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No.66B
人類に逃げ場なし

【シナリオデモ開始】
現在位置 コンペイ島

副長「縮退レーダーによる計測値は目標が密集隊形をとっているため正確な数は把握できず…」「推定でもおそらく億は超えており、両翼は約80天文単位…最終防衛線への到達時は現在のところ不明です…」
グローバル「80天文単位だと…!」
タシロ「冥王星の軌道直径とほぼ同じか…」
グローバル(………)
ブライト「…現在の我々の戦力で億単位の敵とどうやって戦えば…?」
副長「それ以前に、太陽系絶対防衛線を突破されればそこで我々は終わりです」
タシロ(………)「ゼントラーディやエアロゲイターの戦力でも宇宙海獣をせん滅することは難しいのかね?」(………)
エキセドル「銀河系内に散開している双方の全戦力を結集すれば、あるいは…」
シーラ「しかし、ゼントラーディとエアロゲイターは数百年以上に渡って戦いを繰り広げてきたのでしょう?」「その彼らが一つの目的のために団結するということは…」
エキセドル「可能性は限りなくゼロに近いでしょうな」
シーラ(………)
エキセドル「それにSTMCはこの銀河系のバグとも言える知的生命体を抹消することが目的です」「こちらがいくら戦力を集めても、必ずそれ以上の戦力を送り込んでくることでしょう」
タシロ(………)
エキセドル「そして、STMCの進行線上に存在する拠点惑星や艦隊は確実に壊滅すると思われます」
グローバル「酷な言い方だが、その間に時間が稼げるかも知れん…」
ブライト(………)「しかし、宇宙怪獣は知的生命体のせん滅が目的です。もし、彼らが地球をピンポイントで狙っているとしたら…」
タシロ「奴らにそんな知能があるというのかね?」
副長「…今までの調査の結果で、宇宙怪獣は知的生命体と同レベルの戦略や行動を本能で行っていることが判明しています」
ミサト(使徒と同じ…か…)(…50万年前にプロトカルチャーが補完計画を発動させた理由が良くわかるわ)(そんな規模の敵から逃げるには知的生命体であることをやめ、同種の存在に進化するしかないものね…)
タシロ「副長、宇宙怪獣の進行線上に地球圏は存在しているのかね?」
副長「はい…」
タシロ(………)
ミサト「これあh推測ですが…彼らの最終目的地は、やはり地球だと思われます」
タシロ「その根拠は?」
エキセドル「地球は現在の星間文明の源流である先代文明プロトカルチャーの影響が色濃く残っております」
ミサト「プロトカルチャーを滅ぼした宇宙怪獣が地球をピンポイントで狙ってくる可能性は高いでしょう…」
タシロ(………)「葛城三佐、SDFの作戦部と協力して、対策を考えてくれたまえ」
ミサト「…了解です」
タシロ「それから、この話は指揮官クラスの人間までに止めておくように」
ミサト「はい…」

ミサト(………)(天文単位規模の敵に作戦なんて呼べるものが立てられるとは思えないけど…)(こんな時に加持君やリツコがいてくれれば…)(………)
ジュドー「どうしたの、ミサトさん? 難しい顔をして…」
ミサト「え…?」
プル「悩み事でもあるの?」
ミサト「…まあね」(この子達には言えないわね…宇宙怪獣との戦いはあまりにも過酷すぎるもの)(これからの戦いは私達大人だけで何とかしなきゃ…)
ジュドー「なあ、俺で良かったら、相談に乗るぜ」
ミサト「ありがと、ジュドー…でも、大丈夫よ」
〔歩き去る足音〕
プル「どうしたんだろ、ミサト…いつもと違うね…」
ジュドー「ああ…そうだな」

