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No.6A
登場!ドイツの鬼伯爵!

【シナリオデ開始】ドイツ
ドイツ

  ~ハンブルグ市街地~
エスター「…じゃあ、21世紀警備保障の人達もクロウとご飯を食べたんですか!?」
赤木「全員で焼肉をおごってもらった」
いぶき「と言っても、食べ放題のお店だけどね」
赤木「さらにその後、青山は二人で飲みに行ってたみたいだけどな」
エスター「二人っきり…!?」
いぶき「あの二人…前から仲がよかったからね」
エスター「えと…青山さんって人は…」
青山「俺だよ、お嬢さん」
エスター(イケメン…!)
青山「うん? どうしたのかな?」
エスター(あいつは女嫌い…まさか…)「あ、あの…青山さんってカノジョいます?」
青山「俺に興味を持ってくれたのかい?」
エスター「答えてください! 早く! 今すぐ! 3秒以内に!!」
青山「い、今のところは決まった人はいないけど…」
赤木「気をつけろよ、エスター。こいつはかなりのナンパだからな」
エスター「じゃあ、スケコマシなんですね!」
青山「あ、ああ…」
エスター「よかったぁ! これで一安心!!」
大山「ふうん…なるほどね。あの子、クロウの事がね…
谷川「あの女嫌い…またとんでもない跳ねっ返りに目をつけられたみたいですね」
大山「でも、可愛いじゃない。疑惑が晴れて、一安心なところとか」
入江「そして一安心な人が、ここにもう一人…」
中原「そうなんだ…。青山さん…カノジョ、いないんだ…」
ワッ太「でさ…いいのかな、俺達…。こんな風に観光してて」
正太郎「僕達の任務は、このドイツでおかしな動きを見せているブランチを追う事だ」「まずはこうして街に出て、不審な人物を捜す事から始めよう」
ガロード「つまり、観光気分で遊んでちゃ駄目って事だぜ、ワッ太社長」
ワッ太「ちぇ…せっかく、本場のソーセージが食べられると思ったのに」
木下「それでした、ご安心を。この木下、既に購入済みでございます。ささ…お一つ、どうぞ」
ワッ太「さすが、木下さん!」
ガロード「俺、マスタードもたっぷりな!」
正太郎「まったく…」
ガウリ「仕方ない、正太郎。賊の捜索は我々でやろう」
正太郎「張り切ってますね、ガウリ隊長」
ベロー「隊長はヤーパン忍法の使い手だからな。こういう時、頼りになるぜ」
正太郎「ヤーパン…忍法…?」
ガウル「そうだ。古来より伝わる秘技の数々はその厳粛な精神と共に私の中で生きている」「行くぞ、諸君。死して屍拾うものなし、だ」
正太郎「はい!」
勝平「じゃあ、そっちはガウリ隊長達に任せて、俺達は観光しようぜ」
恵子「駄目よ、勝平。そんな不真面目な事じゃ」
宇宙太「でもよ、やる気が出ないのも、もっともだ。土地勘もない場所で捜査をやるのは限界がある」
勝平「だいたいよ…クラッシャー隊って言うんなら、どうしてタケルの兄ちゃん達はいないんだよ」「兄ちゃんの超能力があればブランチ一味なんて、すぐ見つかるぜ」
ゲイナー「聞いてなかったのかい、勝平? タケル達は今、宇宙にいるんだよ」
勝平「そうだっけ?」
厚井「この世界で大時空震動が起きて、約20年…。太陽系の惑星の様子も随分と変わってしまったんでな」「タケル君やマリン君、闘志也君達はその調査をしているんだ」
勝平「へえ…宇宙探検か…。俺もそっちのクラッシャー隊の方がよかったな」
ワッ太「何言ってんだよ、勝平! そんなに竹尾ゼネラルカンパニーが嫌なら、クビにしてやるぞ!」
勝平「冗談だって、社長。…ったく、社員が増えたからって強気になっちゃって…」
サラ「タケル達はともかく、甲児達はどうしてるの?」
アデット「そうだね。あいつ等も日本に住んでるんだから、声を掛ければよかったのに」
柿小路「それがですね、甲児君達は何か事情があって、忙しいようだったんです」
アデット「その事情ってのは?」
柿小路「さあ、そこまでは…」
勝平「そうだ! このドイツの仕事が終わったら、くろがね屋に温泉入りに行こうぜ」
ワッ太「賛成! みんなで社員旅行に行こうか」
木下「パーッとやりましょう、パーッと!」
佐伯「いい加減にしてください、皆さん。我々は遊びに来ているんではないんですよ」
赤木「だったら、佐伯さん…作戦を立ててくださいよ。それが佐伯さんの仕事っスよね」
佐伯「私の専門は戦術理論で、こういった警察的な捜査は…」
赤木「駄目ですよ、佐伯さん。もう俺達の相手はヘテロダインだけじゃないんスから」「専門がどうのとか、セオリーがどうのとか言ってないで、柔軟に対応しないと」
佐伯「では、赤木さん…。ZEXISでこういう事に慣れているあなたなら、どうします?」
赤木「じっとしていても何も解決しないなら、動くだけっスよ」
佐伯「動くって…」
エスター「了解です、赤木さん。『犬も歩けば、棒に当たる』作戦ですね」
勝平「宝石強盗の時もそれでうまくいったしな」
正太郎「だから、それは…余計なトラブルにぶつかるって意味も…」
〔歩み寄る足音〕
???(市民・若者・男)「…金田正太郎だな」
正太郎「何です、あなたは?」
ブランチメンバー(市民・若者・男)「ここで消えてもらう!」
〔画面、明滅〕
〔抜刀する音〕

