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No.35B
戦闘神降臨

【シナリオデモ開始】
現在位置 ギンガナム艦隊

ギンガナム「宇宙から見る地球などすでに見飽きたが…今日だけは格別だな」
メリーベル「随分と嬉しそうだね、ギム=ギンガナム!」
ギンガナム「メリーベル…お前にも小生の血のたぎりがわかるか?」
メリーベル「うん。ターンXを起動させてからのギンガナムはご機嫌だもの!」
ギンガナム(………)「月のD.O.M.E.で黒歴史の真実に触れ、ディアナを見限った今…小生の戦いを阻む者は存在せん」「ミドガルド、艦をエイジア大陸へ降下させろ」
ミドガルド「はっ」
ギンガナム「そして、ロストマウンテンを占拠し、黒歴史の兵器の発掘を行う」
メリーベル「いよいよイノセントやイレギュラーと戦争を始めるんだね?」
ギンガナム「そうだ。長年、D.O.M.E.やディアナ=ソレル、アグリッパ=メンテナーによって…」「不自然に抑えられて来た人間の闘争本能は今、解放される」「三千年待った夢がかなう…実戦の世が来たとな。フ、フハハハ…ハハハハハ!

現在位置 エイジア大陸東部

万丈「上空から降下してくる物体を発見したって?」
ギャリソン「はい。大きさから判断して戦艦のようですな」
万丈「ラー・カイラムなのか?」
ギャリソン「いえ…その物体は特殊な力場に包まれており、こちらからの識別は不可能なのです」
隼人「謎の物体ってわけか…」
亮「宇宙から来ているのなら、少なくともイノセントじゃないな」
鉄也「ならば、ムーンレィス…。奴らの地球侵攻作戦が始まったのか?」
万丈「ブライト艦長達がそれを食い止められなかったとは思えないんだが…」
豹馬「まさかとは思うが、宇宙人ってこたぁねえだろうな?」
隼人「この世界に来てから、地球圏外からの攻撃はなかったんだ。それはあるまい」
万丈(………)「どうも嫌な予感がする。みんな、非常警戒態勢に入ってくれ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「戦闘神降臨」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃ユニット選択〉
小介「未確認飛行物体から機動兵器らしき物体が多数出現! こっちに降りて来ます!」
ヴィレッタ「どうやら、敵と判断して間違いなさそうだな」
万丈「ああ…みんな、迎撃準備を!!」
沙羅「敵が視界に入って来るよ!!」
〔敵ユニット出現〕
ジロン「な、何だありゃ!?」
チル「すっご~い! でっかい手が浮いてるよ~!」
洸「ば、馬鹿な…! あれは妖魔帝国のガンテだ…!!」
豹馬「キャンベル星軍のグレンドンもいるぜ!!」
健一「それに…ボアザン星の獣士まで!!」
甲児「あれもマウンテンサイクルから発掘されたってのかよ!?」
竜馬「いや…化石獣ならまだしも、マグマ獣と獣士は元々別の星から来た奴らだ。そんな物が埋まっているなんて…」
鉄也「だが、この前のギルギルガンの例もある」
隼人「待て。問題はあいつらを操っているのが誰か…そして、どうして空の上から来たのかということだ」
甲児「た、確かに。グレンドンや獣士はまだしも、ガンテと化石獣が宇宙から来るなんて、どう考えてもおかしいぜ」
万丈「そうだ。あれは今までの敵とは違うかも知れん。みんな、油断するなよ!」

