No.３Ｂ
掟破りの助っ人達
【シナリオデモ開始】
シベリア
～バッハクロン 格納庫～
サラ「…でも、驚いたわよ」
ゲイナー「………」
サラ「あのオーバーマンに乗っていたのが、同じクラスのゲイナー・サンガ君だったなんて」
ゲイナー「………」
ベロー「学校サボって、家でゲームばっかりやってる奴だと思ってたけど、やるじゃん！ ちょっと見直したぜ」
ゲイナー「うるさいっ…！」
サラ「ちょ…！ どうしたのよ、ゲイナー君！」
ゲイナー「学校のママドゥ先生やクラスメートがエクソダスに参加していて…」「それに巻き込まれて、ウルグスクを離れて…おまけにこんな服まで着せられて！」
サラ「似合ってるよ、ガウリ隊の服」
ゲイナー「そういう問題じゃなくて…！ 僕はエクソダスなんてする気はないんだよ！！」
ベロー「じゃあ、お前…何でオーバーマンなんかに乗ったんだよ？」
ゲイナー「それは…あのゲインって人に騙されたからで…」
サラ「騙された？」
ゲイナー「あの人がエクソダスの請負人だって知ってたら、協力なんかしなかった」「僕は…エクソダスってのが大嫌いなんだ！！」
ベロー「だったら、オーバーマンを置いて、さっさとウルグスクに帰れよ」
ゲイナー「キングゲイナーは僕のものだ！ それに、まだ帰れない理由もある」
ガロード「何か…もめてるみたいだな、向こう」
コナ「あのゲイナーって子、扱いが難しいみたいだね…」
ガロード「ったく…ここまで来たら、腹くくるしかないのによ…」
コナ「難しいって言えば…君のガンダムもかなりメンテが厄介だよ」「お仲間の修理屋さんも言ってたけど、使えそうなパーツが、こっちの大陸じゃそう簡単には見つからないからね」
ガロード「そこは何とかお願いしますって！ あんた、ここのメンテナンスの責任者なんだろ？」
コナ「まあね。そりゃ、あたしだってチーフって呼ばれてる以上、やる事はやるよ」「だから、ガンダム坊やも安心しなよ。それよりもエクソダスの方、よろしく頼むね」
ガロード「………」
コナ「な、何よ？ あたしに惚れても無駄だからね！」
ガロード「ち、違うって！ あんたを見てたら、知り合いを思い出したんだ！」「そいつも俺の事、ガンダム坊やって呼んでてよ…」
コナ「どこ行くのよ、君！」
ガロード「ああいう跳ねっ返りを見てると、昔の自分を思い出すんでよ。ちょいとお節介を焼いてくるぜ！」
サラ「…いい加減にしなさいよ、ゲイナー君！ 君のわがままに付き合ってられるほど、あたし達、暇じゃないんだから！」
ゲイナー「じゃあ、勝手にすればいいさ。こっちは巻き込まれて迷惑してんだから」「…学校にいるときは、エクソダスに参加するそぶりなんてちっとも見せなかったから、僕は…」
サラ「見せなかったから、何よ？」
ゲイナー「何でもないよ！」
〔歩み寄る足音〕
ゲイン「で、俺に騙されたって言ってる少年はここかい？」
ゲイナー「ゲイン…さん…」
ゲイン「やれやれ…少しは見所がありそうだと思ったが、結局は飼いならされたピープルか」
ゲイン「僕はエクソダスが嫌いなんです…！」
ゲイン「せっかくのコンビも解消ってわけね」
ベロー「もういい！ お前はウルグスクに帰って、家でゲームでもしてな！」
ゲイナー「借りを返したら、そうさせてもらうさ！」
ゲイン「借り？」
ゲイナー「あなたにです、ゲインさん…！ 僕は…」
〔警報〕
ガウリ「シベ鉄の追手が来たぞ！ ガウリ隊は出撃だ！ …やってくれるな、請負人も？」
ゲイン「当然だ。目的地に無事に到着させるまでが俺の仕事だからな」
サラ「あたし達もパンサーで出るよ、ベロー！」
ベロー「おう！ …で、お前はどうすんだ？」
ゲイナー「………」
ベロー「…無理すんな。エクソダスする気がねえんなら、大人しくしてろよ」
サラ「でも、あたし達は戦う！ 絶対にエクソダスを成功させるんだから！」
〔歩き去る足音〕
ゲイナー「僕は…」
ガロード「いいのかよ？ こんな所でくすぶってて」
ゲイン「君は…ゲインさんの仲間の…」
