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No.37B
木星からの逃亡者

【シナリオデモ開始】
現在位置 木星圏

輝「ミンメイ…ミス・マクロス・コンテスト、優勝おめでとう」
ミンメイ「ありがとう。見ててくれたんだ?」
輝「敵機が来て、出撃したから…途中までだけどね」
ミンメイ「でも、不思議よね…。私がミス・マクロスに選ばれるなんて」「その前のオーディションの合格通知は無駄になっちゃったのに」
輝「うん…。あのさ…ミンメイ、今度…」
ミンメイ「あっ、いけない! レッスンに行く時間だわ!」
輝「レッスン?」
ミンメイ「ええ。もうすぐ歌手デビューするのよ。だから、これから毎日レッスンなの」
輝「そうなのか…大変だね」
ミンメイ「うん。でも頑張って早くレコーディングしたいもの。また、今度ゆっくり会おうね、輝!」
輝「う…うん…」

未沙「艦長。そろそろ木星コロニー群と直接通信が可能な圏内に入ります」
グローバル「うむ。いよいよ、ジュピトリアンとの接触か…」
〔マクロスの警報〕
グローバル「何ごとかね!?」
ヴァネッサ「艦長! センサーで巨大な物体を探知しました!」
グローバル「巨大な物体?」
ヴァネッサ「全長20キロはあります!」
グローバル「20キロだと…!!」
ヴァネッサ「あっ! 反応、消えました…」
シャミー「小惑星か何かと間違えたんじゃないの?」
ヴァネッサ「いえ、確かに人工物だったわ。核パルス反応もあったから宇宙船かも知れない…」
キム「でも、20キロもある宇宙船なんて…SDFのヱクセリヲンだって、せいぜい全長7キロよ」
グローバル(………)「…異星人の宇宙戦艦かも知れんな」
クローディア「まさか、こんな所に…? 木星圏がすぐ近くなんですよ?」
グローバル「巨人型異星人の物かも知れん。警戒を怠らないようにしてくれたまえ」
ヴァネッサ「艦長、本艦へ接近する機体を発見しました! 先程、探知した物体から発信したものと思われます!」
グローバル「敵の機体か!?」
未沙「現在、照合中です」「これは識別番号DCSMH-02。艦長、目標は地球の機体です!」
グローバル「DCSMH-02とえば…DCが開発したスーパー・マシンナリー・ヒューマノイドの…」
未沙「ええ、ヴァルシオンシリーズの2号機、ヴァルシオーネです」
グローバル「むう…ビアン博士のヴァルシオンと共に行方不明となったあの機体が何故、木星圏に…?」
未沙「目標がヴァルシオーネなら、パイロットはビアン博士のご息女、リューネ=ゾルダークなのでしょうか?」
グローバル(………)
ヴァネッサ「艦長、目標を追撃する複数の機体を探知しました! モビルスーツだと思われますが、機種は不明です!」
グローバル「…モビルスーツ…ジュピトリアンの機体か「早瀬君、ロンド=ベル隊に出撃命令を」
未沙「よろしいのですか? ジュピトリアンとの交渉前に…」
グローバル「ヴァルシオーネに乗っているのが誰か調べる必要がある」
未沙「DCの人間を敵に回すなら、我々SDFとも敵対する可能性が高いというわけですね」
グローバル「ああ。彼らの行動によってジュピトリアンがDCや我々SDFをどう考えているかわかる」「彼らが我々と戦うつもりなら、下手な交渉は命取りになる。その場合は交渉をあきらめ、木星から離れた方がいい」
未沙「了解しました」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「木星からの逃亡者」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

