TOP PAGEへ

No.10
遙かなる時の彼方

〔吹き荒れる風の音〕
惑星ゾラと言われている地球。
しかし、人々はゾラという名前を忘れて
久しい…。

【シナリオデモ開始】
〔機体の飛行音〕
〔墜落音〕
〔画面、振動〕
〔機体の駆動音〕

鉄也「ジュン! そっちは大丈夫か!?」
ジュン「え、ええ…何とか」
〔キャノピーの開く音〕
鉄也「!!」
ジュン「ええっ!?」
鉄也「こ、ここはどこだ? マクロスやネオ・グランゾンはどこへ消えた?」
ジュン「そ、それに…ダカール市は確か夜だったはずなのに…」
鉄也(………)
ジュン「ね、ねえ、鉄也。いったい何が起きたの!?」
鉄也「…俺が聞きたいぐらいだぜ。ただ、ネオ・グランゾンが消滅したのは確実だがな」
ジュン(………)「そうだわ、通信機を…」
〔ノイズ〕
ジュン「変よ…周りに誰もいないわ」
鉄也「バカな、あれだけの激戦だったんだぞ。そんなわけないだろう」
ジュン「ホ、ホントよ。レーダーに反応がないの、敵も味方も…」
鉄也(………)(あの時のネオ・グランゾンの爆発でみんな吹っ飛ばされたのか…?)(いや、だったら、昼間になっている理由が説明できん…)
ジュン「どうするの、鉄也?」
鉄也「あれだけ多くの連中がいたのにここには俺とお前だけというのはおかしい」
ジュン「ええ…」
鉄也「近くには他の連中もいるはずだ。まず、あいつらを捜そう」
ジュン「みんな、大丈夫かしら…」
鉄也「あの程度でくたばるようなら、これからの戦いには生き残れないぜ」
ジュン「そんな言い方ってないでしょ!」
鉄也「…俺を他の甘ちゃん達と一緒にするな」
ジュン「いったいどうしたのよ? 最近、様子が変よ」
鉄也(………)
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

鉄也「!」
ジュン「爆発の音!? もしかして、他の人達が…」
鉄也「よし! 行くぞ、ジュン!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「遙かなる時の彼方」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔第3軍ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

ラグ「…さすがに昨日の今日だ。バザー周辺をがっちり警備してやがるよ」「ブルメ、ダイク! ジロンとチルがあの新型ウォーカーマシンを奪うまでの時間を稼ぐよ!」
〔カーソル、ボスボロットを指定〕
ブルメ「なあ、ホントにあれ新型かよ!? 何か違うような気がするんだけど」
ダイク「そうそう。目ん玉がついてるし…イノセントの新型って感じじゃないよな」
ラグ「じゃあ、何かい? バザーに潜り込んで下調べしたあたしの目を疑うってのかい!?」
ブルメ「い、いや、そういうワケじゃ…」
ラグ「見た目はああだけど、操縦系統はウォーカーマシンと同じだし、内装だってクラブタイプ並に充実してんだから!」
ダイク「わかった、わかった!」
ブルメ「それよりもラグ…あのジロンって奴、本当に信用できんのかよ!?」
ラグ「ブルメ! ジロンはあたしの命の恩人だよ!」「それにキャリング一家から新型を奪えば、あたし達サンドラットの名を上げられるじゃないのさ!」
ダイク「三日間、逃げ切れたらの話だけどな」
ブルメ「あのさぁ、ラグ。どうしてそこまであの馬の骨に肩入れ出来んの?」
ラグ「あいつはいい相棒になるんだよ。それにウォーカーマシンを手に入れられれば、サンドラットの戦力になる。ジロンとは関係ないよ」
ブルメ「へいへい。じゃあ、あいつらを引きつけりゃあいいんだな」
ゲラバ「ホーラの兄貴! 例のサンドラットとかいう連中がまた来たようですぜ!!」
ホーラ「ヘッ、こりねえガキ共だぜ。よし、俺とゲラバはアイアン・ギアーを守る。ダッガー隊はあいつらを始末しろ!」
エルチ「ちょっと、ホーラ! 艦長はあたしよ! 勝手に指示を出さないで!」
ホーラ「お嬢さん…、ここは私に任せてください」
エルチ「だからといって、勝手な行動は許さないわ!」
ホーラ「わ、私はお嬢さんを危険な目にあわせたくないのです」
エルチ「はあ?」
ホーラ「い、いえ…何でもありません」
ゲラバ「へへへ…兄貴、柄にもないこというから顔が赤くなってますぜ」
ホーラ「う、うるせえんだよ、お前は!」
エルチ「???」
コトセット「お嬢さん! アイアン・ギアーはどうするんです!?」
エルチ「アイアン・ギアーはここに固定! まずは様子を見るわ」
コトセット「了解です、お嬢さん!」
エルチ「んもう、艦長って呼びなさいよ! 前から言ってるでしょ!」
コトセット「す、すみません、お嬢さん」
<戦闘開始>

