クロウ「気持ちだけいただいとく。俺は誰かに守られるってのは性に合わないみたいなんでな」
シモン「…覚悟を決めたのか?」
クロウ「まあな」「さてと…待たせたな、ジェラウド」
ジェラウド「ブラスタはどうした?」
クロウ「ちょいと野暮用だ。色々あってな」
ジェラウド「…私の受けた任務はお前の抹殺だ。機体が何であっても手加減はしないぞ」
〔ジェラウド、出力上昇〕
クロウ「いい気迫だぜ。さすがは最強の騎士様だ」
ジェラウド「Dエクストラクターは我々の闘志を力に変える」
クロウ「それだけ本気って事かよ。ありがた迷惑だぜ、まったく…!」
ジェラウド「各機はZEXISを討て…! 私はクロウ・ブルーストを叩く!」
葵「大丈夫なの、クロウ!?」
正太郎「無理しないで、ここは退いた方が…」
クロウ「せっかくの御使命だ。相手をしないのは心苦しい」「やるだけやってみるさ…! 少しでも時間を稼ぐためにもな!」
<戦闘開始>

≪味方援軍1出現前≫
<ジェラウドと戦闘>

ジェラウド「ZEXISよ…! この地に新たなインサラウムを築くにあたり、お前達こそが我等の最大の敵!」「破界の王すら倒したお前達を超えてこそ、インサラウムの未来が拓ける! 我々に二度の敗北は許されないのだ!!」

<クロウ(スコートSP・VRマキシマⅡ搭乗)vsジェラウド>

ジェラウド「クロウ・ブルースト…! ブラスタに乗っていないお前などこのディアムドの敵ではない!」
クロウ(さすがのスコートSP・VRマキシマⅡでも分が悪い…!)(急いでくれ、チーフ…! こっちの覚悟は固まってるんだからよ!)

<ジェラウド30000以上ダメージor4PP・味方援軍1出現>
ジェラウド「む…! あれは!」
〔敵ユニット出現〕
クロウ「人造次元獣か…!」
マリン「だが、今までに見た事のないタイプだ!」
人造次元獣(人造次元獣ギガ・アダモン)「………」
ジュリィ「これまでのものより洗練された形態だ完成形と言ったところだろう」
闘志也「ヤバさも跳ね上がってるようだぜ!」
桂「気をつけろ、クロウ! そいつはお前を狙っている!」
クロウ「ちっ…!」
〔クロウ(スコートSP・VRマキシマⅡ搭乗)、後退〕
〔人造次元獣ギガ・アダモン、クロウ(スコートSP・VRマキシマⅡ搭乗)へ接近〕
〔クロウ(スコートSP・VRマキシマⅡ搭乗)に爆発〕

クロウ「スピードもパワーもこれまで以上かよ!」
カレン「下がれ! そのアクシオじゃ無理だ!」
クロウ「そうは言うが…」
トライア「間に合ったよ、クロウ。あんたの粘り勝ちだ」
勝平「じゃあ!」
刹那「ブラスタのパワーアップが完成したか…!」
ジェラウド「…止まれ、新たな次元獣よ」
人造次元獣(人造次元獣ギガ・アダモン)「…!」
ジェラウド「これは人間と人間の戦いだ。ただ勝てばいいというものではない」「誇りを解さぬ破壊の使徒は控えよ」
クロウ「ジェラウド…」
ジェラウド「クロウ・ブルースト。新たなブラスタに乗れ」
クロウ「…いいのか?」
ジェラウド「ナイトオブナイツも一人の騎士…一人の男だ」
クロウ「ありがとうよ。…だが、お前の期待にはそえないかも知れないぜ」「新しいブラスタは起動するかも当てにならにあ代物だからな」
〔クロウ(スコートSP・VRマキシマⅡ搭乗)、ラボへ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕

ジェラウド「待っているぞ、クロウ・ブルースト」
アポロ「お前…いい奴らしいな」
ジェラウド「我々は侵略者だ。そのような言葉を受けるに値しない」
ロジャー「インサラウムという国家はまごうことなき侵略者であると言えよう」「だが、あなたが言うようにこれが人間と人間の戦いである以上、あなた個人には敬意を払わせてもらおう」
ジェラウド「………」
デュオ(やれるのか、クロウ…)
青山(VX抜きであいつと戦うのは相当厳しいぞ…)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