ガロード「俺はガロード。あっちのガンダムに乗ってる」
ゲイナー「放っておいてくれよ。僕はエクソダスをする気なんてないんだ」
ガロード「どうでもいいよ、エクソダスは。俺、別の大陸から来たから…正直、よくわかんねえし…」
ゲイナー「え…？」
ガロード「でもよこの状況って、あのサラって子にいい所を見せるチャンスじゃねえか？」
ゲイナー「……！」
ガロード「言わなくてもわかるって。あんた、あの子に惚れてんだろ？」
ゲイナー「そ、そんな事は…！」
ガロード「じゃあ、俺からお節介なアドバイスだ。男だったら惚れた女の子を全力で守れよ」「俺、これから出撃するけどさ、あんたもキメる時は、ばっちりキメてくれよ！」
〔走り去る足音〕
ゲイナー「…惚れた女の子…か…」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「掟破りの助っ人達」
【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
ガウリ「ここでシベ鉄の連中を食い止めないと、ヤーパンの天井が攻撃にさらされる…！ 各自、それを忘れるな！！」
ガロード「ヤーパンの天井？」
サラ「あたし達の都市ユニットの事よ。そういう風に呼ばれるようになったみたい」
ベロー「しかし、ゲイナーの奴がオーバーマンに乗ってたのも驚きだったけど…」「凄腕のエクソダス請負人の仲間がまだ子供だったとはよ」
サラ「やめなさいよ、ベロー！」「ガロード君って言ったっけ…？ 君、凄いね…あたし達より年下なのに」
ガロード「俺のいたアメリア大陸の南部は１５年前の大災害の後…」「子供でも自分で生きていく方法を見つけなきゃならなかった。だから、自然とこうなったのさ」
ベロー「で、何でアメリア育ちのお前がこっちの大陸に？」
ガロード「それには事情があるんだよ。俺にもよくわかんないけどさ…」
ランド「………」
ゲイン「そういや、ランド。お前さん、ガロードが跳ばされてきたねじれってのにこだわってたな…？」
ランド「まあな…。あれの正体を突き止めるために俺達は旅をしてるようなもんだ」
ゲイン「訳ありってわけね…。コブ付きも、そこらの事情に関係すると見た」
メール「………」
ランド「さすがは凄腕の請負人。察しがいい」「まあ旅を続けてきたおかげで、色んな所に顔をつなぐ事も出来たがな。…来るぞ」
〔敵ユニット出現〕
サラ「いっぱい来た！」
ランド「ランドシップまでいやがる！ シベ鉄はブレーカーを雇ったのか！？」
ホーラ「フフフ…獲物はよりどりみどり。狩りの時間の始まりだ」
アデット「タレ目の兄さん！ 格好つけて、ブリッジの窓開けてると鼻水まで凍りつくよ！」
ケジナン「ま…砂漠育ちの田舎ブレーカーにゃ、シベリアの風はキツいだろうぜ」
ジャボリ「ヤッサバ隊長も助っ人を雇うなら、もうちょっと都会的な方にすればいいのに…」
ゲラバ「いいのかよ、ホーラのアニキ！ いくら雇い主だからって好き勝手言われせよ！」
ホーラ「ゲラバ！ 何と言ったらわかる！ 俺はキャプテンだ！！」
ゲラバ「す、すまねえ…アニ…じゃなくて、キャプテン…！」
ホーラ「イノセントの仕掛け人だった俺が、あのドマンジュウ共にやられてからまさに転落の一途だった…」「だが、これからは違う…！ このシベリアの大地こそが俺達の新たな戦いの場だ！」「気合を入れろ、ゲラバ！ 今日が俺達の再起の日だ！ 依頼は確実に遂行するぞ！」
ゲラバ「わかったぜ、アニキ！」
ホーラ「キャプテンだと言ってるだろうが！」
エンゲ「あんなオンボロのランドシップでキャプテンねえ…」
ガロード「…何なんだよ、あの連中…？」
ランド「ありゃ、キッド・ホーラとその一味だ。ゾラじゃ、ちったあ名の知れたブレーカーだ」「もっとも、奴の正体はイノセントの仕掛け人…前は連中の命令で動いていたらしいがな」
ゲイン「で、雇い主がやられちまったんで、今度はシベ鉄に尻尾を振ったってわけか」
