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No.13
立ち上がれ、宇宙の戦士!

【シナリオデモ1開始】
太平洋 トリニティシティ

  ~トリニティシティ 司令室~
マルチーノ「…風見博士、トリニティエネルギーの実用化はまだなのですかな?」
風見「申し訳ありませんマルチーノさん。現状では、チャージシステムは試作機が稼働しているのみになります」
マルチーノ「言いたくありませんが、これまでにあなたの研究に投資した額も馬鹿にならないものでして…」「私も商売としてやっていますからな。これ以上の闘士は無駄ではないかと疑ってしまう時もありますよ」
風見「………」
マルチーノ「とにかく、結果を見せてもらいましょう。宇宙人の相手は新地球連邦軍に任せておけばいいんですから」「では、失礼をさせてもらいますぞ」
〔大型ハッチの開閉音〕
風見「ふう…やっと帰ってくれたか…」
理恵「マルチーノさんのお相手…お疲れ様です、風見博士」
ジュリィ「あの人は、トリニティエネルギーの実用化をビジネスとしか見ていないんですかね」「あの力を完全に制御出来れば、人類史が変わるかも知れないというのに」
風見「あの人にはあの人の立場もある。スポンサーである以上、邪険にするわけにはいくまい」
兵左衛門「確かに…。世界がどうなろうと、金の力は変わりませんからな」
風見「事実、私がトリニティエネルギーの研究を続けてこられたのは、あのマルチーノ氏の資金提供があってのものでした」
月影「申し訳ございません、風見博士。ブルーフィクサーにもう少し予算があれば、博士に資金を回す事も出来るのですが…」
ジュリィ「月影博士のせいではありませんよ」「それどころか、ブルーフィクサーを国境を越えた対異星人対策組織として新連邦軍から完全に独立させ…」「キング・ビアルや我々を、その一員に加えていただいた事を感謝しています」
月影「それについては私の手柄ではない。サンドマン氏の尽力と連邦軍内部の賛同者の力によるものだ」
理恵「連邦軍の中にも、広い視野で行動されている方もいるんですね」
源五郎「サンドマンの方はあれから連絡はありましたか?」
クインシュタイン「通信は途切れ途切れになっています。彼が自分の城に戻った後、日本はあのような事態になりましたから…」
兵左衛門「だが、あの抜け目無い男の事だ。何とかやっているだろう」
クインシュタイン「ええ…。このような状況下でも独自の情報網を使い、大気圏外の様子を探っているようです」
兵左衛門「ふむ…相克界のおかげで、宇宙の様子を地球から探る事は難しくなったが…」「局地的とは言え、頻繁に襲撃が続く以上、地球圏に奴らの前線基地が建設されたのはほぼ確実じゃろう」
ジュリィ「宇宙にはプラントや他のコロニー、月にはムーンレィスもいれば、アナハイムもあると言うのに…」
兵左衛門「それらの相手をしながら地球に攻撃部隊を送り込むとは、まさに恐るべき存在という事じゃろう」
風見「そして、イオから来たあの青年の報告もあります」
源五郎「もし、イオを襲った敵が地球に攻撃を仕掛けてきたら、状況はさらに混乱するでしょうな」
月影「だからと言って、手をこまねいているわけにはいきません」「そのために我々は戦力を集め、異星人への対策を検討しているのですから」
クインシュタイン「キング・ビアルとザンボット3、グランナイツと空雷王、それに甲児君達…」「通常配備の連邦軍の部隊では対処の難しい異星人に対しても十分に渡り合えるメンバーですが…」「今後、激化する戦線を考えると戦力の増強は必須と言えるでしょう」
風見「そのためにクインシュタイン博士はキャタレンジャーとバルディプライズの強化を?」
クインシュタイン「ええ…。ですが、ただのパワーアップでは駄目なのです…」「未知の敵を迎えるためには、現行のテクノロジーの枠組みを越える何かが必要となるでしょう」
ジュリィ「新たなテクノロジーか…」

ランド「しっかし、海の上に街を造っちまうとは豪気なもんだな」
〔歩み寄る足音〕
闘志也「第11番ドックに入ったマシンってあんたのかい?」
ランド「ああ、そうだが。何か用かい、兄さん?」
闘志也「俺は壇闘志也(だん・としや)…。前はイオで作業用マシンの操縦をやってた」「ってなわけで、あの手のマシンに興味あるんだ」「あんたのマシン…あれ、いいねえ。現場で使いこんだ感じが泣かせるぜ!」
ランド「俺のガンレオンに惚れたってわけか。嬉しい事言ってくれるぜ」「俺はさすらいの修理屋、ビーター・サービスのサブリーダー、ランド・トラビス」「人呼んでザ・ヒートだ」
闘志也(う…暑苦しい…)「トリニティシティへようこそだ、ランドさん」
ランド「ガンレオンの礼だ。俺の事はランドでいい。よろしくな、闘志也」「お前さんは、このシティの住人なのか?」
闘志也「まあな。だが、住人ってよりも隊員って言った方がいいかな」
ランド「どういう事だい?」
闘志也「あんたも旅をしているなら知ってるだろ? ガイゾックとか、ベガとか…」
ランド「俗に言う異星人って奴か。世界中に喧嘩をふっかけて回ってるらしいな」
闘志也「俺達は、その売られた喧嘩を片っ端から買ってるんだ」
ランド「マジか…? そいつはスゲえもんだな」
〔歩み寄る足音〕
勝平「闘志也の兄ちゃん、その人がさっきのロボットの持ち主かい?」
闘志也「ああ、そうだ。こちらは修理屋のランドさんだ」
ランド「闘志也…こっちの小僧、お前さんの仲間か?」
闘志也「名前は神(じん)勝平。なりは小さいが、なかなかやるもんだぜ」
勝平「そういうこった、オッサン! 俺をガキ扱いすんなよ!」
ランド「俺の事はオッサンと言うな。その代わり、俺もお前の事は小僧と呼ばない。それでいいか、勝平?」
勝平「わかったぜ、ランド」
闘志也「この勝平も俺と同じく、異星人と戦ってるんだ」
ランド「そんな話を聞かされりゃ、何だか俺も燃えてきちまうぜ…!」
勝平「だったら、ランドも俺達の仲間になりゃいいんじゃないの?」「あのマシンも修理用って言うより、物をぶっ壊すのに向いてそうだしよ!」
ランド「か、勝平君…。俺…じゃなくて私は、そういう行為を嫌っていてだね…」
闘志也「でも、せっかくだから、あんたマシン…よく見せてくれないか?」
ランド「OKだ。その代わりと言っちゃあ何だが、俺の用事も手伝ってくれ」