トライア「待たせたね、クロウ」
クロウ「まったくだ。あと少しで新型次元獣の餌食だったぜ」
トライア「調整はばっちりだ。あんたから提案のあった新システムも組み込んである」「後はあんた次第だよ」
クロウ「ありがとうよ! 行ってくる!」
〔走り去る足音〕
トライア「勝利の鍵を握るのは『CDS』…。気張んな、クロウ」

  ~コックピット綯い~
クロウ「…待たせたな、ブラスタ」「いや…もうブラスタじゃないんだったな」「悪いな。多分、お前にとってのデビュー戦は、ラストマッチになっちまう」「だが、俺は決めた…。どうせ死ぬのなら前のめりだ」「スフィアの全てを出し切って俺は戦う」
〔システムの起動音〕
クロウ「嬉しくなってくるぜ。俺に応えてくれるのか…」「行こうぜ、リ・ブラスタ! 俺達の最初で最後の戦いだ!!」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
ジェラウド「来るか…!」
トライア「行ってこい、クロウ!!」
〔味方ユニット出現〕
〔クロウ(リ・ブラスタ搭乗)、前進〕

渓「あれが…!」
シモン「新しいブラスタ…!」
クロウ「こいつが俺の新しい相棒…その名もリ・ブラスタだ」
ジェラウド「待ちわびたぞ、クロウ・ブルースト」
クロウ「そういう堅苦しいのは無しだ。俺の事はクロウでいい」
ジェラウド「フ…いいだろう。では、クロウと呼ばせてもらおう」
クロウ「あんたは俺の最後の相手だ。特別に戦友認定させてもらうぜ」
甲児「最後の相手って…!?」
クロウ「悪いな、みんな。俺はスフィアの力を使う」
デュオ「お前…!」
クロウ「一撃で決める。…もしもの時は、その後の事を頼む」
アルト「頼むって、あんた…!?」
クロウ「俺はスフィアに囚われちまったら、きっと正常な判断は出来なくなるだろう」
ガリード「俺達にお前を撃てっていうのかよ!」
クロウ「だが、スフィア抜きでは奴には勝てねえ」「だったら、一か八かの勝負だ。俺は俺らしく生きる」「俺の意思を捻じ曲げようとするのものを突き抜けて進む…!」
青山「お前…!」
クロウ「…悪い、ロックオン。頼めるか?」
ロックオン「わかった。苦しまないように一撃で仕留めてやる」
カレン「あんた、エスターの事はどうするんだよ!?」
クロウ「…万一の時は、そっちも頼んだぜ…!」
〔クロウ(リ・ブラスタ搭乗)、出力上昇〕
クロウ「リ・ブラスタ…! お前に俺の全てを預ける!!」「行くぜ、ジェラウド!!」
〔敵ユニット出現〕
マルグリット「ジェラウド卿!」
クロウ「邪魔をするんじゃねえ!!」
〔マルグリット、クロウ(リ・ブラスタ搭乗)へ接近〕
〔クロウ(リ・ブラスタ搭乗)、マルグリットへ隣接〕
〔クロウ(リ・ブラスタ搭乗)、マルグリットへ攻撃〕

[イベント戦闘「クロウ(リ・ブラスタ搭乗)vsマルグリット」
〔マルグリットに爆発〕
〔マルグリット、後退〕

ジェラウド「マルグリット!」
マルグリット「くっ…うう…」
クロウ「心配するな、ジェラウド。急所は外しておいた」
青山「クロウ…お前…」」
ロックオン「スフィアに取り込まれてないのか?」
クロウ「フ…。スフィアの力を使いながら、ギリギリの所で自分ってのものが残せたらしい」
トライア「とっておきの仕掛け…CDSのおかげだね」
クロウ「まあな」
デュオ「CDS…!?」
トライア「あいつの意識をつなぎとめたのは、この音だよ」
〔コインの落ちる音〕
クロウ「金!」
ロックオン「まさか…!」
青山「CDSとは…!?」
クロウ「そう…コイン・ドロップ・システムだ」
トライア「クロウが無意識でも金に反応する習性を利用したんだよ」「VXの出力が一定以上になると、コックピットでコインの音が鳴って、あいつの意識をつなぎとめるのさ」
クロウ「一か八かの賭けだったが、うまくいったようだぜ」
デュオ「まさか、あんた…! スフィアに囚われてながら、その音だけは聞こえるってのかよ!」
クロウ「…そういう事だ」
ロックオン「何だよ、そりゃ!」
青山「とんな守銭奴だよ、お前は!」
クロウ「フ…否定は出来ねえ…」
ジェラウド「マルグリット…! 何故そんな無茶を!」
マルグリット「ジェラウド卿は明日のインサラウムのために必要な方です…」「これはアークセイバーとしての道を失った私の最後の務めです」
ジェラウド「いいだろう」「マルグリット・ピステールは、ここで死んだ。どこへでも消えるがいい」
マルグリット「はい」
〔敵ユニット離脱〕
クロウ「マルグリット…!」
ジェラウド「見事だ、クロウ。お前の新しい力、見せてもらった」「そえに応えるためにも私とディアムドの全力で相手をする!」
〔ジェラウド、出力上昇〕
〔ジェラウド、後退〕
〔クロウ(リ・ブラスタ搭乗)、ジェラウドへ接近〕