オオタ(………)
カズミ「あなたは身勝手すぎるわ…」「いつもそうやって私のことなんか少しも…!」
オオタ「それなら…俺の所へなんか来るな」
カズミ「!!」
オオタ(………)
カズミ「…地球を救うためなら、どうなってもいいというの? 私やあなた自身は…」
オオタ(………)
カズミ「何とか言ったらいかが? あなたは自分の気持ちをそうやって押し殺すことしかできないの!?」
オオタ(………)
カズミ「そんなのただの意気地なしよ。自分を偽ってるだけだわ!」
オオタ「!」
〔頬を叩く音〕
カズミ「!」(………)
〔扉の開閉音〕
ノリコ「あの…コーチ…」
カズミ(………)
〔扉の開閉音〕
ノリコ「お姉様…」
オオタ(………)
ノリコ(…お姉様、泣いてた…一体何が…?)
オオタ「うっ、うぐぅっ…!」
ノリコ「コ、コーチ!!」
オオタ「…心配無用だ…少し血を吐いただけだ…」
ノリコ「な、何を言ってるんですか!? すぐに看護兵を呼びます!」
オオタ「…ア、アマノには言うな…言えば、お前を…」「殺す!」
ノリコ「!!」
オオタ「うっ…うぐはっ…!」
ノリコ「コーチ!? しっかりして下さい! コーチ!!」
オオタ「タカヤ…今、人類は始まって以来、最大の危機に直面している…」
ノリコ「そんなことより…!」
オオタ「黙って聞け!!」
ノリコ「!」
オオタ「敵の集団がそこまで来ている…これまでになく、大規模な攻撃だ…」
ノリコ「えっ…」
オオタ「今、SDFの作戦部で緊急対策会議が開かれている…」
ノリコ(………)
オオタ「…人類が生き延びるチャンスは万に一つしかない…!」
ノリコ(………)
オオタ「…我々は何としても奴らを迎撃しなければならんのだ…」
ノリコ「で、でも…地球圏の人々はあたし達を追い出そうとして…」
オオタ「そんなことはどうでもいい…」
ノリコ「け、けど…これじゃ、あたし達は今まで何のために戦ってきたんだか…」
オオタ「いいか…我々の任務は地球を守ることだ。そして、それが出来るのは…」「お前達の…ガンバスターだ……うぐっ…!」
ノリコ「コーチ!」
オオタ「タカヤ…勝て!」「エアロゲイターとの戦いが終わらぬ現状で…地球を救い、仲間を助けるために…ガンバスターは勝たねばならん…」
ノリコ(………)
オオタ「いいか、タカヤ…
ノリコ「…はい」
オオタ「…お前とアマノは一人一人では単なる火だが…二人合わせれば炎となる。炎となったガンバスターは無敵だ…!!
ノリコ「コーチ…」
オオタ「俺の選んだお前達だ…必ず…」「勝てる」
ノリコ「はい、コーチ!」
オオタ(………)「タカヤ…」
ノリコ「はい」
オオタ「7年前のあの時…外宇宙探査艦るくしおんが宇宙怪獣と接触した時…」「…俺はタカヤ提督を…お前の父親を死んでも守り抜くつもりだった」「しかし、現実はその反対だ…俺はタカヤ提督に命を助けられ、おめおめと地球圏に戻って来てしまった…」「…お前にはすまないと思っている…」
ノリコ「そんな…コーチ、イヤだ…」
オオタ「俺はお前達と知り合う前に死んでいなければならなかった男だ…」「そんな俺が今まで生きてきたのは…タカヤ提督から託された未来を…」「お前達へ…ガンバスターと一緒に手渡すためだ…」
ノリコ(………)
オオタ「それも…もうすぐ終わる…」
ノリコ(………)
オオタ「タカヤ…俺の身体のことは…アマノには黙っていてくれ…」「あいつは弱い…このことを知ったら…戦えるような子じゃない…」
ノリコ(………)
オオタ「タカヤ…頼む。アマノを…守ってやってくれ」「守ってやってくれ…」

フォッカー「現時刻から1時間後、SDF及びロンド=ベル隊は特別警戒態勢に入る」
バニング「SDF艦隊はこのコンペイ島を中心に展開…ロンド=ベル隊は第2戦闘配置のまま命令あるまで待機だ」
カミーユ「いよいよ、最後の戦いですね…」
イサム「ああ、そうだな」
バニング「今後の具体的な作戦内容については、作戦部での決定が下り次第、伝達する」
〔ざわめき〕
忍「決定が下り次第って…まだ作戦は決まってねえのかよ?」
アラン「仕方がないだろう。エアロゲイターにしろ、宇宙怪獣にしろ…」「その行動を予測するのは容易ではない」
忍「だったら、こっちから仕掛けりゃあいいじゃねえか!」
コウ「いや…それは危険だな」「エアロゲイターがいる木星圏へ先制攻撃を仕掛けている間に宇宙怪獣が地球圏に出現するかも知れない」
忍(………)
ミサト(…もう奴らは現れてるわ…それも最悪のケースでね)
隼人「それに、エアロゲイターの本隊と宇宙怪獣集団を相手にして、戦力を分散するのは得策じゃない」
忍「結局、受け身の水際作戦じゃねえか!」
デュオ「しかも、連邦政府は俺達を地球圏から追い出したがってんだろ?」
アスカ「そんな連中を守るために私達が戦わなければならないなんて…割の合わない話ね」
竜馬「別に俺達は人から礼を言われるために戦っているわけじゃない…」「地球圏の人達からどう思われようと…結果的にみんなの命が助かれば、それでいいじゃないか」
アスカ「…そんなのわかってるわよ」「私が言いたいのは戦いを人に押しつけて隠れるような連中に守る価値があるのかってことよ」
隼人「だったら、無事に生き延びた後でネオ・ジオンにでも入るか?」
アスカ(………)「わかったわよ。そういうことは終わってから考えろってことでしょ?」
隼人「そうだ」
フォッカー「オラ、お前ら…私語を慎まんか!」
〔ざわめき〕
ブライト「伝達事項は以上だが…最後に一つだけ言わせてくれ」「諸君も知っての通り、以後は人類が今まで体験したことのない戦いになるだろう…」
甲児(………)
竜馬(………)
ブライト「だが、この戦いで我々が敗北することは許されない」
輝(………)
大作(………)
ショウ(………)
ブライト「すまんな…みんなの命をくれ」
カミーユ(………)
万丈(………)
シンジ(………)
甲児「水くさいぜ、ブライト艦長」
洸「そうです。俺達はいつだって命をかけて戦ってきました」
ジュドー「それに…俺達、死ぬつもりなんてないしね」
モンシア「ジュドーの言うとおりでさ、艦長。俺もここまで来てくたばるつもりはありませんや」
ブライト(………)
フォッカー「艦長、一本取られましたな」
ブライト(………)
フォッカー「今までだって、生き残って来たのが不思議なくらいだ…」「だから、これからの戦いも何とかなりますよ」
ブライト(………)「ああ…そうだな」

ノリコ(………)(あたしが守る…お姉様を…)(あの時…お姉様は泣いてた…)「!」(お姉様…コーチの身体のことを知ってらしたんだわ…)(あたしだけが…知らなかった…?)