サラ「シベ鉄についたんなら、あたし達の敵って事よね！ だったら、容赦しないわよ！」
ゲラバ「ホーラのアニ…キャプテン！ 向こうのガンダム、俺がこの間のバザーで手に入れ損なった奴だ！」
ホーラ「丁度いい！ ホーラ一家をコケにしたお礼を奴にしてやるぞ！」
ジャボリ（タレ目の人って、怒っても目がつり上がらないんですね…）
アデット（精々頑張っておくれよ、田舎モン）
ランド「大物のランドシップは俺とガロードに任せな！ 周りの連中は頼むぜ！！」
ガウリ「よし！ ガウリ隊、突撃！ 何としても、ここでシベ鉄を食い止めるぞ！！」
ゲイン（今日もヤッサバ・ジンは出ていない…。だとしたら、あいつらは…）
＜戦闘開始＞
＜ホーラ（バッファロー搭乗）撃破or４ＰＰ・味方援軍１＆敵増援１出現＞
※※ホーラ（バッファロー搭乗）撃破の場合のセリフ※※
〔ホーラ（バッファロー搭乗）に爆発〕
ホーラ「く、くそ！ 中古のバッファローじゃ、これが限界か！」「まあいい…。役目は十分に果たした以上、後退！ …いや、後ろに向かって前進だ！！」
※※４ＰＰの場合のセリフ※※
ホーラ「よし、依頼の第一段階は果たした…！ 本艦は後退するぞ！」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔敵ユニット離脱〕
サラ「やったぁ！ ブレーカーの艦が逃げてった！」
ゲイン「油断するな！ 奴の目的は足止めだ！」
？？？「その通りよ！！」
〔敵ユニット出現〕
ランド「何っ！？」
ヤッサバ「遅いわ、ヤーパン！！」
サラ「！」
〔ヤッサバ、サラへ隣接〕
〔衝撃音〕
サラ「きゃあぁぁぁぁっ！！」
〔サラ＆ヤッサバ、後退〕
〔サラに爆発〕
ベロー「サラッ！！」
ヤッサバ「噂のメダイユ公のオーバーマンはいないようだな…！」
ガロード「何なんだよあいつは！？ これまでの奴とケタが違うぜ！」
ゲイン「あれはオーバーマン、ラッシュロッド。乗っているのは、警備隊隊長のヤッサバ・ジンだ…！」
ヤッサバ「フン…あのタレ目め、ラッシュロッドの整備完了まで何とか持ち堪えたようだな」「ヤーパンの天井のピープル！ 俺が来たからには、お前達の下らんエクソダスは終わりだ！」「ここでお前達を叩き潰し、次はピープル共を皆殺しにしてやる！」
サラ「そんな事、あんたなんかにさせるもんですか！」
ヤッサバ「威勢いいな！ おまけに綺麗な姉ちゃんと来たか…。俺に隊に入るか？」
サラ「誰がシベ鉄なんかに！」
ヤッサバ「じゃあ、死になっ！」
サラ「！」
〔味方ユニット出現〕
〔ゲイナー、ヤッサバを通過〕
〔ヤッサバに爆発〕
ヤッサバ「ちっ！ 伏兵かよ！！」
〔ヤッサバ後退〕
〔ゲイナー、サラへ接近〕
ガウリ「あれは！？」
ゲイナー「………」
サラ「ゲイナー君！ 助けに来てくれたの！？」
ゲイナー「…まだ、あの人に借りを返してないから…」
ガロード「素直じゃねえな、あいつ！」
〔敵ユニット出現〕
ランド「ゲイン！ こっちにも増援だ！」
ゲイン「ちっ！ 最初っから二段構えの作戦だったってわけか！」
ヤッサバ「おう、タレ目！ そっちの連中の相手は任せたぞ！」
ホーラ「は、はい！ ヤッサバ隊長殿！」（くっそぉ…！ 俺はランドシップで足止め役をやったのに、こき使いやがって…！）
ヤッサバ「これで邪魔は入らんぞ、メダイユ公のオーバーマン！」
ゲイナー「あいつもオーバーマンか！？」
ヤッサバ「俺のオーバーマンの名はラッシュロッド！ さあ始めようぜ！ オーバーマン同士の戦いをよ！！」
サラ「無理しないで、ゲイナー君…！ 相手はシベ鉄の隊長よ！」
ゲイナー「サラさんは下がって！ オーバーマン同士のバトルなら、負けるわけにはいかない！」「こっちはキングゲイナーなんだ！」
ゲイン（少年…どこまで一人でやれるかな…？）
ヤッサバ「いい度胸だ！ アデットの見ている前でグチャグチャにしてやるぜ！！」
＜ヤッサバＨＰ５０％以下or味方援軍１出現の次ＰＰ・味方援軍２出現＞
