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No.2B
黒いガンダム

【シナリオデモ開始】
現在位置 移動中

○○○(………)
<<リョウト>>
リョウト(…僕は…あの子を…リオを助けられなかった…)(僕はこれからどうすればいいの…?)
<<ユウ>>
ユウ(…俺は…あいつを…カーラを助けられなかった…)(俺だけ助かっても…何の意味もない…俺がヒュッケバインを上手く使っていれば…)
<<レオナ>>
レオナ(タスク…私、あなたを助けられなかった…)(私だけ生き延びたなんて…私がもっと上手くヒュッケバインを操縦できていれば…)

トーレス「アーガマ、サイド7のグリーンノア2へのコースに乗りました」
ヘンケン「よし…手の開いているものは見張り番に立て。それと、モビルスーツの再出撃準備を急いでくれよ」
アストナージ「了解です」
○○○(………)
ヘンケン「どうした、○○○?」
○○○「すみません。もう一つ聞いていいですか?」「グリーンノア2へは何が目的で…?」
ヘンケン「ティターンズがあのコロニーを軍事基地に改造しているという情報があってな。それを確かめに行く」
クワトロ「艦長、それ以上しゃべると○○○君が月に戻れなくなるぞ」
ヘンケン「ああ、そうだな。すまん、聞かなかったことにしてくれ」
<<リョウト>>
リョウト「わ、わかりました」
<<ユウ、レオナ>>
ユウ「わかりました」
クワトロ「それでは艦長、私がリック・ディアスで偵察に出よう」
ヘンケン「うむ。現状のアーガマの戦力で正面からティターンズに戦いを挑むのは得策ではないしな…」
<<リョウト、ユウ>>
○○○(この人達はこれからティターンズと戦う…のか)
<<レオナ>>
レオナ(この人達はこれからティターンズと…戦うのね)

クワトロ「○○○君。我々は間もなく作戦行動に入る。君はブリッジから降りた方がいい」
○○○(………)
<<リョウト
リョウト「クワトロ…大尉。僕もヒュッケバインで一緒に出撃させて下さい!」
<<ユウ>>
ユウ「クワトロ…大尉。俺もヒュッケバインで一緒に出撃させて下さい」
<<レオナ>>
レオナ「クワトロ…大尉。私もその任務に加えて下さい」

クワトロ(………)「この作戦は君が考えている程容易なものではない。それに我々へ手を貸せば、後戻りが出来なくなるぞ」「君は我々とは違い、民間人だということを忘れるな」
<<リョウト>>
リョウト「…何かしていないと…つらいんです。それに、助けて頂いたご恩もあります!」
<<ユウ、レオナ>>
ユウ「…何かしていないと…つらいんです。それに、助けて頂いたご恩もあります」

クワトロ「自惚れてもらっては困るな。我々は君の手を借りねばならんほど戦力的な面で困ってはいない」
<<リョウト>>
リョウト「で、でも! 僕は…あいつを殺したティターンズを許せません!」
<<ユウ>>
ユウ「しかし、俺は…あいつを殺したティターンズを許せません」
<<レオナ>>
レオナ「しかし、私は…あの人を殺したティターンズを許せないんです」

クワトロ(………)「…本音は仇討ちか。だが、そういう感情はいずれ己の身に災厄を招くぞ」
ブレックス(………)
<<リョウト>>
リョウト「ぼ、僕にはティターンズと戦う理由があります!」
<<ユウ>>
ユウ「俺にはティターズと戦う理由があります」
<<レオナ>>
レオナ「私にはティターズと戦う理由があります」
○○○
「それに、ヒュッケバインは特殊な防御装置を持っています。最悪の場合、囮にもなります」
クワトロ(………)
ブレックス「よかろう。大尉、戦力は少しでも多い方がいい。○○○君を連れて行ってくれ」
クワトロ「訓練もろくにしていない○○○君を、ですか?」
ブレックス「実戦はすでに経験済みだ。それに、私は○○○君に資質があるかどうか見てみたい」
ヘンケン「…それに、敵の意表を突くためには、ヒュッケバインを出撃させた方がいいかも知れないな」
クワトロ(○○○君とヒュッケバインMK-IIをエゥーゴに引き入れろというのか…)「…了解した。私からの合図があり次第、艦砲射撃でグリーンノア2を威嚇してくれ。私達はその隙に脱出する」
ヘンケン「わかった」
クワトロ「行くぞ、○○○君」
<<リョウト>>
リョウト「は、はい!」
<<ユウ、レオナ>>
ユウ「はい」