正太郎「何をする!?」
ゲイナー「気をつけて、正太郎! そいつ等、何かおかしい!」
正太郎「もしかして、ブランチの一味か…?」
ブランチメンバー(市民・若者・男)「その通り! お前を倒して、Vコンをいただくぞ!」
ブランチメンバー(市民・ニット帽)「逃げようとしても無駄だ! 既にお前達は包囲されている!」
勝平「本当に、犬も歩けば、棒に当たった!」
木下「相手が棒じゃなくてナイフなのは困りものですがね」
いぶき「のん気な事を言ってる場合じゃないわよ!」
ガウリ「男は女子供を守れ! 赤木、青山! みんなをまとめろ!」
赤木「は、はい!」
ガウリ「アデット「お前は右を頼む!」
アデット「はいよ! 気をつけておくれよ、お前さん!」
ブランチメンバー(市民・若者・男)「な、何だ、こいつ等は!?」
ガウリ「ヤーパン忍法、十手返し! 続いて飛びクナイ!!」
〔画面、明滅〕
〔抜刀する音〕

ブランチメンバー(市民・若者・男)「うわっ!」
〔人の倒れる音〕
ガウリ「安心しろ。急所は外している」
正太郎「すごい…! 本当に忍者みたいだ!」
アデット「安心してる場合じゃないよ! 敵の数が多い!」
ガウリ「まずい! 女子供が狙われている!」
青山「くそっ…! 今のクラッシャー隊は武闘派が少ないってのに!」
エスター「く、来るな…! お前等、それ以上は近寄るな!」
ブランチメンバー(市民・若者・男)「フフフ…お前の怯えが手に取るようにわかるぞ」
エスター「くそっ…!」
赤木「どいてろ、エスター! 俺が行く!」「こうなったら、破れかぶれだぁぁぁっ!!」
〔走り寄る足音〕
???(甲児)「赤木さん、下がって!」
ブランチメンバー(市民・若者・男)「何っ!?」
甲児「うおおおおおっ!!」
〔打撃音〕
〔画面、明滅〕
〔打撃音〕
〔画面、震動〕

ブランチメンバー(市民・若者・男)「うわっ!」
ブランチメンバー(市民・ニット帽)「な、何者だ!?」
甲児「悪党を名乗る名前はないが、知りたいのなら、教えてやる!」「俺の名前は兜甲児! 仲間に手を出す奴は俺が許さねえ!」
〔打撃音〕
〔画面、明滅〕
〔打撃音〕
〔画面、震動〕

ブランチメンバー(市民・ニット帽)「うおっ!」
赤木「甲児! どうしてお前がドイツに!?」
甲児「話は後です! 奴等がひるんだ今のうちに逃げましょう!」
さやか「皆さん、こっちです!」
佐伯「よ、よし! みんな、脱出するぞ!」

