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No.14
オペレーション・ハルパー

【シナリオデモ開始】
太陽系 アステロイドベルト
帝国監察軍 艦隊駐留エリア

ヘルモーズ ブリッジ
エペソ「…ハザル・ゴッツォ様、αナンバーズがこの宙域へ接近しているようです」
ハザル「フン、我らに狙いを定めたか。奴らにしては賢明な判断だ」
エペソ「手はず通り、我が辺境銀河方面監察軍第1艦隊で彼らを迎え撃ちます」
ハザル「くれぐれも油断をするなよ。曲がりなりにも奴らは第7艦隊を滅ぼした連中だ……万が一ということもあり得る」
エペソ「承知しております。ラオデキヤと同じ過ちは犯しませぬ」
ハザル「俺は勝利と成功以外の報告を聞くつもりはない。よいな、エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ」
エペソ「はっ。ゴッツォ家の名に懸けて審判役の任務を全うしてご覧に入れましょう」
〔歩き去る足音〕
ハザル(フン、人形ごときが…ゴッツォの名を名乗るでないわ)
バラン「…ハザル坊」
ハザル「バラン・ドバンか。もはや俺とお前では立場が違う。その呼び方は止めろ」
バラン「おぬしが幾つになろうと、ワシにとっては坊は坊だ」
ハザル「口を慎め。今の俺は辺境銀河方面監察軍の総司令なのだぞ」
バラン「………」
ハザル「それで、俺に何の用だ?」
バラン「アルマナ様がクロスゲートのことを気にしておられる」「あれは我がゼ・バルマリィ帝国に災いをもたらす物ではないかと…」
ハザル「何を馬鹿な。クロスゲートに関しては、父上自らがその解析を担当しておられるのだぞ」
バラン「………」
ハザル「それに…あれなくして劣勢に陥りつつある帝国監察軍へ勝利をもたらすことは出来ぬ」
バラン「…確かにな。外銀河方面監察軍はバッフ・クラン軍との戦いで敗色が濃厚となり…」「辺境銀河方面監察軍でも第4艦隊テアテラに続き、第3艦隊ペルガモが破壊神共によって壊滅したと聞く」
ハザル「そうだ。現状を打開するためには、クロスゲートを意のままに使いこなすことが必要…」「そのためにこの俺自らがこんな辺境の地へ赴いたのだ」「故に、例えアルマナ様であろうと口出しはさせぬ」
バラン「そうか」
ハザル「バラン、姫様の手綱を引き絞っておけ。それが今の貴様の役目なのだからな」
バラン「おぬしに言われずともわかっておる…」
〔歩き去る足音〕
ハザル「…骨董品めが。いったい、何故に父上はあの男をここへ送り込まれたのだ?」
孫光龍「……いやはや、帝国監察軍の内情も色々と面倒なことになっているようですねぇ」
ハザル「孫光龍…勝手に艦内をうろつくなと言ってあるはずだが?」
孫光龍「これはとんだ失礼を。何せ、地球人である僕にとってこの艦は色々と興味深いものでして」
ハザル「………」
孫光龍「あ、いやいや…僕は地球側のスパイじゃありません。むしろ、あなた方に近い人間なんです」
ハザル「地球人ごときが高潔なるバルマー人と対等になれると思うな」
孫光龍「そりゃごもっとも、あはははは!」
ハザル「貴様…例の力と超機人がなければ、その首をはねていたところだぞ」
孫光龍「剣呑、剣呑。気をつけましょう」
ハザル「…光龍、貴様には地球で働いてもらうぞ」
孫光龍「それで僕の帝国に対する忠誠心を計るというわけですね?」
ハザル「そうだ。我らを裏切ればどうなるか…わかっているな?」
孫光龍「あァ、その点はご安心を。僕は強者には逆らわない主義なんで」「それに…僕が興味を持っているのはガンエデンとその神子、イルイですから」
ハザル「………」
〔歩み寄る足音〕
???(アルマナ)「…そのような素性の知れぬ者を信用する気ですか?」
孫光龍「!」
ハザル「これはアルマナ様…司令であるこの私にご意見とは痛み入ります」
アルマナ「………」
ハザル「ついでに戦勝祈願の舞でも舞っていただければありがたいのですが」
ルリア「無礼者! それが姫様に対する口の利き方か!」
ハザル「これはとんだ失礼を。しかし、アルマナ様は全バルマー臣民の宝…あと1年の間、くれぐれもご自愛下さい」
アルマナ「………」
ルリア「そのようなこと、貴官に言われずとも…!」
アルマナ「いいのです、ルリア」
ルリア「しかし!」
アルマナ「構いません。本来、私はここにいるべきではないのですから」
ハザル「それで…姫様はこれからどうなさるのです?」
アルマナ「地球へ参ります。そのために私は陛下にわがままを申し、ここまで来たのですから」
孫光龍(ふうん…彼女がバルマーの姫様か。けど、イルイのような存在とは違うみたいだね)
ハザル「承知いたしました。では、私が責任をもって姫様をお守りいたしましょう」「あのバランなどよりもずっとお役に立てるでしょうしな」
アルマナ「………」
ハザル(アルマナ・ティクヴァー…ズフィルードの巫女…)(何故、この女は地球に興味を持つのだ…?)
孫光龍(フフフ…面白くなってきた。これでしばらく退屈せずに済みそうだよ)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「オペレーション・ハルパー」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
エペソ「勇猛なるゼ・バルマリィ帝国の将兵諸君…今、我々の祖国は重大な危機に瀕している」「この状況を打破し、銀河に新たな秩序を築くためにも…我々はこの一戦に勝たねばからぬ」「なお、この戦はアルマナ・ティクヴァー様もご覧になっておられる。各員、奮起せよ」
親衛隊兵「アルマナ様が見ておられる…」
帝国監察軍兵「ズフィルードの巫女の加護があれば負けることはない!」
ハザル「フフフ…姫様の存在が兵達の戦意高揚に役立ったか」
エイス「………」
ハザル「エイス、お前も出撃の準備をしておけ」
エイス「はっ…」
ハザル「さて…奴らと相見えるのは久方ぶりだ」「どれだけの力を蓄えたか、見せてもらおう」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
<<クスハ>>
孫光龍(フフフ…あの中にいるようだね。超機人に選ばれる強念者達が)(けど、龍虎王を失った彼らは僕の敵じゃない。せいぜい健闘を祈っているよ)
クスハ「………」「誰かが私を見ている…?」
ブリット「クスハ…!」
クスハ「わかってる…今は目の前の敵に集中しなきゃ」
ブリット「ああ! 俺達の運命を歪めたバルマー…奴らとの決着をつけるぞ!」
クスハ「うん…!」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「あれが帝国監察軍の艦隊か…!」
アラド「くっそ~! 戦艦ばっかりじゃねえか!」
ゼオラ「当たり前でしょ! だから艦隊って言うのよ!」
クォヴレー(あの艦隊を見ても俺の記憶は戻らない…)(ならば、彼らと戦うのみ!)

