シーン１「ディラド突入」編
No.４
白熱の終章
＜ラスト ディオレの間＞
植物惑星ディラド。その中心部へたどりついたナデシコ…
果たして、ディラド着生を防ぐ事はできるのか…。
サブタイトル
「白熱の終章」
【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕
シャピロ「…私に何か用か…」
アベル「シャピロ！ 貴様…ディラドを守る気などないな？」
シャピロ「……」
ケイム「アベル！ シャピロ様に難くせを付けるとは、いったいどういうつもりだ？ シャピロ様に限って、そんなことは…」
アベル「なに…？ お前もみただろう、先のヤツの戦闘を。とてもではないが、このディラドを…ディオレ様を守ろうとしているとは思えん」
シャピロ「ふん…では聞こう。ディオレ様に何を吹き込まれたのか知らんが…おまえたち、勝てると思っているのか？」
ケイム「シャピロ様！ 我々が負けるとおっしゃっているのですか！？」
アベル「我々は負けはせん！ 負けるとするなら…貴様の裏切りによるものだ！」
シャピロ「私が地球に付くだと…？ 笑わせる」
ディオレ「…アベル…ケイムよ」
アベル「これは…ディオレ様」
ディオレ「我々は選ばれた民なのだ…臆することなく、侵入者どもを排除せよ」
ケイム「ははっ！」
シャピロ「……」
ディオレ「…シャピロよ。かの者たちを侮るな。かの者は正しい。…その正しき者に選ばれた、我がディラドを侮ることは許さぬ…」
〔味方戦艦出現〕
ユリカ「何？ 広いところに出ましたけど！？」
大介「ここは…？」
リョーコ「中心部？ その割にゃ、静かすぎねえか…？」
ミナト「もっと、敵の抵抗があるかと思ったけど…」
マリア「兄さん…敵がいるわ！」
アベル「とうとう、ここまで来たか」
ケイム「ディオレ様、奥へ」
ディオレ「うむ…後は任せましたよ」
シャピロ「……」
〔敵ユニット離脱〕
アベル「シャピロ、貴様！？」
ケイム「…シャピロ様…なぜ？」
ボス「ほ、本当だ！ 敵だわさ！」
大介「やはり…待ち伏せされていたかっ…！」
アベル「…ここまで来る者たちがいるとはな。下等な地球人の分際でやるではないか…誉めてやろう」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
甲児「偉そうに、何様のつもりだ！ だがよ、てめえらもこれで終わりだぜ…！ もとの岩の塊に戻してやる…！」
ケイム「アベル…わかっているな？ おまえが迎え入れた者たちだ…それをこんなところまでむざむざと…」
アベル「わかっている…逆に片付けやすくなったと感謝してもらわねばな」
ケイム「まだそのようなことを…！ シャピロ様がおっしゃっていたように、我がディラドに足を踏み入れる前に倒しておれば…！」
アベル「くどいぞ、ケイム！ 奴のことなど忘れろと言ったはずだ！」
ガイ「おっしゃ～！ いくぜアキト！」
リョーコ「ヒカル！ イズミ！ 遅れんじゃねぇぞ！」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
甲児「俺たちも出撃しようぜ！ 大介さん！」
大介「ああ、こんなものを地球にぶつけさせはしない！」
〔味方ユニット出現〕
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
マリア「ここが正念場ってやつね、甲児」
甲児「そうだなマリアちゃん…」
アベル「我等の夢…ディラド着生を邪魔する者はなんびとたりとも許しはせん！」
ユリカ「ディラド…着生？ そんな、よくわかんない事絶対にさせません！」
＜戦闘開始＞
＜敵８機以下の次ＰＰ・味方援軍１出現＞
〔味方戦艦出現〕
葉月「ここまで来たか…！ マジンガーチームは！？」
プロスペクター「まさか…あれは！？」
ルリ「オモイカネ、データ照合…するまでもなく、どう見ても地球連邦軍極東支部、獣戦機隊旗艦、ガンドールです」
ユリカ「え？ え！？ ガンドール？ なんでこんな所に！？」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「待たせたな、大介さん」
デューク「鉄也くん！ 来てくれたか」
甲児「へっ、いつかと同じだな、鉄也さん。さっそうと現れてよ」
鉄也「真打ちは後から登場するものさ、甲児くん」
甲児「言ってくれるじゃん。じゃあ久しぶりのダブルマジンガーだぜ！」
鉄也「おおっ！ いくぞっファイヤー・オンッ！ スクランブルッ・ダァッシュ！」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔味方ユニット出現〕
※※まだアベル＆ケイム健在の場合、セリフ追加※※
アベル「調子に乗りおって…下等生物ども…！」
ケイム「アベル…奴らを侮るな！ 本気でかからなければ…」
アベル「黙れケイム！ まとめて片付ければ同じ事だ！」
葉月「…頼むぞ…ガンドール…」
クワトロ「長官…もう限界なのか？」
葉月「うむ…ガンドール自身も…そして惑星の地球激突へも…もう秒読みだ」
忍「まさかギリギリで間にあわねえなんて言わねえよな、葉月のおっさんよ！」
