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No.56
終わりなき総力戦

【シナリオデモ1開始】
銀河系
バッフ・クラン本陣

バイラル・ジン ブリッジ
ギンドロ「…ゼ・バルマリィ帝国の本星が壊滅しただと?」
ドバ「今、入った情報だ。例の隕石雨によるものらしい」
ギンドロ「…我々バッフ・クランさえも攻めあぐねていたあの星も最期はあっ気ないものだな…」
ドバ「いや…これはあの星を守っていた守備隊と防衛システムが壊滅した結果だ」「そして、それを成した者は巨神達を使うロゴ・ダウの異星人だ」
ギンドロ「何と…」
ドバ「奴らの切り札らしきものを防衛する主力艦隊に巨神が見えないと思えば、別働隊として動いていたとはな…」「我々もゼ・バルマリィも一杯食わされたというところだろう」
ギンドロ「しかし、巨神の力…とどまるところを知らんな…」
ドバ「うむ…。イデの巨神以外にもあの部隊には無限力の使徒が集まっていると見られる…」
ギンドロ「αナンバーズ…と言ったかな。そして、そこにはカララ嬢ちゃんも…」
ドバ「…言うな。異星人の下へ走った女など、もはや娘ではない」
ギンドロ「………」
ドバ「だが、そのαナンバーズが本体と別行動を取っているのはこちらに幸いした」「向こうに巨神があろうと数で押し切ってみせよう」
ギンドロ「ハルル嬢ちゃん…いや、ハルル殿を向かわせたか…」
ドバ「ハルルならやってくれよう。あれは女として育ててはいない…」
ギンドロ「………」
ドバ「ともあれ、この銀河の巨大な勢力は巨神達により一つ一つ壊滅していっている…」
ギンドロ「ボアザン星を中心とした連合、プロトデビルンなる悪魔…、そして、ゼ・バルマリィ帝国…」「だが、例のバケモノが残っているぞ」
ドバ「宇宙怪獣か…」
ギンドロ「そうだ。あれによってバッフ・クランの3個艦隊が壊滅している」「そして、奴らの大群は徐々に我々の艦隊に迫りつつある」「放っておけば、我々の銀河まで奴らはやってくるだろう」
ドバ「案ずることはない。そのためにガンド・ロワも用意してもらった」
〔大型モニターの開く音〕

ガンド・ロワ 映像
ドバ「巨神を討ち、あれを使えば全ては終わる。その時こそ我々の銀河は新たな時代を迎える」
ギンドロ「バッフ・クランの支配者、ズオウとの対決か…」
ドバ「そうだ。外部の敵を壊滅した後、我らの内なる敵 大帝ズオウ・ハビエル・ガンテを討つ」「そのためにも、この戦…必ず勝たねばならん」
ギンドロ「わかっている。我がオーメ財団の力、存分に使ってくれ」

銀河系 中心部
バルマー星

フーレ ブリッジ
アルマナ「…………」
<<クスハ>>
クスハ「アルマナさん…」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「アルマナ…」

サルデス「気安いぞ、地球人…! アルマナ様は現在、ゼ・バルマリィ帝国の代表であらせられるぞ」
アルマナ「いいのです、サルデス司令。私の席は、あくまで臨時のものなのですから」
<<クスハ>>
クスハ「アルマナさんが…ゼ・バルマリィ帝国の代表…」
<<クォヴレー>>
アラド「ア、アルマナさんが…ゼ・バルマリィ帝国の代表って…」