ゲイナー「あいつ…強い…！？」
〔ゲイナー、後退〕
ヤッサバ「やるじゃねえか、ガキが！ こうなりゃ、こっちも本気を出すしかねえ！！」
〔ヤッサバ、「オーバースキル」発動〕
〔ヤッサバ、ゲイナーへ接近〕
ゲイナー「何をする気だ！？」
ヤッサバ「くらえっ！！」
〔ゲイナー、「時間停止」〕
ガロード「何だ、あれ！？」
ランド「ビームとは違うみたいだが…」
ヤッサバ「ハッハッハ！ 死ねーっ！！」
〔ヤッサバ、ゲイナーを通過〕
〔ゲイナーに爆発〕
ゲイナー「うわあぁぁっ！！」
ランド「何やってんだ、少年！ 避けられない攻撃じゃなかったぞ！！」
ゲイナー「ち、違うんです！ な、何が起きたか、僕にも…」
ゲイン「ゲイナー！ 奴の光線を避けろ！ あれはお前の動きを止めるようだ！」
ガロード「動きを止めるってどうしてそんな事が出来るんだよ！」
ゲイン「オーバースキルだ…！」
メール「ええええええええええっ！！」
ランド「オーバー過ぎる！」
ヤッサバ「その通り！ これがラッシュロッドのオーバースキル、時間停止よ！」
ガロード「時間停止だって！？ いったい何がどうなりゃ、そんな事が出来るんだよ！」
ゲイン「理屈は知らん！ だが、それがオーバースキルって奴だ！」
ランド「ちっ！ これだからオーバーマンの相手は厄介だぜ！」
ヤッサバ「ヌハハハハハ！ いくら抵抗しようと、オーバーマンを持ったラッシュロッドを止める事など出来んわ！」「行くぞ、髪の毛付き！ 今度こそ仕留めるっ！！」
ゲイナー「！」
〔ゲイナー、「時間停止」〕
ヤッサバ「ストップビームは直撃した！ これで動けまい！！」
サラ「ゲイナー君！」
ヤッサバ「とどめだぁぁぁぁぁぁっ！！」
〔ヤッサバ、ゲイナーへ接近〕
〔ヤッサバの周囲に爆発〕
ヤッサバ「な、何っ！？」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
エルチ「撃ち方やめっ！ もう十分みたいよ」
コトセット「十分ってよりも、やり過ぎたんじゃないですか、お嬢さん？」
エルチ「せっかく来たんだからまずはサービス…って奴？」
ジオロン「ランド、メール！ アイアン・ギアー、ただ今到着だ！」
メール「ナイスタイミングだよ、ジロン！」
ランド「久しぶりだな、ジロン！ それにアイアン・ギアーのみんなも！」
ガリード「あれがランドの言ってた助っ人ご一行か！」
ホーラ「ヤ、ヤッサバ隊長！ 連中はヤバイ！ 本気でヤバイですよ！」
ヤッサバ「どうした、ホーラ！」
ホーラ「奴らはイノセントを倒した無法者の中の無法者！ ゾラ一番の荒くれ野郎共だ！」
チル「向こうにいるのって、もしかしてホーラ？」
ラグ「あいつもイノセントがいなくなって商売上がったりだもんね」
ブルメ「それで仕事を探して、シベリアまで来たってわけか」
ダイク「だけど、俺達だってホーラの事をどうこう言えないぜ」
ラグ「そうだね。エルチの指揮で運び屋を再開したけど、大赤字の連続だったんだ」
ブルメ「まったく情けない話だぜ！」「イノセントを倒したアイアン・ギアー御一行様が、貧乏でロクなマシンも持てないなんてよ！」
ダイク「ザブングルとギャリアのガソリンももうほとんど残ってないしな」
エルチ「だから！ 儲け話があるてランドに聞いて、ここまで来たんじゃないの！」
ランド「そういうこった、エルチお嬢さん！ 手始めに、こいつらをぶっ飛ばすのを手伝ってくれ！」
ジロン「相変わらずだな、ランド！ やっぱり、修理屋よりも…」
チル「ダ、ダメだよ、ジロン～！ ランドはザ・クラッシャーって言われると怒るんだから！」
ランド「き、聞こえてるんだけどな、チルちゃん…！」
ゲイン「助っ人さん！ 状況は見ての通り、こっちがピンチだ！ 頼むぜ！」
ジロン「わかった！ 俺達も生きていくために何でもやるぜ！！」「…ってなわけで、ホーラ！ ケガしたくなけりゃ、大人しくゾラに帰りな！！」