<1EP>

チル「ジローン! 待ってよぉ!」
ジロン「ぐずぐずしてると置いてくぞ、チル!」
チル「もう! 仲間になったばかりのくせになに威張ってんのさ!」
ジロン「悪い、悪い。さ、ラグ達が時間を稼いでる間に新型を頂こうぜ!」

<2PP>
エルチ「ねえ、コトセット…あの連中、あんまりやる気ないみたいなんだけど…」
コトセット「ありゃ? ホーラの奴、敵を追うのはいいがこっちの守りが手薄になってるじゃないか」
エルチ「…こっちの守りが手薄…?」「ホーラ! 急いで戻って! これは罠よ!」
ジロン「へへへ、気づくのが遅いよ!」
〔アイアン・ギアーの近くに爆発〕
エルチ「な、何なの!?」
ラグ「ジロン、首尾良くいったみたいだね。早く新型に乗り込みな!」
ジロン「任せとけ!」
コトセット「お嬢さん! あいつら、ザブングルを狙ってるみたいです!」
エルチ「な、何ですって!? すぐにホーラを向かわせて!!」
ホーラ「………」
ジロン「よし、取り付いたぜ。さーて、キーはどこだ? キーは」
チル「ジロン、早く早くぅ!」
エルチ「!? あいつら、ザブングルが目当てじゃないの!?」
コトセット「どうやら、今朝手に入れたばかりの、あの正体不明のウォーカーマシンを奪うつもりみたいです」
エルチ「あれ、ウォーカーマシンじゃないのに…」「あ、そういえば、あれに乗ってたボスっていう男はどうしたの?」
コトセット「暴れたんで、倉庫の中に閉じ込めてあります」
ジロン「キーがない! それにガソリンも入ってないよ!」
チル「何やってんだわさ! このままじゃ捕まっちゃうよぉ!」
ジロン「く、くそっ! こうなったら…!」
ホーラ(………)(こいつはチャンスかも知れんな…)

<3PP・味方援軍1出現>
ラグ「ジロン、何もたもたしてんだい!?」
ブルメ「だから言わんこっちゃない…」
チル「ジローン、どうすんのさ!?」
ジロン「こうなったら、隣にある青いトレーラーを頂いて逃げるまでだ! 行くぞ、チル!」
チル「そ、そんなんでいいの!?」
ジロン「なぁに、あれを奪って3日間逃げ切りゃ、こっちのもんさ!」
コトセット「お嬢さん! あいつ、ザブングルに乗り込もうとしてます!」
エルチ「へ~、なかなかやるじゃないのさ、あのジロンって子」
コトセット「感心してる場合ですかっ! ザブングルはイノセントから譲り受けた最新型のウォーカーマシンなんですよ!」
ジロン「よーし、乗り込んだぞ。お、ラッキー、キーも付いてらあ」
チル「ジロン、早く早くぅ!」
ジロン「わかってるよ! ありゃ? こいつも動かない!?」
チル「う、うそぉ~!?」
ジロン「こうなったらここと、ここの配線をつないで…こっちをひっぱって…よし!」
〔エンジン音〕
ジロン「エンジンがかかった! 行くぞ!」
〔ジロン、前進〕
ジロン「あれっ!? こいつ、後ろの奴と連結されてないぞ!」
チル「そんなのいいから、早く逃げようよぉ!」
ジロン「チル、後ろの奴に乗ってこいつと連結させてくれ!」
チル「えーっ!?」
ジロン「頼む! 俺は親父やおふくろの仇を討つためのマシンがどうしても欲しいんだ!」
チル「……わ、わかったわさ」
ジロン「いいか、チル。俺が出たら、左のレバーを入れて発進させるんだ」「力一杯アクセルを踏んで、走り出して30数えたら、横のペダルを踏む! 順番間違えるなよ!」
チル「左のレバーで発進、こいつを踏んで、30数えたらこっちを踏む!」
ジロン「凄い、チルは天才だ! じゃあ、やってくれ!」
チル「OKだわさ!」
〔チル、前進〕
〔合体音〕
〔ジロン、合体〕