  ~トリニティシティ 11番ドック~
甲児「凄いな、このマシン…。作業用って話だけど、スーパーロボットって言った方がいいんじゃないか」
ランド「スーパーロボットか…。悪くない響きだな」
甲児「俺は兜甲児。向こうはマリア・グレース・フリードだ」
マリア「よろしくね、修理屋さん」
ランド「こっちこそな。俺の事はランドか、ザ・ヒートって呼んでくれ」
リィル「あ…」
ランド「どうした、嬢ちゃん! 貧血か!?」
ミヅキ「近寄らないで。あなたの暑苦しさはリィルには毒みたい」
ランド「ふへ!?」
ミヅキ「私はミヅキ・立花。グランナイツのメンバーよ」
ランド「グランナイツ?」
琉菜「地球を守るためにサンドマンに選ばれた戦士達よ」「あたしは城琉菜(ぐすく・るな)。暑苦しい毒気に当てられて倒れたのは、あたし達の仲間のリィルよ」
ランド「姐さんもお嬢ちゃんも可愛い顔して、ズケズケと厳しいねえ…」「で、そのサンドマンってのは誰だい?」
ミヅキ「世界の平和を願う謎の大富豪ってところかな」
斗牙「でも、僕もびっくりしたよ」「大人の男の人って、サンドマンや月影長官や風見博士のように知的で冷静な人ばかりじゃないんだね」
ランド「お、お前なぁ…」
エイジ「すまねえな。こいつ正真正銘のド天然で悪気はないんだよ」「俺は紅(しぐれ)エイジ、こっちの天然が天空侍斗牙(てんくうじ・とうが)だ」
ランド「ひい、ふう、みい…お前達5人がグランナイツってのか?」
琉菜「ううん…もう1人いるわよ」
エィナ「皆様…お茶が入りました。よろしかったら、どうぞ」
ランド「ありがとよ、お嬢さん。しっかし、ドックにメイドさんってのもオツなもんだな」
エィナ「ありがとうございます。私…エィナと申します」
琉菜「このエィナが6人目のメンバーよ」
ランド「…マジ?」
エィナ「恥ずかしながら…」
ランド「少年少女にメイドさん…。異星人の喧嘩を買うにしちゃ、随分と可愛らしい事で…」
エイジ「まあルナやエィナを見りゃ、そう思うのも無理はねえな」
琉菜「何よ! グランナイトで一番の新入りのくせに!」
エイジ「うるせえんだよ、琉菜。お前が先輩風吹かす程のモンかよ!」
ミヅキ「はいはい…毎度毎度の喧嘩、お疲れ様」
ランド「この面子で異星人と戦ってんのか?」
闘志也「いや、まだいるぜ」
千代錦「ワン!」
ランド「こりゃ驚いた! ワン公までいるのか!」
勝平「こっちの千代錦は俺の弟分だ。立派な俺達の仲間だぜ」
宇宙太「ったく…そんな風に思ってるのはお前だけだっての」
勝平「何だと、宇宙太! いくらイトコだからって、千代錦を馬鹿にするのは許さねえぞ!」
宇宙太「へ…怒ったか、勝平。そんなんだからガキってんだよ」
恵子「もうやめなさいよ、二人共! お客さんの前でみっともないんだから…」
ランド「もしかして、お前達も?」
恵子「はい、私は神北恵子…そして、向こうが神江宇宙太(うちゅうた)。二人共、キング・ビアルの乗員です」
ランド「キング・ビアル?」
宇宙太「俺達の母艦さ。元々は俺達の一族、神ファミリーの持ち物だけどよ」
闘志也「勝平と宇宙太と恵子はイトコ同士なんだ。さらに言うなら、勝平の家は家族全員で俺達のチームに参加してる」
ランド「そいつはアットホームな事で…」
宇宙太「そんな楽しいもんじゃねえよ。俺達だって、好きで戦ってるわけじゃねえのさ」
ランド「どうやら訳ありらしいな」
宇宙太「そんなに知りてえんなら教えてやるぜ、オッサン」
恵子「やめなさいよ、宇宙太」
宇宙太「俺は誰に知られても構わないぜ。俺達神ファミリーが大昔に地球に来たビアル星人の子孫だってな」
ランド「マジか?」
宇宙太「ああ、そうさ。今、地球を襲ってるガイゾックって異星人がビアル星を滅ぼしたんだ」「俺達は、地球に逃げ延びたビアル星人がガイゾックの襲来に備えて遺したメカで奴らと戦ってるのさ」
ランド「なるほどな…。一族で戦ってるのは、そんな事情があったってわけか…」
闘志也「ランド…。勝平も宇宙太も恵子も俺達の仲間だ。異星人の血が入っていようともな」
ランド「こんな滅茶苦茶な世の中だ。そういうのも有りだな」
勝平「いいのかよ、それで!?」
ランド「小さい事にこだわってると、小さい人間になっちまうぜ。…そういうこった、宇宙太」
宇宙太「あ、ああ…」
勝平「へへ…そうだな、ランド!」
〔走り寄る足音〕
キラケン「おお、闘志也! こんな所におったんか!」
闘志也「キラケンとジュリィか…。何かあったのか?」
ジュリィ「お前さん…今日がトリニティエネルギーのテスト稼働の日だってのをすっかり忘れてたみたいだな」
闘志也「いけね! ガンレオンに夢中になって完全に抜けてたぜ!」
ミナコ「いいのよ、闘志也。風見博士に怒られたら、逆にパパに博士を叱ってもらうよう頼んであげるから」
ランド「闘志也…お前さんの仲間か?」
闘志也「ああ、そうだ。紹介するぜ、ランド」
ミナコ「はいは~い! まず、あたしから!」「あたしはミナコ・マルチーノ。闘志也の恋人よ」
闘志也「おいおい! 勝手におかしな自己紹介するなよ!」
ミナコ「いいじゃないの! きっと、その内そうなるんだから」
ジュリィ「またミナコお嬢さんのワガママが始まったか…」
キラケン「ま…あの親父さんにして、この娘ありって所じゃな」
ランド「いいじゃないか、闘志也。正直羨ましいもんだぜ」
闘志也「他人事だと思って無責任に言ってくれるぜ」「それはおいといて…こっちのメガネがジュリィだ」
ジュリィ「ジュリィ・野口です」
ランド「…あんた、戦闘機のナビゲーターか?」
ジュリィ「いや…俺は、このトリニティシティの責任者の風見博士の助手ですが」
ランド「すまない。ちょっと…いや、かなり似ていたんでな」
ジュリィ「何の事やら…」
キラケン「ワシは吉良謙作、通称キラケン。イオの時からの闘志也のダチじゃ」
ランド「さっき闘志也も言ってたが、イオって何だ?」
闘志也「木星の衛星の事さ」
キラケン「あんたはワシらとは別のトコから来たらしいが、ワシらの世界ではイオへの移民計画が始まっとってな…」「闘志也やワシの家族はその第一陣としてイオの開拓をしていたんじゃ」
ランド「って事は、闘志也やお前さんはブレイク・ザ・ワールドで地球に跳ばされたってわけかい?」
闘志也「いや…俺は用事があったんで、あの事件の前から地球に来ていたんだ」
キラケン「ワシの方は、地球に来たのはつい二ヶ月前の話じゃ」
ランド「じゃあ、相克界を突破してかい? やるもんだな」
キラケン「おう! どんな危険を冒してでも、伝えなきゃならん事があったんでな」
ランド「それは…?」
闘志也「イオの開拓民は謎の異星人の攻撃を受けて全滅したんだそうだ…」
〔トリニティシティの警報〕
闘志也「この警報は…!?」
エイジ「こいつは未確認飛行物体の接近だぜ!」
琉菜「ゼラバイアか、ガイゾックが攻めてきたの?」
甲児「わからねえが、とにかく出動だ!」
闘志也「よし! 行くぜ、みんな!」
ミナコ「頑張ってね、闘志也~! みんな~!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「立ち上がれ、宇宙の戦士!」