ヘンケン(………)「ハハ…クワトロ大尉は俺を部下のように使ってくれる」
ブレックス「艦長、知っているかね? 赤い彗星と呼ばれた男を…」
ヘンケン「知っています。有名なエースパイロットでしたからね」「一年戦争当時、自分はサラミスで指揮を執っていましたが、赤いモビルスーツを見たことがあります」
ブレックス「ほう…」
ヘンケン「その時に、赤い彗星の力といったものは感じましたし、今も感じますね」
ブレックス「誰にだ?」
ヘンケン「クワトロ=バジーナ大尉にです」
ブレックス「だが、ジオンは赤い彗星の力を充分に利用出来なかった」
ヘンケン「…それがザビ家の、そしてジオンの限界だったのでしょう」
ブレックス「だが、我々はその力をスペースノイドだけではなく、人類全体のために使わなければならない」
ヘンケン「はい。それはクワトロ大尉も承知だということです」
ブレックス「ティターンズの台頭を許せば、地球連邦は第二のザビ家となる」「今はもう地球人同士で争っている時代ではないのだ…」

現在位置 グリーンノア2

ファ「カミーユ、カミーユったら!」
カミーユ(………)
ファ「カミーユ!」
カミーユ「言うなよ。カミーユってのが俺だって誰にでもわかってしまうだろ?」
ファ「みんな知ってるわ! 本人だけが承知してないんじゃない。ねえ、宇宙港に何の用があるの?」
カミーユ「連邦軍の戦艦、ホワイトベースがグリーンノア2に入港するんだ。それを見に行くのさ」
ファ「ホワイトベースってあの…」
カミーユ「ああ。1年戦争で活躍した第13独立部隊の母艦だよ」「俺、前にブライトキャプテンのサインをもらったことがある」
ファ「待ってよ、カミーユ! そんなに急がないで!」
ジェリド「カミーユ? 女の名前なのに…何だ、男か」
カミーユ「!!」
ジェリド「フン、気にさわったか?」
カミーユ「なめるな!!」
ジェリド「!?」
〔殴打音〕
カクリコン「こいつ! 俺達がティターンズと知ってちょっかいを出してきたのか!?」
カミーユ「カミーユが男の名前で何で悪いんだ! 俺は男だよ!!
ジェリド「…そいつを押えろ」
カミーユ「くっ…言っていいことと悪いことがある! 男に向かって何だはないだろっ!!」
ジェリド「そうか…そういうことか」
エマ「ジェリド中尉! 何をする気なの? 相手は民間人よ!?」
ジェリド「エマ中尉は俺の上官か? 違うだろ」「カミーユとか言ったな…なら、男らしく扱ってやるよ!」
〔殴打音〕
カミーユ「ぐうっ…!!」
カクリコン「連行しろ。後でたっぷりと絞ってやる!」
ジェリド「チッ…MK-IIの起動テスト前だってのに…」
ファ「カミーユ! カミーユ!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「黒いガンダム」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕
クワトロ「…この感触…アムロ=レイ、ララァ=スンか…?」
○○○「大尉、どうかしたんですか?」
クワトロ「いや、何でもない…」「!」「ガンダム…?」「…あのシルエットは間違いない。ガンダムだ」
○○○「ガンダムって、1年戦争でニュータイプのアムロ=レイが乗っていたモビルスーツですね」
クワトロ「そうだ」「ティターンズはガンダムを開発し、それを自分たちのシンボルにするつもりらしいな」「確かに、ガンダムの名は軍内部だけでなく、民間に対しても影響力が大きい」「彼らはガンダムを利用して、自分たちの権力をスペースノイドに顕示するつもりなのだ」
○○○「…では、アムロ=レイもティターンズにいるんですか…?」
クワトロ「ニュータイプを戦争の道具としか認識してない人々にとって、彼は厄介な存在だ」「…噂では地球のどこかに幽閉されていると聞く…」
○○○(ニュータイプは…戦争の道具…)
クワトロ「む…ガンダムが動くぞ」
ジェリド「さすがはガンダムだ。性能がジムクゥエルとは段違いだな」
カクリコン「こいつは俺達の機体になる。上手く扱えるか、ジェリド?」
ジェリド「フン、乗りこなしてみせるさ!」
クワトロ「残りの1機には誰も乗っていないようだ。あれに隣接し、奪取する」
〔カーソル、ガンダムMK-IIを指定〕
クワトロ「いいな、ターゲットのガンダムはこれだ。我々の機体をその隣まで移動させればいい」「だが、コロニーの中での戦闘は極力避けろ。出来れば無傷でガンダムを手に入れたい」
<<リョウト>>
リョウト(戦闘せずにガンダムを奪うのか。た、確かに難しい作戦だ…)(けど、グラビティ・ウォールなら多少の攻撃は完全に防げるはず…)
<<ユウ>>
ユウ(戦闘せずにガンダムを奪うのか。確かに難しい作戦だ…)(だが、グラビティ・ウォールなら多少の攻撃は完全に防げるはず…)
<<レオナ>>
レオナ(戦闘せずにガンダムを奪うのか。確かに難しい作戦だわ…)(でも、グラビティ・ウォールなら多少の攻撃は完全に防げるわ…)