ヴィレッタ「では…ラオデキヤ士師が…第7艦隊が動き出すと?」
イングラム「そうだ。当然のことながら、奴らもSTMCの来襲に気づいている」
ヴィレッタ(………)
イングラム「奴らはより確実に生き延びるために…」「地球圏より選ばれた最強戦力であるSDFとロンド=ベル隊を併合しようとするだろう」
ヴィレッタ「ユーゼスはSTMCに対して何の対抗策も出していないの?」
イングラム「もちろん、クロスゲート・パラダイム・システムを使うつもりだろう」「現状で数億の敵を確実にせん滅するにはあれが最も効率のよい方法だ」
ヴィレッタ「しかし…その結果、あの男はこの宇宙で人を超えた存在となる」
イングラム「それは個人の意志によって歪められた補完計画と同義だ」
ヴィレッタ(………)
イングラム「ユーゼスはクロスゲート・パラダイム・システムの完成に必要な因子をそろえつつある」
ヴィレッタ「そして、最後の仕上げに私達が必要だというのね…?」
イングラム「ああ。だから、次の攻撃は今までの比ではないぞ」
ヴィレッタ(………)(最悪の場合は…ズフィルードが出撃してくるかも知れない…)(あれを使われたら、いくらSDFやロンド=ベル隊とえども…)「イングラム…あなたは今、どこにいるの?」「あなたとアストラナガンがいてくれれば、ユーゼスを倒すことが出来る…」
イングラム(………)「あの男を倒すための手段はすでに立ててある」
ヴィレッタ「!」
イングラム「だが、ユーゼスを倒すのは俺の役目ではない」「奴との直接対決で俺が自我を保てるかどうかは未知数だからな」
ヴィレッタ(………)
イングラム「そのために…俺はリュウセイを始めとするサンプルを集めたのだ」
ヴィレッタ(………)

マヤ「…125パターンの宇宙怪獣撃退作戦案が出ましたが…0.1%以上の成功確率を超えるものはありません」
タシロ(………)
エキセドル「現存する戦力では万に一つの勝ち目もありませんな」
シーラ(………)
グローバル「せめて、第二次江計画が予定どおり進行していれば…」
副長「しかし、ヱクセリヲン級を量産しても作戦の成功確率は上がりません」
グローバル「…マクロス2番艦メガロードと第5世代宇宙戦艦エルトリウムが完成していたとしても結果は同じか…」
タシロ(………)「やつらは宇宙が自分たちの庭のような連中だ。逃げ場などどこにもない」
エレ(………)
ブライト(………)
〔扉の開閉音〕
オオタ「提案します!」
ミサト「オオタ少佐…!」
タシロ「オオタ君…いいのかね…? 君は…」
オオタ「それよりも、私の提案を!」
ミサト(………)
ブライト(………)
タシロ「…いいだろう。聞かせてくれたまえ」
オオタ「まず、このヱクセリヲンから全乗組員を降ろし…」「さらに敵中心部へ乗り込んでそのキングストン弁を抜きます」
グローバル「な、何だと…!?」
ミサト「それじゃ、ヱクセリヲンは…!」
ブライト「…自沈することになる…」
タシロ「…続けてくれたまえ、少佐」
オオタ「…そして、ワープエンジンとなる縮退炉を暴走させるのです」「ボイド効果により、暴走した縮退炉は2分40秒後に人工ブラックホールとなり…」「第十番惑星の雷王星ごと敵の大半を飲み込みます」
ブライト(………)
ミサト(………)
グローバル「オオタ君…無茶を言うな」「SDFがヱクセリヲンを失えば、対エアロゲイター戦での戦力が激減することになる」「それに…雷王星軌道上とはいえ、そこで超重力崩壊を起こせば…」「その衝撃波によってスペースコロニーのほとんどは大破、地上も大被害を受けることになる…」
エキセドル「それだけではありません。確実に地球の地軸が歪むでしょうな」
ミサト「そ、そんな…!」
タシロ(………)
オオタ「敵は数億ですよ!?」「現状の戦力で他にどういう作戦があるというのです!?」
グローバル(………)
オオタ「ありはしませんよ!!」
グローバル(………)
ミサト(………)
エキセドル「…今、作戦の成功確立を計算してみましたが…かろうじて1%を上回っております」
ミサト「…1%って言われても…」
エキセドル「しかし、現状では彼の作戦案がベストでしょう」
タシロ(………)
ミサト(………)
タシロ「ヱクセリヲンの護衛は…どうするのかね?」
オオタ「バスターマシン1号とバスターマシン2号を使います」
ミサト「そ、そんな…!! アマノ少尉とタカヤ少尉の二人だけで敵の中心部へ行かせるつもりですか!?」
シーラ「いくらバスターマシンとえど、数億の敵を相手にするのは…」
ブライト「ヱクセリヲンだけを敵中心部へ空間転移させるわけにはいかないのか?」
ミサト(確か…それは…)
オオタ「宇宙怪獣は重力震を探知し、突撃するという性質を持っています」「ですから、敵中心部へワープアウト時点でヱクセリヲンは破壊されることでしょう」
ミサト「…そのための護衛というわけですか…」
オオタ「そうだ。今回のような状況に対応するため、ガンバスターは開発され…」「私はタカヤ、アマノの両名に様々な試練を与えて来た」
タシロ(………)
グローバル「しかし、雷王星までの航路でエアロゲイターの本隊と接触する恐れもある」
オオタ「亜高速航行なら問題はありません」
タシロ(………)「…よし、オオタ君の作戦でいこう」
グローバル「提督…!」
タシロ「グローバル君…もはや、手段はそれしかない」
グローバル「しかし…現状でヱクセリヲンを失うのは…」
ミサト(………)
ブライト(………)
タシロ「時間はわずかしか残されていない。すぐに作戦を開始してくれ」