葉月「……」
※※シュバルツが仲間にいる場合、セリフ追加※※
シュバルツ「この戦い…我々の志が本物か、真価が問われる時だぞ、ドモン！」
ドモン「のんびりしているヒマはないようだな…行くぞ！」
アレンビー「ＯＫ、ドモン！」
ジョウ「出るぞ、マイク、レニー！ 遅れを取るんじゃねぇ！」
マイク「待ってくれよ、兄貴ぃ！」
レニー「長官！ 出撃命令を！」
葉月「…各機出撃！」
〈出撃ユニット選択〉
※※まだケイム健在の場合、セリフ追加※※
ケイム「出てきたか…地球人ども…！ もはや見下しはせん！」
ユリカ「…どう？ ルリちゃん」
ルリ「…ダメです。やはり、相転移砲の出力が大幅に落ちてしまいます」
イネス「やはりね。大気中では相転移エンジンは…」
ジュン「じゃあ…」
ユリカ「は～い、みなさん注目～っ！ 相転移砲によるディラド破壊は無理とわかりました。当初の予定通り…このナデシコの相転移エンジンを使用します！」
豹馬「へ？ 何の話だ？」
ちずる「馬鹿っ！ さっき説明聞いたでしょ！」
洸「ナデシコを放棄して…自爆による植物惑星の破壊…」
葉月「…やはり…そうなるか」
ユリカ「葉月長官…ガンドールの到着により、全員の脱出が確実になりました。ラッキーです！」
葉月「いや…ミスマル艦長…その役目はナデシコではない」
ガイ「なんだぁ！？ ほんじゃもしかして、その龍には、すっげぇ武器が内蔵されてんだな！？」
アキト「そ…そうなのか？ でも…よかった」
プロスペクター「失礼ですが長官…私どもの資料ではガンドールに、相転移砲を超える武器が装備されているという情報は記載されておりませんが…？」
メグミ「え？ そうなんですか！？」
葉月「……全員、よく聞いてくれ。ジャブロー攻略戦に参加したパイロットはわかっていると思うが…いまからガンドールは対空砲以外、すべての機能を停止させる！」
コウ「どういうことですか！？」
竜馬「中心部突入のためのエネルギーを残すため…ですね？」
葉月「そうだ」
ユリカ「長官さん…まさか…」
シロー「その、まさか…だな」
葉月「うむ…惑星中心部にて、核融合炉を暴走させ爆発…ガンドールを自沈させる！」
ユリカ「ちょ、ちょっと待って下さい！ それはナデシコが…！」
葉月「龍の命は１８０日と３日…その命は、もう尽きようとしている…」
亮「そうか…俺たちが前大戦でムゲを倒した時から…そんなに時間がたつか…」
アムロ「葉月長官は…ジャブロー攻略の頃から決心していたようだったからな」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「なるほど…どうせ潰れるなら、最後にもう一働きってとこか…」
ロム「葉月長官…あなたという方は…」
ユリカ「そうですか…そんな事を考えられて…長官…」
葉月「すまないが作戦は変更だ…突入はガンドールが行う。ナデシコは緊急退避ができるよう準備の方、よろしく頼みます」
ミナト「…相転移エンジン、通常運行に戻すわよ」
アレンビー「鶴のエルシャンクもそうだけど、龍の姿をしたガンドール…結構気に入ってたのに…かたっぽなくなっちゃうんだ…」
葉月「この惑星から脱出する時間を考えるとあと１０分…１０分以内に敵を殲滅し離脱し始めなければならない…！」
※※まだアベル＆ケイム健在の場合、セリフ追加※※
ケイム「…聞こえたな、アベル。中心部にはディオレ様がおられる…」
アベル「ふざけたことを…！ ならば奴らの望み、打ち砕いてくれる！ あの戦艦を狙えっ！」
アムロ「通信はやはり傍受されていたようだな。来るぞ…！」
クワトロ「あと１０分弱か…なんとしても敵を全滅させ、道を拓くしかない」
キョウスケ「さて…やろうか…！」
＜味方援軍１出現の次ＥＰ・敵増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
豹馬「ちっ、ぞろぞろ出やがる！」
大作「敵も必死たい！」
忍「こっちも必死なんだよ！」
シャピロ「ククク…」
※※まだケイム健在の場合、セリフ追加※※
ケイム「シャ、シャピロ様っ！ いままでどちらに！？」
雅人「あいつ…」
沙羅「シャピロ…！」
忍「てめぇ…ダンクーガの偽物なんか乗りやがって！」
亮「俺たち獣戦機隊に、よほど未練があるらしいな」
シャピロ「未練だと…？ フッ…笑わせてくれる…」
ショウ「なら、なぜダンクーガの姿をしたメカに乗るんだ！？」
シャピロ「お前たちを葬るのに、一番ふさわしいものを選んでやっただけのことだ」
マーベル「それが、固執している以外のなんだと言うの？」
チャム「そうよそうよ！」
※※まだアベル＆ケイム健在の場合、セリフ追加※※
シャピロ「ふん…ケイムよ、おまえは私に良く尽くしてくれたな…最後にあやつらを葬るため、手助けをしてやろう」
ケイム「はっ、シャピロ様！」
アベル（最後に…だと？）
十三「はっ！ なにが出ようと、ワイらのやるこた変わらへんわい！」
ちずる「ガンドールとナデシコは絶対死守よ…！」
ドモン「おお！ 師匠が愛した…地球を潰させるわけにはいかん！！」
ロール「そうだ！ おまえたちに負けはしない！」
