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No.11
なんで掟を破るのさ

【シナリオデモ開始】
ボス「て、鉄也ぁ!!」
鉄也「ボス…無事だったか」
ボス「よ、良かった~! ようやく知り合いに出会えたわさ!!」
ジュン「いったい何があったの?」
ボス「いや、俺様も何がなにやらさっぱりで…」
メディック「彼は今朝、バザーの近くにウォーカーマシンごと落ちて来たんじゃ」
鉄也(…俺やジュンと同じか)
メディック「気絶していた上にケガまでしておったからワシが治療したんだが…」「途中で目覚めて大暴れしおった。そこでやむなく倉庫の中に閉じこめたんじゃ」
ジュン「何だ…ボスはこの人達に捕まってたわけじゃなかったのね」
鉄也(………)
ボス「なあ、鉄也。ここはいったいどこなんだ?」
鉄也「…それよりも他の連中の行方を知らないか?」
ボス「いや…ここにいるのは俺達だけみたいだわさ」
鉄也(………)
メディック「やはり、お前さん達はイノセントじゃないのか?」
ジュン「その…イノセントって何なの?」
メディック「イノセントを知らんのか? 見たところブレーカーでもなさそうだからおかしいとは思っとったんだが…」
ジュン(………)
メディック「ま、いいだろ。イノセントはな、ドームの中に住んでおって…」「ワシらに生活物資やウォーカーマシンを提供してくれる連中のことじゃ」
ジュン「じゃ、いい人達なのね」
メディック「…そういうことになるな」
鉄也(その割にはこの連中、イノセントを恐れているようだったが…)
ボス「そころで、ウォーカーマシンって何だ?」
メディック「ブルーストーン採掘や物資の輸送、戦闘などに使用する人型のマシンだ」
ボス「…聞いたことねえなあ」
メディック「ワシはあの目玉付きがてっきりウォーカーマシンと思っとったがどうやら違うらしいな」
ボス「あれは俺様のボスボロット。んで、鉄也のがグレートマジンガー、ジュンのがビューナスAだわさ」
メディック「ボロット…マジンガー…? 聞いたことのないタイプだな…」
ボス「何だ、知らないのかよ。結構、テレビのニュースとかで映ったことがあるんだけど…」
メディック「テレビ? ニュース? 何じゃ、それは?」
ボス(………)
鉄也(………)
メディック「ま、ともかく…彼の身体の方はもう大丈夫だからな」
〔ドアノブを回す音〕
ボス「鉄也…いったいどういうことだわさ?」
鉄也(………)
ボス「それにあの連中、ロボットとかに乗っている割にゃ何つーかこう…使ってる物が古くさいんだよな」
ジュン「そうそう。街並みも何となく西部劇の世界っぽいしね」
鉄也「ここは俺達がいた世界とは違うらしい…それだけははっきりしている」
ボス「じゃあ、どこの世界だよ?」
鉄也「それはわからん…だから調べる必要がある」
ジュン「そうね」
鉄也「俺とジュン以外にボスもこの世界へ来てたってことは…他の連中もそうだという可能性が高い」
ジュン「ええ。鉄也の言うとおり別の世界へ来てしまっているのなら元の世界へ戻る方法も見つけないと」
鉄也「ああ。しばらくこの艦に乗り、情報を集めよう」

コトセット「やっぱり、こいつもウォーカーマシンじゃないな」
ジロン「グレート何とかって言ったっけ? こんなデカいウォーカーマシン、見たことないよ」
コトセット「これでデカいって? ハッハッハ、後で驚くなよ、ジロン」
ジロン「?」
コトセット「それはともかく、こんなマシンはイノセントでなければ造れんはずだが…」
ブルメ「でも、連中はイノセントじゃないって言ってるぜ?」
ラグ「じゃあ、ブレーカーかい?」
コトセット「そうかも知れん。こいつはどう見ても戦闘用だからなあ」
ジロン「別に何者でもいいんじゃないの? 見たところ、悪い人達じゃなさそうだしさ」
ラグ(そうもいかないよ。あいつらもアイアン・ギアーが目的かも知れないんだからさ)
ジロン(本気でこの艦を乗っ取るつもりなのか?)
ラグ(当たり前だよ。でなけりゃ、あんな生意気な女の下なんかにつくもんか)
〔走る足音〕
エルチ「あんた達! こんな所でなに油売ってんの!! アイアン・ギアーの修理は終わったの!?」
コトセット「す、すみません、お嬢さん。すぐに取りかかります!」
エルチ「ほら、あんた達も!」
ブルメ「何だよ、俺達も手伝うのかよ?」
エルチ「当たり前でしょ! あたしはあんた達の雇い主なの。働かないと給料払わないわよ!」
ブルメ「へいへい」
ラグ(今に見といでよ。この艦は絶対にあたし達が頂くからね…)

