TOP PAGEへ

No.23
Loreleiの海

【シナリオデモ開始】
現在位置 北アメリア大陸東海岸

ジャミル「…GX-9900は、起動時、マイクロウェーブ送信施設がある月面基地に回線を接続しなければならない」「そして、その接続には電波障害等を避けるためにフラッシュシステムが使用される」
アムロ「フラッシュシステム?」
ジャミル「ニュータイプが使用する一緒の脳波誘導装置だ」
アムロ「サイコミュやサイコフレームに似た物か…」
万丈「ガンダムについている脳波コントロール装置なら同じ物じゃないんですか?」
アムロ「一口に脳波コントロール装置と言っても、様々な種類があって…」「ライディーンの念波コントロール装置、バトルマシンの脳波操縦補助装置…」「そして、サイコミュなどと概要は同じでも、細かい所は色々と違うんだ」
万丈「なるほど…。じゃあ、ニュータイプといっても大尉がGXのフラッシュシステムを使えるとは限らないんですね」
ガロード「しかしよ、GXにそんなシステムがついてたなんて…知らなかったぜ」
ジャミル「GXは本来ニュータイプ用のモビルスーツだ」「お前のGXはティファによってフラッシュシステムが起動し…月との回線接続が行われた」
ガロード「そ、そうか…。俺、初めてGXに乗った時はティファと一緒だったっけ」
ティファ(………)
アムロ「では、あの月からの光は…」
ジャミル「あの光の下にGXがあり…ニュータイプがいることになる」
万丈「ティファが示したのはそのことだったのか…」
アムロ「あの海の向こうには何が?」
ジャミル「おそらく、ゾンダーエプタ…」
ガロード「ゾンダーエプタ?」
万丈「…ブレーカー稼業をしてた時に何回か耳にした言葉だな」「確か、そこにはイノセントの中継基地があるという…」
ジャミル「いずれにしても我々はそこへ向かわねばなるまい…」(そして、サテライトキャノンに対抗するには、サテライトキャノンが必要だ)

ジュドー「で、また搬入作業かよ!?」
アストナージ「しょうがないだろ。海を渡るんだからさ。ブツクサ言ってないで手を動かせ、手を!」
ジュドー「ガロード、ガンダムを使うのはカンベンね」
ガロード「悪かったな。もうあんな失敗しねえよ」
キッド「手の空いてる者はパイロットだろうが何だろうが手伝ってよ。出発まで時間がないんだからさ」
ブルメ「じゃ、荷物の運び込みはギャロップでやってやるよ」
ジロン「そうだな。チルも手伝ってくれ」
チル「わかったわさ!」
マーベット「ボスとダイク、大作君、大次郎君、弁慶君は手運びで荷物の搬入をお願いね」
弁慶「うえ~…こりゃまたスゲえ量の荷物だな」
大次郎「こりゃ、おおごっちゃ」
大作「こげん時こそ、オイたち重量級の出番たい」
ダイク「そうそう。力仕事なら任せてくれよ」
ファットマン「フン!」「フン!」
キッド「…デカいのが並ぶと壮観だなぁ」
ファットマン「フン!」「フン!」「フン!」「フン!」「フン!」「フン!」
マーベット(………)
ジロン「お、おい…」
キッド「わかったわかった。ファットマンが力持ちなのはわかったよ」
マーベット「じゃ、じゃあ…あなたにも力仕事、お願いするわね…」
ファットマン「むふ~ん!」
ミオ「ねえねえ、小さい荷物を運ぶなら私達も手伝うよ」
メイ「あたしも手伝います」
ティファ(………)「…私も…」
ミオ「大丈夫? 無理しちゃダメだよ」
ボス「そうそう。こういう仕事は俺様達に任しとき!」
ティファ「いえ…私も手伝いたいんです」
マーベット「けど、あなたは身体が弱いんだし…」
ティファ(………)
ミオ(………)「ううん、マーベットさん。自分の殻は他人じゃなく、自分の意志で破らなくちゃダメだよ」
マーベット「ミオ、あなた…」
ミオ「じゃ、ティファ。このちっちゃい荷物、医務室までお願いね」
ティファ「はい」
ミオ「ジュン、チョーサク、ショージ! ティファを案内してあげて」
ジュン「任せておくんなはれ、師匠」
チョーサク「それにしてもティファはんって、ウチの師匠に声が似てはりまんな~」
ショージ「言われてみればホンマでんな」
ティファ「え? そ、そう…?」
ガロード(………)
キッド「大丈夫かなあ…ティファって血圧低そうだぜ?」
ガロード「やっぱり、俺が!」
テクス「やめておけ」
ガロード「テ、テクス…」
テクス「ガロード、お前にはわからんか?」「あの子は今、心を開き始めている。部屋に閉じこもることよりも、誰かと一緒に行動することに喜びを感じ出しているんだ」
ガロード(………)
テクス「大切に思うのと、大切にするというのは似ているようで違う。こと、女性に関してはな…」
ガロード(………)

キエル「では、みなさんは海を渡ってガリア大陸を目指すのですか?」
竜馬「いえ、とりあえずはその中間にあるゾンダーエプタという島に行くようです」「そこはイノセントの基地で、GXと新たなニュータイプがいるらしいんですが…」
キエル「イノセントの基地なら何らかの方法でアーサー=ランクと連絡がつけられるかも知れませんね…」
竜馬(………)

