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No.4
竹尾ゼネラルカンパニー奮戦記

【シナリオデ開始】
日本
東京

  ~敷島家 応接間~
〔ドアノブを回す音〕
正太郎「ただいま、マッキー」
マッキー「お帰りなさい、正太郎君。シンガポールでは、お疲れ様」
正太郎「これ…お土産。ランカ・リーのサインだよ」
マッキー「うわぁ、ありがとう! 正太郎君、ちゃんと私のリクエスト、覚えててくれたんだ」
正太郎「へへ…まあね」
マッキー「ねえ、正太郎君…。鉄人の格納庫にもう一台、ロボットが来てたみたいだけど…」
正太郎「マッキーも研究所においでよ。紹介したい人がいるんだ」

  ~鉄人28号 格納庫~
敷島「エスター君、ブラスタEsの整備は私が責任を持って行なおう」
エスター「ありがとうございます、敷島博士」
敷島「バトルキャンプの方が受け入れ態勢が整うまでは、君もこの家で暮らすといい」「正太郎君が済んでいる離れに君の部屋も用意しよう」
エスターすいません。何から何まで、お世話になってしまって」
敷島「いやいや。こちらこそ、シンガポールでは正太郎君を助けてもらったんだ」
エスター「助けてもらったのは、どちらかと言うと、あたし達でしたけどね」「でも、驚きましたよ。敷島博士の自宅のテニスコートの下が鉄人の格納庫だったなんて」
敷島「ここは私の研究所も兼ねているからね。鉄人もここで造られたんだ」「正太郎君のお父さんの金田博士は太陽エネルギー転換装置を開発した立派な科学者だった」「その友人だった私は、彼の研究を引き継いでこの鉄人28号を完成させたんだ」
エスター「引き継いだって…」
敷島「…金田博士は研究所の事故で亡くなられている。その後、既にお母さんを亡くしていた正太郎君は私達と暮らすことになったんだ」
エスター「そうだったんですか…」「でも、正太郎は立派ですよね。まだ小学生なのにICPOの捜査官をやってるなんて」
敷島「金田博士は、鉄人が平和のために使われる事を願っていたからね。正太郎君は、その遺志を継いで戦っているんだ」「クラッシャー隊の所属になってもその気持ちは変わらないだろう」
エスター「あたしも頑張りますよ。正太郎と一緒に」
敷島「だが、しっかりしているが、正太郎君は、まだ子供だ」「エスター君、私からのお願いだ。もしもの時は正太郎君を助けてやってくれ」
エスター「わかりました、博士。そのもしもの時は、あたし…全力でやります」
敷島「ありがとう、エスター君」
〔走り寄る足音〕
マッキー「パパ! そちらが次元獣バスターさん?」
敷島「こら、牧子。お客様に挨拶もしないで…」
エスター「パパって事は…敷島博士の娘さん?」
マッキー「はい。私、敷島牧子っていいます」
正太郎「あだ名はマッキー。ちょっとオテンバな所が欠点かな」
マッキー「もう! 正太郎君ったら!」
エスター「仲がいいんだね。…あたしはエスター・エルハス。よろしくね、マッキー」
マッキー「こちらこそよろしくお願いします、エスターさん」
〔通信のコール音〕
敷島「…牧子、お友達が遊びにきたようだよ」
マッキー「いっけない! すっかり、約束を忘れてた!」
正太郎「誰が来たんだい、マッキー?」
マッキー「かおるちゃん達よ」

