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No.27B
ホーラの意地

【シナリオデモ開始】
現在位置 Pポイント

ビエル「まあお会い出来ましたね、エルチ=カーゴ」
エルチ「ビエル様!」
ビエル「…説明も無しに強引な手段でこちらに来てもらって悪いことをした」
エルチ「いえ、そんな…。こんなドレスまで頂いてしまって…」
ビエル「多少の行き違うがあったようだが君には客として、このドームでイノセントの文化を学んでもらいたい」
エルチ「イノセントの文化をですか…!」
ビエル「そうだ。そして行く行くは君をイノセントの市民に迎え入れたいと思う」
エルチ「私がイノセントの市民に…」
ビエル「嫌かね?」
エルチ「いえ、とんでもない! 喜んでイノセントの暮らしを学ばせていただきますわ!」
ドワス(………)
ビエル「ありがとう。では、追って今度のことを説明するがまずは別室で待機していてくれ」
エルチ「はい…」
ビエル「ドワス司政官、ミス・エルチの案内を頼む」
ドワス「…承知しました」
〔歩き去っていく足音〕
ビエル(………)(エルチ=カーゴ…君にはジロン=アモス達への試練として働いてもらう…)
〔ノックの音〕
ビエル「…入れ」
ホーラ「失礼します」
ビエル「キッド=ホーラか…何の用だ?」
ホーラ(………)
ビエル「その様子を見れば、聞かずともわかる。だが、エルチは当分私が預かると言ったはずだ」
ホーラ(………)
ビエル「エルチが忘れられんと言うのか…?」
ホーラ「そんな甘い話じゃありません…。あの女…アイアン・ギアーのことならスミからスミまで知っております」「ですから、部下に譲って欲しいのです」
ビエル「…妻になら、将来譲ってやってもいいぞ」
ホーラ「ビエル司政官!」
ビエル「それより、未だにアイアン・ギアーが討てんのはどういう訳か?」
ホーラ(…こいつ、本気で奴らに攻撃するつもりなんてねえくせに…)「部下一人貰えず、要求だけするとは大したもんですな」
ビエル「くどいな…エルチは調べることがあるのだ」
ホーラ「…ビエル様、まさかお忘れじゃないでしょうな…?」「…このホーラなくして、このポイントの安全はないと言うことを」
ビエル「…脅すのか、ホーラ?」
ホーラ「まさか…ただ、ドワス様が私に…」
ビエル「何が言いたいのだ?」
ホーラ「いえ、別に…」
ビエル「…お前には新型のマシンを預ける。それで、アイアン・ギアーを討ってみせろ」
ホーラ「仰せの通りに…」
〔歩き去っていく足音〕
ビエル「ホーラめ、小賢しい…」「そしてドワスめ…私の目の届かぬところで何を企む…」

現在位置 移動中

ハリー「君…」
竜馬「あ、あなたは…」
ハリー「いつぞやのマウンテンサイクルでは失礼をした」
竜馬「い、いえ…」
ハリー「それと…ディアナ様に関する君の配慮に感謝する」
竜馬「ここじゃキエルさんですよ」「まだ俺とロラン君以外には知られてませんから、気をつけて下さいよ」
ハリー「そうだったな」
竜馬「ハリーさん…でしたよね。あの人を連れ戻しに来たんですか?」
ハリー「いや…色々と事情が変わってな。ところで、私をキエル嬢の所へ案内してくれないか?」
竜馬「ええ、いいですよ」

キエル「ハリー中尉…!」
ハリー「ご無事で何よりです、ディアナ様」
キエル「…私を連れ戻しに来たのですか?」
ハリー「いえ。キエル嬢の頼みでディアナ様とアーサー=ランクの会見を見届けに参りました」
キエル「キエル=ハイムがそのようなことを……」
ハリー「はい。立派に女王の務めを果たされております」
キエル「ミランやフィル達は?」
ハリー「疑念を持っているようですが、まだ確信には至っていないでしょう」
キエル「…そうですか……」(キエル=ハイムに引き替え、私は…)
竜馬「しかし、本物のキエルさんを一人にして大丈夫なんですか?」
ハリー(………)「だから一刻も早くアーサー=ランクとの会見を果たし、ディアナ様をソレイユへお連れするつもりだ」
キエル(………)

