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No.19A
共鳴する力

【シナリオデモ1開始】
現在位置 フォートセバーン近郊

ガロード「う………」
シャクティ「ガロードさん、大丈夫ですか…?」
ガロード「…ティファ……?」
シャクティ「いえ、私は……」
ガロード「!」「どうなっちまったんだ、俺…!?」
シャクティ(………)
ガロード「そ、そうか…あのニュータイプにやられて…俺は…」

テクス「ディバイダーの方はどうだ、キッド?」
キッド「ジュドーやウッソ達が手伝ってくれてんだ。もうすぐ作業は終わるよ」
テクス「GXはかなりの損傷を受けていたというのに…大したものだな」
キッド「なぁに、みんなの想いは一つなのさ。ティファを助けてやりたいってね」
テクス「そうか…」
キッド「それより、ジャミルの方はどうなんだよ?」
テクス「以前より治療は続けていたが、彼のコクピット恐怖症はそう簡単に克服できるものではない…」
キッド(………)「昔の戦争でGXに乗って…地球が滅びるきっかけを作っちまったのが原因なんだろ?」
テクス(………)「…ああ。彼やガロードには無理をさせたくないが…ティファを奪われた以上、そうも言っていられん」
キッド「…わかってる。GXの修理とパーツ換装を急ぐよ」
ガロード(………)「ティファがさわられた…! そ、それにGXも壊されたって…!?」「く、くそっ! 俺が…あんなところでやられちまったせいで…!!」(力が欲しい…ニュータイプと戦う力が…ティファを助ける…力が…)「力が欲しい!!」

現在位置 フォートセバーン市

ティンプ「ノモア司政官…おっと、ここじゃ市長さんだったな」
ノモア(………)
ティンプ「俺が送り込んだブレーカー連中はどうだい?」
ノモア「戦力的には問題ないが、統制がまるで取れておらん。軍隊としては使い物にならんな」
ティンプ(ビックマンのじじいはともかく、後はキッド=ホーラだからな…)(やはり、カラス=カラスあたりを騙してでもここへ送り込むべきだったか)
ノモア「ガリアのイノセントが私の下へシビリアンのブレーカーを送り込んで来る理由…」「それはムーンレィスの目をこの大陸へ引きつけておくためだろう?」
ティンプ「さあてな。俺はただの仕掛け人に過ぎねえ。イノセントのお家事情なん知らねえよ」
ノモア「フン…いかにもカシム=キングが考えつきそうな手だ」「だが、私はガリアのイノセントの手を借りずとも、ムーンレィスと戦ってみせる」
ティンプ「あんたのいうニュータイプっての…本当にアテになるのかい?」
ノモア「それは先程カリスが証明してみせただろう? たとえイレギュラーとて私のニュータイプには勝てん」「さしずめ、お前もカシムかビラムあたりに命じられて、それをここまで確認しに来たのだろう?」
ティンプ「さあてな。それよりも俺はドームの外で生活が出来るあんたのようなイノセントに興味があってな…」
ノモア(………)
ティンプ「何であんたらは俺達と同じ空気が吸えるんだい?」
ノモア「それは…この大陸の浄化が完了しているからだ」
ティンプ「浄化…?」
ノモア「ブルーストーンが採掘され尽くしたこの北アメリア大陸ではイノセントもシビリアンと同じ場所で生活できる」
ティンプ(………)
ノモア「この大陸はイノセントによっての理想郷…だから、ここには三日の掟もない」「そして、イノセントとシビリアンの明確な区別も浄化された大陸のおかげで薄れている」
ティンプ(………)
ノモア「特権階級にすがるカシムやビラムのようなイノセントはシビリアンと共にガリアに渡ったが…」「我々の父祖は浄化が完了したこの地でシビリアンと共に暮らすことを選択した」「だからこそ、ムーンレィスはガリアではなく…この大陸へ降下して来たのだ」
ティンプ(………)
ノモア「まあいい。ガリアのイノセントの力を借りずとも我々はムーンレィスと戦ってみせる」「お前はガリアへ帰り、カシムかビラムにこのことを伝えるがいい」
ティンプ(こいつ…ガリアのイノセントに恨みでも持ってるってのか?)「じゃ、新しく連れて来たバルチャーを紹介しておくぜ」「こいつらはモビルスーツ乗りで…しかも機体はガンダムだ」
ヒイロ(………)
デュオ「デュオ=マックスウェルだ。隣の奴はヒイロ=ユイ。よろしくな」
ノモア(………)
ティンプ「二人とも腕は確かだ。例の戦艦の相手をさせるには最適だぜ」
デュオ(例の戦艦…? 今度こそアーガマか?)
ティンプ「それじゃ兄ちゃん達、しっかりやるんだぜ」
ノモア「ガンダムのパイロットか…」
デュオ「ああ。ここから見えるだろ? 滑走路の上に立ってる白い翼と黒いマントの奴だ」
ノモア「ここ最近、敵味方合わせて急にガンダムの数が増えてきたな」
デュオ「キナくさい事件にガンダムが関わってくるのはお約束みたいなもんだからね」
ヒイロ(………)
ノモア「この基地の周辺で同じような二対のガンダムを見たという報告があるが…」
デュオ「二対のガンダム? 知らねえなあ」
ノモア(………)
ヒイロ(………)
デュオ(何にせよ…潜入成功、っと)(悪そうな奴らがいる所ならプリベンターの連中と接触する確立が高くなるからね…)(それに、どうもこの基地の中は怪しいんだよな…)