  ~敷島家 応接間~
勝平「ふえ~…」
ワッ太「あんまりジロジロ見るなよ、勝平」
勝平「だけどよ、ワッ太。家にテニスコートやヘリポートもあるなんてすごいじゃねえか…!」
かおる「マッキーのお父さんの敷島博士は有名な科学者で、ここはその研究所も兼ねてるそうなんです」
勝平「へえ…そうなんだ、かおるちゃん」
ワッ太「勝平! あんまりかおるちゃんにくっつくなよ!」「だいたい、マッキーとテニスをする約束したのは俺とかおるちゃんなんだぜ。どうして勝平がついてくるんだよ」
勝平「いいじゃねえかよ、暇なんだから」
かおる「勝平さんはワッ太君の会社の特別社長さんなんですよね? お仕事はないんですか?」
勝平「それがよ、この一ヶ月間、竹尾ゼネラルカンパニーはまったく出動がないんだ」
ワッ太「そうそう。おかげで我が社の経営は大ピンチ…」
勝平「ま…いつも通りって言えば、いつも通りだけどよ」
ワッ太「他人事みたいに言うなよな! 勝平や宇宙太さん達の生活費はうちの会社の儲けから出てるんだぜ!」
勝平「悪い、悪い。仕事が来たら、頑張るよ。…来たらの話だけどよ」
ワッ太「ちぇ…社長の苦労も知らずにのん気なもんだぜ」
〔ドアノブを回す音〕
マッキー「お待たせ、かおるちゃん」
正太郎「あれ…ワッ太も来てたんだ」
ワッ太「よう、正太郎。日本に戻ってたんだな」
勝平「こいつもワッ太の友達か?」
ワッ太「そう言えば、勝平は正太郎に会うのは初めてだったな」「こいつは金田正太郎。俺のクラスメートだけど、ICPOの捜査官なんだぜ」
勝平「もしかして、お前が噂の鉄人28号の操縦者か…!」
正太郎「はい。…神勝平さんですよね。ワッ太から、お話は聞いてます」
勝平「すごいな、お前達のクラス…。小学生社長と小学生刑事かよ」
かおる「でも、正太郎君はICPOの仕事をしながら、ちゃんと宿題をやってきてるから、美重子先生も褒めてるのよ」
マッキー「そうそう。問題児は小学生社長の方ね」
ワッ太「うへえ…厳しいな、マッキーは」「正太郎…お前にはたまには宿題、サボれよ。そうすれば、美重子先生も俺に少しは甘くなるかも知れないしよ」
正太郎「何言ってるんだ、ワッ太。悪人を捕まえるICPOがズルなんて出来るわけないだろ」
ワッ太「そいつはごもっとも…」
マッキー「はいはい、言い合いはテニスで勝負をつけましょうよ」
マッキー「正太郎君も帰ってきたし、混合ダブルスが出来るわね。勝平さん、審判をお願いしていい?」
勝平「…いいけどよ…」
マッキー「勝平さん?」
勝平「ワッ太にはかおるちゃん、正太郎にはマッキー…。俺のブスペアとはえらい違いだぜ」
〔モニターの開く音〕
大塚「正太郎君、そちらにいるかね?」
正太郎「どうしました、大塚長官?」
大塚「事件が起こった。都心でロボットが暴れてその隙に宝石店が襲撃された」
正太郎「もしかして…」
大塚「そうだ。犯人はおそらくブランチ率いるロボットマフィアだ」「宝石店を襲った犯人は逃亡しているが、警察が追っている」「正太郎君は万一の事態に備えて、鉄人の出撃準備をしていてくれ」
正太郎「わかりました、長官」
〔モニターの閉じる音〕
正太郎「ブランチめ…。シンガポールの誘拐事件は失敗したのにまだ懲りていないのか…」
勝平「なあ、正太郎…ここでじっとしてるのか?」
正太郎「え…?」
勝平「お前、、ICPOの捜査官なんだろ? だったら、犯人を捕まえにいこうぜ。俺とワッ太も手伝うからよ」
マッキー「でも、勝平さん…! どうやって犯人を追うんです!?」
勝平「それは俺に考えがある。まずは現場に行くぜ」
〔ドアノブを回す音〕
エスター「話は聞かせてもらったよ」
正太郎「エスターさん…!」
エスター「正太郎…あんたが行くんなら、あたしも行くよ」「あたしは、あんたのガードを頼まれたんだ。仕事も恋も一所懸命だよ」