洸「健一さん、俺達が向かっているPポイントってどういう場所なんだい?」
健一「イノセントのビエル司政官が管理しているドームだ」
一平「そこで俺達はアメリア行きを依頼され…結果的にはムーンレィスとの戦いに巻き込まれたのさ」
マリ「一平さん達を利用したってこと?」
一平「そうだろうな。イノセントや俺達やジロン達にわざと敵をぶつけていたフシがある」
輝「何のためにそんなことを…」
健一「それはわからないが、ビエルという男は俺達に興味があるらしい」
神宮寺「じゃあ、Pポイントに行ってそいつに話しを聞けば…」「イノセントの目的も少しはわかるってことか」
健一「彼らが俺達を敵視してなければの話だがな」
輝「ゾンダーエプタの件もあるし、向こうだって黙っちゃいないだろうね」
ジロン(………)「…あいつらはエルチをさらって行ったんだ。それだけでドームへ殴り込む理由になる」
輝「そりゃ、ジロンの個人的な理由だろ?」
ジロン「何だよ、仲間を助けに行っちゃいけないのかよ?」
輝「いや、そういう意味じゃなくて」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

健一「!?」
洸「どうもアイアン・ギアーのエンジンの調子が悪いみたいだなあ」
輝「戦艦が変形して格闘戦をやるんだ・そんなムチャをすればガタが来ない方が不思議だよ」
洸「マクロスだって同じだと思うけど…」
ジロン「…コトセットの操縦も荒いからねえ」
ラグ「ジロン! ここにいたのかい!?」
ジロン「どうしたんだ、ラグ?」
ラグ「あのホーラが白旗上げてアイアン・ギアーに来たんだよ!!」
ジロン「何!? そりゃ、ホントか!?」