ミサト「…作戦内容の説明は以上よ。何か質問は?」
ノリコ(………)(私とお姉様だけで…宇宙怪獣の中心部に…?)
カズミ(………)
ミサト(………)「ごめんなさい…今の私達には、これしか方法がないのよ」「本当なら、護衛を何機か付けてあげたいところだけど…」
ミサト「…いえ、いいんです。まだエアロゲイターも残ってますから…」
ミサト(………)
ノリコ「でも、作戦が無事成功したら、すぐに戻って来れるんですよね?」
カズミ「すぐじゃないわ…」
ノリコ「!」
カズミ「私達が雷王星宙域に行っている間、地球では半年経ってしまうのよ」
ノリコ(………)
ミサト(………)「作戦開始は24時間後。他のみんなには作戦内容を伝えていないわ」
ノリコ「そうですよね…この話を知ったら私達についてくる人、多そうだもの…」
ミサト(………)
ノリコ「みんなと離れるのはさみしいけど…宇宙怪獣は私達が必ず撃退します」「その代わり…地球圏のことはミサトさん達にお願いします」
ミサト「ええ…わかったわ」

未沙「ヱクセリヲン第一艦橋クルーの最終退去を確認」
クローディア「自動操縦装置、縮退炉共に異常ありません」
未沙「バスターマシン1号、及び2号、所定位置につきました」
ミサト「作戦開始まであと60秒です」
グローバル「いよいよか…」
ミサト「はい…」
オオタ(………)
ユング(………)
ミサト「アマノ少尉、タカヤ少尉…機体の最終チェックを」
ノリコ「こちらバスターマシン1号。機体に問題ありません」
カズミ「同じくバスターマシン2号。問題はありません」
オオタ(………)
カズミ(………)
未沙「作戦開始まで、あと30秒」
ノリコ(まだ、みんなと同じ時を生きてる。これから、お姉様と二人だけの時間が流れ始めるんだわ…)「…ミサトさん」
ミサト「…何?」
ノリコ「みんなに…半年後、地球で必ず会おうって伝えて下さい」
ミサト(………)「わかったわ」
未沙「…作戦開始まで、あと15秒。最終秒読みを開始します」
ユング「ノリコ…」
ノリコ「ユング…」
ユング「…さよならは言わないわ」
ノリコ「うん…」
ユング「…行ってらっしゃい」
ノリコ「…行って来ます」
未沙「作戦スタート! ヱクセリヲン、バスターマシン各機、加速!」
〔機体の発進音〕
未沙「縮退レーダー作動、追跡開始」
クローディア「第1次加速を確認。航路正常」
オオタ(………)
ユング(………)「もう…会えないかも知れませんね…」
オオタ(………)

ショウ「やっぱり、カルルはラー・カイラムから降ろした方がいいんじゃないか?」
プル「でも…」
シンジ「だけど、プル…これからの戦いは今までと違うんだ」「それに、赤ちゃんが戦場にいるのは良くないよ」
プル(………)
オデロ「そうだよなあ…」
プル「じゃあ…カルルはどうなるの?」
ショウ「リン=マオさんにカルルのことを頼んでみよう。あの人ならきっと何とかしてくれるよ」
プル「それで大丈夫かな…」
オデロ「ところでさ、肝心のカルルはどこへ行ったんだ?」
チャム「今、レビが面倒を見てるよ」
ショウ「レビって…エアロゲイターの戦闘指揮官だった…?」
カルル「きゃはは!」
レビ「フフッ…いい子ね。次は何して遊ぼうか?」
チャム「ほら、カルルをあやすの上手いでしょ?」
ショウ「ああ…」
シンジ(敵だったといっても…普通の女の子なんだ…)
レビ「そう? もうすぐ大好きな人に会えるのが嬉しいのね?」
オデロ(って、あの子、カルルと会話してるよ…)
プル(カルルの大好きな人って…もしかして…!?)
〔扉の開閉音〕
リュウセイ(………)
レビ(………)「どうした、リュウ…暗い顔をして…?」
リュウセイ「ん? いや、何でもねえよ」
レビ(………)
〔サイコドライバー能力発現〕
レビ「!!」
カルル「うう…」「ふぎゃあ、ふぎゃあ!」
シンジ「カルル!?」
プル(………)
〔ニュータイプ能力発現〕
プル「!!」「こ、これは…!!」
シンジ「ど、どうしたの、プル?」
プル「な、何なの…このプレッシャー…!?」
ショウ(………)
チャム「ショ、ショウ…く、黒いオーラがこの辺にいっぱい…!」
ショウ「チャム! 大丈夫か!?」
リュウセイ「この感覚は…イングラムに似ているが…違う」
レビ「リュウ…」「あの男達が…私の記憶を奪ったあの男達が…来た」
リュウセイ「……!!」

グローバル「タシロ艦長の姿が見当たらないだと…?」
ミサト「…はい。コンペイ島の司令室にもいらっしゃらないようです」
グローバル(………)(まさか…)
〔ヱクセリヲンの警報〕
グローバル「!!何だ!? 何が起こったのかね!?」
未沙「強力な重力震を探知!! これまでにない規模です!!」
グローバル「何だと!? こちらの重力センサーと縮退レーダーをかいくぐって来たというのか!?」
〔轟音〕
〔画面、振動〕

