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No.32B
インフィニティ・ソウル

【シナリオデモ開始】
銀河系 M71宙域
バロータ星系 第4惑星

プロトデビルン封印チャンバー
〔エネルギーの放射音〕
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

???(バルゴ)「………」
ガビル「バルゴ!?」
バルゴ「ガビル…俺に用か?」
ガビル「私がお前などに用があるはずもない!」
バルゴ「では、誰が私を呼び覚ました?」
ゲペルニッチ「私だ。今はここにいる」
バルゴ「おお…その目はゲペルニッチ様。我を先に呼び覚ますとは…」
ゲペルニッチ「夢の隙間にお前の姿を見たのだ」
バルゴ「夢…?」
ゲペルニッチ「はるかな星々のきらめきの間に消えては輝き、輝いては消える…」「さすらいの吟遊詩人が奏でるようなまどろみの夢だ」
バルゴ「我が力…必要とあればいつでもお貸ししましょう」
ガビル「………」

銀河系 M4宙域
惑星ラクス マクロス7

バトル7 艦長室
マックス「…我々が、この惑星ラクスへ降下してから既に二週間が経過している」
エキセドル「衛星軌道上には依然として敵軍が待機しておりますな」
マックス「バトル7も大空魔竜も損傷が激しい。奴らが動く前に修理を完了させねばならん。…参謀、今日の偵察報告は?」
エキセドル「本日はGGG機動部隊がエリア1030を探索しましたが、結果は機能と変わらずです」
マックス「生存者はゼロ…。やはり、この星へ降りた移民船団は奴らに滅ぼされたのか…」
エキセドル「ですが、死体の一つも発見出来ぬのは不自然ですな」
マックス「うむ…。それに、前回の戦闘で現れた帝国監察軍のことも気になる」
エキセドル「彼らもまたバロータ軍と戦っているのでしょうが…我々を助けた理由がわかりませんな」
マックス「ああ…。何にせよ、彼らに対する警戒も必要だ」
エキセドル「それと…熱気バサラのプライベートタイムについての調査報告が届いております」
マックス「こんな真似はしたくなかったが、事が事だ。仕方ないか…」
エキセドル「朗報もあります。ドクター千葉がサコン君の協力を得て、例の物をほぼ完成させたようです」
マックス「あれが有効であれば、少しは事態が好転するかも知れん…」「マニュアルをレイの方へ回しておいてくれ」
エキセドル「はい。それと…艦長には休息が必要ですな」
マックス「いや、そうは言っていられない。シティ7の市民達のことを考えると…」
エキセドル「いやいや、艦長に倒れられでもしたら大変です。僭越ながら、私の方で手配をしておきました」
マックス「手配?」
エキセドル「はい。では、ごゆっくり…」
〔モニターの閉じる音〕
マックス「どういう意味だ…?」
〔扉の開く音〕
ミリア「マックス! 直接会って相談したいだなんて、一体何が起きたの!?」
マックス「相談…?」
ミリア「そうよ。エキセドル参謀から連絡をもらって駆けつけたのよ」
マックス(参謀…余計な気の回し方を…)
〔扉の開く音〕
フォッカー「どうした、どうした? 夫婦ゲンカか?」
マックス「隊長…それに一条君も」
輝「やあ、マックス。俺達に用って何だい?」
マックス(なるほど、これも参謀の仕業か)「いえ…あなた達と合流してから、ゆっくり話す機会がなかったので」
フォッカー「おう、言われてみりゃあそうだな」
ミリア「急務でないのなら、私はオフィスに戻ります」
輝「そう堅いこと言わずにさ…。1時間ぐらいは大丈夫ですよね、市長さん?」
ミリア「………」
マックス「………」
フォッカー(ま、ケンカするほど仲がいいって言うがな…)
輝「しかし、びっくりしたよ…。3ヶ月前に別れたマックス達が35年もの年月を過ごしていたなんて…」
マックス「そちらから見れば驚きでしょうが、我々としては、ごく普通に35年という時を過ごしてきただけです」「おとぎ話の浦島太郎のように一瞬にして35年が過ぎたのではありません」
輝「なるほどね…。タイムスリップとは別物ってわけだ」
フォッカー「その間、涙あり笑いありの時間がちゃんとあったんだな」
ミリア「…怒りの時間も多かったですけどね」
マックス「………」
輝「しかし、ミリア…市長の若さにも驚いたけど、マックスもとても50代には見えないな」「イメージは20代の頃のままだ」
ミリア「人の心は変わりますけどね」
マックス「………」
フォッカー(手強いな…。戦場は変わってもエースのミリアは健在か…)
マックス「これでもそれなりの苦労はしてきたのですけどね」
輝「いや、そういう意味で言ったんじゃ…」
マックス「少なくとも一条君の結婚式で仲人を務められる程度の貫禄は身につけたつもりですよ」
輝「お、おい! マックス!」
マックス「敵旗艦に突入した者が艦内で早瀬艦長の姿を確認しています」「おそらくミンメイさんも同様に敵にとらえられているでしょう」
フォッカー「つまり、二人は生きている…。後はそれを救い出すだけってことだ」
輝「はい…」
フォッカー「じゃあ、救出が成功した暁には早瀬と輝の結婚式といくか…! 仲人は頼むぜ、マックス!」
ミリア「少佐…。仲人という制度は夫婦で受ける事が原則であることをお忘れなく」
マックス「ミリア…!」
ミリア「確かに私達の籍はまだ入ったままですが、それも体面とミレーヌの事を考えてのことです」
マックス「………」
輝「そ、そのミレーヌだけどさ…今日は確かライブの日じゃないの?」
フォッカー「そうそう、惑星ラクス降下セレモニーってことで派手にやるらしいぜ」