コトセット「お嬢さん、エンジンの修理が終わりました。だましだましですが、何とか移動は出来ます」
エルチ「完全に直らないの? しょうがないわね…」「じゃあ、イノセントの上納ポイントに向けて発進させて」
コトセット「了解」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

鉄也(………)
エルチ「鉄也って言ったわね。あんた達もあたしの艦で働くってことでいいのね?」
鉄也「仕事の内容があんた達のいうブレーカーと同じならな」
エルチ「じゃ、用心棒として働いてくれるってことね」
鉄也「この艦に長くいるつもりはないがな。それから、こちらが必要とする情報は提供してもらうぜ」
エルチ「いいわ。文化のことでも何でも教えてあげるわよ」
鉄也「文化?」
エルチ「そう。イノセントが持っているものよ」
エルチ「私の夢はね、この地球に薫り高い文化の花を咲かせることなの
鉄也(………)(…地球と言ったな。じゃあ、ここは全くの別世界ではないってことか)
エルチ「何か質問したそうな顔ね」
鉄也「じゃあ聞くが…あんた達が目指す上納ポイントとは何だ?」
エルチ「ホントに何も知らないのね。上納ポイントってのはあたし達が集めたブルーストーンを…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

エルチ「な、何なの!?」
ラグ「敵だよ、敵! ブレーカーの集団が攻めて来たんだよ!」
エルチ「んもう、またなの!?」
鉄也「こういうことは、よくあるのか?」
コトセット「まあな。最近になって流れのブレーカーの襲撃を頻繁に受けるようになったんだ」
鉄也(…なるほど、それで用心棒が必要だというわけか)
コトセット「ま、この艦はイノセントの最新型ランドシップだからね。狙ってくる奴らが多いのさ」
ラグ(………)
ブルメ「おまけにシロウト女艦長だもんな。食い詰めたブレーカーにはさぞかし食べごろに見えるんだろうぜ」
エルチ「うっさいわね! そんなこと言ってる暇があったら、自分達の仕事をしなさいよ!!」
ラグ「ギャーギャー言わなくてもわかってるよ。ブルメ、ウォーカーマシンで出るよ!」
鉄也「俺も行こう」
エルチ「コトセット、全艦に通達! 戦闘配置!!」
コトセット「了解!」
ファットマン(………)
エルチ「あんたも突っ立ってないで、とっとと準備しなさいっ!」
〔殴打音〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「なんで掟をやぶるのさ」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

エルチ「艦長命令! 全機、出撃せよ!」「きゃはっ! なんか艦長っぽい!」
コトセット「お嬢さん! 喜んでる場合じゃないですよ!」
エルチ「わかってるわよ。あんたは早くアイアン・ギアーを完璧に働けるようにしなさいよ!」
コトセット「やってますよ! ですがね、動きながら作業なんて出来やしません!」
エルチ「…わかったわよ、アイアン・ギアーはここに停止! ウォーカーマシンは早く出撃して!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ブレーカー「いいか、てめえら! 首尾良くやればティンプの旦那からたんまりボーナスをもらえるんだ!」
エルチ「みんな! カーゴ一家の名にかけてなるべく早くやっつけちゃうのよ!」
ラグ「ったく、人使いの荒い女だね!」
<戦闘開始>

<1EP>

ティンプ「…アイアン・ギアーは動けんようだな。じゃ、俺は高みの見物をさせてもらうとするか」「それにしても、最初にウォーカーマシンで飛び出したあの小僧…最近どこかで会ったような気がするな」