ガイ「くーッ！燃えてきた燃えてきたァ！ そうだ！ 愛するものの為、全身全霊をかけて戦う！ それこそ、男のロマンよ！」
キョウスケ「ロマンだけで勝てれば楽だがな。…さて」
シャピロ「フフ…せいぜい、吠えるだけ吠えるがいい…フフ、ハハハハハ」
＜敵増援１出現の次ＥＰ・第３軍増援１出現＞
[イベントデモ「飛影登場」]
〔味方ユニット出現〕
飛影「……」
レニー「ああっ！ ジョウ、あれ！」
シャピロ「…むっ！？」
デューク「あれは地上に降りたときに！」
マリア「たしか…飛影とかいうやつ！？」
マイク「イルボラと戦ったあと、どこかに隠れてたんだ？」
ジョウ「とにかく、あいつが来てくれれば、百人力だぜ」
万丈「これで、ほんとに勢ぞろいって事になるか」
葉月「ロンド・ベル隊とガンドール隊…それに、ナデシコや、異星の協力者…」
キョウスケ（いないのはあいつだけか。…こんなときに…エクセレン…！）
アムロ「安心するのはまだ早い！ 時間は待ってくれないんだぞ」
レイナ「時間はないけど…これなら…！」
ロム「…いけるはずだ。剣狼よ、我らを勝利へ導きたまえ…！」
＜ジョウorレニーorマイク気力１１０以上＞
※※ジョウと合体した場合のセリフ※※
[デモムービー「黒獅子合体」]
〔ジョウ、合体〕
ジョウ「頼むぜ、飛影！」
※※レニーと合体した場合のセリフ※※
[デモムービー「鳳雷鷹合体」]
〔レニー、合体〕
レニー「飛影が…！ よぉし、いくわよっ！」
※※マイクと合体した場合のセリフ※※
[デモムービー「爆竜合体」]
〔マイク、合体〕
マイク「こうなりゃこっちのもんだ！ いくぜ！」
≪飛影と合体可能ユニットなし≫
＜第３軍増援１出現の２ターン後ＰＰ＞
飛影「……」
〔第３軍ユニット離脱〕
マイク「兄貴…飛影が…！」
ジョウ「ちっ、行っちまう！？」
レニー「えっ、もう帰っちゃうの！？」
＜シャピロ撃破＞
シャピロ「くっ、おのれ…私は、神になる男だぞ…！」
忍「訳のわからねぇ事言ってんじゃねぇっ！ どっから持ってきたかしらねえが、その不細工なダンクーガもろとも…地獄へ帰りやがれっ！」
シャピロ「沙羅…！」
※※まだケイム健在の場合、セリフ追加※※
ケイム「シャピロ様…」
雅人「いい加減にしろよ！ まだ沙羅を…！」
沙羅「シャピロ…あんたの幻想に…人を巻き込むでないよ…！」
シャピロ「ぐくっ…いずれ…後悔する事になろう…いずれ、な。私は…」
〔敵ユニット撃破〕
ショウ「今度こそ…完全に倒したのか！？」
マーベル「たぶんね…悪しきオーラは…感じないわ」
沙羅「シャピロ、馬鹿ね…あんた、馬鹿だよ…シャピロ…！」
亮「神になりたかった男の末路、か」
キョウスケ「なにをもって神というつもりだったのか…もう関係ないが」
ロム「少なくともあの男にはその資格はなかった‥…いや、あってはならなかっただけだ」
隼人「染みるな。奴も俺たちと同じ、地球人だったからな」
葉月「感傷に浸っている場合ではない！ 時間はない…！ この戦いを無駄にするな！」
＜アベル撃破＞
アベル「ぬうおおっ！？ 馬鹿な、ありえん…！ 私が…この選ばれたディラドの民が、こんな下等生物ごときに…！」
デューク「この広い宇宙で…自分の星に閉じこもり、他人を認めようとせず…見ようともしなかった時点で…おまえたちは負けていたんだ…！」
※※味方援軍１出現後の場合、セリフ追加※※
ロム「…己の力に溺れる者は、より大きな力の持ち主の前には必ず破れ…己が不明を悔いるはめとなる…」
※※まだケイム健在の場合、セリフ追加※※
ケイム「アベル！」
※※まだシャピロ健在の場合、セリフ追加※※
シャピロ「愚かな…」
アベル「認めん…この私が、ディラドの民がぁぁぁぁっ！」
※※味方援軍１出現後の場合、セリフ追加※※
ロム「…人、それを必滅という…！」
＜ケイム撃破＞
ケイム「よ、よくも我ら、ディラドの悲願を…」
マリア「悲願…？ このまま地球にぶつかれば、あなたたちの悲願は私たちにとって悲劇になるのよ！」
デューク「そうだな…フリード星のような悲劇はもうたくさんだ…」
※※味方援軍１出現後の場合、セリフ追加※※
勝平「人の星ぶっつぶして叶う願いなんてよ、叶っちゃいけねえんだよ！」
ランバ「もう…星を失う人たちを見たくないの…」
※※シャザーラが仲間にいる場合、セリフ追加※※
シャザーラ「ランバ姫様…」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
パイ「失せな…！」
ケイム「…すでに星を失った…我々は…どうすれば…いい…！？ ここまで…ここまで来たというのに…！」
鉄也「どちらかが滅びねばならんのかもしれん…それが闘争だ…！」
甲児「鉄也さん…」
ミア「でも、それって…それって…」
クワトロ「……」
ケイム「ディオレ…様…このケイム…力及ばず…。ああ、私は…シャピロ様…」
※※まだアベル健在の場合、セリフ追加※※
アベル「ケイム…馬鹿者が…！」
※※まだシャピロ健在の場合、セリフ追加※※
シャピロ（…フン…思ったより、もたなかったな…）
＜敵全滅・勝利条件達成＞
葉月「敵は！？」
ファ「反応…ありませんっ！ 長官、いけます！」
アカツキ「もう終わりってか？」
ヒカル「見たところ…敵の姿は見えないみたいですけどぉ？」