ロアビィ「いや~終わった終わった。まさか俺達まで荷持ち運びの手伝い、させられるとは思ってなかったよ」
トニヤ「ちゃんとギャラ払ってんだからそれぐらい当たり前でしょ」
ウィッツ「何言ってんだ。ちゃんと追加分、請求するからな」
トニヤ「あんた…ホントお金に関してはセコいわね」
ロアビィ「それにしても、この部屋…結構賑わってるじゃないの。作った甲斐があったな」
ルー「ところで、みんな集まって何やってるの?」
ボウィー「いや、何…お嬢さん方に一つ面白い話をしてあげようと思ってね」
ルー「面白い話?」
プル「え? なになに!? 面白い話って何?」
プレシア「あたし達も聞いていい?」
キッド「おう、千客万来よ。んじゃ、ボウィーさん…よろしく」
ボウィー「え~…ゴホンゴホン。レディース・アンド・ジェントルメン、心の準備はオッケーちゃん?」
ウィッツ「もったいぶらずに早く話せよ」
ボウィー「これはさ、俺ちゃん達が万丈や忍達と一緒に始末屋稼業をしてた時に仕入れた話なんだけど…」「この辺りの海岸ってさ、出るらしいよ」
チル「出るらしいよって…何が?」
プレシア「も、もしかして…」
キッド「そう。幽霊が出るんだってさ」
プレシア「ユ、ユーレイ!?」
チル「う、うそぉ…!?」
キッド「そう…。地元の人間はこの海をローレライの海と呼んでいるんだってさ」
ウィッツ「ケッ、バカバカしい」
ロアビィ「そうそう。なんたって、あちこちでドンパチやってるご時世だもん」「幽霊なんか本当にいたら、生きてる人間よか数多くなっちゃうぜ」
ボウィー「こりゃまた随分なお言葉。けど、幽霊の声を聞いたって奴もたくさんいるらしいぜ?」
ロラン「僕もその話、聞いたことがあります」
ソシエ「ホントかどうかわからないけど、この辺りじゃ結構有名な話だよね」
ウィッツ「マ、マジかよ…」
チル「でも、どうしてローレライっていうのさ?」
ルー「ローレライの伝説っていうのがあってね…」「ライン川のほとりに現れた美貌の妖女ローレライが美しい歌声で船乗りを惑わせ、船を沈めてしまうのよ」
テクス「…ハイネという詩人が詩を残している。昔は空で言えたが、覚えてるかな…」
キッド「な、何だ…あんた、いたのかよ?」
テクス「すまんな。先程からここで話を聞かせてもらっている」
プル「ねえねえ、で、その詩ってのはどんなの?」
テクス「そう、出だしは確か…」「古よりの伝説が何故こんなに悲しいか? 風は冷たく黄昏て、ラインは静かに流れ行く。彼方に見ゆる山々は夕日の色に輝き染まる…」「…小高き岩に妖しく座る、見目麗しき少女の姿…」「…金の飾りに彩られ、金の櫛をば手に持ちて、少女は髪をくしけずる…黄金の髪をくしけずる…」
〔電源の落ちる音〕
〔画面、暗転〕

ウィッツ「ゲ!」
チル「わわっ!!」」
プル「いや~ん、真っ暗!」

キッド「へっへ~、驚いた?」
ソシエ「もう、どういうつもりなの!?」
ロラン「お、お嬢さん…そ、その…あんまりくっつかないで下さい」
ソシエ「あ…ご、ごめん…」
キッド「効果バツグンだっただろ?」
キッド「どうだい、ダブルキッドの演出は? お気に召したかな」
ウィッツ「て、てめえら! くだらねえことするんじゃねえ!」
トニヤ「…ロアビィにしがみついたまま強がったって、しょうがないわよ」
ウィッツ「ゲッ!」
ロアビィ「お前さぁ…俺にはそういうシュミないのよねぇ…」
ウィッツ「ば、馬鹿野郎! これは、その…要するにだ…」
トニヤ「やぁい、男好き!」
ウィッツ「て、てめえ!」
ロアビィ「やれやれ…こんなことになるなら女性の隣にいればよかったよ」
ルー「あら? ウィッツって、もしかして怖い話に弱いんだ?」
ウィッツ「そ、そんなんじゃねえよ!」
ボウィー「何でえ、可愛い子ちゃん達を怖がらせようと思ったら、思わぬ奴が引っかかっちゃったのね」
テクス「フッ…これから厳しい戦いが待っているかも知れないというのに…頼もしい連中だ」

サエグサ「ブライト艦長、各艦の発進準備が整ったようです」
ブライト「よし、ではゾンダーエプタへ向けて発進だ」
サエグサ「了解。メインエンジン、始動!」
トーレス「進路クリア。各艦へ伝達、アーガマ発進します」
ブライト「各員は第3戦闘配備のまま待機。周辺の警戒を怠るな」
トーレス「了解」
鉄也「…ブライト艦長、お話があるんですが」
ブライト「どうした?」
鉄也「俺達はこのまま…イノセントやムーンレィスと戦うんですか?」
ブライト「どういう意味だ?」
鉄也「俺達が戦うべき相手は人類の敵…恐竜帝国でしょう?」
ブライト(………)
鉄也「奴らが復活した以上、同じ人間を相手にしている場合じゃない…」
ブライト「だが…恐竜帝国は前回以来、目立った動きを見せていない」「今は目の前の問題を一つ一つ解決していくことが大事だ」
鉄也「その考えはわかりますが…」「イノセントやムーンレィスとは違って、恐竜帝国の目的は人類の抹殺です」「奴らが今、何をしているか調査し…真っ先に叩き潰すべきだと俺は思います」
ブライト(………)
鉄也「それに、長い年月の間、奴らがどれぐらいの力を蓄えているかまだわかっていない…」「恐竜帝国の真の目的が判明してからじゃ遅いと思いますがね」
ブライト「その問題は考慮しておく。だが、今はゾンダーエプタへ向かうのが先決だ」
鉄也(………)

ジュン「鉄也…あたしに話って何?」
鉄也(………)「ガリアに渡った後、俺は他の連中と別れて別行動を取ろうと思っている」
ジュン「! 本気なの?」
鉄也「ああ」
ジュン「…理由、聞かせてくれるわよね?」
鉄也「アーガマの連中はイノセントやムーンレィスと戦おうとしているが…」「今、俺達が戦うべき相手は恐竜帝国だろう? 違うか?」
ジュン「ブライトさんの考えが間違ってるっていうの?」
鉄也「そうは言っていない。だが、艦長達は地下勢力を甘く見すぎている」
ジュン(………)
鉄也「バルマー戦役の時だって奴らは本当の力を見せていないんだ」
ジュン「だからって、鉄也一人で何が出来るっていうのよ?」
鉄也「…前にも言っただろう。俺の役目は俺の敵と戦うことだ。余計な連中を相手にする余裕はない」「この大陸で奴らが動きを見せていないなら、ガリア大陸を調べて回るまでだ」
ジロン「鉄也…本気でそんなことを言ってるのかよ?」
鉄也「そこにいたのか、ジロン」
ジロン(………)
鉄也「ティンプを追いかけ続けているお前なら俺の気持ちをわかってくれると思っていたがな」
ジロン「わかるさ。俺だって、次にティンプを見つけたら…また突っ走ってしまうかも知れない」「でもさ、仲間を見捨ててまで…とはもう思わないよ」
鉄也(………)

