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シーン5「銀河決戦」編
No.32
そして決戦の銀河へ

<ラスト アインスト空間>
アインスト空間へと変貌を遂げたムゲ宇宙…。
その先には一体、なにが待ち構えるのか…。
銀河を賭けた決戦が始まる。

【戦闘マップ開始】
〈出撃ユニット選択〉

ロミナ「ここが…」
ドモン「なんだ…!? ここは…」
エクセレン「異空間…」
葉月「ムゲの宇宙のようなものなのか!?」
沙羅「なるほどね。アインストの連中も…ムゲ宇宙を創れるってかい」
ルリ「オモイカネ、データ解析。…外気温、大気組成などは、限りなく地球に近いです」
アキト「どういうこと…?」
ユリカ「ここって…もしかして地球?」
エクセレン「…違う。ここは…銀河。宇宙そのものよ」
竜馬「宇宙そのもの? どういう意味だい…?」
忍「…たしかムゲ野郎が同じようなことを言っていなかったか?」
亮「私は宇宙そのもの…おまえたちをそこへ導いてやろう、だったな」
弁慶「こんなところへかよ」
クワトロ「エクセレンくん、なぜこんな空間が存在する?」
エクセレン「…わかりません…ただ…」
キョウスケ「ただ?」
〔敵ユニット出現〕
アルフィミィ「この空間は…広がっていきますの…そして、始まりへ向かうために」
キョウスケ「アルフィミィ…!」
隼人「ふん、ご登場か。…まるで謎かけだな」
アムロ「…感じるか? カミーユ」
カミーユ「…はい。空間の広がり…ぼくたちが知っている宇宙とは違う…」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「怖いよ、ジュドー…ここは…人の意識を飲み込むところ…」
※※プルツーが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プルツー「ああ…気持ちがざらつく…」

ジュドー「…人の意識が残ることのない…ただ無限に広がっていくだけの空間…こんなものが」
葉月「ニュータイプと呼ばれる子たちは…過敏に反応しているようだが、アインストを前に、ぐずぐずしてはいられん!」」
ブライト「各員、出撃! なにが起こるかわからん! 気をつけろ!」
キョウスケ「エクセレン、出れるか?」
エクセレン「…うん」
キョウスケ「ここですべてがわかる…俺たちの戦いも、な」
アルフィミィ「……」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ジョウ「てめえひとりか!」
アルフィミィ「……」
レニー「あの娘…いままでと様子が違う…。それにこの場所…薄気味の悪いところ。…でも…」
マイク「でも?」
レニー「なんか…安心するというか…なんなのかしら、あまり悪い気持ちはしないわ」
エクセレン「…宇宙には人の思念、心が溢れすぎている…ここにはなにもないから…」
エクセレン「宇宙は飽和状態にあるますの…だからこそ、様々な混沌が生まれ、それがまた、宇宙を広げていく…」
甲児「おいおい…大丈夫かよ! わけわかんねえぞ!」
鉄也「あのアインストの娘といい、いつもと様子がおかしい…。だが、退くわけにはいかん…!」
キョウスケ「…それだけここは核心に近い場所ということだ。…あとはなにが起きるのか…確かめるしかない」
〔敵ユニット出現〕
???(人工知能)「……」
マリア「兄さん…あれは!?」
デューク「…ベガ星連合の円盤獣…」
小介「女帝ジャネラの…セントマグマまでありますよ!」
十三「どないなっとるんや!?」
マリ「洸…あれって?」
洸「ああ、巨烈獣だ…」
ジュン「…どういうことなの…みんな倒したんじゃ…」
万丈「倒す、倒さないの前に、なぜ…この異空間にこれだけの戦力がそろっているのか、という方が問題だな」
ギャリソン「左様でございますな。万丈様、分析をしてみましたが…あれは幻ではないものの、ちとおかしな点が見つかりまして。ナデシコに情報を転送しております。…ホシノ様、いかがですかな?」
ルリ「はい。いままで戦った敵のデータは、ナデシコを始め、ガンドール、ラー・カイラム、グラン・ラガン…そして現在のエルシャンクに至るまで、すべて蓄積、保存してます」
ユリカ「そのデータに…問題が?」
ルリ「にも関わらず、識別コードが不明になってしまうんです」
マーベル「つまり…初めて戦う相手と認識してしまうということ!?」
コウ「なぜ!?」
ショウ「形は同じでも…中身は違うということか?」
アルフィミィ「創り出しましたの…」
ランバ「創ったって…全部!?」
エクセレン「私のヴァイスリッターからゲシュペンストを創ったみたいにね…」
勝平「なんでぇ、そんじゃニセモノなんじゃんよ!」
ミア「ギル・ギア…じゃああれにはギルが乗っているわけじゃないのね」
パイ「なんだよ、脅かしやがって」
ロール「安心してる場合じゃない。あの機体の性能を考えたら…」
恵子「…偽者でも本物以上の能力があるんじゃないの!? ゲシュペンストとか…」
アルフィミィ「表面上だけは。でも…本質は…無理ですの…」
キョウスケ(やはり…あいつ、揺らいでいる…?)
レイン「でも、肝心のアインストシリーズは、あの娘のだけ…?」
ドモン「俺たちの相手はこいつらで十分とでもいうらしい。ずいぶんと舐められたものだ」
クワトロ「あるいは…時間かせぎか」
アムロ「その線はあるな」
ジェット「なにを企んでいるかしらんが…こいつらを片付けて、親玉に登場してもらうしかないな」
レイナ「そうね。負けないんだから」
ガイ「よっしゃあ! 早いとこぶっ倒して、こんなところさっさとおさばらしようぜ!」
ロム「いくぞ…! 天よ地よ、火よ水よ…我らに力を与えたまえ…!」
アルフィミィ「天より、地より生まれたすべての者たち…それでも…私たちは…」
〔敵ユニット出現〕
???(アインスト)「……」
鉄也「やっと出てきたか、アインスト・レジセイア…とか言ったな!」
???(アインスト)「……」
チャム「し、しかも2匹もいるよぉ! ショウ!」
ショウ「見ればわかる! 黙ってろ!」
ロム「問題は…2体いるということより、2体という数が出てきたことだな」
レイナ「え? どういうこと!? 兄さん」
ロム「我々は…あれが敵の首領だと思っていた。だが、今までにも何度か現れている」
甲児「そうだな…そのたびに叩き壊してきたけどよ」
勝平「バンドックの中にもいたぜ?」
ロム「あくまで仲間を引き連れて来たものが複数現れた。…ということは…」
エクセレン「そいつが…連れてこられる立場になった…」
ドモン「…その上がいる、もしくは現れたということか…!」
アキト「じゃあそいつが…」
ユリカ「最後の相手…!」
キョウスケ「…そうなんだな、アルフィミィ」
アルフィミィ「…私たちは…新しい…生命を模索していたんですの…それが…」
アムロ「完成…したと?」
クワトロ「…復活した敵メカは、そのための実験だと考えるのが妥当か」
アルフィミィ「…いいえ、それは…」
忍「けっ、だったらこいつらをさっさと片付けてその新しい生命とやらを拝ませてもらおうぜ!」
沙羅「やるしかないね」
エクセレン「うう…新しい…代わるもの…でも、その試みは…」
<戦闘開始>