ヴァネッサ「艦長! コンペイ島宙域に巨大な物体がワープアウトしてきます!」
ミサト「ワープアウトですって!?」
ヴァネッサ「も、目標は巨大な宇宙戦艦と判明!!」
未沙「こ、これは…ジュピトリスです!」
キム「モビルスーツ、モビルアーマーを多数確認!」
グローバル「全艦、第1種戦闘配置!! 急げ! 敵の先制攻撃を受けたら終わりだぞ!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「人類に逃げ場なし」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
アムロ「間違いない…ジュピトリスだ」
カミーユ「なら、あの部隊を指揮しているのはシロッコ…!」
ウッソ(………)(シャクティ…もしかして、ジュピトリスの中にいるの…?)
シロッコ「SDF、並びにロンド=ベル隊に告げる…」「これが最後のチャンスだ。人類にもはや逃げ場はない。我々とエアロゲイターに降伏せよ」
甲児「幸福だって!? 冗談じゃねえ! ここまで来て、どうしてお前らにそんなことしなきゃならねんだ!!」
シロッコ「お前達も知ってのとおり、STMCが太陽系外周に集結しつつある…」「お前達だけでこの危機を乗り越えることは不可能だ」
クワトロ「………」「だから、エアロゲイターとジュピトリアンに降伏し、STMCの襲来に対応しろというのか?」
シロッコ「そうだ。我々としても、人類そのものを死滅させるつもりはないのでな」
ジュドー「冗談じゃねえ! 俺達にエアロゲイターの支配下で生き続けろってのかよ!?」
シロッコ「そのとおりだ。もはや、この状況下で人類が生き延びる方法はそれしかないのだ」
健一「…ハイネルのように、母星をエアロゲイターの人質に取られ、奴らのために戦い続けろというのか…!」
シロッコ「フッ…自らの手で自らの力を制御できぬ者は今後の地球圏に不要だからな…」
カミーユ「シロッコ! お前はいつもそうやって人を見下して!!」
シロッコ「生の感情丸出しで戦うなど…これでは人に品性を求めるなど絶望的だ」「やはり人はよりよく導かれねばならん。指導する絶対者が必要だ
カミーユ「何だと!?」
シロッコ「…私が何故、エアロゲイターに与しているかわかるか?」
カミーユ「優れた人類だけを生き残らせるには、それが最も都合のいい方法だったからだ!」
シロッコ「そのとおりだ…それに、巨大な力は内部から崩すに限る」
カミーユ「そのために、どれだけの犠牲が出たかわかっているのか!?」
シロッコ「…これでも犠牲は少ない方だ。少なくとも、我々が本来たどるべきだった歴史に比べてな」
カミーユ「何っ…!?」
シロッコ「お前は気づいていないのか?」「我々の歴史…そして世界は一人の男によって歪められていることに…」「そして…ここにいる者は全てその男によって意図的に集められていることに…」
カミーユ「どういうことだ!?」
シロッコ「………」「その件に関しては気づかない方が幸せだ。全機、攻撃を開始せよ」
<戦闘開始>

<カミーユvsヤザン>

カミーユ「お前達のおかげで人が死んだんだぞ! いっぱい死んだんだぞ!!」
ヤザン「お前もその仲間に入れてやるってんだよ!」
カミーユ「遊びでやってんじゃないんだよ!!」
ヤザン「!? な、何…あれは…!?」
〔カミーユ、精神コマンド「奇跡」使用〕
カミーユ「命は…命は力なんだ。命はこの宇宙を支えているものなんだ。それを…こうも簡単に失っていくのは…」「それは酷いことなんだよ! 何が楽しくて戦いをやるんだよ!?」
ヤザン「こ、こいつ…!?」
カミーユ「貴様のような奴は生きていてはいけないんだ!!」

<ヤザン撃破・敵増援1出現>
ヤザン「フン…俺もヤキが回ったようだな!」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

忍「!! あれは…ダンクーガじゃねえか!!」
雅人「しかも、あんなに…!」
忍「どうしてエアロゲイターがダンクーガを!?」
亮「まさか…奴らは俺達の機体データを元に…?」
シャピロ「………」
沙羅「もしかして…あれに乗っているのは…!」
シャピロ「フッ…」「死ね、沙羅。この私の前から完全に姿を消すのだ」
沙羅「お得意の神を気取った台詞かい? 生憎だね、今のあんたは神というより悪魔さ。そいつがいいとこだよ!」
シャピロ「悪魔…それも良かろう。ならば、お前達を地獄に誘ってやる…」
沙羅「それはこっちの台詞だよ! 必ずあたしがあんたの命を奪ってやる!」

<コウvsシーマ>
コウ「これ以上の戦いは無意味だ! 自分の本当の敵が何なのか見極めろ!」
シーマ「降伏でもすれば、あたしもお仲間に入れてくれるってのかい?」
コウ「そうだ! 俺達の敵はエアロゲイターのはずだ!」
シーマ「お前は一体どっちの味方なんだ!?」

<シーマ撃破・敵増援2出現>
シーマ「ちっ! いまいましいったら、ありゃしないよ! 覚えといで!!」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

隼人「間違いない…エアロゲイターは俺達の機体のコピーを造りだしているようだ」
竜馬「エアロゲイターはあくまでも俺達を地球の戦力で始末するつもりか!」
鉄也「だが、相手がグレートやドラゴンならかえって戦いやすい。例えパワーアップをされていても…」「手の内は知り尽くしているからな」
甲児「そうだ。スーパーロボットってのは俺達が乗ってはじめて力を発揮するもんだってことを…あいつらに教えてやる!!」

<カミーユvsシロッコ(ジュピトリス搭乗)>
カミーユ「パプテマス=シロッコ! お前は今日という時には生きていてはいけない男なんだ!!」
シロッコ「生の感情を出すようでは、俗人を動かすことはできても我々には通じん!」
カミーユ「人の心を大事にしない世界をつくって何になるんだ!!」
シロッコ「天才の足を引っ張ることしか能のない俗人共に何ができた?」「常に世の中を動かしてきたのは一握りの天才だ!」
カミーユ「違うっ!!」

<シロッコ(ジュピトリス搭乗)撃破・敵増援3出現>
シロッコ「フフフ…さすがだな」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