現在位置 移動中

ギャバン「こういう艦で海の上を進むってのもいいもんだな」「もっとも、アーガマみたいに飛行が出来れば文句なしだが」
コトセット「いやいや。アイアン・ギアーもいつか空だって飛んでみせるさ」
エルチ「はあ…」
コトセット「どうしたんです、お嬢さん? ため息なんかついちゃって…」
エルチ「あんたなんかにあたしの気持ちはわからないわよ」
コトセット「?」
エルチ「ねえ、コトセット…ゾンダーエプタのイノセントって、ガリア大陸のイノセントなのかしら?」
コトセット「さあ? 行きの時はあの島の中継基地に寄りませんでしたからね
エルチ「このままじゃきっと戦闘になるわよね…」「もし、あの島のイノセントがガリア大陸のイノセントだったら…」「あたし達、ガリア大陸でもイノセントを敵に回すことになる…」「そしたら文化を花開かせるどころか…商売も出来なくなっちゃうわ」
コトセット「お嬢さん、いまさら何いってんです」「もしあの島のイノセントがGXで攻撃してきたら、我々はそこでお終いなんですよ?」
エルチ(………)
ギャバン「あんたらの大陸じゃ、そんなにイノセントって連中の権力が強いのかい?」
エルチ「強いなんてもんじゃないわ。あの人たちに逆らったら生きてけないのよ」「それにビエル様を裏切ることにもなってしまう…。そんなの耐えられないわ」
コトセット「けど、あたしゃこのままイノセントに利用されるってのはゴメンですね」
エルチ(………)

現在位置 ゾンダーエプタ

ブレーカー「ビラム司政官、イレギュラーの戦艦をキャッチしました」
ビラム「やはり、こちらのGXに気づいたか。総員を戦闘配置につかせろ」
ブレーカー「はっ」
ビラム「Dr.マネ、Lシステムの調子はどうか?」
マネ「解凍作業は終了し、問題なく起動しています」
ビラム「新型機との連動は?」
マネ「Lシステムと一緒に保管されていたGXのフラッシュシステムを応用しているため、良好です」「また、ガリアで発掘した黒歴史のモビルスーツやモビルアーマー…」「モビルドールシステム、そしてGビットの解析及び機動にも成功しております」
ビラム「そうか…。あれらを残してくれた我らの先人に感謝せねばなるないな」
マネ「まったくです」
ビラム「今回の実験が成功すれば、もはやムーンレィスは我々イノセントの敵ではない」
マネ「ところで司政官、例のサンプルの件は…」
ビラム「わかっている。お前の好きにするがいい」
マネ「ありがとうございます。これで人類再生計画は真の成功を迎えることが出来ますわ」
ビラム(………)
声「ニュータイプをサンプルにして新たな人類を作り出すのですか。それは素晴らしい…」
マネ「!」
ビラム「何者だ!?」
シャギア「フフフ…」
オルバ(………)
ビラム「貴様らは…」
シャギア「申し遅れました。私はシャギア=フロスト…こちらは弟のオルバです」
ビラム「貴様らのことは知っているぞ。ガンダムを操るムーンレィスだな?」
シャギア「我々をご存じだとは…光栄ですな」
ビラム「フン…よくもここまで入り込めたものだ」
オルバ「この基地の防衛網を突破することなど、僕達にとっては容易いことだよ…」
ビラム「…何が目的なのだ?」
シャギア「我々はあなた達に協力するため、ここへ来たのです」
ビラム「ムーンレィスのお前達が我々イノセントに協力するだと?」
シャギア「そうです。我々はあなた達の敵ではありません…」
ビラム「笑わせるな。その言葉を信用しろというのか?」
シャギア「イノセントの中枢に位置するあなたならご存じのはず…」「我らムーンレィスの中にディアナ・カウンターを良しとしない勢力がいるということを…」
ビラム(………)
シャギア「我々はディアナ=ソレルとは違い、地球へ帰還しようとは考えていません」
ビラム(…こいつら、アグリッパ=メンテナーとかいう月都市の管理者の手の者か?)(それとも……)「…見返りは何だ?」
シャギア「これは話が早い。我々の目的はフリーデンにいるニュータイプ、ティファを手に入れることです」
オルバ「後はGXに乗っているパイロットの命…」
ビラム(………)「では、貴様らが我々に協力する証を見せてもらおうか…お前達のガンダムとやらでな」
シャギア「…私の愛馬は凶暴です

現在位置 移動中

キッド「ジャミル、あんたの依頼どおりGXのサテライトキャノン…修理しといたぜ」
ジャミル「すまんな」
キッド「しかし、何だって今頃サテライトキャノンが必要なんだ?」
ジャミル「次の戦いではあれが必要になるかも知れない…」
キッド「それって…やっぱゾンダーエプタにあるGXに対抗するためか?」
ジャミル「…ああ」
キッド(………)
ティファ「…ジャミル…」
ジャミル「どうした、ティファ?」
ティファ「良くないことが起きる…何だかとても悪い予感がするの…
ジャミル「!」

〔警報〕
トーレス「前方に機影を発見! ゾンダーエプタに敵部隊が展開されています!」
ブライト「やはり、こちらを迎撃するつもりか…」「総員、第一種戦闘配置に移行! モビルスーツ部隊は出撃だ!」
トーレス「艦長! フリーデンが先行します!」
ブライト「何だと…? ジャミル、どういうつもりだ!?」

