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No.1B
バニシング・トルーパー

【シナリオデモ開始】
現在位置 移動中

〔通信のコール音〕
<<リョウト>>
リョウト「こちらタウゼントフェスラー9。サイド7宙域到達まであと0100。順調に航行中です」
<<レオナ>>
レオナ「こちらタウゼントフェスラー9。サイド7宙域到達まであと0100。何か異常があれば、連絡するわ」

〔通信を切る音〕
<<リョウト>>
リョウト「…どうしてこんなに定時連絡の回数が多いのかな…? やっぱり、僕じゃ頼りないのかな…」
リオ「何言ってるの。あなたはこの輸送機の機長なのよ。もっと自信持たなきゃ!」
リョウト「う、うん…」「でも、1年ちょっとの訓練で輸送機のパイロットになれただけでも良かったかも…」(でも…よく考えてみれば変だな…)(実家の道場を継ぐのが嫌でマオ・インダストリーに入社したけど…)(たった1年で輸送機とはいえ、正規のパイロットに任命されるなんて…)(それに、訓練生同然の僕達をいきなり輸送機のパイロットにした理由もわからない)
リオ「どうしたの? 難しい顔で黙り込んで…」
リョウト「どうして僕達が今回の仕事に選ばれたのか考えていたんだ」
リオ「そうね…どうして私達がこんな重要な仕事を…」
リョウト(………)
リオ「でも、積荷を運び終えたら休暇がもらえるし…2人でどこかへ旅行へ行かない?」
<<レオナ>>
レオナ「…どうやら本社は私達が心配なようね。まるで、しつこい男につきまとわれているみたいだわ…」
タスク「全くだ。…って、もしかして俺のことを言ってんのか!!」
レオナ「あなた以外に誰がいるっていうの?」「とにかく…1年余りの訓練で輸送機のパイロットになれただけでも良かったと思っておこうかしら」(でも…よく考えてみれば変な話ね)(確かPTのテストパイロットを志願してマオ・インダストリーに入ったけど…)(たった1年で輸送機とはいえ、正規のパイロットに任命されるなんて…)(それに、訓練生同然の私達をいきなり輸送機のパイロットにした理由もわからないわ)
タスク「どうした? 難しい顔で黙り込んで…腹でも痛てえのか?」
レオナ「何言ってるの。どうして私達が今回の仕事に選ばれたのか不思議に思わないの?」
タスク「そうだなあ…俺達、まだヒヨッ子も同然なのになあ」
レオナ(………)
タスク「でも、積荷を運び終えたら休暇がもらえる。2人でどこかへ旅行へ行こうぜ」
○○○
(………)
*選択
「それはいい考えだと思う
「他にやりたいことがある」

≪「それはいい考えだと思う」を選択≫

<<リョウト>>
リョウト「それはいい考えだけど…」
リオ「じゃ、私行き先を考えておくわ」
<<レオナ>>
レオナ「私に何もしないなら構わないわよ」
タスク「しないしない! 何もしない!」