甲児「危ないところだったな、みんな」
エスター「この男が兜甲児…。くろがねの城、マジンガーZの操縦者…」
甲児「君は?」
エスター「あたしはエスター・エルハス。スコート・ラボの次元獣バスターだ」
甲児「って事はクロウの仲間か。俺は兜甲児だ、よろしくな」
エスター(やばい…! かっこいい!)
甲児「どうした? 俺の顔に何かついてるか?」
エスター「な、何でもない!」「あんたの事はクロウから聞いてる。…もっとも、あんなに強いとは知らなかったけどね」
甲児「破界事変の後もずっと鍛えてきたからな。今ならクロウのシステマにだってそう簡単には負けないぜ」
ゲイナー「もしかして、甲児…僕達の事を追いかけてきたの?」
甲児「久しぶりだな、ゲイナー。そういえば、お前達もクラッシャー隊にいるんだっけ」「で、さっきの答えなら、半分は当たりだ」
正太郎「どういう事です?」」
さやか「あなたが金田正太郎君ね。金田博士には、以前にお父様がお世話になったと聞いたわ」「私は弓さやかよ。よろしくね」
甲児「実は…俺をさやかさんはシローを追って、ドイツに来たんだ」
ワッ太「シローの奴、家出したの!?」
勝平「それもドイツへとはな。やるもんだぜ、あいつ」
甲児「そうじゃない。…シローは亡霊に呼ばれたんだ」
ゲイナー「亡霊…!?」
甲児「亡霊の名はシュトロハイム・ハインリッヒ…」
正太郎「え…!」
いぶき「知ってるの、正太郎君?」
正太郎「はい。ドイツの天才ロボット工学者です」「でも、その人は確か数年前に亡くなったはずでは…」
甲児「全ては一人の少女が、ドイツからくろがね屋に来た事から始まった…」「その子の名はローレライ・ハインリッヒ…。金髪の可愛らしい子だ」
赤木「ハインリッヒって事は…」
甲児「そうです。その子はシュトロハイム・ハインリッヒの娘だそうです」「そして、その口ぶりではシュトロハイム博士は生きているらしいんです」
厚井「亡くなったはずの人間が生きている…」
木下「ま、まさに亡霊…!」
甲児「でも、俺はサイボーグ手術によって生き返った人間を知っています」
青山「あしゅら男爵か…!」
柿小路「では、そのシュトロハイム博士も…!」
甲児「はい。Dr.ヘルが関係している可能性が高いと思っています」
エスター「世界征服を企む悪の天才科学者、Dr.ヘル…。またあいつが動き出したのか…」
甲児「くろがね屋にやってきたローレライとシローは仲良くなったんだが…」「シローはローレライとドイツに行くって書置きを残して、消えてしまったんだ」
ガロード「そのローレライってのがDr.ヘルの手先だとしたら…!」
ワッ太「シローは誘拐されたのかも知れない!」
甲児「俺とさやかさんは、シローを追って、唯一の手がかりであるドイツへ来た」
さやか「でも、さすがに私達だけじゃ、シロー君を捜すのは難しいと思って、大塚長官に相談したの」
ゲイナー「それで僕達がドイツに来ている事を知ったのか…」
〔サイレン〕
エスター「何なの、これ!? カジカ何か!?」
ガウリ「みんな! あれを見ろ! 何か来るぞ!」
正太郎「あれは…! ブランチのロボット軍団!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「登場!ドイツの鬼伯爵!」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ブランチ「金田正太郎と、その仲間め…! わざわざドイツまで俺達を追ってきたか!」
〔味方ユニット出現〕
正太郎「ブランチ! このドイツで何を企んでいる!?」
ブランチ「それはお前が知る必要がない事だ」
正太郎「何っ!?」
ブランチ「お前に構っている暇はない! 俺が離脱するまで、こいつ等の相手をしているがいい!」
〔敵ユニット離脱〕
正太郎「待て、ブランチ!」
赤木「正太郎! 今はあのロボット軍団を止めるのが先だ!」
いぶき「奴等を放っておいたら、この街にも被害が出るわ!」
正太郎「わかりました…!」
〔味方ユニット出現〕
甲児「手伝うぜ、みんな!」
ガロード「ありがとうよ、甲児! マジンガーが来てくれれば、百人力だ!」
ワッ太「あれ…! アフロダイAが美人になってる!」
さやか「このロボットはビューナスAよ。私をモデルにしてるの」
ベロー「おい、ゲイナー! って事は、さやかnプロポーションってあのロボットと同じって事だぜ!」
ゲイナー「そ、そうなんだ…。すごいね」
サラ「ゲイナー! ジロジロと見ないの!」
甲児「夫婦喧嘩はそこまでだ! あいつ等を止めるぞ!」
エスター「了解だ! 悪党はどこのどいつだろうと許しちゃおかない!」
木下「お…! シャレてますな、エスター君!」
柿小路「木下君! 君って人は…!」
<戦闘開始>