<アルフィミィ撃破・敵増援1出現>
〔敵ユニット撃破〕
アルフィミィ「…始まる…新たなる…鼓動…宇宙の意志が…」
キョウスケ「…!!」
エクセレン「キョウスケ…来る…!」
アルフィミィ「宇宙の…意志に…なるもの…ですの…」
甲児「いい加減に、こっちにもわかるようにしゃべりやがれ!」
鉄也「新たなる…意志だと!?」
ルリ「ここが始まりの宇宙とかうものだとしたら…もう一つ、必要なものがあります」
デューク「生命…か…!」
チャム「ショウ…!」
ショウ「どうした? チャム」
マーベル「なにが起ころうとしているの?」
ロミナ「…ラ・ムーの星が…」
洸「ライディーンがかつてないほど共鳴している!!」
キョウスケ「来るぞ!!」
エクセレン「!!」
〔ストーンサークル、共振〕
〔敵ユニット出現〕

レジセイア「…よく来た…始まりの地から…来た者たちよ」
アルフィミィ「……」
アレンビー「しゃべった…! あの娘以外では初めて…!?」
キョウスケ「進化…いや、適応と言うべきか」
クワトロ「非現実的ではあるが…」
アムロ「もう慣れたさ。…こいつは…」
レジセイア「これから…新しい…進化が始まる…」
ユリカ「新しい…進化!?」
アキト「なにを言ってるんだ?」
忍「ムゲ野郎も同じようなこと言ってやがったぜ…! 奴が人類の進化の究極!? 寝言は寝てから言いやがれっ!」
レジセイア「ムゲ…ゾルドバス…そして…ディラドの…民…ある意味…完成していた…」
沙羅「ディラド…あの植物惑星の連中かい!?」
亮「我々地球人が…不完全だとでも!?」
レジセイア「…始まりの…地より…生まれた…命の種子…その種子そのものに…欠陥があった…」
エクセレン「…命の種子は…地球…より…」
キョウスケ「そうか…わかったぞ…すべての生命は…始まりの地、地球から生まれた…!」
レイナ「私たちも…?」
ロム「そうか…命には変わらない…我々のように機械の身体を持つ者、植物の身体を持つ者…」
ランバ「じゃあリリスの民も…ロールの星…ラテシアも…?」
葉月「ムゲ=ゾルドバスが人類の進化の究極だと言ったのは…間違いではなかった。宇宙を創り出す力、強大な破壊の力…そして霊魂をも操る力…」
キョウスケ「そういうことか。超能力、オーラ力、念動力…様々な方向性、様々な形で…俺たちは進化してきた。そのベースは…地球人…」
チャム「じゃあ…私も…もともとはショウと同じなの!? …なんか…うれしい」
ショウ「チャム…」
マーベル「オーラ力も…オーラロードを開くということも…」
ロミナ「地球から6万光年離れたシェーマ星系…なんの接点もない、蒼い星の伝説…それがラドリオ星に伝わっていたのも…?」
ジョウ「忍者伝説…! 俺たちが黒獅子とか、王家のマシンを動かせるのも進化なのかよ!」
ダミアン「じゃあ俺は進化した…ってことか。けっ」
クワトロ「ニュータイプへの覚醒…それもまさにゆりかごだった地球を抜け、宇宙に出た人類が進化するべくして進化した…人の革新とうことか…」
エクセレン「でも…そこに欠陥があった…って」
ジュドー「進化…その結果が…ハマーンみたいな奴を…生んだのか…!?」
カミーユ「シロッコもそうだ…」
アムロ「ララァは…その犠牲者だったというのか…」
ジェット「ギャンドラーもだな…大きすぎる野心でもって、他人を傷つけることも辞さない、外道どもだ」
レイナ「でも…私たちも…同じところから生まれたんでしょう!?」