カリス「ティファ…どうですか、この部屋は…? 何か不都合があれば係の者に言って…」
ティファ(………)
カリス「そんな怖い顔をしてもらっては困ります」
ティファ「私をどうするつもりですか?」
カリス「僕と一緒に救世主になってもらいます…」
ティファ(………)
カリス「それより、あなたに会わせたい人がいます」
ロザミィ「…この人が私の新しい友達?」
カリス「ええ、そうです」
ティファ「…あなたは?」
ロザミィ「私、ロザミィよ」
ティファ(………)
カリス「ティファ、あなたならもう気づいているでしょう?」
ティファ(…この人も……)
ロザミィ「ね、あなたの名前を教えて?」
ティファ「…ティファ…ティファ=アディールです」
ロザミィ「私、離ればなれになったお兄ちゃんを捜しているの」
ティファ「お兄さん…?」
ロザミィ「あなた、知らない? カミーユ=ビダンっていうんだけど…」
ティファ「カミーユ……!」
ロザミィ「もしかして、お兄ちゃんを知ってるの!?」
ティファ(………)
カリス「ロザミィ、ティファは僕達の仲間です。仲良くしてあげて下さい…」
ロザミィ「うん、わかったわ!」
ティファ(………)
カリス(やはり、ロザミィはイレギュラーに関係がある人間だったか)(ノモア市長のおかげで彼女の精神はようやく安定してきたが…)(僕がパトロール中に雪原でさまよっていた彼女を発見しなければ今頃は命を落としていた…)(それには何か理由があるのだろうか…)
ティファ「カリス…あなた達は何を考えているの…?」
カリス(………)「言ったでしょう? 僕達は救世主になるんです。この荒廃した世界のね…」
ティファ(………)

現在位置 フォートセバーン近郊

ルー「ガロードが部屋からいなくなったって!?」
シャクティ「え、ええ…さっき、包帯を替えに部屋へ行ったら…」
ルー「あの子、ケガしてるんでしょ!? いったい、どこへ…」
シャクティ(………)
ルー「!」「ま、まさか…」
シャクティ「心当たりがあるんですか、ルーさん?」
ルー「格納庫よ! あの子、一人でティファを取り戻すつもりよ、きっと!」

〔レーダー反応〕
トニヤ「格納庫のハッチが開いたわ! いったい誰なの!?」
サラ「動いているのはGX!?」
トニヤ「違うわ、予備パーツ用に取っておいたジェニスみたい…!」
シンゴ「な、何だって!? まさか、こんなことをするのは…!」
トニヤ「ガロード!?」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方ユニット出現〕
ガロード「……もうみんなには迷惑はかけられない…ティファは俺一人で助け出さなきゃ……」「それに…俺はティファに約束したんだ…必ず守るって………」
〔敵ユニット出現〕
カリス「あなたもしつこい人ですね…古き人類ではこの僕に勝てないということがわからないのですか?」
ガロード「う、うるせえ…! 俺はティファに約束したんだ…!」
カリス「気の毒ですが、あなたと彼女ではもはや立場が違うのです…。ティファは僕と一緒にこの世界を救う存在になるのですから」
ガロード「だ、黙れ…ティファは必ず俺が取り戻すんだ!」
カリス「では、その身をもって力の差を思い知ってもらうしかありませんね…」
〔味方ユニット出現〕
ガロード「サンドロック…! カトルか!?」
カトル「すみません、ガロードさん。あなたがこうするだろうと思って後をつけていました…」
ガロード「馬鹿言うな、カトル! こんなことに付き合う必要なんてねえよ!」
カトル「だけど、ケガを負ったまま敵地の中に一人で飛び込んでいくあなたを放っておくことも出来ません」
ガロード「………」
カトル「僕の友人にもあなたみたいに無茶をする人がいて…他人事のように思えないんです」
ガロード「………」「ったく、お前って奴ぁ…ホントに心配性でお節介焼きだな」
カトル「…よく言われます。それに、こういう戦いには慣れてますから」
ガロード「カトル、俺は…」
カトル「わかっています。僕が援護しますから、ガロードさんは一刻も早く基地の中へ!」「そして、ティファさんを助け出してあげて下さい!」
ガロード「ああ…! 潜入ポイントは…」
〔カーソル、侵入ポイントを指定〕
ガロード「ここだぜ!」
<戦闘開始>

<2PP以降毎PP>

ガロード「敵基地内への侵入ポイントはここだ! 何としてもたどりついてみせる!」
〔カーソル、侵入ポイントを指定〕

<2PP>
ガロード「敵基地内への侵入ポイントはここだ! 何としてもたどりついてみせる!」
〔カーソル、侵入ポイントを指定〕
デュオ「お、おい、ヒイロ…あのガンダム、サンドロックじゃねえか!?」
ヒイロ「ああ…間違いない」
デュオ「あえて敵側に回って仲間を捜そうって考え…あながち的外れじゃなかったみたいだな」
ヒイロ「…お前の思いつきの割にはな」
デュオ「あのな…ルナツーに侵入する時のこと忘れたのか!?」
ヒイロ「………」
デュオ「で、どうする? ここをおさらばしてカトルに加勢するか? あのっまじゃヤバいぜ」
ヒイロ「いや、あいつは何の考えもなしに無謀な行動を取りはしない…」
デュオ(そ、そうかな? キレたら結構無茶をする奴だと思うけど)
ヒイロ「カトルは何かこの基地に目的があるのだろう。俺達が行動を起こすのはそれを見極めてからでもいい」
デュオ「確かに、ここは何かと怪しいからな…。だがよ、いよいよとなったら俺だけでもカトルを助けに行くからな」
ヒイロ「…好きにしろ。俺は基地内部の調査を続ける」

<カリス以外全滅or3PP・味方援軍1&敵増援1出現>
※※3PPの場合、セリフ追加※※
ガロード「敵基地内への侵入ポイントはここだ! 何としてもたどりついてみせる!」
〔カーソル、侵入ポイントを指定〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