セシリー「あれは…ラフレシア!」
シーブック「まさか…鉄仮面が生きていたというのか!?」
ショウ「鉄仮面!?」
万丈「そう。本名はカロッゾ=ロナ。ジュピトリアンとクロスボーン・バンガードの間を取り持っていたといわれる男か!」
シロッコ「さすがだな、ロンド=ベル。だが、我々の後にはエアロゲイターの本隊が控えていることを忘れるな」
カロッゾ「降伏するなら、今の内だぞ…」
<<リョウト>>
リョウト「これぐらいの戦いなら…今までだって何度もこなしてきた!」

カロッゾ「わからんのか…? ユーゼスはお前の能力が極限まで引き出されるのを待っているのだぞ」
<<ブリット、リョウト>>
○○○「何だって!?」

シロッコ「…○○○、私の下へ来い…」「お前なら、エアロゲイターを倒し私と共に世界を支配することができる」
○○○「………」
シロッコ「お前達ではどうあがいても奴らとSTMCには勝てんぞ」
<<リョウト>>
リョウト「…そんなこと、僕はどうでもいいんだ。ただ、家族や友人達が平和に暮らせる世界…それが欲しいだけなんだ」

シロッコ「やはり、そう答えるか…」「我々に与せぬのなら、お前を始末するしかない」
カロッゾ「いや、奴を捕らえて素材にすれば、全く新しい…そして優れた強化人間を量産できる」「そうすれば、後々のエアロゲイターとの戦いが有利になる…」
シロッコ「ああ。すでに我々は戦後のことを考えねばならんからな」
<<リョウト>>
リョウト「戦いはまだ終わっちゃいない! 少なくとも、お前達を倒すまでは!!」

シロッコ「…確かに、お前達は我々を倒すしかないだろう」
○○○「!?」
シロッコ「…争いを呼ぶ者として、地球圏から排除されつつあるお前達に残された道は…」「眼前の敵を倒すことだ。そうしなければ、お前達は存在している意味がない…」「だが、我々やエアロゲイターを倒した後で…」「お前達は自分達が地球圏の俗人共に受け売れられると思っているのか?」
○○○「う……」
シロッコ「…我々を倒せば、お前達は名実共に地球圏最強の戦力となるだろう…」「そして、お前達は人々の恐怖の対象となり…次第に疎外されていくのだ」
○○○「………」
シロッコ「そして、お前達は俗人共に失望し…」「最終的には我々ジュピトリアンと同じ選択を…そう、俗人達の粛清という結論を出すだろう…」
<<リョウト>>
リョウト「ち、違う!」

シロッコ「何が違うものか。それが力を持った者の宿命なのだ」
<<リョウト>>
リョウト「そんなもの、僕は認めやしない!!」


<リョウトvsシロッコ(ジ・O搭乗)>
シロッコ「考えは変わらんようだな」
リョウト「この戦いの後で、地球圏の人々が僕達を排除しようとしても…」「僕は未来のために今、戦う!」

<アムロvsシロッコ>
シロッコ「貴様は確かに優れたニュータイプかも知れないが、今のままでは己の無能さを証明しているだけに過ぎん!」
アムロ「だが、世界を支配しようという一握りの人間達の意志を止めることはできる!」
シロッコ「力の使い方を誤った者がいう台詞か!!」
アムロ「貴様こそ! 急激な革新は必ずそれに反発する力を生み出すと知れ!」

<カミーユvsシロッコ(ジ・O搭乗)>
〔カミーユ、精神コマンド「奇跡」使用〕
カミーユ「お前だ! いつもいつも脇から見ているだけで、人をもてあそんで!
シロッコ「勝てると思うな、小僧っ!!
カミーユ「許せないんだ…俺の命に代えても身体に変えても、こいつだけはっ!!」
シロッコ「賢しいだけの子供が何をいう!
カミーユ「わかるはずだ…こういう奴は生かしておいちゃいけないってわかるはずだ!」「みんな…みんなにはわかるはずだ!!」
アムロ「! カミーユ!?」
ジュドー「ダメだ、カミーユさん! それじゃシロッコに引きずり込まれる!」

<カミーユvsシロッコ(ジ・O搭乗)(戦闘後)>
シロッコ「何っ…この力、何なんだ!?
カミーユ「わかるまい! 戦争を遊びにしているシロッコには、この俺の身体を通して出る力が!!
シロッコ「ジ・O、動け! ジ・O、何故動かん!?
カミーユ「ここからいなくなれぇぇっ!!
※※フォウが仲間にいる場合のセリフ※※
カミーユ「!!」
フォウ「カミーユ!!」
ジュドー「カミーユさん、気をしっかりもつんだ!!」
カミーユ「ジュドー…フォウ…?」
フォウ「シロッコ! お前にカミーユを連れて行かせはしない!」
ジュドー「そうだ! 死に行く奴が、生きている人間を引きずり込むんじゃねえっ!!」
シロッコ「!」「フ…それが…お前達の力だというのか…フ、フフフ…」
〔敵ユニット撃破〕
カミーユ「………」
フォウ「カミーユ!」
ジュドー「カミーユさん!!」
ファ「カミーユ、大丈夫なの!?」
カミーユ「あ、ああ…」「すまないな…みんなのおかげで助かったみたいだ」
※※フォウが仲間にいない場合のセリフ※※
シロッコ「私だけが……死ぬわけがない…貴様の心も一緒に連れて行く…カミーユ=ビダン………
〔敵ユニット撃破〕
カミーユ「シ、シロッコ…やったのか!? う…あ、ああ…光が…広がっていく…?
ファ「カミーユ!?」「カミーユ、生きてるんでしょ!? カミーユ、返事をして! カミーユ!!
カミーユ「あ…大きな星が…ついたり消えたりしている…あははは、大きい…彗星かな?」「いや、違う、違うな。彗星はもっとばあーっと動くもんな
ファ「!? あ……ああ……

