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No.20B
黒歴史の遺産

【シナリオデモ開始】
現在位置 ディアナ・カウンター駐屯地

ディアナ「ミリシャが新たなマウンテンサイクルを発見したのですか?」
ミラン「はい。彼らは着実に戦力を増強しております」
フィル「それはまたイノセントも然りです。連中はフォートセバーンで軍事活動を開始しました」
ディアナ(………)
フィル「さらに我々の指揮外にいるモビルスーツ部隊と戦闘状態に入っています」
ハリー「以前、ディアナ様を狙って来た連中やコレン=ナンダーのことか…」
フィル「彼らは2機の正体不明のモビルスーツを操る者達によって指揮されている」
ミラン「となれば、彼らがギンガナム艦隊の一員であることは確実だな」
ハリー(………)
フィル「…ともかく、このままでは事態が悪化するだけです。一刻も早く建国宣言を行うべきです」
ディアナ「建国宣言!?」
フィル「そうです。地球人達にサンベルト地帯を我らの領土と認めさせるのです」
ディアナ「それはいけません! そんなことをすれば、地球の方々の感情を逆なでするだけですよ」
フィル「これは異なことをおっしゃられる。我々の目的は地球への帰還です。それを今さら…」
ディアナ「我々の帰還はあくまでも平和的に成し遂げなければなりません」「交渉が中断されている状態で我々が一方的に建国宣言を行えば、地球の人々は力で阻止しようとするでしょう」
ミラン「ディアナ様…今の状態では我々が連れてきた帰還民がもちません。もはや一刻の猶予もないのです」
ディアナ(………)
フィル「月と地球の戦争はすでに始まっています。まだ我々はそれに参加していないだけなのです」
ディアナ(………)
フィル「自分とミラン執政官はこれよりミリシャの宇宙船を破壊するための作戦会議に入ります」「ディアナ様にはこの作戦をご承認頂きますようお願い致します」
ディアナ(………)(心なしか、フィル少佐達の態度が強硬になってた…もしや、私の正体に気づいているのか…?)
ミラン「ディアナ様、例の男…ウィル=ゲイムとの面会時間です」
ディアナ(………)

ディアナ「あなたがウィル=ゲイムですね」
ウィル(………)
ディアナ「どうかしましたか?」
ウィル「あ、あんた様は本当にディアナ=ソレル様で?」
ディアナ「!」
ハリー「貴様、何を言うのか!」
ウィル「何って言ったって…俺はご先祖の言い伝えに従って、谷を掘って機械人形や宇宙船を掘り出したんですぜ」「ご先祖さんは月の娘ディアナ=ソレルってのと恋をしたって…でも、同じ名前のあんたは知らないらしい」
ディアナ(………)
ハリー(………)
ウィル「キエルって嬢様は、俺のご先祖さんのことをよく知っているようだったけど、ありゃ何なんですかね」
ディアナ「キエル=ハイムをご存じですか?」
ウィル「夢見がちな女っていますよね。でも、言っていることに…」
ディアナ「月から来た乙女と恋をする物語はいくつもありますよね」
ウィル「へへへ、そういう娘ではありますがね」
ディアナ「…ご苦労様でした、ウィル=ゲイム」
ハリー(………)

ディアナ「ハリー中尉…教えて下さい」
ハリー「は?」
ディアナ「ディアナの女王制度を良しとしない勢力があると…それはどのような者達と考えます?」
ハリー「月の首都ゲンガナムを管理するアグリッパ=メンテナー…」「あるいは、軍事を司るギム=ギンガナム…」
ディアナ「その真意は?」
ハリー「真意ですか…」「今回の地球帰還については、ムーンレィスはいわば千年の時間を耐えてきました」
ディアナ(………)
ハリー「自分の両親は共に地球で暮らすことを夢見て冷凍睡眠に入りました」「しかし、低層階級であったために簡易冬眠しか出来ず、父は死にました。母はそれを知らずに眠っています」
ディアナ(………)
ハリー「そして、地球帰還作戦が実行されたことによって人心は変わったのでしょう」
ディアナ「心が変わる…」
ハリー「時代が変えさせるのです。しかし、私がお側にいる限り女王閣下の御身は命を賭けてお守り通します」
ディアナ「…ハリー、気持ちは嬉しいのですがそう言いきることに抵抗はないのですか?」
ハリー「いえ…ディアナ様こそ、お嫌いでいらっしゃる?」
ディアナ「そんな…とても嬉しいです、ハリー中尉殿」
ハリー「なら、今までどおりで良いではありませんか」
ディアナ「では、ハリー…あなたに頼みがあります」
ハリー「何なりと…」
ディアナ「先程、ウィル=ゲイムが言っていたキングスレーにはウエン閣下とキエル=ハイム嬢がいらっしゃいます」
ハリー「前回の戦闘で確認しております」
ディアナ「ご心配でありましょう?」
ハリー「はっ、御身同様に」
ディアナ「ならば、ハリー=オード…ディアナ=ソレルとして命令させてもらいます」
ハリー「どうぞ」
ディアナ「キングスレーの谷へ行き、本来の使命を果たしなさい」
ハリー「しかし…今、あなたの側を離れるわけには…」
ディアナ「何をおっしゃるか。…これはディアナ=ソレルの勅命です」
ハリー「はっ」
ディアナ「…でも、早く戻ってきて下さい。今の私にはあなたしか頼れる方はいないのですから…
ハリー「もちろんです、姫様…