<敵全滅or4PP・味方援軍1&敵増援1出現>

※※敵全滅の場合のセリフ※※
勝平「思い知ったか、ロボットマフィア!」
恵子「気をつけて、勝平! 上空から何か来るわ!」
※※4PPの場合のセリフ※※
〔マップ上に爆発〕
〔敵ユニット撃破〕

ワッ太「な、何だよ!?」
郁絵「上空からの攻撃です! ロボットマフィアは全滅しました!」
柿小路「続いて、何か来ますぞ!」
〔敵ユニット出現〕
※※※※※※※※※※※※※※※

さやか「機械獣軍団!」
甲児「やっぱり、Dr.ヘルはドイツで何かをする気か!」
????(ブロッケン)「その通り!」
エスター「おばけ!?」
ブロッケン「おばけではない!」
ゲイナー「生首だ!」
ガウリ「ええい、怨霊退散!!」
ブロッケン「おばけではないと言っておるだろうが!」
甲児「お前はDr.ヘルの手下の…!」
ブロッケン「そう! 久しぶりだな、兜甲児!」「我輩こそはブロッケン伯爵! Dr.ヘルの五大軍団の一つを任された者!}」
サラ「男爵の次は伯爵…!」
アデット「あいつ等のボスのDr.ヘルってのはとんだ王様気取りだね!」
勝平「ブロック塀だか、ハクションだか知らないが、あのあしゅら男爵のお仲間ならたかが知れてるってもんだ!」
ワッ太「お前も世界征服を企む奴の手下なら、俺達がぶっとばしてやる!」
ブロッケン「フ…フフフ…ハハハ!」
ガロード「何がおかしい!?」
ブロッケン「この我輩をあしゅらごときと同じに考えている貴様達の愚かしさがおかしいのよ!」「我輩はあの男女のように甘くはない! やる時は徹底的にやる!」「やれ! 我が軍団よ!!」
〔マップ上に爆発〕
赤木「やめろ! 街の人達を巻き込むな!」
ブロッケン「ハハハ! この街の人間達にもDr.ヘルの恐ろしさを教えてやっているのだ!」
少年「あ…ああ…!」
ブロッケン「タロス像よ! あの小僧を踏み潰してやれ!」
〔タロス像、少年のいる地点へ隣接〕
エスター「やめろぉぉぉぉっ!!」
〔味方ユニット出現〕
刹那「破壊する…!」
〔刹那、タロス像へ隣接〕
〔刹那、タロス像へ攻撃〕

[イベント戦闘「刹那vsタロス像」]
〔敵ユニット撃破〕
少年「ガンダム…」
ワッ太「ボロボロだけど、あれは…!」
ガロード「ガンダムエクシア! 刹那なのか!」
刹那「そうだ」
甲児「手伝ってくれるんだな、刹那」
ブロッケン「ええい! あんなボロボロのモビルスーツに何が出来る!」
甲児「黙れ、ブロッケン! お前にご自慢の機械獣は俺達の手でボロボロにしてやる!」
刹那「世界の歪み…破壊する」

<刹那が戦闘>
刹那「暴力と略奪…。ここにも世界の歪みがある…」「破壊する…! 歪みの全てを、この手で…!」

<エスターvsジェイサーJ1>
ブロッケン「どうやら、お前はこの部隊の穴のようだな! まずはお前から叩き潰してくれる!」
エスター「そんな事はあんたに言われなくてもとっくに承知してる…!」「でもね! 最弱のあたしを倒せないあんたの機械獣じゃ絶対にあたしの仲間には勝てないんだよ!」
ブロッケン「言ってくれるな、小娘が!」
エスター「言っとく! あたしは弱いけど、悪党に負けるつもりはさらさらないよ!」

<ガロードvsジェイサーJ1>
ガロード「行くぜ、カメの機械獣! これ以上、街を壊させてたまるものかよ!」
ブロッケン「貴様、我輩のジェイサーJ1をカメ呼ばわりしたな!」
ガロード「ああ、言ったさ! そんなノロマの機械獣で俺とDXの相手を出来ると思うなよ!」