ブライト「アルマナ姫…事情を話していただけますか?」
アルマナ「…地下の聖堂で私は帝国宰相であったシヴァー・ゴッツォが霊帝ルアフを討つ場に居合わせました」「私はそこでシヴァーの目的を知らされたのです」
大文字「支配者であるルアフを討ち、ゼ・バルマリィ帝国を自らのものとすることですか…」
アルマナ「…ですが、あなた方もご存知の通り、それは私利私欲ではなく、純粋にバルマーの未来を想ってのことだったのでしょう」
ヒラデルヒア「シヴァー閣下が臣民を他星へ逃がしたのも、霊帝ルアフとの戦いに民を巻き込みたくなかったためと思われます」
ベス「しかし、それはそちらの理屈であり、ゼ・バルマリィ帝国の内紛に地球が巻き込まれたことには変わりはない…!」
アルマナ「その件については、いくら詫びても許されはしないでしょう」「今はゼ・バルマリィを代表し皆様にただお詫びさせていただきます」
ルリア「姫様…」
バラン「姫様がサルデスらを率いて本星を脱出したのは、シヴァーの意志なのですか?」
アルマナ「…全てを話した彼に対し、私は地球との講和を提案しました…」「ですが、力の摂理に支配された彼はそれを一蹴し、ゲベル・ガンエデンの力を我が物としたのです」「その時、シヴァーは私に自分がもしもの時を迎えたら、臣民を頼むと言い残していきました」
ヒラデルヒア「事実、シヴァー閣下は本星に残った臣民を一箇所に集め、最悪の事態に備えていたのです」
アルマナ「私は彼の遺志を継ぎ、ゼ・バルマリィの民のために、この身を捧げるつもりです」
<<クスハ>>
ブリット(すごい…。圧倒されんばかりの気だ…)
クスハ「これがアルマナさんの中の決意…あなたの戦いなんですね…」
アルマナ「はい…。全ては地球であなた方に出会ったゆえのことです」
<<クォヴレー>>
アラド「な、何だ…。アルマナさんがまぶしく見えるぜ…!」
ゼオラ「きっと…アルマナさんの中の強い決意が力を与えているのよ」
アルマナ「全ては地球であなた方に出会ったゆえのことです」

ルリア「姫様…」
アルマナ「ありがとう、ルリア、バラン。あなた方の力添えがあってこそ、今の私があります」
バラン「何をおっしゃいます、姫様。シヴァーめも姫様でしたらと考え、後を託したのでしょう!」
アルマナ「…ありがとう」「私にどこまで出来るかはわかりませんが、出来る限りのことを精一杯したいと思います」
<<クスハ>>
アルマナ「それが大切な人達に教えられたことですから」
クスハ「アルマナさん…」
<<クォヴレー>>
アルマナ「それが私の生きる意味ですから」
クォヴレー「………」

マックス「アルマナ姫…これからあなた方はどうされるおつもりですか?」
アルマナ「シヴァーによって避難させられた民達と合流し、今後のことを検討したいと思います」
ベス「しかし、ゼ・バルマリィの本星は…」
アルマナ「ええ…。アポカリュプシスによって我々の母星は壊滅しました…」「これまでに我々がしてきたことへの罰なのでしょう」
<<クスハ>>
クスハ「そんなことはありません! それとこれとは話は別です!」
大河「私もクスハ君に同意します。アポカリュプシスが我々の遠い祖先である第一始祖民族の残留思念であり…」
<<クォヴレー>>
アラド「ちょっと待った! それとこれとは話は別ってやつだぜ」「…で、ございますです」
大河「私も彼に同意します。アポカリュプシスが我々の遠い祖先である第一始祖民族の残留思念であり…」

大河「その意志が我々を否定したとしても、全ての生命体を根絶やしにすることなど許されるはずがありません」
ブライト「残念ながら全銀河規模でアポカリュプシスを逃れる方法を見つけることは出来ませんでしたが…」「我々は最後まで生命体の義務…生きることを放棄するつもりはありません」
アルマナ「ゼ・バルマリィが壊滅した今、銀河の中心部は無人となりました」「これで憂いなく、あなた方は最終作戦を決行することも出来ましょう」「皆様の勝利を願うと共にこの銀河の命運をあなた方に託させていただきます」
<<クスハ>>
クスハ「はい…!」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「その任務…了解した」
アルマナ「これは命令ではありません、クォヴレー・ゴードン」「これは銀河に生きる人間全ての願いです」
クォヴレー「わかった。その人間の一人として全力を尽くすことを俺も約束する」