現在位置 キングスレーの谷

〔掘削音〕
〔画面、振動〕

甲児「…やれやれ、ホントにラー・カイラムなんかが出てくるとはな」
ファ「あたし達の艦が発掘されるのって何か複雑な気分ね。でも、すぐには使えないみたいだけど…」
甲児(………)「なあ、ファ。俺達の時代って…あれからどうなったんだろうな」
ファ(………)
甲児「もしかして…俺達がいなくなっちまったのが原因で…」
ファ(………)
ファ「…私達がこの時代に来ることなんて誰にも予測出来なかったわ」
甲児(………)
エマ「そうよ、甲児。何も出来なかったことを悔やむより、何故私達がこの時代に来たのか…」「どうすれば元の時代に戻れるのかを考える方が建設的よ」
甲児「エマさんって、大人だな。俺はそういう風には割り切れねえ」「俺はあの時代に残して来た弟や先生、仲間達のことがどうしても気になっちまう」「あの後、みんなはいったいどうなったんだ…地球に何が起きたんだ…?」
エマ(………)「甲児、必ず元の時代へ帰れるって信じるのよ」
甲児(………)
ファ「私達は今までも不可能を可能にして来たじゃない…」
甲児(………)「そうか…そうだな」
ファ「そうよ。だから、落ち込んでいてもしょうがないでしょ」
甲児「ああ」
エマ「あなたも鉄也のタフさを見習いなさい。今、大事なのは悩むより行動することよ」
甲児(………)「俺は…鉄也さんみたいにはなれねえよ」
エマ「甲児……」
ファ(………)

健一「大次郎! ボルトパンザーをもっとゆっくり後退させろ!」
猿丸「き、気をつけて下さいよ、大次郎さん!」
〔掘削音〕
コウ「健一! あれが見つかったというのは本当なのか!?」
健一「あ、ああ…土のかたまりが表面を覆ってるけど…」
猿丸「ぼ、僕も写真でしか見たことはないんですが…間違いないと思います」
バニング「…未来にまでこんなものが残っていたというのか…」
キース「あ、悪夢だ…」
大次郎「兄さん、とりあえずパンザーで元の位置に戻しちょったぞ」
健一「機能は停止しているのか?」
大次郎「動いちょる気配はないが、他のモビルスーツと同じでいつでも起動出来ると思う」
バニング(………)
キース「バ、バニング大尉…」
バニング「ウラキ、キース…この周辺を立ち入り禁止にしろ。俺はブライト艦長に報告をしてくる」「それから…艦長からの指示が出るまでこのことは誰にも喋るな」
健一「だったら、こんなものはすぐに解体するべきでしょう?」
バニング「物が物だけに軽率な行動は取れん。わかったな?」
健一(………)

チル「ね、ロラン…何か人がいっぱい増えたね」
ロラン「マウンテンサイクル発掘のためにグエン様が人手を集められたんだ」
キース「ロラン!」
ロラン「キ、キース! それにフラン!」
フラン「2年ぶりね、ロラン」
キース「色々と噂は聞いてるぜ」
チル「知り合いなの?」
ロラン「う、うん…同郷の友人なんだ。でも、二人共どうしてこんな所に?」
フラン「私はノックスで新聞記者をやってるの」
ロラン「新聞記者って…もしかして」
フラン「そう。あなたとホワイトドールのこと、色々と取材させてもらったわ」
ロラン(そうか…それで記事が好意的に書かれてたんだ…)
フラン「それで、今日も取材でここに来たってわけ」
ロラン「キースは?」
キース「俺はノックスのドンキーってパン屋で働いてたんだ」
ロラン「働いてたって…」「!」「そ、そうか…ノックスはこないだの戦闘で…」
キース「…店はなくなったけど、パン屋を廃業したわけじゃない」「今日だって、ミリシャに頼まれてパンの納品に来たのさ」
ロラン「…キースも頑張ってるんだ」
キース「もちろんさ。お前やフランには負けてられないからな」
チル「ロラン、あたい、ジロン達の所へ戻るわさ」
ロラン「ああ、僕も後で行くよ」
〔歩き去る足音〕
ロラン(………)
キース「お前…自分がムーンレィスだってバラしちまったろ? 大丈夫なのか?」
ロラン「…うん。フランの記事のおかげでもあって何とか…」
フラン「ホワイトドールのパイロットは表向きにはローラ=ローラってことになってるしね」
ロラン「ま、まあね…」
キース「知ってるぜ。あれ、お前が女装してんだろ?」
ロラン「しょ、しょうがないよ。グエン様の命令だったんだから…」
フラン「女の私でも見とれちゃうぐらいキレイだったわよ」
ロラン「か、からかわないでよ。あんな格好するの、二度とゴメンなんだから…」
フラン「どうだか。じゃ、ロラン…発掘現場を案内してくれない?」
ロラン「いいよ。でも、奥の方は立ち入り禁止になってるけど…」