<甲児vsジェイサーJ1>
ブロッケン「兜甲児よ! ついに貴様と戦う日が来たな!」
甲児「こっちは嬉しくも何ともないぜ! 悪党なんざ、ずっと地面の下にでも潜ってろってんだ!」
ブロッケン「ハハハ、そうはいかん! この世界の全ては我が主、Dr.ヘルが治めるのだからな!」
甲児「そんな妄想に付き合っていられるか! 手下のお前をぶっ飛ばして、Dr.ヘルに教えてやるぜ!」「俺とマジンガーZがいる限り、お前の野望は絶対に砕いてみせるってな!」

<さやかvsジェイサーJ1>
ブロッケン「むう! 何だ、そのロボットは!?」
さやか「私の新しい力、ビューナスAよ!」
ブロッケン「気に入った…! 気に入ったぞ、小娘!」
さやか「え…?」
ブロッケン「ぬほほ…そのロボットは私がいただく! 乗っている小娘ともども、たっぷりといたずらさせてもらうぞ!」
さやか「黙りなさい、ブロッケン伯爵! あんたみたいなスケベに私もビューナスAも負けないんだから!」

<勝平vsジェイサーJ1>
勝平「行くぜ、生首野郎! ご自慢の機械獣をぶっ壊した後はお前の首でラグビーをしてやる!」
ブロッケン「ぬうう、小僧! Dr.ヘルが造られた我輩の身体を何だと思っている!」
勝平「うるせえ! 言っとくが、この神勝平様は悪党にかける情けはねえからな!」

<ワッ太vsジェイサーJ1>
ブロッケン「ハッハッハ! 零細企業のの貧乏ロボットが伯爵である我輩の軍団に挑むか!」
ワッ太「うるさい、生首おばけ! 俺の父ちゃんが言ってた言葉をお前に教えてやる!」「ボロは着てても心は錦! お前みたいな悪い奴等にうちのトライダーを馬鹿にされてたまるものか!」

<正太郎vsジェイサーJ1>
正太郎「機械獣は、あの男の持っている杖でコントロールされているのか!」
ブロッケン「その通りよ、金田正太郎! つまり、お前の鉄人28号と同じだな!」
正太郎「平和のために戦う鉄人を悪の手先と一緒にするな!」
ブロッケン「いいだろう! ならば、お前と我輩…どちらの操縦技術が優れているか、勝負だ!」「行け、ジェイサーJ1!」
正太郎「負けるな、鉄人! お前の力を見せてやれ!!」

<ゲイナーvsジェイサーJ1>
ブロッケン「ええい、奇妙なロボットめ! ちょこまかと動きおって!」
ゲイナー「自分の生首を持ち歩くような奴に僕のキングゲイナーをどうこう言われたくない!」「やるぞ、キングゲイナー! あいつにオーバースキルのすごさを見せてやるんだ!」

<赤木vsジェイサーJ1>
ブロッケン「ハハハハハ! そんな鈍足ロボットが、我輩の空飛ぶ機械獣に勝てると思うなよ!」
赤木「言ったな! だったら、ダイ・ガードの翼を見せてやる!」
ブロッケン「何! そんなものがあるのか!?」
赤木「ダイ・ガードの翼…! それは明日に向かってはばたく俺達の心の中にあるんだ!」
いぶき「うわ…ベタベタ…」
赤木「行くぞ、ブロッケン伯爵! これ以上、街を破壊させてたまるものか!」

<ジェイサーJ1撃破>
〔ジェイサーJ1に爆発〕
ブロッケン「ぬおっ! わ、我輩のジェイサーJ1が!」「ええい、後退だ! ここで虎の子の機械獣を失うわけにはいかん!」
〔敵ユニット離脱〕
ワッ太「何だよ! やっぱり、あしゅら男爵と同じじゃないか!」
甲児「だがこれで、シローの失踪にDr.ヘルが関係してるのがほぼ確実になったな…」