≪「他にやりたいことがある」を選択≫
<<<リョウト>>
リョウト「ごめん…休暇が取れたら実家の道場に帰らなきゃダメなんだ」
リオ「そうなんだ」


<<リョウト>>
リョウト「…とにかく、まだ仕事中だし…気を抜くのは早いよ。今回の積荷は色々といわくありげだから」
リオ「そうね。あなたの言うとおりだわ」
リョウト「とりあえず、念のために積み荷の確認をしてくるよ。話をしてたら何か気になってきた」
リオ「私、聞いたの…。今回の積み荷の噂を…」
リョウト「ああ、バニシング・トルーパーのことだね」
リオ「形式番号にRがつくパーソナルトルーパーには謎の技術が組み込まれていて…不吉な事件がよく起こるって…」
リョウト「R…? そういえば、積み荷の形式番号はRTX-010だったね」
リオ「テクネチウム基地の消滅事件…1号機のブラックホールエンジンの暴走が原因だって聞いたわ…」
リョウト「そんな噂、いちいちきにしていたらしょうがないよ。じゃあ、格納庫に行って来るよ」
リオ「わかったわ…気をつけてね」(………)「? ………おかしいわ。ミノフスキー粒子が戦闘濃度まで散布されてる…?」
<<レオナ>>
リョウト「…とにかく、まだ仕事中よ。気を抜くのは早いわ。今回の積荷は色々とワケありだから」
タスク「そうだな」
レオナ「とりあえず、念のために積み荷の確認をしてくる。話をしてたら何か気になってきたから」
タスク「俺、聞いたんだ。今回の積み荷の噂を…」
レオナ「ああ、バニシング・トルーパーのことね」
タスク「形式番号にRがつくパーソナルトルーパーには謎の技術が組み込まれていて…不吉な事件がよく起こるって…」
レオナ「R…? そういえば、積み荷の形式番号はRTX-010だったわね」
タスク「テクネチウム基地の消滅事件…1号機のブラックホールエンジンの暴走が原因だって聞いたぜ」
レオナ「そんな噂、いちいちきにしていたらキリがないわよ。じゃ、私、格納庫に行って来るわ」
タスク「わかった。気をつけろよ」(………)「……何だ? ミノフスキー粒子が戦闘濃度まで散布されている…」

現在位置 移動中

<<リョウト>>
リョウト「バニシング・トルーパー、ヒュッケバインの2号機か…。あの子が言うとおり厄介な積み荷だな」「しかし、どうして本社はこんなものを僕達だけで輸送するような命令を出したんだろう?」「新型の人型機動兵器なのに行き先は軍じゃなく、DCの日本支部だし。一体何が目的で…」「それより…父さんや姉さん達に会わなきゃならないことの方が問題だな…」「あれ? コクピットパッチが開いてる。出航時に確かめたのにな…」
<<レオナ>>
レオナ「バニシング・トルーパー、ヒュッケバインの2号機…。あの人が言うとおり厄介な積み荷だわ」「でも、どうして本社はこんなものを私達だけで輸送するような命令を出したのかしら?」「新型の人型機動兵器なのに行き先は軍じゃなく、DCの日本支部…一体、何が目的で…」「もっとも、事情がどうあろうと仕事をやり遂げるだけだわ」「コクピットパッチが開いてる…? 変ね、出航時に確かめたのに…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

<<リョウト>>
リョウト「な、何なの!?」
<<レオナ>>
レオナ「!?」

〔通信回線の開く音〕
<<リョウト>>
リョウト「どうした、リオ! 何があったの!? この振動は爆発だよ!!」
<<レオナ>>
レオナ「どうしたの、タスク君! 何があったの? この振動は爆発よ!」

〔通信回線の開く音〕
〔ノイズ〕

○○○「ヒュッケバインMK-IIの通信機を使ってみよう」
〔ハッチの開く音〕
〔画面、振動〕
〔機体の起動音〕

<<リョウト>>
リョウト「何だ? 機体がアイドリング状態だ…勝手に起動してたのか」
<<レオナ>>
レオナ「変ね…機体がアイドリング状態だわ。勝手に起動してたの?」
<<リョウト、レオナ>>
○○○「「それより…応答して! 何があったの!!」

〔通信回線の開く音〕〕
〔ノイズ〕

□□□「…モビルスーツが…輸送機を…………脱出して……
<<リョウト>>
リョウト「雑音がひどくて聞き取れないよ! もう一度言ってくれないか!!」
レオナ「雑音がひどくて聞き取れない! もう一度言って!!」

〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔緊急警報〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