オオタ「各員へ。作戦は事前のブリーフィングで伝えた通りだ」「攻撃目標は敵艦隊旗艦、コードネーム・グリーンフラワーだ」
〔カーソル、ヘルモーズ・エハッドを指定〕
オオタ「あの艦を落とせば敵の指揮系統を潰すことが出来る」
竜馬「だが、あの艦を沈めれば…!」
イサム「中からズフィルードってのが出てくるに違いねえぜ」
鋼鉄ジーグ「ズフィルード…!?」
鉄也「グリーンフラワーの中に隠されている大型の機動兵器…敵の切り札だ」
甲児「くそっ、奴らのおかげでSRXが…!」
アスカ「え!? SRXって、あいつらにやられたの!?」
甲児「ああ、俺達の目の前でな…。そして、アヤ大尉が…!」
アスカ「!」
シンジ「そ、そんな…!」
アスカ「上等じゃない…! こうなたら、トコトンまでやってやるわ!」
忍「ああ! あいつらの無念、俺達の手で晴らしてやる!」
亮「………」(妙だな…奴らの戦力が少なすぎる)(それに…以前と違って、他星の勢力が組み込まれていない)(これは奴らが劣勢に陥っているのか…それとも何か裏があるのか?)
〔敵ユニット出現〕
ちずる「来たわ!」
十三「さすがに今回はムシとサカナっちゅうわけにはいかんらしいな!」
豹馬「とにかく、頭狙いだ! グリーンフラワーをブッ潰すぞ!!」
オオタ「その通り! 他には目もくれるな! 各機、攻撃を開始せよ!」
甲児「いくぜ、帝国監察軍! アヤ大尉の敵討ちだ!!」
<戦闘開始>