カリス「なかなかしぶといですね。では、これならどうです?」
〔敵ユニット出現〕
ガロード「く、くそっ! このままじゃ…!」
カトル「ガロードさん、僕が何とか敵を引きつけます。その間に…」
ガロード「そんなの、この状況じゃ無理だぜ! ちきしょう、どうすりゃいいんだ!?」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
豹馬「こら、カトル! またお前はそうやって独りで何でも抱え込もうとしやがって…」
カトル「ひょ、豹馬さん…!」
豹馬「ガロードもガロードだ! お前が無茶をするのは百も承知だが、今回のは無謀すぎるぜ!」
ガロード「け、けど…!」
豹馬「ったく、飛び出す前に、俺に一言ぐらい相談しろよな!」
十三「なに偉そうに言うてんねん、豹馬。無茶と無謀はコン・バトラーチームでもお前の専売特許やろが」
ちずる「そうねえ。相談相手なら、豹馬よりもカミーユやウッソ君の方がいいかもね」
豹馬「うるせえ、茶化すんじゃねえっての!」
カリス「仲間が現れたか…! それにこの圧迫感…やはり敵にもニュータイプがいるのか…!」
カミーユ「ファンネルを使うモビルスーツ…だが、この感じはニュータイプや強化人間とはどこか違う」
〔カーソル、ジャミルを指定〕
カリス「あれは…GX!? 馬鹿な、この間破壊したばかりなのに!」
ガロード「だ、誰がガンダムエックスに乗ってるんだ!?」
ジャミル「………」
ガロード「ジャミル!?」
ジャミル「う……く……!」
ガロード「ど、どうしたんだ!?」
ジャミル「な、何でもない…気にするな」
テクス「やはり…まだ無理があるか」
サラ「キャプテンは…コクピット恐怖症を完全に克服できたんですか?」
テクス「奴に頼まれてな。ここのところ治療に当たっていた。と言っても、かなりの荒療治だがね」
サラ「そうだったんですか…」
キッド「ガンダム坊やの影響だよ」
トニヤ「ガロードの…?」
テクス「少年の心は時として成人男性に伝染する。よくある例だ」
デュオ「どうやら仲間が助けに来たらしいな。それに、他のプリベンターの連中も何人かいるみたいだ…」「この様子じゃ俺の出番はなさそうだな。カトルがいるなら、後で頃合いを見計らって合流すりゃいいか…」
カリス「GXに乗っているのは別のパイロットか…? だが、古き人類である限り僕には勝てない!」
ジャミル「…ガロード、ニュータイプのビット攻撃の対応方法を…教えてやる…」
ガロード「!」
ジャミル「たとえ精神波でコントロールされていても…動いているのは物理的な物体なのだ」「だから…ビットの軌道を見極めさえすれば、ニュータイプでなくても攻撃をかわすことが出来る…!」
ガロード「ジャミル…!」
ジャミル「ガロード、カトル。お前達の目的はわかっている。今から…我々で援護する!」

<カミーユvsカリス>
カリス「かなりの力を持ったニュータイプだ…いったい、どこで調整されていたのですか?」
カミーユ「調整だって!? なら、このパイロットは!?」

<フォウvsカリス>
フォウ「あたしにはわかる…。この子は、前のあたしと同じだ…」
カリス「何だ…この不愉快な感じは? 僕の心が見透かされているような…」

<ジュドーvsカリス>
ジュドー「こいつ、強化人間なのか!?」
カリス「強化人間などという言葉は知りませんね。僕はニュータイプ…この混沌とした世界を救うニュータイプです」
ジュドー「ニュータイプ一人の力で世直しが出来るか! 自分の力を過信するな!」

<プルvsカリス>
プル「この子、強化人間とは少し違うけど…前のあたしやプルツーみたいに戦うことを強制されてる…!」
カリス「…僕は自ら望んでこの力を得ました。決して戦いを強制されているわけではありません」

<ウッソvsカリス>
ウッソ「そんな不自然な力の使い方をすれば、自分にダメージが返ってくるはずです!」
カリス「そんなことは百も承知です…。全てはこの世界から混乱をなくすために…」
ウッソ「けど、あなたのその力が混乱の源になるかも知れないんです! そういう力の使い方は危険なんですよ!!」

<ガロードvsカリス>
カリス「あなたは僕によって死ぬほどの恐怖を味わったはずです…。なのに、まだ立ち向かって来るのですか?」
ガロード「確かにお前みたいなニュータイプと戦うのは怖いさ」「だがな! 俺より年下のジュドーやウッソだって逃げ出さずに戦ってんだ!」「なのに俺だけ尻尾巻いて逃げ出すことなんて出来るかよ!」

<ジャミルvsカリス>
カリス「このパイロットもニュータイプなのか!?」
ジャミル「今の私は力を使ってはいない…」
カリス「!?」
ジャミル「それに先程も言ったはずだ…。物理的な物体による攻撃なら、軌道を見極めればかわすことが出来るとな!」

<カリス撃破>
カリス「くうっ…古き人類とは言え、やりますね…。ですが…」「!」「うああああああっ!!」
カミーユ「!!」
ルー「な、何…? あのパイロット、苦しみだしたよ!?」
カリス「うう…ううう…っ…。だ、駄目だ…このままでは…」
〔敵ユニット撃破〕
豹馬「な、何なんだ!?」
テクス「…もしや、シナップスシンドロームか…!?」

<ガロードが目的地へ到着>
ガロード「よし、たどり着いた! これで基地内に侵入出来るぜ! 待ってろよ、ティファ!!」「その前に、ジェニスを自爆させといた方がいいな。少しは時間が稼げるかも知れねえし…」
〔侵入ポイントに爆発〕
〔味方ユニット離脱〕

※※まだカリス健在の場合、セリフ追加※※
カリス「くっ…よくも!」「!」「うああああああっ!!」
カミーユ「!!」
ルー「な、何…? あのパイロット、苦しみだしたよ!?」
カリス「うう…ううう…っ…!」
〔敵ユニット撃破〕
豹馬「逃げやがった!?」
テクス「…もしや、シナップスシンドロームか…!?」

ジャミル「…今のうちに全機撤退だ…! 後は頼んだぞ、ガロード…」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

現在位置 フォートセバーン市

ガロード「よし…。何とか基地の中に侵入できたぜ。あとはティファを捜して…」
〔歩く足音〕
ガロード「おっとっと…危ない危ない。こんな所で見つかったらカトルや他のみんなに申し訳が立たねえもんな」
デュオ「いや、もう見つかってるぜ」
ガロード「!」
ヒイロ「潜入時に機体を自爆させるのは有効な手だが、詰めが甘かったな」
ガロード「あ、あんたらは…!?」
デュオ「まあ、待てよ。お前、カトルと一緒にいた奴だろ?」
ガロード「カトルを知ってるのか?」
デュオ「知ってるも何も。あいつは俺達の仲間だよ」
ガロード(………)
デュオ「それより、何かワケありでこの基地に侵入して来たんだろ?」
ガロード(………)
デュオ「何なら協力してやるぜ」
ガロード(………)
デュオ「疑われてもしょうがねえけど、利用できるものは何でも利用したほうがいいと思うぜ」
ガロード「……信用していいんだな?」
ヒイロ「ああ」
デュオ「で、お前の目的は?」
ガロード「ティファって女の子を捜してるんだ」
デュオ「…見たことはないな。とりあえず、司令室辺りにでも侵入して情報を探ってみるか」