<<リョウト>>
リョウト「うあっ!! 直撃!?」
<<レオナ>>
レオナ「くっ、直撃!?」

【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「バニシング・トルーパー」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
<<リョウト、レオナ>>
○○○「くっ…タウゼントフェスラーは…輸送機は無事なの!?」「………」「反応がない…まさか…そんな馬鹿な…!!」
<<リョウト>>
「リオ、返事してよっ!!」
<<レオナ>>
レオナ「タスク君、応答しなさい!!」

〔敵ユニット出現〕
<<リョウト>>
リョウト「あれは連邦軍のモビルスーツ! まさか…あいつらが輸送機を!?」
<<レオナ>>
レオナ「あれは連邦軍のモビルスーツ! 彼らが輸送機を攻撃したの!?」

ヤザン「ほう、さすがはヒュッケバインだ。輸送機の爆発にビクともしていない」「並みのモビルスーツとは出来が違うって話も頷けるな」「同じMK-IIでも、あの機体の方が上かも知れん。道理でジャマイカンがあれを欲しがるわけだ」
<<リョウト>>
リョウト「そこのモビルスーツ!! 僕の輸送機はマオ・インダストリーの所属だ! 何故、攻撃するの!?」
<<レオナ>>
レオナ「そこのモビルスーツ!! 私の輸送機はマオ・インダストリーの所属よ! 何故、攻撃するの!?」

ヤザン「チッ…パイロットが乗っていたか。各機、当初の予定通りにヒュッケバインを奪取しろ!」「それと…最悪の場合、パイロットは殺しても構わんぞ」
<<リョウト>>
リョウト「何っ…仕掛けてくる? くっ、やるしかないの!?」「まだパーソナルトルーパーを動かしたことはないのに…! マニュアルはどこだ!?」
<<レオナ>>
レオナ「仕掛けてくる気? 面白いわね…」「パーソナルトルーパーなら以前に動かしたことがある…この機体のマニュアルはどこ!?」

〔サイコドライバー能力発現〕
○○○「!」
<<リョウト>>
リョウト「な、何!? 頭の中に…操縦方法の情報が流れてくる!?」「ヒュッケバインが僕に操縦方法を教えてくれるの!?」
<<レオナ>>
レオナ「何? 頭の中に…操縦方法の情報が流れてくる…」「ヒュッケバインが私に操縦方法を教えてくれるの?」
○○○
「………」
*選択
「基本的な戦闘方法を確認する」
「基本的な戦闘方法を確認しない」