惑星ラクス降下セレモニー 会場
〔歓声〕
ビヒーダ「………」
レイ「さあ行くぞ、バサラ、ミレーヌ!」
ミレーヌ「OK! せっかくアキコさんがこんな大きな会場を用意してくれたんだもん!」「ノリノリで行くわよ!」
バサラ「………」(俺がこうしている間にもシビルは眠り続けている…)(俺の歌はあいつに届かないのか…)
ミレーヌ「バサラ…どうしたの…?」
バサラ「…何でもねえよ…」「行くぜーっ! ファイヤー!!」
豹馬「ボンバー!!」
十三「ノリノリやな、豹馬。この間まで熱気ばさらに腹立てとったんとちゃうんかい」
豹馬「それを言うんなら、リョウやサンシローだって同じだぜ」
サンシロー「そ、そりゃまあ…」
竜馬「確かに彼が戦場で歌うのは…その…」
隼人「はっきり言えばいいだろう? 戦っている最中にうろちょろされるのは目障りだって」
洸「鉄也さんやモンシア中尉なんか、いつか呼び出して締め上げるとまで言ってましたからね」
〔歓声〕
ミチル「それが今じゃこうしてライブを見に来るまでになったのよね」
ちずる「一体どういう風の吹き回しかしら?」
豹馬「そ…それは…」
竜馬「…うまく言えないけど彼の本気さがわかったからかな…」
ミチル「本気さ…?」
リュウセイ「…戦いってのは下手すりゃ生命を落とすこともあり得るわけだろ?」
ブリット「それなのにあの人は歌う…。その覚悟は並大抵じゃないと思うな」
クスハ「でも、どうしてバサラさんはそこまで歌に懸けられるのかしら…? 自分の生命を危険にさらしてまで…」
ブリット「………」(クスハはまだ迷っているのか…)
隼人「ま…奴の歌う理由の方はおそらく常人の理解の越えたところにあるだろうな」
リュウセイ「だがよ、それは文字通りの命懸けだ。そんな状態で歌うあいつの歌は、何て言えばいいのか…」
隼人「ハートにくる…ってところだな」
リュウセイ「そう、それそれ!」
ブリット「シティ7の人達も、その辺りが何となくわかってきたんだろうな」
イサム「ま…あいつがわざわざ足を運ぶぐらいだからな」
ガムリン「え…?」
ミチル「あら? ガムリン中尉も来ていたんですね?」
弁慶「へえ…熱気バサラの歌を聴くと頭痛がするって言っていた中尉がなあ」
ガムリン「いや…その…自分は…」
隼人「フ…よせよ、ベンケイ。ファイアーボンバーのボーカルはバサラだけじゃないんだぜ」
イサム「そういうこった。ほらよ、ガムリン…コール送ってやんな」
〔BGM「MY FRIENDS」〕
ガムリン「え…?」
ちずる「ミレーヌのソロね」
ガムリン「しかし、この曲…いつものライブだったら、もっと後の方で演る曲なのに…」
花束の少女「………」