バラン「姫…ゼ・バルマリィの武人としてワシが彼らと共に戦うことをお許し下さい」
アルマナ「もちろんです。…そして、ルリア…あなたは私の目となり、この戦いを最後まで見届けて下さい」
ルリア「はい…それは私の望みでもあります」
アルマナ「それと僭越ではありますがイルイ様は私達で預からせていただきます」
大河「しかし、彼女はシヴァーから解放された後、昏睡状態から目覚めないままですが…」
アルマナ「私にも多少なりとはいえ、念の素養はあります。その力を使い、彼女に呼びかけてみようと思います」「それが今、私に出来る唯一の戦いですから…」
大文字「…わかりました。イルイの件、あなたにお任せいたします」
<<クスハ>>
クスハ「アルマナさん…いえ、アルマナ姫…。イルイちゃんのこと…お願いします」
<<クォヴレー>>
ゼオラ「アルマナさん…いえ、アルマナ姫…イルイのこと…お願いします」

アルマナ「はい…」
※※スーパー系女主人公の場合、セリフ追加※※
ブリット「………」
クスハ「どうしたの、ブリット君…」
ブリット「ゴラー・ゴレムとの決戦の時、孫光龍と真・龍王機がいなかった…」
クスハ「ええ…」
ブリット「エツィーラやシヴァーの話を総合するとアヤ大尉にトロニウムを持たせたのは孫光龍の仕業らしい…」
クスハ「いったい何のために…」
ブリット「わからない…。だが、あの男がこのまま俺達を放っておくとは思えない…」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔バルマーの警報〕
サルデス「アルマナ様! この宙域にバッフ・クランの艦隊が接近しています!」
ベス「奴ら…まだ俺達を追っているのか…!」
ヒラデルヒア「この銀河の半分は今やバッフ・クランの艦隊の制圧下にある」「そして、その本隊が今、銀河中心部に迫りつつあるのだ」
マックス「宇宙怪獣とバッフ・クラン…我々の行く手に待ち受ける最大の敵か…」
大文字「その両者と正面からぶつかってはさしもの銀河中心殴り込み艦隊も無事では済まないだろう」
大河「アルマナ姫、我々がバッフ・クランを迎え撃つ間に、この宙域から離脱を」
アルマナ「ありがとうございます」
<<クスハ>>
クスハ「アルマナ姫…私達は銀河全ての未来のために戦います。みんなの心を一つにして」
アルマナ「クスハさん…。私は…いえ、私達はあなた方の勝利を信じています」「あなた達の武運と無事をお祈りします…」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「礼など不要だ。俺達の戦いは銀河全てのためだ」
アルマナ「クォヴレー・ゴードン。あなたを信じています」「自らの力で生きる意味を勝ち取ったあなたの強い意志を…」
クォヴレー「…ありがとう、アルマナ姫」

【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「終わりなき総力戦」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
ベス「やはり、バッフ・クランは俺達を放ってはおかないか…!」
カララ「彼らは無限の力の存在と図らずもその使徒となった我々の力を恐れているのでしょう」「いつかは自分達がそれに滅ぼされるのではないかと…」
ジョリバ「冗談じゃないぜ! 俺達はバッフ・クランが襲ってくるから戦っているだけだ!」
ハタリ「それにそうやって戦い続ければイデの…アカシック・レコードの思う壺だぞ!」
ベス「…何とか、そのことをバッフ・クランにも伝えなければ…」
カララ「はい…。たとえ困難でも、互いを滅ぼし合うよりは善き道だと思います」
ハタリ「来るぞ、ベス!」
〔敵ユニット出現〕
カララ「あの艦はハルル姉さん…」
ハルル「………」
ベス「バッフ・クラン艦隊司令、ハルル・アジバ殿、応答願う!」「こちらはソロシップのジョーダン・ベスだ! 貴官らに伝えたいことがある!」
ハルル「…やれ」
バッフ・クラン兵「は…!」
〔ベスの周囲に爆発〕
ハタリ「撃って来たぞ、ベス!」
ジョリバ「くそっ! こちらの話に聞く耳、持たずか!」
ベス「やむを得ん…! 各機を発進させるんだ!」
カララ「う…!」
ベス「どうした、カララ!? 負傷したのか!」
カララ「だ、大丈夫…。ちょっと気分が悪いだけだから…」
ベス「ブリッジは危険だ。居住区へ避難するんだ」
カララ「わかったわ…」(何としても私はこの子を守らなくてはならない…)(ベスとの愛の結晶のこの子を…)
〈出撃準備〉
イサム「バルマーの次はバッフ・クランかよ…!」
柿崎「あいつら、数で来るからたまったもんじゃないぜ…!」
デク「コスモ! どう戦うんだよ!?」
コスモ「まともに付き合っていたらこっちがもたない!」「それに互いに滅ぼし合ってはイデの思う壺ってやつだ!」
カーシャ「じゃあ…」
バニング「狙うは敵の旗艦だ! あれを落とせば、バッフ・クランも追撃をあきらめるだろう!」
ビーチャ「だ、だけどよ…! この大軍の中で敵の旗艦を狙うなんて…」
ジュドー「弱音なら後にしろ! やるしかないんだ…俺達がこの銀河で生き残るためには!」
コスモ「行くぞーっ!!」
マックス「各機に通達! 時間をかければ、周辺のバッフ・クランがこの宙域に集結する!」「作戦時間は5分だ! それ以上の時間の経過は作戦の失敗を意味する!」
カズミ「5分…。かなり厳しい戦いになりそうね…」
ノリコ「でも、やるんです…! この銀河の未来のためにも!」
<戦闘開始>