クロウ「仕切り直しってわけかよ」
ジェラウド「ジ・アンブレイカブル…。お前のその決して折れない心に敬意を表する」「行くぞ、クロウ! ここからが真の戦いだ!!」
クロウ「フ…ちょっとばかしアレだが、ここでお心置きなく全力が出せる…」「来やがれ、ナイトオブナイツ! 俺はこのリ・ブラスタで戦い続ける!!」

<クロウ(リ・ブラスタ搭乗)が定位置へ移動>
ゼニトリー「うわっと!」
クロウ「何やってんだ、ゼニさん! 戦闘中なんだぜ!」
ゼニトリー「つれねえな、クロウちゃん。お前さんが頑張ってるってんで、差し入れを届けてやったってのによ」
クロウ「もらえるもんは何でももらうのが俺の主義だ。借金は除くがよ」
ゼニトリー「おっしゃ! じゃあ、こいつを持ってけ!」
強化パーツ『スーパーリペアキット』を入手しました。
クロウ「随分と太っ腹だな、おい!」
ゼニトリー「それだけお前さんには期待してるんだよ。頑張って、借金返しな!」
クロウ「ありがとよ! このリ・ブラスタで、そっちも頑張るぜ!」

<クロウ(リ・ブラスタ搭乗)vsジェラウド>
ジェラウド「クロウ! 今のお前からは強い意志を感じる! その機体を乗りこなしたか!」
クロウ「おかげさんでな。そこまでの覚悟をさせてくれたお前さんにも感謝するぜ」
ジェラウド「ならば、それを力に変えろ! この私とディアムドの全力を以って当たるに相応しい相手となれ!」「それこそが我が望み! 誇りだけが残された私にとって戦いこそが唯一の生きる道だ!」
クロウ「そっちの事情は知らねえよ」「だが、俺の問題が片付いた以上、後はZONEとエスターの方に全力を尽くす! そのためにも負けるわけにはいかねえのさ!」「行こうぜ、リ・ブラスタ! 俺はもう迷わない!!」

<クロウ(リ・ブラスタ搭乗)vs人造次元獣ギガ・アダモン>
クロウ「随分と洗練されたゲテモノだ」「わざわざ次元獣の新種を作るとはあのアンブローンって婆さん、とんでもないマッドだぜ!」