シティ7アクショ バサラの部屋
ガムリン「…失礼します」
グババ「キイッ!」
ミレーヌ「ガムリンさん! 練習、見に来てくれたんですか?」
ガムリン「ええ、まあ…。…その…今日はバサラは…?」
ミレーヌ「え…?」
ガムリン「その…昨日のライブ…バサラの奴、何かおかしかったんで…」
ミレーヌ「そっか…。ガムリンさんも気づいちゃったんだ…」
ガムリン「…何かあったんですか?」
ミレーヌ「最近のバサラ…練習の時でもどこかうわの空なんです…」「おまけに昨日もライブが終わった後、どこかに消えちゃうし…」
ガムリン「それは不本意なライブの出来にショックを受けたためじゃ?」
ミレーヌ「でも、この二週間…ずっとこんな調子なんです」
ガムリン「…心配することはありません。バサラはやるべきことはやる男です」
ミレーヌ「ガムリンさん…」
ガムリン「ですから、必ず自分を取り戻し、また前のように歌うはずです」
ミレーヌ「………」
ガムリン「す、すみません! 部外者が勝手なことを言ってしまって」
ミレーヌ「…あたし、びっくりしたんです。ガムリンさんがバサラのことをそんなに買っていたなんて…」「昨日のライブのことだって、気づいてたのはあたし達とアキコさんぐらいだと思っていたのに…」
ガムリン「…パイロット同士は相手のことがわかるものなんですよ」
ミレーヌ「バサラのこと…嫌いじゃなかったの?」
ガムリン「え…? べ、別に嫌いじゃないですよ」
ミレーヌ「本当に?」
ガムリン「え、ええ」
ミレーヌ「本当に本当!?」
ガムリン「はあ…」
ミレーヌ「ねえ、本当に嫌いじゃないの?」
ガムリン「…その…結構…迷惑に思ったこともありましたが、嫌いってわけじゃないですよ」
ミレーヌ「そうなんだ…うふふふふ」
ガムリン「ど、どうしたんですか? いきなり笑い出して…」
ミレーヌ「いいの、いいの…うふふふふ」
ガムリン「…バルキリーの操縦には全人格が出るといわれています」「あれほどの操縦をする奴が下らないことなんかに時間をつぎ込むとは到底思えません」
ミレーヌ「ふうん…」
ガムリン「いや…すごいと思うのはパイロットの技術で、バサラの歌は全く理解出来ませんけど…」
ミレーヌ「うふふふふ」

シティ7 緑地帯
バサラ「シビル…」「今日こそお前を目覚めさせてやる…!」
〔BGM「PLANET DANCE」〕
ギギル(あいつがシビルに歌を聴かせてからもう二週間は経つ…)(一体いつまで待たせる気だ? アニマスピリチア…)(力だ…力が足りねえんだ…!)
バサラ「何故、起きねえ…!? 俺の歌は届かねえっていうのか!?」「俺の…俺の歌は…!!」
ギギル「うおおおおっ! アニマスピリチア!!」
〔殴打音〕
〔画面、明滅〕

バサラ「ぐっ!」
ギギル「生ぬるいぜ!」
〔殴打音〕
〔画面、明滅〕

ギギル「お前が…お前が!」「お前しか起こせないんだよ! もっと! もっとアニマスピリチアをシビルに!」
バサラ「なら…!」
〔BGM「突撃ラブハート」〕
バサラ「行くぜぇぇぇぇっ!!」
ギギル(貴様…誰のために歌ってるんだ…? 一体誰のために…?)(誰だ…何者だ、お前は…!?)(その前に俺は何だ…。俺は一体何者なんだ…!?)「うわあああああっ!!」
【戦闘マップ1終了】


