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No.5A
広報2課の憂鬱

【シナリオデ開始】
日本
東京

  ~竹尾ゼネラルカンパニー~
サラ「…じゃあ、エスターのブラスタEsはクロウさんのブラスタの量産型なんだね」
エスター「うん。破界事変で得られた膨大な戦闘データをフィードバックし…」「高い戦闘力と確実なコントロール性を両立した安心の量産モデル。それがブラスタEsだよ」
ベロー「何だか、随分と説明的だな」
エスター「チーフにブラスタEsの事を聞かれたら、そう答えろって言われたんだよ」「あたしのブラスタEsは、売り込みのためのデモンストレーションモデルだって話だ」
宇宙太「なるほどな。だから、あんなに目立つ色をしてるんだ」
エスター「あたしは、もっと渋いのが好みなんだけどね」
ゲイナー「エスター…ブラスタEsもVXを使ってるの?」
エスター「VX…? ああ、ブラスタに積んであるあれね」「あれはすごく高いパーツなんで量産機には使わないって話だよ」
アデット(この様子では、エスターはVXの正体について知らないようだね)
ガウリ(あれは災いを呼ぶものだからな。関わらない方が彼女のためでもあるだろう)
ゲイナー「僕達…竹尾ゼネラルカンパニーに就職したけど、結局、クラッシャー隊で働く事になるんだね」
ワッ太「専属契約を結んだからね。基本的には、そっちの仕事がメインになるよ」
勝平「でもよじゃぐれ、次元獣やロボットマフィアは暴れてるけど、破界事変の時に比べれば、暇になるんじゃねえの」
恵子「そうね。地球連邦軍もあるんだし」
エスター(やっぱり、平和な日本ではアロウズやOZの内実はあまり知られてないんだな…)
正太郎「どうしたんです、エスターさん? 何か心配事でも…」
エスター「ううん、何でもない。あたしはいつだって仕事も恋も一所懸命だよ」
アデット「頭の悪そうなキャッチフレーズだね。さすがはクロウの弟子だ」
エスター「どういう事ですか、それは…!? あいつは…」
ワッ太「あいつは?」
エスター「…すみません。やっぱり、反論できません」
アデット「正直だね、あんた。気に入ったよ」「ま…クロウは頭は悪かったが、いい男だったよ」
エスター「ですよね!」
アデット「ふうん…なるほどね」
サラ「そういう事だったんだ」
エスター「あ…その…」
アデット「本当に正直だね、あんたは」
ワッ太「どういう事?」
エスター「こ、子供は知らなくてもいい事だよ!」
ワッ太「わかった! そういう風に言うって事はエッチな話だ!」
エスター「そ、そうじゃないっ!!」
ガロード「年下相手だろうとマジな所もクロウと同じだな」
宇宙太「ガロード、ティファは向こうに置いてきたのか?」
ガロード「まあな。さすがに先が見えない状況だったんで仕方なしだ」「ティファはロラン達と一緒に向こうで農業をやってるよ」
ゲイナー「ロランも出稼ぎに誘ったんだけど、畑で作物を育てたいって言ってた」
サラ「ホワイトドールも平和な世界なら必要ないって山に埋めちゃったのよね」「ハリー大尉やウィッツ達はそこの集落でじけいだんをやってるの」
恵子「大地と共に生きるなんてロランさんらしいですね」
宇宙太「ゲインさん達は?」
ゲイナー「ゲインさんは、もうちょっとローニンを楽しむって言ってた」「シンシアは働く気になれないってぶらぶらしてるよ」
宇宙太「お気楽な人達だな…」
勝平「でもよ、ガロードの兄ちゃん…。ランドのおっちゃんに聞いたけど…「前に金に困ってガンダムを売ろうとした事があったんだろ? 今回もそうすりゃよかったじゃん」
ガロード「俺だってティファと離れるぐらいならそうしようと思ったさ」「でもよ、『ガンダム』ってだけで買い手がつかなかったんだ」
ワッ太「どうしてさ? あんなに強いのに…」
エスター「『ガンダム』は反体制、反連邦のシンボルみたいなものだからね」「持っているだけで連邦に睨まれるんだろうさ」
勝平「じゃあ、ガロードの兄ちゃんはDXから降りるのか?」
ガロード「まさか。連邦に睨まれる事なんてのは最初から覚悟の上だ」「それに俺は、刹那やヒイロ達が悪党だとは、どうしても思えないしな。ガンダムが悪だなんてのはお門違いだぜ」
正太郎「わかります、ガロードさん。僕も同じ気持ちです」
ガロード「お…話せるな、小学生刑事。お前ともうまくやっていけそうだぜ」
ゲイナー「そう言えば、竹尾ゼネラルカンパニーは随分と経営が苦しかったみたいだけど、21世紀警備保障はどうなの?」
郁絵「向こうはうちと違って、大手ですからね。そういう心配はないようです」
ワッ太「お! 郁絵ちゃんが来たって事はオヤツの時間か」
郁絵「その通りです。お茶も入ってますから皆さん、どうぞ」
エスター「これが噂に聞く竹尾ゼネラルカンパニーのオヤツか。…随分とシケてるな」
郁絵「濡れセンベイっていうのよ」
エスター「美味しい…! もっともらっていいですか?」
郁絵「どんどん食べてね。たくさん用意したから」
エスター(う…もしかして、この笑顔でクロウも餌付けされてたのかも…)(でも、このオヤツの魅力…抵抗できない!)
木下「で、その21世紀警備保障ですが、業績はともかく、なかなかに複雑な状況らしいですよ」
ゲイナー「どうして木下さんが、それを知ってるんです?」
木下「いえね…先週、赤木君と飲みにいって、そこで散々グチを聞かされたんですよ」「広報2課のメンバー、相当にストレスを溜めてるようですよ」