ハリー(さて…キングスレーの近辺に来たのはいいが、どうやって侵入するか…)(む……あれは?)
弁慶「おい、ボス…ボロットはまだ動かねえのかよ」
ボス「何だか調子が悪くってさ。砂でもかんじまったのかな?」
弁慶「早くボロットで資材を運ばないとみんなに迷惑かけちまうぜ」
ボス「そんなこと言っても、どこの具合が悪いかわからねえし…」
ハリー「君達、どうかしたのかね?」
弁慶「あんたは…?」
ハリー「…ミリシャで技師をやっている者だ。グエン卿に呼ばれてここまで来た」
ボス「技師!? ちょ、ちょうどいい! ボロットを見てくれよ!」
ハリー「…いいだろう」
ハリー(………)(随分と原始的な機械だな…イノセントのウォーカーマシンに似てはいるが)
ボス「直るのか?」
ハリー「ああ…動力伝達回路の接触が悪かったようだ。これで大丈夫だろう」
〔機体の稼働音〕
ボス「やった! 動いたわさ!」
弁慶「た、助かった~。あ、そうだ…何かお礼をしなくちゃな」
ハリー「では、キングスレーの発掘現場まで私を連れて行ってくれないか?」
ボス「そんなの、お安い御用だわさ!」
ハリー(………)(フハハハ…あらゆる物を利用させていただく!)

グエン「アーガマの連中が新しい黒歴史の遺産を発掘した?」
リリ「ええ、あちらの艦では騒ぎになってるみたいですわよ」
グエン(………)
リリ「あの冷静なクワトロ大尉も顔色を変えておられましたわ」
グエン「…シド、何か聞いているか?」
シド「いえ…何も」
グエン(………)
シド「御曹司…もしかして、この山はロストマウンテンの一つだったのかも知れませんぞ」
グエン「ロストマウンテン?」
シド「ワシら山師の間では禁忌とされている土地です」
グエン(………)
リリ「そこには何があるんですの?」
シド「黒歴史で語られる太古の戦争で使われた…凄まじい威力の兵器が埋まっておるとも言われとりますが…」
グエン「あのGXと呼ばれる機械人形のようにか…」(…それを我々が手にすれば、ディアナ・カウンターと互角の立場になる…)(だが、逆に彼らがここを狙ってくる可能性にもつながるか…)「シド、ここの警戒態勢を強化しよう。ミハエル大佐を呼んでくれ」

ジロン「あ、ボスとベンケイが戻って来たぜ」
竜馬「遅かったな…何をやってたんだ?」
ロラン「さあ…」
ジロン「ん? ボロットに誰かもう一人乗ってるよ」
ロラン「!」(まさか…あれはハリー中尉!?)
ボス「いや~遅れてすまねえ。途中でボロットの調子が悪くなっちまってさ」
ジロン「だから、こまめに整備しとけって言ってるのに…」
ボス「俺達のボロットはそんなにヤワじゃないだわさ」
弁慶「何言ってんだ。この人がいなかったら、俺達ここへ帰って来れなかったんだぜ?」
ハリー(………)
ロラン(ま、間違いない…親衛隊のハリー中尉だ…!)(で、でも、どうしてハリー中尉がボロットに乗ってこんな所に…?)
ハリー「先程の彼が言ったとおり、このような荒れ地で機械人形を使うのなら整備は念入りにするべきだ」
ジロン「ほら見ろ」
ボス「や、やっぱり?」
ハリー「では、私は人を捜しているので、これで失礼する」
〔歩き去る足音〕
竜馬(…ミリシャっぽくない人だな。ブレーカーとも違うし…)(それに、何となくクワトロ大尉やゼクスさんと雰囲気が似ている…)(! もしかして…)
ロラン(ハリー中尉を追いかけなくちゃ…!)
竜馬「あ、ロラン! どこへ行くんだ?」