サブタイトル
「インフィニティ・ソウル」


【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現〕
サリー「敵機接近! 内一つは反応の大きさから、以前に接触した怪物と思われます!」
エキセドル(プロトデビルン…)
マックス「シティ7の退避はどうなっている!?」
美穂「既に護衛部隊と共に戦闘予定エリアを離脱しました!」
マックス「よし、各機を出撃させろ!」
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
ガムリン(金竜隊長…。隊長の遺されたこの機体、使わせていただきます…)(そして、ダイヤモンドフォースの名に恥じない戦いをお見せします…!)
美穂「ダイヤモンドフォースには復帰したドッカー中尉が配属されています」
ドッカー「頼むぜ、ガムリン隊長! 金竜大尉のカタキ討ちだ!」
ガムリン「ドッカー! 気合が入っているのはわかるが、先走るなよ!」
フィジカ「ドッカー中尉! 復帰直後なのですから、ご無理はなさらないように」
ドッカー「ちぇ…二人して人をナメまくってくれるぜ」「ま、俺の活躍はミレーヌちゃんに捧げるぜ」
ミレーヌ「………」
ザ・ハッター「ん? 熱気バサラがいないぞ」
サンシロー「何だよ、あいつの歌を聴くとガッツがわいてくるってのに…」
ガムリン「バサラはまだですか…?」
ミレーヌ「大丈夫です。私もガムリンさんと同じ様にバサラを信じていますから」「バサラが来るまでは私達だけで頑張ります!」
ビヒーダ「………」
レイ「その意気だ、ミレーヌ」
ガルド「来るぞ…!」
〔敵ユニット出現〕
バルゴ「感じる…感じるぞ…スピリチア自己再生種族の息吹を…」
ギギル「バルゴ…! さいつも目覚めやがったのか…!」
フェイ「何、あれ!? キショっ!」
ザ・ハッター「STMCの兄弟か!?」
チーフ「いや、奴らと違って知能を持っているようだ」
サコン「あの怪物は生態兵器の類か…!?」
大文字「各機、迎撃準備!」
エキセドル「敵は我々を大地に縛り、徐々に追い詰めていく作戦ですかな?」
マックス「おそらくな。だが、敵が戦力を小出しにするなら、それを叩いていくだけだ」
バルゴ「さあ…見せてもらうぞ。お前達のスピリチアを…」
<戦闘開始>

<3PP>

〔敵ユニット出現〕
ミチル「増援!?」
隼人「チッ、化け物二匹とは厄介だぜ!」
バルゴ「ガビル…何をしに来た?」
ガビル「決まっている。お前ごときがゲペルニッチ様の夢を叶えることは不可能…!」「その美の華を咲かせるのは私の役目だ!」
バルゴ「好きにするがいい。今のお前に出来るのならな…」
ガビル「………」
真吾「まずいぞ! あのデカブツ、バトル7を狙っている!」
レミー「大きな図体して随分と緻密じゃないの!」
〔味方ユニット出現〕
洸「赤いバルキリー!」
フェイ「待ってました!」
神宮寺「やっと出てきたぜ、バトル7を救うロックスターが!」
レイ「………」
バサラ「俺の歌を…俺の歌を聴けぇぇぇぇっ!!」
ガムリン「バサラ…」
ガビル「グラビル…! お前はアニマスピリチアを始末しろ! 奴の美は刺激的過ぎる!」
グラビル「ゴガアアアッ!」
ミレーヌ「どうしたの、バサラ…? 何を怒っているの…!?」