万丈「…つまり、君はエルチを救うために僕達に手を貸すと言うんだな?」
ホーラ「ああ、そうだ。俺の手からエルチを奪ったイノセントに手を貸すのは、もうまっぴらだ」
ジロン「なに言ってんだ! 元はと言えば、お前が俺達からエルチをさらったのが始まりじゃないか!」
ホーラ「俺はエルチを戦いに巻き込みたくなかったんだ!」
ジロン「エルチを自分の嫁さんにしたいだけのくせに!」
ホーラ「う、うるさいっ! 今はそんなことを言っている場合かよ!」
ジロン「そのタレ目が信用できないんだよ!」
ホーラ「そりゃどういう意味だ、ドマンジュウ!」
ジロン「いい加減パターンなんだよ、そのドマンジュウっての!」
ホーラ「なら、メロン=アモスってアダ名に変えてやる!」
〔ジロンの顔がメロンに変化〕
ジロン(………)「メ、メロン=アモスだとぉぉ!?」
〔ジロンの顔が通常に変化〕
ジロン「もう怒ったぞ! お前なんか絶対に信用するもんか!!」
万丈「よすんだ、ジロン。今はそんなことをしている場合じゃないだろう」
ジロン「う…」
ホーラ「そ、その通り! 今はエルチ救出が先決だ」
アラン「だが、にわかには信じ難い。俺達はおびき出して一気に片づける作戦かも知れん」
ホーラ「嘘じゃない! そんなことをするぐらいなら、最初からランドシップで戦いを仕掛けている!」「その証拠にあんた達のために新型のウォーカーマシンだって奪ってきたんだ」
コトセット「ここまで乗ってきたあのマシンか…」
万丈「だが、今まで仕掛け人として敵対してきた君が僕達に協力を願うのは虫がよすぎないかい?」
ホーラ「そ、それは…」
ジロン「やっぱり何か企んでいるな!」
ホーラ「す、全ては…エルチのためだ! それが理由じゃ悪いか!?」
ライク「あちゃ〜目が本気だよ…」
ブルメ「恋する男はやってくれるねぇ…」
アラン「どう思う、万丈」
万丈「彼の潔白はともかくPポイントの情報を得るには役立つかもね」
〔エンジン音〕
コトセット「あれ…? おい誰か! 機関部に出力全開の指示を出したか!?」
ブルメ「いや…。ダイクか…?」
ダイク「俺、何もしてないぞ」
コトセット「おいおい、これじゃ俺達だけ先行しちまってるぞ!」
ジロン「何!! 確か、アイアン・ギターのエンジンの調子って良くないんだろ?」
〔走る足音〕
ゲラバ「兄貴! 機関部は俺達が押さえましたぜ!」
コトセット「ゲラバ! いつの間に!?」
チル「ジロォン! こいつら、アイアン・ギアーを乗っ取るつもりだわさ!」
ゲラバ「黙れ、このガキ! 人質らしく大人しくしろっての!」
ラグ「チル!」
ホーラ「よくやったぞ、ゲラバ!」
ジロン「ほら見ろ! やっぱりタレ目は信用できないじゃないか!!」
ラグ「そんなこと言ってる場合かい!?」
〔銃声〕
ジロン「!」
ホーラ「…動くなよ、ジロン」
ジロン「くそっ…! 柄に似合わず気取りやがって…」
チル「ジ、ジロン…」
ゲラバ「へへへ、どうだい? 兄貴がお前達を引き付けている間に俺達が侵入して機関部を占拠したのさ」
ホーラ「今回は俺達の連携の勝利だな」
万丈「僕達をどうするつもりだ?」
ホーラ「貴様らを土産にPポイントに帰還する。これだけの戦果を上げればイノセントもエルチを俺にくれるだろうよ」
ブルメ「…力でかなわないからだまし討ちかい。相変わらずセコい野郎だぜ」
ホーラ「黙れ! こういうのは頭脳の勝利と言うんだ!」
万丈「なるほど…。確かにこりゃ一本取られたよ」
ホーラ「そうかい。なら、観念しな」
万丈「だけど、悪役の典型…詰めは甘いね」
ホーラ「何だと!?」
万丈「ほら、そうやって挑発に引っかかってすぐに隙を見せる!」
〔銃音〕
ホーラ「おわっ!?」
万丈「早撃ちなら僕もちょっとした自信があってね」「もっとも、キッドや健一、十三にはかなわないけど」
ホーラ「く、くそっ…!」
アラン「今だ、行くぞ!」
ブルメ「よっしゃ!」
ホーラ「来るか!」
ジロン「チル、ちょっとだけ我慢してくれよ! 必ず助けてやるからな!」
〔走る複数の足音〕
ホーラ(………)
ゲラバ(………)
ホーラ「…おい」
ゲラバ「あ…あいつら、逃げましたね…兄貴」
ホーラ「人質を放り出して逃げるなんて…それでもヒーローかよ!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ホーラの意地」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
ゲラバ「兄貴! あいつら、ほとんど逃げちまいやしたぜ!」
ホーラ「…まあいい。当初の目的通りアイアン・ギアーは手に入れることが出来たんだ」「このまま、ドワスの指示通り、Pポイントへ向かうぞ!」
ゲラバ「しかし、ドーム周辺での戦いを禁じているイノセントが、なぜわざわざドームを戦場にするようなまねを…?」
ホーラ「…そんなこと俺が知るか。それよいr、機関部全速前進! このままドームへ逃げ込むぞ!」
ゲラバ「合点でさ、ホーラ艦長!」
ホーラ「そうだ、艦長だ。どうやらお前もわかって来たようだな」
ゲラバ「へえ、そりゃもちろん…」
ホーラ「はっはっはっ、このランドシップは俺の物…そして、エルチも俺の物…
ゲラバ「へっへっへ…兄貴も本当しつこいねえ。あんなアバズレに
ホーラ「なにを! アバズレとは何だ! 二度とそんな口の利き方はするな!
アムロ「一体、何が起きたんだ!?」
ブルメ「見ての通りだよ。ホーラの奴にアイアン・ギアーを乗っ取られちまったんだ!」
ダイク「おまけにチルを人質に取られてるから、うかつに攻撃も出来やしないぜ!」
ジュドー「あれ? そういえばジロンさんとラグさんは?」
輝「…もしかして、アイアン・ギアーに残ったままか!?」
ブルメ「しかしよ! このままじゃドームに逃げられちまうぜ!」
コウ「まずはアイアン・ギアーを足止めしないと!」
コトセット「だけど、どうやって!? あいつ達、全速でエンジンをブン回しているんだぞ!」
万丈「僕のダイターンでアイアン・ギアーを止めてみせる。その隙にジロン達がうまくやってくれるさ」
ジュドー「また100メートル対決かよ!?」
万丈「ま、これもパターンって奴さ」「作戦はこうだ。僕のダイターンを含む4機でアイアン・ギアーを取り囲み、動きを封じてくれ」「くれぐれもジロン達が脱出するまでアイアン・ギアーを撃墜しないでくれよ」
〔味方ユニット出現〕
パーラ「ガロード!」
ジュドー「ガロード…大丈夫なのか?」
ガロード「まあね。部屋に引きこもっていたってティファが戻ってくるわけじゃない」「だったら、イノセントにティファの居場所を白状させるだけだ!」
ウッソ「ガロードさん…」
ジュドー「その意気だぜ! しょげてるなんてお前らしくないからな!」
<戦闘開始>