アムロ「とりあえず、条件は整ったか」
カミーユ「長官！ 脱出の準備を！」
メグミ「みなさん！ ナデシコに帰艦して下さい！ 脱出準備に入ります！」
ミナト「あんまり慌てないでね～」
ユリカ「ガンドールに待機している人たちも急いで下さい。ミナトさん！ 相転移エンジンの…」
ミナトやってるわよん。出力上昇中！」
ルリ「無理しすぎで多少、問題はありますけど」
ユリカ「脱出できればＯＫ！ 帰りはディストーションフィールド全開、フルスロットルで脱出します！ …葉月長官！！」
葉月「こちらも準備完了した。…もう、ガンドールの核融合炉の爆発は止められん。あとはオートパイロットでぶつけるだけだ…！」
キョウスケ「…本当に、爆破してしまうのか。それしか手がないとはいえ…」
バーニィ「複雑な…気持ちだな」
アキト「……」
シロー「地上では…俺たちの家みたいなものだったからな」
※※アイナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
アイナ「そうですね、なぜか…寂しい」
※※ノリスが仲間にいる場合、さらにセリフ追加※※
ノリス「形を失っても…心は残るものです。敬礼を」
神宮寺「お疲れだったな…あばよ」
アムロ「……」
ジョウ「…ガンドールか…」
竜馬「後は頼む…」
忍「あばよ、世話に…なったな」
洸「…さよなら」
ユリカ「時間がありません！ 長官も早くナデシコに！」
葉月「イゴール長官…。あなたの残した龍…最後の力をお借りいたします…」
沙羅（さよなら…シャピロの魂も…持っていっておくれよ…）
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
葉月「急げ！ 惑星が崩壊するとき、どれくらいのエネルギーが放出されるかわからん！」
忍「最初から最後まで行き当たりばったりかよ！ 葉月さんよ、うまくいくんだろうな！？」
アムロ「…どうかな」
ユリカ「ルリちゃん、計算できる…？」
ルリ「…聞かないほうがいいかもしれません。それにこれ、あくまで可能性だから…」
アキト「なんだよ、むちゃくちゃ不安になるような言い方だな…」
クワトロ「最悪、我々はおろか、地球にも影響が出るかもしれん」
甲児「お、脅かすなよ！ ここまで来てそりゃねえぜ！？」
デューク「可能性はゼロではない…あとは祈るだけだ」
鉄也「最悪の状況は、この小惑星の足を止められなかったときだろ？ どっちにしても終わりさ」
豹馬「だから祈るしかないんだろ？ この惑星が分解して、俺たちも無事で済みますように…ってな」
勝平「調子よすぎだろ、それ」
イズミ「六根清浄、六根清浄…」
ヒカル「それってお祈りなわけ…？」
リョーコ「くっそぉ、うまく脱出できるってんなら、お祈りでも踊りでもなんでもやってやるぜ！」
洸「まだまだ戦いは続くんだ、それくらいじゃないと」
ドモン「祈りか…だが命ある限りは己が力で道を開くのみ！」
アレンビー「そうだよ、こんなところで燃え尽きるなんて！」
チャム「そ、そんなにやばいの！？ …や、やめない？ ショウ」
ショウ「いまさら遅い。なにかあったらオーラバリア頼みだ」
シーブック「でも…惑星の爆発に巻き込まれたら…」
ジョウ「飛影も爆発が相手じゃ援護しようがねえか。しゃあねえ…！」
ジュドー「おいおい！ ちゃんと拾ってくれるんだろうな！？ ブライトキャプテンは！」
キョウスケ「ラー・カイラムは軌道上で待機しているはず。爆発に巻き込まれていなければ大丈夫だ」
エル「ブライトキャプテン、意外と抜けてるところがあるからねえ…大丈夫なのかしら？」
コウ「…ひどい言われようだな」
カミーユ「いくらなんでも…。いや、わからないな」
ランバ「あ～あ、かわいそうな艦長」
ロール「無駄話してる場合じゃない。ガンドールが…中枢に…！」
メグミ「ガンドール、到達します！」
竜馬「…時間が…ない…！」
万丈「フルパワーだ！ 後のことは考えずに、出力全開だ！」
ロム「剣狼よ、我らを守りたまえ…！」
ディオレ「…我ら…ディラドの悲願が‥燃える‥。また‥またも果たせない‥と‥」
？？？（※アインスト）「……」
ディオレ「なぜ…なぜなのです…！ ２億年前…あのときは…まだ…早いと…！ この宇宙の生命…それが満ちた今こそ…そのときでは…！」
？？？（※アインスト）「…オナジ…」
ディオレ「…！！」
？？？（※アインスト）「オナジ…ケッカニ…ナル…カワラナイ…」
ディオレ「地球人…と？ 違う…ディラドの民が…愛すものこそ…植物だけの穏やかな…！」
？？？（※アインスト）「オナジ…ハジマリガ…オナジユエニ…」
ディオレ「地球が‥！？ ぎゃああああああっ！」
アネックス「おおっ！ 早く、早く退避するのだ！ 爆発の炎に巻き込まれるぞ！」
ザ・ブーム兵「退避！ 退避ぃぃっ！」
アネックス「シャルムとイルボラめに連絡をとれ！」
ザ・ブーム兵「…繋がりません！ あの小惑星が放出する電磁波に妨害されて…！」
アネックス「…イルボラめ…結局この惑星で零影を使いこなすことはできなんだか…！ 直接監視するつもりが裏目に出るとは…！」
ザ・ブーム兵「皇帝陛下！」