<ガビルHP90%以下orグラビルorバルゴHP80%以下>
〔グラビル、前進〕
グラビル「ゴガアアアアッ!」
バサラ「………」
レイ「バサラ…」
マックス「ドクター千葉! 例の装備は使用出来ないのか!?」
千葉「あれを稼動させるためには2万チバソング以上の歌エネルギーが必要とされます!」「今のバサラ君では有効に使用することは出来ません!」
マックス「何をやっている!? 熱気バサラ!」
グラビル「ゴガアアアッ!」
バサラ「お前ら…お前ら……」「攻撃を止めて、俺の歌を聴けってんだよぉぉぉ!!」「俺の歌を……」「何で聴きやがらねえんだぁっ!!
〔機体の稼動音〕
ミレーヌ「バサラ!」
イサム「あいつ、ミサイルを撃つ気か!?」
ガムリン「!」
〔ガムリン、バサラへ隣接〕
ミレーヌ「ガムリンさん!」
フィジカ「む、無茶です、ガムリン中尉! いくらVF-17でもミサイルの直撃を受け止めるなんて!」
ガムリン「何故、撃つ!? 熱気バサラ!
バサラ「ガムリン…
ガムリン「お前は…お前は歌うんじゃないのか!?
バサラ「く…!
豹馬「熱気バサラ! あんたが歌わなくてどうすんだよ!」
サンシロー「お前は自分の信念のために生命を張ってると思ったのに…!」
バサラ「………」
フォッカー「俺達は戦う…。お前は歌う…それは同じ意味だと思っていたんだがな…
バサラ「………」
ガビル「散るがよい! 散って美を知るのだ!
輝「熱気バサラ! 君には歌があるじゃないか!
ガムリン「歌え、バサラ!
ミレーヌ「歌って!
ガムリン「歌うんだ、バサラーッ!
〔バサラ、エネルギー上昇〕
バサラ「よおおおし! 行くぜぇぇぇぇぇっ!!」
フォッカー「来たな!」
フェイ「わお! テンション、超上がりまくりぃ!」
イサム「イカしたシャウトじゃねえか!」
ザ・ハッター「俺のハートにもガンガンくるぜ!」
ガルド「フッ…悪くない」
ミレーヌ「バサラ!」
ガムリン「そうだ、バサラ! お前は歌え! 歌うんだ!!」
〔バサラ、エネルギー上昇〕
レイ「ミレーヌ! ビヒーダ! 俺達も行くぞ!」
ビヒーダ「………」
ミレーヌ「うん!」
〔レイ、ミレーヌと小隊分離〕
〔ミレーヌ&レイ、バサラへ隣接〕

グラビル「ゴガアアアッ!!」
ガビル「アニマスピリチアには限界がないのか!?」
美穂「ドクター千葉! 歌エネルギーが2万チバソングを突破しました!!」
千葉「これならいける!! サウンドブースター発進だ!!」
〔サウンドフォース、サウンドブースター装着〕
ミレーヌ「これは…!?」
千葉「サウンドブースターだ! 君達の歌をエネルギーに変える事が出来る!」「君達次第では光や時空をゆるがすことさえ出来るはずだ!!」
美穂「歌エネルギーで!」
サリー「時空を…!?」
レイ「バサラ!」
バサラ「行くぜぇぇぇっ! ファイヤー!!」
[イベント戦闘「バサラvsグラビル」]
グラビル「ゴガアアアアッ!!」
〔敵ユニット離脱〕
〔すべての敵、気力ー10〕

ガビル「おお! グラビル!!」「おのれ、アニマスピリチア! お前の刺激的な美はあまりにも危険!」
ガムリン「バサラ! こいつは俺が引き受ける! お前は歌え!」
バサラ「おう!!」
〔ミレーヌ&レイ、バサラと小隊統合〕

<クスハvsバルゴ>
クスハ「この前の怪物はすごいパワーで、今度は魔法使いみたいじゃない…!」

<ブリットvsバルゴ>
ブリット「まやかしの術は…精神集中で破る!」
バルゴ「むう…我が術に抵抗するか…!」

<洸vsグラビル>
グラビル「グガアアアアアア!!」
洸「この反応…間違いない! ライディーンの中にこいつらに関する記憶がある!」「こいつらの存在…ムー帝国やプロトカルチャーに関係しているのか…!」