<4PP>

ジョリバ「まずいぞ、ベス! 周囲3000光年のバッフ・クラン艦隊がこちらに集結しつつある!」
ベス「くそっ…! あと2分だ! 何としてもこの2分で勝負を決めるんだ!」

<5PP>
ハタリ「亜空間センサーに反応! 敵艦隊、来るぞ!」
ベス「各機、急げ! この1分間で敵旗艦を叩き、そのままDSドライブで離脱だ!」

<6PP>
〔敵ユニット出現〕
カーシャ「囲まれた…!」
ベス「何て数だ…!」
コスモ「ここまでなのか…」「ここまでなのかよーっ!!」
(→ GAME OVER

<ハルル撃破・勝利条件達成>
ハルル「くっ…! 巨神達とロゴ・ダウの異星人の力が増大しているとでもいうのか…!?」「この力…我らにとってあまりにも危険だっ!!」
ベス「よし! 今の内にDSドライブに入るぞ!」
ハタリ「ま、待て! ソロシップのパワーが上がっていくぞ!」
真吾「また、イデの力かよ…!」
竜馬「飛ばされるのか…」!?」
ベス「各機、帰還するんだ! このままでは…」
〔ベス、フォールドアウト〕
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔ゲート開放〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃準備〉
ベス「ここは…!?」
コスモ「ベス…あれを見ろ!」
〔カーソル、ドバを指定〕
ベス「な、何だ…!? あの巨大な戦艦は…!」
ディアッカ「お、おい…ここって…」
ムウ「間違いないぜ…! ここはバッフ・クランの本陣…」
鋼鉄ジーグ「ってことは、あの巨大戦艦はバッフ・クランの旗艦かよ!」
ハタリ「イデの流れは機関室に集中していた…」
ジョリバ「じゃあ、ここに飛ばされたのはやはりイデの仕業か!」
コスモ「イデが何かしようとしているのか!」
カーシャ「冗談じゃないわよ! あたし達はイデの駒じゃないわ!」
ベス「しかし、力はイデの方が上だ…!」
カミーユ「イデは本当に俺達とバッフ・クランに殺し合いをさせる気なのか…」
マックス「だが、これは考え方によってはチャンスだ…!」
ミリア「話し合いをするにしても決着をつけるにしても、相手の司令がいるこの場は最良の時ね…!」
ドバ「僥倖と見るべきかな…」
ギンドロ「あるいはイデの導きか…」
ドバ「どちらにしても、またとない好機であることは確かだ。全軍に攻撃指令を…!」
アスカ「どうやら、向こうは戦う方を選んだみたいね…!」
カガリ「だ、だが…この数は…」
レイ「戦い方はこれまでと変わらない…」
ヒイロ「そうだ…。一点突破しかない…」
ベス「あの艦への呼びかけはどうなっている!?」
ハタリ「駄目だ! 完全にこちらからの通信に無視を決め込んでいる…!」
コスモ「ベス! 迷ってる時間はないぜ!」「話し合うにしても向こうの旗艦に突っ込むしかない!」
ベス「よし…! 各機、覚悟を決めろ!」「これよりソロシップは敵旗艦に特攻をかけるぞ!」
ドバ「全軍、攻撃開始! イデの巨神達を使うロゴ・ダウの異星人をこの銀河より殲滅せよ!」
<戦闘開始>