日本
東京 21世紀警備保障

  ~21世紀警備保障 広報2課~
赤木「はぁ………」
いぶき「そのため息…うっとうしいよ、赤木君」
赤木「とは言いますけどね、いぶきさん…。これで戦闘報告書の書き直し3回目ですよ」
青山「再提出は毎度の事だろ?」
赤木「『あの人』は城田さん以上に厳しいんだよ。そりゃ俺だって誤字脱字は直すけどさ…」「戦闘時の各データを10秒単位で記入しろってそこまで必要なのか?」
いぶき「『あの人』、そういう所…細かいのよね」
青山「ま…『あの人』曰くそういうデータを記載する事が規定により決められているから…だからな」
赤木「そりゃ軍のやり方だろ。それを俺達に押し付けられても…」
大山「ストレス溜まってるみたいね、三人共」
谷川「そりゃそうでしょ。ヘテロダインが現れて、出撃する度に『あの人』にギャースカ言われまくれば」
中原「うるさく言われるのは戦っている時だけじゃないしね」
入江「帰還後の反省ミーティング…。まさに本当の地獄はこれからだ状態…」
石塚「悪い人ではないと思うんだけどね、『あの人』』も…」
田口「何というか…。昔の城田さんを思い出すよね」
伊集院「ウォーター&オイル。赤木とは水と油だね」
横沢「でも、今は『あの人』がうちの戦術アドバイザーだからね。ないがしろには出来ないよ」
〔ドアの開閉音〕
佐伯「おはようございます、皆さん」
赤木「おはようっス」
青山(露骨に攻撃的だな、赤木)
赤木(いいんだよ。こうなったら、徹底抗戦だ)
大杉「では、皆さん…。本日の予定について戦術アドバイザーの佐伯さんから説明してもらいます」
いぶき「夜間防災訓練への傘下についてですね」
佐伯「広報2課としては訓練に参加しますが、予定を変更してダイ・ガードとパイロット3名は社に待機とします」
赤木「どうしてですか!?」
青山「防災訓練へのダイ・ガードの参加は地域の住民との連携の強化、ならびに防災意識の向上を目的とするため…」「非常に有意義なものである…と、あなたの尊敬する戦術アドバイザー、城田さんもおっしゃってましたが?」
佐伯「城田さんが…?」
赤木「そうっスよ、佐伯さん。子供達もダイ・ガードを生で見られるのを楽しみにしてるんスから」
佐伯「これは西島専務の決定です。私は連邦軍から出向しているアドバイザーとして御社の意向にそうのみです」
大山(ねえ…何だか、最近、西島専務の発言力が大きくなってない?)
谷川(秘書課のあゆみの話では、あの人、マジで社長の座を狙って色々動いているらしいですよ)
佐伯「とにかくです。もうこれは決定事項です」「パイロットの3名を除いた課員のみ、防災訓練に参加してください」
赤木「その間、俺達は何をしてればいいんスか?」
佐伯「シミュレーターで私が考案した戦術パターンを習得してもらいます」
いぶき「また、それですか?」
赤木「前にも言ったっスけどね、佐伯さん。現場はパターン化しようにもその場その場で刻々と状況が変わるんです」
青山「パターン化した戦術にこだわるよりも臨機応変に状況に対応できるような運用法を練習した方がいいと思いますよ」
佐伯「あなた達は僕の提案する戦術に異議があるのですか?」
赤木「はっきり言って、あります」
佐伯「いい機会ですから、言っておきます。…私は前任の城田の後輩であり、彼を尊敬しています」「ですが、あなた達と接する事で彼は変わってしまった…。私はそれを苦々しく思っています」
赤木「どういう事スか、それ?」
佐伯「以前のあの人は、効率を徹底重視したやり方で部隊内の損耗率を抑える事にかけては並ぶ者がいない有能な指揮官でした」「それを放棄したかのような破界事変でのやり方を私は認めません」
赤木「佐伯さん…! あんたは城田さんの事を誤解しているよ!」
〔界震警報〕
いぶき「これって…!?」
青山「界震警報…! またヘテロダインが出るのか!」
中原「破界事変が終わってからは、それなりの発生頻度だったのに…」
谷川「この一ヶ月、多過ぎだよ!」
大杉「佐伯さん、課員とダイ・ガードも疲労が溜まっています」「ここは竹尾ゼネラルカンパニーに応援を頼んでは…」
佐伯「いえ、西島専務はダイ・ガードによるヘタロダインの殲滅を希望しています」「それに私の戦術プランがあれば、どのようなヘテロダインにも対応できるはずです」
大杉「はぁ…そうですか…。しかしですね…」
赤木「課長! ここで話をしている間にもヘタロダインが現れているかも知れないんス!」「行きましょう! そのためのダイ・ガードと広報2課なんですから!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「広報2課の憂鬱」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
青山「こんな東京の都心でヘタロダインを迎え撃つしかないとはな」
いぶき「大杉課長達が手分けして住民の避難に当たっているけど…」
赤木「こうなったら、なるべく早くヘテロダインを倒すしかないですよ」
いぶき「意気込むのはいいけど、状況を正確に把握してよね」
青山「連戦の影響でグレートノットパニッシャーはメンテ中だしな」
赤木「ダイ・ガードの真の必殺武器はグレートノットパニッシャーじゃない…!」
青山「まさか、お前…あれを言い出すんじゃ…!」
いぶき「そこまでよ、赤木君。ヘテロダインが来るわ!」
〔敵ユニット出現〕
〔ピラミッド、前進〕