<1EP・敵増援1出現>

ゲラバ「兄貴! 奴等、こっちの進路を押さえる気らしいですぜ!」
ホーラ「大口は叩いたものの、やはり奴らも人の子…。人質が心配なようだな」
ゲラバ「しかし、このままじゃいずれは追いつかれちまいますぜ」
ホーラ「心配するな。ドワスが援軍を約束してくれている。…ほら、出てきたぜ!」
〔敵ユニット出現〕
ブルメ「あのウォーカーマシン…空を飛んでるぜ!」
コトセット「な、何!? 飛行するタイプなんて初耳だぞ!」
万丈「なるほど…シビリアンには飛行不可能なウォーカーマシンを渡し、自分達はあのようなタイプを用意していた…」「支配にこだわる連中がいかにも考えそうな手だ」
コトセット「そ、それにしてもイノセントがドームを出て攻撃を仕掛けてくるなんて…」
ビエル「ドワス、これはどういうことだ! ホーラがジロンとイレギュラーをPポイントへ誘導したのは君の命令か!」「それに私はドームのガードマンに出撃命令を出した覚えはないぞ!」
ドwス「誰かが反乱を起こさせたのです」
ビエル「反乱だと…バカなことを! ドワス、貴様一体何を考えているのだ!」
ドワス「………」
ビエル「シビリアンの進化はあくまでシビリアン同士の戦いでうながすものだ」「このような直接的な介入はイノセントの教義に反するものだぞ!」
ドワス「…その教義は本当に正しいものなのでしょうか?」
ビエル「何? お前は…」
ドワス「ヨップ・ポイントのカシム=キング様によれば、もはやその教義は意味を失っているとのこと…」
ビエル「馬鹿な。お前はカシム様にだまされているのだ。あのお方はアーサー様を…」「何だと…!?」
ドワス「あなたの身柄をブレーカーのカラス=カラスに預けます。一足先にヨップ・ポイントへ向かって下さい」
ビエル「貴様…私を更迭するつもりか!」
ドワス「これもカシム様の命令です。私はここでジロン=アモス達を葬った後、エルチ=カーゴと共にヨップへ向かいます」
ビエル「エルチをビラムに渡すつもりか…! いや、そうか…貴様の裏には最初からカシム=キングとビラムがついていたのか」「ドワス…これだけは言っておく。シビリアンの目覚めは始まったのだ。それを止めることこそ人類の破滅だ」
ドワス「覚えておきましょう…」