<ヘルモーズ・エハッドorハザルの乗るフーレと戦闘or4PP・敵増援1出現>

アルマナ「………」
ハザル「フン、奴らもなかなかしぶとい」
ルリア「ハザル司令、地球人の攻撃部隊は充分に足止めされています」「これ以上、この場にとどまる意味はないと思いますが?」
ハザル「自分の立場がわかっておらぬようだな。侍従風情が俺の采配に口を挟むでない」
ルリア「私は姫様の安全を守るためなら、相手が騎爵だろうと士師だろうと意見致します」
ハザル「何だと…!?」
バラン「待たれい、総司令」
ハザル「バラン・ドバン…貴様も口出しするか」
バラン「ここはルリアの言うことが正しかろう。ハザル、おぬしは本懐を成すがいい」
ハザル「良かろう…! エイス、お前は残って奴らを血祭りに上げるのだ!」
エイス「…了解」
ハザル「俺は今から次の目的地へ向かう。お前は後から合流しろ」
エイス「…了解」
〔敵ユニット出現〕
オオタ「あれは…!?」
カズミ「データ照合! 第一次ゲート攻防戦で連邦軍艦隊を壊滅させた機体です!」「あの機体はMAPW、大量広域先制攻撃兵器を持っています!」
トロワ「なるほど…。対多数目標を主眼とした機体か」
エイス「………」
ハザル「任せたぞ、エイス。お前の好きに戦うがいい」
〔敵ユニット離脱〕
雅人「見なよ! 艦隊の一部が後退していく!」
沙羅「逃げた…とは考えられないね」
忍「親玉はまだ残ってるんだ! ここでケリをつけるぜ!!」
ミサト「各機は散開して! かたまっていると、あの新手のいい標的になるわよ!」
シンジ「は、はい!」
エイス「攻撃…開始…」

<クスハvsエイス>
クスハ「この敵…ほうっておいたら、とんでもないことになる! その前に止めなくちゃ!!」

<クスハvsヘルモーズ・エハッド>
クスハ「こんなに早くこの戦艦と戦うことになるなんて…!」

<ブリットvsヘルモーズ・エハッド>
ブリット「一度は沈めた相手だ! 今度もそうするまでだ!」

<クォヴレーvsエイス>
エイス「………」
クォヴレー「! あの中に乗っているのは…!?」

<クォヴレーvsヘルモーズ・エハッド>
クォヴレー「何という巨大な戦艦だ…俺もここにいたのか…!?」

<豹馬vsヘルモーズ・エハッド>
豹馬「一度倒した相手だ! 勝てない相手ってわけじゃねえ! いくぜぇっ!!」
十三「頼むで、豹馬!」

<忍vsヘルモーズ・エハッド>
沙羅「忍! 今回ばかりは派手にぶちかまわしても文句は言わないよ!」
忍「言われるまでもねえ! 断空剣でぶった切って押し花にしてやるぜ!!」