【戦闘マップ1開始】
理恵「未確認機、来ます!」
クインシュタイン「どういう事なのでしょう…? 宇宙から降下したわけでもなく、突如レーダー圏に現れるなんて…」
風見「極小の時空振動による転移現象に巻き込まれたものなのか?」
月影「その答えは、もうすぐわかるでしょう」
〔味方ユニット出現〕
月影「あれが、その機体か」
理恵「各データベースと照会した結果、該当する機種は存在しません」「なお、パイロットはこちらの呼びかけにも応答しません」
風見「あの機体の挙動…。もしかして、自動操縦で漂流しているものかも知れん…」
〔味方ユニット出現〕
月影「オリバー、雷太。君達はアンノウンを捕獲し、トリニティシティのドックへ運んでくれ」
オリバー「了解です、長官」
クインシュタイン「現在、パイロットの生死は不明で自律的な操縦も見られません。ですが、くれぐれも気をつけてください」
雷太「大丈夫ですよ。相手はたった一機なんですから」
オリバー「今日の所は、闘志也達の出番は無さそうです。さあ行くぞ、雷太」
雷太「おう!」
〔オリバー&雷太、マリンへ隣接〕
雷太「こりゃ本当に漂流しているようだぜ」
オリバー「帰還するぞ。後はクインシュタイン博士達に任せよう」
〔トリニティシティの警報〕
理恵「未確認飛行物体、接近! 今度は多数です!」
月影「いかん! オリバー、雷太、直ちに帰還するんだ!」
オリバー「了解!」
〔マリン&オリバー&雷太、トリニティシティへ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