ウィッツ「ガロード、急いで出撃だ! 遅れるなよ!」
ガロード「そっちこそ、ローレライの幽霊にビビるんじゃねえぞ!」
ウィッツ「うるせえ、余計なお世話だ!」
ガロード「ヘッ…さあて、俺も出撃すっか!」
ティファ「待って!」
ガロード「ティファ!? どうしたんだ、こんな所に…」
ティファ「ガロード…」
ガロード(………)
ティファ「お願いがあるの…。これから先、何があっても驚かないで。私を信じて…私は私だから…」
ガロード「ティファ…!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「Loreleiの海」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔味方戦艦出現〕
〔カーソル、ガンダムダブルエックスを指定〕

ガロード「あの機体は…GX!? あいつが月からの照準用レーザーを受けてたのか!」
ウッソ「でも、GXを違ってサテライトキャノンが2本もあります!」
ゼクス「新型機…いや、カスタム機か?」
ウィッツ「そんなこと言ってる場合かよ! サテライトキャノンなんかをぶっ放されちゃ、たまらねえぜ!」
ガロード「心配すんな! こっちにだってキッドが修理したサテライトキャノンがあるんだ!」
サラ「各機、出撃して下さい!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
オルバ「兄さん、来たよ…僕達のライバルが」
シャギア「ああ…ワナが用意されているとも知らずにな」
ウィッツ「ゲテモノガンダム兄弟!? ってことは相手はムーンレィスかよ!?」
アムロ「いや、施設を見る限り、あの基地はイノセントの物だろう」
ロラン「どういうことなんです? イノセントとムーンレィスは敵対しているはずなのに…!」
ジャミル「サラ、敵側のGXの熱源反応はどうなっている!?」
サラ「背面のリフレクターに反応はありません」「本隊と接続した機体のジェネレーター、その他外部からのエネルギー供給でサテライトキャノンを発射するようです!」
ジャミル「やはりな…。月の送信施設と交信できるニュータイプがいない限り、マイクロウェーブの直接受信は出来ない…」
トニヤ「じゃあ、あのサテライトキャノンは当分は発射されないんですね!?」
ジャミル「…現状の熱源反応を見る限りはな」
ティファ「………」
ロアビィ「だったら、今の内にあのガンダムを破壊すりゃいいんだな」
クワトロ「だが、待ち伏せにしては敵の数が少なすぎる。この陣形、何かの罠かも知れん」
シャギア「オルバ、Lシステムを起動させろ」
オルバ「わかったよ、兄さん。僕達の歌姫にご登場を願おう…」
ティファ「いけない!」
〔ニュータイプの感応〕
〔味方付近の地点からエネルギーの広がり〕

プル「あうっ!」
ジャミル「こ、これは…!!」
ロラン「女の人の声…歌声なのか!?」
ウッソ「ううっ…ま、まるでエンジェル・ハイロゥのサイキック・ウェーブみたいだ…!」
ガロード「ま、まさか…ローレライの幽霊!?」
フォウ「ううっ…あ、頭が…!」
健一「お、おい! みんな、しっかりするんだ!!」
フォウ(あ、あたしには…わかる。これはシステムに取り込まれてしまった人の悲鳴…!)(それでもなお、わずかに意識を残した人の苦痛…!)
サラ「!! フリーデンの電子機器が使用不能になった!?」
忍「お、おい! どうなってんだ!? メーターの数値がめちゃくちゃになってやがるぞ!!」
亮「さっきの現象のせいか!?」
ジャミル「こ、これは…間違いない…Lシステムだ。かつての戦争でイノセントが使用した…」「フラッシュシステムを応用し、一定範囲内の電子機器をマヒさせるLシステム……!」「GXのみならず…あんなものまで残っていたというのか…!」
サラ「このままでは全機がサテライトキャノンの餌食になってしまうわ!」
トニヤ「ば、万事休すなの…?」
ガロード「ど、どうすんだよ!?」
ティファ「…待って」
ジャミル「ティファ!?」
ティファ「大丈夫…私が助ける…。昔みたいに…。見ていて、ジャミル
ジャミル「!」「ま、まさか…!」
〔ニュータイプの感応〕
〔味方付近の地点からエネルギーの広がり〕

サラ「この光…ティファの力だとうの…!?」
アムロ「これは…まるでサイコフレームの共振だ…!」
テクス「…思い出したよ。忘れていた詩の続きだ…」「黄金の髪をすきながら、少女は歌を口ずさむ…」「その歌声に秘められし、不可思議なるその力…」
ジャミル「ティファ…?」
ティファ「ジャミル…私のことがわかるわよね?
ジャミル「! ルチル…なのか!?
ティファ「そう、私はルチル=リリアント。かつて…あなたと同じ時を過ごした仲間…
ジャミル「ば、馬鹿な…! ルチルはあの時の最後の戦いで…地球に落下し、そのまま…!」
ティファ「…そうよ。でも、私は…」
ガロード「ティファ、何言ってんだよ!?」
テクス「いや、今の彼女はティファではない。何らかの力によって多重人格に近い症例を起こしている…」
ガロード「な、何だって…! もしかして、ティファが出撃前に言っていたのはこのことか…!?」
ティファ「私は今、このティファという少女に理由を告げて、彼女の心と体を借りているの」
ジャミル「やはり…ルチルなのだな?」
ティファ「ええ…でも、本来の私はもう存在していないのも同じなの…」「ただあるのは戦いに対する嫌悪だけ。でも、当時のイノセントは戦いを憎む私の心まで使用したわ…」
ジャミル「な、何だと…!? では、Lシステムは…」
ティファ「そう。私を中枢として組み込んだシステム…」
ジャミル「な…何ということだ…」
ティファ「あの戦いが終わった後、私は長い眠りについていたの…」「…でも、再び始まった戦いは私を眠らせておいてはくれなかった…」「…私はLシステムの支配から逃げることは出来ない…」「けれど、この少女の力を借りることによって、少しの間ならシステムを停止させることが出来るわ…」
ジャミル「………」
ティファ「…お願い、ジャミル。Lシステムを破壊して…」
ジャミル「しかし、それでは…」
ティファ「もう私は誰にも利用されたくないの」
ジャミル「………」「…わかった」
ガロード「………」
〔ガロード、ジャミルへ隣接〕
ガロード「ジャミル、今回はあんたが出なよ。きっとあの人も待っている…」
ジャミル「…すまん」
ロアビィ「ガロードの奴、粋なことするね」
ウィッツ「ガキの分際でな!」
ジャミル「全機に告ぐ! 新型GXのサテライトキャノンが発射される前に敵機を撃墜し…」「ゾンダーエプタの基地施設とLシステムを破壊せよ!」
ビラム「Dr.マネ! いったいどういうことだ!? Lシステムが起動しておらんぞ!」
マネ「そ、そんな…システム中枢が自ら接続を断つなんて…」
シャギア「フッ…やはり、過去の遺物はこんなものか」
オルバ「しょうがないね。こうなったら僕達で相手をしよう…」
〔敵ユニット出現〕
ヒイロ「イノセントはモビルドールの発掘に成功していたようだな」
カトル「ええ…。でも、相手が悪かったようですね」
デュオ「そうだな。俺達、あいつらとは戦い慣れてるからな」
サラ「キャプテン! フリーデンのエンジン再起動には時間を要します!」
ジャミル「このままでは新型GXのサテライトキャノンで狙い撃ちにされるか…」
ガロード「どうするつもりだよ、ジャミル!?」
ジャミル「今からあの基地まで飛ぶ。お前は新型GXを奪い、サテライトキャノンの発射を阻止するんだ」
ガロード「へへっ、そういうのは大得意だぜ! 任せときな!」
ティファ「私も行きます!」
ガロード「ティファ…なのか?」
ティファ「はい。ルチルさんは今、残った力でシステムを停止させています」
ガロード「で、でも…」
ティファ「ルチルさんも…ガロードも…」「みんな…頑張ってる」「みんな…未来を変えようと必死に頑張っています
ジャミル「………」
ティファ「私も…未来に逆らいたくて…
ガロード「よし…行こうぜ、ティファ!」
ジャミル「…ティファ。新型GXの機動にはお前の力が必要になる。頼んだぞ」
ティファ「はい」
豹馬「小介! サテライトキャノンの発射までどれぐらいかかるんだ!?」
小介「僕の計算によれば、およそ5分後に発射されます!」
豹馬「聞いたか、ガロード、ジャミル! 5分以内に新型GXを奪ってくれよ!」
ガロード「よっしゃ、任せろ!」
ジャミル「ルチル…今、行く!
<戦闘開始>