〔味方ユニット出現〕
ジェリド「な、何だ? 敵襲だぞ!!」
カクリコン「あのモビルスーツは…エゥーゴの機体か!?」「しかも…その隣にいる奴はモビルスーツではない…あれは…ヒュッケバインタイプか!?」
ジェリド「ヒュッケバインだと? あの機体は月の基地もろとも消滅したんじゃないのか!?」
カクリコン「いや…あのシルエットは間違いなくヒュッケバインタイプだ。細かいディテールは違うようだがな」「しかし、どうしてあのバニシング・トルーパーがこんな所に…」
ジェリド「フン、都合がいい。ガンダムMK-IIの実戦テストをやる」
カクリコン「待て! コロニー内でモビルスーツ戦をするつもりか!?」
ジェリド「敵がエゥーゴなら、戦わなければならないのがティターンズだ!」「ゲリラごときに屈してたまるものかよ!」「それに、エゥーゴの新型とヒュッケバインが手に入れば、ジャマイカンも文句を言うまい!」
クワトロ「仕掛けてくる気か?」「コロニーへの多少の損傷もやむを得ない…ここまで来てMK-IIを見るだけなどとは…!」「それにしても…連邦軍はいつになったら、ここが地球とは地続きでないということがわかるんだ!」
<戦闘開始>

<味方がガンダムMK-IIへ隣接or3PP・味方援軍1出現>

ティターンズ兵「うわああっ! 敵モビルスーツの襲撃だ!!」
ブライト「落ち着け! 非戦闘員や民間人を早く避難させろ!!」
ティターンズ兵「し、しかし、ブライト中佐! バスク大佐からの命令が出ないと…」
ブライト「くっ…ティターンズはどういうつもりだ!? コロニー内でモビルスーツ戦を展開するとは!」
エマ「しかし、先に仕掛けて来たのはエゥーゴです!」
ブライト「エマ中尉と言ったな…。君達はスペースノイド全てを敵に回すつもりなのか?」
エマ「そ、そんなことは…」
ブライト「とにかく、この事態に対応しろ。私は民間人を避難させる。中尉はバスク大佐に連絡を取れ!」
エマ「命令なしで勝手な行動は出来ません!」
ブライト「対応しろと言っている! コロニー内での戦闘を止めさせるんだ!」
エマ「は、はい!」
ブライト「おい、そこの少年! 民間人が何故こんな所にいるんだ?!」
エマ「あ、あの子は…さっきの…?」
カミーユ「…ブ、ブライトキャプテンにエマ中尉…? ぼ、僕はティターンズに捕まって…」
ブライト「いいから、早く逃げろ!」
カミーユ「……!」「あれは…ガンダム!?」「………」
ブライト「貴様、何をするつもりだ!?」
〔第3軍ユニット離脱〕
〔味方ユニット出現〕