リューネ「くっ…しまった、機体のコントロールが効かない!?」
クロノクル「リューネ=ゾルダークめ…マクロスへ逃げ込もうという算段なのだろうが、そうはいかん」
リューネ「脱出は上手くいったのに、あたしとしたことがあんな奴らの攻撃を受けるなんて…!」「でも、何とかしてマクロスに接触しなきゃ、あいつらよりもっと厄介な連中が来てしまう…!」
カテジナ「クロノクル中尉、マクロスより出撃した部隊がこの宙域へ到達したようです」
クロノクル「ようやく来たか…」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
クロノクル「ロンド=ベル隊か…!」
カテジナ「………」
クロノクル「リューネ=ゾルダーク! そのまま逃亡するつもりなら、お前の父親ビアン博士の命はないと思え」
リューネ「!」「………」(親父は自分にもしものことがあった場合はあたし1人で逃げろと言っていた…)「………」「悪いけど、親父は関係ないね。それに、あたしはあんた達なんかに協力するつもりは最初からないんだ」
クロノクル「それがどういう結末を迎えることになるのか、わかっているのか?」
リューネ「はん! 親父はあんた達にとって利用価値があるはずだ。そう簡単に殺せるのかい?」
カテジナ「貴様…父親の命が惜しくないのか!?」
リューネ「…そりゃ、お世辞にもいい親父とは言えなかったさ…」「けどね…親父に何かあったら、あんた達を地獄の果てまで追いかけるからね!」
クロノクル「いいだろう。ならば、お前を反逆者として討つ」
リューネ「最初からそのつもりのくせに…!」
アヤ「間違いない…形は少し違うけど、あれはDCのヴァルシオーネだわ」
リュウセイ「じゃあ…あの究極ロボ・ヴァルシオンの2号機…」(R-3や銀鈴ロボみたいに女の子の形をしていたのか…)
リューネ「何とかしてマクロスの部隊と連絡を取らなきゃ…」「!? ダメだ、通信機が使えなくなってる!」
マサキ「ブライトさん、どうするんだ? あのヴァルシオーネってロボット、だいぶダメージを受けているみたいだぜ!」
クロノクル「ロンド=ベル隊に告ぐ。私はジュピトリアン特務部隊ベスパのクロノクル=アシャー中尉だ」
ウッソ(クロノクル!? もしかして、カサレリアで戦った…)
クロノクル「我々は脱走者を追撃中だ。今のところ、そちらと戦闘を行う意志はない」「すぐにこの宙域から撤退するのなら、我が方とそちらの交渉の場を用意しよう」
ブライト「………」「サエグサ、ヴァルシオーネのパイロットとの連絡は取れたのか?」
サエグサ「いえ、向こう側の通信機が故障しているようです」
ブライト「………」
ブライト選択
「ヴァルシオーネRを助ける」
「この宙域から撤退する」

≪「ヴァルシオーネRを助ける」を選択≫

ブライト「ヴァルシオーネはDCの機体だ。それを追撃しているということは…」「そちらが我々へ攻撃を仕掛けてくる確率も高いはずだ」
クワトロ「そうだな。こちらを迎撃するために部隊を展開させていたとも考えられる」
リョウト「つまり、ヴァルシオーネは僕達を引きつけるためのオトリか…!」
クロノクル「……!」
ブライト「全機! ヴァルシオーネを救出しろ!」
カテジナ「させるか!」
〔カテジナ、リューネへ接近〕
リューネ「!」
〔マサキ、カテジナとリューネの間の地点へ移動〕
カテジナ「こいつ、邪魔をするか!」
マサキ「こういうのを見逃せないタチなんでな!」
[イベント戦闘「マサキvsカテジナ」]
カテジナ「何て機動性なの!?」
マサキ「ヘッ、風の魔装機神はダテじゃねえんだよ!!」
ウッソ「!! あ、あのモビルスーツのパイロット…もしかして!」
リューネ「あ、あたしを助けてくれたの…!?」
マサキ「俺が来たからには安心しな!」
リューネ「あ、あんたは…?」
マサキ「俺はマサキ。マサキ=アンドー…魔装機神サイバスターの操者だ!」
リューネ「マサキ=アンドー…」
マサキ「どうやら、リョウトが言った通り、最初から俺達を攻撃するつもりだったようだな!」「だったら、遠慮はいらねえ! どっからでもかかって来やがれ!!」
<戦闘開始>