赤木「来たな、ヘテロ野郎!」
佐伯「ダイ・ガードはその場で待機! 十分に敵を引き付けてから、迎撃プランを実行に移す!」
赤木「何を言ってるんスか、佐伯さん! そんな事をしてたら、街に被害が出ますよ!」
佐伯「既に住民の避難は、ほぼ完了している。人的な被害を気にする必要はない」「だったら、闇雲に突っ込んでダイ・ガードに余計な損害を出す事を避けるべきだ」
赤木「じゃあ、そのために街は…みんなが生活していた街は壊れてもいいって言うんスか!」
いぶき「迎撃プランというのを教えてください。それをすぐに実行します」
佐伯「それは…」
青山「もしかして、まだ決まってないんですか…?」
佐伯「だから、敵を引き付けてその間にデータを取るんだ!」
赤木「データなら、敵と戦いながらでも取れます!」
〔赤木、ピラミッドへ接近〕
佐伯「指示を無視する気か! それではダイ・ガードに損害が…」
赤木「街に被害が出るよりはマシでしょうが! 何のためにダイ・ガードが…広報2課が存在しているんです!?」
佐伯「う…!」
いぶき「データなら、技術部の百目鬼主任にリアルタイムで送信します」
青山「心配は要りませんよ、佐伯さん。赤木が無茶をしたら、俺達が止めますから」
赤木「いぶきさん、青山…」
青山「行こうぜ、赤木」
いぶき「言ったからには、やってみせなきゃね」
赤木「よぉし! ダイ・ガード、全速前進だ!」
<戦闘開始>