<敵全滅・勝利条件達成>
宇宙太「増援はないようだぜ」
恵子「ロボットマフィアとDr.ヘルの動き…何か関係があるのかしら」
刹那「………」
甲児「ありがとうよ、刹那。おかげで助かった」
刹那「俺は俺の戦いをしたまでだ」
ガロード「刹那…! 逃げろ!」
刹那「!」
〔味方ユニット離脱〕
エスター「あれは…!」
〔敵ユニット出現〕
佐伯「赤いGN-XIII…! アロウズか!」
ワッ太「アロウズって?」
エスター「連邦軍の独立治安維持部隊だよ」
アンドレイ「自分はアロウズ所属のアンドレイ・スミルノフ少尉だ」
ガロード(スミルノフ…。どこかで聞いたような…)
アンドレイ「こちらにガンダムが出現したとの報告を受け、出動した。状況の報告を願う」
ガロード「ガンダムなら見ての通りだよ。こいつが俺のDXだ」
アンドレイ「報告ではソレスタルビーイングのガンダムが現れたと聞いている」
赤木「それは…」
佐伯「確かに、それらしきものを確認しています」
赤木「佐伯さん…!」
佐伯「我々はテロリスト撃退を優先したため、ガンダムは取り逃がしました」
アンドレイ「………」
佐伯「街の防衛を優先した結果です…! やむを得ずだったのです!」
アンドレイ「…そちらには破界事変でソレスタルビーイングと行動を共にしていたメンバーがいるようだが…」
勝平「何だよ、文句あるのかよ!」
ワッ太「だいたい、そっちは何だよ! 機械獣が暴れてたのに、今頃、のこのこやってきてさ!」
アンドレイ「こちらの初動の遅れは認める。…そして、少なくとも今、この場にソレスタルビーイングがいないのは確認した」「我々はガンダムを追跡する。協力に感謝する」
〔敵ユニット離脱〕
いぶき「何とかなったわね…」
青山「刹那は?」
アデット「とりあえず、合流地点を伝えておいたけど…」
赤木「佐伯さん、さっきはありがとうございました」
佐伯「わ、私は余計なトラブルに巻き込まれたくなかっただけです…!」「これ以上は私は関知しません。後は勝手にやってください!」
柿小路「はい、それでいいと思います」
ガロード「あれ…?」
〔ガロード、少年のいる地点へ隣接〕
〔ガロード、着地〕

少年「ありがとう、ガンダム!」
ガロード「刹那に助けられた坊主か。無事でよかったな、お前」
少年「僕ね…ガンダムって悪い奴だと思ってたけど、違うんだね」
ガロード「え…」
少年「さっきガンダムに助けてもらった時、僕…天使が降りてきたと思ったよ」
ガロード「そっか…。その言葉を聞いたら、あいつも喜ぶだろうな…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔歩み寄る足音〕
刹那「………」
ガロード「刹那! この野郎、生きてやがったか!」
刹那「ああ」
アデット「しばらく見ないうちにあんた、男の顔になったね」
ゲイナー「心配したんだよ。ソレスタルビーイングのみんなが消息不明になってたから」
刹那「ソレスタルビーイングは…壊滅した」
ゲイナー「え…」
赤木「じゃあ、アレルヤやティエリア、スメラギさん達は…!?」
刹那「…わからない…」
ガロード「じゃあ、お前…独りで戦ってるのか?」
刹那「そうだ」
青山「いくら何でも、そりゃ無茶だろ」
いぶき「そうよ。それに連邦軍に追われているみたいだし…」
甲児「お前…あのボロボロのエクシアでまた戦闘に介入しているのか?」
刹那「違う…。今、俺が戦っているのは世界の歪みだ」
甲児「…地球連保の事なのか?」
刹那「その中のアロウズとOZ…。そして、その裏にいる者だ」「俺は…この世界の歪みを破壊するために戦う」
エスター「世界の歪み…」
青山「ロックオンの願いのためにか?」
刹那「俺自身のためにだ」
青山「そうか…。じゃあ、俺達が何か言う事じゃないな」
刹那「………」
エスター(ソレスタルビーイングのガンダムマイスター…。デュオやカトルと同じなんだ…)
甲児「刹那…。俺達は…」
刹那「お前達はお前達の戦いをしろ。この世界のために」
ワッ太「行っちゃうの、刹那さん!?」
刹那「俺はまだ…世界の歪みの全てを見てはいない」「だから、行く。俺自身の戦いのために」
勝平「それだけを言うためだけに、ここに来たのか?」
刹那「………」
ゲイナー「…僕達は君の助けになれないのに…」
刹那「違う…」
ゲイナー「え…」
刹那「自分自身の戦いをしているお前達に会えた。それだけで十分だ」
エスター「あんたって…」
刹那「俺は行く」
厚井「待ってくれ、刹那君。君のガンダムの修理だけでも…」
刹那「これ以上はお前達に迷惑がかかる」
郁絵「じゃあ、せめて…これを持っていって。サンドイッチを作ったから」「あなたが好きなリンゴも入ってるわ」
刹那「…感謝する」
ガロード「刹那…お前が助けた子、ガンダムが天使みたいだって言ってたぜ」
刹那「そうか…」
〔歩き去る足音〕
甲児「あいつ…最後、笑ったのか?」
ガロード「あいつはガンダムだからな」
正太郎「…でも、ブランチを逃がしてしまいましたね」
さやか「Dr.ヘルの方も何か企んでいるようだけど…」
ワッ太「どうする? また『犬も歩けば』作戦をやる?」
アデット「向こうはあたし等を潰す以上に優先する作戦があるみたいだ。もう仕掛けてはこないだろうね」
勝平「くそっ…! ブランチもDr.ヘルも手がかりなしかよ!」
甲児「こういている間にもシローは…」
〔歩み寄る足音〕
クロス「…手がかりならば、ある」
甲児「あんたは…くろがね屋のクロス!」
エスター「あれ…誰?」
さやか「甲児君が下宿しているくろがね屋の番頭さんよ」
甲児「クロス…! あんた、何か知ってるのか!?」「だいたい、何であんたがここにいる!?」
クロス「女将も来ている」
甲児「くろがね屋の女将が…!」
クロス「お前達の追っているロボットマフィアも、Dr.ヘルも、シローも…そして、女将も全ては一点に集まる」「全ての鍵を握るのは奴…。シュトロハイム・ハインリッヒだ」
甲児「シュトロハイム・ハインリッヒ…。よみがえった亡霊…」