理恵「未確認機、来ます!」
〔敵ユニット出現〕
キラケン「あ、あれは!?」
理恵「どうしたの、キラケンさん!?」
キラケン「あいつらじゃ! イオを襲ったのは、あの連中じゃ!」
ジュリィ「でも、奴らも異星人…! そして、相克界を突破して地球に降りてきたというのか!?」
ミナコ「やだ! また新しい敵なの!?」
風見「いかん…! 奴らは明らかにトリニティシティを攻撃しようとしている!」
月影「兵左衛門さん、お願いします!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

一太郎「おじいさん、お父さん! 全機発進しました!」
源五郎「あの異星人部隊はイオを襲った連中だそうだ! 各機、気をつけろよ!」
斗牙「了解…!」
エイジ「毎度の事ながら、どうしてこいつはグランカイザーに乗ると急にシリアスになるんだよ…」
琉菜「そこが斗牙のいい所なのよ。ねえ、エィナ?」
エィナ「琉菜様のおっしゃる通りです!」
ミヅキ「リィル、やれる?」
リィル「はい…大丈夫です」
ミヅキ「みんな、いいわね? サンドマンの合神指令が出るまで、私達は斗牙のフォローに徹するのよ」
琉菜「指令が出るまで、合神は出来ないものね」
エイジ「頼むぜ、塔が。アタッカー役は任せる!」
斗牙「僕は自らの役割を果たすだけだ。余計な心配はしなくていい」
エイジ「可愛くねえ奴…!」
〔エイジ&琉菜&ミヅキ&エィナ&リィル、斗牙と合流〕
甲児「マリアちゃん! 大介さんとひかるさんの分も俺達で頑張ろうぜ!」
マリア「うん! 兄さんの愛した地球はあたしの手で守ってみせるから!」
〔味方ユニット出現〕
勝平「ランドも戦うのかよ!?」
ランド「言ったろ、勝平? 俺も燃えてきたってよ!」
闘志也「ありがとよ、ランド! ガンレオンの力を見せてくれよ!」
キラケン「頼んだぞ、闘志也! イオの仇を討ってくれ!」
闘志也「見ていろ、キラケン! イオのみんなと父さんの恨み、俺が晴らしてやるぜ!!」
ミナコ「やっちゃえ、闘志也ーっ!!」
理恵(気をつけてね、闘志也さん…)
闘志也「行くぜ、異星人! 俺の怒りを受けてみろ!!」
<戦闘開始>

<敵4小隊以下or2PP・第3軍増援1出現>

〔第3軍ユニット出現〕
勝平「何だ、あの透明なUFO!? 何もない所から出てきたぞ!」
宇宙太「どうなってんだ、恵子! レーダーに反応しなかったのか!?」
恵子「わからない! 見た通り、何もない所から出てきたとしか言えないわ!」
風見「クインシュタイン博士、これは…」
クインシュタイン「はい…。先程保護したアンノウンと同様と思われます」
ジュリィ「では、あの透明な機体群はあのアンノウンの仲間か…」
〔エルダー円盤隊、トリニティシティへ接近〕
〔トリニティシティに爆発〕

マリア「あいつら、トリニティシティを攻撃している!」
闘志也「くそっ! 敵の援軍かよ!」
甲児「待て、闘志也! それにしちゃ、あっちの連中とは雰囲気が違い過ぎる!」
風見「理恵君! オープン回線であの機体群に呼びかけて所属と目的を問うんだ!」
理恵「駄目です、博士! まったく応答がありません!」
ジュリィ「くそっ! 向こうは問答無用ってわけか!」
兵左衛門「やむを得ん…! 透明円盤部隊を迎撃する!」
源五郎「各機、聞いたな? 何としてもトリニティシティを守るんだ!」
勝平「くそっ! 新しい異星人軍団が二つも現れるなんて! 今日は最悪の日だぜ!!」

<敵&第3軍5小隊以下or4PP>
理恵「風見博士! また新たに接近する部隊をキャッチ! 最初の異星人の仲間と思われます!」
風見「増援か…!」
〔敵ユニット出現〕
リーツ「トリニティエネルギーが感知された地点はここか…!」「しかし、先発隊がここまでやられるとは地球人…やはり、恐るべし…!」
甲児「母艦が出てきたって事は…あっちが本隊かよ!」
闘志也「ちっ! また凶悪なメカを連れてきてやがるぜ!」
リーツ「あの機体…奴からも微弱ながらもトリニティエネルギーが感知される…!」「行け、ジェロギラス! まずは奴を叩き潰せ!!」
〔ジェロギラス、闘志也へ隣接〕
闘志也「こいつ、空雷王を狙っているのか!」
理恵「逃げて、闘志也さん!!」
〔闘志也に爆発〕
闘志也「うわあぁぁぁっ!!」
キラケン「闘志也ぁぁぁっ!!」
ミナコ「と、闘志也がやられちゃう! やられちゃうよ!」
風見「いかん! 一度退くんだ、闘志也君!」
闘志也「駄目だ! あいつを振り切る事が出来ねえ!」
雷太「俺達に任せろ!」
〔味方ユニット出現〕
〔オリバー&雷太、ジェロギラスへ接近〕
〔ジェロギラスに爆発〕