<敵全滅or3EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
マサキ「あ、あの戦艦は!!」
セニア「あたし達が地上へ上がった時に出てきた…」
ミオ「何とか女王の戦艦…じゃないよね?」
万丈「あれはヌビア…カーメン=カーメンの戦艦か!」
甲児「カーメンって…おい、ここは未来の世界だぞ! 何であいつが生きてるんだよ!?」
カーメン「…久しぶりだな、イレギュラー…いや、プリベンターの諸君」
万丈「!! 本物のカーメン=カーメンか!?」
カーメン「いかにも。幾星霜の時を越え、再び君達に出会えることを嬉しく思っている」
甲児「ど、どういうことだ!?」
忍「奴も俺達と同じで…時間を超えて来やがったのか!?」
カーメン「我が命は幾百万年…。聖なるアトゥームより永遠の命を約束されたる者なり…」
亮「まさか…黒歴史の時代を生き延びたとでもいうのか…?」
忍「しかも、化石獣だの獣士だのを引き連れて…!」
万丈「カーメン=カーメン、この世界で一体何を企んでいるんだ!?」
カーメン「フフフフ…。我が使命は一つ…すなわち、大アトゥーム計画の遂行…」
健一「大アトゥーム計画だと…!?」
カーメン「私は大アトゥーム計画を遂行するため、お前達の力を手に入れる…」「さあ、プリベンターよ。その身を聖なる大アトゥーム神に捧げよ」
甲児「そんなもん、はいそうですかと聞けるかってんだ!!」
万丈「カーメンが何故この時代に現れたかが気になる! みんな、あの戦艦を落として奴を捕らえるんだ!!」

<カーメン撃破orHP規定値以下orカーメン以外の敵全滅or6EP・敵増援2出現>
カーメン「む……。どうやら邪魔が入ったようだな」
鉄也「邪魔だと!?」
カーメン「まあ良い…。ここにはブライシンクロンを持つコズモレンジャーJ9もおらぬ」「アトゥーム神への供物を手に入れるのは次の機会でも良い。では、さらばだ…」
〔敵ユニット離脱〕
豹馬「な、何なんだ、あいつ…。前ん時もそうだったけど、ワケのわからねえ野郎だぜ」
健一「…奴の言っていた大アトゥーム計画とは一体…?」
万丈「………」「少なくとも、この土壇場になって厄介な敵が増えたことに間違いはないようだ…」
〔警報〕
ギャリソン「万丈様、お気をつけ下さい。上空より艦隊が降下して参ります」
万丈「何!?」
忍「まだ何か来るってのかよ!?」
ボス「うわわっ! そ、空を見ろ!!」
〔ノイズ〕
健一「!!」
鉄也「こ、この現象は…!」
ジロン「ビエルのPポイントに初めて行った時と同じだ…!」
亮「こちらの空域に侵入して来るぞ! 警戒しろ!!」
〔敵ユニット出現〕
メリーベル「アハハ、ハハハ! ハハハハ!」「ギム=ギンガナム! 機械巨人があんなに揃っているよ! まるでカカシの群みたいだね!」
ギンガナム「ほう…あれがイレギュラーか」
万丈「ディアナ・カウンター…? いや、あの連中は違うぞ!」
ギンガナム「スエッソン、待たせた。作戦はEマイナーだ」
スエッソン「さんざん待たせて…。まあ、いいか。マヒロー部隊にはEマイナーを実施させてもらうぞ」
ギンガナム「おうよ! Eマイナーでギンガナム部隊の地球初陣の花火を上げる!」「2500年も演習を続けてきた武門の家柄が! 市民共の寄せ集めの軍とは違うことを見せてやれ!

<ミドガルド撃破or敵増援2出現の次EP・敵増援3出現>
〔敵ユニット出現〕
豹馬「こっちに仕掛けて来るつもりだぜ!」
万丈「そうか…彼らが月の部門を司るギンガナム家の艦隊か…!」
マサキ「そいつら、月の防衛部隊だろ? 地球に何の用があるってんだよ!」
竜馬「あの様子から見て…多分、地球を武力で制圧するつもりなんだろう…!」
甲児「ラー・カイラムは…ブライトさん達はあいつらを止められなかったのか!?」
万丈「今はそれを詮索している場合じゃない。何としても彼らをここで食い止めるぞ!」
ギンガナム「フフフ、相手が黒歴史の機械巨人なら、ターンXを出した方が面白いかも知れんな…」

