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No.32A
奪われた鉄人

【シナリオデモ1開始】
  ~パレス・インサラウム ブリッジ~
アンブローン「どういう事です、殿下!? ウェイン・リブテールをナイトオブナイツに任命するとは!?」
ユーサー「………」
アンブローン「既にハイナイトが、たった一人しか残っていない以上、ナイトオブナイツの称号は無意味…!」「ギガ・アダモンが完成した今、旧き騎士など…」
ウェイン「黙れよ、ババア」
アンブローン「ウェイン卿! この宰相であるアンブローン・ジウスに何という口を利くか!」
ウェイン「あんたにナイトオブナイツの…騎士の戦いの何がわかる?」
アンブローン「控えよ、ウェイン! それがインサラウムのために戦うアークセイバーの言葉か!」「そして、認めよ! 今、アークセイバーに力を与えているのはこのアンブローンの次元科学だ!」
ユーサー「…アンブローン…」
アンブローン「旧き騎士など、もはや不要! インサラウムの未来を築くのは…」
ユーサー「アンブローン・ジウス!」
アンブローン「は、はい!」
ユーサー「許せ…」
アンブローン「は…?」
ユーサー「そなたの増長を招いたのは全て余の不徳だ」
アンブローン「ぞ、増長!?」
ユーサー「苦しかったであろう…。罪の意識に苛まれて生きるのは」
アンブローン「!」
ユーサー「それも王家の弱さが原因だ。力さえあれば、そなたが禁忌に手を染める必要もなかったのだ」
アンブローン「で、殿下…! いったい何をおっしゃられるのです!?」
ユーサー「余に隠している事を…罪の全てを話すのだ、アンブローン。そして、余と共にその償いをしよう」
アンブローン「わ、私は…! 私は何も…!」
ユーサー「………」
アンブローン「そもそも! 諸悪の根源は、あの異界より現れた悪鬼…破界の王であり…」
ユーサー「アンブローン…」
アンブローン「は、はい!」
ユーサー「余は全てを許す」
アンブローン「殿下…!」
ユーサー「太陽は万物のために、そして、王の愛は民のために」
ウェイン「聖王機の真言…」
ユーサー「全てを話してくれるな、アンブローン?」
アンブローン「…は…い…」
マリリン(え…え…どうなってるの、これ…!? いつも強気のおばさまが借りてきた猫みたい…)
ユーサー「マリリン殿…」
マリリン「は、はい!」
ユーサー「客将であるそなたにも聞いてもらいたい。インサラウムの再世のためにも」
マリリン「わ、わかりました…」
ユーサー「感謝する」
マリリン(やだ…何なの、これ…)
ユーサー「………」
マリリン(昨日までの殿下と何かが違う…。こんなの…初めての体験…)
ユーサー「さあ始めよう…。今この瞬間から、我々の…インサラウムの真の戦いが始まる」(この世界の人々は侵略者インサラウムを決して許しはしないだろう…)(ならば、余に出来る事は悪鬼になってでも勝利をインサラウムにもたらす事だけだ)