≪「この宙域から撤退する」を選択≫

ブライト(ヴァルシオーネは我々をおびき出すためのオトリかも知れん…)(撤退すると見せかけ、相手の出方をうかがうか)「いいだろう。我々もそちらと戦闘をするつもりはない。この宙域から撤退する」
クロノクル「………」
マサキ「何だって!? ヴァルシオーネを見捨てろってのかよ!」
ブライト「………」「ただし、ヴァルシオーネはSDFの関連組織、DCの機体だ。こちらで引き取らせてもらう」
クロノクル「………」「やはり、そう答えるか。ならば…」
〔敵ユニット出現〕
フォッカー「何!? エアロゲイターだと!?」
ノリコ「ど、どうしてエアロゲイターがこんな所に…!?」
カズミ「まさか…エアロゲイターとジュピトリアンはつながっていたとうの!?」
リョウト「それに、あの白い機体は…!」
リュウセイ「あの時、イングラムを迎えに来たエアロゲイターの十字架野郎か!」
アヤ(まさか…イングラム少佐も…!?)
チャム「ショウ…!」
ショウ「わかってる。あいつから放たれているのは凄まじい負のオーラ力だ…!」
レビ「………」「クロノクル=アシャーよ…ロンド=ベル隊をおびき出す任務、ご苦労だった」
クロノクル「はっ…」
レビ「………」「似たような力を持っていることはある意味便利だな。おかげで、こうやって互いの存在を感じ取ることが出来る…」
リョウト「似たような力だって…?」
レビ「リュウセイ=ダテ…私の精神障壁を中和する危険な存在。ここでお前を片づけておく…」
リュウセイ(今回は俺が狙いかよ!?)「みんな、あいつは俺に任せろ!」
甲児「何だって!?」
リュウセイ「あいつの狙いは俺だ。何とか引き受けるから、その間にヴァルシオーネを!」
甲児「し、しかし、それじゃお前が!」
リュウセイ「心配すんな! 俺はそう簡単に死なねえ! 他の奴は手を出さないでくれよ!」
アヤ「リュ、リュウ…!」
ブライト「各機、ヴァルシオーネを援護しつつ敵を撃破しろ!」「ここで我々が負ければマクロスは奴らの攻撃を受けるぞ!」
<戦闘開始>

<ウッソvsクロノクル>
ウッソ「お前か!? お前がカテジナさんをそそのかすからっ!!」
クロノクル「彼女は自分の意志で我らの下に来たのだ! 子供が口を出す事ではない!!」
ウッソ「でたらめを言うな!!」

<ウッソvsカテジナ>
カテジナ「ウッソ…」
ウッソ「その声は…カテジナさんですか!?
カテジナ「…あなたなのね」
ウッソ「や、やっぱりカテジナさんか…! どうしてジュピトリアンなんかに!? しかもモビルスーツに乗って!?」
カテジナ「そんなことを答える義理はないわ」
ウッソ「どうしてです!? どうして、カテジナさんと僕が戦わなければならないんですか!?」
カテジナ「………」
ウッソ「今がどういう時か、わかっているんですか? 地球人同士で戦っている場合じゃないんですよ!」
カテジナ「その地球人にどれだけの価値があるというの、ウッソ? 彼らhあいたずらに地球を汚染するだけよ」
ウッソ「だからって…異星人ときょうりょくして人類を排除しようって言うんですか!? そんなの間違ってます!」
カテジナ「あなたは思い込みだけで走りすぎて、まわりを何も見ていないのよ」「重力に魂をひかれている今の人間を全て排除したその先に真の革新が待っているのよ」
ウッソ「カテジナさん、僕たちが戦うことなんてないんですよ! おかしいですよ、こんなことっ!