<洸vsバルゴ>
洸「こいつも何度か戦ったあのバケモノの一種か…!」
バルゴ「この私をグラビルなどと同じだと思うなよ…!」

<真吾vsバルゴ>
真吾「どうやら相手は妙な術を使うみたいだな」
キリー「なあに、レミーの化粧程じゃないさ」
真吾「そりゃそうだ!」
レミー「言ってくれるじゃないの、2人共…」
バルゴ「ぬう…私を前にしてこのスピリチアの安定度…。恐るべきサンプルだ…!」

<輝vsガビル>
輝「お前を落として、未沙とミンメイの居場所を教えてもらうぞ!」
ガビル「いいぞ、いいぞ。その一途さが貴様のスピリチアを上げる…」「まさしく熱愛美!」

<フォッカーvsガビル>
フォッカー「メガロードと柿崎のカタキ! ここで取らせてもらうぞ!」
ガビル「しつこい奴め! それほどまで我が美に屈したいか!」

<マックスvsバルゴ>
マックス「市民を危険な目にあわせるわけにはいかん! これ以上、奴を進ませるな!」

<イサムvsガビル>
イサム「そんなに美が好きなら粉砕美で飾ってやるぜ!」
ガビル「私の言葉を真似るとは…その愚行、許しはせん!」

<バサラvsガビル>
ガビル「アニマスピリチア! 貴様の危険美、止めてみせる!」
バサラ「安全無害なライブじゃ面白くもなんともねえぜ! スリルも味わっていきやがれ!」

<バサラvsグラビル>
バサラ「なんでだ…! なんで攻撃をやめねえ! 俺の歌を聴きやがれぇぇぇーっ!!」

<バサラvsバルゴ>
バサラ「行くぜ! お前にも俺の歌を聴かせてやる!!」

<ガムリンvsガビル>
ガムリン「貴様あああ! 今日こそ逃がさんぞ!!」
ガビル「ええい! こいつのスピリチア…とにかく目障りだ!」「貴様には静寂美をくれてやる!」

<ガムリンvsグラビル>
ガムリン「くそっ! 俺達の攻撃では、こいつは止められんというのか!?」

<ガムリンvsバルゴ>
ガムリン「くそっ・・・! こいつらはこの星で俺達を飼い殺しにする気なのか!」

<ガビル撃破>
ガビル「うおおおっ! 限界美!」
〔敵ユニット撃破〕
バルゴ「ガビル…脆弱な奴め…」

<バルゴ撃破・味方援軍2&敵増援2出現>
バルゴ「アニマスピリチア…確かにしかと見たぞ…」
〔敵ユニット離脱〕
ドッカー「奴ら逃げ帰っていくぜ!」
フィジカ「何とかなりましたね…」
フォッカー「しかし、あのバサラの歌…すごい力だったぜ…」
輝「…もしかすると途中から敵の士気が下がったのも彼の歌のせいかも知れませんね…」
〔モニターの開く音〕
美穂「艦長! 救援信号がこの近くのエリアから発信されています」
マックス「友軍機か…。回収班をそちらへ回してくれ」
美穂「了解です」
〔危険信号〕
マックス「今度は何だ!?」
エキセドル「これは救援信号ではありませんな」
サリー「艦長! 重力場異常を感知! この惑星の地表に何者かが降下します!」
マックス「地表付近でのフォールドアウトだと!?」
サリー「来ます!!」
〔クロスゲート開放〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕
〔クロスゲート消滅〕

洸「あ、あれは!?」
竜馬「間違いない! あれはソロシップとイデオン…それにバッフ・クランだ!!」
ベス「どうなっているんだ、ハタリ!? ここはどこだ!?」
ハタル「わからん! 俺達は戦闘中にDSドライブで亜空間に逃げたはずなんだが…!」
シェリル「また私達はイデによってこの惑星に運ばれたっていうの…!?」
カララ「これもイデの導き…」
コスモ「そして、待っていたのはαナンバーズ…!」「どうやらイデに取り込まれているのは俺達だけじゃなさそうだぜ!」
カーシャ「そんなことより、今は一緒に飛ばされてきたバッフ・クランを叩かなきゃ!」
オーメ財団兵「ギジェ様…ここは…!?」
ギジェ「わからん…。だが、目の前に巨神がいる以上、我々は戦わねばならん…!」(そして、この星には以前戦ったロゴ・ダウの異星人の戦闘部隊までいる…)(これがイデの導きであり、我々バッフ・クランもその内に取り込まれているのか…)
マックス「大文字博士…!」
大文字「向こうに戦闘の意志がある以上、やむを得ないでしょう」
モエラ「コスモ! αナンバーズは俺達に手を貸してくれるらしい!」
コスモ「あいつらを当てにするな! 俺達は俺達の力で生き延びるんだ!」
竜馬「コスモ…」