<ジェラウド撃破・勝利条件達成>
〔ジェラウドに爆発〕
クロウ「勝負ありだ、ジェラウド!」
ジェラウド「くっ…!」「クロウ…。何がお前にそこまでの力を与える?」
クロウ「俺にも背負ってるものがある。それを返すまでは、降りるわけにはいかないんでな!」
ジェラウド「フ…私にとっての騎士の誇りのようなものだな」
クロウ「誇りか…。俺もそんな風に行きたいと思った時もあった」
ジェラウド「いい戦いだった…。私の最期を飾るに相応しいぞ」
クロウ「お前…」
ジェラウド「だが、このディアムドを敵に渡すわけにはいかぬ…!」「さらばだ、クロウ! そして、ZEXSIS! お前達の事は決して忘れぬ!」
〔敵ユニット離脱〕
クロウ「ジェラウド…」
ワッ太「格好よかったな、あいつ…」
正太郎「敵なのに何だか立派だった…」
ゲイン「やめときな。そんな言葉は、あの男も望んじゃいない」
勝平「じゃあ何て言えばいいんだよ!」
クロウ「決まってるさ」「ジェラウド・ガルス・パンテール…。お前の強さを俺達は忘れない」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~パレス・インサラウム ブリッジ~
ユーサー「ジェラウド!」
ジェラウド「…申し訳…ありません、殿下…。ジェラウド・ガルス・パンテール…任務を果たす事が…出来ま…せんでした…」
ユーサー「は、話は後だ! まずは傷の手当を!!」
ジェラウド「結構で…ござい…ます」
アンブローン「不敬であるぞ、ジェラウド卿! 殿下の御前を貴様の血で汚す気か!」
ジェラウド「少し黙っていていただこう!」
アンブローン「はひっ!」
ユーサー「ジェラウド…」
ジェラウド「殿下…今日までお仕え出来…た事をこのジェラウド…幸せに思い…ます」「ですが、殿下…これからのインサラウムに求められるのは…優しさではなく…強さなの…です…」
ユーサー「わかった! わかったから、もう…!」
ジェラウド「殿下…その優しさを…強さに…」
ウェイン「もういいんだ、旦那! どうして、あんたはそこまで殿下を…!」
ジェラウド「我が妻と…子の死を伝えた時…殿下が…私の代わりに…泣いてくださったからだ…」
ウェイン「!」
ジェラウド「誰もが…怒りと…絶望の中にいた時…あの方だけが…誰かのために…涙を流して…くださった…」「お前は…それを…弱さと言うかも知れない…。だが、民の上に立つ者に…最も必要な…ものを…殿下は…持っておられる…」
ユーサー「ジェラウド!」
ジェラウド「…殿下…ナイトオブナイツ…の名と…ディアムドを…お返し…します…」「略式では…ありますが…後任には…ウェイン・リプテール…を…推挙…いたします…」
ウェイン「こんな時に何を言ってやがる!」
ユーサー「ジェラウド…! 死んではならん、ジェラウド!」
ジェラウド「土は土に、灰は灰に、塵は塵に…」「…ウェイン…殿下を…お守りし…誰…よりも…強く…なれ…」「そして、殿下…インサ…ラウムの…民に…未来を…」
〔人の倒れる音〕
ユーサー「ジェラウドォォォォッ!!」
ウェイン「うおあああああああああっ!!」

神聖ブリタニア帝国
シカゴ

  ~スコート・ラボ 格納庫~
クロウ「よ…みんな、心配かけたな」
ワッ太「………」
アルト「………」
ガロード「………」
ロラン「………」
シモン「………」
キリコ「………」
クロウ「何だよ、この微妙な反応は…。ヒーローの帰還ってのは、もっと盛り上がるもんじゃねえのか?」
青山「誰がヒーローだって?」
デュオ「みんな、呆れてんだよ。あんまりにも情けないスフィアの克服の仕方だったんでな」
クロウ「…やっぱり、そうか…」
ロックオン「らしいって言えば、それまでだがな」
ロジャー「要するに君の金への執着心はスフィアの呪縛より上だったという事だ」
カレン「セコいセコいと思ってたけど、ここまでだったとは…」
キラ「本当にお金が好きなんですね」
桂「よ、守銭奴!」
クロウ「フ…そうおだてるなって」
渓「どこをどう聞いたら、そうなるんだよ!」
隼人「言うだけ無駄だ。こいつはこういう男だ」
スメラギ「でも、クロウの活躍もあってインサラウム最強の騎士を倒す事が出来たわ」
ゼロ「これで対インサラウム戦の戦局も有利に運べるだろう」
トライア「あんたの部隊でのポジションってのも変わらないもんだね」
クロウ「借金さえ返しちまえば、一発逆転だって出来るだろうさ」「スフィアの反作用さえ克服した俺に不可能はないぜ」
トライア「…私はあんたならやれるって信じてたよ」
クロウ「チーフ…」
トライア「あんたはファイアバグにいた時だって、人間の心をギリギリの線で失くさなかった…」「そんなあんたなら、絶対に自分ってのを見失う事はないって信じてたよ」
クロウ「ありがとよ、チーフ…」
トライア「そんなあんたに朗報だよ。スットコドッコイからの伝言を伝える」
クロウ「そう言えば、あいつ…さっきから姿が見えないが…」
トライア「ここを出て行ったよ。新しい事業を始めるってね」
クロウ「貧乏、暇なしと言うが、金持ちも似たようなもんだな」
トライア「その金持ちから伝言だ。あんたの債権を放棄するってよ」
クロウ「マジで!?」
トライア「あんたの生き様を見せてもらった事へのご祝儀だってさ。これであいつへの借金はゼロになったよ」
クロウ「よし…! よし! よぉし!! これでZONEとエスターの方に集中できるってもんだ!」
トライア「何言ってんだよ、あんた?」
クロウ「え…」
トライア「スットコドッコイの借金は終わったけど、まだ私が貸してる額が残ってるよ」
〔レジを叩く音〕
〔トレイの取出音〕