現在位置 フォートセバーン市

ノモア「侵入者が発見できないだと?」
ブレーカー「はい。爆発したジェニスの残骸から判断して、おそらくパイロットは…」
ノモア「捜索は続けろ。見つけ次第、射殺しても構わん」
ブレーカー「はっ」
エニル「ちょっと待ってもらえないかしら?」
ノモア「お前は…?」
エニル「ティンプって男の誘いに乗ってここまで来たバルチャーよ。名前はエニル=エル…」
ノモア「エニル=エル…?」
エニル「そう。かつてあなたの同志だったナーダ=エルの娘です、ドーラット博士」
ノモア「ナーダの…? そうだったのか…」
エニル「ノモア市長の…いえ、博士のことは生前父からよく聞かされていましたわ」
ノモア「お父さんはお亡くなりになったのか…?」
エニル「ええ。イノセントの反逆者として、ガリアからの刺客の凶弾に倒れて…」
ノモア(…ガリア大陸からの刺客…)「…そうか。昔、君のお父さんには大変世話なった」「私に出来ることがあったら遠慮なく言ってくれ」
エニル「一つだけよろしいかしら…GX-9900のパイロットを頂きたいの。生死はどちらでも構わないわ」
ノモア「お安い御用だ」
エニル「ありがとうございます。お礼に私も博士のお手伝いを致しますわ」
ノモア「手伝いとは…?」
エニル「とぼけてらっしゃる…。父から聞いていますわ、色々と」
ノモア「フッ…では、お見せしましょう。さ、こちらに」

エニル「これは……」
ノモア「かつて、黒歴史の宇宙戦争で使われていた巨大モビルアーマー、パトゥーリア…」「ニュータイプによって恐るべき力を発揮する機動兵器です」
エニル(………)
ノモア「あなたの父上と共にこの地で発掘し、ここまで修復しました」
エニル「父はこれをガリアのイノセントに手渡すことを拒絶して、私の目の前で殺された…」
ノモア「その後、私はあえてガリアのイノセントに従い…今日まで作業を続けて来ました」「全ては…この地球で特権階級にすがるガリアのイノセントを粛清するために」
エニル「…私もイノセントに父を奪われた悔しさを決して忘れない…あなたの考えに賛同しますわ」
ノモア(………)
エニル「パトゥーリアはいつ起動させるおつもりですか?」
ノモア「ティファの能力を見極めてからになるでしょう」「正直、困っています。ティファとカリス、どちらをパイロットにするか…」
エニル「カリスという子は博士の作品なんでしょ?」
ノモア「そうです…私の最高傑作です。今までこしらえた中では最も能力が高く、乱れも少ない」「人工ニュータイプとしてはほぼ完成体と言って良いでしょう」
デュオ「おい、聞いたか、今の…」
ガロード「カリスが…人工のニュータイプだって…!?」
ヒイロ「人工ニュータイプ…強化人間のようなものか」
デュオ「それよりもあいつ…ティファって女の子をあのモビルアーマーに乗せるとか言ってたぞ」
ガロード「……!」
デュオ「こりゃ、早くティファを見つけ出した方がいいぜ」
ガロード(………)

ティファ「!」
カリス「どうしました…? 潜入した仲間と思いましたか?」
ティファ(………)
カリス「僕にだって力がありますから」
ティファ「いえ…ガロードが来てくれました…」
カリス「!?」
ガロード「ティファ!!」
カリス「君がガロード…最初にGXに乗っていたパイロットですね」
ガロード「ああ、そうだ!」
デュオ「おっと、動くなよ」
カリス「あなた達はこの基地へ来たばかりのガンダムパイロット…そういうことですか」
ガロード「お前があのモビルスーツのパイロットだな?」
カリス「そうです」
ガロード「なら、話がある!」
カリス「命乞いですか…?」
ガロード「お前は騙されているんだ!」
カリス「ほう…それは驚きです」
ガロード「まじめに聞け! お前がニュータイプだと思ってるその力は人間によって作られたモンだったんだぞ!」「お前のその力はニュータイプの力を求めるノモアによって与えられたものだったんだ!」「しかも、博士はお前を完成させるために多くの人間を犠牲にしている!」
カリス(………)
ガロード「お前はそのことを知らないんだろう!? お前は騙されているんだ!」
カリス(………)
ガロード「俺達は戦う理由はない! これ以上、ここにいたらお前の体はボロボロになってしまうぞ!」「さあ、一緒に逃げるんだ!」
カリス「そのことなら…とっくに知っています」
デュオ「何!?」
カリス「そう、僕は元は普通の人間だった…でも、僕は力が欲しかったんです」「だから、ノモア博士にお願いして人工ニュータイプとなった」
ガロード「何だって!?」
カリス「昔の僕は平凡でつまらない人間でした…でも、僕はこの世界の変革を願ってやまなかった」
ヒイロ(………)
カリス「そのためには力がいる。人を超えた力が必要だったのです」
ガロード「お前一人を完成させるために多くの人間が殺されたんだぞ!?」
カリス「君だって生きるためには戦うでしょう? いまさらヒューマニズムですか?」「誰にだって経験があるでしょう。人を超える絶対的な力を手にしたいって思ったことは…」
ガロード(………)
カリス「幸いなことに人工ニュータイプの開発技術は格段に進歩しました」「昔は記憶の錯誤や頭痛、情動の変調などが起きたそうですが、今ではほとんど問題はありません」
デュオ「何言ってんだよ、お前…!」
カリス「いつの日か選ばれた心正しき者が僕のようにニュータイプと同じ力を持つようになる…」「そうなれば、この世界はイノセントの支配やムーンレィスの侵略から逃れることができ…」「真の意味で平和な千年王国が築ける。僕はその大いなる計画の尖兵なのです」
ガロード「確かに、俺も力が欲しいと思った…けど、違う! それって何かわかんないけど違うだろ!」
カリス「ならば…ティファも否定すべき存在になりますね」
ティファ「私は違う…」
カリス「え?」
ティファ「私は…あなたとは違う…」
カリス「バカな…博士は自然環境下にあってニュータイプの発生は有り得ないと言った…」「君も僕と同じように、誰かの手によって力を開発されたんだろ?」
ティファ「いいえ! 違います!」
カリス「!」「それじゃ…君は生まれながらにしてその力を持っていたと言うのか…?」
ティファ(………)
カリス「そ、そんな馬鹿な…!」
デュオ「俺だって、生まれながらのニュータイプを何人も知ってるぜ」
カリス「………!」
デュオ「行くぜ、ガロード。これ以上ここにいる理由はねえ。ティファを連れてカトル達に合流するぞ!」
ガロード「あ、ああ…」