<エイス撃破>
エイス「…後退…する」
〔敵ユニット離脱〕
ヒイロ「退いたか…」

<ヘルモーズ・エハッドHP8000以下・勝利条件達成>
エペソ「さすがと言うべきか…! だが、この力でも奴らと戦うにはまだ足りぬ…!」
〔通信のコール音〕
トーレス「ブライト艦長! イカロス基地のタシロ司令から緊急通信です!」
ブライト「緊急通信…!? サブモニターに映像を回せ!」
〔モニターの開閉音〕
タシロ「ブライト大佐、作戦中にすまん。非常事態が発生した」「現在、オービットベースが原種の総攻撃を受けているそうだ」
ブライト「!!」
タシロ「どうやら、奴らはこの機会をうかがっていたようだ」「今、連邦軍の防衛部隊とジェイアークが応戦しているが、突破は時間の問題らしい」
凱「な、何ですって!?」
タシロ「こちらからはフォールドブースターを装備したバルキリー隊を派遣する」「諸君らはオペレーション・ハルパーに専念してくれたまえ」
〔モニターの開閉音〕
ブライト「…今回の作戦が裏目に出てしまったというのか…!?」
凱「くそっ! ここからじゃ、助けに行っても到底間に合わない!」
ムウ「ああ、距離が離れすぎちまってる!」
凱「どうすればいいんだ、どうすれば!?」
オオタ「………」
カズミ「オオタ中佐…!」
オオタ「敵に後ろを見せるわけにはいかん。今は一刻も早く彼らを倒すしかない」
ミサト「ええ…。オービットベースが無事であることを信じて、今は…」
〔ゲート解放〕
ミサト「な、何なの!?」
カズミ「ゲートが起動した!?」
ミサト「どういうことなの!?」
カズミ「わ、わかりません!」
エペソ「馬鹿な! 我々はクロスゲートを起動させておらぬぞ!」
命「く、空間歪曲現象が! 何なの、この反応は!?」
エペソ「いかん! 全軍、直ちに後退せよ!」
〔敵ユニット離脱〕
トーレス「敵艦隊が離脱していきます!」
ブライト「どういうことだ!? ゲートは彼らによって起動したのではないのか!?」
マリュー「もしや、勝手に起動を!?」
ミサト「この反応は異常です! ブライト艦長、我々も後退を!」
ブライト「各機へ! 全速でこの宙域から離脱せよ!!」
命「じ、次元交錯線に異常発生! 空間歪曲現象が拡大していきます!!」
カズミ「ま、間に合わない!!」
〔画面、発光〕
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
マリュー「こ、ここは…!?」
ミサト「まさか、亜空間!?」
マリュー「そ、そんな!」
カズミ「バルマー戦役の時も私達はこのような亜空間へ引きずり込まれた…!」
〔ノイズ〕
ガルド「む…? これは…」
イサム「どうした、ガルド!?」
ガルド「次元交錯線が安定し始めている。どうやら、俺達は通常空間へ戻れるらしいぞ」
イサム「な、何!?」
オオタ「…転移先の座標軸を調べろ」
カズミ「は、はい!」
オオタ「ブライト大佐、直ちに各機を収容して下さい。この空間ではぐれたら、どこへ飛ばされるかわかりません」
ブライト「了解した…!」
〔味方ユニット離脱〕
カズミ「推定座標軸、出ました! 転移先は地球圏内だと思われます!」
オオタ「何…!?」
ブライト「我々は地球へ向かっているのか!?」
ミサト「そんなラッキーな…いえ、ご都合主義的なことが起きるなんて…!」
オオタ「あのゲートが我々を地球圏へ転移させるというのか…?」
カズミ「だとしたら、何のために…!?」
ミサト(まさか、原種が現れたから…? いえ、それこそご都合主義ね)
〔ブライト、前進〕
〔マリュー、前進〕

ブライト「どうした、ラミアス艦長! 遅れているぞ!」
マリュー「ノイマン曹長!」
ノイマン「出力が上がりません! 先ほどの戦闘でダメージを受けた模様です!」
トール「じゃ、じゃあ俺達…!」
ミリアリ「このままこの空間から出られなくなっちゃうの!?」
サイ「または全く予想もつかない場所に飛ばされてしまうかだ…!」
マリュー「総員退艦準備! ラー・カイラムへ避難を!」
ナタル「無理です! この状況で全員の退艦など!」
マリュー「く…!」
氷竜「炎竜!」
炎竜「わかっている、氷竜!」
〔味方ユニット出現〕
護「ちょ、超竜神!?」
超竜神「出力全開!!」
〔超竜神、ブースター噴射〕
〔マリュー&超竜神、前進〕

ノイマン「速度上昇! ラー・カイラムに追いつきました!」
マリュー「これなら…!」
トール「俺達、助かるんだ!!」
ミリアリア「ありがとう、超竜神!」
超竜神「もう…大丈夫だな…」
〔ブライト&マリュー、前進〕
命「超竜神が引き離されていきます!」
凱「どうしたんだ、超竜神!?」
超竜神「少しだけ…私の力が…足りなかった…ようです……」
凱「何っ!?」
〔ブライト&マリュー、前進〕
命「超竜神、さらに離れていきますっ!!」
超竜神「…みんな…お別れだ…」
甲児「バッキャロー! 勇者が弱音なんて吐くんじゃねえ! お前達なら何とか出来るはずだ!」
竜馬「ハヤト、ベンケイ! 超竜神を救出に向かうぞ!!」
隼人「待て、リョウ! 今からじゃ、超竜神と同じ目に遭っちまうぞ!」
竜馬「!!」
※※スーパー系女主人公の場合、セリフ追加※※
クスハ「そ、そんな…!!」

宙「あきらめるな、超竜神! 頑張れ! 一緒に地球に帰るんだ!」
〔ブライト&マリュー、前進〕
護「超竜神は…! 超竜神はどうなっちゃうの!?」
カズミ「このままではこの空間に閉じ込められるか…どこかに飛ばされて…!」
護「そ、そんな! イヤだよ!! 超竜神ーーーーーっ!!」
凱「…聞こえるか、超竜神…!?」
超竜神「聞こえます…」
凱「いつの日にか、必ず…必ずお前を迎えにいくからな…!」
護「僕も一緒に行くから…絶対に!」
超竜神「了解しました。待っています、いつまでも…」「信じています、必ず…必ず再会出来る日を…いつか…星の海で…」
〔ブライト&マリュー、前進〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】


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