レジセイア「精神…心の進化…それは肉体に関係しない…だが…」
竜馬「だが…?」
アルフィミィ「宇宙は…閉塞…し始めておりますの…それは…無秩序に広がりすぎた…命の種子と…進化が…」
万丈「ふふっ…笑わせてくれるね」
カミーユ「万丈さん…?」
万丈「おまえの理論だと…ぼくは…進化……しないこと…」
レイカ「え? なんて言ったの? 万丈!?」
万丈「…なんでもないさ。…たしかに始まりはひとつだったのかもしれない…だが、進化の方向は様々だ。それを見守るのがおまえの役目なら…今回は出過ぎだよ」
ロム「クロノス族が、宇宙を彷徨い、戦い続けるのが宿命ならば…それもいいだろう。ここで我々が敗れたなら、おまえの言う間違った進化に終止符を打てばいい」
レイナ「兄さん…!」
ロム「だが…この戦い、我々は我々が創ってきた宇宙のために戦う…!」
ノイ・レジセイア「…自らの宇宙を…壊すことしかできない…愚者たちよ…」
キョウスケ「手に負えなくなったから…すべてをリセットする…それがお前の目的であり、この空間…いや、古い宇宙を塗りつぶす…新しい宇宙か…!」
アルフィミィ「…キョウスケ…」
キョウスケ「そして、そこにいるアルフィミィも…その短絡的な思考から生み出された…犠牲者だ」
アキト「どういうことですか!? そのアインストの女の子は…」
アルフィミィ「………」
ノイ・レジセイア「…そうだ…選ばれなかった…者よ…」
エクセレン「選ばれなかった者? キョウスケ…じゃあ…私は…」
ノイ・レジセイア「ここは…新しい宇宙…いや、もっともっと広い宇宙…銀河の磯となるもの…」
キョウスケ「このなにもない宇宙にか。…都合の悪いものを排除するだけの…!」
アルフィミィ「……………」
〔アルフィミィ、発光〕
〔アルフィミィ、敵から味方へ〕
アルフィミィ「私も…見てみたくなりましたの」
ミア「え!? あなた…」
エクセレン「アルフィミィ、どういうつもりなの…?」
アルフィミィ「……キョウスケが気になりますの…私。でも…この気持ちは…本当に私のものなのかわからない…」
シロー「彼女は…キョウスケくんに…?」
キョウスケ「……」
アルフィミィ「この気持ちも…塗りつぶされてしまうんですの…?」
エクセレン「さあ、ね。…自分で確かめるために…あなたは戦うことを決めたんでしょう? …それはあなた自身の心。…私のものじゃないわ」
アルフィミィ「………エクセレン…」
ノイ・レジセイア「…やはり、始まりの地の者を基礎とした時点で…間違っていたか。しょせんは…」
キョウスケ「黙れ。…この宇宙に生きる、すべての者たちが築いた銀河…それが最後にどうなろうとも、その行く末を決めるのは、俺たちだ…!」


サブタイトル
「そして決戦の銀河へ」


<ノイ・レジセイア撃破・勝利条件達成>
ノイ・レジセイア)「なぜ…完全な…新しい…生命に…なれなかった…」
エクセレン「…あなたも…選ばれてなかったのね…」
ノイ・レジセイア「……?? …理解…できない…」
エクセレン「…わかったのよ。あなたは…地球を…始まりの地から進化していく宇宙を…見守ることだけが…役割だった」
キョウスケ「そして…それを倒すのが…それを倒せる者を導くのが…俺たちの役目だったんだ…」
レジセイア「……………………」
〔敵ユニット撃破〕
アルフィミィ「私は…」
【戦闘マップ終了】


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