<ウッソvsルペ>
ルペ「お前みたいな坊やがモビルスーツに乗っているなんてね!」
ウッソ「女の人!?」

<ウッソvsブロッホ>
ウッソ「ただ長いだけで強いはずはないんだ!」
ブロッホ「ドッゴーラが巨大なだけのモビルアーマーでないことを思い知らせてやる!」

<クロノクル撃破>
クロノクル「わ、私がこんな所で…!」

<カテジナ撃破>
カテジナ「な、何っ!?」

<ルペ撃破>
ルペ「やってくれるじゃないか、あんた達!」

<ブロッホ撃破>
ブロッホ「うおおお!」

<敵全滅・敵増援1出現>
リュウセイ「!?」
アヤ「こ、この強力な念は…!」
リョウト「まさか!?」
〔サイコドライバー能力発現〕
ライ「重力震を探知! 何者かが現れるぞ!」
〔敵ユニット出現〕
リョウト「あの白い機体は…!」
リュウセイ「あの時、イングラムを迎えに来たエアロゲイターの十字架野郎か!」
アヤ(まさか…イングラム少佐も…!?)
柿崎「何でエアロゲイターがこんな所にいるんだよ!?」
輝「もしかして…エアロゲイターはジュピトリアンは裏でつながっているんじゃないのか?」
柿崎「な、何だって!?」
チャム「ショウ…!」
ショウ「わかってる。あいつから放たれているのは凄まじい負のオーラ力だ…!」
レビ「………」「ベスパめ…時間稼ぎにもならなかったか。だが…」「似たような力を持っていることはある意味便利だな。おかげで、こうやって互いの存在を感じ取ることが出来る…」
リョウト「似たような力だって…?」
レビ「リュウセイ=ダテ…私の精神障壁を中和する危険な存在。ここでお前を片づけておく…」
リュウセイ(今回は俺が狙いかよ!?)「みんな、あいつは俺に任せろ!」
甲児「何だって!?」
リュウセイ「あいつの狙いは俺だ。何とか引き受けるから、その間にヴァルシオーネを!」
甲児「し、しかし、それじゃお前が!」
リュウセイ「心配すんな! 俺はそう簡単に死なねえ! 他の奴は手を出さないでくれよ!」
アヤ「リュ、リュウ…!」

<リュウセイvsレビ(1回目)>
リュウセイ「答えろ! 奴は…イングラム=プリスケンはどこだ!?」
レビ「それを教える必要はない」
リュウセイ「何だと!?」
レビ「お前はここで死ぬのだからな!」
リュウセイ「!」

<リュウセイvsレビ(1回目・戦闘後)>
リュウセイ「へっ…俺がそう簡単に死ぬと思うなよ」
レビ「こいつ…!」
〔サイコドライバー能力発現〕
レビ「!! あうっ…!」
リュウセイ「な、何だ!?」
レビ「ま、またか…!? ううっ!」
リュウセイ「ど、どうしたってんだ!?」
レビ「あ、あうう…!」
ライ「前の時と同じだ…リュウセイが接触すると奴が苦しむ」
レビ「念が…念が逆流してくる…!」
〔轟音〕
レビ「ジュ、ジュデッカが…!?」
リュウセイ「こ、こいつ…苦しんでいる!?」
レビ「うう…うああっ…」
リュウセイ「今がチャンスか…!?」

<リュウセイvsレビ(2回目)>
リュウセイ「行くぞ!!」
レビ「うぐ…ああ…あああっ!!」
〔轟音〕
リュウセイ「何だ、こいつ! 様子が変だぞ!?」
レビ「ああ…ああああっ!」
カミーユ「! この感覚はフォウの時と同じ…!」
レビ「う、うう…あ、ああ…あ…」
リュウセイ「動きが止まった!? 今だ!!」
レビ「た、助けて……私を…このジュデッカから…」
リュウセイ「!?」
ライ「どうした、リュウセイ! 何故、攻撃をやめる!?」
リュウセイ「………」「…こいつは…何かに操られているのか…?」
〔轟音〕
レビ「!!」「わ、私は…」
リュウセイ「………」
レビ「…私の役目は…」「私の役目はラオデキヤ様の障害となる者達を排除すること…!」
リュウセイ「こ、こいつ…!?」
レビ「…敵を目の前にして隙を見せるなど…甘い奴め!」
リュウセイ「な、何っ!?」