ワッ太「…へえ、エスターさんってクロウの後輩なんだ」
エスター「まあね。ワッ太や勝平の事は、あいつから聞いてる」「特にワッ太には感謝してたよ。何度もご飯をご馳走してくれた大恩人だって」「それと、ワッ太のお母さんのコロッケと郁絵さんって人の手作りクッキーは絶品だって何度も言ってたよ」
ワッ太「大恩人だなんて言われると照れちゃうな。俺…大した事してないのに」「それに、もう十分にお礼もしてもらったしね」
エスター「お礼?」
ワッ太「3ヶ月ぐらい前にクロウが日本に来た時、うちの社員全員と母ちゃん達でお寿司をご馳走になったんだ」
エスター「お寿司!? あのセコケチが!?」
ワッ太「回転寿司だったけどね」「今は地道なサラリーマンできちんと給料が出るから、これまでのお礼をしたかったんだってさ」「専務には家で待ってる12人のお子さんのためにお土産まで持たせてたよ」
エスター「いいなぁ…」
ワッ太「エスターさんも、お寿司を食べたかったの?」
エスター「そうじゃなくて…! あいつとご飯を食べた事だよ…!」「あたしだって、綺麗な服を着て、あいつと一緒に出かけたり、美味しいものを食べたりしたいのに…」
ワッ太「エスターさん…?」
エスター「な、何でもない! 何でもないから、今のは忘れて!」
勝平「うるせえぞ、エスターの姉ちゃん! ちゃんと捜査に協力しろよ!」
エスター「捜査って…犬の散歩じゃないか…!」
勝平「何言ってんだ! 千代錦とジョナサンの鼻を頼りに犯人を追ってんだよ!」
千代錦「ワン!」
ジョナサン「ワン!」
ワッ太「本当にこんなやり方で犯人が見つかるのかよ…」
正太郎「警察の捜査でも、犯人はこの一帯に逃げ込んだらしいんだけど…」
ワッ太「こんな事になるんならmかおるちゃんやマッキーとテニスしてた方がよかったかもな…」
勝平「大丈夫だって! 『犬も歩けば、棒に当たる』って言うだろ? きっと犯人にぶち当たるって!」
エスター「その言葉…あいつも言ってたっけ」「よし…! やるよ、千代錦、ジョナサン! 犯人に当たるまで、歩くよ!」
千代錦「ワン!」
正太郎「………」
ワッ太「どうした、正太郎?」
正太郎「さっきのことわざ…やらなくていいことをやると、良くない事に遭うって意味もあるんじゃ…」
ジョナサン「ワンワン!」
市民(若者・男)「な、何だ、こいつは!?」
千代錦「ワン!」
〔画面、明滅〕
〔打撃音〕

市民(若者・男)「こ、この馬鹿犬! 何をする!?」
エスター「見て、正太郎! あいつのポケットから何か落ちた!」
正太郎「あれはダイヤモンド…!? 盗まれた宝石か!」
市民(若者・男)「ええい、金田正太郎! 俺を追ってきたか!」
正太郎「ブランチの一味か!」
勝平「やったぜ、千代錦! お前の鼻は世界一だ!」
千代錦「ワン!」
ワッ太「ジョナサンも、よくやった! 今夜は高級ドッグフードだ!」
ジョナサン「ワン!」
市民(若者・男)「くそっ! こんな所で捕まるわけにはいかない!」
〔走り去る足音〕
正太郎「本当に犯人に当たった…」
エスター「驚いてる場合じゃないよ! あいつ、車で逃げる!」
正太郎「行こう、みんな! 僕達で犯人を捕まえるんだ!」

  ~竹尾ゼネラルカンパニー~
柿小路「はぁ……」
厚井「…専務、またため息ですか?」
柿小路「仕方ないじゃありませんか。この一ヶ月、まともな仕事がないんですぞ」
木下「申し訳ありません、専務! この木下…営業担当係長として誠心誠意、職務に当たっているのですが…!」
柿小路「万丈君から連絡は来たかね?」
木下「そちらの方もさっぱりで…」
郁絵「万丈さんが新規顧客開拓のために出張に出て、もう2ヶ月ですか…」
厚井「うむ…。あれ以来、徐々に我が社の仕事は減り、ついに今月は受注ゼロか…」
郁絵「でも、常務…。これくらいのピンチは今までだってあったじゃないですか」
木下「そうですよ! こういう時こそ、パーッと行きましょう! パーッと!」
柿小路「………」
厚井「専務、郁絵君と係長の言う通りだ。気持ちが沈んでいては、全てが駄目になるぞ」
柿小路「それはもっともなんですが…」
郁絵「何か他に心配事でもあるんですか?」
柿小路「い、いや…! 何も!」
〔ドアノブを回す音〕
恵子「大変です、皆さん!」
厚井「おお、宇宙太君、、恵子君。学校は終わったのかい?」
宇宙太「それどころじゃないですよ! 早くテレビをつけてください!」
木下「はい、ポチっとな!」
〔モニターの開く音〕
ニュースキャスター「…宝石店を襲った犯人と見られる男は車を奪って、逃走中」「現在、少年が運転する車がそれを追跡している模様です」「その勇気ある少年をカメラが捉えた映像がこちらです」
正太郎「………」
木下「おお! あれは社長のお友達の正太郎君ではありませんか!」
郁絵「あの子って、確かICPOの特別メンバーなんですよね」
木下「なるほど…! だから、車を運転してるんですな!」
恵子「画面の助手席と後部座席を見てください!」
厚井「あ、あれはうちの社長! それに勝平君も!」
郁絵「千代錦ちゃんとジョナサンもいます!」
木下「さすがは社長。お友達の仕事をお手伝いしているんですな」
柿小路「何をのん気な事を言ってるんですか!」
木下「は、はい!」
柿小路「相手は犯罪者なのですよ! このまま社長と勝平君を危険な目に遭わせるわけにはいきません!」
厚井「しかし、街中ではシャトルで援護するわけにもいきませんし…」
柿小路「宇宙太君! 勝平君に連絡を取る方法はありますか!」
宇宙太「それは無理ですけど、あの正太郎ってのは、大塚長官の知り合いだって聞いた事があります」
恵子「大塚長官を間に通せば、あの子と話が出来ると思います」
柿小路「木下君! 大塚長官に電話を! 我々の力で社長をお救いしますぞ!」