キエル(………)(こうして私がここにいれば…キエルさんの立場がますます危なくなる…)(いくらハリー中尉が傍についているとはえ…)(私達が入れ替わっていることにフィル少佐が気づけば…)(しかし、イノセントの長であるアーサー=ランクといち早く接触するには今の立場の方が…)
ハリー「ディアナ様!」
キエル「ハリー…どうしてここに!?」「まさか、あの宇宙船を破壊しにきたと?
ハリー「…恥じております」
キエル「何をです?」
ハリー「御身がこのような場所にあることを気づかずに…」
キエル「おやめなさい。人に見られたら怪しまれます」
ハリー「あ……」
キエル「あの宇宙船を破壊するのですか?」
ハリー「はい。ですから…今すぐ、ここを離れて頂きたいのです」
キエル「フィル達の攻撃を止めさせれば…」
ハリー「それが出来ないので、お願い致しているのです!」
ロラン「やめろ!」
ハリー「!」
竜馬「キエルさんをどこへ連れて行く気だ!?」
ハリー(この方がディアナ様だと気づいていないののか!?)
キエル「ハリー中尉はここが攻撃されると知らせに来て下さったのです。危険を顧みずに」
ロラン「じゃあ、親衛隊を脱走してミリシャになってくれるんですか!?」
ハリー「馬鹿を言うな、そういうことではない!」
ロラン「じゃあ、キエルお嬢様をさらいにきたんだ!」
ハリー「ディアナ様だ!」
ロラン「何を言っているんです!? キエルお嬢様ですよ!!」
ハリー「今まで気づいていなかったのか!?」
ロラン「え…!? ええっ!?」
キエル(………)
ハリー「情けない、君達もミラン執政官やフィル少佐と同じか!」
ロラン「ま、まさか…!!」
竜馬「ど、どういうことなんだ!?」
ロラン「そんな…馬鹿なことって……!」
ハリー「この方はディアナ=ソレル様だ。私はディアナ様をお連れするためにここまで来たのだ」
ロラン「そ、そんな…!! じゃ、じゃあ、ソレイユにおられるディアナ様は…!?」
キエル「ロラン=セアック…申し訳ありません。全ては私の言い出したことがきっかけなのです…」
ロラン「ほ、本当に…本当にディアナ=ソレル様…なんですか!?」「!! ま、まさか…キエルお嬢様が!?」
〔サイレン〕
ハリー「何だ!?」
竜馬「敵接近の警報!?」
ハリー「こんな所にディアナ様をおいて、無事に守り通せるつもりか!?」
ロラン「だからといって、変装までして、無理矢理ディアナ様を連れ出そうとするなんて!」
ハリー「変装したのは、そちらが先だろう」
ロラン「先?」
ハロー「ローラはどうなんだ? 女に変装することでこちらの油断を誘うつもりだったのだろう!」
ロラン「あ、あれは変装というより…
ハリー「趣味か!?
ロラン「任務ですよ!
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ハリー「ディアナ様、安全なところにお連れいたします!」
キエル「いいえ、ハリー。ここにいる限り、私はキエル=ハイムです」
ハリー「ディアナ様!」
キエル「私はしばらくここに残ります。地球の方々と共にすごし、今後のことを考えたいのです」
ハリー「ソレイユのキエル嬢をどうなさるおつもりですか?」
キエル「女王の身を守るのが親衛隊の務めでありましょう?」
ハリー「!」
ロラン「ディアナ様…!」
ハリー「…承知致しました、ディアナ様」「ローラ…いや、ロラン=セアック。ディアナ様を頼むぞ」
ロラン「は、はい!」
竜馬「よし、こっちも出撃しよう!」
〔走り去る足音〕
ミドガルド(………)「…黒歴史の遺産の調査に来たがこれは面白いものを見せてもらった」「ソレイユのディアナは偽物…そして、先程掘り出された機体にあった刻印は間違いなく…」「おかげでギンガナム御大将への良い土産が出来た」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「黒歴史の遺産」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
シャギア「ここが新たなマウンテンサイクルか…」「オルバ、ミドガルドから連絡はあったか?」
オルバ「ああ。彼は例の機体の発見に成功したようだよ」
シャギア「よし…では、奪取までの時間を稼ぎつつ、ここのマウンテンサイクルを攻撃する」
オルバ「いいのかい? 兄さん…」
シャギア「ミリシャにはイノセントやディアナ・カウンターと互角に戦えるだけの戦力を蓄えてもらわねばならないが…」「不相応な玩具を与えるのは望ましくない」
オルバ「そうだね…GXや∀は彼らには過ぎたオモチャだ」
シャギア「ただ、ミリシャの戦力を不必要に削ぐ必要もない。だから、今回はマウンテンサイクル発掘作業を阻止するだけでいい」「そうすれば、ちょうどいい配分の戦力になる…」
オルバ「…フォートセバーンの時のように地球人同士の勢力をぶつけさせ、結果的に共倒れをさせようと言うんだね」
シャギア「そうだ。ジャミルは私達の誘いに乗り、フォートセバーンにあるイノセントの戦力拠点を壊滅させてくれたからな」
オルバ「それに、GXと並ぶ僕達の宿命のライバル…∀がどれ程の機能を発揮しているかを知る良い機会にもなる…」
シャギア「そういうことだ。全機へ…マウンテンサイクルへの攻撃を開始しろ」
〈出撃ユニット選択〉
〈出撃ユニット選択〉