アネックス「この場を離脱、すぐにシェーマ星系へ進路を…」
ザ・ブーム兵「だめです、間に合いませ…」
アネックス「なんだと…！？ ぬ、ぬうぉぉぉぉぉぉっ！」
〔振動音〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕
葉月「終わったか…」
沙羅「……」
ちずる「大きな爆発は最初だけだったようね」
小介「葉月長官、観測の結果が出ました。…惑星規模の縮小、質量変化による軌道変更によって…間違いなく地球激突のコースを外れます！」
甲児「ふう…一時はどうなるかと思ったけどよ」
竜馬「ああ、なんとかなったな」
弁慶「あとはメラメラ燃え尽きていくだけか」
万丈「まるで小さな太陽だな。それも長くは続くまいが」
勝平「なんだよ、苦労したんだから、派手にぶっ飛んでくれた方がスカッとするぜ」
ドモン「わからなくもないがな。…ま、結果的にはうまくいった」
ガイ「ホント、あんだけ慌てて逃げて、損しちまった気分だな」
ルリ「それ、逆です」
デューク「そうならなかったせいで、我々は無事だった。逆に感謝すべきだな」
バーニィ「ふう…寿命が縮まったよ」
クリス「それで…長官、これからラー・カイラムに向かうんですよね？」
葉月「そうだ。司馬、ブライト艦長に連絡をとり、この空域の座標をお伝えしてくれ」
亮「了解」
ルー「ほんとに、あそこでメラメラ燃えてないでしょうね、ブライトキャプテン」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「丸焼け？」
※※プルツーが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プルツー「…どうかな」
ジュドー「頼むぜ、キャプテン～」
シロー「…ブライト艦長、そんなに問題のある人なのか？」
※※アイナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
アイナ「ふふ、逆に信用されているから、ということじゃないですか？ シロー」
神宮寺「問題なら、うちの葉月長官も負けてないだろ」
洸「おいおい、ミスター」
万丈「百鬼島突入とか、今回のガンドール自爆とかね」
ユリカ「そっか…私ももっと問題の人になれるように頑張らなきゃ！ 渦中の艦長！ あ、なんかいい感じ？」
アキト「ユリカ…努力の方向が違うぞ…」
葉月「…ふう、これだけの大所帯、お互い苦労しそうですな、ブライト艦長」
ハザード「まさか…あの植物惑星が燃えちまうとはなあ。どれどれ、記録映像は…あっ！ これは…」「…アネックス皇帝の…テラヘルツ！？ なにしとるんだ？ あんなとこにいたら巻き込まれて…あ～あ～あ～！ …爆発しちまった…」（…シャルムの女ギツネめが今後、直接指揮をとるというのに引っかかっていたが…なるほど、どういうわけかしらんが、皇帝はあの植物惑星に行っていたのか…そんでおっ死んじまったってわけか？）「はぁ～っはっはっはっは！ こりゃ傑作！ 地球制圧後、どうやって始末をつけてやろうかと…」
コロス「…ハザード長官」
ハザード「！？ おわあ～！ コ、コココ、コロス様！？ んん、ゴホン…や、やめていただけませんか、いきなり通信をつなげるのは。あ～びっくりした」
コロス「ハザード長官…なにかやましいことでもあったのですか？」
ハザード「滅相もございません！ いや、あの小惑星がぶつからなくて本当に残念だなあ～、と思っていたところでございますよ、ハイ」
コロス「あの小惑星が地上のガンドール隊、そしてロンド・ベル隊に阻止されたことはもうご覧になりましたね？」
ハザード「え、ええ、そりゃあもう…」
コロス「あわよくば…とドンも期待しておられましたが、それもかなわず…。我々も次の作戦に移ります」
ハザード「じゃんじゃんやってください！ 私も麗しいコロス様と、偉大なるドン・ザウサー様のためなら、もういくらでも協力させていただきますですよ、ハイ！」
コロス「頼もしいお言葉ですね、ハザード長官。ドンもお喜びになるでしょう。…これより、再び地球降下作戦を開始いたします。なにか情報をつかみましたら、必ず私へ報告なさい」
ハザード「オーラ、コロス！ お任せください、ムフフ…」（ボンクラども、誰もアネックスのことに気付いておらんようだな。くっくっく…）
ミュージィ「…ここは一体…」
ショット「地上だ…！ ガラリアとショウが地上へ出たというのは…真実だったのか？」
ミュージィ「地上へ出たというのですか？」
ショット「これだけのオーラシップとオーラバトラー共々…私は地上に戻って来たのか！」
ドレイク兵「ショット様、我々の他にも、オーラバトラーが地上に出てしまっているようです…」
ショット「ふむ…おそらく、バイストン・ウェルのオーラバトラー全てが地上に出てきたのだろう」
ミュージィ「…ショット様、いかがなされますか？」
ショット「しばらくは、地上の状態がどうなっているのか、情報を集める」
ミュージィ「私に出来る事は、なにか？」
ショット「ドレイク様のウィル・ウィプスもおそらく浮上しているだろう。通信が繋がらない場合、偵察隊を出してでもウィルを見つけろ」