≪「基本的な戦闘方法を確認する」を選択≫

<<リョウト>>
リョウト「…基本動作はPTがやるのか。あとは機体の移動と武器の選択、それに敵から攻撃を受けた時の対処を選択…」
<<レオナ>>
レオナ「…基本動作はPTがやるのね。あとは機体の移動と武器の選択、それに敵から攻撃を受けた時の対処を選択…」
○○○
「まず、個別コマンドで『移動』を選択し、続いて移動範囲内で移動先をカーソルで決定する」
<<リョウト>>
リョウト「するとヒュッケバインMK-IIがそこまで移動するはずだ」「普通はこれで行動終了だ。そして、全体コマンドの『ターン終了』を選んで決定する」
<<レオナ>>
レオナ「するとヒュッケバインMK-IIがそこまで移動するはず」「普通はこれで行動終了ね。そして、全体コマンドの『ターン終了』を選んで決定する」
○○○
「敵ターンで敵機が行動した後、自分のターンで個別コマンドに『攻撃』が表示されたら、敵を攻撃出来る」
<<リョウト>>
リョウト「個別コマンドの『攻撃』を選び、リストの中で明るく表示されているのが使用できる武器だ。中から一つを選び…」
<<レオナ>>
レオナ「普通はこれで行動終了ね。そして、全体コマンドの『ターン終了』を選んで決定する」
○○○
「カーソルで目標となる敵を選択。ただし、射程や必要気力、ENが足りない武器は使えない」「敵から狙われた時は『反撃』、『防御攻撃』、『回避』、『防御』のどれかを選択…」
<<リョウト>>
リョウト「『反撃』は敵にダメージを最も多く与えられるけど、こっちも攻撃を受けてしまう可能性もある」「『防御攻撃は』敵のダメージを75%に抑えるが、こちらが与えるダメージは通常の50%になってしまう」「敵に決定打は与えられないけど、こちらが生き残る可能性も高くなる」「『回避』はこちらの回避率が上がり、敵の命中率がほぼ半分になる。一番確実に攻撃回避が出来る手段だ」「『防御』は機体に防御態勢を取らせ、敵からのダメージをほぼ半分に減らす…最も無難な手段かもな」「だが、敵の能力値がこちらより低ければ、攻撃が当たることも少ないし、当たってもそんなにダメージを受けない」「それにヒュッケバインMK-IIには『グラビティ・ウォール』という特殊な防御装置があるみたいだ」「これは気力が上がれば、自動で起動する。普通の敵の攻撃ならダメージを無効にしてくれる」「よ、ようし! このままやられてたまるものか!」
<<レオナ>>
レオナ「『反撃』は敵にダメージを最も多く与えられるけど、こっちも攻撃を受けてしまう可能性もあるのね」「『防御攻撃は』敵のダメージを75%に抑えるけど、こっちが与えるダメージは通常の半分以下になるのね…」「敵に決定打は与えられないけど、こちらが生き残る可能性も高くなるわ」「『回避』はこちらの回避率が上がり、敵の命中率がほぼ半分になる。一番確実に攻撃回避が出来る手段ね」「『防御』は機体に防御態勢を取らせ、敵からのダメージをほぼ半分に減らす…最も無難な手段かもね」「でも、敵の能力値がこちらより低ければ、攻撃が当たることも少ないし、当たってもそんなにダメージを受けない」「それにヒュッケバインMK-IIには『グラビティ・ウォール』という特殊な防御装置があるようだわ」「これは気力が上がれば、自動で起動するのね。普通の敵の攻撃ならダメージを無効にしてくれるわ」「よし…このままやられはしないわよ」

<戦闘開始>

≪「基本的な戦闘方法を確認しない」を選択≫
<<リョウト>>
リョウト「よ、よし! 行けるぞ! こんな所でやられてたまるもんか!」
<<レオナ>>
レオナ「行けるわ こんな所でやられはしないわよ」

<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

〔味方戦艦出現〕
ヘンケン「やはりティターンズの部隊だ。見慣れないパーソナルトルーパーを攻撃しているぞ」
クワトロ「妙だな。ティターンズがこんな宙域にいるとは…」
ヘンケン「あのパーソナルトルーパーが目当てだというのか?」
クワトロ「ヘンケン艦長、相手がティターンズなら、あの機体を救助した方がいいだろう」
ヘンケン「ふむ…」
クワトロ「おそらく、あれはヒュッケバインタイプだ。ならば、EOTが使われている可能性が高い」
ヘンケン「ふむ…だとしたら、ティターンズにEOTを渡すのは避けたいだな。頼めるか、大尉?」
クワトロ「了解した」
〔味方ユニット出現〕
クワトロ「アポリー中尉、調子はどうか?」
アポリー「コクピットが違っても、3日もあれば自分の手足にすることは出来ます」
ロベルト「自分達はマニュアル通りの訓練などはやっておりません。それで一年戦争もくぐり抜けて来たのですから…」
クワトロ「ロベルト中尉…その過信は自分の足下をすくうぞ」
ロベルト「はっ、クワトロ大尉」
クワトロ「ティターンズとの前哨戦だ。各機、確実に敵機を撃破しろ」
レコア「了解です」
クワトロ「そこのパーソナルトルーパー! 今から救援に向かう。もし機体が損傷しているのなら戦域から離脱しろ」
<<リョウト>>
リョウト「連邦軍のモビルスーツ!? 僕を助けてくれるの? しかし、どうして連邦軍同士で戦うんだ!?」
<<レオナ>>
レオナ「連邦軍のモビルスーツ!? 私を助けてくれる…? でも、どうして連邦軍同士で戦うの!?」