※※ブライト出撃の場合のセリフ※※
トーレス「ブライト艦長、アイアン・ギアーは非戦闘員を乗せてこの空域から脱出しました」
ブライト「よし…」
アムロ「敵の中にガンダムがいる…見慣れないタイプだな」
コウ「アムロ大尉、あれは今までに自分達やカミーユ達を何度か襲って来たガンダムです」
アムロ「GXというガンダムと…ティファというニュータイプの力を持った少女を付け狙っている連中か」
クワトロ「いや、彼らの狙いはマウンテンサイクルかも知れない」「ここにはGXもティファもいないからな」
アムロ「そうだとすれば…あれを連中に奪われたら大変なことになる」「ブライト、俺達はマウンテンサイクルの入り口を防衛する」
ブライト「了解した」
アムロ「各機へ。俺達が守る入り口は…」
〔カーソル、ロストマウンテンを指定〕
アムロ「ここと…」
〔カーソル、ロストマウンテンを指定〕
アムロ「ここだ」
※※コトセット出撃の場合のセリフ※※
コトセット「お嬢さん、アーガマは非戦闘員を乗せてこの空域から脱出しました」
エルチ「あのゲテモノガンダム…私達を何度も襲って来た奴ね。それも今日で最後にしてやるわ!」
グエン「エルチ嬢、彼らの狙いはマウンテンサイクルかも知れない」「この近辺にある二つの入り口を防止手氏はもらえまいか?」
エルチ「二つの入り口って…」
〔カーソル、ロストマウンテンを指定〕
エルチ「ここと…」
〔カーソル、ロストマウンテンを指定〕
エルチ「ここですね?」
グエン「ええ…頼みます」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット出現〕
クワトロ「む……あの機体は昼間に現れた金色の…」
ハリー「敵を守るというのも…いざとなれば、仕方ない!
ロラン「ハリー中尉…何故、僕達の味方を…?」
ハリー「守る対象が二人になっただけのことだ。いずれにせよ、親衛隊としての責務は果たす」
鉄也「昼間にここを攻撃して来た男を信用しろというのか?」
竜馬「鉄也さん、大丈夫だ。彼は信用できると思う」
鉄也「…敵のガンダムがその男の仲間だということもありうる。そう簡単に信じるわけにはいかんな」
ハリー「あのような機体は我がディアナ・カウンターに存在しない。ムーンレィスとて一枚岩ではないのだ」
鉄也「………」
ロラン「ハリーさんは僕達をだまして罠に陥れるような人じゃありませんよ!」
ハリー「いや、私が疑われるのはもっともだ。だから、態度で疑心を晴らさせていただく」
鉄也「…いいだろう。だが、疑わしい行動を取った場合は容赦なく攻撃させてもらうぜ」
ハリー「承知した。好きにしたまえ」
<戦闘開始>

<2PP>

アムロ「やはり、敵はマウンテンサイクルを目指しているようだな」
クワトロ「ああ。二つのマウンテンサイクルの防衛を最優先しよう」

<シャギア撃破orHP40%以下>
シャギア「まあ、いい。最低限の任務は達成することが出来た。後はミドガルドに任せるとしよう…」

<シャギア撃破orHP40%以下>
※※撃破の場合のセリフ※※
シャギア「…ここも命を捨てるステージではない…後はミドガルドに任せるとしよう」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだオルバ健在の場合、セリフ追加※※
オルバ「よくも…! 次には相応の礼をさせてもらうよ」
〔敵ユニット離脱〕
※※HP40%以下の場合のセリフ※※
シャギア「まあ、いい。最低限の任務は達成することが出来た。後はミドガルドに任せるとしよう…」
※※まだオルバ健在の場合、セリフ追加※※
シャギア「行くぞ、オルバ」
オルバ「わかったよ、兄さん…」

〔敵ユニット離脱〕

<オルバ撃破orHP40%以下>
※※撃破の場合のセリフ※※
オルバ「くっ…! 今回もお遊びが過ぎたようだね…!」
※※HP40%以下の場合のセリフ※※
オルバ「よくも…! 次には必ず相応の礼をさせてもらうよ」

〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅or5PP・敵増援1出現>
〔敵ユニット離脱〕
ミドガルド「…フロスト兄弟のおかげでこの機体の奪取には成功した。後はここから脱出するだけだな」
甲児「お、おいっ! あのモビルスーツは…!!」
鉄也「ガ、ガンダム試作2号機か!!」
竜馬「、あ、まさか…健一達が見つけたのはあれだったのか!?」
健一「あ、ああ…俺と大次郎が洞窟の奥からあのガンダムを発掘したんだ…!」
弁慶「お、おいおい…あんなものまで発掘されたのかよ!」
コウ「誰があのガンダムに乗っているんだ!?」
日吉「け、健一兄ちゃん! は、発掘現場からガンダム2号機が奪われたって連絡が入ったよ!!」
健一「何だと!? 奪われたって…どういうことだ!」
コウ「ま、まさか…ムーンレィスが2号機を奪ったのか…?」
竜馬「2号機に核弾頭は装備されていたのか!?」
コウ「あ、ああ…!」
ハリー「核弾頭だと…!?」
ロラン「な、何ですって…! あのモビルスーツは核弾頭を持っているんですか!?」
コウ「そうだ…!」
ジロン「核って何だ!?」
ロラン「ここら一帯を一瞬にして吹き飛ばすだけでなく、その後も恐ろしい毒を何百年もまき散らすものなんです!」
ジロン「!!」
ラグ「じょ、冗談じゃないよ、そんなもの!!」
アムロ「みんな、何としても2号機を止めるんだ。ただし、爆発は絶対にさせるな。機体を動けなくするだけでいい!」
コウ「了解です!」
ダイク「機体を動かなくさせるって…どうやるんだ!?」
ラグ「爆発しない程度に攻撃しろってことよ!」
甲児「ち、ちきしょう! あのガンダムはこんな時代でも敵に奪われるってのかよ!!」
アムロ「いいか? 核爆発の恐れがある! くれぐれも爆発だけはさせるな!!」