〔味方ユニット離脱〕

<クワトロvsシロッコ>
シロッコ「この期に及んで我々に戦いを挑むとは…冷静さを欠いているな、シャア!」
クワトロ「私が冷静でないだと!?」
シロッコ「そうだ。貴様は人類の革新を見届けると言いながら、実際はその手に世界を欲しがっている!」
クワトロ「……!」

<ジュドーvsシロッコ>
ジュドー「あんたみたいな頭でっかちの奴がいるから、物事がややこしくなるんだ!」
シロッコ「物事を対極的に見ることが出来ない子供が何をいうか!」
ジュドー「子供だからこそ、わかることだってあるんだよ!」「あんたは人類の革新のために、地球の人間を粛清するつもりだろうが…」「本当のところは自分の考えに従わない連中を全員始末するだけなんだろう!?」
シロッコ「当然だ。今後の地球圏は一握りの人間の下に統一されなければならない」「そうでなければ、人類は恒星間規模の戦いの中で生き残ることはできない」
ジュドー「そんなのただの言い訳だ! あんたはただ戦争を楽しみたいだけなんだ。それを許すわけにいくかよ!」

<シーブックvsカロッゾ>
カロッゾ「しょうこりもなく、目の前に現れるか! お前に我々の計画を止めることは出来んぞ!」
シーブック「地球人であることも、人間であることも捨てたお前を生かしておくわけにはいかない!」
カロッゾ「だが、人類の10分の9を抹殺する計画を遂行するためにはやむを得ないことだ」「そして、ぜい弱な者はこれからの時代を生き抜けん」
シーブック「ぜい弱だと!? それは仮面を捨てられない貴様のことだろうが!」「そんな人間に地球圏を粛清する権利はない!!」

<ウッソvsシロッコ>
ウッソ「シャクティをどこへやったんです!?」
シロッコ「…彼女とマリアは戦後の地球圏を導くために必要な存在だ。お前達に渡すわけにはいかない」
ウッソ「あなた達はまだエンジェル・ハイロゥを使うつもりなんですか!?」
シロッコ「そうだ。そのためにあれは地球の海底に沈めてあるのだからな」
ウッソ「人の意志を無視した世直しに何の意味があるっていうんです!?」
シロッコ「愚者を導く絶対者の存在なくして、人類に革新はありえん」
ウッソ「シャクティはそんなことを望んじゃいない!」
シロッコ「無論、それは知っている。だが、今後の世界に個人の意志は必要ない」
ウッソ「あなたはシャクティをも意のままに操るつもりなんですか!?」「マリア女王や…カテジナさんのように!!」
シロッコ「そうだ。それが許せんのなら、ここで私を倒すことだな」
ウッソ「そんなの、言われなくたって! あなたに地球圏の支配などさせません!!」

<万丈vsシロッコ>
万丈「今まで地球圏を混乱させてきた罪…そして、エアロゲイターを地球圏へ導いた罪…今こそあがなってもらうぞ!」
シロッコ「お前は物の道理をわきまえている男だと思っていたが…所詮は周りの俗物共と同じか」
万丈「俗物で結構! 人より優れた能力を持ったが故の苦しみなど、まっぴら御免だね」「それに、今の地球圏は混乱の中でバランスを取っている段階だ。一握りの支配層など必要とはしていない!」
シロッコ「ならば、世捨て人にでもなって世の中を憂うだけで良かったのではないか?」
万丈「それは僕の台詞だ! 一部のインテリが、地球圏の粛清など目論むから異星人につけ込まれる!」「その過ちは二度も繰り返させはしない!」

<忍vsシャピロ>
忍「シャピロ! てめえの引導は俺が渡してやる!」
シャピロ「フッ…やはり己の過去の因縁は己の手で断たねばならんな」「そして…地球最後の戦力であるお前達を倒すことにより、俺は人間を超えた存在となるのだ」
亮「神にでもなるというのか!?」
シャピロ「そうだ…俺は神になる。そして、この宇宙の全てを支配するのだ」
沙羅「言ったろう、シャピロ! 必ずあたしがあんたの命を奪うって!」「やっぱり神様ってのはどこかにいたようだよ。あんたじゃなくてね。あたしをここへ導いてくれたさ!」
シャピロ「沙羅…もはや俺とお前では存在している次元が違うのだ」
沙羅「シャピロ…あんたと付き合って一つだけ喜びを見つけたよ。あんたを殺すという喜びをね!」
シャピロ「所詮は愚かな俗人の言葉…俺の耳には届かんな」
忍「ああ、そうかい、シャピロ! だったら、てめえに越えさせてやるぜ…この世とあの世の境目って奴をな!!」

<シロッコ撃破>
シロッコ「…私だけが…死ぬわけが…」「だが…お前達も地球圏も…いずれは破滅の運命を迎える…ことになる」「フフフ…それは…始めから定められたことなのだ…あの男によってな…」

<サラ撃破>
サラ「脱出します!」

<カロッゾ撃破>
カロッゾ「こ、こんなことで…我がロナ家千年の夢が…!!」

<シャピロ撃破>
シャピロ「こ、こんな馬鹿な…俺は宇宙の神になる男だぞ…!」「それが、こんな所で…」
沙羅「………」
シャピロ「ク…ククク…」「見える、見えるぞ…俺が支配するべき宇宙が…俺の宇宙が…!」「さあ、宇宙よ。何をためらうことがあるというのだ? 今こそ…今こそ、この神の下へ!」
〔敵ユニット撃破〕
沙羅「シャピロ…」「シャピロ…バカだよ…」「あんた、バカだよ!! シャピロォォォォッ!!」
忍「………」「…沙羅…」