<ピラミッドHP70%以下or2PP敵増援1出現>

西島「佐伯君、ダイ・ガードは勝てるんだろうな?」
佐伯「それが…パイロットがこちらの指示を無視して…」
西島「広報2課の連中め…。社長の直属気取りで好き勝手をしおって…」
佐伯「待ってください、専務! 次元境界線が歪曲していきます!」
西島「また界震か…!」
佐伯「いえ、これは…!」
〔時空震動現象〕
〔敵ユニット出現〕
赤木「出た、次元獣だ!」
青山「ちっ…! 界震で次元の状況が不安定になったか」
いぶき「かなりの数がいるわよ。ヘタロダインの相手をしながら、奴等と戦うのは…」
赤木「それでもやるしかないんです…!」
青山「結局、それだな」
赤木「文句を言わないのか、青山?」
青山「そういう状況じゃないのは見ての通りだ」
いぶき「そうね。やるしかないのよね」
赤木「ヘテロダインも次元獣も、平和の敵はまとめてダイ・ガードが相手になる!」

<ピラミッドHP50%以下or敵増援1出現の次PP・味方援軍1&敵増援2出現>
いぶき「レーダーに反応…! これは…!」
〔味方ユニット出現〕
赤木「竹尾ゼネラルカンパニー! それにゲイナーやガロードも!」
ガロード「おっと、赤木さんよ! 俺やゲイナーも今は竹尾ゼネラルカンパニーの一員だぜ!」
青山「お前達、揃ってワッ太の所に就職したのか…!」
ワッ太「へへ…まあね。うちはクッラッシャー隊と専属契約したんで、社員も増員したってわけ」
いぶき「やるわねぇ…。万丈君がいないのに大した営業力だわ」
木下「何ですか、その言い方…! 竹尾ゼネラルカンパニーにはこの木下藤八郎がいるというのに!」
エスター「後にしてよ、木下さん! ここには次元獣もいるんだから!」
青山「もしかして、次元獣の出現を察知してクラッシャー隊が動いたのか?」
赤木「それにしては出動が早かったけど…」
〔モニターの開く音〕
城田「ヘテロダインの出現が確認された時点で私が出動を要請した」
赤木「城田さん!」
佐伯「城田さん! ヘテロダインは僕の指揮するダイ・ガードで十分に対応できました!」
城田「だが、事実として次元獣が出現した」
佐伯「それは不測の事態で…」
城田「それに対応するために戦力は柔軟に配備すべきだ。ましてや、相手がヘテロダインならばな」
佐伯「しかし…」
赤木「佐伯さん! 話なら後にしてください! また何か来ます!」
〔敵ユニット出現〕
いぶき「あのブルダモン…頭部の形状が違う…!」
城田「あれは、ここ最近、出現したタイプだ。特種の名で呼ばれている」
宇宙太「あの2体…動く気がないようだぜ」
恵子「こちらの様子を探っているのかしら…」
正太郎「どうやら、あの2体は互いをガードしながら、様子見をしているようです」
エスター「次元獣である事には変わりないんだ…! だったら、叩き潰すまでだよ!」
青山「随分と威勢のいい子だな」
いぶき「ブラスタに似た機体に乗ってるって事は次元獣バスターみたいね」
赤木「あの子が次元獣退治のプロなら、こっちはヘテロダイン退治のプロだ!」「ヘテロダインは俺達に任せて、みんなは周りの次元獣を頼む!」
勝平「了解だ、赤木の兄ちゃん!」
青山「久々の竹尾ゼネラルカンパニーとの合同作戦だな」
勝平「へへ…スーパーサラリーマン部隊ってところだ」
柿小路「では、赤木君のあの台詞が出ますな」
ワッ太「じゃあ、赤木さん! 気合を入れてよ!」
赤木「行くぞ、みんな! サラリーマンだって平和を守れるんだ!」
佐伯「………」

<勝平vsピラミッド>
勝平「行くぜ、クサビ野郎! 上から叩いて、地面にめり込ませてやる!」
宇宙太「お、おい! やめろ、勝平!」
惠子「そんな事したら、東京の地下が滅茶苦茶になっちゃうじゃない!」
勝平「っといけねえ! この下には地下鉄も走ってるんだよな!」「だったら、叩き潰すまでだ! 逃げるなよ、ヘテロダイン!」

<ワッ太vsピラミッド>
ワッ太「こんにゃろー! 日本にはダイ・ガードだけじゃなく俺達もいるんだ!」「覚悟しろよ、ヘテロダイン! 社員も増えた竹尾ゼネラルカンパニーの底力、思い知らせてやる!」

<正太郎vsピラミッド>
正太郎「あれがヘテロダインか…! 戦うのは初めてだけど…」「あいつを放っておいたら、街が破壊される! やるんだ、鉄人! ヘテロダインを叩くんだ!」