<敵全滅・敵増援1出現>
エルチ「割とあっけなかったわね。アイアン・ギアーに仕掛けてくる素振りもなかったし…」
コトセット「この艦を見てビビったんじゃないですか?」
エルチ「だったらいいんだけど…」
鉄也(………)(もしかして、陽動か…?)
エルチ「コトセット…今のうちにこの場を離れて、アイアン・ギアーをエンジンの修理を終わらせましょう」
コトセット「了解です。今のままじゃ戦闘はキツいですからね」
ティンプ「ほう、なかなかやるもんだ。それに、あの見慣れねえ空飛ぶウォーカーマシン…」「あれがイノセントの言っていたイレギュラーか。だったら、ここで下手に戦力を消耗させるこたあねえ…」「ま、今日のところはアイアン・ギアーをこの目で見たってことで良しとするか…」
ファットマン「!!」
エルチ「どうしたの、ファットマン?」
ファットマン「………」
エルチ「え? あっちの方向にウォーカーマシンを見つけた…ですって!?」
ジロン「何だって!?」
ティンプ「チッ…見つかっちまったか!?」
〔敵ユニット出現〕
ジロン「あ、あいつはっ!?」
チル「ジロン、どしたの?」
ジロン「あの黒いウォーカーマシン…あのマーク…う、うう…うううう…!!」「間違いない! あいつだぁっ!!
〔ジロン、ティンプへ隣接〕
ジロン「親父の仇、出ろぉぉぉっ!! 親父とお袋の恨み、今晴らしてやる!!
ティンプ「何だと…そうか、あの時の小僧だったのか!?
ジロン「うるさい! 思い知れ!!
ティンプ「血迷うな! 3日以上も仇が討てなかったくせに! 今さら聞いて呆れるぜ!
イベント戦闘「ジロンvsティンプ」
ティンプ「何だってんだ、兄ちゃん!? もうあれから1週間は経っているぞ! 盗んだ物だって3日経てば自分の物だ!」
ジロン「うるさいっ! 仇討ちは別だぁぁぁっ!!」
ティンプ「がっかりしたぜ。見所があると思って逃がしてやったのに!」
ジロン「黙れ、黙れ、黙れぇっ! そこを動くなよ、ティンプッ!!」
ラグ「へ~、あれがジロンの親の仇かい!」
ダイク「偶然ってのは怖いねえ。こんな簡単に見つかるなんてよ」
ブルメ「でも、あのティンプって奴…一週間経ったとか言ってなかったっけ?」
コトセット「そんなことよりもアイアン・ギアーのエンジンの修理の方が大事だ! 誰かジロンを連れ戻して来てくれ!」
ブルメ「そんなこと言ったってさ…ジロンの奴、完全にキレちまってるぜ?」
ボス「あれを止めるのは大変だわさ」
鉄也「………」
鉄也選択
「ジロンを止める」
「ジロンを止めない」


※※「ジロンを止める」を選択した場合のセリフ※※
鉄也「ジロン、戻って来るんだ! お前の事情で俺達を無駄な戦いに巻き込むつもりか!?」
ジロン「外野は黙っててくれ! これは俺とあいつ…ティンプの問題だ!」
エルチ「馬鹿っ! それで収まらないかも知れないから止めてるんじゃない!」
ティンプ「あっちの嬢ちゃんの言うとおりだぜ。どうやら兄ちゃんはちょいと大人をなめてるようだな」
ジロン「な、何だとぉっ!?」
ティンプ「そういう奴にはおしおきが必要だっての、教えてやろうじゃないの」
※※「ジロンを止めない」を選択した場合のセリフ※※
鉄也「ジロン、奴を逃がすな!」
エルチ「ちょ、ちょっと! あんたまで何言ってんのよ!?」
鉄也「奴はこちらの動きを見張っていた。何か裏があるかも知れん」
ジロン「言われなくても、あいつは俺が倒してやるっ!!」
エルチ「もうっ! 火に油を注いでどうするのよ!」
ティンプ「こっちの考えにきづきやがったか。じゃあ、最低限の仕事はさせてもらうぜ」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
コトセット「し、しまった! 囲まれた!?」
エルチ「な、何てこと…!!」
鉄也「やっぱり、陽動だったか!」
※※「ジロンを止める」を選択した場合のセリフ※※
ティンプ「兄ちゃんよ、今日のところは様子見だけのつもりだったのに…こうなったのは兄ちゃんの責任だぜ」
ジロン「もしや…さっきのブレーカー達をアイアン・ギアーへけしかけたのはお前か!?」
※※「ジロンを止めない」を選択した場合のセリフ※※
ジロン「ティンプ! さっきのブレーカー達をアイアン・ギアーへけしかけたのはお前の仕業か!?」