ミュージィ「かしこまりました、ショット様…」
ユリカ「機動戦艦ナデシコ艦長、ミスマル＝ユリカ、葉月長官をお連れしました～！」
ブライト「葉月長官…お疲れさまでした。ミスマル艦長も苦労をかけた」
葉月「直接お会いするのは前大戦以来ですな、ブライト艦長。なにはともあれ…この戦いも一段落ついたと言えるでしょう」
アムロ「久しぶりだな、ブライト」
ブライト「アムロ、腕は鈍っていないようだな。そして…カミーユ」
カミーユ「ご心配かけました、ブライトさん。もう…大丈夫です」
ブライト「…地上では…色々あったそうだな」
カミーユ「…ええ、そして、まだ終わってはいません」
ファ「カミーユ…」
パイ「お、なんだよ、黒コゲになってねえじゃんか 安心したぜ？ ブライト艦長」
ミア「もう、パイ！ あ、ブライトさん、お久しぶりです」
ブライト「黒コゲ？ …よくわからんが、ダンガイオーチーム、無事でなによりだった」
ジョウ「へへ、ダンガイオーはやたら行ったり来たりを繰り返してたからな」
ちずる「ナデシコもそうですよね？」
ユリカ「あははは、私たちはその…勝手に動いてたところもあるから…」
クワトロ「艦長、いろいろと話もあるだろうが…皆疲れている。早めに休ませてやりたいのだが？」
ブライト「ああ。…だが…みんな聞いてくれ」
シーブック「ブライト艦長？ …重要な話、みたいですね…」
ジュドー「なんか…嫌な予感がしねえか？」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「するする！」
※※プルツーが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プルツー「……」
隼人「…まさか地上でなんかあったんじゃねえだろうな、艦長？」
ブライト「そのまさかだ」
ドモン「フン、いつものことか…」
弁慶「まさか…また百鬼の連中とかが…！？」
ブライト「いや、具体的な被害はまだ出ていないが…ゲッターチーム、コン・バトラーチーム、そして万丈くんはＨＬＶで地上へ降りてほしい」
十三「なんや、えらい急な話やな…」
ブライト「ゲッターチームは早乙女博士から連絡が入った。…新しいゲッター炉の実験をするらしい」
竜馬「新しい…ゲッター炉の！？」
隼人「なるほど…なにがおこるかわからねえから戻ってこいってか」
弁慶「ん～、それにもし敵にそんなところを襲われたらまずいしなあ…」
豹馬「ゲッターチームの話はわかったけどよ、俺たちはなんでなんだ？ キャンベル星人の基地はブッ壊してやったはずだぜ？」
ブライト「たしかにそのはずなのだが…地上でキャンベル星のものと思われるメカが目撃されている」
ちずる「なんですって…！？」
十三「んなアホな！」
ブライト「まだ何か行動を起こしているわけではなさそうだが…彼らに一番詳しい君たちを調査にと、四ツ谷博士からの提案があった」
小介「そうですね…もしキャンベル星人なら大問題です」
豹馬「へっ、どうせ基地から離れてたやつがコソコソ隠れまわってやがるに決まってるぜ」
大作「なんにしても、急いで向かうたい」
万丈「さてと…ぼくにお呼びがかかるということは…メガノイドが？ 艦長」
ブライト「…うむ、先ほど飛行物体の地球降下を確認した…識別コードは君の言うとおり…メガノイドのものだ」
万丈「やれやれ、心が安まらないことだね」
ギャリソン「なかなかレイカ様たちにお会いできませんな、ほっほっほ」
万丈「了解、艦長。みんなと一緒に降りることにするよ」
ブライト「すまない、植物惑星の激突を回避した今…静観していた連中も動き出すだろう。これ以上、戦力を避けるのはここまでが限界だ…む…君は…」
キョウスケ「極東支部所属…キョウスケ＝ナンブです」
ブライト「キョウスケ＝ナンブ…君が。…エクセレンくんのこと、申し訳ないと思っている。私がもっとしっかりしていれば…」
キョウスケ「いえ、軍の規律を破り、出ていったのはあいつの責任です。…その後、なにか連絡は？」
ブライト「…消息不明だ。消失点の大まかな特定しかできん」
キョウスケ「……そうですか…」
勝平「心配すんなよ、キョウスケ兄ちゃん。あの姉ちゃんならきっと心配いらねぇって」
ユリカ「そうそう、『わお！ 寝ぼけてたわ』って帰ってきますって！」
キョウスケ「ああ…気を使わせてしまっているようだな。すまん」
甲児「気にすんなよ、仲間じゃねぇか」
さやか「そうよ、私たちだってエクセレンさんの事は心配だもの」
アムロ「彼らの言うとおりだ。現状が現状だ、彼女のためだけに時間や隊を割くことは難しいだろうが…」
ブライト「わかっている。彼女の情報は可能な限り収集しよう」
キョウスケ「ありがとうございます…」
洸「…キョウスケさん…もしかして、やつらの声のことを…？」
キョウスケ「ああ……関係ない、とは言えないからな…」
ジャネラ「ワルキメデス！ ダンゲル！」
ダンゲル「はっ、ははぁっ！」
ワルキメデス「これはこれは、我らが女帝ジャネラ様。いかなるご用向きにございましょう？」
ジャネラ「お前たちがひそかに地上での基地を作り始めたこと…どうやら人間どもにかぎつけられたようですね」
ダンゲル「な、なんですと…！ 兄者、一大事だぞ！」