<ミドガルド撃破>
ミドガルド「な…馬鹿な…!?」
(→GAME OVER

<ミドガルドHP規定値以下orマップ端へ到達・勝利条件達成>
※※HP規定値以下の場合のセリフ※※
ミドガルド「い、いかん、動力への損傷が大きい! かくなる上は脱出する!」
※※まだシャギア健在の場合、セリフ追加※※
シャギア「ミドガルドめ…失敗したか。ならば、ここが潮時だな」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだオルバ健在の場合、セリフ追加※※
オルバ「そうだね、兄さん…」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
アムロ「何とかガンダム2号機の奪取は阻止できたか…」
甲児「や、やれやれ…助かったぜ。あんなものが敵の手に渡っちまったらタダじゃすまねえならなあ」
※※マップ端へ到達の場合のセリフ※※
ミドガルド「よし…任務成功だ。このモビルスーツは頂いていく!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだシャギア健在の場合、セリフ追加※※
シャギア「こちらが潮時だな」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだオルバ健在の場合、セリフ追加※※
オルバ「そうだね、兄さん…」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
コウ「く、くそっ! 2号機を止めることが出来なかった…!!」
甲児「な、何てこった…あんなのがムーンレィスに奪われちまうなんて…」
健一「こんなことなら、見つけ次第解体しておくべきだった…!」
クワトロ「歴史は繰り返すとでもいうのか…」

鉄也「………」
ハリー(…あのヒゲを始めとするモビスルーツは太古に宇宙移民者をいじめ抜いた白いモビルスーツそのものに見える)「ああいう姿だったのだろう…ガンダムとはな
※※マップ端へ到達の場合、セリフ追加※※
ロラン「ハリーさん…」
ハリー「あの核を搭載したガンダムの行方は私の方でも追ってみる。その上で処分できるものなら、手を打っておく」
アムロ「手を打つだと…どういうことだ?」
ハリー「戦争に核を使うなど、あってはならないことだと認識している。おそらくディアナ様もそうおっしゃるはずだ」
アムロ「………」
ハリー「我がディアナ・カウンターは地球へ戦争をしに来たわけではない。そのことを忘れないでもらいたい」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット離脱〕
※※HP規定値以下の場合、セリフ追加※※
甲児「あの金色、逃げやがったぜ! 追わなくていいのかよ!?」
アムロ「その必要はない。どちらにせよ、ここのことはもう敵側に知られているからな」

ロラン(ハリーさん…キエルお嬢様をよろしくお願いします…)
〔味方戦艦出現〕
甲児「あの戦艦は…!?」
コウ「あれがカミーユや豹馬達が乗っているフリーデンだ」
鉄也「フォートセバーンから無事に戻って来たようだな…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 キングスレーの谷

※※ミドガルド離脱阻止の場合のセリフ※※
コウ「報告します。アーガマへのガンダム2号機の収容作業を終了しました」
ブライト「ご苦労だったな、ウラキ少尉」
コウ「2号機はどうするんですか…?」
ブライト「無論、解体した後、アーガマで厳重に封印する」
コウ「そうですか…」
ブライト「カミーユ、フリーデンからの搬出作業はどうなっている?」
カミーユ「今、デュオやジュドー達が作業を進めています」
ブライト「マサキやミオ達もフリーデンに合流していたらしいな」
カミーユ「はい」「それにしても…まさかガンダム2号機が発掘されて、それをムーンレィスが狙って来るなんて…」
※※ミドガルド離脱の場合のセリフ※※
カミーユ「ガンダム2号機が発掘されて…しかも、それがムーンレィスに奪われたんですか!!」
ブライト「…そうだ」