ティンプ「そんな質問に答える義理はねえな。それより、いいのかい? 兄ちゃんの艦は大ピンチだぜ」
ジロン「く、くそぉぉっ! やり方が卑怯だぞ、ティンプ!!」
ティンプ「卑怯なのはそっちだろうが。仇を討つんなら3日以内だぜ」「それで俺を始末できなかったのは貴様がヘボだからだろうが!」
ジロン「こ、このぉ! 言わせておけば!!」
ティンプ「いいか、野郎共。アイアン・ギアーとイレギュラーは適当に痛めつけな。ウォーカーマシンはブッ壊しても構わねえ」
ジロン「待て、ティンプ! 逃げるつもりか!?」
ティンプ「…悪いが、いかれたガキの相手をするほど大人は暇じゃないんだよ」
〔ティンプ、後退〕
※※「ジロンを止める」を選択した場合、セリフ追加※※
ジロン「くっ…こ、この! 逃がしてたまるかよぉぉぉっ!!」
鉄也「やめろ、ジロン! アイアン・ギアーを守る方が先だ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ジロン「待てぇ!
ティンプ「このゾラじゃそういうの、みっともねえんだよ!」「そんなんじゃてめえ、イノセントににらまれるぜ!
※※「ジロンを止めない」を選択した場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
ジロン「くそぉぉぉ、ティンプ!! 俺は絶対にあきらめないからなぁぁっ!!」
コトセット「お嬢さん! このままじゃマズいですよ!!」
ラグ「アイアン・ギアーってイノセントのくれた新型のランドシップなんだろ!? 何とかしなよ!」
エルチ「…そうだ! コトセット、変形よ! ウォーカーマシンになるのよ!」
鉄也「変形だと!?」
コトセット「お嬢さん、無茶ですよ! 修理だってまだ中途半端なのに!!」
エルチ「それを何とかするのが、優秀なメカマンの仕事でしょ! これは艦長命令よ!」
コトセット「やりますよ! やればいいんでしょ、まったく! どうなっても知りませんよ!」
エルチ「よろしい! 各機、各員に告ぐ! これより本艦は変形します!」
ラグ「よっ、女艦長!」
コトセット「行きますよっ!!」
〔コトセット、変形〕
コトセット「せ、成功だっ! お嬢さん、成功しましたよっ!!」
ダイク「な、何だ、ありゃ…ウォーカーマシンなのか!?」
チル「す、すごい! 100メートルぐらいはあるわさ!!」
ボス「ホ、ホントに変形しやがった…!」
ジュン「まるで…マクロスみたい…」
エルチ「各砲座は敵を上から狙い撃って! さあ、行くわよーっ!!」


≪「ジロンを止める」を選択≫
<敵増援1が出現した次PP>

コトセット「お嬢さん! このままじゃ保ちませんよ!」
ラグ「何やってのさ! アイアン・ギアーってイノセントのくれた新型のランドシップなんだろ!?」
エルチ「…そうだ! コトセット、変形よ! ウォーカーマシンになるのよ!」
鉄也「変形だと!?」
コトセット「お嬢さん、無茶ですよ! 修理だってまだ中途半端なのに!!」
エルチ「それを何とかするのが、優秀なメカマンの仕事でしょ! これは艦長命令よ!」
コトセット「やりますよ! やればいいんでしょ、まったく! どうなっても知りませんよ!」
エルチ「よろしい! 各機、各員に告ぐ! これより本艦は変形します!」
ラグ「よっ、女艦長!」
コトセット「行きますよっ!!」
ティンプ「な、何だ!?」
〔コトセット、変形〕
コトセット「せ、成功だっ! お嬢さん、成功しましたよっ!!」
ダイク「な、何だ、ありゃ…ウォーカーマシンなのか!?」
チル「す、すごい! 100メートルぐらいはあるわさ!!」
ボス「ホ、ホントに変形しやがった…!」
ジュン「まるで…マクロスみたい…」
ティンプ「フフフフ…ようやく動きだしたか。しかし、あのランドシップにはビックマンあたりをぶつける方が良さそうだ」「それにしても、イノセントは連中に新式のマシンを渡しすぎたかも知れんな」
エルチ「各砲座は敵を上から狙い撃って! さあ、行くわよーっ!!」