<味方がドバへ接近or敵10小隊以下or4PP・敵3軍増援1出現>

〔カーソル、ドバを指定〕
カララ「あれはバイラル・ジン…!」
ベス「大丈夫なのか、カララ?」
カララ「それよりもあの艦です。あれは父ドバ・アジバが指揮するバッフ・クランの旗艦です…!」
ベス「カララの父親の艦…」
ジョリバ「この陣容を見れば、俺達だってあれが旗艦だとわかるさ」
シェリル「はは…これだけの数が相手じゃもう私達、終わりね…」
ジョリバ「シェリル! 下らないことを言うだけなら自分の部屋に行ってろ!」
カララ「シェリル…私が送るわ」
〔イデの発動音〕
カララ「これは…!?」
シェリル「カララが光に包まれて…」
ジョリバ「カララ!」
〔空間転移音〕
ハタリ「ジョリバとカララが消えた!?」
ベス「馬鹿な…! そんな事があってたまるか!!」
シェリル「ははは…およしなさいよ、もう!」「何をしてもイデの手の平で踊っているだけなのよ、私達のやっていることってね!」
ベス「カララ…」
コスモ「どうした!? ソロシップに何かあったのか!」
竜馬「わからん! だが、何か様子がおかしいぞ!」
ミチル「み、見て! みんな! モニターに映像が…!」
デュオ「何だ、こりゃ…!? 敵艦の中か…」
カトル「この巨大なブリッジ…どうやら、あの旗艦のようです…!」
洸「イデだ…イデの力がこんな映像を見させているんだ…!」
マリ「待って! 光の中から、誰か出てくるわ!」
ハタリ「あれは…」
ベス「カララ!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ2開始】

バイラル・ジン ブリッジ
〔画面、発光〕
〔空間転移音〕

ジョリバ「こ、ここは…!?」
カララ「わかりません…。ですが、この構造…これはバッフ・クランの艦のブリッジ…」
ドバ「お、お前は…カララ…!」
ギンドロ「間違いない! あのカララ嬢ちゃんだ…!」
カララ「…お久し振りです、父上」
ジョリバ「あれがカララの親父さん…」
ドバ「…どうやって入った?」
カララ「イデの導きによって…」
ドバ「イデだと…?」「イデか…。何のために?」
カララ「使者として」
ドバ「イデの使者というのか?」
カララ「はい」
ドバ「イデがそのような考えを示したというのか?」
カララ「はい」
ドバ「話の内容によっては宇宙に放り出す。いいな?」
ジョリバ「あんた、それでも親か! 自分の娘を!」
カララ「ジョリバさん、ここは私に」
ドバ「娘一人のおかげで何千もの兵が死んでいるんだ、今さら…」
カララ「…父上…いえ、ドバ総司令、もうあなたにもわかっているはずです。戦いがイデの力を増大させていることを」「バッフ星にも流星の落下が増えているのではありませんか?」
ドバ「その流星もお前の乗る宇宙船が発生させているふしがある。ならば、ソロシップと巨神は抹殺せねばならん!」
ジョリバ「イデは自分を守る力を備え始めたのですよ!」
カララ「私達のコントロールを拒否し始めたのです」
ドバ「だからといって放ってはおけぬ! 異星人共がイデの力を持って我らの緑なす母星を襲わないと誰が保証するか!」
カララ「私が生命に代えても…!」
ドバ「馬鹿なことを! 裏切り者の命などクズ同然…何の保証になる…!」
カララ「ロゴ・ダウの異星人といえどバッフ・クランと全く同じです。必ず理解しあえます」「その証拠に私のお腹の中で新しい生命が育っているのです」
ドバ「何っ!?」
ギンドロ「子を身ごもったというのか…」
ジョリバ「カララ…」
カララ「………」
ドバ「おのれ…! せめてもの親子の情けだ! ひと思いで殺してやる! 動くな!」
ジョリバ「実の父親が子供を殺そうってのか!」
ドバ「アジバ家の名誉のためだ!」
カララ「私は新しい命のためになら父親殺しの汚名もかぶりましょう」
ドバ「カララ…」
カララ「この距離なら私の持つ銃で間違いなく父上の心臓は射抜けます」
ドバ「私を撃つのはいい。しかし、兵共に射殺されるぞ」
カララ「お好きに。その代わり私達をここに跳んでこさせたイデの力は…」「私達に何かあった瞬間に何千もの兵を送り込みます。ここは既に見張られているのです」
ドバ「イデの力はコントロール出来ぬと言ったはずだ!」
カララ「はい。力を弱めるためのコントロールは出来ないのです。より強力な使い方なら…」
ギンドロ「ドバ総司令…カララ嬢ちゃんが脅しを言ってるとは思えん」
ドバ「しかし、軍は退けん…」
ギンドロ「あの二人は現にここにいるのだ!」
ドバ「しかし、私は認めん…!」
〔ざわめき〕
カララ「今です、ジョリバさん!」
ジョリバ「おう!」
カララ「道を空けなさい! さもなくばイデの力は発現します!」
〔複数の走り去る足音〕
ギンドロ「おお…カララ嬢ちゃん…!」
ドバ「…逃がしはせんぞ! カララを見つけ次第、殺せ!」