カミーユ「火が入っている…」「間違いない、こいつが親父の開発しているガンダムMK-IIだ」「親父のコンピューターから盗み出したのが役に立つなんて…」「ようし…」
ブライト「すぐに降りろ! そんな簡単に動かせるものじゃない!!」
カミーユ「ケガをします! ブライトキャプテンとエマ中尉は下がっていて下さい!」
ブライト「あいつ…操縦が出来るのか!?」
エマ「ガンダムMK-IIを知っている…? どういう子…?」
カミーユ「コロニーでこれ以上ティターンズの好き勝手にやらせるものか!!」
クワトロ「! ガンダムが動くぞ」
カミーユ「赤い色のモビルスーツ!? まるで赤い彗星じゃないか。そんなのに狙われちゃ…!」
ブライト「あの少年…アムロ=レイの再来とでもうのか?」
カミーユ「そこの赤いモビルスーツ!! 俺は敵じゃない!!」
クワトロ「何だと?」
カミーユ「証拠を見せてやるっ!!」
クワトロ「証拠!?」
〔カミーユ、カクリコンへ隣接〕
カクリコン「誰だ! 誰がガンダムに乗っているんだ!?」
カミーユ「その声はさっきの男かっ!! 俺はお前らティターンズの横暴さを許せない!!」
カクリコン「まさか…さっきの…カミーユとかいう小僧か!?」
[イベント戦闘「カミーユvsカクリコン」]
クワトロ「ガンダムMK-IIのパイロット! 君の名前は?」
カミーユ「カ、カミーユ=ビダンです」
クワトロ「君が我々の敵でないと言うのなら、協力してもらおう」「敵機を撃破したのち、コロニーを脱出する。出来るか?」
カミーユ「や、やってみます」
ブライト「あ、あいつ…あの感覚はアムロだ。誰だ、奴は!?」

<主人公vsジェリド>
<<リョウト>>
リョウト「ティターンズめ! お前達のせいでリオは…!!」
<<レオナ>>
レオナ「ティターンズ! お前達のおかげでタスクは…!」

ジェリド「知ったことか! その機体を手に入れて、手柄を立てさせてもらうぜ!!」

<主人公vsカクリコン>
<<リョウト>>
リョウト「お前達みたいなのがいるから、リオは…!!」
<<レオナ>>
レオナ「あなた達みたいなのがいるから、タスクは…!!」

カクリコン「ふん! 俺達を誰だと思っているんだ? 俺達はティターンズだぞ!」

<カミーユvsジェリド>
ジェリド「馬鹿な…何故素人がああまでガンダムMK-IIを扱えるんだ!」
カミーユ「ジェリド中尉! 一方的に殴られる痛みって奴を教えてやる!!」
ジェリド「貴様は…さっきのカミーユとかいう…!!」

<カミーユvsカクリコン>
カクリコン「こ、こいつ! 素人のくせに! ニュータイプとでも言うのかっ!!」
カミーユ「ティターンズはこのコロニーからいなくなれっ!!」

<クワトロvsジェリド>
ジェリド「赤いモビルスーツ…赤い彗星とでもいうのか!」「貴様ら、ここがティターンズの基地だと分かっているのか!!」
クワトロ「自分たちのコロニー内でモビルスーツ戦を仕掛けてくるとは…正気か?」

<クワトロvsカクリコン>
カクリコン「このモビルスーツ…赤い彗星とでも言うのか!?」
クワトロ「コロニー内で戦闘をするわけにはいかんが…やむをえんか!」

<ジェリド撃破>
ジェリド「ぐうっ! 俺はガンダムに乗っているんだぞ!! こんなはずはっ!?」

<カクリコン撃破>
カクリコン「このままではガンダムが…! て、撤退する!!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
現在位置 グリーンノア2