  ~ブランチメンバー追跡中~
〔自動車のブレーキ音〕
エスター「だ、大丈夫なの、正太郎!」
正太郎「はい! 僕はICPOから特別に運転ライセンスをもらってますから!」
ワッ太「車を借りて、追いかけたはいいけれど、この後、どうするんだよ!?」
正太郎「どこかに追い詰める事が出来れば…」
〔通信のコール音〕
勝平「何の音だ!?
正太郎「僕の通信機です! 勝平さん、すいませんけど、僕の代わりに応答してください!」
勝平「了解だ! …はい、こちらはICPOの特別捜査官!」
大塚(顔グラなし)「その声…勝平君か!」
勝平「大塚長官じゃん! 久しぶり!」
大塚(顔グラなし)「話は後だ! 今から犯人を指定のポイントへ追い詰めてくれ!」
ワッ太「そこで捕まえるの!?」
大塚(顔グラなし)「そうだ! 全ては竹尾ゼネラルカンパニーにかかっている!」
ワッ太「え!?」

[「イベント「毎度お騒がせして申し訳ございません」]
ブランチメンバー「…くそっ! 金田正太郎…しつこい奴め…」
「だが、もうすぐブランチ様が救出部隊を送ってくれる…。そこまで、ここに潜んでいれば…」
柿小路「そうはいきませんよ!」
ブランチメンバー「何だ、お前は!?」
柿小路「やあやあ…遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ!」「我こそは竹尾ゼネラルカンパニー専務、柿小路梅麻呂なり!」「世間を騒がす犯罪者め! 神妙にお縄を頂戴しろ!!」
ブランチメンバー「老いぼれめ! どういうつもりか知らんが、わざわざ出てくるとは好都合だ!」「こうなれば、貴様を人質にして脱出するまでだ!」
〔走り寄る足音〕
宇宙太「専務! 準備はOKです!」
恵子「住民の皆さんの避難は完了しました! この公園にいるのは私達だけです!」
柿小路「よし! 郁絵君、今です!」
ブランチメンバー「なっ!? 足元が!」
〔画面、震動〕
[「イベント「トライダーG7発進」]
ブランチメンバー「う、うわっ! お、落ちるぅぅぅぅっ!!」
柿小路「チャンスです、常務、木下君! 賊を捕まえるのです!」
厚井「もう抵抗しても無駄だ。助けてやるから、大人しくお縄につけ」
ブランチメンバー「く、くそぉぉぉぉっ!!」
[「イベント「毎度お騒がせして申し訳ございません」]
〔走り寄る足音〕
ワッ太「専務! みんな!!」
柿小路「社長! ご無事でしたか!」
ワッ太「ブランチメンバーは!? 俺達でここに追い込んだはずだけど!」
厚井「それでしたら我々が捕まえました」
ブランチメンバー「くそっ…! 不覚!」
木下「はっはっは! この世に悪の栄えたためし無しです!」
正太郎「ありがとうございます、皆さん。おかげで犯人を逮捕できました」
柿小路「何の何の。社長が命懸けで頑張っておられたのですから社員も戦うのは当然の事です」
勝平「チェっ…! 最後は専務達に全部持ってかれちまったぜ」
エスター「すごい…! これが竹尾ゼネラルカンパニーなんだ!」
〔歓声〕
少年「やったぞ、竹尾ゼネラルカンパニー!」
市民(若者・男)「よ! 宇宙の何でも屋!」
木下「ははは! どうも、どうも! 温かいご声援、感謝感激雨あられです!」
柿小路「皆様、ご協力ありがとうございました。すぐに警察も来ますので、ご安心を」
〔通信のコール音〕
大塚(顔グラなし)「柿小路専務! 聞こえますか!」
柿小路「おお、大塚長官。賊ならば、我々が捕まえましたぞ」
大塚(顔グラなし)「大変です! ブランチがロボットを出してきました!」
柿小路「何ですと!?」
ワッ太「勝平、正太郎! エスターさん!」
エスター「うん!」
正太郎「ここからは僕達が戦おう!」