マリア「オリバーさん、雷太さん!」
甲児「無茶だ! あんたらのメカは、まだ改造中だろ!」
オリバー「それでも敵の足止めぐらいはやってみせる!」
雷太「元々ブルーフィクサーに所属してた俺達がここで頑張らにゃ格好がつかんぜ!」
エイジ「言ってくれるぜ、あいつら!」
琉菜「そうだよね! あの人達だって、地球を守る仲間だもんね!」
闘志也「恩に着るぜ、オリバー、雷太!」
〔闘志也、トリニティシティへ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

風見「ジュリィ、キラケン、君達も準備をするんだ!」
ジュリィ「しかし、博士…あれは!」
風見「今ここでやらずにいつやるのだ! この状況を打破するのは、我々の科学の力だ!」
ジュリィ「わかりました、博士…!」
キラケン「おう! 俺もやったるわい!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

闘志也「ジュリィ、キラケン! その格好は!?」
キラケン「忘れたのか、闘志也? 空雷王は1号ロボなんじゃぞい!」
ジュリィ「そして、3機のロボが揃ってこそ、トリニティエネルギーは真の力を発揮出来る」
闘志也「完成したんだな! 海鳴王と陸震王が!」
キラケン「おうよ! こっからが本当の戦いじゃ!」
ジュリィ「行くぜ、闘志也! トリニティエネルギーの力を異星人に見せてやるんだ!」
闘志也「おう!!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔雷太に爆発〕

雷太「ぬおああっ!」
勝平「モジャモジャと角刈りの兄ちゃん!」
オリバー「くそっ! 闘志也を逃がしたのはいいが、今度はこっちがヤバいぜ!」
源五郎「一太郎! ビアルを盾にして、二人を守るんだ!」
一太郎「待ってください、お父さん! トリニティシティに動きが!」
兵左衛門「ついに来たか…!」
[イベントデモ「ゴッドシグマ合体」]
理恵「やった! やりましたよ、博士!」
風見「成功だ! よくやってくれたぞ、三人共!」
雷太「宇宙大帝だと!?」
闘志也「オリバー、雷太! 今行くぞ!!」
〔闘志也、ジェロギラスへ隣接〕
〔ジェロギラス、爆発しながら後退〕

闘志也「すげえ! すげえパワーだぜ、ゴッドシグマ!」
ジュリィ「当然だ。こいつは風見博士と俺が心血注いで造り上げたスーパーロボットだからな」「このゴッドシグマなら、トリニティエネルギーの力を完全に発揮する事が出来るはずだ」
甲児「完成したんだな、風見博士とジュリィの夢の結晶が!」
エイジ「よっしゃ! こいつは心強い援軍だぜ!」
キラケン「オリバー、雷太! 後はワシらに任せて、休んどってくれ!」
雷太「へ…頼もしいもんだぜ!」
オリバー「お言葉に甘えさせてもらうぜ! 後は頼む、ゴッドシグマ!」
〔味方ユニット離脱〕
リーツ「トリニティエネルギーの反応が強くなっている!」「あのロボットこそが、我々が倒すべき敵だという事か!」
ジュリィ「闘志也! ゴッドシグマは出撃中に一度だけトリニティエネルギーを途中でチャージする事が出来る!」
闘志也「要するに、1回だけエネルギーを満タンに出来るって事か!」「そいつを聞きゃ、バンバン暴れられるぜ!」
キラケン「やったれ、闘志也!」
ジュリィ「この二人、本当にわかってるのかね、トリニティエネルギーの価値を…」
闘志也「行くぜ、異星人! このゴッドシグマでイオの仇を討ってやる!!」

<ランドが戦闘>
ランド「しかし、宇宙や月に人が住んでるのを知った時も驚いたもんだが、さらに遠くの星にも生き物がいるとはな…」「その遠くの星から来てくれてご苦労さんだが、俺は人の家に土足で入ってくるような奴は許さねえ!」「久々に無条件で腹が立ったんでちょいと昔の気分でやらせてもらう! 覚悟しやがれよ!!」

<甲児が戦闘>
甲児(大介さん…いや、デュークフリード…。また新たな宇宙からの侵略者が現れちまったようだ…)(待ってるぜ、デュークフリード…。あんたが俺達の所へ戻ってきてくれる事を…)(それまでは俺がマリアちゃんを守る…! だから、早く帰ってきてくれよ!)

<勝平が戦闘>
勝平「相手がガイゾックだろうと何だろうと関係ねえ! 地球を襲うってんなら、この勝平様が相手になってやる!」
恵子「突っ込みすぎちゃ駄目よ、勝平! 相手の戦力は、まだわからないんだから!」
宇宙太「恵子の言う通りだ! ザンボット3はお前一人のものじゃねえんだぞ!」
勝平「うるせえ! 俺はああいう奴らは絶対に許せねえんだよ!」「あいつらみたいな奴のせいで、俺達の街は焼かれてアキやミチや香月達は家や家族を失ったんだ!」
恵子「勝平…」
勝平「おまけにご先祖様がビアル星人だったってだけで、俺達まで奴らの仲間みたいに言われてんだ!」「これを怒らずにいられるかよっ! ちきしょおぉぉぉぉっ!!」