太平洋

  ~イカルガ 食堂~
凱「俺達、大丈夫なのか…」
渓「何がだよ?」
凱「こんなノロノロ運転で太平洋を横断してたら、例の衛星兵器で狙い撃ちされないか?」
シュワルツ「俺達は陽動のために動いてるんだ。敢えて的になってるようなもんだろうが」
木下「じゃ、じゃあ…この瞬間にもそのレーザーでじゅわっと…!」
ワッ太「脅かさないでよ、木下さん!」
厚井「そうならないようにソレスタルビーイングの方から衛星兵器の監視データを送ってもらっている」
渓「向こうが少しでも動きを見せれば、すぐに対応するさ」
ワッ太「でも、頭の上から狙われてるのって嫌な気分だな」
號「地球連邦のやり方に異を唱える世界中の人々がその不安を味わっている」
厚井「あの兵器の名前はメメントモリと言うそうだ」
勝平「セメント盛り?」
號「メメントモリだ」
勝平「ちぇ…號の兄ちゃんには冗談ってのが通用しないぜ」
ワッ太「でも変な名前だよね、メメントモリって」
クロウ「確かラテン語で『自分がいつか死ぬ事を忘れるな』って意味だ」「そうやって死を強調する事で今、生きている事を意識させる言葉でもある」
シュワルツ「そいつを兵器の名前に使うとはな…。アロウズの奴等…生殺与奪を自分が握っているとでも言う気かよ」
渓「荒れてるね、シュワルツも」
勝平「おっちゃん…最初はZEXISをならず者の集まりみたいに言ってたのにな」
シュワルツ「半分は誤解だった事は認める」
クロウ「もう半分は?」
シュワルツ「ならず者みたいな奴がいるのも事実だろ? …完全に正規軍からドロップアウトした俺みたいな奴を含めてな」
クロウ「納得だ」
シュワルツ「そして、お前達に同行したおかげで嫌という程、アロウズの汚さを見せられた」「ついでに、奴等と戦うお前達の存在が黙殺されているという現実もな」
タケル「でも、シュワルツ少佐や大塚長官のように連邦軍の中にもアロウズのやり方に反対する人は絶対にいるはずです」「その人達と力を合わせれば、きっとこの状況を変える事が出来ます」
クロウ「どうだろうな…。長いものに巻かれろってのが普通の人間の生き方だ…」
木下「そうですよ。寄らば大樹の陰、就職するなら大企業です」
ワッ太「じゃあ、木下さんがいるって事は、うちって大企業なんだね」
木下「…現実は、いつも厳しいものです」
クロウ「どんまいだ、木下。これからワッ太をもり立てて、会社を大きくすればいいのさ」
木下「さすが借金が一気に倍額になった男の言葉は重みがありますな」
クロウ「…現実とは、いつも厳しいもんだな…」
ワッ太「あれ? そう言えば、正太郎と鉄人は?」
宇宙太「正太郎なら、ちょっと前に先に日本へ向かうために出発したぜ」
恵子「鉄人の細かい調整を敷島博士にしてもらうんだそうよ」
勝平「とか何とか言っちゃって本当はマッキーに会いにいったんだろうぜ」
渓「マッキーって?」
ワッ太「正太郎のガールフレンドだよ。結構、可愛いんだぜ」
木下「やるものですな、近頃の小学生は」
渓「クロウは女嫌いの治し方を正太郎に教わるといいかもね」
クロウ「…ほんと…一手ご教授願いたいぜ」