<甲児vsギンガナム>
甲児「てめえら、地球まで何しに来やがったんだ!?」
ギンガナム「小生の長年の夢を実現させるためだ。お前達もそれに付き合ってもらうぞ!」

<鉄也vsギンガナム>
ギンガナム「フハハハ! これが機械巨人の力ならば、地球に降りた甲斐があったな!」
鉄也「この男…戦争を楽しんでいるのか!」

<竜馬vsギンガナム>
竜馬「もしかして…ディアナ女王の命を狙っていたのはお前か!?」
ギンガナム「そうだ! あの女は戦いの世に不必要な存在だからな!」

<洸vsギンガナム>
洸「地球は恐竜帝国に狙われているんだ! 人間同士で争ってる場合じゃない!」
ギンガナム「戦いの相手は誰であろうと構わぬ! この地が戦に彩られれば良い!」

<豹馬vsギンガナム>
小介「豹馬さん、気を付けてください! 相手は今までの敵モビルスーツとはわけが違います!!」
豹馬「そんなの、見りゃわかるよ!!」
ギンガナム「フフフ…このターンXの性能に気づいたか。ならば!」

<健一vsギンガナム>
健一「イノセントもムーンレィスも同じ人間じゃないか! それなのに何故、戦おうとする!?」
ギンガナム「戦いこそ人の本懐! 小生はそれに従っているだけに過ぎん!」

<万丈vsギンガナム>
万丈「ターンXが∀と似たような性質を持っているのなら…油断するわけにはいかないか!」
ギンガナム「そうだ。二体のターンタイプは共に地球の文明を砂と化したモビルスーツだからな!」

<ミドガルド撃破>
ミドガルド「ちっ…! ここは脱出する以外の選択肢はない…!」

<メリーベル撃破>
メリーベル「ちくしょお! 次はこうはいかないよ!」

<スエッソン撃破>
スエッソン「この俺が蛮族相手にやられただと!?」

<ギンガナムHP50%以下・勝利条件達成>
ギンガナム「ハハハ…いいぞ! この感触こそ3000年の間、我ら月の民が忘れていたものだ!」
鉄也「こ、こいつ…本当にモビルスーツなのか…!?」
ギンガナム「あの程度の攻撃で、このターンXを倒せると思っていたのか?」
鉄也「何!?」
ギンガナム「フフフ…貴様らに一つ教えてやろう」「このターンXはな…かつて地球の文明を埋葬した∀の兄弟なのだ」
鉄也「ホワイトドールの兄弟!?」
ギンガナム「だから、貴様らの機械巨人ごときでは倒せん相手だということだ!!」
〔ギンガナム、鉄也へ隣接〕
[イベント戦闘「鉄也vsギンガナム」]
〔鉄也に爆発〕
鉄也「な、何てパワーだ!!」
ジュン「鉄也!」
ギンガナム「どうした? 黒歴史の生き証人達よ…我がターンXに手も足も出んか」
万丈「黒歴史の生き証人…!?」
ギンガナム「そうだ。小生は月のD.O.M.E.に封印されていた黒歴史の全てを見た」
万丈「何…!?」
ギンガナム「黒歴史の発端…それは宇宙の彼方より飛来した巨大なイン石の落下だった」
甲児「巨大なイン石って…まさか、マクロスのことか!?」
ギンガナム「そして、それを機に星間戦争がはじまり…衝撃波がこの地球を襲ったのだ」
鉄也「………」
ギンガナム「その結果、地球は壊滅的な被害を受け…母なる大地を追われた者達は月に逃げ延びてムーンレィスとなった」
豹馬「じゃ、じゃあ…やっぱり、この世界は…!」
ギンガナム「そうだ! 貴様らの不始末の結果によって生まれた世界なのだ!!」
甲児「………!」
万丈「…………」
ギンガナム「だが、小生は貴様らに感謝しているぞ」
竜馬「感謝だと…!?」
ギンガナム「最も激しい戦いの時代に生きていた貴様らが、こうやって時を超えて小生の目の前に現れてくれたのだからな!」「そのおかげで我らの時代も戦いに彩られることになるだろう! フハハハハ!!」
万丈「…お前は地球と月の間で戦争が起きることを望んでいるのか!?」
ギンガナム「そうだ。でなければ、武門の家柄に生まれた意味がない」
甲児「戦争を起こすためだけに地球へ来たってのか…?」「ふざけたことを言ってんじゃねえ! 今の地球がどういう状態かわかってんのかよ!?」
ギンガナム「無論。だからこそ、小生は地球へ来たのだ。我が世の春を迎えるためになあ!」
〔警報〕
ギンガナム「フン…早速我らを追って来たか。ならば、ロストマウンテンを抑える方が先決だ。今日のところは引き上げるとしよう」
〔敵ユニット離脱〕
〔味方戦艦出現〕