ノモア「ティファが連れ去られただと…! ブレーカーとカリスのベルディゴに追撃させろ!」
エニル「やはり、あの坊やが基地に侵入していたのね…博士、あたしも出ます」
ノモア「…頼む」(………)(こうなったら、ロザミィだけでも脱出させておくべきか)(それに…パトゥーリアの出撃準備もな)
カリス(………)
ノモア「どうした、カリス? 早く出撃しろ」
カリス「待って下さい。その前にお聞きしたいことがあります」
ノモア「何だ?」
カリス「…ティファ=アディールのことです。全てのニュータイプは前の戦争で人工的に作り出され…」「そして、滅んだのではなかったのですか?」
ノモア「その通りだ」
カリス「ですが、ティファは違っていました。彼女ははっきりと自分の能力は先天的なものであると僕に言ったのです」
ノモア「それは…」
カリス「僕に嘘をついたのですね?」
ノモア「何?」
カリス「多くの犠牲をして手に入れたこと力を…生まれながらにして持っている者がいたなんて…」
ノモア「確かにティファは貴重な存在だった。だが、所詮バルチャーの一味に過ぎん」「だが、お前は違う。世界統一という崇高な目的のためにその力が必要なのだ」
カリス(………)「市長、僕の力は本当にその為に使われるのですね?」
ノモア「…当然だ」
カリス「…その言葉を信じます」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「共鳴する力」


【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現〕
デュオ「ヒイロ! そっちの方はどうだ?」
ヒイロ「問題ない」
ティファ「…よろしく…お願いします」
ヒイロ「気にするな」
ガロード「おい! 何であっちにティファが乗ってんだよ!?」
デュオ「いや、何となく無口な者同士で気が合うと思ってさ。あ、もしかして妬いてんのか?」
ガロード「そ、そ、そんなこと…!」
デュオ「大丈夫、大丈夫。ヒイロはとある女の子にゾッコンだから、心配いらねえよ」
ガロード「そ、そう?」
ヒイロ「ぐずぐずしている時間はない。ここから脱出するぞ」
デュオ「OK! 今、カトルとも連絡を取った。あと5分以内にこっちに向かってくれるってさ!」
〔敵ユニット出現〕
ゲラバ「兄貴、あいつらを捕まえれば報酬が倍出るそうですぜ」
ホーラ「どうもいいように利用されてるだけのように思えるが…報酬が倍なら話は別だ。野郎共、しっかりやれよ!」
ビックマン(ここのイノセント、ノモアは強力なウォーカーマシンを開発していると聞く…)(もしかすれば、ワシらはそれが完成するまでの時間稼ぎかも知れんな…) ホーラ「おい、ゲラバ」
ゲラバ「何ですか、兄…いや、艦長」
ホーラ「どうも嫌な予感がする。いつでも逃げ出せる準備をしておきな」
ゲラバ「合点でさ。兄貴のそういう勘って当たるもんね」
デュオ「さて、とりあえずはあの辺りを目指しつつ、基地から脱出しようぜ!」
〔カーソル、脱出ポイントを指定〕
デュオ「ヒイロ、わかってんな? 敵に構ってる暇はねえ。急いであの辺りまで行ってカトル達と合流しようぜ!」「制限時間は5分だ! それ以上かかると敵に包囲されちまって終わりだからな!」
ヒイロ「了解だ。遅れるなよ、デュオ」
<戦闘開始>