  ~ハインリッヒ城~
シロー「…へえ…ローレライはこのお城でパパと二人で暮らしてるんだ」
ローレライ「そうよ」
シロー「そのさ…寂しくなかった?」
ローレライ「寂しい?」
シロー「だって、ここって街からも離れているし、ローレライは学校にも行ってなかったし…」
ローレライ「大丈夫。パパがいてくれたから」「それに初めてのお友達も出来たし」
シロー「それって俺の事?」
ローレライ「嫌だった?」
シロー「そんな事、ない! 俺もローレライと友達になれて嬉しいよ!」「本当は、それ以上になりたいって思ってるけどさ」
ローレライ「それ以上って?」
シロー「え、えへへ…照れるなぁ。まだ心の準備が出来てないのに…」
ローレライ「ふふ…シロー君って本当に面白い」「でも、よかったの? お兄さんに無断でドイツまで来ちゃったけど…」
シロー「兄貴には書置きを残しておいたよ。それに他ならぬローレライの招待を断るわけないじゃん」
ローレライ「ありがとう、シロー君」「…でもね、シロー君…。お願いがあるの」
シロー「お願い?」
ローレライ「うん…パパってね、ちょっと変わってるの。だから、パパを見ても驚かないで欲しいの」
シロー(兄貴の話では、ローレライのパパのシュトロハイム・ハインリッヒ博士ってのは死んでるって事だけど…)(やっぱり、Dr.ヘルが関係しているのかな…)
ローレライ「お願い、シロー君…」
シロー「なぁんだ、そんな事か! それなら大丈夫!」「俺のおじいちゃんなんか、スゴかったんだから! もう慣れ慣れさ!」「それに本人を前に驚くなんて失礼な真似はしないよ」
ローレライ「ありがとう、シロー君」
シロー「じゃあ君のパパに挨拶に行こうか」
???(シュトロハイム)「それには及ばないよ」
シロー「え…」
シュトロハイム「フフ…遠いところ、よく来たね」
シロー「うわぁぁぁっ! 出たーっ!!」
ローレライ「ずるぅい! 驚かないって言ったのにぃ!」
シュトロハイム「フフフ…私がローレライの父、シュトロハイム・ハインリッヒだ」
シロー「か、兜シローです」
シュトロハイム「フフフ…君を待っている人がもう一人いるよ」
シロー「え…もう一人…?」
シュトロハイム「ああ、君のお母さんがね…」
シロー「え…!?」
〔歩み寄る足音〕
つばさ「シロー…」
シロー「あ…ああ…あ………!」
【シナリオエンドデモ終了】


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