トーレス「艦長、ギンガナム艦隊は既にこの空域を離脱したようです」
ブライト「一足遅かったか…」
万丈「ラー・カイラム…彼らも地球へ降りて来ていたのか…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

リリ「あら、万丈さん…お元気そうで何よりですわ」
万丈「リリさん…あなたもラー・カイラムに乗っていたんですか?」
リリ「ええ。イングレッサ領に戻って来たアーガマと合流して…」「グエン様と一緒に月まで行ってまいりました」
グエン「月への旅は私にとって非常に貴重な体験となりました」
万丈(………)
竜馬(………)
ギャリソン「竜馬様、どうなされました?」
竜馬「い、いや…ディアナさんが女王の格好をしているのを初めて見たから…」
ディアナ(………)
竜馬「あ…す、すみません。ディアナ女王陛下…ですよね」
ディアナ「そんなに堅くならなくても、前の時と同じく、さん付けで結構ですよ」
竜馬「さ、さすがにもうそういうわけには…」
万丈(ま、リョウが戸惑うのも無理ないか)
ディアナ「…こうやって、また皆様方と合流出来るのを嬉しく思います」「プリベンターの方々のおかげでティファ=アディール共々、ギンガナムの手から逃れることが出来ました」
アラン「それで…月のD.O.M.E.とは一体何だったのです?」
アムロ「D.O.M.E.はこの時代にも存在していたムーンクレイドルの管理システムであり…」「彼は黒歴史のデータを千年以上もの間、封印していた…」
万丈「『彼』…?」
クワトロ「そう。D.O.M.E.とは一人の特殊能力者を遺伝子レベルまで分解し…」「管理システムに組み込んだ存在だったのだ」
万丈(………)
竜馬(………)
亮「…黒歴史の発端がマクロスの落下だったということはギンガナムという男から聞きましたが…」「それは本当なんですか?」
アムロ「ああ。我々がいなくなってもイージス計画は発動されたようだが…」「おそらく、エネルギーの不足から衝撃波を完全に防ぐことは出来ず、結果、地球は荒廃してしまった…」
竜馬(………)
万丈「…その後の歴史のことなら、少しは僕達も知っています」
ブライト「何?」
万丈「衝撃波による壊滅をきっかけに恐竜帝国を始めとする地下勢力が地上へ侵攻し…」「人類はその戦いで敗れた。そして、生き残った人々は月へ逃れ…ムーンレィスの祖となった」
アムロ(………)
ディアナ(………)
万丈「だが、アンセスターと呼ばれる者達が地上に現れ、地下勢力との戦闘に入り…」「その結果…双方ともに滅び、地球は無人の荒野と化した」
ブライト「! その話は…」
万丈「ええ。Sポイントにいたイノセント…メイガスが僕達に教えてくれた伝説と内容が一致しています」
クワトロ「君達がその話を事実として認識しているということは…」
万丈「ええ。大地の守護神、そして管理者を名乗るアンセスターは…」「僕達が地球に不要な存在と判断し、僕達を抹消するべく攻撃を仕掛けて来たんです」
ディアナ「そ、それは本当なのですか…?」
万丈「はい。おそらく、彼らの本拠地はムーンクレイドルの対となる存在、アースクレイドル…」
クワトロ「やはり、アースクレイドルは実在していたのか…」
ディアナ(………)(月のD.O.M.E.は私達を受け入れてくれたが…地球の管理者は拒絶したというのか…)
ブライト「では、アンセスターは我々の新たな敵となったのか…」
万丈「ええ。げんざい、彼らに関する情報をまとめているところです」
ギャリソン「ムーンクレイドルとアースクレイドルは共にDCのアーク計画で造られた物でございますから…」「構造や設備などに似ている点があるかも知れません」「出来れば、ムーンクレイドルのデータを頂きたいところですな」
ディアナ「わかりました。早急に用意させましょう」
万丈「それで…ムーンレィスとイノセントの歴史について何かわかったことはありましたか?」
ジャミル(………)「それは…私が説明しよう。真実を明かさねばならない時が来たようだからな」
クワトロ(………)
万丈「では、あなたは…」
ジャミル「そう。私とテクスは月から来た人間だ」
サラ(………)
ロラン(………)
ジャミル(………)「かつて、荒廃した環境を再生するために…月から地球へ降り立ったムーンレィスの集団がいた」「…それがイノセントの父祖だ」「そして長い年月が過ぎ…イノセントの父祖達によっていくつかの大陸の浄化が済んだ頃…」「月からの支配を嫌った彼らは独立を宣言した」「そして、それをきっかけにして月と地球の間で戦争が始まったのだ…」