<2PP>

デュオ「あと4分以内に俺達二人であの辺りまで行くんだ! 敵と戦ってる時間はねえぞ!!」
〔カーソル、脱出ポイントを指定〕

<3PP>
デュオ「あと3分以内に俺達二人であの辺りまで行くんだ! 敵に手出しすんなよ、ヒイロ!」
〔カーソル、脱出ポイントを指定〕

<4PP>
デュオ「あと2分以内に二人そろってあの辺りまで行くんだ! とにかく急げよ!!」

<5PP>
デュオ「あと30秒以内に二人そろってあの辺りまで行くんだ! もう時間がねえぞ!!」

<6PP>
デュオ「くそっ…時間切れだ!!」
(→GAME OVER

<ヒイロorデュオがポイントへ到達・味方援軍1&敵増援1出現>
〔味方戦艦出現〕
カトル「何とか間に合ったようですね!」
デュオ「ああ、タイミングはバッチリだぜ!」
洸「ヒイロ、デュオ! 無事だったのか!!」
デュオ「おうよ。俺達、敵地に単独で放り込まれるのは慣れてるんでな」
ガロード「デュオ、フリーデンへ行ってくれ! GXに乗り換える!!」
デュオ「脱出するんじゃねえのかよ!?」
ガロード「俺はあいつを…カリスを助けたいんだ!!」
ティファ「私からも…お願いします」
デュオ「………」「わかったよ」
〔ヒイロ&デュオ、ジャミルへ隣接〕
ガロード「ジャミル、頼む! GXを射出してくれ!! 俺はあいつを…カリスを助けたいんだ!!」
ジャミル「………」
サラ「いいんですか、キャプテン? このままではフォートセバーンとの全面戦争になってしまいます」「それにあのニュータイプを助けると言っても…」
フォウ「そんなことないわ。本人が心のどこかで戦うことを良しとしていないのなら…」「あの子が乗っているマシンを破壊すれば、助けることができる」
ガロード「本当か!?」
ルー「大丈夫よ。フォウもプルもそうやってカミーユやジュドーに助けられたんだもの」
サラ「しかし!」
ルー「あたし、ガロードとティファを信じるわ。前の戦いでジュドー達を信じたみたいにね」
ジャミル「方向を見失った者には…時にはこぶしを振り上げ。突き放す勇気がいる」
ジュドー「そうだ、ガロード。助けられる時に助けなきゃ、後で後悔するぞ!」
サラ「キャプテン…」
ジャミル「それに、人工ニュータイプの研究をこれ以上ここで進めさせるわけにはいかん」
カミーユ「ああ…人工的にニュータイプを作り出す好意を認めるわけにはいかない!」
豹馬「ま、人助けってのも、俺達の役目に一つだもんな。協力するぜ、ガロード!」
ガロード「豹馬…!」
ジャミル「各機、出撃! GXも出せ!!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ガロード「これがガンダムエックスディバイダーか! 前より機動性が上がってる!」「さすがキッド! いい仕事してるぜ!」「ティファ、いいな?」
ティファ「はい…」
〔味方ユニット出現〕
カリス「…機体がパワーアップしても、ニュータイプの僕の前では子供だましに過ぎません…」
ガロード「待ってろ、カリス! そのモビルスーツを破壊して…お前を助けてやる!!」
エニル「ガロード…あたしを覚えているかしら?」
ガロード「あ、あんたは…ガンダムを買おうとした…」
ウッソ「あの時の女の人!?」
ジュドー「思い出した! あのキッツイ姉ちゃんか!!」
ガロード「俺に何の恨みがあるってんだよ!? もしかして、ガンダムが買えなかったのが理由か!?」
エニル「………」「あなたは私を拒んだわ。女に恥をかかせるということがどういうことか…わかる?」
ガロード「な…!?」
エニル「私を否定した者は…皆死ぬべきよ!」
ガロード「くそっ! 今の俺はあんたなんかに構ってる暇はねえんだよ!!」
ロアビィ「おやおや…。ガロードの奴も隅に置けないねえ。いつの間にあんな美人と…」
豹馬「ウッソと逆のパターンだな」
ウッソ「………」

<カリス撃破>
ガロード「カリス! 今だ、脱出しろっ!!」
カリス「………」
ティファ「! この気持ちは…!? あの人…」
ガロード「何やってんだ。カリス! このままじゃ爆発に巻き込まれるぞ!!」
カリス「これでいいのです…人工ニュータイプの僕が力の限り戦って普通の人間に敗北する…」「これで思い残すことはない…。あの時、僕は市長の心を感じた。そして、全てを知ってしまった」
※※ガロードが撃破の場合のセリフ※※
カリス「僕はただ市長の憎しみを晴らすための道具にしか過ぎないと」「僕は本当は弱い男だから…君に…手伝ってもらうよ、ガロード」
ガロード「カリス!」
※※ガロード以外が撃破の場合のセリフ※※
カリス「僕はただ市長の憎しみを晴らすための道具にしか過ぎないと…だから、これでいい……」

カリス「こうすれば僕を…これで僕を作るために死んで行った者達の魂も救われる…
※※ガロードが撃破の場合、セリフ追加※※
カリス「さあ、ガロード…愚かな僕を撃て

ガロード「カリスゥゥゥゥゥッ!!
〔敵ユニット撃破〕
ガロード「………」
カミーユ「大丈夫だ、脱出ポッドが射出されている…パイロットは無事だ」
ガロード「ホ、ホントか!? カリス!!」
カリス「…僕をそっとしておいて下さい…。このまま…死を迎えるつもりです…」
ガロード「…甘ったれんな! 自分で選んだんだろ? 自分で望んでニュータイプになったんだろ!」「死ねば全部チャラになると思ったら大間違いだからな! そんなやり方…俺は絶対に認めないぞ!!」
カリス「僕に…生きろと…? ガロード…」
ガロード「当たり前だ!」
カリス「受け入れてくれるのですか…? こんな僕を…」
ガロード「ああ…」
カリス「………」
豹馬「もちろん、そいつは俺達も同じだぜ。なあ?」
洸「ああ」
カリス「………」
ガロード「そうだ…一つ言っておくけど、ティファにはちょっかい出すなよ」「それと、もう戦うのやめようぜ。お前強いもん」
カリス「フフッ…わかりました。約束します」
ティファ「!」
ガロード「どうした、ティファ?」
ティファ「こ、これは…!!」
〔ニュータイプの共振〕
プル「ああっ!?」
ウッソ「こ、このプレッシャーは!?」
フォウ「サイコガンダム…!? いや、違うわ!!」
ウッソ「鈴の音に似た音が聞こえる…? これはバイオセンサーの共鳴現象なの!?」
ヒイロ「まさか…」
〔敵ユニット出現〕
マーベット「な、何なの…あの戦艦みたいなものは!?」
ヒイロ「いや、あれは戦艦じゃない…巨大モビルアーマーだ」
ジュドー「あれがモビルアーマー!? 軽く500メートル以上はあるぞ!!」
ヒイロ「しかも、ただのモビルアーマーじゃない。ニュータイプ専用機だ」
カミーユ「何!? ま、まさか…! あれに乗るのは…」
ノモア「フ、フフフ…ついに動いたぞ、パトゥーリアが…」「さあ、後は最後の仕上げ…パイロットを乗せるだけだ」
トニヤ「キャプテン! 巨大モビルアーマーがこっちに突っ込んで来ます!!」
ジャミル「何だと!? 回避しろ!!」
〔パトゥーリア、カリス撃破地点へ移動〕
ガロード「うわあっ!!」
ノモア「さあ、カリス…お前の力をこのパトゥーリアに…」
カリス「………」
ティファ「ああっ…カリスが…!」
ノモア「素晴らしい…この力…世界を我が手にする事も可能だ…。カリス、礼を言うぞ…」
カリス「………」
豹馬「な、何てこった!!」
カミーユ「くそっ…! アムロ大尉が前に行ったとおり、同じ過ちが繰り返されるのかよ!?」
ガロード「返せ…カリスを返せよ…。あいつ、やっと笑ったんだ。ちょっとだけど、初めて笑ったんだ…」「カリスゥゥゥゥッ!!
ジュドー「ど、どうすんだよ!? ニュータイプ専用モビルアーマーって言ったって…」「サイコガンダムやαアジールとはケタが違うぜ!!」
ジャミル「あれだけの巨大なモビルアーマーを外側から攻撃して破壊するのは時間がかかり過ぎる!」「一定のダメージを与えて、内部のメカを何とか破壊するしかない!」
ガロード「そうだ! 俺がガンダムで突っ込んでカリスを助け出してみせる!!」
ティファ「ですが…カリスの精神はそう長くは持ちません…彼が彼でいられる時間は…後5分…それ以上過ぎると…」
ジャミル「カリスの精神が崩壊する…そういうことだな、ティファ?」
ティファ「その通りです。だから、皆急いで…!」
ジャミル「聞いての通りだ! あと5分の間にパトゥーリアに一定のダメージを与え、GXを隣接させろ!!」