<敵全滅・勝利条件達成>
〔敵ユニット出現〕
アムロ「!!」
万丈「来たか…!」
リョウト「あれが…エアロゲイターの主力部隊…?」(でも、数が少ない…)
フォッカー「あの巨大戦艦がエアロゲイターの旗艦なのか?」
ラオデキヤ「余は帝国監察軍第7艦隊司令…ラオデキヤ=ジュデッカ=ゴッツォである」「汝らは数々の戦いを経て宇宙の強者たる資格を得た」「余の目的はこの戦争を生き延びた汝らを配下として迎えることである」「汝らがとるべき道は二つ。余に降り、覇道を共に歩むか…」「余を倒し、帝国監察軍全てを敵に回すか、だ」「さあ…選択するがよい
豹馬「キャンベル軍やボアザン軍みたいにお前らの配下になれってのか!?」
ユーゼス「そうだ。我々はそのために地球人へ試練を与え続けてきた…」「そして、その中から選ばれたのがお前達SDFとロンド=ベル隊というわけだ」
甲児「ここまで来て、俺達がてめえらの仲間になるとでも思ってんのかよ!?」
ラオデキヤ「その台詞…余は数々の星々との戦いで幾度も聞いてきた」
甲児「……!」
ラオデキヤ「だが、余に最後の戦いを挑んだ者はことごとく余の前に屈した」
アムロ(例え、彼らを追い詰めたとしても最終兵器ズフィルードが現れるからか…)
ユーゼス「それに、2年間の偵察でお前達は銀河系の中でも危険な存在になりつつあることが判明している」
竜馬「俺達が危険な存在だと! それはどういう意味だ!?」
ユーゼス「…一定の文明レベルに到達していながらも、未だに自分達の母星を汚染し続け…」「数多くの勢力は戦いを広げており、それらが統一される兆しも見られない」
クワトロ「………」
ユーゼス「さらに、ゲッター線、オーラ力、EVA、トロニウム、サイコドライバーといった危険な力を有しながらも…」「それらを自らの手で制御できていない」「お前達は兵器としては優秀だが、知的生命体としてのレベルは低いのだよ」
万丈「………」
ユーゼス「このまま、お前達を放置すれば、ゼントラーディのような戦闘集団に成長する恐れがある」「そして、それはこの銀河系の秩序を乱す要因となるのだ」
忍「ケッ、よく言うぜ。てめえらだって、あいつらと似たようなもんじゃねえか!」
ユーゼス「だが、我々は秩序を保ち、様々な種族、力を制御することに成功している…」「それは最前線で戦ったお前達が良く知っているだろう?」
アムロ「確かにな…力で力を支配し、さらに強大な力へそれをぶつける…」
クワトロ「だが、己は前線へ出ない…それがお前達ゼ=バルマリィ帝国監察軍のやり方だった」
ユーゼス「………」「…このままでは、地球人はいずれ自滅する」「宇宙でもまれに見るその高い戦闘能力を有効に生かすには…我らの支配が必要なのだ」
マサキ「何だと…俺達にてめえらの兵器として生きろってのか!?」
ユーゼス「そうだ。それがこの銀河系におけるお前達の存在理由だからな」
健一「ふざけるな! 俺達だってお前達と同じ人間なんだぞ!!」
リュウセイ「それに、どうしててめえらのために俺達が戦わなきゃならねえんだ!!」
ユーゼス「…迫り来る破壊神、すなわちSTMCによる大災厄から生き延びるためだ」「わかっているだろうが…ゼントラーディ軍を遙かに超える規模を持つ奴らをお前達だけで倒すのは不可能だ」
ミサト「………」(彼らは宇宙怪獣を撃退する方法を持っているというの…!?)
ユーゼス「さらに…この銀河系内に存在する勢力は我がゼ=バルマリィ帝国だけではない」「ゼントラーディ、メルトランディを始めとする戦闘集団…ゾヴォーグに代表される星間連合…」「その他大勢の文明がお前達の星とお前達の戦闘能力に目をつけることだろう…」「我らに降らねば、それら全てと戦うことになるのだぞ?」
○○○「………」
<<リョウト>>
リョウト(敵は…今まで戦ってきた相手だけじゃないのか…!)

ラオデキヤ「………」「さあ、選べ。汝らの道を…汝らの未来を」「そして、この選択が汝らにとって最後の自由となる…」
フォッカー「そんな自由はいらん! 俺達の答えは決まっている!」
甲児「それに、その答え方もな!」
ジュドー「そうそう。万丈さん、いつもの奴を頼むぜ!」
万丈「………」「…恐怖で支配された集団はさらなる恐怖に打ち勝つことはできない」「そして…お前達の秩序に組み込まれた者は恐怖を恐怖で塗り替え続ける無限地獄へ落ちることになる」
シロッコ「………」
万丈「だから、僕はこう答えるのさ」「世のため人のため、エアロゲイターの野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬのならば、かかってこいっ!!
ユーゼス(フフフ…そうだ、それで良い…)
ラオデキヤ「…愚かな。ならば、絶望の宴は今から始まる。ユーゼス=ゴッツォよ…」
ユーゼス「は……」「では、これからお前達に最後の試練を与えよう」
竜馬「試練だと! どういう意味だ!?」
ユーゼス「…フフフ…直にわかる。クロスゲート・ドライブ、始動」
【戦闘マップ終了】


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