日本
東京

  ~敷島家 居間~
マッキー「お帰りなさい、正太郎君。今回はゆっくり出来そうなの?」
正太郎「それはわからないな。鉄人の調整が終わったら、またすぐに出かけなくちゃいけないかも知れない」
マッキー「つまんないな。ZEXISに入ってから、正太郎君…あんまり帰ってこないから」
正太郎「ごめんよ、マッキー」
マッキー「冗談よ。正太郎君やパパは平和のために悪い奴と戦ってるんだもんね」「私だって、ちょっと寂しいぐらいは我慢しなきゃ」
正太郎(マッキー達は今、世界がアロウズによって支配されつつある事は知らないんだ…)(マッキーのためにも頑張って平和を取り戻さないと)
マッキー「でも、大丈夫よ。うつにはとっても頼もしいボディーガードがいるから」
正太郎「番犬でも飼う事にしたの?」
マッキー「何言ってるのよ、ブラックオックスよ」
正太郎「そうか。オックスは、この家で色んな事を勉強しているんだね」
マッキー「すごいのよ、オックスは。ちゃんと私やパパの言う事もわかるようになったし…」「最近はコクボウガーの飯塚さんに鍛えてもらってるのよ」
正太郎「へえ、すごいな。赤木さんの先生も協力してくれてるのか」
マッキー「実はね、この家の新たなメンバーはオックスだけじゃないのよ」
〔ドアノブを回す音〕
ローレライ「マッキーさん、お茶を淹れてきました」
正太郎「君は!」
ローレライ「ローレライ・ハインリッヒです。ドイツでは、お世話になりました」
マッキー「驚いたでしょ、正太郎君」
正太郎「どういう事なの、これって?」
マッキー「私はクッキーを持ってるくから、詳しい話はローレライから聞いてね」
〔ドアノブを回す音〕
ローレライ「マッキーさん…正太郎さんが帰ってくるから張り切ってクッキーを焼いてましたよ」
正太郎「…君は、あのローレライなんだよね」
ローレライ「はい」
正太郎「でも、君はドイツでマジンガーZに…」
ローレライ「あの時、私は瀕死の重傷を負いましたが、不乱拳博士に助けられたんです」
正太郎「不乱拳博士に?」
ローレライ「パパと不乱拳博士は昔からの研究仲間だったそうで、共に心を持ったロボットを造ろうとしていました」「その縁で博士は、あの時もお城の近くまで来ていたんです」
正太郎「そうか…。ドナウα1もブラックオックスもロボットだけど、心を持っているのは同じだ」
ローレライ「不乱拳博士は私の傷を治してくれただけでなく、こうしてローレライの身体に戻れるようにもしてくれたんです」
正太郎「…君は今でもマジンガーZと戦う事を望んでいるの?」
ローレライ「パパは最後の瞬間まで私がマジンガーZを倒す事を願っていました」「私も最初は傷が治ったら、再びマジンガーZに挑むつもりでしたが、不乱拳博士にこう言われたんです」「何も考えずに誰かの望むままに生きるのはただのロボットと同じだって」
正太郎「………」
ローレライ「だから、私…考えました。ずっとずっと考えました」「そして、一度死んだも同じなら、今度は自分の望むままに生きようと決めました」
正太郎「じゃあ…!」
ローレライ「もう私はマジンガーとは戦いません。弟同然のオックスの面倒を見る事が今の私の一番の楽しみです」
正太郎「よかった。甲児さんとシロー君もきっと喜ぶと思うよ」
マッキー(顔グラは真っ黒)「きゃあっ!」
正太郎「マッキーの声だ!!」
〔ドアノブを回す音〕
ブランチ「待っていたぞ、金田正太郎」
正太郎「ブランチ!」
マリリン「駄目よ、ボク。あなたが暴れると可愛いガールフレンドちゃんがどうにかなっちゃうわよ」
マッキー「正太郎君!」
正太郎「卑怯だぞ、お前達! マッキーを人質に取るなんて!」
マリリン「いい…! すごくいい! いかにも正統派の少年ヒーローっぽくて!」
正太郎「お前はファイアバグの隊長だな…! 何故ブランチと手を組んでる!?」
マリリン「今回は任務遂行のためよ。私って目的のためなら、使えるものは何でも使うタイプなの」
ブランチ「俺達の利害は一致しているというわけだ」「さあ、金田正太郎。鉄人を操縦するVコンを渡してもらおう」
正太郎「何っ!?」
マリリン「いやとは言わせないわよ。可愛いマッキーちゃんのためにもね」
ブランチ「さあ! 早くVコンを俺に渡すのだ!」
正太郎「くそっ…! くそぉぉぉぉぉぉっ!!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「奪われた鉄人」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
飯塚「いいぞ、オックス! もう一本だ!」
ブラックオックス「!」
〔ブラックオックス&飯塚、交差〕
飯塚「その調子だ。お前はなかなかに見所があるぞ」
ブラックオックス「~!」
飯塚「はっはっは、可愛い奴だ。どこぞのアカテンより、よっぽど教え甲斐があるってもんだ」
ブラックオックス「!?」
飯塚「どうした、オックス?」
〔敵ユニット出現〕
〔ブランチ、後退〕

飯塚「鉄人か…。どうやら調整は終わったようだな」
〔通信の開く音〕
敷島「飯塚さん! あの鉄人はブランチが操縦しているものです!」
飯塚「何ですって!? ロボットマフィアにVコンと鉄人を奪われたのですか!?」
敷島「その通りです! オックスとコクボウガーで鉄人を止めてください!」
飯塚「わかりました! 鉄人を悪の手先にするわけにはいきません!」
正太郎「聞こえるか、オックス! 僕だ、正太郎だ!」
ブラックオックス「!」
〔ブラックオックス、前進〕
正太郎「いいぞ。ちゃんと僕の事を覚えていてくれたんだな」「いいか、オックス。僕が指示を出すから鉄人と戦うんだ」
ブラックオックス「!!」
ローレライ「正太郎さん! 私も戦います!」
マッキー「駄目よ、ローレライ! あなたはもう普通の女の子なんだから!」
ローレライ「でも、あの人達は私の友達のマッキーさんにひどい事をしました!」「私もオックスと一緒に悪い奴と戦います!」
正太郎「わかったよ、ローレライ。でも、無理をしては駄目だよ」
ローレライ「はい!」「来い、ドナウα1!」
〔味方ユニット出現〕
〔ドナウα1、ローレライがいる地点へ隣接〕