<ゲイナーvsピラミッド>
ゲイナー「ヘテロダインは日本の名物だって聞くけど…」「こんな迷惑なものにサラの憧れのヤーパンを壊させるわけにはいかないんだ!」

<赤木vsピラミッド>
赤木「待ちの戦法なんてやってる暇はないんだ…! こんな街中で戦う以上、一刻も早くヘテロダインを倒す!」
いぶき「今回ばかりは赤木君の突撃戦法もやむを得ないわね」
青山「いぶきさんのお許しも出たぞ、赤木! 今日は思い切りやれ!」
赤木「いぶきさんも青山も佐伯さんの指揮にストレス溜めてたみたいだな」「行くぞ、ヘテロダイン! 平和の敵はダイ・ガードが相手になる!」

<ピラミッド撃破>
〔ピラミッドに爆発〕
〔ピラミッド、回復〕

青山「駄目だ! フラクタル・ノットを外してる!」
いぶき「まずいわ! あいつ…電撃の出力をどんどん上げている!」
赤木「だったら、ダイ・ガードが奴を止める!」
〔赤木、ピラミッドへ隣接〕
赤木「行くぞ! 俺達の必殺の武器を見せてやる!」
〔赤木、ピラミッドへ攻撃〕
[イベント戦闘「赤木vsピラミッド」]
〔敵ユニット撃破〕
ワッ太「やったぜ、赤木さん!」
勝平「すげえ! さっきのが最強技か!」
赤木「その通り! 俺達3人の…いや、2課全員のチームワークがダイ・ガードの最強の武器だ!」
いぶき「あ~あ…」
青山「やっぱり、それだったか…」
赤木「行こう、いぶきさん、青山! みんながダイ・ガードを待ってるんだ!」

<ブルダモン全滅>
ゲイナー「何だったんだ、あの次元獣…。はぐれ次元獣とは別の種類なのか…」
ガロード「何だか薄気味悪い奴だったな」
エスター「心配いらないよ、ゲイナー、ガロード。あたしが全て叩き潰す」「そのためにあたしは次元獣バスターになったんだからね」

<敵全滅・勝利条件達成>
宇宙太「何となったな」
勝平「ヘテロダインはともかく、次元獣の方は楽勝だったぜ」
恵子「データを見ると、破界事変の時よりも次元獣の戦闘力は低下しているわ」
ワッ太「あいつ等…やる気ないの」
厚井「それについては次元獣の統率者である破界の王が倒されたためだと推測されています」
エスター「それ、うちのチーフも言ってた。破界の王は奴等のエネルギーの源みたいなものだって話だよ」
ガロード「要するに今の次元獣はカラッケツみたいなもんか」
赤木「いぶきさん、街の被害は?」
いぶき「ゼロってわけにはいかなかったけど、最小限に抑えられたわ」
柿小路「大杉課長から住民の皆さんも無事だとの報告が入っています」
赤木「よっしゃ!」
佐伯「赤木さん、あなたは…!」
赤木「お説教なら後で聞くっスよ。でも、、今は勝利を喜ばせてください」
佐伯「くっ…!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~21世紀警備保障 広報2課~
佐伯「…赤木さん、昨日の件について釈明してください」
赤木「釈明も何も一番いいと思える戦術をやったまでっスよ」
佐伯「それを決めるのは、戦術アドバイザーの私の役目です」
赤木「佐伯さんはアドバイザーなんですよね? アドバイスじゃなくて、命令するんですか?」
佐伯「そのために私は軍から派遣されたんです」
赤木「城田さんは俺達が納得するやり方で指揮をしてくれました」
左傾「あの人はあなた達に感化され過ぎています」
赤木「そういう問題じゃないでしょ…! どっちの言う事を聞くかじゃなくて、俺達は正しいやり方で戦わなくちゃならないんだ!」
佐伯「これ以上、あなた達がそういう態度を取り続けるなら私にも考えがあります」
赤木「また西島専務を出す気っスか…!?」
いぶき「完全に平行線ね…」
青山「今回は赤木と城田さんじゃなく、完全に広報2課と佐伯さんの対立ですけどね」
〔ドアの開閉音〕
横沢「みんな、広報2課は全員、役員会議室に集合だそうだよ」
赤木「役員会議室…!?」
いぶき「どうやら、本当に西島専務が動くようね」
青山「課員全員って事は下手すれば、広報2課は取り潰しかもな…」
赤木「ええっ!?」
伊集院「ジ・エンド…」
田口「サラリーマンなんだから、上からの命令には従わなくちゃね…」
石塚「とんでもない僻地に赴任させられたら、どうしようかな…」
赤木「どうなっちゃうんだ、広報2課は…」