〔通信のコール音〕
シーマ「ガンダムMK-IIがエゥーゴに奪われたって言うのかい?」
ジャマイカン「そうだ。起動テスト中の不意を突かれた」
シーマ「それでもティターンズかい? 情けない話さね」「その調子で地球連邦軍の乗っ取りを企んでいるなんてお笑いぐさだよ」
バスク「ほざくな! 我々の矛先を貴様らに向けてもいいのだぞ!」
シーマ「………フン」「ガンダムMK-IIの機体データはちゃんと取ってあるんだろうね」
ジャマイカン「奪われたのは1機だけだ。残りの2機はこちらにある」
シーマ「なら、例の試作4号機のフレームと一緒に合流ポイントまで持って来てもらおうか」「それと、今回の件は上に報告しておくよ」
バスク「…好きにしろ」
シーマ「これ以上の通信は危険だ。切るよ」
〔モニターを閉じる音〕
バスク「…女狐め。我々ティターンズが黙認しなければ、貴様らなど地球圏に戻れなかったものを!」
ジャマイカン「全くですな。ところで、エゥーゴに奪われたMK-IIはいかがしますか?」
バスク「例の作戦発動まで時間がない。新型モビルスーツの1機や2機、奴らにくれてやる!」「それに…例の宇宙戦艦とEOTが手に入れば、ジオンの残党やエゥーゴなぞ敵ではない」
ジャマイカン「確かに…」
バスク「…コロニーの被害はどうか?」
ジャマイカン「負傷者、死亡者の数は不明です。コロニーの復旧には数ヶ月かかります」
バスク「丁度いい。これを機に、このコロニーから民間人を退去させろ」
ジャマイカン「了解しました」
〔扉の開閉音〕
ジャマイカン「カクリコン中尉か」
カクリコン「ガンダムMK-II1号機と2号機の収容終わりました」
ジャマイカン「む…エマ中尉も一緒か?」
エマ「はい。それと…ブライト=ノア中佐をお連れしました」
バスク「何だと? 呼んだ覚えはないぞ!」
ブライト「バスク大佐! 何故、コロニー内でモビルスーツ戦を行ったのですか? 民間への被害は考えないとでも言うのですか!?」
〔殴打音〕
ブライト「ぐっ…な、何を…」
バスク「一般将校は黙っていろ! ここはティターンズの拠点である! 正規の連邦軍とはやり方が違う!!」
ブライト「しかし、同じ連邦軍であることに間違いはないでしょう?」
バスク「ここはジオンの残党と手を組んで反地球連邦政府の運動をやるエゥーゴを倒すための中心基地だ」「コロニーの先住民のスペースノイドの都合を考えて作戦が遂行出来るか!」
ブライト「基地化を進めれば進めるほど、逆に反地球連邦の組織を育てるだけです。何故それがおわかりにならないのです?」
カクリコン「大佐は黙れと言っている!!」
〔殴打音〕
ブライト「き、貴様…上官に向かって!」
カクリコン「ここはティターンズと言った。一般の軍律は通用しない」
ブライト「反感を育てておいて何を言うか!!
エマ(………)
ジャマイカン「ブライト中佐。次の任務を命令する」
ブライト(………)
ジャマイカン「ティターンズはこのグリーンノア2を軍事基地グリプス2に改造する。直ちに一部の民間人を乗せ、月へ向かえ」
ブライト「な…民間人をこのコロニーから強制退去させるつもりなのですか!?」
ジャマイカン「聞こえなかったのか? さっさとホワイトベースでこのグリプス2から出て行くのだ」

現在位置 移動中

カミーユ「…ニュータイプのアムロ=レイの名はアングラの出版物でよく知っています」
ヘンケン「ほう…グリーンオアシスでアングラか」
カミーユ「グリーンオアシスだって元々は軍事基地ではなかったんですよ…」
ブレックス「君の協力でガンダムMK-IIを手に入れることが出来た。これも普通では出来ないことだ」
カミーユ「偶然が重なっただけです」
ブレックス「はっはっは…その偶然も人間の力があってのことだと信じたいのだよ、私達は…」「ところで、カミーユ君。君は何故、我々エゥーゴに協力する気になったんだね?」
カミーユ「…自分でもよくわかりません。でも、ティターンズが許せなかったのは確かです」
ブレックス「これからどうする気かね?」
カミーユ「…もう帰る所はありません…。少し考えさせてもらえませんか?」
ブレックス「いいだろう。今回の作戦が終了するまでに自分の身の振り方を決めたまえ」

<<リョウト>>
リョウト(何とか、生きて帰ってこられた…)(これから、どうしようか…)
<<ユウ>>
ユウ(何とか、生きて帰ってこられたか…)(これから、どうする?)