<鉄也vsティンプ>
ティンプ「さて…イレギュラーって奴の力を見せてもらおうか」
鉄也「イレギュラーだと!?」

<ボス(ボスボロット搭乗)vsティンプ>
ティンプ「…まさかと思うが、こいつもイレギュラーだってのか?」
ボス「何をごちゃごちゃと! 悪党にはボロットの鉄拳をお見舞いするわよん!!」
ティンプ「何いってやがる。最初からスクラップじゃねえか。兄ちゃん、大人をからかっちゃあいけないぜ」
ボス「うぬ~っ! もう、許せないだわさっ!」

<ティンプ撃破orマップ端へ到達>
ティンプ「ちょいと手駒を失っちまったが、イノセントの連中には面白い報告ができそうだぜ…」
ジロン「待て、ティンプ!」
ティンプ「あばよ、兄ちゃんが生きてたら、また会おうぜ」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
ジロン「くそぉぉぉっ、ティンプ!! 俺は絶対にあきらめないからなぁぁっ!!」

≪「ジロンを止めない」を選択≫
<敵全滅・勝利条件達成>

ティンプ「フフフフ…ようやく動き出したか。しかし、あのランドシップにはビックマンあたりをぶつける方がよさそうだ」「それにしても、イノセントは連中に新式のマシンを渡しすぎたかも知れんな」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

エルチ「ジロン! あんた、どうしてあんな勝手な真似をしたのよ!?」
ジロン(………)
エルチ「いくら親の仇と言ってもねえ…!」
ラグ「ちょいと待ちなよ。この3日間、ジロンはあたし達と一緒だったろ?」
ジロン「…ああ」
ラグ「いったい、あんたの親があのティンプって奴に殺されたのは何日前なのさ?」」
ジロン「殺されたのは…一週間前だ!」
ラグ「い、一週間前!?」
エルチ「!」
ブルメ「ぎゃははははは!」
ラグ「あははははは!」
ボス「な、何がそんなにおかしいんだわさ?」
エルチ「だ、だってさ…一週間も前の親殺しを捜してたなんて…!」
ダイク「お、おめでたい奴だな…」
鉄也「いったい…どういう意味だ?」
ジュン「さ、さあ…」
ラグ「やれやれ…あたし達、一週間も前の仇討ちの手伝いをしてたってワケ?」
ジロン(………)
ブルメ「3日の内にケリをつけられなかったお前が悪いんだ。逃げ切ったティンプの方が偉い!」
ダイク「それを追いかけようと言うんだから、お前の方が悪党だな」
ジロン「何故悪いんだ!? 親父とお袋が殺されたんだぞ!!」
エルチ「あんたって調子いいのね。片っぽじゃ3日間逃げきってザブングルを物にしようとして…」「片方じゃ一週間以上昔の仇捜し。おかしいじゃない?」
ダイク「ああ。後ろから撃たれても文句は言えねえな」
ブルメ「この世界じゃ、こだわりは3日限り。そうしなければ生きていけねえのよ」
ジロン「そんなことないよ! それは自分に正直じゃない!」「ティンプがあんな奴じゃなきゃ、アイアン・ギアーだってこんな目に遭わずにすんだんだ!」
ラグ「…そうかい? あんたが巻き込んでいってるんじゃないの?」
ジロン(………)
ラグ「あんた、怖い子だね…。誰も彼も巻き添えにしてくんだ」
ジロン「俺は…自分の思うようにやりたいんだ!」
ラグ「この世界で…この地球でそんなことをやってる人間なんて、イノセントしかいないよ」
エルチ「掟を守らない者にはイノセントから制裁が加えられるって聞くわ。あんた、あの人達に目を付けられるわよ」
ジロン(………)
鉄也「その3日間の掟はイノセントが決めたものなのか?」
エルチ「そうよ。まさか、あんたも知らないってワケじゃないんでしょうね?」
鉄也「何をしても3日経てば無罪方面…変だとは思わないのか?」
ジロン(………)
※※「ジロンを止めない」を選択した場合、セリフ追加※※
鉄也「俺の世界じゃ3日経とうが一週間経とうが、親の仇討ちをする奴の方が多いぜ」
ジロン「!」
鉄也「もっとも、親ってのがいればの話だがな」
ジロン「あ、あんた…」