ローレライ「ドナウα1! 私とお前は今、一つになる!」
〔カーソル、ドナウα1へ移動〕
〔ドナウα1のパイロット、無人→ローレライへ変更〕
〔ローレライ、出力上昇〕
マッキー「ローレライ! こうなったら、私も応援するから頑張ってね!」
ローレライ「はい、マッキーさん!」
ブラックオックス「!♪!」
ローレライ「ありがとう、オックス。私を心配してくれるのね」「でも、大丈夫よ。お姉さんとして、あなたに戦いのお手本を見せてあげるわ」
ブランチ「フフフ、散々邪魔をしてくれた鉄人が、俺の手の内にある」「正太郎、それにブラックオックス! 俺に歯向かったお前達は鉄人で叩き潰してくれる!」
〔敵ユニット出現〕
飯塚「ブランチめ! ロボット軍団も連れてきていたか!」
正太郎「気をつけてください、飯塚さん! あいつの背後にはゲシュタルトという謎の敵もいます!」
ブランチ「さあ行け、鉄人! キィオウからお前は俺の下僕だ!」
飯塚「悪党め…! 鉄人を悪用する前にお縄につかせてやるぞ!」
正太郎「行け、オックス! 鉄人を押さえるんだ!」
ブラックオックス「!!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔味方戦艦出現〕
マッキー「正太郎君! ZEXISが来てくれたわ!」
ワッ太「どうなってんだ、これ? 鉄人とブラックオックスがケンカしてるのか!?」
正太郎「すまない、ワッ太! 鉄人のVコンをブランチに奪われてしまった!」
勝平「じゃあ、鉄人を操縦してるのはロボットマフィアなのかよ!」
マリン「リモコン操縦の弱点を狙われたか…!」
隼人「各機、出撃しろ。ブラックオックスを援護するんだ」
〈出撃準備〉
甲児「ドナウα1! どうして、あのロボットがここに!?」
正太郎「甲児さん、ローレライは僕達の味方です! オックスと一緒に戦ってくれます!」
甲児「本当なのか?」
ローレライ「今の私は自分の考えで自分の闘うべき相手と戦っています」
甲児「ありがとうな、ローレライ。俺も君と一緒に戦うよ」
ローレライ「はい! よろしくお願いします、甲児さん!」
ブランチ「来たか、ZEXIS…! お前達にも鉄人の力を思い知らせてやるぞ!」
〔敵ユニット出現〕
クロウ「アクシオ・バーグラー…! ファイアバグもからんでやがったか!」
正太郎「気をつけてください、クロウさん! あのマリリンという女の人も来ています!」
葵「悪党は悪党とつるむ。見ていて気持ちのいいもんじゃないわね」
闘志也「だったら、その腐った同盟を俺達が叩き潰してやるぜ!」
※※マップ上に赤木がいる場合のセリフ※※
飯塚「アカテンも出てきたか。これは俺も張り切らんとな」
※※マップ上に赤木がいない場合のセリフ※※
飯塚「アカテンは出とらんようだな。テストをしてやろうと思ったのに残念だ」

赤木「ご無沙汰してます、飯塚先生。お歳なんですから、後はZEXISに任せてください」
飯塚「そうもいかんな。お前より、ずっと出来のいい生徒のためにも手本を見せてやらにゃならん」
赤木「そんなのがいるんですか!?」
いぶき「赤木君より出来のいい子なんて結構いると思うけど…」
ゼロ「まずは鉄人を敵から奪い返す!」
隼人「油断するなよ。今の鉄人は悪の手先だ」
正太郎「鉄人…」
ワッ太「大丈夫だ、正太郎! 俺達で必ず鉄人を止めてやるから!」
ケンジ(頼むぞ、タケル。作戦の成功はお前にかかっている)
正太郎「よし、オックス! みんなと協力して、鉄人を取り戻すぞ!」
ブラックオックス「!!」