*選択
「ヒュッケバインMKーIIの所へ行く」
「ブリーフィングルームへ行く」

≪「ヒュッケバインMK-IIの所へ行く」を選択≫

クワトロ「ご苦労だったな。○○○君」
○○○「いえ…ヒュッケバインMk-IIの性能のおかげで何とかなっただけです」
クワトロ「アストナージ、MK-IIの調査は終わったか?」
アストナージ「ヒュッケバインの方は終わりました。ガンダムの方はこれからです」
○○○「ヒュッケバインを調査していたんですか…?」
クワトロ「ああ。何かと問題がありそうな機体なのでな」「艦の保全を最優先させるため、君には申し訳ないが、勝手に調べさせてもらった」
<<リョウト>>
リョウト「…いえ。ご迷惑をおかけしているのは僕の方ですから。それで、何かわかったんですか?」
<<ユウ>>
ユウ「…いえ。ご迷惑をおかけしているのは俺の方ですから。それで、何かわかったんですか?」

アストナージ「見た目はヒュッケバインだが、中身はほとんどゲシュペンストMK-IIのパーツを改造したものだな」
○○○「ゲシュペンストって…マオ社が昔に開発したパーソナルトルーパーの第1号機ですよね?」
アストナージ「そうだ。そして、ゲシュペンストMK-IIはゲシュペンストの量産型だ」「しかし…どうしてヒュッケバインMK-IIはMK-Iのパーツを使っていないんだろう?」
クワトロ「機体の設計を一からやり直しているということか?」
アストナージ「おそらくは。ヒュッケバインMK-Iは動力源を含め、色々と問題が多かったそうですからね」
○○○「Mk-Iにはどんな動力源が使われていたんですか?」
アストナージ「ブラックホール・エンジンという、とんでもない動力源が搭載されていたらしい」「本当にブラックホールを何らかの形で利用したエンジンかどうか俺は知らないが…」「そいつの暴走が例の消滅事件の原因だそうだ…」
○○○
「じゃあ、Mk-IIの動力源も…」
アストナージ「いや。MK-IIの動力源はモビルスーツと同じく、核融合エンジンだ」
○○○「と、いうことは…あれは、普通のパーソナルトルーパー…?」
アストナージ「とんでもない。かなり高性能な機体だ。量産もおそらく不可能だろうな」「その証拠に、グラビコン・システムとかいう重力制御装置が搭載されている」「防御装置のグラビティ・ウォールはそいつを使用した装備のようだ」
クワトロ「グラビコン・システム…もしかして、EOTか?」」
アストナージ「ええ。ヒュッケバインMK-IIはEOTを使っている機体だと見て、間違いないですね」「現時点の技術力であれほどコンパクトな重力制御装置を造るのは難しいはずです」
○○○「アストナージさん、イー・オー・ティーって何のことですか?」
アストナージ「エクストラ・オーバー・テクノロジーの略さ」「その意味は…正体不明だが、優秀な技術ってところだな。最近よく聞く言葉だよ」
○○○「形式番号にRが付く機体には、正体不明の技術が使われているって話は本当か…」
アストナージ「おいおい、それじゃ連邦軍のモビルスーツはほとんどが怪しい機体になるぜ?」「ま、アムロ=レイのファーストガンダムはハンマー型の武器とかビームジャベリンとか…」「色々と怪しい武器を持つモビルスーツだったがな。何にしてもそんな話、単なる噂だよ、噂」
○○○(………)
アストナージ「ま、あの機体は形だけMK-Iに似せて造ってあるものと考えていいだろう」
クワトロ「マオ・インダストリーの次期主力量産機の先行試作型…と考えるのが妥当か」
アストナージ「そうですね。おそらく、連邦軍でトライアルでもする予定だったんでしょう」
<<リョウト>>
リョウト「でも、僕達の行き先は連邦軍ではなく、DCの日本支部でした」
<<ユウ>>
ユウ「でも、俺達の行き先は連邦軍ではなく、DCの日本支部でした」