<2PP>
〔中立ユニット出現〕
ブルメ「敵の新手かよ!」
ダイク「でも、1機だけだぜ!」
カミーユ「あのウォーカーマシン、ここから逃げ出すみたいだな…」
フォッカー「今はアイアン・ギアーの方が先だ。逃げる奴は放っておけ!」
ビエル(私はこのポイントの司政官の座を追われ…カラス=カラスの下に連行されるが…)(ジロン=アモス、君達に敗北は許されない。今や、このゾラの未来は君達が握っているのだ…)
〔ビエル、マップ端へ移動〕
〔中立ユニット離脱〕


<ホーラ撃破>
チル「うわぁぁぁぁっ!」
万丈「しまった!」
〔敵ユニット撃破〕
(→GAME OVER

<ホーラがドームへ到達>
ホーラ「ふはははは! アイアン・ギアーはいただきだ!!」
万丈「しまった! ドームに逃げ込まれたか!」
〔敵ユニット離脱〕
(→GAME OVER

<万丈を含む4機がホーラを包囲・味方援軍1出現>
万丈「よし! 後はダイターンに任せろ!」
〔機体の拘束音〕
〔エンジン音〕

チル「頑張れ、ダイターン!」
ゲラバ「あ、兄貴っ!」
ホーラ「くそっ、このデカブツめ! とんでもない馬鹿力だ!」
ゲラバ「こっちは、これ以上出力が上がりませんぜ!」
ホーラ「くそっ…」
ジロン「そこまでだ、ホーラ!」
ホーラ「ジロン! 逃げ出したんじゃなかったのか!」
〔銃声〕
ゲラバ「うわっ!」
ラグ「こんな大事な場面によそ見をしているようじゃ大物にはなれないね。…さあチル、こっちにおいで!」
チル「ジローンッ! ラグッ!」
ジロン「チル…怖い思いさせちまったな」
チル「ううん! あたい、絶対にジロンが助けに来てくれるって信じてたから!」
ラグ「脱出するよ、ジロン、チル!」
ホーラ「くそっ! どいつもこいつもこの俺をなめやがって! ゲラバ! 全開でデカブツを振り切れ!」
ゲラバ「しかし、これ以上は…」
ホーラ「エンジンが焼き付いても構わん! こうなれば変形して一気に片をつけてやる!」
ゲラバ「りょ、了解!」
〔エンジン音〕
万丈「何とっ!?」
〔ホーラ、前進〕
〔敵ユニット変形〕

ゲラバ「変形完了!」
ホーラ「くぅ…これだよ! やっぱりアイアン・ギアーに乗ったら1回はこれをやんなくちゃな!」
ゲラバ「兄貴! 感動に浸るのは勝手ですが格納庫のハッチが開いてますぜ!」
ホーラ「何っ!?」
〔味方ユニット出現〕
ブルメ「ジロン達か!?」
ダイク「あのマシン…ホーラが乗ってきた新型だぜ!」
ジロン「ラグ、どうだ? 動かせそうか?
ラグ「わかんないよ! でもなんとかなるんじゃない?
ジロン「へへへ…新型か何か知らないけど、同じようなモンだろ? ガスは…入ってるか
〔エンジン音〕
ジロン「おお、この音は16気筒か!」「うぉぉ、さ、さすが〜! 感動的!」「そうか…ラグの方が足で、こっちが上半身でウォーカーマシンになるのか。なるほど、ザブングルより簡単な変形だ」「機銃も4門か。ギャリアって言うの、へ〜。ラグ、ドッキングやるぞ!
ラグ「わかんないよ! でもなんとかなるんじゃない?
〔ジロン&ラグ、フォーメーション編成〕
〔味方ユニット合体〕