ジャミル(核弾頭装備のガンダム…そんなものが存在していたとはな…)
リリ「グエン様、あの機械人形はそんなに危険なものですの?」
グエン「危険なのはむしろ機械人形の武器に装填されている爆弾です」「ローラによれば、それは天地を灼き焦がし焦がし、強力な毒を何百年も発生させるらしいのです」
リリ「まあ、何て恐ろしいこと…」
エルチ「それもイノセントが造った新しい武器なんですか?」
グエン「いや…呪われるべき黒歴史の遺産と言った方がいい」
コウ(………)
ジャミル(………)
バニング「戦闘中の状況を見る限り、ムーンレィス軍は大きく二派に分けられるようだな」
グエン「ディアナ=ソレルが直接指揮するディアナ・カウンターと、そこの属さない部隊ですね」
エルチ「じゃあ、前に私達を襲って来た連中は後者の方なのね」
ジャミル(………)
ブライト「君はムーンレィスについて詳しいと聞いている。何か知っていることはないか?」
ジャミル「…ムーンレィスの軍隊が大きく二つにわかれているのは確かだ」「一つはあなた方も知っているディアナ・カウンター…もう一つはギンガナム艦隊…」
クワトロ「ギンガナム…?」
ジャミル「ギンガナムはムーンレィスの軍事を司る家系の名前だ」「彼らは月軌道上に私設艦隊を持ち…外敵に備えて数千年の間、演習を繰り返して来た」
コウ「す、数千年の演習…!?」
ブライト「それに外敵とは?」
ジャミル「ギンガナム艦隊は元々地球外からの侵略者に対して結成された艦隊だとわれている」
クワトロ(………)
ジャミル「もっとも今の彼らにとって外敵とはイノセントのことを意味しているが」
ブライト(………)
クワトロ「では、ディアナ・カウンターは女王ディアナ直属の軍組織…ギンガナム艦隊は月の正規軍ということか」
ジャミル「おそらくはな」
コウ(一つの統括組織の下に二つの軍隊…地球連邦軍とティターンズの関係に似ているな)
グエン「ところで、ジャミル殿。フォートセバーンにあるイノセントの基地の様子はどうだったのです?」
ジャミル「情報どおり、彼らはガリア大陸のブレーカーを対ムーンレィスの戦力として召集していた」
グエン「では、彼らとの交渉は上手くいったのですか?」
ジャミル(………)
グエン「?」
カミーユ「俺達はフォートセバーンのイノセントやブレーカーから攻撃を受けました」
グエン「な、何だって…!?」
エルチ「イノセントが攻撃してた…!?」
カミーユ「しかも、彼らは人工ニュータイプと専用の機体を差し向けて来たんです」
クワトロ「人工ニュータイプ…強化人間のようなものか…」
ジャミル「フォートセバーンのイノセントはニュータイプの研究を以前から進めていたようだ」「そして、彼らはティファをサンプルとして捕らえようとした…」
カミーユ「しかも…ニュータイプの研究施設にはロザミィもいたようなんです」
ブライト「ロザミィ…」
クワトロ「カミーユの妹だという…あの娘か」
カミーユ(………)
グエン「し、しかし…イノセントにとって我々の戦力は貴重なはずだ」
ジャミル「イノセントは我々を危険視し、ムーンレィスと共に排除しようとしているのだろう」
グエン「そ、そんな…」
リリ「でも、その理由がはっきりしませんわね」「何故、ムーンレィスと戦っている私達がイノセントから狙われなければなりませんの?」
エルチ「そ、そうよ。私達はビエル様の依頼を受けているのに…」
ジャミル(………)
※※ミドガルド離脱の場合、セリフ追加※※
エルチ「それに…ガリア大陸のイノセントは文化的で戦いが嫌いな人達なのよ」「なのに、自分達の方から戦いを仕掛けてるなんて…」

ジャミル「それは我々がGXや∀…そして、黒歴史の機動兵器を保有しているからだろう」「もはや我々はイノセントにムーンレィス以上の敵として認識されているのかも知れない…」
ブライト(………)
エルチ(………)(そ、そんな…それって北アメリア大陸のイノセントの話よね?)(ガリア大陸のイノセントは…ビエル様はあたし達に攻撃なんか仕掛けてないはずよね…)
※※ミドガルド離脱の場合、セリフ追加※※
ブライト「ところで、マサキやミオ達はフリーデンに合流していたらしいな」
カミーユ「はい。ヒイロやデュオも一緒に」
ブライト「これで敵の戦力増強に少しは対処できるようになるか…」