ヤッサバ「ええい！ 助っ人がどれだけ来ようとエクソダスは確実に潰す！！」「その前に！ 髪の毛付き！ お前は確実に俺のこの手で倒す！」
サラ「ゲイナー君、逃げて！ 後は助っ人の人達がやってくれる！」
ゲイナー「そんな事が出来るもんか！」
サラ「え！？」
ゲイナー「僕はサラさんを助けに来たのに！ それなのに、また誰かに助けられちゃ格好つかないじゃないか！」
ゲイン「言うねえ、少年！」
ヤッサバ「ガキがぁ！ だったら、貴様の望み通り、この場でやってやる！！」
ゲイナー「キングゲイナーだってオーバーマンなんだ！！」「だったら！ オーバースキルが使えるはずだぁぁっ！！」
〔ゲイナー、「オーバースキル」発動〕
ヤッサバ「ナメるなぁぁっ！ 行け、ラッシュロッド！！」
ゲイナー「こっちはキングゲイナーなんだぁぁっ！！」
[イベント戦闘「ゲイナーvsヤッサバ」]
ヤッサバ「な、何っ！？ ラッシュロッドの攻撃を全てかわすたぁ何てスピードだ！！」
ゲイナー「どうだ、シベ鉄！」
ジロン「おお、やるぅ！ あいつ、気合入ってるな！」
ラグ「こりゃ、あたしらも頑張らないと早々に首になっちまうね」
ヤッサバ「て、てめえ！ この俺がアデットの見ているまで、やられるかよ！！」
〔ヤッサバ、気力上昇〕
ゲイン「見ての通りだ。オーバーマンはオーバースキルを使い、予想もつかない事態を引き起こす！」「敵のオーバーマンのオーバースキルを確認するのを忘れるな！」
ランド「了解だ！」
ゲイナー「………」
サラ「ゲイナー君…！」
ゲイナー「…殺されたんだ…」
サラ「え…」
ゲイナー「エクソダス反対ってビラを握らされて、僕の両親は殺されたんだ！」「だけど、僕は２７日間、部屋に引きこもってゲームばかりしていた！ 犯人を捜しもしないで！」
ガウリ「………」
ゲイナー「だから、僕は！ エクソダスが嫌いだっ！」
ヤッサバ「だったら、俺が親父さんとお袋さんの所にお前を送ってやる！ エクソダスした連中と一緒にな！」
ゲイナー「でも！ 人が死ぬのはもっと嫌いだーっ！！」
＜エルチが戦闘＞
エルチ「コトセット！ 全速前進！ 各砲座は撃ちまくんなさい！」
コトセット「ちょっと、お嬢さん！ そんな戦い方をしてたらこっちが赤字を出しちまう！」
エルチ「そこを何とかするのが乗組員の役目でしょ！」
ファットマン「……」
エルチ「あんたもボサッと突っ立ってないで砲座につきなさいよ！！」
＜ラグが戦闘＞
ラグ「さてと…シベリアの連中に教えてやろうかね！」「サンドラットは雪の上でも半端じゃないって事をさ！」
＜ブルメorダイクが戦闘＞
ブルメ「ちっ…まさか今さらトラッド１１に乗る事になるとはよ…！」
ダイク「文句を言っても仕方ない。とっとと金かブルーストーンを稼いで新しいマシンを買おうぜ」
ブルメ「というわけだ！ わりぃが、あんたらは俺達の財布になってもらうぜ！」
＜ホーラと戦闘＞
ホーラ「やるぞ…！ 俺はこのシベリアで再起し、いずれはゾラそのものを手に入れる！」「そのためにも、今回の仕事でシベ鉄にコネを作るんだ！」
＜ランドvsゲラバ＞
ゲラバ「お前、ザ・クラ…」
ランド「その先を言ってみやがれ！ 大解体じゃすまさねえぞ！」
ゲラバ「うるさいっ！ 今日はガラパゴスに乗ってんだ！ こいつならパワー負けはしねえ！」
ランド「へえ…確かに、いいマシンだ。解体し甲斐がありそうだぜ！」
ゲラバ「や、やっぱり、お前はザ・クラッシャーだ！！」
＜ガロードvsゲラバ＞
ゲラバ「この間のガキか！ ガンダムを俺達に渡すんなら、命だけは助けてやってもいいぞ！」
ガロード「笑わせんな！ 俺達にやられて、命からがら逃げ出したくせによ！」
ゲラバ「ぐっ…！」
ガロード「お互い雇われの身だ！ やられても、恨みっこ無しでいこうぜ！」「もっとも、こっちはティファに会う日まで死ぬ気はないけどな！」
＜ジロンvsホーラ（ガラパゴス搭乗）＞
ジロン「久しぶりだな、ホーラ！ 元気にしてたか？」