チル「やったぁ! 成功だわさ!」
ジロン「よぉし! こいつの力、試してみるぞ!」
〔ジロン、ホーラへ隣接〕
ホーラ「この野郎! 人がイノセントにもらった新型を!」
ジロン「行っけぇぇぇっ! ウォーカーギャリア!!」
[イベント戦闘「ジロンvsホーラ」]
ホーラ「うおっ! 機関部に直撃を食らったか!」
ジロン「す、すごい! このウォーカーギャリアのパワー、ザブングル以上だ!」
ゲラバ「兄貴! これ以上は全速航行は無理だぜ!」
ホーラ「くそっ…こうなれば奴ら全員、踏み潰してやるっ!」
〔ホーラ、精神コマンド「ド根性」使用〕
ジロン「コトセット! お前には悪いがアイアン・ギアーを倒すぞ!」
コトセット「くぅ…仕方ない! こうなりゃ徹底的にやってくれ!」

<敵が15機以下・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
グレタ「おや? アイアン・ギアーが現れたって言うから来てみたけどどうも様子がおかしいみたいだね」
ゲラバ「兄貴! あの一団、カラス=カラスの手の者達ですぜ!」
ホーラ「ということは、あの先頭のウォーカーマシンの厚化粧の年増…奴の女房のグレタ=カラスか!」
グレタ「…全部聞こえてるよ、タレ目のボウヤ!」
ホーラ「いっ! そ、その…ご協力に感謝します、ミセス=カラス…」
グレタ「今更、取り繕っても同じだよ!」「…でもね、アイアン・ギアーの連中には、あたしと父ちゃんも恨みがあるんでね…」「義理とは言え弟の仇…今日こそ取らせてもらうよ!」
ブルメ「仇って何だ?」
コトセット「ひょっとして…ジロン達と出会う前に倒したブレーカーのガリー=カラスのことか!?」
ブルメ「ちょっと待てよ! そりゃ3日どころか随分前の話じゃねえのかよ!」
グレタ「3日の掟も関係ないね! カラス一家の名に賭けて、弟ガリーの恨み、今日こそ晴らさせてもらう!」
ジロン「縄張り争いの戦いであんたの旦那の弟は死んだんだろ!? だったら恨むのは筋違いじゃないのか!」
グレタ「黙んな! 愛する父ちゃんの怒りはあたしの怒りさ! あんた達、生きて帰れると思うんじゃないよ!」

<ブライトvsホーラ>
ホーラ「母艦さえ落とせばイレギュラーとて終わりだ! 火線を集中しろ!」
コトセット「この野郎! エルチお嬢さんのアイアン・ギアーを粗末に扱いやがって! かつて雇われていた恩を忘れたのか!」

<ガロードvsホーラ>
ガロード「答えろ! ティファはあのドームにいるのか!?」
ホーラ「な、何だ…このガキは!?」
ガロード「答えろ!」
ホーラ「くっ…あっちの小娘はあのいけすかねえ兄弟がどこかに連れて行っちまったよ!」
ガロード「な、何だって…フロスト兄弟が!?」

<ガロードvsグレタ>
グレタ「なかなかやるじゃないのさ。ふふ…あと数年経てば、なかなかいい男に育ちそうだね」
ガロード「その頃には年増のオバサンは大年増だろうぜ!」

<サラvsホーラ>
ホーラ「同じ地上戦艦でもパワーならこっちの方が上よ!」
コトセット「馬鹿野郎! そんな使い方じゃアイアン・ギアーはこれっぽっちも力を出し切れやしねえぞ!」

<万丈vsホーラ>
万丈「さあて、第2ラウンド開始といくか!」
ホーラ「なめるなよ! 馬力ならこっちの方が上だ!!」

<万丈vsグレタ>
グレタ「おや、なかなかのいい男じゃない。ま…うちの父ちゃんには負けるけど」
万丈「いや、ちょっと…さすがに守備範囲外かな?」

<ジロンvsホーラ>
ジロン「アイアン・ギアーはエルチの艦だ! お前みたいな奴の好きにさせてたまるか!」
ホーラ「何言ってやがる! 俺がエルチと結婚してギャリング一家を継げば、自動的に俺の艦になるはずだったんだ!」
ジロン「笑わせるな! それならお前は絶対にアイアン・ギアーの艦長にはなれなかったってことじゃないかよ!」