バイラル・ジン 格納庫
カララ「さあ、このメカで脱出を…!」
ジョリバ「操縦出来るのか?」
カララ「出来なくてもやるしかありません」
ジョリバ「強くなったな、あなたは…」
カララ「え?」
ジョリバ「…しかし、まずったな…」
カララ「何を?」
ジョリバ「こんないい人なら、ベスより先にくどくんだったよ、君を」
カララ「ありがとう、ジョリバ。…では、行きましょう」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
ヒルデ「何だったの!? さっきのあれ!」
デュオ「何をしゃべっていたかまではわからなかったが、どうやら話し合いは無理そうだぜ!」
五飛「待て! あの艦から何か出てくるぞ!」
〔味方ユニット出現〕
ベス「あれだ! あのメカにカララとジョリバが乗っている!」
ドバ「逃がすな! 撃てーっ!」
カララ「!」
〔カララの周囲に爆発〕
〔味方ユニット撃破〕

カーシャ「!」
デク「カララさんとジョリバさんが…!」
コスモ「あ…ああ…うわああああああっ! なぜだ!? なぜ殺す!? なぜ戦う!? なぜそっとしておけないんだ!?
竜馬「コスモ!!」
洸「くっ…! コスモさんの叫びがイデの力を…」
コスモ「なぜカララさんを殺した!? カララさんの理想主義がイデを抑える鍵だったかも知れない!
ドバ「な、何だ!? ロゴ・ダウの異星人か! これは異星人の言葉が聞こえるのか!
ギンドロ「…!」
コスモ「イデの力が解放したらどうなるか! 誰もわかっていないんだぞ!」「貴様達が…貴様達が責任をとってくれるのか、貴様達がーっ!!
ベス「カ、カララは本当に…死んだのか…
ルウ「だあ…だあ…」
ロッタ「え…ルウ…!」
〔サイコドライバー能力発現〕
リュウセイ「くっ…!」
マイ「アヤ!」
アヤ「T-LINKセンサーを集中して! この波動は…!」
〔カララがいる地点、発光〕
カララ「あ…」
ジョリバ「俺達…生きてる…」
ジュドー「カララさん! ジョリバさんも!」
アムロ「二人共、無事なのか…」
弁慶「な、何だよ…あの光は…!」
竜馬「イデの仕業なのか…」
コスモ「そんなことはどうでもいい! 今は二人を救うんだ!」
ベス「誰でもいい! カララとジョリバを救うんだ!」
ドバ「おのれ…! これもイデの意志だとでも言うのか!」
バッフ・クラン兵「ドバ総司令! この付近に重力異常を察知! 何者かが来ます!」
ドバ「何っ!?」
〔第3軍ユニット出現〕
ユング「宇宙怪獣!」
ドバ「このバッフ・クランの本陣まで奴らが現れるとは…」
ギンドロ「何かが…この銀河の何かがやはり起ころうとしているのか…!」
鋼鉄ジーグ「くそっ! 見たことないタイプも混じってやがる!」
京四郎「いよいよ奴らも本腰入れてきたってわけか!」
ナナ「見て! 宇宙怪獣はバッフ・クランを無視して、こっちに来るわ!」
一矢「奴らにとって…いや、アポカリュプシスにとっての最大の敵は俺達ってことか!」
カズミ「でも、今は二人の救出が先よ!」
ノリコ「わかっています!」
コスモ「カララさん…あんたを死なせはしない…!」「あんたは死んじゃいけない人なんだ!」
ベス「頼む、みんな…カララを救ってくれ…!」