ジロン「変形した!? こいつ、ウォーカーマシンだったのか!!」
チル「す、すっごーい! ね、ジロン、これもイノセントの最新型?」
ジロン「ああ、多分な。しかもこいつ、手に指が5本もついてるよ」「人間みたいな動きも出来そうだし、かなりのパワーがありそうだ」(これなら親父やおふくろの仇、ティンプをやっつけられる…!)
エルチ「やる~!」
コトセット「お嬢さん! どっちの味方なんです!?」
エルチ「っと、ホーラ! ザブングルを取り押さえて! でも、傷をつけてはダメよ!」
ホーラ「了解!」「小僧! すぐにザブングルから降りれば、命だけは助けてやる!」
ジロン「小僧じゃない! ジロン=アモスだ! 悪いけど、あんたのいうことなんか聞くつもりなんかないよ!」
ホーラ「ジロンだかメロンだか知らんが、こうなったらザブングルは力ずくで取り返してやる!」
ジロン「ちょ、ちょっと待て! まだ、運転方法が…」
ホーラ「待てと言われて待つ馬鹿はいないんだよ!」
〔ホーラ、ジロンへ隣接〕
イベント戦闘「ジロンvsホーラ」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方ユニット出現〕〕

ジロン「しまった、翼が折れた!」
チル「腕の車輪もやられちゃったよぉ!」
ホーラ「あのドマンジュウめ。確実にコクピットを狙ったはずなのに…ギリギリのところでかわしやがったな」
ジロン「く、くそっ…動かないぞ、こいつ!」
エルチ「ホーラ、何やってんの! あたしは無傷で取り返せって言ったでしょ!」
ホーラ「………」(…これでザブングルは押さえたか。ならば…!)
〔ホーラ、コトセットへ接近〕
コトセット「ホーラ! 何の真似だ!?」
ホーラ「…動くな! こちらの言うことに従わなければ、ブリッジを破壊する!」
コトセット「!!」
エルチ「…どういうつもりなの、ホーラ?」
ホーラ「どういうつもりもありません。アイアン・ギアーは誰のものなのか、ここではっきりさせたいのです」
エルチ「何言ってるの! アイアン・ギアーは死んだパパがあたしのために残してくれたものよ!」
ホーラ「…それがどうしたっていうんです? それよりも、今日からはこのキッド=ホーラが一家のボスになるんです」
エルチ「ホーラ…あなた、アイアン・ギアーを乗っ取るチャンスを前から狙っていたっていうの!?」
ホーラ「…すでに艦のブレーカー達は私の下についてます。この艦はもう私のものなんですよ」
エルチ「………」
ホーラ「ですから、お嬢さん…」
エルチ「どうしろと言うの…ホーラ?
ホーラ「私の…嫁さんになってくれればいい!
エルチ「嫌! 嫌よ!
ホーラ「お嬢さん、命が惜しくないんですか!
エルチ「なに寝言いってんの! いつまでも野蛮なことしてるからこの地球は文化というものが育たないのよ!」
ホーラ「強い者が勝つ、それが掟です。死んだボスや我々もそうやって今日までやって来たんですよ!?」
エルチ「そんなことだから、いつまで経ってもコンピューター・コアやホバーノズルなんかをイノセントから買わなきゃならないのよ!」
ホーラ「お嬢さん一人じゃ、海千山千のブレーカーと渡り合うことなんて出来ませんよ!」
エルチ「余計なお世話よ!」
ホーラ「だから、俺と結婚して、運び屋の権利を渡してくれれば……」
ラグ「あいつ…こんな状況でプロポーズしてるよ」
ブルメ「よくやるよ、まったく!」
ラグ「ジロン、逃げ出すチャンスだよ! …ジロン?」
エルチ「あ、ホーラ。ジロンが来たわ
ホーラ「え?
〔ジロン、ホーラへ隣接〕
ジロン「ジロン=アモスだぁぁぁっ!!
ホーラ「さっきのガキか!? だが、お前のクソ度胸は気に入った。どうだ、俺の下につかないか?」
ジロン「お断りだね!」
ホーラ「何!?」
ジロン「雇い主を裏切った上に銃を突きつけて女を脅すような奴を許しておけるかよ!」
ホーラ「俺のいうことを聞けば命拾いできたものを…どうしても死にたいらしいな!」