【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「太陽の使者鉄人28号」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ブランチ「民間企業風情が我々の邪魔をするとは…! 身の程というのを思い知らせてやる!」
〔味方ユニット出現〕
柿小路「世間を騒がす悪党め! 無法も、ここまでですぞ!」
ブランチ「何っ!?」
[「イベント「毎度お騒がせして申し訳ございません」]
郁絵「毎度お騒がせして申し訳ございません」「只今より、トライダー、発進いたします」「危険ですから、白線の外までお下がりください
[「イベント「トライダーG7発進」]
〔画面、フラッシュ〕
ワッ太「安全、確認…!」「発進!!
〔画面、発光〕
〔味方ユニット出現〕

ブランチ「トライダーG7か!」
ワッ太「お前と戦うのは俺達だけじゃないぞ!」
〔味方ユニット出現〕
正太郎「ブランチ! お前も大人しく逮捕されろ!」
ブランチ「おのれ、金田正太郎! どこまでもわれわれの邪魔をしてくれる!」
エスター「人に迷惑をかけるだけの犯罪者が言ってくれるよ!」
勝平「みんなが頑張って働いてる横でズルし金を儲けようとする奴等は赦せないぜ!」
ワッ太「行くぞ、ブランチ! 我が社の金庫…じゃなくて地球の平和を守るため俺達が相手だ!」
<戦闘開始>

<ブランチと戦闘or敵4機撃破or3PP・味方援軍1出現>

ブランチ「竹尾ゼネラルカンパニーが誇る二大ロボットと鉄人28号を以ってしてもこれだけの数の相手はつらかろう」
木下「失礼な! 我が社には、このシャトルもあるのですよ!」
エスター「それにあたしとブラスタEsもいる!」
宇宙太「だが、あいつの言う事ももっともだ。このままじゃ街に被害が広がる」
恵子「タケルさんや甲児さんがいてくれれば…」
勝平「うるせえ! あんな奴に弱みを見せるな!」
柿小路「そうですぞ、宇宙太君、恵子君! 竹尾ゼネラルカンパニーは決して諦めてはならんのです!」
ワッ太「専務の言う通り! 頑張れば、必ず道は拓ける!」
ブランチ「その減らず口、利けないようにしてくれる!」
エスター「レーダーに反応! 何か来る!?」
正太郎「ブランチの増援か…!」
郁絵「違います! これは…!」
〔味方ユニット出現〕
勝平「キングゲイナー! ゲイナーの兄ちゃんか!」
ワッ太「ガンダムDXもいる! ガロードさんなの!?」
ゲイナー「竹尾ゼネラルカンパニーの皆さん! 万丈さんの依頼で手伝いに来ました!」
木下「万丈君が!」
ガロード「見たところ、取込み中のようだな。早速、てを貸すぜ!」
サラ「憧れのヤーパンを悪い奴等の好きにはさせない!」
アデット「あたしは元シベ鉄警備隊だ。無法者には容赦はしないよ」
エスター「キングゲイナーとガンダムDX…。ZEXISのメンバーが来たんだ!」
ブランチ「ちいっ! またも邪魔者が現れたか!」
ガロード「ツイてなかったな、あんた…! 俺達が来たからには、もう終わりだ!」
ゲイナー「やるぞ、キングゲイナー! この日本が僕達の新たな戦いの場所だ!」

<ガロードが戦闘>
ガロード「待っててくれよ、ティファ! たんまり稼いで、すぐにお前の所に帰るからな!」「恨むなよ、悪党! お前達を倒して、俺は竹尾ゼネラルカンパニーで働くんだ!」