<竜馬vsギジェ>
ギジェ「このメカからも巨神に似た気のようなものを感じる…」
竜馬「こいつ…何を言っている!?」
ギジェ「私の思い過ごしか…? ならば、撃墜して確かめるまでだ!」

<コスモvsギジェ>
ギジェ「ここに飛ばされたのもイデの力だとするのなら、益々その力に興味が出てきた!」
コスモ「くそっ! 俺達はお前の好奇心を満たすためのオモチャじゃないんだぞ!!」

<バサラvsギジェ>
バサラ「銀河で会ったあんた達か! 久しぶりじゃねえか!」
ギジェ「戦場で歌う道化か!?」
バサラ「再会を祝して一曲いくぜ! 俺の歌を聴けーッ!!」

<ギジェ撃破>
ギジェ「ダラム様に通信を送れ! 救援を要請するのだ!」
オーメ財団兵「は、はい!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ジョリバ「周囲にバッフ・クランの反応はないようだ」
ハタリ「とりあえずは助かったか…」
大文字「ベス君…」
マックス「また会ったな…」
ベス「ええ…」
コスモ「………」
カララ「………」
マックス「まずは合流して話を聞こう。と言っても、こちらも万全の状況とはとても言えないがな」
ベス「わかりました…。この広い銀河での再会…その意味を大事にしたいです」
大文字「このエリアはバロータ軍の再攻撃を受ける恐れがある。各機はポイント1101へ移動するんだ」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕
〔敵ユニット出現〕

???(エツィーラ)「禁断の惑星へ集うプロトデビルン、アニマスピリチア、そして、イデ…」「やはり、この星にアポカリュプシスの秘密を解く鍵があるようだねぇ」「そして、それを統べる者…それこそが無限力…ウフフフ…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオデモ開始】

大空魔竜 ブリーフィングルーム
マックス「まさか、この銀河の真ん中で君達と再び出会うとはな…」
ベス「驚いているのは、こちらも同様です」
大文字「ベス君、状況を説明してくれないか」
ベス「…ゲートの力によって地球圏を離れた我々は、ここから3万光年離れた地点へDSアウトしました」
シェリル「願い通りにゲートは銀河の辺境へソロシップを運んでくれました」
ベス「ですが、そこでも我々は執拗なバッフ・クランの追撃を受けたのです」
マックス「月での戦いで何らかの発信装置がソロシップに付けられていたのか…」
大文字「それ以上に驚くべきはこの広大な銀河を逃げる一艦を追う事が出来るバッフ・クランの組織力でしょう」
ベス「我々は何度目かのバッフ・クランとの戦闘の最中、DSドライブで亜空間へ逃げ込んだのです」
シェリル「そこで我々は奇妙な現象に遭遇しました」
大文字「それは…?」
シェリル「歌です…。DSドライブの最中、我々は確かに熱気バサラの歌を聞きました」
マックス「何だと…?」
大文字「確かに、ドクター千葉の理論ではサウンドエナジーシステムで変換された歌エネルギーは…」「時空さえ揺るがすエネルギーになるという話ですが…」
シェリル「どういった理屈で我々がこの惑星ラクスにたどり着いたかはよくわかりません」「ですが、そこに彼の歌とイデの意志が介在したことは間違いないでしょう」
マックス「イデとバサラの歌か…」
ベス「バッフ・クランの組織力ならばこの星へ戦力が送り込まれるのも時間の問題でしょう」
大文字「だが、惑星ラクスの衛星軌道上にはバロータ軍の大艦隊が控えている」
マックス「フォールドで脱出しようにも大気圏でのフォールドインはどういった事態を引き起こすかわからない…」「よって、フォールドは最終手段とするしかない」
シェリル「宇宙を逃げ回っていた私達が今度は一つの星に閉じ込められるなんてね…」
ベス「…どこに行っても我々には心休まる場所はないようだ……」
〔通信のコール音〕
大文字「大文字だ」
ミドリ「博士、マックス艦長。先程の戦闘の後、救援信号を出していた部隊を回収した結果…」「元メガロード船団スカル小隊所属の柿崎少尉を発見しました」
マックス「何だって!? 柿崎君が…!」
ミドリ「どうやら、彼は精神制御を受け、バロータ軍の一員として活動していたようです」
大文字「では…!?」
マックス「我々が戦ってきたバロータ軍とは地球人だったのか…」