  ~21世紀警備保障 役員会議室~
〔ドアの開閉音〕
大杉「…失礼します。広報2課、全員揃いました」
大河内「うむ…」
ワッ太「よ…赤木さん。昨日はお疲れ様!」
赤木「あれ…! ワッ太…社長!」
中原「ワッ太君だけじゃない。勝平君やゲイナー君やガロード君もいる」
大山「もしかいて、あっちの半ズボンの子…鉄人28号の正太郎君…」
入江「かわいい…」
谷川「ええっ!?」
いぶき「竹尾ゼネラルカンパニーのメンバーが勢揃いしてる…」
大塚「諸君、久しぶりだね。昨日の活躍はさすがだったよ」
城田「相変わらずのガムシャラぶりだな、赤木。周囲とのコンビネーションにもっと気を配らなければ、駄目だ」
赤木「城田さん…それに大塚長官も!」
城田「だが、よくやった。ダイ・ガードの活躍で被害は最小限に抑えられた」
赤木「はい…!」
佐伯「城田さん、これはどういう事なんです?」
大塚「それは私の口から説明しよう」「先ほど、地球連邦軍クラッシャー隊は21世紀警備保障と業務契約を結んだのだ」
赤木「って事は…!?」
大河内「そうだ。広報2課はダイ・ガードと共にクラッシャー隊に出向してもらう」
赤木「………」
ワッ太「どうしたの、赤木さん?」
勝平「赤木の兄ちゃんの事だから大喜びすると思ったけどよ…」
赤木「社長…ダイ・ガードをクラッシャー隊に預けるって事は、また戦いが起きるんですか?」
大河内「………」
赤木「だとしたら、俺…素直には喜べません」
城田「では、どうする?」
赤木「決まってますよ。ダイ・ガードが何かの役に立つんなら、その力でみんなの平和を守ります」
大河内「それでいい。全力を尽くしたまえ」
赤木「はい!」
佐伯「大河内社長…! 21世紀警備保障としての業務はどうなさるおつもりです?」
大河内「そちらについては出来る範囲でやるまでだ。界震災害については、連邦軍の応援を頼む事になるだろう」
西島(大河内め…。いったい何を考えている…!?)(対ヘテロダイン業務を当社が独占すれば、より一層の利益が見込めるというのにそれを自ら放棄するとは…!)
大河内「西島専務、何か異論があるかな?」
西島「…いえ…社長の決定に従います」
城田「なお、私も本日付けでクラッシャー隊の参謀に就任した」
赤木「じゃあ、また城田さんの指揮で戦えるんですね…!」
城田「いや…私は本部での作戦立案がメインだ。現場は引き続き佐伯に任せる事になる」
赤木「え…」
佐伯「わかりました、城田さん。佐伯徹、クラッシャー隊の現場指揮を担当します」
城田「頼むぞ、佐伯」
佐伯「はい」
赤木「そうと決まったら、全力でやるだけだ…! よろしくな、みんな!」
いぶき「こうなっちゃったか…」
青山「俺達はサラリーマンですからね。上の指示に従う事にしましょうか、こういう時にはね」
エスター(この人達がダイ・ガードの21世紀警備保障…。噂のスーパーサラリーマンか…)
柿小路「またも21世紀警備保障さんとご一緒する事になりましたか…」
西島(柿小路専務…。以前の話…ご検討をよろしくお願いしますぞ)
柿小路(え…それは…その…)
西島(お互いのためです。それを考えれば、答えは明白なはずです)
柿小路(しかし…)
木下「どうしました、専務? 何だか顔色が悪いですけど…)
柿小路「な、何でもありません…! 心配は無用ですぞ、木下君!」
木下「はあ…それならいいんですが…」
大塚「では、諸君…早速の任務を通達する」
ワッ太「お…新クラッシャー隊の初仕事か」
大塚「クラッシャー隊は独立部隊としてその作戦範囲は地球圏全体の及ぶ」
ゲイナー「つまり、日本以外に行く事もあるわけですね」
大塚「その通り。君達はこれよりドイツウに向かってもらう」
勝平「ドイツって…ヨーロッパのか?」
サラ「せっかく、ヤーパンに来たのにもう他の国に行くの…!?」
エスター(新クラッシャー隊の初仕事…。いったいドイツに何があるんだ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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