<敵増援1出現の次PP>
サラ「各機へ! タイムリミットまであと4分です!」

<敵増援1出現の1ターン後のEP>
※※まだホーラ健在の場合、セリフ追加※※
ホーラ「じょ、冗談じゃねえぜ、あんなの! こっちまで攻撃に巻き込まれるじゃねえか!」
ゲラバ「兄貴、どうすんです!?」
ホーラ「嫌な予感が当たったぜ。命を張って戦う義理もねえし…ここらでズラかるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだビックマン健在の場合、セリフ追加※※
ビックマン「このままではワシらもあの巨大ウォーカーマシンにやられかねん…」「イノセントとの契約に反するが、命の引き替えにすることはできん。この場から撤退するぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
※※既にカリス&エニル以外の敵全滅の場合のセリフ※※
ノモア「ブレーカーどもめ、逃げ出したか。だが、このパトゥーリアが起動した以上、もはや奴らの手を借りずとも良い」


<敵増援1出現の2ターン後のPP>
サラ「各機へ! タイムリミットまであと3分です!」

<敵増援1出現の3ターン後のPP>
サラ「各機へ! タイムリミットまであと2分です!」

<敵増援1出現の4ターン後のPP>
サラ「各機へ! タイムリミットまであと1分です! もう余裕がありません!」

<敵増援1出現の5ターン後のPP>
サラ「各機へ! タイムリミットまであと30秒です! もう時間がありません! 急いで!!」

<敵増援1出現の6ターン後のPP>
サラ「駄目です、タイムオーバーです!!」
ガロード「カリスゥゥッ!!」
(→GAME OVER

<カミーユvsカリス>
カミーユ「目を覚ませ! お前は人工ニュータイプとして利用されたままで終わっていいのか!?」
カリス(…嫌だ…そんなの嫌だ…僕は…)
カミーユ「まだ意識がある!? 最後まであきらめるな!!」

<フォウvsカリス>
フォウ「今度はあたしが助ける側に回る番ね…!」
カリス(…来ないで…僕の所へ来れば…あなた達は……)
フォウ「心を閉ざさないで! 希望を持てば…必ず助かる! あたしだってそうだったのよ!!」

<ジュドーvsカリス>
ジュドー「くそっ! 未来でもこんなのを見る羽目になるなんて…!」「負けるな! こんなことで自分を捨てるんじゃない! がんばれぇぇっ!!」
カリス(き…君は…? 僕を励ましてくれる…君は…?)

<プルvsカリス>
プル「この人はあたしと同じ…だから、あたし達と共鳴したんだ…」
カリス(苦しい…心が…壊れていく…)
プル「その苦しみはわかるよ! でも、負けちゃダメ! 自分をしっかり持たなくちゃダメだよ!」

<ウッソvsカリス>
ウッソ「兵器は人の心を荒ませるだけなんです! だから、そんなものに身を委ねちゃダメだ!」
カリス(………)
ウッソ「自分の意思でマシンを拒絶して下さい! その意思さえあれば、後は僕達が何とかしますから!!」

<ヒイロvsカリス>
ヒイロ「カリス、目を覚ませ。自分の弱さを認め、受け入れ…克服しようとしたお前にはそれが出来るはずだ…」

<カトルvsカリス>
カトル「僕もかつて…君と同じように間違いを犯しそうになった! だけど、仲間がそれを止めてくれたんだ!」「僕が君にどれだけのことをしてあげられるかわからないけど…、僕が出来ることをしてみせる!」

<ガロードvsカリス>
カリス(もう…ダメだ…僕の心が消えていく…嫌だ…そんなの嫌だ…
ティファ「! あの人の…心が消える…」「急いで! でないと戻れなくなる!

<ウィッツvsカリス>
ウィッツ「こっちは命懸けでお前を助けようとしてるんだ! いい加減に目を覚ましやがれ!!」

<ロアビィvsカリス>
ロアビィ「やれやれ、こんな奴と戦わなくちゃいけないなんて…。後で特別手当て、請求しないとね」「だけど、あのノモアって奴のやり方は気に入らないな。ここはガロードの手伝いをしてやりますか!」

<ジャミルvsカリス>
ジャミル(再びニュータイプを巡る悲劇が…歴史は繰り返すというのか…?)「いや、そんなことは認めん! ガロードをサポートしろ! あのパトゥーリアを止めるんだ!」

<洸vsカリス>
洸「ぐっ…ライディーンの念波コントロール受信機までが共鳴現象を起こしている…!?」「なんて強い精神波なんだ…? これであのモビルアーマーは操られているのか!?」
カリス(…来ないで……僕はもうすぐ…)
洸「まだパイロットの声が聞こえる…まだ助けられる可能性はあるぜ!!」
カリス(ダメだ…もう何も聞こえなくなる…)
洸「だったら、俺の声で…ライディーンの声でお前の心に伝えてやる! いいか、希望を絶対に捨てるんじゃないぞ!!」

<豹馬vsカリス>
豹馬「…俺にはニュータイプ能力なんてないけど…お前を助けるぐらいのことは出来る!」「だから、絶対にあきらめるな! お前があきらめちまったら、俺達のやってることが無駄になるんだ!」
カリス(…ダ、ダメだ…僕の心は…もう…)
豹馬「バカヤロウ! 男だったら根性見せてみろ!!」
カリス(!)
豹馬「俺はあきらめねえからな…ガロードと一緒でお前を助けるまであきらめねえからな!!」