ジャネラ「ワルキメデス、その基地…鬼面城建設の責任者として、どうするつもりですか」
ワルキメデス「フフフ…そのことでございましたか」
ダンゲル「？？？ 兄者…？」
ジャネラ「どういう事ですか？ ワルキメデス、説明してもらいましょう」
ワルキメデス「ジャネラ様にご心配をおかけしたことはこのワルキメデス、お詫びいたします。ですが、地球人にかぎつけられたことも全てわが計画のうち…」
ダンゲル「なんだと兄者！？ 俺はそんな事は聞いてはおらんぞ！」
ワルキメデス「全てはこの鬼面城に地球のロボットども…特に、我らキャンベル星の邪魔立てをしてくれたコン・バトラーをおびきよせるためにございます」
ジャネラ「では、わざと人間たちに嗅ぎつけられるようにしたと…？」
ワルキメデス「さようでございます。やつらはキャンベル星人の主力はオレアナと思い込み、もはやキャンベル星人には充分な戦力が無いとみているはず…」「そのような中で我々の存在を示してもいきなり大部隊を送り込むような事はしますまい」
ダンゲル「…そうか、わかったぞ！ そうして送られてくる連中を、ここで順番に叩き潰してくということだな！」
ワルキメデス「ようやくお前にもわかったようだな…。ジャネラ様、この作戦ならば、我らは労せずして地球の戦力に打撃を与えることが可能となります」
ジャネラ「さすがはワルキメデス…見事な作戦じゃ」
ダンゲル「ふんっ…敵を少しずつおびきよせて待ち伏せるなど…臆病者の兄者らしい作戦じゃわい」
ワルキメデス「黙れダンゲル！ 地球の戦力、もはやお前のような力押しでどうなる規模ではない！」
ダンゲル「いいや！ 正面から堂々と戦うのが戦士というものだ！」
ジャネラ「おだまりなさい、ダンゲル。…ワルキメデス、まずは鬼面城にコン・バトラーを呼び寄せるのです」
ワルキメデス「コン・バトラーを…」
ジャネラ「今、地球の軍は宇宙に集結しています。地上は手薄になっているはず…ワルキメデスの思惑通り、大部隊が来ることはないでしょう」
ワルキメデス「ははっ、早速やつらをおびき出す手はずを整えましょう」
ジャネラ「ダンゲル、策は兄に任せ、お前はコン・バトラーＶを倒すことに全力を尽くすのです！」
ダンゲル「は、ははあっ！」
ジャネラ「よいですね…我らの邪魔立てをするコン・バトラーと人間ども…」「必ず血祭りに上げるのじゃ！！」
ファ「艦長、緊急連絡が入っています」
ブライト「ん、緊急？ つないでくれ」
ローニン「お久しぶりです、ブライト艦長」
ジョウ「ローニン！ ローニンかよ！」
ローニン「久しぶりだな、ジョウ。植物惑星の件、無事で何よりだ」
ジョウ「あったりまえだろ！ あんな惑星のひとつやふたつよ！ …で、どうしたんだ？」
ローニン「ああ。…ブライト艦長、現在、地上は大変混乱しています」
ブライト「予想される混乱を防ぐために、破嵐くんやゲッターチームを降下させたのだが…まだなにか？」
ローニン「突然、各地にオーラバトラーが現れたのです…！」
ショウ「なんだって！？ まさか…またオーラロードが開いたのか！？」
亮「地上の映像…確認できるか…？」
沙羅「見た方が早そうだね」
ローニン「現在交戦中の場所…これはサセボです。映像を転送しましょう」
ブライト「ファ、モニターに出してくれ」
ファ「はい、艦長」
アムロ「これか…。む？ あの巨大な影は…？」
クワトロ「…戦艦…のようだな」
チャム「ショウ、マーベル！ あれは…！」
マーベル「ええ、この映像ではどの艦かはわからないけれども…」
ショウ「間違いない、オーラシップだ」
アムロ「しかしまずいな…オーラバトラーに囲まれている」
クリス「大尉、オーラバトラーは…ドレイク軍のものでは！？」
レニー「そうよ！ 敵も…浮上してきたんだわ！ 今すぐにでもあの場所に行かないと」
チャム「じゃあ、襲われてるのはシーラ様かエレ様よ！ ショウ、早く行かないとぉ！」
ショウ「あぁ、だが…」
ユリカ「サセボには、ネルガルのドックも…ブライト艦長、ナデシコで急行します！」
ジョウ「でもよ、いくらナデシコでも、すぐに到着ってわけにゃいかねぇだろ？」
勝平「あるじゃんよ、すぐ行く方法が」
宇宙太「すぐ行く方法…？」
ロール「それって、もしかして…」
キョウスケ「…あまり安易に頼るのはどうかと思うがな そのうちツケが回ってきそうだ」
パイ「よくわかってるじゃねぇか。ま、踏み倒しちまえばいいのさ」
ランバ「…踏み倒すんだ」
豹馬「ん…？ なんだ、緊急通信か？ …おい、なんだよこりゃ！？」
小介「モニターに…！？ こ…これは…城…！？」
大作「気味悪かとこたい」
ダンゲル「グワァッハッハッハッハ！ よく聞け、地球人ども！」
豹馬「てめえ…キャンベル星人かっ！」
十三「なんの用やっ！」
ダンゲル「…貴様らの基地に超大型ミサイルの狙いをつけておる！」
大作「な、南原コネクションに…！？」
小介「そんな、いきなり…！」
ワルキメデス「クックック…わが女帝、ジャネラ様はまわりくどいことがお嫌いでな。…このミサイルの発射を阻止したくば、鬼面城まで来てもらおう、コン・バトラーよ！」
十三「鬼面城やて！？」
小介「発信源、逆探知できました！ …太平洋の…」