バトル7 格納庫
バサラ「よう、ガムリン」
ガムリン「?」
バサラ「ちょっと手を上げてみな」
〔手を叩く音〕
ガムリン「フ…」
バサラ「………」
〔走り寄ってくる複数の足音〕
豹馬「やったな、バサラ!」
洸「いい歌でした! 俺、感動しました!」
バサラ「ありがとよ」
〔歩み寄ってくる足音〕
コスモ「あんたが…熱気バサラか」
バサラ「ん…」
コスモ「どういうカラクリか知らないがあんたの歌のおかげで俺達はこの星に飛ばされたらしい」
竜馬「コスモ…」
コスモ「また会っちまったな、リョウ…。どうやらお前達も逃げられそうにないようだぜ」
竜馬「イデからか?」
コスモ「ああ、そうだ。おまけにこの星は得体の知れないバケモノに包囲されているそうじゃないか」
バサラ「………」
コスモ「あんたの歌はバケモノに効果があるそうじゃないか。せいぜい頑張って歌ってくれよ」
バサラ「………」
コスモ「俺が言いたかったことはそれだけだ…じゃあな」
〔歩き去っていく足音〕
バサラ「………」
ガムリン「バサラ…」
〔走り寄ってくる足音〕
ミレーヌ「やったね、バサラ! あの化け物を一発で追い返すなんて!」
バサラ「やった…!?」
ミレーヌ「だって、やったじゃない! バサラの歌が敵をやっつけたのよ! そうでしょ!」
バサラ「何、言ってんだよ、お前…」
ミレーヌ「え…」
バサラ「俺の歌は…人殺しの道具じゃねえ!」
ミレーヌ「人殺し…。何言ってんのよ、相手は化け物だったじゃない」
バサラ「………」
〔歩き去っていく足音〕
ミレーヌ「………」
レイ(バサラ…)

シティ7 緑地帯
バサラ「………」「シビル…俺は……」
〔砂の上を走り寄ってくる足音〕
連邦軍兵「熱気バサラだな…」
バサラ「何だよ、お前達は…?」
連邦軍兵「お前の足取りをたどらせてもらった。その敵兵は我々が回収する」
バサラ「軍がシビルを連れていくだと!?」
連邦軍兵「やれ…」
バサラ「待ちやがれ! この野郎!!」
連邦軍兵「熱気バサラ、これ以上の妨害は軍務の妨げと判断するぞ」
バサラ「軍なんか関係ねえ! シビルには指一本触れさせやしねえぞ!」
連邦軍兵「やむを得ん…。熱気バサラも連行しろ」
バサラ「シビル! シビル! シビルーッ!!」
〔砂の上を走り寄ってくる足音〕
ギギル「うおおおおっ!!」
連邦軍兵「き、貴様は…バンパイアの仲間…!」
ギギル「シビルを放しやがれ!!」
〔殴打音〕
〔機関銃の銃声〕

バサラ「待ってろ…シビル!」
〔BGM「POWER TO THE DREAM〕
ギギル「シビルーッ!!」
バサラ「目を覚ませ、シビルーッ!!」
〔画面、明光〕
連邦軍兵「な、何だ!? 何が起きているんだ!」
バサラ「シビルーッ!!」
シビル「アニマスピリチアーッ!!」
〔エネルギーの放射音〕
バサラ「シビルーッ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


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