<リュウセイvsレビ(2回目・戦闘後)>
カミーユ「リュウセイ、大丈夫か!?」
リュウセイ「な、何とかな…!」
レビ「何故だ…? 私は一体どうしたというのだ!?」「くっ…!」
〔敵ユニット離脱〕
リュウセイ「………」(あいつは…一体…)

<リューネが撃破される>
リューネ「ご、ごめん! 脱出するよ!」
(→GAME OVER

<レビ撃破>
レビ「くっ…ジュデッカの制御が…!」

<敵全滅・勝利条件達成>
サエグサ「艦長、敵は全て撤退したようです」
ブライト「よし…ヴァルシオーネを回収してこの宙域から離脱する!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
現在位置 木星圏

グローバル「久しぶりだな、リューネ君。無事で何よりだった」
リューネ「あたしも親父が長年かけて解析していたASS-1…マクロスが木星圏まで来てるとは思いもしなかったよ」
シャミー「ねえねえ…あのリューネって子、艦長と友達みたいに喋ってるよ」
キム「そっか、シャミーは知らないのね。あの子はマクロスの解析をしていたDC総帥ビアン=ゾルダーク博士の一人娘よ」「だから、艦長とは昔からの知り合いなの」
シャミー「…DCって、あたし達のSDFに資金援助してくれてた所よね?」
キム「そうよ。今頃何言ってんの」
シャミー「じゃ、じゃあ…すっごいお金持ちのお嬢様なの!?」
キム「まあ…そういうことになるわね」
グローバル「…では、ビアン博士は行方不明のままなのかね?」
リューネ「あの親父のことだから、簡単に死ぬわけはないと思うけど…」
グローバル「やはり、あの時…木星へ向かわれるビアン博士を無理にでも止めるべきだった…」
リューネ「グローバルさんのせいじゃないよ。それに親父はジュピトリアンの様子が変なことに薄々気づいているみたいだったし…」
グローバル「…リューネ君、君の情報でジュピトリアンとエアロゲイターが結びついているとわかった以上…」「我々は一刻も早く地球圏へ帰還し、態勢を立て直さねばならん。君はどうするかね?」
リューネ(………)「あたしは奴らに監禁されてたから、詳しい情報は知らないけど…」「ジュピトリアンは大規模な地球侵攻作戦を立ててたみたいだった…」
グローバル(………)
リューネ「だから、地球が狙われてるのを知って、黙ってるわけにはいかないよ」
グローバル「そうか…」
リューネ「それに、親父は自分に何かあったら、木星から脱出しろって言ってたし…」「地球を守るってのは…親父の目的でもあったからね…」
グローバル「うむ…そうだったな」

甲児「やれやれ。今回ばかりは…って言うか、今回も冷や汗かいたぜ」
シンジ「そうですね…あやうくジュピトリアンとエアロゲイターが手を組んでいたなんて…」
キース「俺、例のリューネって子から聞いたんだけどさ…」「…ジュピトリアンってもう以前の木星開発事業団じゃなく女王を中心とした独立国家なんだってよ」
コウ「女王か…地球から遠く離れた環境で暮らすにはそういう心の拠り所が必要なんだろうか…」
シーブック「…地球圏の混乱を目論む木星帝国と言った方が相応しいな」
甲児「もう地球人じゃないみてえだ」
シーブック「そうだな。だから、エアロゲイターと結びつくのかも」(もしかしたら…同じように女王を擁立しようとするクロスボーン・バンガードも…)(ジュピトリアンとつながっているのかも知れない。だとしたら、セシリーは…)
コウ「でも、ジュピトリアンがエアロゲイターと結びついていることでわかったことが一つある」
シンジ「何なんですか?」
コウ「さっきの部隊は前にも遭遇したことがあるような気がしてたんだ」
甲児「それがどうかしたのかよ?」
コウ「地球圏で空間転移…つまり、フォールドが可能なのはマクロスだけだったはずだ」「だけど、この間地球圏で接触したジュピトリアンの部隊がもう木星圏にいる…」「これはジュピトリアンがエアロゲイターから空間転移技術を与えられている証拠だよ」
シンジ「なるほど…じゃあ、ジュピトリアンもEOTを持っていることになるんですね」
コウ「ああ…それもSDFやDCより優れたEOTをね…」
甲児(………)