クワトロ(………)
ジャミル「双方は過去の記録を調べ、自分達の戦力とするために様々な兵器を甦らせた」
カミーユ「もしかして、そのその時にマウンテンサイクルが造られて…」
アムロ「俺達の時代の兵器が復刻されたのか…」
ジャミル(………)「それからも戦いは果てなく続き、月と地球はこう着状態に陥った」「そして、月側は地球側に対して最終作戦を展開し…」「サテライトキャノンを装備したGX、月のマウンテンサイクルから発掘されたターンXを戦線に投入した」
ロラン(…ターンXが……)
サラ「では、キャプテンはその時に…」
ジャミル「ああ。テクスやルチルと出会ったのもその頃だ」「かつて存在していたというニュータイプの力を持った者として…私やルチルは戦争に参加した」「自分達が…ただの戦争の道具であることを知らずにな……」
カミーユ(………)
ジャミル「…月側の最終作戦の内容は地球側の拠点を一斉に破壊することだった」「そして…私が放ったサテライトキャノンの一撃は…さらなる悲劇を生み出す原因となった」
アムロ(………)
ジャミル「私の攻撃によって地球のエイジア大陸は壊滅的なダメージを受け…」「地球側は報復手段として∀を戦線に投入したのだ」
ロラン「ホ、ホワイトドールを…?」
ジャミル(………)「∀の戦闘能力はすさまじく…月側の軍隊は次々に敗れ、大地へ墜ちた」
ロラン(………)
ジャミル「おそらく…ルチルはその時、地球側に捕らえられたのだろう…」
サラ(………)
ジャミル「…私の部隊も∀によって壊滅し…私はGXを失って命からがら地球より脱出した」「そして、その時に私は見たのだ…∀に立ち向かうターンXを…」「…あの忌まわしい月光蝶を…!」
ロラン「月光蝶……!」
万丈「アーサー=ランクが言っていた…」
ジャミル「今でもあの光景は忘れられない。激闘を繰り返す二体のターンタイプは月光蝶の輝きに包まれ…」「恐るべき力を持ったナノマシンを地球にばらまき、イノセントの文明を滅ぼしたのだ」
ロラン「!」
アムロ(………)
ディアナ「その後、ムーンレィスの女王の座についた私は戦争の終結を宣言し…地球への干渉を禁じました」
ジャミル「さらに、私やテクスのように最終作戦へ参加した者は地球を滅ぼすきっかけを作った責を問われ…」「アグリッパやギンガナム達によって冷凍刑に処されたのだ」
サラ(………)
ジャミル「その後…ギンガナムの率いる艦隊も月都市から追放され、戦闘行為を禁じられて…」「月軌道上で演習を繰り返すだけの存在となった」
ディアナ「それはギンガナムのような闘争本能に目覚めた人間を封印し…」「ムーンレィスに平穏な生活を送らせるためのアグリッパの策でもあったのです」
クワトロ「それによって月と地球の戦争を防止しようとしたのか…」
ジャミル「ああ。そして、月と地球は長い断絶に入り…」「ムーンレィスとイノセントは忌まわしい戦争の記憶を黒歴史として封印し、禁忌のものとした」
グエン(そうか…。それで地球各地に黒歴史の片鱗が埋没しているのか…)(そして、その代表的なものが月と地球の戦争で使われた兵器を作り出すマウンテンサイクル……)
ジャミル「…月と地球の最終戦争で生き残ったわずかなイノセントは再び地球環境の再生計画を開始した」「それから長い年月を経て、地球の環境は再生され…」「ムーンレィスはD.O.M.E.やアグリッパの管理の下で平穏に暮らしつつ、それを見守った…」
ロラン「そして、ディアナ様の地球帰還作戦が開始されたんですね…」
ディアナ「…そうです、ロラン=セアック…」
ジャミル「…私とテクスは15年前に冷凍刑を解除され…」「ロランと同じように献体として地球に送り込まれた」
サラ「献体…?」
ロラン「地球帰還に先立って、ムーンレィスの環境適応能力を…その身を以て調査する者のことです」
ジャミル「そして、地球に降り立った私とテクスは…同じ過ちを繰り返さないためにニュータイプを捜す旅に出たのだ」
サラ(………)
ジャミル「だが、現実は……」「イノセントもムーンレィスもマウンテンサイクルを掘り起こし…再び戦争を始めようとしている…」「それを制止するのは許されざる罪を犯してしまった私の役目なのだ」
クワトロ「いや、我々…だ」
ジャミル「クワトロ大尉…」
クワトロ「アムロが前に言ったとおり、我々はこの時代で我々に与えられた役目を果たさなければならない…」「それこそが…我々がこの時代に来た理由だと思う…」