ホーラ「見ればわかるだろうが、ドマンジュウ！ お前達にやられてから、俺の人生はケチのつきまくりだ！」「イノセントの仕掛け人だった俺が…今じゃ、中古のランドシップが唯一の財産になっちまった！」
ジロン「人のせいにするな！ それはお前の根性が捻じ曲がってるせいだろうが！」
ホーラ「うるさいっ！ これ以上デカい面されてたまるか！ 今日から主人公は俺だ！」
ジロン「番組はとっくに終わったてのに、よくやるよ、まったく！」
＜ゲイナーvsヤッサバ＞
ヤッサバ「エクソダスをする連中は皆殺しにする！ それが俺の役目だ！！」
ゲイナー「何がエクソダスだ！ エクソダスをする連中もシベ鉄も僕は嫌いだーっ！」
＜ゲインvsヤッサバ＞
ゲイン「出てきたな、ヤッサバ・ジン！」
ヤッサバ「黒いサザンクロス！ あれだけの規模のエクソダスを仕掛けるとは、噂以上の凄腕だな！」「だが、いくら助っ人を集めようとこの俺がいる限り、絶対にエクソダスは潰してみせる！」
ゲイン「職務熱心なのは結構だ…！ だが所詮はシベ鉄の勝手な理屈だ！エクソダスはやらせてもらう！」
＜ホーラ（ガラパゴス搭乗）撃破＞
〔ホーラ（ガラパゴス搭乗）に爆発〕
ホーラ「く、くそぉぉっ！ シベリアに来てまで、あのドマンジュウに出会うとは！」「俺の人生、呪われてるのかよ！！」
〔敵ユニット撃破〕
チル「やられちゃったのかな、ホーラ？」
ジロン「どうせ、あいつの事だ…。しぶとき生き残って、また俺達の前に立ち塞がるだろうさ」
チル「そうだね！ しつこさだけは一級品だもんね！」
＜ゲラバ撃破＞
〔ゲラバに爆発〕
ゲラバ「ぬおおおおっ！ こ、これじゃ、またホーラのアニキにどやされちまう！」「覚えとけよ、炎のモビルスーツ乗りとザ・クラッシャー！ この借りは必ず返すぞ！！」
〔敵ユニット撃破〕
ランド「あの野郎！ ドサクサにまぎれて、また俺をあの名前で呼びやがったな！！」
ガロード「放っとけよ、ランド。どうせ、あのオッサン…また俺達の前に現れるんだろうしよ」
ランド「くそっ！ 今度、ツラを出したら完全に解体してやるぜ…！」
ガロード（そんなんだから、壊し屋って呼ばれんだよ…）
＜アデット撃破＞
〔アデットに爆発〕
アデット「このあたしにここまでやるとは何て忌々しい連中だ！」（まあ、これもこっちの計算の内だけどね…。それじゃ脱出…）
＜ケジナン撃破＞
ケジナン「きょ、今日は体調が悪かっただけだ！ 覚えてやがれよ！」
＜エンゲ撃破＞
エンゲ「ま、まずい！ 機体を壊したら、また減給になる！」
＜ジャボリ撃破＞
ジャボリ「こ、この仕事…やっぱり、私には向いてないんだ！」
＜ヤッサバ撃破・勝利条件達成＞
〔ヤッサバに爆発〕
ヤッサバ「くっそぉぉっ！ 途中で邪魔が入らなけりゃ、奴を倒せたってのに！！」
ゲイナー「ま、まだ…やるって言うのか…」
ガロード「ゲームチャンプの兄さん、様子がおかしいぜ！」
ゲイン「オーバースキルの使い過ぎか！」
ヤッサバ「チャンス！ これで、とどめぇぇぇぇぇっ！！」
〔ヤッサバ、ゲイナーへ隣接〕
ゲイン「そうは…させるか！」
〔武器の発射音〕
〔ヤッサバに爆発〕
ヤッサバ「ちっ！ 黒いサザンクロスめ！ 邪魔をする気か！」
ゲイン「それが俺の仕事でね」
ヤッサバ「くそぉぉぉっ！ 今日のところは引きあげだ！！ 覚えてやがれよ！！」
〔敵ユニット離脱〕
ゲイナー「やっと…帰ってくれた…」
サラ「大丈夫、ゲイナー君？」
ゲイナー「僕の方は…問題ない…。サラさんは？」
サラ「あたしは平気！ ゲイナー君が守ってくれたから」
ゲイナー「………」
ガロード「なかなかいい雰囲気じゃん？」
ランド「どうだろうな？ あの手の女を乗りこなすのは難しいぜ」
ガウリ「だが、請負人が呼んだ助っ人のおかげで今回は助かったな」
ジロン「俺達、役に立ったみたいだな」
ラグ「これで何とか正式に雇ってもらえそうだね」
サラ「それじゃ、新たな隊員を加えて！ みんなで一緒に！」「ガウリ隊！ えいっえいっおーっ！！」