<3EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ジロン「何っ!? 新しい敵かよ!!」
ホーラ「よし、手はずどおりだ。アイアン・ギアーはエンジン不調で動けんはず…一気に奪ってしまえ!」
エルチ「エンジンが不調って、どういうこと!?」
ホーラ「俺が細工しておいたんです。今回の作戦のためにね」
コトセット「な、何だってえ!? 道理で今朝から調子が悪かったワケだ!」
エルチ「そ、そんな…!」
ホーラ「だが、俺だって本当はお嬢さん相手に手荒な真似はしたくない…」「素直にアイアン・ギアーを渡せば、他の連中の命は保証しますよ」
エルチ「………」「ファットマン、行くわよ!」
ファットマン「!」
コトセット「行くって、お嬢さん! どこに!?」
エルチ「アイアン・ギアーは任せるわ。ちゃんと応戦するのよ!」

<4PP・味方援軍2出現>
ジロン「くっそ~、よってたかって攻撃して来やがって!」
チル「このままじゃあたし達もやられちゃうよぉ!」
〔味方ユニット出現〕
チル「!! ジロン、ザブングルがもう1台出たわさ!」
エルチ「はーい、ジロン! あたしよ!」
ジロン「あ、あんた…確か、このバザーを仕切ってる交易商人の…」
エルチ「そう。エルチ=カーゴよ」
ラグ「何だい、あの女! いちいち馴れ馴れしいんだよ!」
ブルメ「おお、こわ…」
ホーラ「お、お嬢さん…もう1台のザブングルまで持ち出すなんて…そんなに俺の嫁さんになるのが嫌なんですか!?」
エルチ「絶対に嫌!」「それよりも、雇ってもらった恩を忘れてアイアン・ギアーを押っ取ろうとするなんて…許さないわよ、ホーラ!」
ホーラ「くっ…だったら、もう容赦はしませんぜ!」
エルチ「何いってんのよ! 最初からそんなつもりなんてなかったくせに!」
ホーラ「い、いや、俺は…!」
ゲラバ「兄貴、どうすんです? エルチのザブングルもブッ壊しちまってもいいんですかい?」
ホーラ「バカ言うな! エルチは捕まえて俺の所へ連れて来い!」
ゲラバ「女にフラれた時はあきらめが肝心ですぜ、兄貴」
ホーラ「うるせえ! 黙って俺の命令を聞け!」
ブルメ「ったく、ジロンの奴…逃げる気がないのかよ。どうすんだ、ラグ!?」
ラグ「この状況を上手く利用すれば、アイアン・ギアーをあたし達の物にできるかも知れないね…」
ブルメ「な、何? 本気かよ!?」
ダイク「どうやるんだ、ラグ?」
ラグ「とりあえず、ジロンに協力してあのホーラって奴からアイアン・ギアーを守るのさ」
ブルメ「えーっ! じゃあ、あのエルチって女を助けんのかよ?」
ラグ「だからさ、エルチに恩を売ってアイアン・ギアーに潜り込み、後で乗っ取ればいいのさ」
ダイク「なるほど。そいつはいい考えだぜ」
ラグ「いいね、この場はジロンやエルチと協力してアイアン・ギアーを守るんだよ! あの連中がやられたら終わりだからね!」