<勝平orワッ太が戦闘(戦闘後)>
ワッ太「ちょ、ちょっと、鉄つぁん! またミサイルが少なくない!?」
勝平「俺のザンボット3もだ!」
厚井「それは、その…」
柿小路「も、申し訳ありません、社長! 今回も経費節約のためにミサイルの弾数を削らせていただきました!」
ワッ太「えーっ! またかよ!」
勝平「そこまで経営状態、悪かったのかよ!」
厚井「社長、勝平君! 今日のところは接近戦を!」
勝平「ええい! こうなったら破れかぶれだ!」
ワッ太「とほほ…中小企業はツラいなぁ…」

<ゲイナーが戦闘>
ゲイナー「知っているぞ…! あいつ等はロボットを犯罪に使うマフィアだ!」「そんな連中に情けをかける必要はない! やるぞ、キング…ゲイナァァァァッ!!」

<サラが戦闘>
アデット「索敵はあたしがやる! 縦は任せるよ、サラ!」
サラ「アデット先生! 無理矢理、二人乗りをやってるんだから、あんまり暴れないでください!」
アデット「あたしだって、あんたとくっつくんじゃなく、ガウリの所に行きたいよ!」
ガウリ「そこまでだ、アデット。サラは我がガウリ隊のエースだ。しっかり、サポートしてやってくれ」
アデット「了解だ。任せておくれ、ガウリ」
ペロー「アデット先生を黙らせるなんて…。尊敬しますぜ、ガウリ隊長」
サラ「それじゃ行きますよ、アデット先生! ここで頑張らなきゃ、ヤーパンに来た意味がないんですからね!」

<エスターvsブランチ>
ブランチ「DMバスターか…! 俺達を次元獣と同じだと思うな!」
エスター「黙りな、悪党。下らない事を喋らない分だけあんたより次元獣の方がマシだよ」
ブランチ「貴様…俺を怒らせたいのか…!」
エスター「こっちは最初から怒ってるんだよ! 卑怯でセコくてズルい奴はあたしが叩き潰してやる!」

<勝平vsブランチ>
勝平「行くぞ、宝石泥棒! 俺とザンボット3が相手になってやる!」
ブランチ「フン…宝石など小さいものだ。俺はもっと大きなものを手に入れる!」
勝平「何だよ、そのお宝は?」
ブランチ「それは、この世界の全ての富だ! そして、いつか世界そのものを手に入れる!」
勝平「笑わせるな! そんな欲深野郎には、俺とザンボットがきついお仕置きをくれてやるぜ!」

<ワッ太vsブランチ>
ブランチ「竹尾ゼネラルカンパニーのトライダーG7! 乗ってるのは社長の竹尾ワッ太か!」
ワッ太「へへ…やっぱり、俺って有名人?」
ブランチ「どうだ、社長? 我々にトライダーG7を売らないか?」
ワッ太「え!?」
ブランチ「聞けば、経営状態はかなり悪いそうだな。お前の望む値段でトライダーを買ってやろう」「それとも会社ごと、俺の配下になるか?」
ワッ太「ふざけるな、悪党! 父ちゃんの遺してくれたトライダーを悪事になんか使えるかよ!」「もう怒ったぞ! 真面目に働く人間を馬鹿にしたお前は俺がやっつけてやる!」

<柿小路vsブランチ>
柿小路「常務、木下君、郁絵君! 行きますぞ!」
ブランチ「いい気合だ。サラリーマンをやらせておくには惜しいな」
柿小路「だまらっしゃい! 犯罪に手を染めた人間などに褒められても嬉しくも何ともありませんわ!」
厚井「専務の言う通りだ! 額に汗して働く人間の強さを教えてやる!」
木下「全国のサラリーマンの期待を背負い…」
郁絵「竹尾ゼネラルカンパニーがあなた達を止めます!」

<正太郎vsブランチ>
正太郎「覚悟しろ、ブランチ! どれだけ悪事を働こうと正しい心を持った人達がお前を必ず止める!」
ブランチ「正太郎め! 仲間を得て、気が大きくなっているようだな!」「まだ子供のお前に教えてやる! お前達がどれだけ力を集めようと人間の欲望を止める術はない!」「お前が仲間を得るのなら、この俺に力を貸す者も必ず現れる!」
正太郎「負け惜しみを言うな! 鉄人、ブランチをやっつけろ!」