<兵左衛門は戦闘>
兵左衛門「…かつて我々の先祖のビアル星人はガイゾックに故郷の星を滅ぼされた後、この地球に漂着した…」「そして、かような事態を恐れこのキング・ビアルとザンボット3を我々に遺したのだろう」
梅江「ご先祖様に報いるためにもあたし達神ファミリーが頑張って戦わないとねえ」
花江「まったく、迷惑なお宝ですよ…!」
源五郎「だが、この力がなければ、地球は侵略者に蹂躙されるだけだ! 一太郎、応戦するぞ!」
一太郎「はい、お父さん! キング・ビアル、攻撃開始します!!」

<斗牙(グランカイザー搭乗)が戦闘>
斗牙「各グランディーヴァへ。まずはグランカイザーで仕掛ける」
琉菜「了解! ゴッドグラヴィオンへの合神のタイミングは斗牙に任せるね!」
エイジ「それにしてもサンドマンの奴…日本が封鎖されてるってのに合神指令だけはきちっと出してくるな」
エィナ「それがサンドマン様の美学なんですよ」
斗牙「無駄話はそこまでだ。攻撃を開始するぞ」
エイジ「しっかし、こいつ…。ホント、グランカイザーに乗ると人が変わるな…」

<斗牙(ゴッドグラヴィオン搭乗)が戦闘>
エイジ「やっちまえ、斗牙! ゴッドグラヴィオンで敵をぶっ倒せ!」
斗牙「言われるまでもない。だが、君のような感情的な戦術で戦うつもりはない」
エイジ「な、何だと!?」
琉菜「斗牙は冷静に敵の戦力を見極めて戦うって言ってるのよ」
リィル「確かに理にかなっています」
エイジ「はいはい…! 余計な事言って悪うござんした!」
ミヅキ「そんな事ないわよ、エイジ。君の励ましは斗牙に届いてるから」
エィナ「では、斗牙様…お願いします!」
斗牙「重力子臨界の前に勝負を決める! 行くぞ!」

<闘志也が戦闘>
闘志也「どこのどいつだか知らねえが、キラケンの言う通り、イオのみんなの仇だとしたら…」「お前ら、絶対に許さないからな!」

<闘志也(ゴッドシグマ搭乗)vsリーツ>
リーツ「ついに見つけたぞ、トリニティエネルギーを使うロボットめ! ここで完全に叩き潰してくれるわ!」
ジュリィ「こいつ…明らかにゴッドシグマを標的にしている…!?」
キラケン「そんな事はどうでもいい! イオのみんなの恨みを晴らすぞ!」
闘志也「行くぜ、ジュリィ、キラケン! ゴッドシグマのパワーなら相手が戦艦でも恐れる事はねえ!!」

<リーツ撃破>
〔リーツに爆発〕
リーツ「や、やはり地球人の力は危険だ! この事実をテラル様にご報告せねば!」
〔敵ユニット離脱〕
キラケン「逃げてったぜ、あいつ!」
闘志也「これで地球を襲うのを諦めてくれりゃいいんだけどな」
ジュリィ「そう簡単にはいかんと思うぜ、お二人さん…」(奴らは地球襲撃の第一目標としてトリニティシティを狙ってきていた…)(奴らの目的…まさか、トリニティエネルギーなのか…?)

<敵全滅・勝利条件達成>
ミナコ「やったぁ! 闘志也達の完全勝利だ!」
月影「ついにゴッドシグマも完成しましたな、風見博士」
風見「月影長官、たとえどんな敵が来てもゴッドシグマとトリニティエネルギーがあれば、人類は負けません」「私にはそれだけのものを造り上げた自信があります」
月影「その力、頼りにさせていただきます」
理恵「博士…先程の敵戦艦からの通信を傍受した結果、エルダーという言葉が何度も出てきました」
クインシュタイン「エルダー…。おそらく、それが彼らの組織…または星の名前なのでしょうね」
理恵「なお、透明円盤の方は無人機だったらしく、情報を入手する事は出来ませんでした」
月影「そちらの方は、保護した機体のパイロットから聞くしかないだろう」「オリバー達の話では、中のパイロットらしき人物はやはり気絶していたそうだ」
甲児「エルダーに謎の軍団…。また新たな敵が来たってわけか」
キラケン「大丈夫じゃ、甲児! このゴッドシグマがある限り、ワシらは負けん!」
ジュリィ「それだけの力がゴッドシグマにはあるからな」
闘志也(父さん…。イオを襲った奴らが地球にも現れた)(だが、俺は負けない。このゴッドシグマで、奴らの魔の手から必ず地球を守ってみせる)(だから、父さん…。俺達と地球を見守っていてくれ…)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