<2PP>

サラ「残り4分です! 新型GX周辺の敵機を撃墜し、GXで接触して下さい!」

<3PP>
サラ「新型GXのサテライトキャノン発射予測時間まであと3分…急いで!」

<ジャミルvsシャギア>
シャギア「ニュータイプ能力を失ったパイロットに何が出来るというのだ?」
ジャミル「…たとえ力を失おうともルチルの前でお前達のような連中に負けるわけにはいかない!」

<ジャミルvsオルバ>
オルバ「今日のGXは一味違うね…」
ジャミル「ルチルは渡さん!

<4PP>
アムロ「急げジャミル! あと2分しかない!」
ウッソ「ジャミルさん! みんな、あなたを応援しています! 絶対に負けないで下さい!」
ジャミル「みんな、すまない…」
ルチル(ジャミルは良い仲間を持ったわね…私なんかのために、皆こんな必死でやってくれるなんて。私もそれに応えなきゃ…)
ジャミル「ルチルか!? システムの呪縛から逃れつつあるのか!?」
ルチル(ジャミル…フラッシュシステムを使いましょう)
ジャミル「フラッシュシステムを!? だが…私にはもう…」
ルチル(大丈夫、私が力になるから)
ジャミル「…わかった。ルチル…力を貸してくれ…」
〔ニュータイプの共鳴〕
オルバ「GXが動きを止めた…?」
シャギア「…まさか!?」
ルチル(がんばって…ジャミル!)
ジャミル「ダ、ダメだ…君と一つになれない…!」
ルチル(あきらめてはダメ! 思い出すのよ、あの頃を!)
ジャミル「! あの頃を…」
ルチル(ジャミル!)
ジャミル「う…くっ……ルチル!!」
〔ジャミル、気力上昇〕
〔味方ユニット出現〕

シャギア「Gビットが動き出した…? ジャミルがフラッシュシステムを発動させたのか!」
オルバ「何だって…? 兄さん、あの男は力を失っているんじゃなかったのか?」
ガロード「な、何だ!? GXの周りにGXがたくさん…」
ゼクス「モビルドール…? ゼロシステムで操っているというのか!?」
アムロ「いや、あれはモビルスーツ型のファンネルだ…!」
ジャミル「これが…フラッシュシステムで操作する…Gビットだ」
ガロード「Gビット!?」
ジャミル「う…ぐっ…!」
ガロード「ジャミル、大丈夫か!?」
ジャミル「し、心配は無用だ…それより、私の戦い方を見ていろ、ガロード…!」
〔味方ユニット離脱〕

<5PP>
サラ「残された時間はあと1分です! キャプテン、急いで下さい!!」

<5EP>
ビラム「よし、敵艦に向けてツインサテライトキャノン…発射!」
ジャミル「いかん!」
〔ガンダムダブルエックス、マップ兵器「ツインサテライトキャノン」使用〕
(→GAME OVER

<ジャミルvsシャギア>
ジャミル「私も未来に逆らうか…!
シャギア「一つ言っておこう。未来を作るのはニュータイプではない。カテゴリーFと呼ばれた我々だ

<ジャミルvsオルバ>
オルバ「ニュータイプの力を取り戻しても僕達兄弟に勝てるわけがないんだよ…!」
ジャミル「ニュータイプは戦争の道具ではない!」

<ジャミルがガンダムダブルエックスへ隣接・味方援軍1&敵増援1出現>
ジャミル「! このガンダムは…もしや…!」「…間違いない……! 私が…かつて乗っていた……」「………」「ガロード、ティファ…急いでコクピットに乗り移れ!」
ガロード「これが新型のGX! えっと、機体名は…ガンダムダブルエックス?」「割とそのまんまなネーミングだな。ゼータとダブルゼータみたいだ」
ジャミル「ガロード、これを持って行け!」
ガロード「これって、Gコンじゃないか! けど…こいつがなくなったら、あんたのガンダムが!」
ジャミル「私はルチルの所へ行く」
ガロード「あ、ああ…わかった」
ジャミル「後は…頼むぞ。私やルチルを縛っていた過去の亡霊を打ち砕いてくれ」「過去の過ちは…二度と繰り返させてはならん」
ガロード「……!」
〔味方ユニット離脱〕
ガロード「よおし…行くぜ、ティファ!」
ティファ「はい…」
ガロード「ダブルエックス起動っ!
〔機械の接続音〕
〔第3軍ユニット離脱〕
〔味方ユニット出現〕