<ジロンvsグレタ>
ジロン「この! このこのっ!」
グレタ「フフ…一生懸命になっちゃって。可愛いもんだねぇ」
ジロン「な、何だ、この年増は…!?」
グレタ「年増だって!? 言っちゃいけない言葉を言ってくれたね!」「熟した女の魅力と怖さ、あんたにたっぷり教えてやるよ!」

<ホーラHP50%以下>
ホーラ「こんなところで、やられちゃ格好がつかないんだよ! ゲラバ! ド根性を見せろ!」
ゲラバ「おう!」
〔ホーラ、精神コマンド「ド根性」使用〕
〔ホーラ、精神コマンド「気合」使用〕

ホーラ「ここからが本気の勝負だ! 俺も意地を見せるぜ!」

<ホーラ回復の1ターン後のEP>
ホーラ「当ててみせる!」
〔ホーラ、精神コマンド「必中」使用〕

<ホーラ回復の2ターン後のEP>
ホーラ「俺の本気の一撃を受けてみろ!!」
〔ホーラ、精神コマンド「熱血」使用〕

<ホーラ回復の3ターン後のEP>
ホーラ「こいつで決めてやる!」
〔ホーラ、精神コマンド「必中」「熱血」使用〕

<ホーラ回復の4ターン後のEP>
ゲラバ「兄貴…もう俺の精神力も限界だぜ…」
ホーラ「くそっ! これが最後のド根性だ!」
〔ホーラ、精神コマンド「ド根性」使用〕

<ホーラ撃破>
ホーラ「くそぉ! ここまでか!」
ゲラバ「兄貴! 早く脱出を!」
ホーラ「脱出じゃねえ、一時撤退だ!!」

<グレタ撃破>
グレタ「ち…この玉の肌を傷つけた恨み、忘れやしないよ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
チル「やったぁ! …って喜んじゃいけないんだよね…」
ジロン「ああ…エルチと俺達の艦が壊れちまったんだからな…」
ドワス「くっ…このまま戦い続けても戦力を消耗させるだけか!」「仕方がない、このドームを放棄して脱出する! エルチを連れて来るんだ!」
〔敵ユニット出現〕
チル「見て! イノセントの空飛ぶ機械だわさ!」
〔ドワス、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

ラグ「…イノセントが逃げていく…」
ジロン「………」「俺達…イノセントに勝った…のか…?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

カラス「何!? Pポイントに送った部隊が全滅しただと!?」
ブレーカー「はい…おかみさんの消息も不明で…」
カラス「…修行のためにと思い、出撃させたのが間違いだったか…」
ビエル(さすがはジロン=アモスとイレギュラー…イノセントの攻撃を打ち破るほどの力をつけたか…)
カラス「それにしても許すまじはアイアン・ギアーの連中だ…。弟ガリーに続き、最愛の妻グレタまでも…」
ブレーカー「なお、アイアン・ギアーは、その戦闘で大破したそうです」
カラス「ならば奴らは修理用のパーツを手に入れるためにバザーに現れるだろうな…」「野郎ども、よく聞け。これから弔い合戦に向かう!」「だからだ…この船の名前を我が愛する妻グレタ、そして最愛の弟ガリーから取って…」「…グレタ・ガリーと名づけることにする!」「これよりグレタ・ガリーはヨップへ向かう進路を変更し、アイアン・ギターを追う!」
ビエル(………)
カラス「ヨップへ向かわずに寄り道をすることになりますが…よろしいですな、ビエル司政官」
ビエル「…では、私をPポイントへ戻してくれないか?」
カラス「Pポイントへ…? あそこはアイアン・ギアーの連中の攻撃を受けたのですぞ?」
ビエル「だからだ。司政官の座を追われたとは言え…最低限の修復作業はしておきたい」「どのみち、ドワスはPポイントを放棄したのだろう?」
カラス「おっしゃるとおりです」
ビエル「心配するな。私は逃げはしない。Pポイントでお前達が来るのを待とう」
カラス(………)
ビエル「無論、お前達がジロン達を倒せたらの話だが」
カラス「はっはっは。司政官殿はカラス一家の力を甘く見ておられるようですな」「ご存じないでしょうが、ドワス司政官から強力な兵器を頂きました」
ビエル(………)「では、私をPポイントへ戻しても問題はないだろう?」
カラス「わかりました。おい、ビエル司政官殿をPポイントへお戻ししろ」
ブレーカー「へい」
ビエル(………)(カシムが教義に反する行動を取り始めた今、ジロンとイレギュラーにもう一度、接触する必要がある…)(…彼らがカラス一家を打ち破ることを期待しよう…)
カラス「さあ、ガリーとグレタの仇討ちだ! 野郎ども、気合を入れろよ!」