≪第3軍増援1出現後≫
<クスハが戦闘>

クスハ「あきらめない…! こんな光景を地球のみんなに見せないためにも!」
ブリット「そうだ! それが俺達の使命だ!!」

≪第3軍増援1出現後≫
<クォヴレーが戦闘>

クォヴレー「どうやらアポカリュプシスはその時計の針を進めたか…」「ならば、見せてやる…。俺達のあがく力を…!」

≪第3軍増援1出現後≫
<アムロが戦闘>

アムロ「バッフ・クランはこの様を見ても、まだ俺達とイデオンを標的とするのか…!」

≪第3軍増援1出現後≫
<カミーユが戦闘>

カミーユ「この泥沼の戦場が俺達に突きつけられた運命なのか…!」

≪第3軍増援1出現後≫
<ジュドーが戦闘>

ジュドー「くそっ! 一々戦ってたんじゃキリがない! 早くカララさん達を救出するんだ!」

≪第3軍増援1出現後≫
<コウが戦闘>

コウ「バッフ・クランと宇宙怪獣…。天文単位規模の戦場…」「この宇宙は…地獄だ…」

≪第3軍増援1出現後≫
<ヒイロが戦闘>

ヒイロ「最優先任務はカララの救出だ…! ここを突破する!」

≪第3軍増援1出現後≫
<キラが戦闘>

キラ「駄目だ…! こんな相手とまともに戦っていてもキリがない!」

≪第3軍増援1出現後≫
<甲児が戦闘>

甲児「俺達はまだ死ぬわけにはいかねえ! 待っている人達のためにもな!」

≪第3軍増援1出現後≫
<鉄也が戦闘>

鉄也「バッフ・クランに宇宙怪獣…泥沼の戦いだぜ…!」

≪第3軍増援1出現後≫
<竜馬が戦闘>

竜馬「ゲッターよ! 全てはお前達が仕組んだことなのか!?」

≪第3軍増援1出現後≫
<洸が戦闘>

洸「これがアポカリュプシスの始まりなのか…!」「この戦い…俺達は勝てるのか…!」

≪第3軍増援1出現後≫
<豹馬が戦闘>

豹馬「くそっ! 倒しても倒しても、これじゃキリがねえぜ!」
ちずる「豹馬! 今はカララさん達の救出を優先して!」

≪第3軍増援1出現後≫
<健一が戦闘>

健一「ついにバッフ・クランと宇宙怪獣が正面からぶつかるとは…!」「このままでは俺達は戦いの渦に押しつぶされてしまう!」

≪第3軍増援1出現後≫
<一矢が戦闘>

一矢「あきらめてなるか! 数にひるんでは勝機を失うことになる!」

≪第3軍増援1出現後≫
<万丈が戦闘>

万丈「STMC…知的生命体の天敵…。そして、別銀河からの敵…」「僕達は勝てるのか…。この試練を前にして…」

≪第3軍増援1出現後≫
<真吾が戦闘>

真吾「どいた、どいた! お前達の相手をしている暇はないぜ!」
レミー「今日のゴーショーグンは人命救助がメインよ!」

≪第3軍増援1出現後≫
<忍が戦闘>

アラン「敵にかまうな、藤原! 今は二人の救出を優先しろ!」
忍「言われなくてもわかってるがよ…敵の数を減らさなきゃ、こいつはやってられねえぜ!」

≪第3軍増援1出現後≫
<シンジが戦闘>

シンジ「どけよ!! カララさん達がこのままじゃ…このままじゃ!!」

≪第3軍増援1出現後≫
<コスモが戦闘>

デク「コ、コスモ…このままじゃ俺達…」
カーシャ「情けない声を出さないの! そんなんじゃ奴らを相手になんか出来ないわよ!」
コスモ「カーシャの言う通りだ! 怯えてる暇があったら、一発でも多くミサイルを叩き込め!!」