オルバ「兄さん…ダブルエックスが!」
シャギア「これは少々、やっかいなことになりそうだ…」
オルバ「そうみたいだね…」
シャギア「必要なデータはすでに手に入れた。そして、ここはティファを我らの下へ導くステージではない」「適当なタイミングを見計らって撤退するぞ。おそらくビラムもこの基地を放棄するだろうからな…」
オルバ「了解だ、兄さん…」
ガロード「みんな、聞いてくれ! 俺はダブルエックスのサテライトキャノンでゾンダーエプタの基地を破壊する!!」
甲児「な、何だと!? そんなことをすれば、ジャミルが!」
ガロード「これはジャミルの…ルチルの願いでもあるんだ!」「だから、俺がサテライトキャノンを撃つまでの時間を稼いでくれ!!」
万丈「………」「…わかった、いいだろう」
甲児「い、いいのかよ?」
万丈「ニュータイプの悲劇をこれ以上繰り返したくないと言うんだろう」「僕はニュータイプじゃないけど、その気持ちは十分わかる…」「みんな、ここはガロードに協力してやろうじゃないか」
カミーユ「了解です。フォートセバーンの二の舞はもう御免ですからね」「ガロード、時間はどれぐらい稼げばいい?」
ガロード「3分だ…! あと3分でサテライトキャノンが撃てる!」
ビラム「おのれ…。もはやここが潮時か。必要なデータとサンプルは脱出艇に運び込め!」
マネ「はっ」
ビラム「残りのモビルドールを全て出せ! 脱出の時間を稼がせるのだ!」
〔敵ユニット出現〕
※※まだシャギア&オルバ健在の場合、セリフ追加※※
オルバ「どうする、兄さん?」
シャギア「イノセントの基地などどうでもいいが、イレギュラーにダブルエックスを渡すのは面白くない」「…行くぞ、オルバ」
〔オルバ、変形〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

トニヤ「ちょ、ちょっと! 敵の数が多いわよ、数が!!」
サラ「敵も覚悟を決めたようね…」
トニヤ「!」「サラ! 高速でこちらに接近してくる機体を見つけたわ!」
サラ「何ですって! 敵の増援なの!?」
〔味方ユニット出現〕
トニヤ「何なの、あの飛行機の編隊は!?」
甲児「ありゃスカル小隊だ! 俺達の仲間だよ!」
フォッカー「スカルリーダーよりプリベンターへ! ようやく見つけたぞ」
アムロ「フォッカー少佐!」
フォッカー「アムロ大尉! 無事で何よりだ!」
アムロ「少佐達こそ…!」
イサム「や~れやれ…仲間が見つかって一安心だぜ」
柿崎「ウチの隊長のせいで色んな所へ連れて行かれましたからね」
マックス「下手をすれば地球を何週もさせられていたところです」
ガルド「ああ、まったくだ…」
フォッカー「コラ、お前ら! 隊長に向かってその口の利き方は何だ!?」
輝「フォッカー先輩、そんなこと言ってる場合じゃないですよ! …って、これじゃ前と同じパターンだ」
フォッカー「そうだったか?」
輝「それよりもパーラ、機体の方は大丈夫かい?」
パーラ「あたしのことは気にしなくてもいいぜ。それよか、あんたたちの仲間を援護するんだろ?」
輝「ああ」
パーラ「だったら、グズグズしてる暇なんかないぜ! 相手がイノセントならあたしもこのGファルコンで手伝うからさ!」
フォッカー「おうおう、威勢がいいな。さすが俺が見込んだだけのことはある。その意気で頑張れよ、パーラ!」
パーラ「任せときな!」
アムロ「フォッカー少佐、我々はガンダムダブルエックスを守りつつ、3分の時間を稼がなければなりません」
フォッカー「了解だ。あと3分間、あのガンダムを守ればいいんだな!」

<アムロvsシャギア>
シャギア「この動き、反応…、どうやら貴様もニュータイプのようだな!」
アムロ「お前達の目的は何だ!? なぜ、ニュータイプにこだわる!?」
シャギア「…一つだけ教えてやろう。我々はニュータイプの存在を認めはしない!」

<カミーユvsオルバ>
カミーユ「どこの時代でもお前達のような奴が戦いを広げていく!」
オルバ「存在すること自体が戦いの火種になるような君達にそんなことを言われる筋合いはないね」

<クワトロvsシャギア>
シャギア「さすがはイレギュラーだ。機体だけではなく、優秀なパイロットもそろっているとみえる…」
クワトロ「ムーンレィスのお前達がイノセントと手を結んで何を企んでいる?」
シャギア「フ…その答えは我々の復讐のためとだけ言っておこう!」

<ウッソvsオルバ>
オルバ「イノセントかムーンレィス…、君達がどちらかについてくれればこの戦いも早く終わるんだが」
ウッソ「戦いを長引かせているのはあなた達みたいな人でしょう!?」

<ガロードvsシャギア>
シャギア「そのダブルエックスは子供には過ぎたオモチャだ」
ガロード「うるせえ! イノセントとまで手を組みやがって! 今日の俺は本当に怒ってんだぞ!」

<ガロードvsオルバ>
オルバ「サテライトキャノンは使わせない!」
ガロード「こっちには勝利の女神がいるんだ! 負けてたまるかよ!」

<ウィッツvsシャギア>
シャギア「我が愛馬の凶暴な美しさが理解できないような輩には消えてもらう!」
ウィッツ「屁とも感じねえぜ、この野郎!!」

<ウィッツvsオルバ>
オルバ「このアシュタロンのスピードについてこれるかな?」
ウィッツ「なめるなよ! 高速戦闘ならこっちも十八番だぜ!」

<ロアビィvsシャギア>
シャギア「フラッシュシステムが使えないガンダムなど!」
ロアビィ「その言葉、これからたっぷりと後悔させてやるよ!」

<ロアビィvsオルバ>
オルバ「フン…そのような動きでこのアシュタロンについてこれると思っているのか?」
ロアビィ「あらら…おたく、知らないの? 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるってね!」