トライア「リ・ブラスタの改修費用…締めて200万Gだ」
〔崩落音〕
クロウ「にひゃくまんんんんんっ!!」
トライア「これでも半分はラボで持ってやったんだ。良心的だろ?」
クロウ「あ…あがが!」
トライア「ブラスタのパワーアップを望んだのは、あんただ。ちゃんと返済しておくれよ」
クロウ「ちょっと待てよ! この間の話では改造に金がかかるなんて聞いてねえぞ!」
トライア「だからって、只とは一言も言ってない」
クロウ「ぐううっ!」
トライア「とりあえずリ・ブラスタの完成で私の研究も一段落した。何なら、あんた…バスターを辞めてもいいんだよ」「その場合、リ・ブラスタはラボのものとなるけど、あんた個人の借金は無しになる」
クロウ「あ、あの…私の大切な人…発言は?」
トライア「勝手に脳内で変換しないでおくれよ。私の研究の完成のために大切なパイロットって意味だよ」「というわけで、あんた…お払い箱だよ。退職金代わりにスコートSPならくれてやるけど、どうする?」
クロウ「あ…あう…ああ…」
赤木「またスフィアに取り込まれたか!?」
いぶき「あまりの事に動揺してるだけでしょ」
木下「完璧です! 完璧な追い込みです!」
ロジャー「論理的に破綻しているところを勢いとキャラクターで押し通すとは…」
トライア「どうする、クロウ? あんたが望むなら、バスターを続けて、それで借金を返すってのもありだけど」
クロウ「…やります…」
トライア「声が小さい」
クロウ「やらせてもらいます!!」
トライア「OK、再契約成立だ。きりきり働いて借金を返しな」「こっちの研究も一つの壁を越えた。これでZONE攻略にも少しは光明が見えるさ」
クロウ「また信じられない事が起こった…。足長おにいさんのおかげで奇跡が起きたと思ったら、また借金が増えてた…」
青山「自分で決めた事だろ? 愚痴は無しにしようぜ」
デュオ「そうそう。借金がないあんたじゃ、またスフィアに取り込まれちまうだろうしな」
クロウ「それもそうか…!」
トライア「追加装備のCDSの設置は私のおごりだ。気にしなくていい」
クロウ「おごり…ね。俺の好きな言葉トップ3の一つだ」「OKだ。存在確認のためじゃなく、やるべき事のために、喜んで借金を背負わせていただきますよ…っと」
トライア「あ…もう一つスットコドッコイから伝言だ。VXの出所だけどね…」「あれはエルガン・ローディックから提供されたそうだ」
クロウ「何っ!?」
トライア「ちなみにエルガン代表がどこであれを手に入れたかについては明らかにされてないってさ」
桂「エルガン代表がスフィアを持っていた…」
ゲイナー「あの人…いったい何者なんでしょうか…」
ロアー「平和維持理事会の代表として、どこかから持ち込まれたものをアクシオン財団に渡したのか…」
クロウ「今の地球連邦軍尾事もある。いつかはあの人に会わないとならねえな…」
〔走り寄る足音〕
フェルト「スメラギさん、緊急事態です!」
スメラギ「どうしたの、フェルト!?」
フェルト「南米のタリビア共和国の首都が衛星兵器と思われる攻撃で壊滅しました!」
スメラギ「何ですって!?」
ゼロ「連邦軍…いや、アロウズの新兵器か…!」
隼人「そんなものが用意されていたとは…」
スメラギ「これでまた、世界が動く…」
クロウ「一難去って、また一難…。たまらないな、俺の人生も世界も…」

  クロウ・ブルースト
残り借金額 2,000,000G
【シナリオエンドデモ終了】


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