<ローレライvsブランチ(鉄人28号搭乗)>
ブランチ「ドナウα1か! シュトロハイムの亡霊が、この俺に楯突くとはな!」
ローレライ「黙りなさい、悪者! パパの最高傑作である私を馬鹿にする事はパパを貶めるのと同じ事です!」「私は正義のために戦います! それが心をを持ったロボットを造ろうとしたパパの正しさを証明すると信じて!」

<ブラックオックスvsブランチ(鉄人28号搭乗)>
正太郎「頑張れ、オックス! 相手が鉄人でも遠慮はいらないぞ!」
ブランチ「ブラックオックスめ! 俺の意のままにならないロボットなぞ、ひねり潰してくれるわ!」 

<飯塚vsブランチ(鉄人28号搭乗)>
ブランチ「地球連邦軍のスーパーロボットか! お前にも何度も邪魔されてきたな!」
飯塚「ロボットを悪事に使うお前にはきついお仕置きが必要だな」「ロボットで正義の味方をやろうとするアカテンの爪の垢を煎じて飲ませてやる!」

<ブランチ(鉄人28号搭乗)撃破>
〔敵ユニット撃破〕
ブランチ「馬鹿め! 自ら鉄人を破壊したか!」
正太郎「鉄人! 鉄人ーッ!!」
(→ GAME OVER

<ブランチ(鉄人28号搭乗)HP2000以下・敵増援2出現>
ブランチ「ええい、くそっ! 思うように操縦できんぞ!」
正太郎「お前みたいな奴に鉄人の力を引き出せるものか!」
ブランチ「ぬう! 生意気な口を!!」
タケル「そこまでだ、ブランチ!」
ブランチ「貴様は!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

タケル「衝撃波っ!!」
〔衝撃波の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブラント「うわっ!」
タケル「ブランチ、Vコンは返してもらうぞ!」
ブランチ「おのれ、明神タケル! よくもやってくれたな!」
マリリン「だらしないわね、ブランチ! こんな優男、蜂の巣にしてやるわよ!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、明滅〕

タケル「そんなものは俺には効かない!」
〔バリアの発生音〕
〔画面、フラッシュ〕

マリリン「ずっる~い! 銃弾まではじき返すんだ!」
ブランチ「くそっ! 恐るべき超能力だ!」
タケル「逃がさないぞ、ブランチ! ここで全てを話してもらう!」「お前の背後にいるゲシュタルトのメタールについて!」
ゲシュタルト「ハハハハハ! 無駄だ、マーズ!」
タケル「メタール! いつの間に!?」
ゲシュタルト「フフフ、私は常にお前の側にいる。そう…お前の心の中の恐怖や不安こそが私の住処だ!」
タケル「食らえ、衝撃波だっ!」
ゲシュタルト「そんなものは私には効かない!」
〔衝撃波の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

タケル「くそっ! 最大パワーでも傷一つつけられないなんて!」
ゲシュタルト「私に抵抗しても無駄なのだ、マーズ。…それより超能力を使い過ぎてはいないか?」
タケル「くっ!」
〔デビルリングの発動音〕
タケル「ぐっ…身体から力が抜けていく…」
ゲシュタルト「フフフフフ、そのデビルリングは超能力を使う事でお前の生命を蝕んでいく」「だが、心配する事はない。小間ね雄生命は、ここで終わるのだからな」
タケル「くっ…!」
ゲシュタルト「死ね、マーズ!!」
〔走り寄る足音〕
正太郎「危ない、タケルさん!!」
〔光線銃の銃声〕
ゲシュタルト「邪魔が入ったか」「フフフ、まあいい。マーズには、なるべく長く苦しみを与えてやらねばならんからな」
ブランチ「メタール殿…! 急がないとブラックオックスが来ます!」
ゲシュタルト「ブランチ、お前に最後のチャンスを与える。ここでマーズとZEXISを葬るのだ」
ブランチ「お任せください」
マリリン「これじゃ、私もパールファングを出すしかないわね」
〔走り去る足音〕
タケル「くっ…待て…」
正太郎「タケルさん! デビルリングって何なんです!?」
タケル「聞こえていたのか…」
正太郎「は、はい…」
タケル「正太郎…。この事は、みんなには秘密にしておいてくれ」
正太郎「でも…!」
タケル「頼む…!」
正太郎「タケルさん…」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔敵ユニット出現〕