ラグ「何言ってんのさ。そんなことをしてイノセントににらまれたら大変なことになるんだよ?」
鉄也(………)(やはり、この連中はイノセントを恐れている……)
コトセット「ま、何にせよ…俺達がブレーカーに狙われてるらしいのは事実なんだ」「Pポイントまでは気をつけた方がいいな、こりゃ」
ジュン「Pポイント?」
エルチ「イノセントの上納ポイントよ。そして、あたし達があの人達と会える唯一の場所…」「そこでブルーストーンと引き換えにいろいろな物資がもらえるの」
※※「ジロンを止める」を選択した場合のセリフ※※
鉄也(イノセントの居場所か。こいつらと行動するより、俺達だけで行った方がいいかも知れんな…)
※※「ジロンを止めない」を選択した場合のセリフ※※
鉄也(イノセントとの対面か。もしかすると、これで少しはこの世界のことがわかるかも知れんな)

ブルメ「でもよ…さっきの調子じゃ、またティンプって奴が襲ってくるかも知れないぜ?」
エルチ「…その時はその時よ」「でもね、ジロン。今後は勝手な行動は慎んでもらうわよ。これは艦長命令ですからね!」
ジロン「俺は親父の仇を討つまではあきらめないぜ!」
ラグ「一週間も前のことを気にするなんて、おかしいよ」
ジロン「俺はまともだ!」
ラグ「そんなことにこだわっていたら、すぐに干上がっちゃうんだから」
ジロン(………)「何故…こだわっちゃ…いけないんだ…?
鉄也(………)

現在位置 Pポイント

ドワス「…報告は以上か、ティンプ=シャローン」
ティンプ「ああ、そうだ。掟破りの小僧につきまとわれてえらい目にあったぜ…」
ドワス「ふむ。アイアン・ギアーにジロン=アモス、それにイレギュラーか…」「予想以上に危険な存在となりつつあるようだな…」
ティンプ「こっちも危ない橋を渡ってるんだ。もうちょっと待遇を改善してもらいたいんだがな」
ドワス「口を慎め、ティンプ。お前を雇っているのはイノセントであることを忘れるな」
ティンプ「旦那に言ってるんじゃないんですよ。旦那のボスの司政官殿に申し上げてるんでさあ」
ドワス(………)
ティンプ「この間つけてもらったような半端なブレーカーじゃ、あの連中にちょっかい出すのはあまりに危険ですぜ」
ドワス「そのことならすでに次の策は決まっている」
ティンプ「ほう…」
ドワス「アイアン・ギアーはブルーストーン上納のためにこのPポイントへ向かっている…」「彼らにはイノセントの秩序を乱した制裁を受けてもらう」
ティンプ「そいつぁ妙な話ですな。確か、ビエル司政官の命令じゃ連中には試練を与えろと…」
ドワス(………)「我々はこのゾラの大地でシビリアンに戦いを続けさせるため、お前へ任務を与えている」
ティンプ(………)
ドワス「しかし、アイアン・ギアーとザブングルを操る若者達は秩序の破壊者となりうる」「我々は強い者を好むとはえ、彼らは別の種族となりそうだ」
ティンプ(………)
ドワス「まだ早いのだ…彼らのような種族が生まれるのは。だから、彼らに必要なのは試練ではなく制裁なのだ」
ティンプ「じゃ、そいつを下すのは?」
ドワス「ビックマンだ。元々は月からくる者達への対抗策としてこちらへ呼び寄せていたのだがな」
ティンプ(ビックマンか。こっちの思惑どおりだぜ…)
ドワス「ビックマンとの交渉はお前に任せる。上手く連中を誘導するんだ」
ティンプ「それよりも、いい加減に月から来る連中の情報を教えてもらえませんかね?」「あんた達が俺を介して集めている有力なブレーカーはいずれそいつらとドンパチやるんでしょうが」
ドワス(………)
ティンプ「敵の情報がなけりゃあ、連中も戦いようがありませんぜ」
ドワス(………)
ティンプ「第一、月に人が住んでるなんてどうも信じられねえし…」
ドワス「貴様に答える必要はない。それよりも計画どおりに事を進めろ」
ティンプ(………)
ドワス「特にイレギュラーに関する情報は可能な限り集め、逐一報告するのだ」
【シナリオエンドデモ終了】


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