ベロー「おーっ！」
チル「おーっ！」
ジロン「おーっ！」
ゲイナー「…それがヤーパンのスタイルだって言うの？」
サラ「んふかっこいいでしょ？」
ゲイナー「まさか！？ 時代遅れ！ サラさんの品格が落ちる！ 野蛮！ 下品！ けだもの！」
サラ「野蛮って、どういう事よ！ だいたい、ゲイナー君もね！」
？？？（※アデット）（フン…精々浮かれてな。その隙にこっちはこっちの任務を果たさせてもらうよ…）
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
シベリア
～アイアン・ギアー ブリッジ～
ゲイン「なるほどな。このランドシップでヤーパンの天井を引っ張るってわけか」
エルチ「アイアン・ギアーのパワーが私が保証します。あれぐらいのユニットなら１００でも２００でも楽勝です」
コトセット「ちょっと！ お嬢さん！ 話を大きくし過ぎですよ！」
ゲイン「こちらの美しいお嬢さんがこのランドシップの艦長さんで？」
エルチ「美しいだなんて、そんな…」
コトセット（やれやれ…この調子じゃ、また仕事の報酬は値切られそうだ）
ゲイン「ゲイン・ビジョウと申します。この度は私の依頼をお受けいただき、大変ありがたく思います」
エルチ「アイアン・ギアー艦長のエルチ・カーゴです」「こちらこそ…。この出会いを私達は運命の助けだと思っています」
コトセット「そりゃ、この依頼がなかったら、本気で盗賊をやらなけりゃならない所まで来てましたからね」
ガウリ「あんたは？」
コトセット「コトセット・メムマだ。アイアン・ギアーの操舵手をやっている」
ゲイン「で、向こうでランドと遊んでるのは…？」
ランド「………」
ファットマン「………」
ランド「！」
ファットマン「！」
ランド「…今日は引き分けだな」
メール「何やってんのよ、ダーリン！ それにファットマンも！」
ランド「フ…俺達流の挨拶だ」
エルチ「ザ・ヒートなのはわかったから、その暑苦しい笑顔、引っ込めてよ！」
ランド「せっかくの再会だってのに相変わらず厳しいねぇ」
エルチ「ファットマンもシャンとしなさい！ これだからゾラの人間は、いつまで経っても文化的じゃないって言われるのよ！」
ファットマン「………」
コトセット「こいつはファットマン。まあ、エルチお嬢さんのボディガードってところだ」「俺達はエルチお嬢さんの親父さん…キャリングの旦那が生きていた頃からアイアン・ギアーに乗っているんだ」
エルチ「それで亡き父の遺志を継いで私が艦長になったんですが、色々とありまして…」
ゲイン「で、いつの間にやらイノセント打倒の旗頭になってたってわけね」
ガウル「ランドはあの連中とはゾラで知り合ったのか？」
ランド「まあねイノセントとの戦いの時に縁があってね」
メール「うちは有名な修理屋だから。ああいう戦いが起きると引っ張りダコになるのよ」
ランド「…もっとも、いつも修理だけでなく戦闘にも参加するように依頼されるんだがな」
ゲイン「納得だ。まあ…どっちが本業かは聞かない方がいいな」
ランド「そうだな。俺達のこれからの関係のためにも」
ガウル（外は氷点下だというのに…）
コトセット（暑苦しい…）
ゲイン「じゃあ、ガウリ。あんたはエルチお嬢さんをバッハクロンに案内してくれ」
ガウル「それは構わんが、あんたはどこへ？」
ゲイン「悪いが、俺は行かなくちゃならない所があるんでな…」
ゲイナー「う…ううん…」
サラ「先生！ ゲイナー君が目を覚ましました！」
ゲイナー「サラさん…。ここはいったい…？」
メディック「アイアン・ギアーの中じゃよ。お前さんは機体から降りた直後に気を失ったんじゃ」
ゲイナー「気絶…したんですか？」
メディック「おそらく、お前さんのマシンは気力と体力を随分と消耗するんじゃろう」「ワシはメディック。アイアン・ギアーの医者じゃ。とりあえず、もう心配は要らんだろう」
ゲイナー「…ありがとうございます」
アナ「よくやりましたね、ゲイナー。やはり、私が見込んだ方です」