ブランチ「金田正太郎、明神タケル! ここでお前達を始末する!!」
マッキー「正太郎君!」
正太郎「くっ! Vコンの再起動に時間が…!」
タケル「ガイヤー!!」
〔味方ユニット出現〕
〔ガイヤー、タケルのいる地点へ移動〕

〔ガイヤーのパイロット、無人→タケルへ変更〕
タケル「正太郎! 俺が時間を稼ぐ!!」
ブランチ「そんな小型ロボットでこのブランチロボ5号を止められると思うなよ!」
〔ブランチ(ブラントロボ5号搭乗)、タケルへ接近〕
〔タケルに爆発〕

タケル「ぐっ!」
マリン「どうした、タケル!」
闘志也「何やってんだ! 避けられない攻撃じゃないぞ!」
タケル「くそっ…!」
ゲシュタルト(ハハハハハ! マーズよ! デビルリングに怯える今のお前では力を発揮できまい)
タケル「黙れ、メタール!」
ブランチ「とどめだ、明神タケル!」
正太郎「タケルさん!」
〔光の珠、出現〕
〔光の珠、ブランチ(ブラントロボ5号搭乗)を通過〕
〔ブランチ(ブラントロボ5号搭乗)に爆発〕

ブランチ「何者だ、貴様!? 明神タケルの味方か!」
バラの騎士「我が名はバラの騎士」
タケル「バラの騎士…」
バラの騎士「死を恐れるな、マーズ。六神合体だ」
タケル「お前は…」
バラの騎士「急げ!」
タケル「よし…!」
〔味方ユニット出現〕
タケル「六神合体ーっ!!」
〔タケル、合体〕
ブランチ「しまった! ゴッドマーズに合体されたか!」
バラの騎士「それでいい、マーズ」
〔光の珠、離脱〕
タケル「バラの騎士…」
〔機構の稼働音〕
正太郎「Vコンが起動した! やるぞ、鉄人!!」
〔鉄人28号のパイロット、ブランチ→正太郎へ変更〕
〔正太郎、出力上昇〕
〔鉄人28号、正太郎のいる地点へ接近〕

正太郎「ブランチ! よくもやってくれたな! 今から、たっぷりお返ししてやる!」
ブランチ「ええい! 鉄人のコントロールを取り戻したか!」
マリリン「やっと役者が揃ったわね。ワクワクしちゃう」
クロウ「取り巻きに囲まれて花見気分でいるんじゃねえよ」
マリリン「だって私の本来の任務はZEXISの戦力の再調査だもん」「というわけで、みんな…。ちゃんと私を守ってね」
FB隊員「喜んで!」
FB隊員「俺達で姫をお守りするぞ!」
クロウ「…付き合っちゃいられねえぜ」
ブランチ「金田正太郎! もう俺にも後がない! 今日こそはお前を倒してみせる!」
正太郎「そうはさせるな、ブランチ! お前みたいな悪い奴に操られて鉄人も怒っているんだ!」「お前に見せてやるぞ! 敷島博士に調整してもらった鉄人の新たな力を!!」

<ローレライが戦闘>
ローレライ「私は心を持ったロボットとして正しい事は何なのかを考えて行動します!」「あなた達は悪い人です! だから、私はあなた達と戦います!」

<ブラックオックスが戦闘>
正太郎「すごい…! すごいぞ、オックス! 完全に僕の言う事を理解して戦えるようになったんだ!」
飯塚「俺が鍛えてやったからな。オックスはもう一人前のロボットだ」
正太郎「ありがとうございます、飯塚さん!」「よし! 行け、オックス! お前の力を悪い奴等に見せてやれ!」

<飯塚が戦闘>
飯塚「世界が大変な事になってるのに自分の事しか考えていない悪党ってのはどこにでもいるもんだ!」「軍人の仕事は平和を守る事だ…! よって、お前達の相手をしてやる!」

<クロウvsマリリン>
マリリン「久しぶりね、フラフラちゃん。新しいマシン、ステキじゃないの」
クロウ「お前に言われるまでもなくリ・ブラスタは最高の相棒だ」
マリリン「えーっ!フラフラちゃんの最高のパートナーはマリリンじゃなかったの!?」
クロウ「おぞましい冗談はやめろよ、化け猫。お前一人の存在で、俺は世界中の女が怖くなっちまったんだからな…!」