クワトロ「!」「DC…ディバイン・クルセイダーズか」
アストナージ「確か、ロボット工学の権威、ビアン=ゾルダーク博士が設立した研究施設のことですね」
クワトロ「ああ。噂ではそこでEOTを利用した兵器が開発されているという…」
アストナージ「では、ヒュッケバインMK-IIはDCで何らかの改修を受ける予定だったんでしょうか?」
クワトロ「…DCとマオ社は技術提携しているという情報もあるからな…」「○○○君はDCについて会社から何か聞いているか?」
○○○「いえ…特に。そういう名前の研究所があるということぐらいで…」
クワトロ「そうか…」
アストナージ「クワトロ大尉、もう一つ報告することが…」
クワトロ「何だ?」
アストナージ「あの機体には脳波コントロールシステムみたいな物も装備されています」
○○○「脳波コントロールシステム…?」
クワトロ「サイコミュか?」
アストナージ「コンセプトは似ていますが、別物です」「○○○、初めてあいつに乗った時、操縦方法の情報が頭の中に入って来たって言ったろ?」
○○○「ええ…」
アストナージ「おそらく、感応波を使って情報をダイレクトにお前さんの頭にインプットしたんだろう」
クワトロ(だが…サイコミュに似た装置なら…普通の人間に使いこなせるはずがない)(…ニュータイプか、強化人間でなければ…)
アストナージ「ただ、疑問なのは…」「機体のデータバンクにあらかじめ特定の脳波パターンがインプットしてあったことです」「ヒュッケバインはその脳波パターンを持っている者でなければ動かせないようです」
<<リョウト>>
リョウト「それって、どういう意味ですか!?」
<<ユウ>>
ユウ「それって、どういう意味ですか?」

アストナージ「つまり、MK-IIにはお前さんの脳波パターンが最初から記録されていたんだ」
○○○「!!」
アストナージ「…俺は事情を知らないし、これはあくまでも憶測なんだが…」「ヒュッケバインMK-IIのパイロットは初めからお前さんに決まっていたんじゃないのか?」
○○○「そ、そんな…」(じゃあ、あの時コクピットハッチが開いていたのは…)(偶然ではなく、あらかじめ予定されていたことだったのか!?)
<<リョウト>>
リョウト(ひょっとして…僕達だけでMK-IIを輸送させていたのも…)
<<ユウ>>
ユウ「ひょっとして…俺達だけでMk-IIを輸送させていたのも…)
○○○
(護衛が付いていなかったのも…誰かによって仕組まれていた…?)(だとしたら、□□□は…)(………)
クワトロ(…何者かに仕組まれていたというわけか…)(…おそらく、DC日本支部にその謎を解く鍵があるのだろうな)
【シナリオエンドデモ終了】

≪「ブリーフィングルームへ行く」を選択≫
〔自動扉の開く音〕
アポリー「ご苦労さん、○○○。大活躍だったらしいな」
<<リョウト>>
リョウト「ど、どうも…」
<<ユウ、レオナ>>
○○○「いえ」

カミーユ「アポリーさん、この人は…?」
アポリー「ヒュッケバインMK-IIのパイロット、○○○○=○○○○○だ」「お前さんと同じく、いきなり機体に乗って戦ってみせた奴さ」
○○○「彼がガンダムMk-IIの…」
カミーユ「カミーユ=ビダンです。よろしく」
○○○「…こちらこそ」
カミーユ(この感じ…何だ…? なぜか、懐かしい感じがする…)
ロベルト「クワトロ大尉がいたとはいえ、素人がガンダムMK-IIを奪取出来るなんて…」「これじゃ俺達の出番がなくなってしまうな」
アポリー「全くだ。いっそ、このままエゥーゴに参加してくれると助かるんだが」
カミーユ「僕はまだエゥーゴに参加すると決めたわけじゃありません」
○○○(………)
〔自動扉の開く音〕
ロベルト「クワトロ大尉!」
クワトロ「カミーユ君、少し聞きたいことがあるのだが」
カミーユ「何でしょう?」
クワトロ「リック・ディアスの画像データに戦艦のドックらしきものが記録されていた」「グリーンノア2では戦艦が建造されているのかね?」
カミーユ「噂では…でも、詳しいことは知りません」
クワトロ「こちらの予想以上に軍事基地化を進めていたようだな」
ロベルト「ガンダムMK-IIも量産化を前提とした機体なのでしょうね」
アポリー「ジムじゃなくてガンダムを量産か。ぜいたくな連中だな、全く」
クワトロ「ガンダムMK-IIは所詮、MK-IIに過ぎん」「それよりも…ティターンズはMK-IIを奪った我々を追撃してこない」「おかしいとは思わんか?」
アポリー「確かに…変ですね」
クワトロ「他に何か重要な作戦があるのか…それとも…」
【シナリオエンドデモ終了】


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