<カリスHP規定値以下>
ジャミル「よし、あとはガロードのガンダムエックスディバイダーをパトゥーリアに隣接させればいい!」

<エニル撃破>
エニル「このあたしをやるなんて…!」

<ホーラ撃破>
ホーラ「ホーラ「くそ! せっかくイノセントにもらったランドシップをよくも…!」

<ビックマン撃破>
ビックマン「こ、このビックマンが敗れるのか…!?」

<カリス撃破orHP規定値以下でガロードをカリスへ隣接>
ガロード「カリス! 聞こえるか、カリス!!」
カリス(…ガロード…は…早く…離れて下さい…)
ガロード「な、何っ!?」
カリス(僕の力では…このパトゥーリアを止めることは出来ません…だから…早く…早く逃げて下さい…)
ガロード「何言ってんだ! 俺とティファがガンダムエックスでお前を助けてやる!!」
ノモア「ガンダムめ…お前達こそ、黒歴史が生み出した悪魔の兵器…」「かつての戦争によって地球を荒廃させた罪を今、償うがいい!」
ジャミル「戦争はもう終わったんだ! 怨念を次の世代にぶつけて、何の進歩がある!! 何故、未来に託さない!?
ノモア「………」
ジャミル「何故、未来を信じない!?
ノモア「…この世界にもはや未来などない」
ジャミル「!?」
ノモア「…過去にあったという地球と月の戦争で地球の環境は大きく変貌してしまった」「そのため、人はドームの中で暮らすか自らの身体を作り変えなければ、母なる星で生きていくことすら出来なくなったのだ」
ジャミル「………!」
カミーユ「自らの身体を…作り変えるだと!?」
ノモア「それから長い年月をかけ、地球の環境は再生されていったが、イノセントの独裁という枷が残ってた」「そして、ガリアのイノセントはシビリアンの自立を認めようとしていない」「これからもシビリアンはイノセントに管理・支配され、進歩ではなく退化の道をたどっていくだろう…」「そんな未来を認めるわけにはいかん。だからこそ、私はこのパトゥーリアでイノセントの秩序を破壊し…」「今という悲惨な時代を否定する。そして、カリスもそれを望み、人工ニュータイプになったのだからな」 ティファ「そんなこと、ない…ちゃんと目を開いて、周りを見て」「カリス…あなた、目を開いて」「目を開いて、周りを見て
ガロード「カリス、俺の声が聞こえるか!
カリス「………」
ガロード「もうやめるんだ! 俺と約束したろ? もう戦わないって俺と約束したろ!? 思い出すんだぁっ!!
カリス(ガロード…?)
ティファ「ガロード、カリスがいる場所はあそこです!」
ガロード「わかった! コントロールブロックをブチ抜いてカリスを引きずり出すっ!!」
〔機体の拘束音〕
〔カリスに爆発〕

ガロード「よし! カリスは助け出したぜ!!」
ノモア「おのれ…よくもカリスを…!」「こんな所で私の理想を潰されてたまるものか…!」
※※カリス撃破の場合のセリフ※※
ノモア「新たな人工ニュータイプは他にもいる! 私は決してあきらめんぞ!」
※※カリスHP規定値以下でガロードを隣接させた場合のセリフ※※
ノモア「このパトゥーリアさえ無事ならば、新たなニュータイプを乗せれば良い…」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕
カミーユ「新たなニュータイプだと…?」
ジャミル「ガロード、カリスを急いでフリーデンの医務室へ!」
ガロード「わかった!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 フォートセバーン市

シャギア「…やはり自滅したか。所詮は人工ニュータイプ…研究内容のレベルは我々の方が上か」
オルバ「ノモアは独自で研究を進めていたようだからね」「それに、どさくさに紛れて研究サンプルが基地の外へ持ち出されたようだし…」
シャギア(………)
オルバ「やはり、イノセントの本拠地があるガリア大陸へ行った方が僕達にとって有効な情報を得られると思うよ」
シャギア「うむ。だが、その前に手に入れておきたいものがある…」
オルバ「そうだね。では、兄さん…次のステージへ向かうとしよう」

ガロード「カリス、大丈夫かっ!?」
カリス「う……」
ティファ「カリス…しっかりして…」
カリス「ティファ…僕は愚かでした…でも、君が無事で良かった…」
ガロード「カリス! おい、しっかりしろ!」
ジャミル「いかん! 衰弱が激しい! 急いで彼をフリーデンへ!」

ガロード「ドクター…」
テクス「おやおや…これはおそろいだな」
カミーユ「彼は…カリスはどうなったんです?」
テクス「ああ、心配するな。命に別状はない。体力の回復にはそれなりに時間がかかるだろうがな」
ティファ「よかった…」
テクス「だが…」
ガロード「え…何かあるのか?」
テクス「いや、実はな…」

カミーユ「シナップスシンドローム?」
テクス「ああ、そうだ。人工ニュータイプになった代償と言うべきか…」「彼は一ヶ月周期で激しい苦痛を感じていたはずだ」
ガロード「苦痛って…じゃあ、もしかしてあの時も…」「そんな…。そのことをあいつは…?」
テクス「どうやら、知っているようだ…うわ言で口走っていたからな」
カミーユ(やはり…強化人間と同じような負担が身体にかかってしまうのか…)
テクス「ニュータイプに幻想を抱いた…彼の重たい十字架だよ…」
ガロード「違うよ…そうじゃない」
ティファ「ガロード…」
ガロード「あいつに勝てなくてティファをさらわれた時…俺もニュータイプの力が欲しいって思った」「俺の中にもあいつがいた…。誰だって力が欲しい。誰の中にもあいつがいるんだ…!」
カミーユ「ガロード…」
テクス「とにかく…応急処置は施すが、カリスをフリーデンに乗せておくのは危険だ。絶対安静だからな」
カミーユ「じゃあ、どうするんです?」
テクス「知り合いの医師に預ける。信頼のできる男だ…そこで回復を待とう」

ティファ「カミーユさん…」
カミーユ「どうした、ティファ?」
ティファ「カリスとフォートセバーンに一緒にいた時…私は一人の女性と一緒にいました…」
カミーユ「女性?」
ティファ「…多分、あなたと関わりのある人です…名はロザミィ…」
カミーユ「!」「ロザミィ!? ティファ、それは本当なのか!?」
ティファ「はい…」
カミーユ「ロザミィは今、どこに!?」
ティファ「多分、ノモア市長によってどこかに連れさられたのだと思います…」
カミーユ「そ、そんな……何とかあのカリスって子を助けられたと思ったのに…」「今度はロザミィが……!」
【シナリオエンドデモ終了】


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