ワルキメデス「そこが新しい地球侵略のための前線基地、鬼面城よ。さて、どうする…？ ククク…」
豹馬「挑戦状ってわけかよ…！ わかった、受けて立とうじゃねえか！」
ちずる「ちょっと豹馬！ 勝手に決めちゃ…」
ダンゲル「俺たちをガルーダごときと一緒に考えるなよ！？ 早くせんとミサイル発射ボタンを押す指が滑るかもなあ！ ハァーッハッハッハ！」
豹馬「…！！」
ワルキメデス「では、鬼面城で待っているぞ、コン・バトラーＶ！ ロンド・ベルよ！」
ダンゲル「鬼面城が貴様らの墓標になるのだ！」
ターサン「…わしの力が必要なときは連絡するんじゃと言ったが…こんなに早いとは思わんかったぞい」
葉月「申し訳ありません」
ターサン「用件はわかっておる。騒動が起きとる…サセボとかいう街じゃったの、そこへワープさせてほしいと言うんじゃな？」
ミナト「話が早いじゃない？ …そういう人って好きよ？」
ターサン「おお？ そうじゃろ、そうじゃろ、ぬははは！」
ジュン「乗りやすいなぁ…」
ルリ「そんな人、ナデシコにもいっぱいいます」
イネス「ワープビーム…ボソンジャンプとの違いを詳しく調べてみたいところね」
アカツキ「いいじゃない、データを取らせてもらえば。参考になるかもしれないよ」
ジョウ（あの博士、なんとなく信用できないところもハザードっぽいんだよな）
ブライト「ゴホン、博士、申し訳ないが。…今一度、お力をお借りしたいのです」
雅人「で、ナデシコに乗り込んだ俺ら以外の人たちはどうするの？」
ブライト「ネオ・ジオン、ベガ星連合軍など…植物惑星の危機が去った今、いつ動き出すとも限らない。こちらに残るメンバーには、彼らへの牽制となってもらう」
プロスペクター「それでも、ロンド・ベル隊とガンドール隊の大半はこちらに来られましたから…食堂や温泉の経費を計算し直さないといけませんなあ」
ロミナ「エルシャンクも同行させていただきますが…やはり、居住性では地球の方々の艦の方がよろしいかと…」「
甲児「そうかぁ、ナデシコにはそんないいものがあんのか！ ボス、後で早速入りに行こうぜ！」
ボス「もちろんだわさ！ ぐふふふ…」
さやか「甲児くん、ボス！ もしかして、変なこと考えてないでしょうね…」
甲児「そんなさやかさん、め、めっそうもないぜ！ な、ボス？」
ボス「あ、あったりめぇよ！」
勝平「甲児兄ちゃん、真っ赤になって変なの」
メグミ「…ロンド・ベルの人たちって、ナデシコに馴染みやすそうですよね…」
シロー「まぁ、連邦軍といっても、民間協力者も多いからね…」
※※アイナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
アイナ「温泉、ですか…思い出しますね、シロー…」
シロー「あ、あぁ…そ、そうだな…」
※※ノリスが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ノリス「アイナ様…？」
ブライト「では、宇門くん兄妹にジュドーたち、ダンガイオーチームにロムくんたち、シーブックくんとセシリーくん、それにカッシュくんたちは、こちらに残る。地上は頼んだぞ」
ガイ「レインさんがこっちに来るとは意外だな」
レイン「ジャブローに残ったキョウジさんを迎えに行く用事があったし…それに、ドモンとアレンビーには…」
リョーコ「ん？」
ヒカル「ビミョーな感じがするねぇ」
ミナト「こらこら、野暮なことは言わないの」
イズミ「野暮な野望………不調…」
エリナ「あらイズミさん、好調な時ってあるのかしら？」
イズミ「呪…」
アムロ「それで、地上部隊の指揮は…ミスマル艦長が？」
アキト「えっ！？」
ブライト「地上の陣頭指揮は葉月長官にお任せする。地球での作戦、お願いします」
葉月「わかりました。ミスマル艦長、艦長の君を差し置いてすまんが…よろしく頼む」
ユリカ「いえ、講義にはなかった、葉月長官の獣戦機隊流の指揮を、直接ご教授させていただきます！ え～と、『よし！ 突撃！ やってやるぜいっ！』」
葉月「…藤原」
忍「なんで俺のせいなんだよ！」
ルリ「バカ…」
チャム「もう！ おしゃべりしてる場合じゃないんだよぉ！ 急がないとシーラ様かエレ様が…」
ショウ「チャム、騒ぐんじゃない。今はデッキの準備中なんだ。慌ててもしようがない」
マーベル「さっきの映像には、ドレイク軍と戦っているオーラバトラーも見えたわ。少しは時間が稼げるはずよ」
ターサン「ま、その子の言う通りじゃ。とっとと準備をしてくれよ。わしもあまり長居をすると、バンカーに見つかるかもしれんわい」
ランバ「その時は博士、あたしたちが助けてあげるって」
ロール「そうですよ、安心してください」
ターサン「お前たち…そんなにわしの事を心配してくれるのか…」
パイ「みんなを地上に送り届けるまではな」
ミア「もうっ、パイ！」
ターサン「とほほ…まだまだ、帰ってきてはくれんようじゃのう…もう、しらんからな！」
ユリカ「ではブライト艦長。機動戦艦ナデシコ、サセボ防衛作戦に出発します！」
【シナリオエンドデモ終了】
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