≪第3軍増援1出現後≫
<ノリコが戦闘>

ノリコ「まさか…宇宙怪獣は私達とバッフ・クランがぶつかるのを待っていた…!?」
カズミ「そうかも知れないわね…。奴らにとって私達も彼らも敵であることは変わらないのだから」
ノリコ「だけど、私達は負けない…! 私達に託された想いがある限り!」

≪第3軍増援1出現後≫
<サンシローが戦闘>

サンシロー「待ってろよ、カララさん! せっかく逃げ出したあんた達をみすみす死なせはしないぜ!」

≪第3軍増援1出現後≫
<輝が戦闘>

輝「ここは俺が突破する! みんなはカララさん達の救出を!」

≪第3軍増援1出現後≫
フォッカーが戦闘>

フォッカー「ちっ…! これほどの規模の戦闘はさすがの俺でも未体験の領域だぜ!」

≪第3軍増援1出現後≫
<イサムが戦闘>

イサム「うざってぇんだよ! 数に任せて来る奴らはよ!!」

≪第3軍増援1出現後≫
<バサラが戦闘>

バサラ「へっ面白くなってきたじゃねえか! どいつもこいつも俺の歌を聴きやがれ!!」

≪第3軍増援1出現後≫
<ガムリンが戦闘>

ガムリン「この地獄絵図がアポカリュプシスの始まりなのか…!」

≪第3軍増援1出現後≫
<凱が戦闘>

凱「たとえ俺達を待つ運命が破滅と終焉だとしても…」「俺の勇気はくじけない…! 絶対にだ!」

≪第3軍増援1出現後≫
<Jが戦闘>

J「宇宙怪獣の巣が近いとはいえ、これだけの数を出してくるとは…」「やはり、アカシック・レコードは我々を標的としているのか!」

≪第3軍増援1出現後≫
<鋼鉄ジーグが戦闘>

鋼鉄ジーグ「そこをどきやがれ! 今は仲間の生命を救う方が大事なんだ!」

≪第3軍増援1出現後≫
<リュウセイが戦闘>

ライ「リュウセイ! バンプレイオスは単機で大規模勢力と戦うことを想定された機体だ!」
リュウセイ「わかってる! 俺達でカララさん達を救うルートを確保するぞ!!」

≪第3軍増援1出現後≫
<味方がカララのいる地点へ到達・勝利条件達成>

ハタリ「ベス! カララとジョリバを回収した! 二人共、無事だそうだ!」
ベス「よし! ここは後退する! バッフ・クランも宇宙怪獣が現れたならすぐには追撃出来まい!」
シェリル「無駄よ…既にイデは私達を滅ぼそうとしているのだから…」
ハタリ「確かに…そうかも知れん…」
ベス「ならば、このまま逃げるより戦いを選ぶべきなのか…」
※※2周目以降の場合、セリフ追加※※
「ベス選択」
 「戦いを選ぶ」
 「他の道を探す」

※※「戦いを選ぶ」を選択した場合のセリフ※※
ベス「この銀河に安住の地がないのなら、バッフ・クランとどちらかが滅ぶまで戦うしかないのか…」
マックス「ベス君! だが、今は後退するしかない! 態勢を立て直すんだ!」
ベス「了解! …各機は後退しろ! その後にバッフ・クランに仕掛ける!」
※※「他の道を探す」を選択※※
ベス「駄目だ…! それでは我々はイデの策に乗るだけだ!」「我々は人間だ! 生命ある限り、自分の意志で道を切り開くんだ!」
シェリル「………」
ベス「各機は後退しろ! そこで態勢を立て直すぞ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕
〔第3軍ユニット離脱〕

ギンドロ「宇宙怪獣はロゴ・ダウの異星人を追っていったか…」
ドバ「全艦で追跡しろ! 宇宙の果ての果てまで追いかけてでもロゴ・ダウの異星人の艦をたたけ!
【戦闘マップ3終了】


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