現在位置 Pポイント

ジロン「ザブングルの追加武装? そんなの、どこから見つけて来たんだ?」
コトセット「Pポイントの格納庫だよ。アイアン・ギアーの修理用部品を探している時に見つけた」
キッド「へえ〜3種類のミサイルランチャーを肩と左腕に取り付けるのか」
コトセット「重量は重くなるが、攻撃力は上がる。場合に応じて装備を換装できるようにしておくよ」
キッド「色々考えてんなあ」
コウ「もしかして、アストナージさんがアイアン・ギアーで打ち合わせていた追加武装って…」
アストナージ「ああ。コトセットにこのフル装備仕様のプランを見せてもらっていたんだ」
コトセット「いい具合にパーツが手に入ったんで早速作ってみたってわけだ」
アストナージ「プリベンターの機体やガンダムの図面が役に立ったようだな」
コトセット「そりゃもう。俺のコレクションもあんた達のおかげで一気に充実したからな」
ラグ「コレクション?」
コトセット「ああ。俺はメカの図面を集めているんだ」
ジロン「何のために?」
コトセット「イノセントの技術を手に入れるためだ」「俺達でメカを作れるようになれば、奴らの顔色をいちいちうかがわなくてすむからな」「俺の言っている意味がわかるか?」
ジロン「うん、わかる…」
ラグ「それで、アイアン・ギアーの方はどうなんだい?」
アストナージ「とりあえず、自力で航行出来るくらいの修理がやっとってところだ」
コトセット「後はどこかのバザーで修理用のパーツを入手するしかないな」
バニング「そちらの方はブライト艦長にバザー行きの許可をもらっておこう」
ウッソ「他には、格納庫からV2のアサルトパーツとギャリアのオプション装備を見つけました」
コウ「ギャリアのパーツはいいとして…V2のアサルトパーツが何でここに?」
ウッソ「今のV2はゾンダーエプタで見つけたものですし…」「イノセントが他のマウンテンサイクルで発掘した物を保管しておいたんでしょう」
コウ「なら、バスターパーツも探せば見つかるかも知れないな」
ウッソ「ええ」
万丈(………)
ジュドー「どうしたの、万丈さん? 深刻な顔して…」
万丈「…いや…ついにイノセントが自ら攻撃を仕掛けてきたことが気になってね…」
カトル「そういえば、そうですね…」
万丈「連中は本格的に僕達をムーンレィスと並ぶ敵と認めたのだろうな」
ヒイロ「つまり、この大陸を進む以上、奴らの攻撃を受け続けるということか…」
デュオ「あの空飛ぶウォーカーマシンが大量に出たら、たまったもんじゃねえな…」
トロワ「だが、俺達の目的はさらわれたエルチとティファの救出だ。イノセントとの戦闘は避けられない」
五飛「元より戦いは覚悟の上だ。向こうから仕掛けてくるなら好都合だ」
ブルメ「おいおい…簡単に言ってくれるぜ」
ジロン「だが、やるさ…やってやるさ」「相手がイノセントだろうが俺は絶対に生き抜いてエルチを助け出してみせる」
【シナリオエンドデモ終了】


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