<敵全滅or5PP・味方援軍3&敵増援2出現>
ホーラ「…ザブングル2台が相手じゃアイアン・ギアーを乗っ取るのに時間がかかっちまうか。よし、こうなったら数で勝負だ」
〔敵ユニット出現〕
ジロン「またかよ!? いったい何機のウォーカーマシンを用意しているんだ!?」
ゲラバ「がはは! 心配すんな、これで打ち止めだよ!」
ジロン「何だ、そうなのか。じゃあ、あと一踏ん張りだな」
ホーラ「ゲラバ! 余計なことを言うんじゃない!!」
ゲラバ「す、すまねえ、兄貴」
エルチ「いくらこっちにザブングルがあるとはえ…このままじゃちょっとマズいかもね」
〔味方ユニット出現〕
エルチ「な、何あれ…空を飛んでる…!!」
コトセット「み、見たことがないタイプのウォーカーマシンだ…!」「空を飛んでるってことは…ひょっとしてイノセントのマシンなのか!?」
エルチ「何言ってんの! イノセントの人達が外に出て…あたし達の戦闘に加わるなんてことありえないでしょ!」
コトセット「じゃあ、いったいあれは何なんです!?」
エルチ「もしかしたら…あたし達が捕まえたボスって男の仲間かしら?」
コトセット「かも知れませんね」
エルチ「よ~し、だったら…」
ジュン「鉄也…何なの、あのロボットの集団は…!?」
鉄也「作業用モビルスーツみたいだが…あんなタイプはみたことがないぞ」
ジュン「! 鉄也、あれを見て!!」
鉄也「!」
〔カーソル、ボスボロットを指定〕
鉄也「ボスボロットじゃないか!」
ジュン「間違いないわ。ボスはどこにいるの!?」
鉄也「あの見慣れない連中に捕まっているのか…?」
エルチ「その空飛ぶウォーカーマシン! 聞こえる!?」
鉄也「ウォーカーマシン!?」
ジュン「何、それ…?」
エルチ「あんた達の仲間のボスって男はあたしの艦にいるわ!」「彼を助けたかったら、あたし達に協力するのよ!」
鉄也「! な、何だと…!?」
ジュン「ボスがあの赤い戦艦に…?」
鉄也「ボスがそこにいるという証拠は?」
エルチ「あの男が乗ってたウォーカーマシンがあたしの所にあるのが何よりの証拠よ!」
鉄也「………」
ジュン「鉄也、どうするの?」
鉄也「完全に信用することはできないが、ボスの救出と情報の収集は必要だ。ここはあの女の申し入れを受けよう」
ジュン「わかったわ」
鉄也「ただし、油断するなよ」

<鉄也が攻撃>
鉄也「このマシン…小型のモビルスーツなんかじゃないぞ!?」

<鉄也vsホーラ>
ホーラ「空飛ぶ機械に乗っているということは…あんた達はイノセントなのか!?」
鉄也「イノセントだと!?」
ホーラ「!? イノセントじゃねえってのか!?」

<鉄也vsゲラバ>
ゲラバ「空飛ぶマシン! 噂では聞いていたが、初めて見たぜ!」
鉄也「!? 空を飛ぶのがそんなに珍しいのか!?」

<ジロンvsホーラ>
ホーラ「強いものが勝つ! それが掟だ!
ジロン「あんたは、他人を自分の気分に従わせようとし過ぎるんだ! 俺達は生きたいように生きるっ!

<ジュンvsホーラ>
ジュン「あんた達、ボスをどこへやったの!?」
ホーラ「ボス? ああ、今朝捕まえた男か。奴ならアイアン・ギアーの中だぜ」

<ジュンvsゲラバ>
ゲラバ「何でイノセントが俺達にケンカを吹っかけて来るんだ!?」
ジュン「あたし達はそのイノセントとかいう連中じゃないわ!」

<ラグvsホーラ>
ホーラ「砂漠のネズミに何が出来る!?」
ラグ「言ってくれるね! ウォーカーマシンは大きさじゃないのを教えてやるよ!」

<エルチvsホーラ>
ホーラ「お嬢さん…俺はあんたと戦いたくない!」
エルチ「さっきは、こっちに銃を向けたくせに!」
ホーラ「あれは、もののはずみで!」

<エルチvsゲラバ>
エルチ「ゲラバ! ホーラとつるんでいると思ったら、あんたまで裏切るなんて!」
ゲラバ「俺はあんたよりもホーラの兄貴の方がボスに相応しいと思っただけなんだよ!」
エルチ「人を見る目のない男ね!」