<パーラvsシャギア>
シャギア「小娘め…どこでそのGファルコンを手に入れた!?」
パーラ「どこだっていいだろ! あんたにゃ関係ないよ!!」

<ロランvsシャギア>
ロラン「あなた達はムーンレィスなんでしょう!? なぜディアナ様に背いて、戦いを広げるような真似をするんです!?」
シャギア「ディアナ=ソレルか…。形だけの女王に我々が従う義理はない」
ロラン「何だって!? あなたは…あなたはディアナ様のお心もわからずに!!」

<味方増援1出現から1ターン経過>
ガロード「みんな、頼むぜ! あと2分だ!!」

<味方増援1出現から2ターン経過>
ガロード「みんな、あと1分だ!!」

<シャギア撃破>
シャギア「フ…楽しませてくれるな…」

<オルバ撃破>
オルバ「次もこういくとは思わないことだね…!」

<敵全滅or味方増援1出現から3ターン経過>
〔味方ユニット離脱〕
ガロード「ティファ、ジャミルは基地から脱出したか!?」
ティファ「はい…」
ガロード「ようし…照準用レーザー、進路クリア!」「マイクロウェーブ、来るっ!!」「………」「ニュータイプを戦争の道具として使うような施設なんか…俺が吹き飛ばしてやる! 行っけぇぇっ!!」
〔ガロード、マップ兵器「ツインサテライトキャノン」使用〕
〔基地、爆発〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジャミル(ルチル……)
ルチル(………)(また会えて嬉しいわ、ジャミル…)
ジャミル(………)(ルチル…ダブルエックスの基となった機体…あれは……)
ルチル(そう…あの機体はあなたがかつての戦争で乗っていたGX-9900を改修して造られたもの…)
ジャミル(…私の戦いの相手はかつての愛機…GXをいう、もう一人の自分…)(ダブルエックスも私も遠い過去から甦ったXの亡霊か…」
ルチル(それは違うわ…)(亡霊なんかじゃない…あの少年と少女はダブルエックスで自分達の未来を切り開こうとしている…)
ジャミル(ガロードとティファが…)
ルチル(あなただって、未来を作るために戦っているのでしょう?)
ジャミル(………)
ルチル(もう、あなたは過去の罪のとらわれた亡霊なんかじゃない…)
ジャミル(ルチル……)
ルチル(もう思い残すことは何もない…最後の力を使ったの…。これで全てが終わるわ)
ジャミル(!)
ルチル(どうせ、わずかな心しかない私だもの…)(私が死んだら、海に沈めて。海の底は静かで安らいだ気持ちでいられるから…)
ジャミル(………)
ルチル(何だか眠くなってきたわ…。もうそろそろね…)

ティファ「まるで…夢を見ているみたい
ジャミル「すまない…。結局、君を助けることができなかった…
ティファ「いいのよ…私、嬉しかった。大人になったあなたに会えて…」「さよなら…ジャミル…
ジャミル(………)
カミーユ(………)
フォウ(………)
サラ(………)
カミーユ「ジャミル艦長、彼女はいったい…」
ジャミル(………)「ルチルは…彼女は私のかつての上司、いや…仲間だった」
アムロ「では、彼女も…?」
ジャミル「そう、ニュータイプだ。ルチル=リリアントは早い時期からニュータイプとして覚醒したため…」「教育士官となって、ニュータイプパイロットの養成を行っていたのだ」
カミーユ(………)
ジャミル「あの戦争の前後…ニュータイプ用に開発されたガンダムタイプのモビルスーツには…」「ニュータイプの能力を120%利用するフラッシュシステムが導入されていた」「それはニュータイプの精神波で複数のビットモビルスーツを同時にコントロールするシステムだった」
アムロ(………)
カミーユ(………)
ジャミル「そして、そのコントロールを指導していたのがルチルだった…」「あの時、我々は平和のために戦っていたつもりだったが…」「所詮は戦争の道具として利用されていただけに過ぎなかったのだ…」「それが…こんな結果になってしまって…」
フォウ「でも…最期は幸せだったと思うわ…」
ジャミル(………)
ティファ(………)「…あの人を受け入れている間、私は暖かく…安らいだ気持ちでいられました…」
フォウ「大事な人に最期を看取られたんだもの…。悔いはなかったと思う…」
カミーユ「そうであることを祈りたいな」
ジャミル(………)
サラ「キャプテン…
ジャミル「すまん…。しばらく独りにしておいてくれ…
サラ「…はい…
キエル(………)(ルチル=リリアント……その名前に聞き覚えがある…)(…前回の人工冬眠に入る前…私の下からギンガナムの所へ行った軍属の女性だった…)(しかも…ギンガナムの要請を受け、私が彼女に命令を下した形で…)(………)(…それがこんな結果になるとは…これも私の至らなさなのか…)(ジャミルが私の正体を知ったら…彼は私を許しはすまい…)

エルチ「ああ…結局、こうなってしまったのね…。もう終わりだわ…」
ロラン「どうしたんです、エルチさん?」
ラグ「気にしなくていいよ、ロラン。さっきからずっとそうなんだから」
コトセット「お嬢さんはな、ここにいたイノセントと戦っちまったことを後悔してるんだよ」
ロラン「後悔って…」
ラグ「あたし達の大陸じゃ、イノセントに逆らうことって一番重い罪だからさ」
ロラン(………)
ラグ「でも、いまさら遅いっての。イノセントだって、もう許しちゃくれないよ」
エルチ「あんた達、よくもそんな呑気にしてられるわね!」
ラグ「そら来た!」
エルチ「あたし達はビエル様の信頼を裏切ったのよ!? それがどれだけ重い罪かわかんないの!?」
ラグ「だから、もう遅いって。あたしら、イノセントの基地を二つも潰したんだよ?」
エルチ「潰したのはあたしじゃないわ!」「そうだ…今度もきちんと説明すればビエル様はきっとわかって下さる…」「聡明なビエル様のことだもの、心の底からお詫びすれば…」
ラグ「泣いたり怒ったりホントに忙しい女だね」
ロラン(そうか…ガリアのイノセントが僕達を今以上に敵視するようになれば…)(ディアナ様とアーサーという人の和平交渉が実現しにくくなってしまうんだ…)