クワトロ「………」「それよりも、戦闘のコツを手短に教えておく」「自分の攻撃が敵に当たりにくいと思った場合はまず、敵との間合いを詰めろ」
○○○「敵に近づけと!?」
クワトロ「ああ。なるべく敵に接近して攻撃すれば、命中率が上がる。だたし、機体のHPには気をつけろ」
<<リョウト>>
リョウト「つまり、敵との間合いを考えて攻撃しろということか…!」
<<レオナ>>
レオナ「つまり、敵との間合いを考えて攻撃しろということね…!」

クワトロ「そうだ。やれるか?」
<<リョウト>>
リョウト「何とかやってみます!」
<<レオナ>>
レオナ「やってみます」

ヤザン「チッ、奴らはエゥーゴか! 厄介な時に現れてくれるぜ…」「しかし、あの赤いモビルスーツ…ジオンの赤い彗星とでも言うのかよ? フン、どうやら楽しめそうだな…」「赤い奴は俺がやる! 全機、攻撃を開始しろ!」

<主人公vsヤザン>
<<リョウト>>
リョウト「よくも無抵抗の輸送機を!! あなたはそれでも軍人なんですか!?」
<<レオナ>>
レオナ「よくも無抵抗の輸送機を!! それでも軍人なの!?」

ヤザン「フン、それが任務だからな。もっとも、俺は戦いが楽しめれば何でもいいんだがな!」

<クワトロvsヤザン>
ヤザン「こいつ…見かけ倒しではないな! まさか本物の赤い彗星か!?」
クワトロ「なかなかの腕前だな…だが!」

<ヤザン撃破>
ヤザン「ちっ…任務失敗か! 出直しだ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

クワトロ「艦長、パーソナルトルーパーの収容を完了した」
ヘンケン「ご苦労だった」
ブレックス「クワトロ大尉、パイロットは無事なのか?」
クワトロ「ええ。すまんが君、所属部隊と姓名を教えてくれないか?」
○○○「マオ・インダストリーの○○○○=○○○○○。輸送機のパイロットです」
ブレックス「若いな…その歳でパイロットをやっているとは」
クワトロ「マオ・インダストリーとえばパーソナルトルーパーのメーカーだな。確か、本社は月にあったはずだ」
ヘンケン「つまり、君は軍の人間ではなく…月から来た民間人パイロットというわけか」
○○○「はい」
ブレックス「ところで君は何故、あのパーソナルトルーパーに乗っていたのかね?」
○○○「月からヒュッケバインMK-IIを地球へ輸送していたんです。その途中でさっきの部隊に襲われて…」
クワトロ「やはり、あのパーソナルトルーパーはヒュッケバインか…」
ヘンケン「ヒュッケバイン…? その名前は聞いたことがあるな」
クワトロ「軍属のパイロットの間ではバニシング・トルーパーとあだ名され、恐れられている機体だ」
ブレックス「そう。EOTを本格的に組み込んだパーソナルトルーパーだ。その性能には目を見張るものがある」「だが、2年前…」「月の連邦軍テクネチウム基地はヒュッケバイン1号機暴走事故が原因で消滅してしまった…」
ヘンケン「ああ、思い出しました。生存者がわずか3名だったというあの大事故のことですね」
ブレックス「そうだ」
ヘンケン「なるほど、それで消滅…バニシング・トルーパーというあだ名がついたわけか」「それにしても、何故マオ・インダストリーは君にヒュッケバインを輸送させたのだ?」「それにこの不穏な状況下で地球へ向かわせておきながら護衛もなしで…」
○○○(………)
ブレックス「ヘンケン艦長。○○○君は軍人ではないのだぞ」
ヘンケン「あ、ああ。そうでしたね。すまんな。無理に答える必要はない」
○○○「すみません、いいですか? さっきの部隊は…それにあなた達は一体…?」
ヘンケン「先程の部隊はティターンズ。ジオン軍の残党狩りを目的とする連邦軍の特殊部隊だ」
ブレックス「だが、その実態は宇宙居住者の台頭を快く思っていない地球連邦政府や連邦軍上層部…」「つまり、地球至上主義者によって結成された秘密警察なのだ」
ヘンケン「地球から宇宙を支配する権力者たちの尖兵だと思ってくれ」「その証拠に、ティターンズのメンバーはほとんどがアースノイドだ」
<<リョウト>>
リョウト「ティターンズの噂は聞いています。でも、その彼らが何故僕達の輸送機を…」
<<レオナ>>
レオナ「ティターンズの噂は聞いています。でも、その彼らがどうして私達の輸送機を…」