ゲイナー「…どうも…」
ガロード「………」
サラ「何をニヤニヤしてるの、ガロード君？」
ガロード「こっちの話だよ！ なあ、ゲイナー？」
ゲイナー「…関係ないよ…」
ベロー「で、これでお前もエクソダスするって事でいいんだよな？」
ゲイナー「借りを返すまでは仕方ない…」
サラ「借りって…やっぱり、ゲインさんに？」
〔歩み寄る足音〕
ゲイン「俺がどうしたって？」
ガロード「ゲイナーがゲインに借りを返すまでエクソダスを続けるんだって」
ゲイン「で、その借りって何だ？」
ゲイナー「あなたにウルグスクで命を助けられた事です」
ゲイン「ああ、あの事か」
ランド「でもよ、少年。それを言ったら、今日もゲインに助けてもらってないか？」
ゲイナー「それも含めて！ 借りを返したら、出て行ってやる！！」
ゲイン「そう願おうか、青少年。キングゲイナーはお前に預ける。好きにやってみるんだな」
ゲイナー「言われなくったって…！」
ジロン「俺も応援するぞ、お前の事」
ゲイナー「あなたは…あのウォーカーマシンのドマンジュウさん…？」
ジロン「あ、あのね…」
ゲイナー「す、すいません！ まだ名前とか…知らなくて…」
ラグ「まあ、見たまんまだからね」
ジロン「だからって、これからもずっとその名で呼ばれちゃ、たまったもんじゃない」「俺はジロン・アモス。今は見ての通りのブレーカーだ」
ラグ「あたしはラグ・ウラロ。サンドラットのリーダーだよ」
ベロー「サンドラット？」
ブルメ「さすがにシベリアまでは知られてないか…。ま、砂漠を根城にした盗賊団ってところだ」「俺はブルメ。早撃ちなら、ちょいと自信ありだ」
ダイク「俺はダイクだ。力仕事なら任せてくれ」
アナ「…こちらの方は私と同じように人質なのですか？」
チル「あたいもサンドラットの一員だよ！」
アナ「それは申し訳ありません。それにしても私と同じぐらいなのにご立派ですね」
チル「へへ…それほどでもないだわさ。あたいはチル。よろしくね」
ランド「相変わらずみたいだな、お前ら。安心したぜ」
ジロン「あんたもな、ランド。声を掛けてくれて感謝してる」「あのまま赤字が続いてたら…俺達、本気で飢え死にを考えなくちゃならなかったからな」
ランド「困った時はお互い様で。これからは頼むぜ
ジロン「ああ！ 都市ユニットの運搬でも用心棒でも何でもやるぜ！」
チル「そうしないと、ご飯が食べられないもんね！」
ガロード「こいつは心強い助っ人だぜ」
ベロー「んじゃ、仲間入りって事で俺がヤーパンの天井を案内してやるぜ」
ブルメ「頼むぜ、兄さん」
アナ「行きましょう、チル様」
チル「えへへ…『様』なんてつけられたら、照れちゃうよ」
ガロード「俺も行くぜ、ベロー。エクソダスのゴタゴタで都市ユニットの方はろくに見てないからな」
〔複数の走る足音〕
サラ「………」
ゲイナー「…君は行かないの？」
サラ「ゲイナー君は？」
ゲイナー「…そういう気分じゃないから…」
サラ「…ごめんね…」
ゲイナー「え…？」
サラ「ご両親の事とか…。あたし…君の事、何にも知らなくて…」
ゲイナー「そんな…」
サラ「…今日はありがとう。助けに来てくれて…」
ゲイナー「サラさん…」
サラ「ねえ、あたし達も街に行こうよ！ あのブレーカーの人達にも色んな話、聞きたいしさ！」
ゲイナー「え…でも…」
サラ「いつまでも背中、丸めてない！ 行こ！」
ゲイナー「う、うん…！」
【シナリオエンドデモ終了】
【バザー】
ヤーパンへのエクソダス。旅の準備は忘れずに。
【概要】
ヤーパンの天井に迫るシベリア鉄道の追手。それを
迎え撃つため、噂の荒くれ者集団アイアン・ギアーが
呼ばれるのであった。
● No２Ｂ「旅立ちの日」 へ戻る
● No４Ｂ「それぞれの旅、それぞれの事情」 へ進む
◆ 「スーパーロボット大戦Ａ ＰＯＲＴＡＢＬＥ」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。