???「………」
マリン「待ってくれ! 君は…君はいったい誰なんだ!?」「この死んでしまった海で、君は何を見ていたんだ!?」「君は…君は!!」
〔画面、発光〕

  ~トリニティシティ 医務室~
マリン「うわあぁぁぁぁっ!!」
ジェミー「クインシュタイン博士、彼が目を覚ましました」
雷太「こいつが、あの透明円盤軍団の仲間か」
オリバー「驚いたね。見た目は地球の人間と変わりはないようだ」
マリン「地球…?」
クインシュタイン「私達の星の名前です。聞き覚えがないようですね?」
マリン「あ、ああ…」
クインシュタイン「まずは、あなたの生まれた星とあなた自身の名前を聞かせてもらいましょう」
マリン「マリン・レイガン…。S-1星の人間だ…」
ジェミー「S-1星…? 聞いた事のない星ね…」
オリバー「あの透明円盤もそのS-1星から来たってわけか」
マリン「透明円盤だと!? アルデバロン軍も、この星に来たのか!?」
オリバー「どうやら、これで決まりだな」
雷太「ああ…。このマリンって野郎も奴らの仲間ってわけだ…!」
マリン「え…」
雷太「覚悟しろよ、てめえ! 捕虜と言えど、侵略者にかける情けはねえからな!」
マリン「どういう事だ…!?」
クインシュタイン「これからあなたに幾つか質問をします。その返答によっては、我々はあなたを拘束しなくてはなりません」
マリン「………」

太平洋

  ~エルダー軍旗艦 ブリッジ~
ジーラ「テラル様…リーツより報告が入りました」
テラル「申してみよ、ジーラ」
ジーラ「は…! 目的のトリニティエネルギーとそれを使うロボットを発見したものの…」「地球人の抵抗に遭い、敗北したとの事です」
テラル「リーツを我がエルダーの精鋭に敗北を与えるとは…。地球人…やはり、危険な種族か」
ジーラ「どうなさいます、テラル様? リーツに増援を送りますか?」
テラル「いや…現状で攻勢に出るには、あまりにも不確定要素が多い。あの透明円盤も気になるしな…」
ジーラ「では?」
テラル「あの衛星で捕えた捕虜の処遇も考えねばならん。まずはこの宙域に居を構える必要がある」「進路を月にとれ。例の集団と合流するぞ」
ジーラ「ガイゾック…。奴らは地球人に勝るとも劣らぬ危険さを感じますが…」
テラル「その毒をも利用せねばならんのだ。我々の未来のためにも…」「全軍に号令! 我らエルダー軍地球討伐艦隊は月へと向かう!」「我々の目的はトリニティエネルギーの入手、または消滅だ!」「祖国の未来のため、諸君らの戦いに期待する!」
ジーラ「は…! かしこまりました、テラル様!」
テラル(愛しいテラル…。あの日、か弱いリラはあなたと共に死にました)(今の私は戦士…。祖国の誇りを懸けて戦う者…。テラル…あなたはそれを見守っていてくれ…)

日本 サンジェルマン城

  ~サンジェルマン城 司令室~
サンドマン「風見博士…ゴッドシグマの完成、おめでとうございます」
風見「ありがとう、サンドマン。君の協力あっての事だ」
サンドマン「しかし、事態はさらに混迷の度合いを深めていくようです」
風見「うむ…まさか、新たな異星人が二種類も現れるとはな…」
サンドマン「おそらく連邦軍は、事態の収拾をブルーフィクサーに丸投げしてくる事でしょう」
風見「それに対し、我々は新たな段階に戦略を進めるつもりだ」
サンドマン「かねてから計画されていたキング・ビアルによる遊撃作戦ですね。私も賛成させていただきます」「日本が他地域との交流を禁じられた今、こちらは残念ながら身動きがとれません」「ですが、異星人の観測データだけは送らせていただきます」
風見「君の集めた情報が我々の戦略を決定しているようなものだ。すまんが、頼むぞ」
サンドマン「最後になりましたが、風見博士…マルチーノ氏がゴッドシグマ完成のために投入した資金ですが…」「私の方で肩代わりさせていただきました」
風見「本当かね、それは!?」
サンドマン「はい…今後は彼の御機嫌伺いをする事なく、研究に専念してください」
風見「…まったく、君という男が我々の味方でよかったよ」
サンドマン「では、博士…。月影長官やブルーフィクサーの方々、そしてグランナイツの諸君に…」「武運を祈っているとお伝えください」
風見「了解だ。君の協力に心の底から感謝しておる」
〔モニターの閉じる音〕
チュイル「サンドマン様…ステキ…」
マリニア「本当ね…。風見博士の情熱に惚れ込んで、研究資金を出してさしあげるなんて」
テセラ「でも、今回の場合、ちょっと桁が違ったみたいよ…」
レイヴン「…サンドマン」
サンドマン「言うな、レイヴン。今回の一件が我が城の財政を傾けた事は承知している」
レイヴン「当然です。あの強欲なマルチーノを黙らせるため、奴のかけた資金の2倍を提供したのですから」「おまけにザ・ストームの援助の話まで断るとは…」
サンドマン「私は友人と金の貸し借りをするのは好きではない」「私はただ見たかったのだ…。ゴッドシグマが宇宙を駆ける様を…」
レイヴン「サンドマン…」
チュイル「またサンドマン様の美学…?」
テセラ「そう…あれが出たら、レイヴンでも何も言えないわね…」
チュイル「あ~あ…これで当分は、ご飯のオカズが貧しくなりそう…」
マリニア「どうせ、今の日本じゃ物が手に入らないんだから、丁度いいじゃない」
チュイル「それとあれとは話は別! 今の日本はやっぱりおかしいよ!」
テセラ「本当ね…。完全に孤立しちゃった日本でサンドマン様はどうなさるおつもりかしら…」