<ブルメvsホーラ>
ホーラ「この! ちょこまかちょこまかと!」
ブルメ「ヘヘヘ…図体がでかければいいってもんじゃないぜ!」

<ホーラ撃破>
ホーラ「く…この俺を落とすとは只者じゃねえな!」

<ゲラバ撃破>
ゲラバ「こうなりゃやることは一つ…脱出だ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ホーラ「今日のところはひとまず引き下がるが…俺は絶対に諦めないからな!」
エルチ「何言ってんのよ! 二度とあたしの前に現れないで!!」
チル「ね、ジロン。こっから逃げなくていいの?」
ジロン「そ、そうか! 俺達、ザブングルを奪いに来たんだった!」
エルチ「今頃何いってんのよ」
ジロン「チル、逃げるぞ!!」
エルチ「待ちなさい。あんた達に話があるの」
ジロン「話?」
エルチ「そうよ。ホーラ達の代わりにあんた達に用心棒を頼もうと思って…」
ラグ(! ほら来た!)「乗ったよ、その話」
ジロン「ラ、ラグ……」
エルチ「ジロン、あんたはどうすんの?」
ジロン「………」「…ザブングルを俺に貸してくれるんなら、構わないよ」
エルチ「じゃあ、決まりね! とりあえずアイアン・ギアーに来てよ」「あ、そうそう。空飛ぶウォーカーマシンに乗ってるあんた達もね」
鉄也「…………」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

コトセット「お嬢さん! 本当にこんな連中を雇うんですか!?」
ブルメ「こんな、とはご挨拶だな。なあ、チル?」
チル「あたいだって、立派なプロフェッショナルだわさ!」
コトセット「プロ、ねえ…」
エルチ「コトセット、彼らの腕前はあなたも見たでしょ?」「少なくとも、ジロンの方がホーラよりも強いし、頼りになりそうじゃない」
ラグ「とか何とか言って、本当はジロンが気に入っただけなんでしょ?」
エルチ「あら、あたしは艦長としてパパの残してくれたアイアン・ギアーを守りたいだけよ」
ラグ「どうだか」
エルチ「何よ!」
鉄也「取り込み中のところ悪いが…あんた達に質問がある」
エルチ「何?」
鉄也「ここはどこだ? そして、あんた達は何者なんだ?」
エルチ「あんた、何言ってんの? ここはあたしのバザーよ」「そして、あたしは交易商人のエルチ=カーゴ。それよりも、そっちこそ何者なのよ?」
鉄也(………)
ジュン(………)
エルチ「まさか…イノセントってワケじゃ…ないでしょうね?」
鉄也「イノセント…? 知らんな。それに、俺の名前は剣鉄也。こっちは炎ジュンだ」
ダイク「格好だけかと思ったら名前も変わってるな」
鉄也「…もう一つ教えてくれ。今は新西暦何年だ?」
ラグ「シンセイレキ? 何なのさ、それ」
ジュン(………)(鉄也…)
鉄也(ああ…もしかすると、俺達は…)
ジュン(これからどうするの?)
鉄也(ボスのこともある。しばらく様子を見よう)
〔扉の開閉音〕
チル「あ、ジロンだ」
ジロン「エルチ、本当にザブングルを貸してくれるんだろうな?」
エルチ「ええ。あんたがあたしの下で働くならね」
ジロン「わかった」
エルチ「それよりもあんた…ザブングルで何するつもりなの?」
ジロン(………)
ブルメ「こいつさ、両親の仇討ちをしたいんだってさ」
コトセット「仇討ち? あと何日残ってるんだ?」
鉄也(あと何日残ってる…? どういう意味だ?)
ジロン(………)
ラグ「そういえば、あたし達もジロンからそれを聞くのを忘れてたよ」
ジロン「そんなの、あんた達には関係ないよ」「俺はザブングルで親父とお袋の仇を討つ。それだけだ」
エルチ(………)
鉄也(………)
【戦闘マップ終了】


● No9「愚者の祭典」 へ戻る

● No11「何で掟を破るのさ」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦α外伝」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。