ガロード「みんな、新しい仲間を紹介するぜ」
カリス「今回からあなた方に協力させて頂くことになりました…」
豹馬「カリスじゃねえか! お前、身体の方は大丈夫なのか?」
カリス「ええ、おかげさまで…」
ちずる「良かった…。あれから心配してたのよ」
カリス「あの時は…本当にご迷惑をおかけしました」
ちずる「ううん、気にすることないわ。あなたが無事だったら、それでいいのよ」
エニル(………)
甲児「で、こちらの美人のお姉さんは?」
エニル「…エニル=エルよ」
豹馬「あんたって確か、ガロードを追っかけてた…」
ジロン「ど、どういうことなんだ?」
ガロード「そっか。ジロン達は知らなかったんだな…」「カリスはイノセントに騙されて…パトゥーリアっていうモビルアーマーで俺達と戦ったんだ」
カリス(………)
ジロン「それって…もしかして、エルチと同じ…?」
カリス(………)
ガロード「おっと。そこまでだ。もう終わったことなんだからさ」
ティファ「そうです…カリスは自分の過ちを認め、私達と共に歩むことを選択してくれました」
甲児(………)「ティファ…しばらく見ないうちに何か雰囲気が変わったなあ」
ちずる「そうね。何か吹っ切れたみたいな感じがするわ」
ティファ「そ、そうですか…?」
シャクティ「ティファさんは月で自分の力を受け入れたんです」
豹馬「自分の力って…ニュータイプの力のことか?
ティファ「はい…」「D.O.M.E.とガロードが教えてくれたんです…。未来のために私が出来ることを…」
ガロード「いや、D.O.M.E.はともかく俺はティファを助けたかっただけで…」
エニル「自分じゃ気づかないでしょうけど…坊やのパワーは周囲に力を与えてくれるわ」「今思えば、あたしはそれにひかれてあなたを追っていたのかも知れない…」
ガロード「エニル…」
エニル「もっとも、この部隊じゃそういう力を持っているのはあなただけじゃないみたいだけど」
豹馬(………)
甲児(………)
ジロン(………)
ジュドー(………)
ちずる(確かに…周りへの影響力が大きい人、多いもんね)
カリス「月のD.O.M.E.があなた方に未来を託してくれた理由が今ならわかります」「戦いの歴史の中で人々が忘れかけた希望の灯…それを消すわけにはいきません」
ガロード「ああ、そうだな…」
【シナリオエンドデモ終了】

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