<ブランチ撃破>
〔ブランチに爆発〕
ブランチ「ちいっ! さすがに形勢は不利か! 覚えていろ、金田正太郎とその仲間!」
〔敵ユニット離脱〕
ワッ太「誰が悪党の事なんか、覚えているかよ!」
勝平「一昨日来やがれってんだ!」
正太郎(すごい…。これだけの力が集まれば、ロボットマフィアも恐れる事はない)

<敵全滅・勝利条件達成>
ガウリ「終わったか」
ベロー「ヤーパンに出稼ぎに来たと思ったら、すぐに戦闘とはよ…」
サラ「文句を言わないの。あたし達は仕事を選べる立場じゃないんだから」
柿小路「あ、あの…その事なんですが…」
ゲイナー「どうしたんです? 随分と歯切れが悪いようですけど」
ガロード「何だよ、専務! まさか、はるばる南半球から来た俺達を追い返すつもりかよ!」
ワッ太「まあまあ、ガロードさん。とりあえず、色々と話も聞きたいから、うちに来てよ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~竹尾ゼネラルカンパニー~
ワッ太「…じゃあ、ゲイナーさん達は万丈さんの誘いでうちにアルバイトに来たんだね」
ゲイナー「暗黒大陸が閉鎖されてから、僕達も色々と大変だったんだ」
ガロード「俺やゲイナーは時空震動の中心から離れた位置にいたんで、次元の檻に閉じ込められる事はなかったんだけどよ…」「せっかく新しい国を作るんだって張り切ってたところだったからな。一気に見通しが変わっちまったぜ」
サラ「結局、ZEXISで暗黒大陸に残ったメンバーは散り散りになって新しい生活を始めたの」
アテッド「だけど、暗黒大陸がそんな状況じゃ他の土地に行くしかなくてさ…」
ガウリ「ロクな仕事にありつけず困ってたところで万丈に会ったんだ」
ベロー「いや~地獄に仏とは、まさにこの事だったぜ。万丈さん、日本行きの手配までしてくれてさ」
ワッ太「でも…」
柿小路「申し訳ありません、皆さん…! 遠路はるばる来てくれた古い知り合いにこんな事を言うのは心苦しいのですが…」「我が社の経営状況は大変苦しく…」
ゲイナー「え…」
ガロード「まさか…」
柿小路「現在の状況で、とても新たに社員を雇う余裕は…」
〔ドアノブを回す音〕
大塚「いやぁ、専務。犯人護送に手間取って申し訳ありませんでした」
柿小路「大塚長官…」
大塚「だが、良いニュースを持ってきましたぞ」
正太郎「何です、そのニュースって?」
大塚「近愛の竹尾ゼネラルカンパニーの活躍が認められて、クラッシャー隊の予算の申請が通ったんだよ」
ワッ太「って事は!?」
大塚「そう! クラッシャー隊は、竹尾ゼネラルカンパニーに専属契約を依頼する」
厚井「つまり…」
郁絵「それって…」
木下「やりました! 契約です! それも大口ですよ!」
ワッ太「やったよ、専務! これでみんなの給料が出る!」
柿小路「は、はい!  まさに逆転サヨナラ満塁ホームランです!」
ゲイナー「じゃあ、専務さん…僕達も…」
柿小路「はい! これから忙しくなりますから、皆さんの御力も貸していただきます!」
ゲイナー「やった…やったぞ! 働き口が見つかった!」
サラ「憧れのヤーパンでOL生活だ!」
ガロード「よっしゃ! バリバリ稼いで、ティファを迎えに行くぞ!」
ワッ太「すげえや! 一気に会社が大きくなった!」
アテッド「そういう事だ。よろしく頼むね、社長」
柿小路「良かった…本当に良かった…! 大塚長官、ありがとうございます!」
大塚「い、いえ…こちらとしても喜んでもらえて幸いです」
勝平「大げさだな、専務は…!」
木下「そうですよ。みんなで何とかやっていこうって言ってたじゃないですか」
柿小路「黙らっしゃい! 私は我が社の行く末を真剣に案じて…」
ワッ太「まあいいじゃないの、専務。今日はお祝いって事でさ」
勝平「そうそう! …よろしく頼むぜ、新入社員の諸君!」
ガロード「こっちこそな、先輩」
エスター「竹尾ゼネラルカンパニーにキングゲイナー、ガンダムDX…。すごいメンバーがどんどん集まってくる…」
正太郎「僕達もその一員なんです。僕達も頑張りましょう、エスターさん」
エスター「うん…! あたしだって負けていられないよ」
【シナリオエンドデモ終了】


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