太平洋 トリニティシティ

闘志也「何だよ、ランド! あんた、行っちまうのか!?」
ランド「おいおい…俺は流れ者だぜ。一ヶ所には留まらないんだよ」
闘志也「あんたの腕を見込んで、キング・ビアル隊に勧誘しようと思ってたんだけどな…」
ランド「間違えんなよ、闘志也。俺の本業は修理屋なんだ。ぶっ壊すのは趣味じゃねえんだよ」
勝平「嘘だぁ! 戦ってる時、あんなに生き生きしてたじゃねえかよ!」
ランド「あ、あれは…その場のノリってやつだ。ほら…俺ってザ・ヒートだから…」
ジュリィ「全く説明になってないな」
キラケン「おんし、メールっちゅう人を捜し続けるつもりか?」
ランド「まあな。…残念ながら、ここでも手掛かりは得られなかったがよ…」「悪いが、俺には世界のためにってよりも、一人の女のために戦う方が向いてる」「惜しむらくはその一人の女ってのが、まだ乳臭い小娘だってところだ」
マリア「頑張ってね、ランドさん。…それでね…一つお願いああるんだけど…」
ランド「何だい、マリアちゃん? 別れのキッスなら勘弁してくれよ」
マリア「違うの…。兄さんの事なの…」
甲児「俺とマリアちゃんもブレイク・ザ・ワールドで大事な人達とはぐれちまったんだ」
マリア「もし、ランドさんが旅先でデュークフリードという人か、牧葉ひかるという人に会ったら伝えて…」「あたし達も元気でやってるって…」
ランド「わかったよ、マリアちゃん。…茶化すような事を言って悪かったな」
マリア「ううん…。あたしもメールさんが見つかる事、祈っているからね」
ジュリィ「妹か…」
ミナコ「どうしたの、ジュリィ? 遠い目しちゃってさ」
ジュリィ「ミナコお嬢さんに話してもわからん事ですよ」
ミナコ「もう! そうやってあたしの事、バカにして!」
ジュリィ(ジェーン…どこの世界にいてもいい。お前の無事を祈っているぞ…)
勝平「ランド! よかったら次の目的地までキング・ビアルに乗ってけよ」
エイジ「俺達もこのトリニティシティを出て、世界を回りながら戦う事になったからな。ついでって奴だ」
琉菜「ついでって…兵左衛門さんのOKもないのに、勝手に決めちゃっていいの?」
エイジ「大丈夫だって。あのじいさんは渋チンだが、結構義理堅い所があるからな」
勝平「そうそう! それに一緒に戦ったんだから、ランドも俺達も仲間だぜ!」
ランド「ありがとな、勝平…」
ミヅキ「どこか行く当てはあるの?」
ランド「そうだな…。海も見飽きたし、次は北アメリアにでも行ってみるか」
斗牙「そうと決まったら、急ごうよ。キング・ビアルはすぐに出航するんだから」
闘志也「おう! 俺達の新たな戦いの始まりだな!」
ランド(親方…歳のせいかな…。俺も人の優しさが沁みる事が増えてきました…)(いつかメールもあいつらみたいに心から笑えるようになるのを願います…)(俺が本当に修理しなくちゃならないものはそれなんでしょうね…)
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

≪甲児がダメージを受けた≫

マリア「何やってるのよ、甲児!? もうすぐキング・ビアルは出発するのよ!」
甲児「待ってくれ、マリアちゃん。ちょっとだけジャンク屋に寄らせてくれよ」
マリア「ジャンク屋に?」
甲児「ああいう連中は、戦闘の後に面白いパーツを回収している事があるからな」
マリア「へえ…甲児って、機械いじりの趣味なんて持ってたっけ?」
甲児「忘れてるかも知れねえが、俺のおじいちゃんもお父さんも科学者で、俺も宇宙航空学を勉強したんだぜ」
勝平「おおい、甲児の兄ちゃん! ジャンク屋に掘り出し物が出てるぜ!」
甲児「ほらな? じゃ、ちょっくら行ってくるぜ!」

オススメの一品、睡眠学習装置。効果は保証付き。

 超合金NZのかけら
戦闘で破損したダブルスペイザーの
装甲板。
貴重な超合金ニューZ製であるが
逆に加工が難しく、利用するには
それなりの技術と設備が必要と
される。

ダブルスペイザーの尾翼部分他。

≪甲児がダメージを受けた≫
ジュリィ「おいおい、甲児…。この掘り出し物ってのは、前の戦闘で破損したダブルスペイザーのパーツじゃないか」
甲児「そんなの、俺だって見ればわかるさ」
闘志也「どうするんだよ、これ? もうダブルスペイザーの修理は終わってるんだろ?」
ジュリィ「破損したパーツといえど、超合金ニューZの欠片だ。かなりの値をふっかけられただろうな」
キラケン「何でも金で判断するとは、本当にお前はがめつい奴だのぉ」
ジュリィ「リアリストと言って欲しいね」「この世は金で回ってるって事実は、ブレイク・ザ・ワールドでも崩せなかったんだからな」
エイジ「で…どうすんだ、これ? 予備パーツとして使う気か?」
甲児「こいつは俺が趣味で使わせてもらうさ」
斗牙「これで何か作るの?」
甲児「装甲板だけじゃどうにもならねえが、他のパーツが揃えばな」「待ってろよ! その内に科学者・兜甲児様の実力を見せてやるぜ!」

【概要】
 太平洋のトリニティシティを襲撃する新たな異星人
エルダー。それを迎え撃ち、ついにゴッドシグマが合
体に成功するのであった。


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