<正太郎vsブランチ(ブランチロボ5号搭乗)>
正太郎「ブランチ! お前に苦しめられた人達の怒りを思い知れ!」
ブランチ「父親の仇を討つというのか! 健気なものだな!」
正太郎「お父さんのためだけにお前と戦うじゃない! 僕と鉄人は世界の平和のために戦うんだ!」「覚悟しろ、ブランチ! お前では引き出せなかった鉄人の本当の力をお見舞いしてやるぞ!」

<タケルvsブランチ(ブランチロボ5号搭乗)>
タケル「ブランチ! お前にはゲシュタルトの正体を話してもらうぞ!」
ブランチ「お前にそれが出来るかな! 自慢の超能力がお前の生命を縮めるのだとしても!」
タケル「俺はデビルリングの恐怖を超えてみせる! 俺の戦いは宇宙が平和になる日まで続くのだから!」

<マリリン撃破orHP10000以下>
※※撃破の場合、セリフ追加※※
〔マリリンに爆発〕
※※※※※※※※※※※※※※※※

マリリン「とりあえず任務完了っと。後はデータを届ければ万事OKね」
クロウ「逃げる気か、マリリン!?」
マリリン「がっつかないの、フラフラちゃん。どうせ、あんた達とは本気でやりあう事になるんだから」「今の皇子様、ちょっと怖いわよ。これからはさらに楽しい事になりそうネ❤」
〔敵ユニット離脱〕
シモン「皇子が…戦いに本腰を入れるというのか…」
ロジャー「それは、インサラウムとの全面戦争を意味するのかも知れない」
クロウ「こいつは面倒な事になりそうだぜ…」

<ブランチ(ブランチロボ5号搭乗)撃破・勝利条件達成>
〔ブランチ(ブランチロボ5号搭乗)に爆発〕
ブランチ「ええい! このブランチロボ5号でも勝てないのか!」
正太郎「観念しろ、ブランチ! 今日は絶対に逃がさないぞ!」
赤木「気をつけろ、正太郎! 何か来るぞ!!」
〔敵ユニット出現〕
タケル「メタール!」
ブランチ「おお、メタール殿! 助けにきてくれたのですか!」
ゲシュタルト「死ね、ブランチ」
ブランチ「な、何と!?」
ゲシュタルト「ハハハハハ! お前のロボットには高性能爆弾が装備されている。それでZEXISを道連れに死ね」
ワッ太「あいつ、自分の仲間を爆弾にするのかよ!」
勝平「この野郎! やっていい事と悪い事があるだろうが!」
ブランチ「メ、メタール殿…」
ゲシュタルト「拒否した場合は私がお前を処刑するだけだ。最後ぐらいは私の役に立て」
正太郎「脱出するんだ、ブランチ!」
ブランチ「正太郎…」
正太郎「あいつの攻撃からは僕達が守る! お前はちゃんと裁判を受けて、そこで罪を償え!!」
ブランチ「………」「…仲間だと思っていた者から死ぬのを迫られ、敵に助けられるとはな…」
ゲシュタルト「早くしろ、ブランチ。私に処刑されたいのか?」
ブランチ「俺はロボットマフィアの首領、ブランチだ! お前の言いなりになってたまるものか!」
〔ブランチ(ブランチロボ5号搭乗)、ゲシュタルトへ隣接〕
正太郎「ブランチ!」
タケル「メタールを道連れにする気か!?」
ブランチ「明神タケル! メタールの背後には、もっと大きな力がある!」
タケル「何っ!?」
ブランチ「メタールの上には暗黒の力を統べる2人の人物がいる! そいつ等が全ての黒幕だ!」
ゲシュタルト「ブランチ、貴様!!」
ブランチ「うおおおおっ! 俺をなめるなよ、メタール!!」
〔ブランチ(ブランチロボ5号搭乗)、自爆〕
〔画面、フラッシュ〕
〔ゲシュタルトに爆発〕