レコア「彼らは自分たちの勢力を拡大するため、軍備を増強中なの」「おそらく、新型機であるヒュッケバインMKーIIを奪うため、輸送機を襲ったんでしょうね…」
○○○(………)
ブレックス「宇宙ではティターンズに協力する者は少ない」「そらく、君の会社の誰かが情報をリークしたのではないか?」
<<リョウト>>
リョウト「そんな…じゃあ、僕達はティターンズにあのPTを渡すために輸送機に乗っていた…!?」
<<レオナ>>
レオナ「そんな…では、私達はティターンズにあのPTを渡すために輸送機に乗っていたの…!?」

ブレックス「いや…社長のリン=マオ氏はティターンズのやり方に反感をもっている」「それに彼女はそんな命令を出す人物ではない。おそらく、何か他の思惑があったに違いない」
<<リョウト>>
リョウト「…でも、現に僕達はティターンズに一方的な攻撃を受けました」
<<レオナ>>
レオナ「…でも、現に私達はティターンズに一方的な攻撃を受けました…」

ヘンケン「それがティターンズのやり方なんだよ。奴らは目的のために手段は選ばない」
ブレックス「そして我々は宇宙居住者に圧制を強いる連邦政府やティターンズに対抗して結成された…」「反地球連邦政府組織、エゥーゴだ」
○○○「エゥーゴ…」
クワトロ「もっとも、ティターンズと戦うことだけが我々の目的ではないがね」
ブレックス「さて、君の処遇だが…選択は二つある」「このまま口を閉ざし月へ戻るか、それとも我々エゥーゴに参加してティターンズと戦うか、だ」
ヘンケン「だが、我々は現在作戦行動中だ。どちらにせよ、しばらくは行動を共にしてもらわねばならんが…」
<<リョウト>>
リョウト「一つ聞いていいですか…? 僕の輸送機は…他の生存者は…?」
<<レオナ>>
レオナ「一つ聞いていいですか…? 私の輸送機は…他の生存者は…?」

ヘンケン「調査はしたが…シャトル、生存者共に発見出来ていない。おそらくは…」
○○○「……!」
<<リョウト>>
リョウト(ぼ、僕は…僕一人だけ…生き残ってしまったのか…)(ついさっきまで…一緒にいて…話をしていたのに…)(何で、何でこんなことに!)
<<レオナ>>
レオナ(わ、私だけ…生き残ったっていうの…)(ついさっきまで…一緒にだったのに…)(どうして…こんなことに…!)

ヘンケン「…大丈夫か?」
○○○(………)「…え、ええ。作戦が終わるまでは…あなた方と行動を共にします」「その方が…いいんですよね…?」
ヘンケン「すまない。そうしてくれると助かる」
ブレックス「マオ・インダストリーには私が連絡を取り、事情を説明しよう」「そして、次の作戦が終了次第、君を解放する」
○○○(………)
ヘンケン「では、これよりアーガマはサイド7のグリーンノア2へ向かう!」
トーレス「了解!」
【シナリオエンドデモ終了】


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