キエル(………)
竜馬(………)
ロラン「そ、そんな…」「おかしいとは感じていたんですよ、ずっと…」「でも、どうしてこんなところにディアナ様が…いらっしゃるんですか!」
キエル(………)
竜馬(この人が…月の女王ディアナ=ソレル……)(見たところ、俺やロランとそんなに歳が違わないというのに…)
ロラン「うぅ…あんなに尊敬し、憧れているディアナ様とキエルお嬢さんを…」「僕は…ずっと見分けることが出来なかったなんて…」
竜馬「ロラン……」
ロラン(………)
キエル「ロラン=セアック。あなたが大切に思っているキエル=ハイムが困難な局面に立っています」
ロラン(………)
キエル「キエルさんの命に関わることになるかも知れないのです。私達がこんな馬鹿なことをしてしまったために…」
ロラン「やはり、キエルお嬢さんがソレイユにいらっしゃるんですね?」
キエル「そうなのです、それで私の代わりをさせられて…」「この数日の事態の急激な動きのことを考えると、もうこの状態を続けるわけにはいかないのです」
ロラン「はい、続けられません…」
キエル「このまま戦いが続けば地球にも月にも不幸が待つだけです」「2つに別れた人類のために…そしてこの美しい大地と輝く月のために…」「ロラン=セアック、力を貸しておくれ
ロラン「僕に…力、あるんでしょうか…
キエル「今の私が…頼れるのはあなた方しかおりません」
竜馬(………)
キエル「竜馬さん、勝手なお願いで申し訳ありませんが…」
竜馬「わかっています。あなたがご自分で正体を明かすまで…」「俺はこのことは黙っているつもりです」
キエル「お気遣い、感謝致します…」

隼人「よう、リョウ。今までどこに行っていたんだ?」
竜馬(………)「…何でもない」
隼人「嘘をつけ。何か隠し事をしているんじゃないのか?」
竜馬「どうしてそうだと言えるんだ?」
隼人「フッ、お前との付き合いも長いからな…」「何でも、あのキエルっていうお嬢さんは月の女王ディアナと姿がそっくりらしいじゃねえか」
竜馬(………)
隼人「しかも、キエルはディアナ・カウンターの旗艦の中に入ったことがあるそうだな」
竜馬「何が言いたいんだ?」
隼人「その時にキエルがディアナ・カウンターのスパイに仕立て上げられたんじゃねえかと思ってよ…」
竜馬(………)「そんなこと、間違っても他の連中に言うな」
隼人「…わかったぜ、リョウ。リーダーには逆らえねえからな」
竜馬(………)
隼人(だが…これでキエルに何か秘密があることが確実になったな…)
ちずる「リョウ君、ハヤト君!」
竜馬「どうしたんだ、ちずる?」
ちずる「鉄也君と健一君がケンカをしているのよ!」
竜馬「何だって…!?」
ちずる「お願い、二人を止めて!」
竜馬(………)
隼人「リョウ、そういうのはお前の得意分野だろう。俺は遠慮させてもらうぜ」
〔歩き去る足音〕
竜馬「ハヤト……」
ちずる「リョウ君、早く来て!」
竜馬「あ、ああ…わかった」

キース「止めろよ、二人とも!」
健一「どういう意味だ、鉄也…!」
鉄也「わからないのなら、何度でも言ってやるぜ」「何故、あれを見つけた時、すぐに核バズーカと取り外さなかった?」
健一(………)「…調査が先だと思ったからだ」
キース「違うだろ、あれはバニング大尉の判断で…!」
鉄也「大した甘ちゃんぶりだな。もし、核を撃たれたらどうするつもりだったんだ?」
甲児「やめろよ、鉄也さん! あれは健一のせいじゃねえよ!」
※※ミドガルド離脱阻止の場合のセリフ※※
鉄也「甲児君…今回は運が良かっただけだ。あのまま2号機が奪われたら大変なことになるところだったんだぞ」
※※ミドガルド離脱の場合のセリフ※※
鉄也「だが、甲児君…ガンダム2号機の強奪は未然に防げたはずだ。健一がちゃんと頭を使っていればな」
健一「くっ…!!」
鉄也「明らかに健一の判断ミスだ。核が爆発した後じゃ遅いんだぞ」
甲児「鉄也さん、いい加減にしろよ!」
鉄也「バルマー戦役の星の屑作戦の時だってそうだろう? 次も運良くガンダム2号機を止められるとは限らん」
キース「………!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔扉の開閉音〕
竜馬「何をやってるんだ!」
鉄也(………)
※※ミドガルド離脱阻止の場合のセリフ※※
鉄也「いいか、健一…これだけは言っておく。今までどおりの甘いやり方じゃ、被害が大きくなる一方だぜ」
健一(………)
※※ミドガルド離脱の場合のセリフ※※
鉄也「いいか、これだけは言っておく。今までどおりの甘いやり方じゃ、被害が大きくなる一方だぜ」

鉄也「そこら辺をもう一度よく考えておくんだな」
〔扉の開閉音〕
竜馬「鉄也君…」
健一(………)
ちずる「何なの、あの人…!」
キース「…健一…気にすることないよ」
カトル「……いや、鉄也の言っていることは間違ってるわけじゃない。バニング大尉の判断もな」
ちずる「健一…」
健一「俺達はあのガンダムの恐ろしさを良く知ってる。だからこそ、あれを発見した俺が何とかすべきだったんだ」
ちずる「だからって、あんな言い方はないわよ」
健一(………)
※※ミドガルド離脱の場合、セリフ追加※※
健一「今度2号機が現れた時は…俺が必ず破壊してみせる」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔扉の開閉音〕
竜馬(………)「甲児君、鉄也君に何かあったのか?」
甲児(………)「それは俺が聞きたいぐらいだぜ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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