ゲシュタルト「くっ! ブランチめ!」
タケル「待て、メタール!!」
ゲシュタルト「マーズよ、今日のところは退いてやる。その生命、次の機会まで預けておくぞ」
〔敵ユニット離脱〕
正太郎「ブランチ…」
クロウ「悪党は悪党なりに許せない一線ってのがあったんだな」
いぶき「首領を失ったロボットマフィアはこれで大人しくなるのかな…」
青山「どうでしょうね…。あのゲシュタルトのメタールって奴が直接、指揮を執るかも知れませんよ」
タケル(メタールの背後にいる2人の黒幕…。それが暗黒の力を操る者か…)(そして、あのバラの騎士…。いったい彼は何者なんだ…)
扇「ゼロ! 大塚長官から緊急連絡だ!」
ゼロ「メメントモリに動きがあったか…!?」
扇「い、いや、違う…。地球連邦軍の一部がアロウズに対してクーデターを起こしたそうだ!」「クーデター一派はアフリカタワーを占拠したらしい!」
ゼロ「何だと…!?」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~タワー 格納庫~
敷島(ゲッター)「素晴らしいな、ブラックオックスは…! まさにロボットを超えたロボットだ!」
敷島(鉄人)「オックスは知能は3歳児程度ですが、正義を愛する心を持っています」「きっとZEXISの一員として世界の平和のために戦ってくれるでしょう」
正太郎「じゃあ、博士…」
敷島(鉄人)「オックスもZEXISに参加させるつもりだ。正太郎君、君が面倒をみてあげてくれ」
正太郎「わかりました」
飯塚「オックスは俺にとっても可愛い生徒だ。仲良くしてやってくれよ」
赤木「了解です、先生。兄弟子として、あいつの事を可愛がってやりますよ」
いぶき「精神年齢から考えて、赤木君といいコンビになりそうね」
赤木「ちょ、ちょっと! いぶきさん!」
ローレライ「飯塚さん、オックスは私がちゃんとしつけますから、安心してください」
飯塚「そうか、ローレライ。お前もZEXISと一緒に行くのか」
ローレライ「敷島博士も許してくれました。私も平和のために戦います」
甲児「いいのかい、ローレライ?」
ローレライ「自分で決めた事です」「そして、この世界が平和になったら、その時こそ、ただのローレライとしてシロー君に会いにいくつもりです」
甲児「わかったよ、ローレライ。シローのアニキとして、君の事は俺が守る」
ローレライ「ありがとうございます、甲児さん」
飯塚「お前達…アフリカへ行くのか?」
タケル「大塚長官から現場へ向かい、場合によってはクーデターを鎮圧するように指示されました」
飯塚「そうか…」
赤木「先生はアロウズの事を…」
飯塚「そこまでだ、アカテン。俺は一軍人として、命令に従うだけだ」「日本の事は俺とコクボウガーに任せておけ。お前達は世界の平和を頼むぞ」
赤木「わかりました。オックスやローレライと一緒に全力で頑張ってきます」
タケル(メタールの背後にいる2人の黒幕…。それが俺の本当の敵か…)
正太郎「タケルさん…」
タケル「正太郎、男と男の約束だ。デビルリングの事はみんなには黙っていてくれ」
正太郎「…わかりました。でも、タケルさんに何かあったら、僕は…」
タケル「大丈夫だ、正太郎。俺はデビルリングなんかに負けはしない」
甲児「どうした、タケル? 正太郎とナイショ話か?」
タケル「これからも頑張って戦っていこうって話をしていたのさ」
赤木「本当に真面目だな、タケルは」
いぶき「ところで、あのバラの騎士って何者?」
さやか「しゃべり方の感じからは、男性のようだったけど…」
タケル「俺にも全く心当たりがないんだ。…ただ…」
甲児「ただ…?」
タケル「あの声…俺の心に直接響いてくるような懐かしさがあった…」
正太郎「じゃあ、タケルさんの知り合いなんですか?」
さやか「でも、そうだとしたら、あんな風に顔を隠している理由は?」
タケル「わからない」「だけど、バラの騎士は俺達の味方だ。それだけは間違いない」
甲児「お前がそう言うんなら、俺達もそれを信じるさ」
赤木「おしゃべりは、ここまでだ。そろそろアフリカに向けて出発するぞ」
いぶき「正規軍のクーデター…。やっぱりメメントモリがきっかけかしらね」
甲児「頼むぜ、宇宙部隊…。アロウズにあんな兵器を持たせておくわけにはいかないからな…」
【シナリオエンドデモ終了】


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