リューネ「あんたがマサキ=アンドーかい?」
マサキ「ああ、そうだ」
リューネ「あたしを助けてくれてありがと。機体がまともに動かなくて、大ピンチだったんだ…」
マサキ(………)「ところで、どうしてお前とビアン博士は木星なんかにいたんだ?」
リューネ「親父は木星圏から冥王星圏に超巨大な防衛レーダー網を張り巡らす計画を立てていてね…」「その準備のため、あたしと一緒に木星へ来たのさ」
マサキ「それでジュピトリアンに捕まっちまったのか…」
リューネ「親父はスーパーロボットの開発に関しては超天才だからね。奴らは親父の頭脳を利用するつもりだったのさ」
マサキ「で、ビアン博士は…?」
リューネ「さあ…ジュピトリアンに捕まったっきり、会ってないよ。今頃、どこで何やってるんだか…」
マサキ(………)
リューネ「でも…本当にありがとう、マサキ。助けてもらって、嬉しかったよ」
マサキ「何だ、男勝りな奴だと思ってたけど…笑うと結構可愛いんだな」
リューネ「えっ!? あたしが…?」(………)
クロ(…目が輝いちゃってるニャ…)
シロ(実はおだてに弱いタイプニャのか…?)
マサキ「さあて、飯食ってからサイバスターの整備でも手伝うか!」
リューネ(………)
マサキ「何だ? どうした?」
リューネ「あ、あたしも…一緒に行って…いいかな?」
マサキ「? 別に構わねえけど」
リューネ「ホント!? じゃ、行こ!」
マサキ「な、何だよ。そんなにくっつくんじゃねえよ」
〔扉の開閉音〕
シロ(………)「…ホレたニャ」
クロ「間違いニャいわね」
シロ「そして、マサキはそれに全然気づいてニャい…」
クロ「ウェンディがこのこと知ったら大変だニャ…」

リュウセイ(………)
カミーユ「どうした、リュウセイ? 深刻な顔をして…」
リュウセイ「ああ…ちょっと考え事をな」
カミーユ「さっきの白い機体に乗っていた少女のことか?」
リュウセイ「…まあね。あいつ、何かに操られてるみたいで…」「それに助けてくれっていう声が聞こえたような気がするんだ…」
カミーユ(………)
リュウセイ「その後、あの子はすぐに元へ戻っちまったけど…」
カミーユ(…フォウと同じか…)
リュウセイ「なあ、何とかあいつを助ける方法はないのか…?」
カミーユ(………)
リュウセイ「やっぱ、俺…バカかな? あんな目に遭ってまで敵を助けようなんて」
カミーユ「いや、そんなことはないさ。俺達は何も敵を倒すためだけに戦っているわけじゃない…」「それに、俺もお前と同じようにフォウを助けたいと思ってる」
リュウセイ「フォウって…お前がホンコンで会った子のことか?」
カミーユ「ああ。フォウはサイコガンダムによって強制的に戦場へ駆り立てられているような感じだった」「もしかしたら、あのパイロットも乗っている機体に操られているのかも知れない…」
リュウセイ(………)
【シナリオエンドデモ終了】


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