フォッカー「いや、まったく…前回はフォールドで冥王星に飛ばされたと思ったら、今回は未来世界ときた」「次あたりは地獄の果てだったりしてな、ガハハハ」
エマ「相変わらず豪快ね、少佐は」
輝「あれが先輩の持ち味ですからね…」
マックス「隊長のおかげでこの世界をさまよっていても、あまり不安にならずに済んだんです」
エマ「他の大陸にも行っていたの?」
マックス「ええ。でも、荒野ばかりでどこを飛んでいるんだかわかりませんでしたよ」
柿崎「そうそう。俺達の時代と違って、海がほとんどないんだよな」
ガルド「過去に大異変があって、海抜が大きく下がったんだろう」
輝(過去の大異変、か…)(俺、もうミンメイや早瀬中尉達に会えないのかな…)
ミリア「輝、どうした?」
輝「い、いや…なんでもないよ」
イサム「ま、何にしてもアーガマと合流出来て一安心だぜ」
フォッカー「聞けば、隣の戦艦にプールバーがあるらしいな」「そうだ、イサム。今晩あたりパーッと飲むか?」
イサム「え? 少佐と飲むんですか…」
フォッカー「何だ、その面は…? 俺と飲むのが嫌なのか?」
イサム「い、いえ。喜んでお供させていただきます!」
輝(イサムさん、可哀想に…。先輩相手に飲んだら絶対に潰されるからな…)
ブライト「それより、少佐…あの見慣れぬ戦闘機に乗っていた子は?」
輝「ああ、パーラですか。バルチャーに襲われてる所を俺達が助けたんです」
フォッカー「何でもこの北アメリア大陸でイノセントと戦っていた組織のメンバーだったらしいが…」
ブライト(………)
バニング「ブライト艦長、ただいま帰還しました」
ブライト「ご苦労、バニング大尉。ゾンダーエプタの地下の調査結果は?」
バニング「マウンテンサイクルこそありませんでしたが…」「北アメリア大陸のイノセントが各地から集めたらしい機体を何機か見つけました」
ブライト「やはりな…」
ウッソ「地表部分はDXのサテライトキャノンで吹き飛んでしまいましたけど…」「地下部分は何とか無事だったようです」
ブライト「発見した機体の機種は?」
ウッソ「…V2ガンダムです」
ブライト「! 本当か?」
ウッソ「はい。早速、機体のチェックをしたんですが…」「バルマー戦役で僕が乗っていた機体とほぼ同じ性能を持っているようです」
ブライト「確かに、ヴィクトリータイプは量産を前提に開発されているから…」「マウンテンサイクルから発掘される可能性は高いか…」
バニング「さすがにアサルトパーツやバスターパーツは見つかりませんでしたが、これで戦力アップが見込めます」
ブライト「ああ、そうだな」

パーラ「あたしの名前はパーラ=シス。みんな、よろしくな」
ガロード「パーラ、あんな戦闘機をどこで見つけたんだ?」
パーラ「Gファルコンか? あたしの組織の連中が北アメリア北部のマウンテンサイクルから発掘したんだ」
ジロン「組織…?」
パーラ「そう、ゲリラ組織さ。この大陸の北部で活動してたんだけど…」「イノセントの攻撃で壊滅しちまって…生き残りはあたしだけさ」
ジロン「!」
ガロード「俺と似たような身の上なんだな…」
ジロン(ここにはイノセントと戦う人達がいたのか…)
ブルメ「でもさ、何でイノセントにケンカを売るような馬鹿な真似をしたワケ?」
パーラ「決まってるじゃないか! あの自分勝手で偉そうな連中を倒して自由を勝ち取るためだよ!」
ジロン「自由…?」
パーラ「何だよ? あんた達も同じ目的で戦っていたんじゃないのか?」
ジロン「いや、俺達はただ…」
パーラ(………)
キッド「ところで、Gファルコンなんだけどさ…」「あれって、もしかしてガンダムの支援メカじゃないの?」
パーラ「ああ、そうだよ。ガンダムタイプとの合体機構もついてる」
コウ「Gファイターみたいだな…」
キッド「Gファイターって?」
コウ「俺達の時代にあったガンダムの支援戦闘機で…ガンダムとも合体が可能な機体なんだ」
キッド「へ~え…」
コウ「アムロ大尉はGファイターによって、ガンダムの作戦行動時間と行動範囲が大幅に上がったと言っていた」「ちなみに、ガンダムMk-IIとGディフェンサーも同じようなコンセプトで開発されているんだ」
キッド「…ようし、ここはいっちょやってみるかな」
ガロード「やってみるって…何を?」
キッド「俺が見たところ、GファルコンってGXやレオパルドなんかと同時期に造られたみたいなんだ」「上手く改造すれば、ガンダムダブルエックスと合体ができるかも知れねえ」
ガロード(………)
キッド「それに、前から考えてたレオパルドとエアマスターの改造案を組み合わせれば…」「あの2機とも合体できるぜ」
コウ「それは凄いな…」
パーラ「上手く行ったら、ガロード…あんたがあたしの相棒になるんだね」
ガロード「そうだな」
パーラ「じゃ、これからもよろしくな、相棒」
ガロード「おう!」
キッド「んじゃ、早速アストナージの兄貴に協力してもらって作業を始めるとすっか」
パーラ「あたしも手伝うよ」
ガロード「いや、ちょっと待てよ…それじゃGXはどうなるんだ?」
キッド「GXの方はサテライトキャノンとディバイダーの装備が換装できるようにしておくよ」「どっちの装備にするかは状況によって決めてくれ」
ガロード「ああ、わかった」
【シナリオエンドデモ終了】


● No22「謎のランドシップ」 へ戻る

● No24「大地の守護神」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦α外伝」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。